石川文洋のレビュー一覧

  • フォト・ストーリー 沖縄の70年

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    石川文洋さん、戦場カメラマンとしては知っていましたが、沖縄出身だと本書で知りました。これまで沖縄に関する本を何冊も読んできたが、沖縄への想いが最も深く感じられた一冊だった。30年以上前に某予備校で講演をされたが、行かずに自分は何をしていたんだろうと悔やんでいる。

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    2023年08月23日
  • フォト・ストーリー 沖縄の70年

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    何しろ知らないことばかりであり、
    また、考えていなかった大切な視点が示されている。
    安保を語るには、沖縄の歴史も踏まえた視点を理解し、
    そして、対極の政権の視点も理解してからでないといけないと思った。

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    2015年07月19日
  • フォト・ストーリー 沖縄の70年

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    ネタバレ

     戦後70年に発行された本書を、戦後80年のいま読みました。

     著者はベトナム戦争の報道などで知られる沖縄出身の戦場カメラマン。戦中から2015年までの沖縄を多くのインタビュー等を通して描く。南洋群島や沖縄戦で、集団自決させられ、また我が子を殺さなければならなった非戦闘員の市民。捕虜などになり運良く生き残った人々から発せられる言葉には胸を引き裂かれる思いがする。軍隊は市民を守らないし、戦争は非戦闘員であっても容赦ありません。
     復帰後も米軍基地の負担に喘ぎ、米兵に人権を蹂躙されてもなお、殺されてもなお、日本政府に顧みられることのない沖縄の人々。選挙や投票で何回も何回も県民の意思を表明しても、

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    2025年08月12日
  • 戦場カメラマン

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    ベトナム戦争で従軍カメラマンとしての記録と戦後の様子などが綴られている。
    それぞれの正義があり戦争においては皆、被害者なのだなと感じた。虐殺の様子などショッキングな内容もあるが、歴史を知る上では読んでよかったと思う。

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    2025年06月08日
  • ベトナム戦争と私 カメラマンの記録した戦場

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    ベトナム戦争、南北双方の軍に同行した唯一の報道カメラマン、写真家の回想。

    南北が17度線で分断され米ソ対立の代理戦争の様相を呈したベトナム戦争。アメリカの支援する南ベトナムVS北ベトナムと反南ベトナム政府軍(ベトコン)の戦いとなる。

    筆者はもともとベトナム戦争に関心はなく、最終目的地をアメリカにした無銭旅行を企て第一歩の香港、働いていた映像プロダクションからニュースカメラマンとしてサイゴン出張を命じられたことに始まるという。

    筆者の見た戦場の実相。それは被害を受ける多くのベトナムの民衆。米軍の近代兵器に焼き尽くされる農村。南ベトナム軍に同行しながら民心を得られない南ベトナムの敗北が予感で

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    2020年09月01日
  • フォト・ストーリー 沖縄の70年

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    報道カメラマン・石川文洋。私の中ではヴェトナム戦争を取材した
    カメラマンとの印象が強い。なので、沖縄出身であることは知って
    はいたが、僅か4歳で本土へ移住していたことは知らなかった。

    当然、沖縄で過ごした時間よりも本土で生活している年月が多い
    文洋さんだが、自身は「沖縄人」との意識が強い。そして、自らを
    「在日沖縄人」と呼ぶ言葉に、本土に生まれ育った私は多大なる
    うしろめたさを感じる。

    文洋さんは沖縄戦を知らない。おばあ様から話を聞いた。その沖縄戦
    の話が、ヴェトナム戦争に重なる。ヴェトナムで犠牲になった一般市民
    の姿が沖縄戦で犠牲になった市民と重なる。

    そのベトナム

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    2017年08月21日
  • フォト・ストーリー 沖縄の70年

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    ぐんぐん読める本である。写真の下の文字がなぜか読みづらい。沖縄の野球のことも書いてあるので政治だけとは一風変わった写真である。

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    2015年09月06日
  • フォト・ストーリー 沖縄の70年

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    著者の石川文洋は沖縄生まれの報道写真家。
    4歳で本土に移住したが、自らは「在日沖縄人」であり、「琉球王国の成立、薩摩藩の侵略、琉球併合、沖縄戦、米軍基地といった沖縄の歴史は、私にとっての歴史」といい、戦後70年の沖縄の歴史について、「皇民化教育、本土防衛のための捨石とされた沖縄戦、日本独立のため沖縄を切り捨てたサンフランシスコ条約調印、本土復帰後の安保条約と米軍の押しつけ・・・最近も沖縄人の民意を無視したオスプレイの強行配備、辺野古新基地建設と東村・高江のヘリパッド基地建設の進め方に怒りを覚えている」と沖縄の人々の思いを代弁する。
    本書で著者は、沖縄戦や、サイパンなどの南洋諸島に移住した沖縄の

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    2016年01月11日