【感想・ネタバレ】「いじめ」をめぐる物語のレビュー

あらすじ

いじめを受けた側、いじめた側、その友だち、家族、教師……。「いじめ」には、さまざまな“当事者”たちがいる。7人の人気作家が「いじめ」をめぐる人々の心模様を競作。胸の奥にしずかに波紋を投げかける、文庫オリジナルアンソロジー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

5人の作家さんによる、いじめをテーマにしたアンソロジー。
どのお話もいじめの描写が出てくるため何度も胸がぎゅっとなる。
いじめた側はいじめていたことをすぐに忘れるが、いじめられた側は一生忘れない。
大人になってからもずっと。
どんな言葉を吐かれたか、その時どんな感情が湧いたか、当時のことを鮮明に思い出せるのはいつもいじめられていた側。
それだけ、いじめる側は軽い気持ちであり、いじめられる側はその何倍もの深い傷を負っているのだろう。
いじめる側の無自覚さが恐ろしい。
自分も気をつけなければと思った。

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2025年09月18日

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