双葉文庫作品一覧

非表示の作品があります

  • 夢玄館へようこそ
    3.8
    古いアパートを改築してできたショッピングモール『夢玄館』。そんな夢玄館で起きるのは、恋愛ではなく事件。日常に潜む黒い影を解決しながら、管理人代理を務める「わたし」はわがまま放題のショップオーナーを理解し、やがて自分も成長していく。6編収録の連作青春ミステリー。
  • 殺人の祭壇
    5.0
    学生時代に恋慕した女と共に、作家・北村直樹が訪れたことのある沼で、北村がかつて会社を辞める元凶となった男の死体が発見される。さらには北村のサイン入り腕時計をした別の男の死体も発見され、北村はいくつもの因縁が絡まる事件の真相を解こうと、かつての女神を捜し始める。
  • 夜の狙撃
    -
    錦糸町駅近くにある小さなバーのホステス京子が深夜の路上で射殺された。警察は重要参考人として京子を誘い出した男を確保したが、男には動機が見当たらなかった。その直後、男と恋人の部屋が空き巣に荒らされた。その事件から意外な真実が浮かび上がる。表題作を含む8編を収めた傑作短編集。
  • 家族
    3.5
    ホームレスの男が盗み目的で住宅に侵入し、認知症の老女を殺害したとして逮捕された。男はこの事実を認め、新裁判員制度での裁判がはじまった。裁判員のひとり谷口みな子は、自身の経験から、この事件を老女の息子による嘱託殺人ではないかと疑っていた……。大いなる家族愛を描く、感動の法廷ミステリー。テレビドラマ化作品、待望の文庫化。
  • 脅迫者
    -
    銀座のホステスとのドライブ旅行の帰宅途中に交差点で起こしてしまった交通事故。加害者は被害者とは意外な関係にあった。故意によるものか偶然の出来事か……!? そこから始まった被害者からつぎつぎにつきつけられる要求。しかし、その関係におもわぬ結末が!
  • 見当たり捜査官
    3.0
    警視庁捜査共助課。久米山はそこに所属する「見当たり捜査官」である。見当たりとは、指名手配犯を見つけ出すことで手配写真がすべて頭に入っているといっても過言ではない。久米山は過去に警視総監賞をとったこともあるほどの優秀な刑事だったが、最近は逮捕することもなく焦っていた。焦れば焦るほど状況は悪化。果たして負のスパイラルから抜け出すことはできるのか。
  • 新・浪人若さま 新見左近 : 1 不穏な影
    3.8
    浪人新見左近を名乗り、弱きを助け悪を討つ。王者の秘剣、葵一刀流を遣うその男の正体は、のちの名将軍、徳川家宣――! 五代将軍綱吉のたっての願いで、世継ぎとして江戸城西ノ丸に入って三年。徳川綱豊としての平穏な日々を過ごしていた左近だが、ひそかに想いを寄せていたお琴の身に危難が訪れていることを知り、再び浪人新見左近として市中に出ることを決意する。大人気時代小説新シリーズ、堂々開幕!
  • 口入屋用心棒 : 1 逃げ水の坂
    2.9
    わけも告げず姿を消した妻を探し求めて、駿州沼里から江戸にやってきた湯瀬直之進は、小日向東古川町で店を構える口入屋・米田屋に住み込みの用心棒として雇われる。仔細あって木刀しか遣わない直之進だが、さっそく、うだるような暑さのなか、主の光右衛門について江戸の商家を回ることになる。書き下ろし長編時代小説、待望の新シリーズ第一弾。
  • 蘭方医・宇津木新吾 : 1 誤診
    3.4
    長崎帰りの見習い蘭方医・宇津木新吾は、町医者の幻宗の治療にかける真摯な姿勢と見事な腕前に傾倒していく。しかし、新吾の養父・順庵は、新吾を自分の出世の道具にしようと、表御番医・上島漠泉のひとり娘・香保との縁談を進めていた……。
  • 道後温泉 湯築屋 暖簾のむこうは神様のお宿でした
    4.0
    道後温泉にたたずむ温泉宿『湯築屋』。古びた宿に見えるが、暖簾を潜ることのできる「お客様」にとっては、居心地がよく、癒しの効果もある、おもてなしの宿であった。なにせ、お客様は神様ばかり。そんな湯築屋の若女将を務める女子高生・湯築九十九。オーナー兼、夫である稲荷神のシロとともに、今日も一生懸命、神様をおもてなし!
  • 左近 浪華の事件帳 : 1 遠き祈り〈新装版〉
    4.5
    千年の時を超え、古の帝からの密命を守り続けてきた〈在天別流〉。その闇の組織に属し、大坂の町と人を守るその使命に命を賭ける、若き美剣士・東儀左近の活躍を描く、書き下ろし長編時代小説の新シリーズ。舞台は、NHKの土曜連続ドラマで放送され好評を博した「浪花の華 緒方洪庵事件帳」の二年前となる。
  • 左遷捜査 法の壁
    3.6
    1~3巻561~715円 (税込)
    「そんなことは自分の頭で考えろ!」警視庁捜査一課に配属された目崎敦史は、コンビを組むベテラン刑事・棟方国雄警部補からどやされてばかりいる。目崎の経験のなさのせいでもあるが、“辞めさせ屋”の異名をとる棟方への反発も覚える。初の現場は石神井公園で発生した殺人事件。被害者は少年時代に強姦殺人を犯した人間だった。捜査を進めるうちに二人の関係に変化も兆しはじめ……。書き下ろし警察小説シリーズ第1弾! 平成最後の名バディ、ここに誕生!!
  • フルコース夫人の冒険 <新装版>
    -
    カルチャースクールを次々と渡り歩き、「フルコース夫人」と呼ばれる主婦・中沢なつきに突然舞い込んだ娘との映画出演の話。平穏だった日常は一転し、撮影に忙しい毎日を送るなか、夫が女優と浮気し、そして殺人事件も起きてしまい……。この母娘、どうやって難題を乗り越える!?
  • 地獄の沙汰もメシ次第
    4.0
    大好きな養父を亡くしてしまった女子大生のみのり。信じられない思いで出た葬式で、突然足元が崩れ、養父とともに地獄に落ちてしまう。みのりは、地獄の面々――閻魔王や美丈夫の長官、癖の強い獄卒たちを懐柔して養父を生き返らせるため、胃袋をつかむべく地獄で料理をすることに…。
  • 骨董屋『猫亀堂』 にゃんこ店長の不思議帳
    3.5
    ひょんなことから、スコティッシュフォールドのミアンを飼うことになった売れない小説家の綾瀬律志。住んでいた下宿を追い出され、大阪で祖父が経営していた骨董屋に住むことになった律志は、ミアンとともに、奇妙な事件に遭遇するが――動物大好きの心優しい青年と、猫や亀、オウムとのちょっと奇妙な日々を描く!
  • あおなり道場始末
    4.1
    九州、豊後、坪内藩の城下町にある青鳴道場。先代の死から早一年、道場は存亡の危機にあった。跡を継いだ長男の青鳴権平はまだ二十歳と若く、その昼行燈ぶりから、ついには門人が一人もいなくなってしまったのである。米櫃も底をついたある日、「鬼姫」と巷で呼ばれる妹の千草や、神童の誉れ高い弟の勘六に尻を叩かれた権平がようやく重い腰を上げる。「父の仇を捜すために道場破りをいたす」。酔って神社の石段で足を滑らせて亡くなったとされる先代の死には不審な点があり、直前には五つの流派の道場主たちと酒席を共にしていた。三人は、道場再興と父の汚名を雪ぐため、まずはその一つ、新当流の柿崎道場を訪ねる――。
  • 見習い園長のもふもふ日誌 ペンギンとはじめる動物園経営
    3.5
    物心ついた頃から動物の言葉がわかる矢守朱音は、その不思議な力に悩まされることも多く、動物と触れ合うことを避けて生きてきた。しかし体調を崩した祖父に代わり、期間限定で動物園「モリモリアニマルパーク」の園長代理を務めることになる。出勤初日、事務所で待っていたのは、なぜかソロバンを抱えたペンギン。しかも現在大赤字で、「半年で十五万人の来園がなければ、この動物園は終わりだ」と告げられて――。ドSなペンギンに気の弱いライオン、のんびり屋さんのイヌワシや風来坊のチンチラなどなど、個性豊かな動物たちと見習い園長が贈る、笑って泣ける動物園再生ストーリー!
  • レンタル家族
    -
    『亡くなった家族ともう一度暮らせるとしたら何をしますか?』 「家族レンタルサービス」がはじまった。亡くなった家族の情報を提供することで、それをAIが読み取り、性格までそっくりな人間をレンタルすることができるというサービスだ。夫婦、子供、きょうだい、親……。サービス利用者は、亡くなったはずの家族ともう一度暮らしながら「遺された大切なもの」に気付いていく。
  • さとり世代の魔法使い
    5.0
    北条雫、19歳。どこにでもいる平凡な女子大生のようですが…じつは平成最後の魔女なんです!? そんな雫の前に、10年ぶりに幼馴染の爽太が現れた。「魔法で人助けなんて時代遅れ」とすっかり冷めている雫だが、爽太は10年前に約束した「魔女の使命」を果たそうと一生懸命。爽太に乗せられ、雫は再び魔道具を取り出す――なぜ、爽太が雫の前に現れたのか? 雫が「魔女の使命」を果たしたとき……涙溢れる、家族の物語!
  • 京都ぽんぽこ着物修繕帖
    3.5
    たぬきの神社に生まれ、たぬきに囲まれて生きてきた静。これ以上たぬきに人生の邪魔をされたくないと、就職で地元を離れて京都へ。 ところがやっぱり縁を切ることはできず、静はたぬきの依頼で、きつねが営む着物修繕店に潜入することに。そしてそこは、「神様専用」のお店だった――。
  • 月蝕楽園
    4.0
    直木賞作家が描く、切なくて激しい純愛小説集。みつばち・金魚・トカゲ・猿・孔雀をモチーフにした恋愛を描きますが、甘い蕩けるようなものではない。重く・強い、読み手の心を鷲掴みにして離さない短編集。
  • もんなか紋三捕物帳 : 1 ちゃんちき奉行
    3.0
    江戸城中の警備を担う城中奉行の大久保丹後は、城内で起きる不可解な事件の解決に心血をそそぐが、真相究明には程遠い日々。業を煮やした丹後は、江戸中の岡っ引きの大親分、門前仲町の紋三に助力を求めるが……。徳間書店、廣済堂出版、双葉社の三社共同書き下ろしシリーズ。
  • 塀の中の美容室
    3.7
    『ご』と入力すると『ゴメン』と出てきて……『ゴメン。今日も仕事でダメになった』の一文ができあがる――。激務が続く番組制作会社で働く芦原志穂。彼女は今日も恋人にデートのキャンセルを告げるメールを打っていた。最近では「次はいつ会えそう」というメールすら届かない。そんな中、志穂は上司からの命令で、刑務所の中の美容室を取材することになるのだが――。彼女たちは、なぜそこに髪を切りにいくのか。刑務所の中で営業を行う美容室を舞台にした、感動の連作短編集。
  • 犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼
    3.9
    神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。巻島史彦警視は、タレコミ情報を元に振り込め詐欺グループの摘発に乗り出していた。年が明け、横浜の老舗和菓子メーカーの社長と息子が拉致される事件が発生、巻島ら刑事特別捜査隊の面々はその捜査に乗り出すが……。単行本文庫合わせて135万部突破の大ヒット作、待望の続編!!
  • 棟居刑事の見知らぬ旅人
    -
    自衛隊第1空挺団OBで、現在は代行業を営む降矢浩季のもとを学生時代の恋人・優子が訪ねてきた。妹の真美子が失踪し、その捜索を依頼しにきたのだ。真美子のマンションを調べた降矢は、彼女が「特殊接待」の仕事に就いていたらしいこと、さらには恋仲だったホストまで突如姿を消していることを掴む。折しも、某国軍事政権ナンバーツーが来日中に急死。二人の失踪はその死と関係しているのか? 降矢は事件の陰に招聘元の八紘商行と、暴力団・笠松興業が潜んでいるのに気づく。
  • ゆうぞらビール
    3.6
    海の近くの洞窟でおっさんとシェアハウスしたり、防波堤に寝転びほろ酔い気分で夜空のUFOを見物したり、川原でキャンプしていたら鮎を30匹食べる羽目になったり…。バイク旅や悪友たちとのアウトドア遊びで遭遇した、抱腹絶倒の珍事件&たまに怪事件の数々。好評『あおぞらビール』に続く、青春エンタメエッセイ第二弾!
  • 函館本線へなちょこ旅 : 1
    4.0
    舘浦あざらし氏が、歩くのが大嫌いな相棒と二人で、札幌駅から函館駅まで、行きはすべて徒歩、帰りはすべて汽車、という組み合わせで、函館本線を徒歩と乗車の両方で全路線全駅を制覇する。旅のルールは2点。ひとつは国道は極力歩かないこと。さらに、地図を見て平行する細い道があったら、どんなに遠回りでも細い道を歩くこと。もうひとつは食べ物、飲み物の持参は禁止。すべて旅の途中での現地調達のみにすること。以上のルールを守りつつ、だらだらと旅をする。
  • 清く正しく、殺人者<新装版>
    3.0
    T・Hコーディネート社長の氷川呈一は、かつて裏組織の腕利きの掃除人、すなわち殺し屋だった。ある事件をきっかけに足を洗ったが、愛娘の沙織の周囲でおかしな出来事が起こり始める。カミソリを仕込んだ花束が贈られたり、ドーベルマンに追いかけられたり……。過去からの影が次第に氷川親娘に忍び寄る。傑作長編ミステリーが装いも新たに登場!
  • キッド・ザ・ラビット ナイト・オブ・ザ・ホッピング・デッド
    4.0
    キッド・ラビットが昏睡から目覚めると辺りには人っ子ひとり――というか、兎っ子一匹いなかった。そう、ぼくたちは人間じゃない。兎だ。人間たちはまだ気づいていないけど、兎社会を脅かす大事件が勃発した。死者が甦り生者を襲ってむしゃむしゃ喰っているんだ。いまや森はホッピング・デッドどもの天下で、この兎史上最悪の状況を終わらせるには、死の山に棲む人喰い熊を狩らなければいけないという魔女ラビットのお告げなんだが……いったいなんてこった! 直木賞作家が贈るスラップスティック兎ゾンビ小説。
  • ゲストハウス八百万へようこそ
    3.0
    祖父から譲り受けた古民家を改造し、外国人旅行者向けのゲストハウス「八百万(やおよろず)」を開業した元バックパッカーの安堂美香。オープンから九カ月。同僚の亮介、ミシェル、そして宿のマスコットである柴犬のヤタローとともにおくる、外国人ゲストとの楽しくもドタバタな毎日とは――。 外国人ならではの視点で、日本のいいところを再発見! 和の温かさに触れる物語。
  • 岡場所揉めごと始末記 : 1 九十新さん
    -
    御先手組同心を務める九十九家の五男坊・新吾は、根付け彫りに熱中するかたわら、自立の道を求めていた。ひょんなことから出会った口入屋の紹介で、深川にある料理屋梅本に住み込み、揉め事処理の役目を担うことになる。期待の新人デビュー作。
  • エンジェルボール : 1
    4.0
    1~4巻561~594円 (税込)
    トラック運転手をしながら小学生の息子二人と広島県因島で暮らすバツイチ41歳の寺谷和章は、ある夜、交通事故に見舞われ、目の前に現れた謎の天使に“思いのままに飛んでいく魔球”を授かる。和章は「カープを日本一にする」という子供の頃の夢を叶えようと、広島カープの入団テストを受けに行くが……。家族とそれを取り巻く人間模様を通して、男の選択と生き様を描く長編エンターテインメント。第六回広島本大賞の小説部門大賞を受賞。
  • 椿の海
    -
    江戸の初期まで、千葉の犬吠埼に近い九十九里浜のあたりに、椿の海と呼ばれる広大な湖があった。それを干拓して広大な水田にする……夢のような計画には、さまざまな事件と人間の思惑が絡み合っていく。伝説の湖は、いかにして人の手で変わっていったのか。書き下ろし長編時代小説。
  • 九月の恋と出会うまで
    3.8
    「男はみんな奇跡を起こしたいと思ってる。好きになった女の人のために」―‐ある日北村志織は、自室の壁の穴から“一年後の今日”を生きているという人物の声を聞いた。「平野です」その人物は、同じマンションに住む男性だという。半信半疑ながら、平野に言われた通りに行動する志織。平野にはある目的があった――「書店員が選んだもう一度読みたい恋愛文庫第1位」に輝いた、時空を超えた奇跡のラブストーリー。
  • 私の何をあなたは憶えているの
    3.5
    ひっそりと鎌倉で帽子屋を営むつぐみ。妻子を不慮の事故で亡くし、自らも余命幾ばくもない編集者の洋司。異国の地で夫と暮らしながら、「S」に秘めた想いを抱く由貴子。交わるはずのなかった三つの人生が、何かに導かれるように交錯する。甘やかさと烈しさを合わせ持った、大人のための極上恋愛ミステリー。
  • 壮志郎青春譜 陰御用江戸日記 : 1 孤愁の刺客
    -
    田沼意次政治を守るための影御用を務める安川市兵衛に見込まれた浪人・村越壮志郎の活躍と成長。
  • 海岸通りポストカードカフェ
    4.0
    横浜みなとみらいにある風変わりな喫茶店。お客さんから送られてきた絵葉書を大切に保管し、壁一面に張ってある。だから書いた本人はいつでも想い出に出会えるし、知らない人にも楽しんでもらえたりする。今だからこそ、手書きでしか書けないことがある。喫茶店をめぐる人間模様は、温かく、せつなく、さわやか。読んだ後は、大切な人に手紙を書きたくなります。
  • 台湾縦断! 人情食堂と美景の旅
    4.0
    台湾は小さい島ながら、変化に富んだ美しい風景、多様な民族、バラエティー豊かな食文化がぎゅっと詰まっている。台北、高雄などの大都市を起点に、活気ある下町やレトロな市場、最北端の離島、南国リゾート、映画『KANO』の街、深山の温泉へショートトリップ。人々のあたたかいおもてなしに感動し、食堂や屋台の絶品グルメと大衆酒を味わい尽くす、台湾ディープ紀行エッセイガイド。大好評『台湾一周! 安旨食堂の旅』に続く、台湾紀行エッセイガイド第二弾!
  • 沖縄のハ・テ・ナ!?
    -
    不思議がいっぱいの沖縄、個性溢れる「カルチャーショック」に出会うのも旅の魅力のひとつ。旅行者やヤマトーンチュがいだくグルメ・酒場・ゲーノー・歴史・シャカイ・生活・文化などなどの沖縄に関わる素朴な疑問を、ウチナーンチュの精鋭調査隊員が徹底検証。目からうろこの新事実にナットク! カンゲキ!! 知ってるつもりが、まだまだ奥が深―い沖縄の新鮮ハ・テ・ナをご堪能ください。
  • キング・メイカー
    -
    たった100円で人生が変わる!? 崖っぷちの男を救ったのは、ひとりの天才との出会いだった。地味で冴えないボクサー・黒木のもとに、ある日、「PRマンとして雇ってほしい」という男が現れた。黒木はアルバイトに勤しむ自分に声を掛ける男にうさんくささを感じたものの、100円という契約料の安さに思わず契約を結ぶ。しかし、その時彼はまだ知らなかった。この愛想のいい男が、「世間を騙す」プロだということを――。底辺から頂点を目指す、型破りのマネージメントスポーツ小説。
  • 残花繚乱
    3.5
    西田りかは会社の常務の柏木荘太と不倫の関係だ。荘太の“パーフェクト妻”美津子は鋭くそれを嗅ぎ取り、よりにもよって荘太を兄と慕う圭一と、りかを見合いさせようとする。当の圭一は美津子のことを密かに想っている。他にリカと同じ書道教室に通う二人、全身に整形を施す麻紀、夫婦生活がうまくいっていない泉の動きも絡んでくる。愛、嫉妬、苦悩がつややかに艶美に描かれた、オトナのオンナ小説。
  • 警官の貌
    3.7
    警視庁捜査三課で盗犯一筋のベテラン刑事が見抜く真犯人は?(今野敏「常習犯」)ほか、警察小説のてだれによる傑作作品集。どれも新鮮な驚きに満ちた、珠玉の短編が揃っています。
  • 1gの巨人
    -
    落合は、妻のみどりと橋から飛び降りようとする大男を止めた。大男、ガリバーは「お仕えしたい」と懇願する。連日手伝いに来るガリバーに薄気味悪さを感じた落合は、他人のもとにガリバーを遣わす。そこから次々と人手に渡るガリバー。行方が知りたいと不穏な訪問者が来、よもやの事態となり……
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 1 曼珠沙華
    4.6
    「世の中に私たちが知らん顔をした方が良いことがある」と嘯く、人呼んで“知らん顔の半兵衛”こと、白縫半兵衛が帰ってきた。再び臨時廻り同心を拝命した半兵衛が見せる粋な人情裁き。藤井邦夫の人気を決定づけた大好評シリーズの続編が、書き下ろし新シリーズとしてスタート。
  • 珈琲屋の人々
    3.5
    1~5巻550~825円 (税込)
    東京は下町の商店街にある『珈琲屋』。主人の行介はかつて、ある理由から人を殺していた……。心に傷を負った人間たちが、『珈琲屋』で語る様々なドラマを七編収録。情感溢れる筆致が冴える連作集。読み終えると、あなたはきっと熱いコーヒーが飲みたくなる。
  • 照れ降れ長屋風聞帖 : 1 大江戸人情小太刀 〈新装版〉
    3.3
    1~18巻550~748円 (税込)
    日本橋魚河岸と背中合わせの、履物屋と傘屋がひしめく照降町。九尺二間の貧乏長屋に仲人稼業のおまつ、連れ子のおすずと肩寄せ合って暮らす浅間三左衛門は一見冴えない痩せ浪人だが、元は上州七日市藩士、しかも富田流小太刀の遣い手だ。己も素寒貧なのに困った者を放っておけず、今日もおまつに尻を叩かれ、筋を通して一肌脱ぐ。江戸の四季を巧みに織り交ぜ、人の情けと男女の機微をたっぷり描く名手・坂岡真の代表シリーズ、堂々の新装版第一弾!
  • トラベル・ミステリー聖地巡礼
    -
    西村京太郎『寝台特急殺人事件』、松本清張『時間の習俗』……などの名作トラベル・ミステリー全16作の舞台となった地を鉄道好きのミステリー評論家が訪れ、「あの事件現場」を体当たり取材! 作品に描かれた舞台の今と、描かれなかった謎の真相を追究する。彼の地と名作に思いを馳せ、つかの間の旅情を味わってください!
  • 魔法使いと契約結婚 ふしぎな旦那様としあわせ同居生活
    4.0
    「魔法使いを続けるために、どうか僕と契約結婚してください」――結婚コンサルタントとして働くアラサー会社員・深月は、飲み会の帰り道、行き倒れていた謎のイケメン・キリヤを拾う。翌朝元気になったキリヤは「自分は魔法使いだ」と告白。さらに突然契約結婚を申し込んできた!断固拒否する深月だが、炊事、洗濯、掃除など、全ての家事を引き受けてくれるという甘い言葉に負けてしまい、おためしの同棲生活を送ることになる。だが利害一致と思われたこの婚約には、実は隠された秘密があって……。 お調子者の天然魔法使いに、振り回されたり、癒されたり!?手作りごはんと小さな魔法があなたを癒す、契約結婚ラブコメディ。
  • さすらいのキャンパー探偵 降らなきゃ晴れ
    4.0
    1~3巻550~594円 (税込)
    改造したフォルクスワーゲン・タイプ2、通称ワーゲンバスを塒に、フリーのカメラマンと探偵の二足の草鞋を履く辰巳翔一。様々な依頼に応えて、今日も全国を東奔西走する。「降らなきゃ晴れ」「バーボン・ソーダ」「石売り伊三郎」3編を所収。
  • 花咲く日本橋おんみょうじ おばけ嫌いですがお花屋さんと謎を解きます
    3.0
    代々陰陽師を輩出する家に生まれた八坂葉瑠子は、とにかくおばけが苦手。花が大好きなので花屋になりたかったが、希望は叶わず、いやいやながら陰陽師になった。さっそく日本橋で陰陽師として働き始めた葉瑠子だが、いきなり悪霊がらみの未解決事件の調査を命じられてしまう。そんな折、近所の花屋に勤めるイケメンと知り合った葉瑠子は、彼の助けを借りて、事件を解決しようと奔走する。ダメ陰陽師とイケメン花屋の凸凹コンビが織り成すハートフルあやかしミステリー開幕!
  • 廃屋の幽霊<新装版>
    3.8
    じめじめと降りしきる長雨、闇にすだく虫の声、おかっぱ頭の市松人形──四季の移ろいを背景に、日本人だからこそ感じる恐怖や夢と現実のあわいを描く七つの短篇。これぞホラージャパネスク、これぞ怪談文芸の神髄!
  • タカラモノ
    4.3
    何歳になっても短いスカートが似合うママは、今日も娘をそっちのけで、恋に仕事に忙しい。「幸せになりたいんやったら、誰かのせいにしたらあかん」。自由奔放なママに翻弄されるわたしは、反発しながら、それでも愛しながら、次第に大人になっていく――。著書累計220万部超のビジネス書作家が贈る、感動の親子小説!! (※本書はポプラ社より『ママの人生』として単行本刊行された作品を改題・改稿したものです)
  • 帳尻屋仕置 : 1 土風
    3.0
    神田馬ノ鞍横町で口入屋を営む蛙屋忠兵衛は、大店のおこぼれの小商いばかりで、うだつの上がらぬ毎日。昼酒を啖い、無聊を託つが、忠兵衛には女房のおぶんも知らぬ裏の顔があった――。雲弘流の達人、「殺生石」柳左近。不傳流の若武者、琴引又四郎。そして稀代の仕掛人、「帳尻屋」忠兵衛。蔓延る悪に引導を渡す、人気の「帳尻屋始末」の流れを汲む、期待の新シリーズ!
  • 帳尻屋始末 : 1 抜かずの又四郎
    3.0
    訳あって脱藩し、雲州から江戸に出てきた若い浪人・琴引又四郎。古びた口入屋「蛙(かわず)屋」に足を踏み入れたことから、江戸の悪を懲らしめて善悪の帳尻を合わせるという「帳尻屋」と呼ばれる集団と関わることになる。期待のシリーズ第一弾。
  • 殺しのコツ、教えます
    3.6
    殺したいくらい嫌な奴、いませんか? アリバイ工作に密室、叙述トリックに連続殺人。推理作家の世古先生が繰りひろげる名作を駆使した実践的トリック談義は、思いがけない方向へ――「ローンの返済も殺人も、無理なく実行できるものが望ましい」と語る世古先生の、あなたの役に立つミステリ講座へようこそ!
  • 週末の人生 カフェ、はじめます
    3.4
    将来に漠然とした不安を抱え、代わり映えのしない日常には飽きている。そんな、ちょっとお疲れ気味の中高年に手にとってほしい、少し勇気を出して、新しいことにチャレンジする物語。40半ばの井本正美は、近所に洋風のあしらいのあるかわいい古民家を見つけ、そこを間借りして土日限定のおにぎりカフェを開くことを決意する。家主のムツさんはまさに「おばあちゃんの知恵袋」といった人で、おいしい焼きおにぎりの作り方、100年続くぬか床など、正美の目を輝かせてくれる。独身で特に趣味もない正美だったが、俄然「週末の人生」が変わり始めた――。『カフェ、はじめます』を文庫化に際して改題。
  • 贅肉 新装版
    3.7
    才色兼備の姉と正反対の妹。しかし姉は、母の死、恋人との別離から過食に走り、見るも無惨な姿に変貌していく。そんな姉の世話をする妹は──(「贅肉」)。平凡な人間の、ほんの少しの心の揺らぎが、事件の加害者になったり被害者になったりする。そんな日常に潜む恐怖を描く傑作サスペンス集!
  • ジャッジメント
    3.9
    大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。凶悪な事件が起きると人々は言う。「被害者と同じ目に遭わせてやりたい」と。20××年、凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。それが「復讐法」だ。目には目を歯には歯を。この法律は果たして被害者たちを救えるのだろうか。復讐とは何かを問いかける衝撃のデビュー作!
  • 禁煙小説
    3.8
    どこに行っても喫煙者は肩身の狭い時代になった。早和子も年に10回は禁煙しようと心に誓うが、未だにタバコが心の友となっている。会社の数少ない喫煙女子社員も次々に禁煙し、いよいよ早和子は本気を出す。禁煙本も禁煙ガムもニコチンパッチも挫折した彼女は、果たして禁煙に成功するのだろうか!? ※垣谷美雨原作の『結婚相手は抽選で』が2018年10月からテレビドラマ化! ドラマも原作本も必見です。
  • 千代ノ介御免蒙る : 1 目黒の鰻
    3.0
    小十人組の御家人、一柳千代ノ介の密かな楽しみは江戸に出回る見立て番付を眺めること。いい女房番付、美味い料理茶屋番付、はては強い博徒番付……母と許嫁の厳しい視線を浴びる千代ノ介だったが、転機が訪れる。なんと暇を持て余した時の将軍・家斉より市中に出回る番付の真偽を探る「番付目付」役を拝命したのだ。葵の御紋入りの手形と大刀・南泉一文字を贈られた千代ノ介は番付仲間の恵比寿屋やご隠居らと、老舗の裏の顔や闇に葬られた事件に迫っていく。超期待の新シリーズ!
  • 小さな理由
    3.7
    1巻550円 (税込)
    離婚した妻が引き取り、もう15年も会っていない娘から突然連絡があった。それは結婚の報告のためで、披露宴に呼べないことを涙ながらに告げるが……「いちばん新しい思い出」。大好評、森浩美の家族シリーズ第三弾、待望の文庫化!
  • なぜ猫は旅をするのか?
    3.7
    人情と猫で有名な下町の大学病院に勤める、医師の鳥羽裕太と事務の夏海。裕太が夏海の甥をかばって事故に遭ってから二人は親しくなった。事故直前の記憶がなくなってしまった裕太の、当時の行動を解き明かそうとする二人だったが、そのほかにも町では「日常を突き崩す」事件が次々に起こり――。夏海の行動力と裕太の頭脳が事件をチャキチャキッと解決に導く、ミステリー連作短編集。
  • 十津川警部 記憶
    -
    都内でフリーカメラマン永井俊誘拐事件が発生した。犯人からの要求はなく、3日後に無事保護された。十津川警部が被害者の身元を調べると、幼児期に八王子の浅川の河原で保護され養護施設で育てられた事がわかる。保護される以前の永井の記憶は、SL列車・桜・2人の男女という曖昧なものだった。十津川はこの記憶が事件の鍵と睨み捜査を進めたが、その矢先、大井川鐵道で永井を巻き込む第2の事件が発生した。
  • ミステリークレイフィッシュ
    2.0
    大海原を航海中のメガヨットでくつろぐ6人の男女。カードゲームに興じる者、カクテルを傾ける者、ヨットでの航海を優雅に過ごす彼らに共通することは2つ。一つは大人気漫画の愛好者であるということ。そして、もう一つは、今夜、“一線を超えた”こと――。“成功を掴んだ”はずの6人に巻き起こる、血みどろのサスペンス劇!
  • 流されゆく日々 : 1 1975.10~1976.6
    -
    1975(昭和50)年10月から30年以上「日刊ゲンダイ」紙に連載され続けているギネス記録保持のエッセイ「流されゆく日々」を、開始時から時空列順にまとめたエッセイ集。著者が43歳の時から、芸術・音楽・著名人との交流など日々感じたことを綴っている。2冊同時刊行。
  • 紀之屋玉吉残夢録 : 1 あばれ幇間
    -
    かつて御家人だった幇間の玉吉。裸踊りで座敷を沸かせ、深川の長屋で平穏な暮らしを送る。ある日、己の過去を知る人物から呼び出された玉吉は、三年前から江戸を荒らす押し込み強盗について調べ始める。裏で糸を引く存在に気づいたことをきっかけに、次第に黒い陰謀に巻き込まれていくことに……。果たして、玉吉は稀代の悪に正義の剣を振るうことができるのか!?
  • ロスタイムに謎解きを
    -
    借金を頼みに行った叔父の家で、不運にも出てしまった犯人からの電話。「妻の命が惜しければ一千万円用意しろ」 しかし彼女は、Jリーガーの代表選出パーティーに出ているはずなのだが――(「トラップミス」)。技巧派作家の本領発揮。サッカー用語を「鍵」にした、短編5本と掌編6本のミステリー・イレブン! (『11人のトラップミス』改題)
  • 十津川警部 L特急やくも殺人事件
    3.0
    十津川警部は亀井刑事と三上部長刑事の特命を受け、警視庁を退職した岡部道夫の事故死に関する捜査のため岡山に向かった。捜査を進めると、岡部が退職後も密かに追っていた事件の真相がしたためられていた手帳の存在が判明した。その手帳から、警察幹部が関与したある事件の全容が浮かび上がってきた……。
  • 柳橋の弥平次捕物噺 : 1 影法師
    4.0
    柳橋の船宿『笹舟』の主で南町奉行所定廻りから岡っ引の手札を貰う弥平次は、行方知れずの亭主・清吉を捜しに常陸国水戸から江戸に出てきたおとよと知り合った。清吉の消息を追いはじめた弥平次たちだったが、その探索は難航し……。
  • 朧屋彦六 世直し草紙 : 1 浮世頭巾
    -
    旗本の次男坊関口格之介は、冷や飯食いの日々に嫌気がさし、好きな戯作を書いて生きようと夢見、長屋暮らしを始めた。剣の腕がたつ格之介が思いついたのは、謎の頭巾の美剣士が弱きを助け、強きをくじく設定。だが、机の前に座るだけの無駄な日々が続くだけ。思い余って戯作の材料を求めて、頭巾姿で夜の巷を徘徊する格之介を待ち受けていたのは、江戸を揺るがす大陰謀…。
  • エバーグリーン
    4.1
    漫画家になる夢をもつアヤコと、ミュージシャンを目指すシン。別々の高校に進学することになったふたりは、中学校の卒業式で、10年後にお互いの夢を叶えて会おうと約束をする。そして10年。再会の日が近づく。そのとき、夢と現実を抱えて暮らすふたりの心に浮かぶものは……。単行本刊行時、大反響を呼んだ青春小説の傑作がついに文庫化。恋と夢と現実のはざまで揺れ動くあなたに贈る物語。
  • 原宿ブルースカイヘブン
    -
    1974年、“自由な街”原宿で、舘ひろし(伊達ひろし)と岩城滉一(岩槻滉一)が結成したモーターサイクル・チーム『クールス』は誕生した。『キャロル』の解散コンサートの先導、ロックバンドデビュー、メンバー内の不協和音。クールスが駆け抜けた濃厚な数年間。彼らの弟分として共に活動してきた著者が、当時実際に見てきた、聞いてきたことを基に構築した青春小説。
  • 二度寝で番茶
    4.0
    向田邦子賞を受賞した「すいか」をはじめ、「野ブタ。をプロデュース」「Q10」などの伝説的ドラマを生みだした夫婦脚本家・木皿泉。二人が家族、愛、自由、幸せ、孤独、個性、笑い、お金、創作、生きること死ぬこと…などについて縦横無尽に語りあう。思わず胸を衝かれる言葉が随所にちりばめられた、珠玉のエッセイ集。
  • 十津川警部 南紀オーシャンアロー号の謎
    2.0
    アメリカの次期駐日大使一家を乗せた特急“オーシャンアロー17号”は、京都駅を出発した直後にトレインジャックされた。列車には十津川警部の妻・直子も乗りあわせていた。犯人一味は高額な身代金を要求してきたが……!?

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部 会津 友の墓標
    2.8
    早春の荒川河川敷に放置されていた車のトランクから十津川の友人・佐伯隆太の遺体が発見された。捜査に着手した十津川警部は生前に受け取った佐伯からの手紙を手掛かりに、亀井刑事とともに会津若松に向かった。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部 東京上空500メートルの罠
    2.7
    桶川運航基地から招待客七名を乗船させ東京遊覧に飛び立った世界最大の飛行船ツェッペリンNT号がハイジャックされた。犯人からのたびかさなる要求に応じて事件は解決したかに思えたが……。初の犯罪に十津川警部が挑む!!

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部 急行もがみ殺人事件
    -
    陸羽東線を走る急行「もがみ1号」の車内で、若い女性の絞殺死体が発見された。おりしも新婚旅行で山形を訪れていた清水刑事夫妻は、被害者の女性を事件前に目撃していた。捜査が進むにつれ、犯人と思しき人物には完璧なアリバイが……。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部 十年目の真実
    -
    新幹線の車内で爆弾が炸裂し、小柳夫妻が即死した。その直後、“犯行を指示するビデオがある”との通報に、十津川警部は色めきだった。だが、容疑者には完璧なアリバイがあった。やがて小柳が関わる過去の事件が明るみに出るや、捜査は意外な展開に!!

    試し読み

    フォロー
  • 吉野十津川殺人事件
    -
    ツアーコンダクターの日高忍は仕事先にストックホルムで、重しをつけられ川に沈められていたという父の死の報せを受けた。故郷へ帰った忍をはげましたのは幼馴染みの木村克己だった。だが、その木村克己が行方不明になり……。山深い村の惨劇に挑む宮之原警部!

    試し読み

    フォロー
  • 津軽十三湖殺人事件
    4.0
    雑誌の編集者をしている百瀬美知子は、取材先の川島地蔵尊で行方不明になった婚約者の所持品が岐阜で発見されたという知らせを受ける。なぜ岐阜なのか? 美知子はその謎を解くために宮之原警部と現地に向かうが……。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部 三河恋唄
    2.7
    四谷のお岩稲荷近くの路上で若い男が銃撃された。運転免許証から、男は近くに住む吉良義久と判明したが、彼は記憶を失っていた。銃撃事件の謎と記憶を求めて義久は三河へ旅立った。吉良義久を追って、十津川と亀井も現地に向かった。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部捜査行 愛と哀しみのみちのく特急
    -
    東京駅に着いた「ひかり」の洗面台で忘れ物が発見された。その品物が殺人事件の被害者の持ち物と判明し、十津川班の出動となった。捜査が進む中、阿武隈川で事件に関係する女性の死体が発見された。同一犯の犯行か!? 十津川警部は仙台に飛んだ。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部 L特急しまんと殺人事件
    2.5
    警視庁捜査一課の三田村刑事は四国へ旅に出たまま行方不明になった叔父夫妻を探し出すため、従妹と一緒に旅に出た。旅の途中で二人が乗った特急“しまんと”の車中で殺人事件が発生し、さらに足摺岬での転落死事件を巡り、叔父が容疑者として追われることになった。二つの事件を結ぶ見えない糸を辿り、十津川警部は四国へ向かった。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部捜査行 恋と哀しみの北の大地
    3.0
    十津川夫妻から譲られた招待旅行で、新婚の三田村夫妻は冬の北海道を満喫するつもりだった。しかし、宿泊先である札幌やトマムのホテルに不吉なメッセージが届いていた。その知らせを受けた十津川には心当たりがあった。十津川警部が北海道へと飛ぶ。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部捜査行 愛と絶望の瀬戸内海流
    2.5
    ミステリー作家の第一人者・北川京介が取材先の鳴門公園で殺害された。同行した編集者に疑いがかけられたが、東京の深大寺で女子大生が殺害された事件をきっかけに、新たな容疑者が浮かび上がる。しかし容疑者には鉄壁のアリバイが……。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部 神話の里殺人事件
    1.5
    大手銀行監査役を退職し、歴史研究会で活躍していた桜井信行が自宅で自殺した。そこには元警視庁刑事部長・塩田久男宛に「神話の里で、人を殺してしまった」という遺書が残されていた。捜査に乗り出した十津川警部は遺書に書かれた事件を追う。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部捜査行 阿蘇・やまなみ殺意の車窓
    2.5
    阿蘇外輪山ののどかな田園地帯を走る南阿蘇鉄道の白いレールバスが爆破された。事故の被害者に警視庁の現職刑事が含まれていた。彼は、どうやら迷宮入りの事件をひとりで追っていたらしい。レールバスの爆破とその刑事が追っていた事件との関連を調べるために、十津川警部はただちに九州に飛んだ。

    試し読み

    フォロー
  • 十津川警部捜査行 神話と殺意の中国路
    -
    出雲から博多に向かう急行列車「さんべ3号」。通称、再婚列車の中で毒物による殺人事件が発生した。しかし、事件は迷宮入りに。ところがスポーツ紙に掲載された結婚記事を目にした西本刑事は、迷宮入りした事件の被害者と記事の人物との奇妙な符号に気づいた。事件は新たな進展をみせることになった。

    試し読み

    フォロー
  • 木皿食堂
    3.5
    1~4巻539~792円 (税込)
    伝説のドラマ『すいか』以降、その作品世界が熱く支持されている夫婦脚本家・木皿泉。何気ない日常が愛おしくなるエッセイや、創作への熱い情熱が伝わる羽海野チカとの対談をはじめ、貴重なロングインタビューやシナリオなどを、一冊にギュッと収録!思わず心をわしづかみにされるコトバとの出会い、ここにきっとあります。
  • 東京ゼロ地裁 執行 1
    値引きあり
    -
    1~2巻539~792円 (税込)
    東京地裁民事部の山代忠雄は派手な刑事裁判とは無縁の中年判事。だが、誰にも言えぬ裏の顔があった。その正体は霞が関「東京ゼロ地裁」裁判長――刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を踏み倒す悪党を、同じ手口で100万倍返しのうえ取り立てる影の裁判所のボスなのだ。いじめの主犯格や極悪レイプ魔など許せぬ未払い人を追う山代は、部下の熱血執行官、歌舞伎町の凄腕美人女医らとともに、ターゲットの金も命も容赦なく強制執行していく。書き下ろしシリーズ第1弾!
  • 京都寺町三条のホームズ : 1
    4.1
    京都の寺町三条商店街に、ポツリとたたずむ骨董品店『蔵』。女子高生の真城葵は、ひょんなことから、そこの店主の息子の家頭清貴と知り合い、アルバイトを始めることになる。清貴は物腰や柔らかいが恐ろしく感が鋭く、『寺町のホームズ』と呼ばれていた。葵は清貴とともに、様々な客から持ち込まれる奇妙な依頼を受けるが――エブリスタ発、人気No.1キャラミス!
  • 悪意
    値引きあり
    3.6
    行政書士の斉木にかかってきた不穏な電話。男は娘を誘拐したと告げ、返してほしければ指定の場所に来るよう命じる。現地を訪ねた斉木は、男がビルの屋上から飛び降りようとしているのを目撃した。その場で男が斉木に突きつけた、恐るべき要求とは――? 日常にひそむ人間の闇を描いた、第35回小説推理新人賞作家のデビュー短編集。 ※本作品は2017年5月に小社より刊行された『三つの悪夢と階段室の女王』を文庫化に際し改題し、加筆修正をしたものです。
  • 人生の夕凪 古民家再生ツアー
    3.5
    人気エッセイストの小説処女作が待望の文庫化!「僕に何かお役に立てることがあったら、いつでも言ってください。仕事のことでも、それ以外でも」「今、ひとつあるんですけれど……十数える間、よりかからせていただきたいんです」(「分別ざかり」)。五話の短編、すべての主人公がシングル中年女性で、変わらない現状に倦み、あるいは突然の変化に戸惑い、はたまた寄る辺ない自分を見つめ直したりする。童心にかえったり、また恋をしたり……。人生の風が再び吹き始める。40代以降の女性に贈る、等身大の応援歌。(『空き家再生ツアー』を文庫化に際して改題)
  • 死神とエプロン
    3.2
    現代の死神業は、ブラック職種!人遣いの荒い上司に酷使され、次々とターゲットをあの世に送っていた西野。その甲斐あって、ノルマの10人斬り達成まであと一人というところまでこぎ着けた。しかし、最後のターゲットは西野が現世で結婚していた最愛の女性だった。生前の記憶は奪われていた西野だったが、ターゲットと接するうちに、死神に芽生えるはずのない感情が次々と現れはじめ……。記憶をなくしても人は同じ人を愛することができるのか!?
  • 特選 THE どんでん返し
    3.5
    “どんでん返しの神様”がここにいる。本格推理もクライムノベルも時代小説もジャンル不問!全編新作、仰天でのけぞる出来! 都市で漂流を続ける少女たちにとって、衣食住をめぐんでくれる“神様”とは? 自殺の名所で発見された女子高校生の死因を探る「僕」に協力者が現れた。河川敷で死体を発見した若者。だが彼には通報をためらうだけの理由が。事件のショックで記憶を失ってしまった被害者。催眠療法で記憶を戻すと……。儲け命の札差に五両を借りに来た御家人と、辻斬り事件に関係はあるのか。五編のどんでん返しをご賞味あれ。
  • 御納屋侍 伝八郎奮迅録 : 1 あめんぼう
    -
    時は元禄四年、親の代から浪々の身である鮎貝伝八郎は、竪川沿いの長屋に住む貧乏暮らし。そんな伝八郎の長屋に、突然初老の武家が訪ねてくる。尾張藩の家老稲葉主膳と名乗ったその男は、伝八郎を尾張藩で召抱えると言う。父左近の悲願であった仕官話に伝八郎は飛びつくが、そこには意外な落とし穴が……。渾身の書き下ろし時代小説の新シリーズ第一弾。
  • ひがた町の奇跡
    -
    大手ビール会社でCM製作に携わり異例の出世をした出水英一は、仕事に疑問を持ち半年ほど前に故郷のひがた町役場に転職してきた。その頃、町の海岸で謎の生物を見たという情報が多く寄せられ、メディアでも取りあげられるようになる。すると、町長を先頭に、この生き物で町おこしをしようというプロジェクトが持ち上がった。商工観光課の一員として、出水は同行取材をするフリーライター・白銀力也を従え着々と計画を進めていくのだが……。 ※本電子書籍は2012年1月に小学館文庫より刊行された『海獣ダンス』を改題し、加筆訂正を加えたものです。
  • 黒猫の夜におやすみ 神戸元町レンタルキャット事件帖
    -
    神戸元町で猫と人を幸せにするためのレンタルキャット店を営んでいる千早は、ある悲しい出来事を経験して以来、慢性的な不眠症に悩んでいた。さまざまな個性を持つ猫と穏やかな日々を過ごす千早は、ある日、生き倒れの黒猫を拾う。が、その猫は人語を操る記憶喪失の猫又だった!千早によってナイトと名付けられた黒猫は、レンタル先との相性を猫から直接聞き取り調査。そのうちに、行きがかり上千早と共に人間関係のごたごたを解決するはめになってしまい……。神戸元町を舞台にした、猫と人間のちょっと不思議なハートフルストーリー開幕!!
  • バカ舌吸血鬼の洋食店に物申すっ!
    3.0
    いかにも街の洋食店といった感じの、素朴なふわふわオムライス。期待を胸に一口食べると………ま、不味い。それもそのはず、このお店のオーナーで長身イケメンシェフの正体は、人間の味覚を理解できない「吸血鬼」だったのだ!元料理人の歩美は彼の腕を鍛え直すためここで働くことになるが、一癖も二癖もある人々に翻弄されっぱなし。果たして歩美は、自由気ままな俺様シェフを改心させ、お店を繁盛させられるのか!?
  • 恋がらす事件帖 : 1 仇討一番
    3.0
    観る者すべてを虜にする天才役者、揚羽恋之介と、見る者すべてを震え上がらせる剣豪、烏森堅四郎。正反対にもほどがある二人が、人生舞台で出会ってしまった。芸に惚れ込み押し掛け弟子になった堅四郎を、今日もしごき倒す恋之介。折しも両国で『大江戸芝居まつり』の開催が決定。一座の名を上げる絶好の機会に大張り切りする恋之介だったが、堅四郎は不穏な匂いを嗅ぎつける。期待の新シリーズ第一弾。

最近チェックした本