中島さなえのレビュー一覧

  • 「いじめ」をめぐる物語

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    これは胸が痛かったです。
    私は当事者でしたが、当事者でなくても刺さるものはあるはず。
    「いじめ」という言葉の存在自体が人の未熟さや弱さを表している
    そんな感想を持ちました。

    辻村深月さんの「早穂とゆかり」はすごくわかる。
    私もいじめていた人間をこう追い詰めたいと思いました。
    かわりにスッキリ制裁してくれた気分。
    越谷オサムさんの「20センチ先には」
    悩んでいる人に読んで欲しい。
    まさに私が言いたいのコレ。

    衝撃が詰まった一冊でした。

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    2025年05月06日
  • いちにち8ミリの。

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    短編集です。登場人物がねえ、全然親近感湧かないっ!思春期のきかんぼうな女の子だったり、うだつの上がらない中年サラリーマンや自分を人間だと思い込んでいる猿まで。

    なのになんだろうねえ。頁を繰らせる力のある文章で、なんとなく読んでいったら最後のカタルシスが鮮やかで✨✨✨いわゆる「読後感の良い」作品たちです。

    文章は好きでも嫌いでもなく。あまり特徴がない気がするんだけど、それが物語を際立たせていていいのかも。もう少しこの作家さんを読んでみたい。

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    2025年04月21日
  • わるいうさぎ

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    初読み作家さん。らもの娘ということで手に取ってみたんだけれど、結論をいうとけっこう好き。

    意外なところで連作になっている短編たち。そしてブラックなユーモアもあり、希望もあり。

    正直、最初はそこまでのめり込める気がしなかったんだけれど、軽妙な語り口に慣れて読み進めるとラストでカタルシスが✨これは面白おかしいと読むか切ないと読むか感動ものと読むか判断が分かれそうな気がする。私は…それ全部ひっくるめて最後は泣きましたよ。

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    2025年04月02日
  • わるいうさぎ

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    フクロウの話からラボから逃げたウサギの話になりタヌキが出てきて、犬や猫も出てきて、その話がワープしていきます。最後は元のフクロウに戻り、お話の中に出てきた動物たちのその後などがわかっていきます。
    ちょっと切ない気持ちになりました。

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    2018年11月15日
  • 「いじめ」をめぐる物語

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    ネタバレ

    5人の作家さんによる、いじめをテーマにしたアンソロジー。
    どのお話もいじめの描写が出てくるため何度も胸がぎゅっとなる。
    いじめた側はいじめていたことをすぐに忘れるが、いじめられた側は一生忘れない。
    大人になってからもずっと。
    どんな言葉を吐かれたか、その時どんな感情が湧いたか、当時のことを鮮明に思い出せるのはいつもいじめられていた側。
    それだけ、いじめる側は軽い気持ちであり、いじめられる側はその何倍もの深い傷を負っているのだろう。
    いじめる側の無自覚さが恐ろしい。
    自分も気をつけなければと思った。

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    2025年09月18日
  • 「いじめ」をめぐる物語

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    7人の作家さんによるアンソロジー。
    いじめはきっとなくなることはない。
    大切なのはいじめてることに気付けるか。
    いじめられた時にどうやって対処していくか、その方法をひとつでも多く知っているかってことなんだなと思った。

    今、苦しんでる多くの人に読んでもらいたいと思いました。

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    2019年01月09日
  • 「いじめ」をめぐる物語

     

    購入済み

    いじめられた人、いじめた人、友人、家族、教師。いじめには、様々な当事者がいる。7人の作家がいじめを巡る人々の心を描く短編集。

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    2022年01月16日
  • あふれる家

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    題名通りあふれる家というのがピッタリ.小学4年生のたくましい女の子明日実の視点で語られた夏休みの日常.ぶっ飛んだ居候たちの非日常.

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    2020年10月24日