あらすじ
いじめを受けた側、いじめた側、その友だち、家族、教師……。「いじめ」には、さまざまな“当事者”たちがいる。7人の人気作家が「いじめ」をめぐる人々の心模様を競作。胸の奥にしずかに波紋を投げかける、文庫オリジナルアンソロジー。
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Posted by ブクログ
これは胸が痛かったです。
私は当事者でしたが、当事者でなくても刺さるものはあるはず。
「いじめ」という言葉の存在自体が人の未熟さや弱さを表している
そんな感想を持ちました。
辻村深月さんの「早穂とゆかり」はすごくわかる。
私もいじめていた人間をこう追い詰めたいと思いました。
かわりにスッキリ制裁してくれた気分。
越谷オサムさんの「20センチ先には」
悩んでいる人に読んで欲しい。
まさに私が言いたいのコレ。
衝撃が詰まった一冊でした。
Posted by ブクログ
5人の作家さんによる、いじめをテーマにしたアンソロジー。
どのお話もいじめの描写が出てくるため何度も胸がぎゅっとなる。
いじめた側はいじめていたことをすぐに忘れるが、いじめられた側は一生忘れない。
大人になってからもずっと。
どんな言葉を吐かれたか、その時どんな感情が湧いたか、当時のことを鮮明に思い出せるのはいつもいじめられていた側。
それだけ、いじめる側は軽い気持ちであり、いじめられる側はその何倍もの深い傷を負っているのだろう。
いじめる側の無自覚さが恐ろしい。
自分も気をつけなければと思った。
Posted by ブクログ
7人の作家さんによるアンソロジー。
いじめはきっとなくなることはない。
大切なのはいじめてることに気付けるか。
いじめられた時にどうやって対処していくか、その方法をひとつでも多く知っているかってことなんだなと思った。
今、苦しんでる多くの人に読んでもらいたいと思いました。