作品一覧

  • あふれる家
    3.0
    1巻1,899円 (税込)
    明日実の家には、つねに人があふれている。バンドマンのトキオ、薬剤師のアキちゃんら両親の友達だけでなく、見知らぬ大人が平気で寝泊まりする家だ。父は放浪中、母は入院中。小4の明日実は、一風変わった大人たちに彩られ、奇妙でファンタスティックな夏休みを過ごす。
  • わるいうさぎ
    5.0
    1巻495円 (税込)
    ラボから脱走した「わるいうさぎ」、穴に挟まった饒舌な「ねずみ」、“夜の当番”をさせられる「たぬき」、猛獣を愛し、食べられたいと願う「うさぎ」、生き別れた母を捜す「とり」──彼らがいる世界は、どこかで少しずつ繋がっている。切なさに涙があふれる大人の童話集。
  • 「いじめ」をめぐる物語 メントール
    -
    1巻330円 (税込)
    「いじめ」をテーマにした短編を収めた競作アンソロジー『「いじめ」をめぐる物語』から著者別に制作した電子版オリジナル短編。 ※文庫版『「いじめ」をめぐる物語』を底本とし再制作したものです。
  • 「いじめ」をめぐる物語
    4.0
    1巻740円 (税込)
    いじめを受けた側、いじめた側、その友だち、家族、教師……。「いじめ」には、さまざまな“当事者”たちがいる。7人の人気作家が「いじめ」をめぐる人々の心模様を競作。胸の奥にしずかに波紋を投げかける、文庫オリジナルアンソロジー。
  • いちにち8ミリの。
    5.0
    1巻506円 (税込)
    好きな美澄に会いたくて、1日8ミリずつうごく石と、その石と話のできる恋敵のペットの猿を描いた表題作。他2篇も、どこかにありそうで、どこにもなかったおとなの読む童話のような短編小説です。父・中島らもを超える物語の紡ぎ手の登場!

ユーザーレビュー

  • 「いじめ」をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    これは胸が痛かったです。
    私は当事者でしたが、当事者でなくても刺さるものはあるはず。
    「いじめ」という言葉の存在自体が人の未熟さや弱さを表している
    そんな感想を持ちました。

    辻村深月さんの「早穂とゆかり」はすごくわかる。
    私もいじめていた人間をこう追い詰めたいと思いました。
    かわりにスッキリ制裁してくれた気分。
    越谷オサムさんの「20センチ先には」
    悩んでいる人に読んで欲しい。
    まさに私が言いたいのコレ。

    衝撃が詰まった一冊でした。

    0
    2025年05月06日
  • いちにち8ミリの。

    Posted by ブクログ

    短編集です。登場人物がねえ、全然親近感湧かないっ!思春期のきかんぼうな女の子だったり、うだつの上がらない中年サラリーマンや自分を人間だと思い込んでいる猿まで。

    なのになんだろうねえ。頁を繰らせる力のある文章で、なんとなく読んでいったら最後のカタルシスが鮮やかで✨✨✨いわゆる「読後感の良い」作品たちです。

    文章は好きでも嫌いでもなく。あまり特徴がない気がするんだけど、それが物語を際立たせていていいのかも。もう少しこの作家さんを読んでみたい。

    0
    2025年04月21日
  • わるいうさぎ

    Posted by ブクログ

    初読み作家さん。らもの娘ということで手に取ってみたんだけれど、結論をいうとけっこう好き。

    意外なところで連作になっている短編たち。そしてブラックなユーモアもあり、希望もあり。

    正直、最初はそこまでのめり込める気がしなかったんだけれど、軽妙な語り口に慣れて読み進めるとラストでカタルシスが✨これは面白おかしいと読むか切ないと読むか感動ものと読むか判断が分かれそうな気がする。私は…それ全部ひっくるめて最後は泣きましたよ。

    0
    2025年04月02日
  • わるいうさぎ

    Posted by ブクログ

    フクロウの話からラボから逃げたウサギの話になりタヌキが出てきて、犬や猫も出てきて、その話がワープしていきます。最後は元のフクロウに戻り、お話の中に出てきた動物たちのその後などがわかっていきます。
    ちょっと切ない気持ちになりました。

    0
    2018年11月15日
  • 「いじめ」をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5人の作家さんによる、いじめをテーマにしたアンソロジー。
    どのお話もいじめの描写が出てくるため何度も胸がぎゅっとなる。
    いじめた側はいじめていたことをすぐに忘れるが、いじめられた側は一生忘れない。
    大人になってからもずっと。
    どんな言葉を吐かれたか、その時どんな感情が湧いたか、当時のことを鮮明に思い出せるのはいつもいじめられていた側。
    それだけ、いじめる側は軽い気持ちであり、いじめられる側はその何倍もの深い傷を負っているのだろう。
    いじめる側の無自覚さが恐ろしい。
    自分も気をつけなければと思った。

    0
    2025年09月18日

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