あらすじ
ラボから脱走した「わるいうさぎ」、穴に挟まった饒舌な「ねずみ」、“夜の当番”をさせられる「たぬき」、猛獣を愛し、食べられたいと願う「うさぎ」、生き別れた母を捜す「とり」──彼らがいる世界は、どこかで少しずつ繋がっている。切なさに涙があふれる大人の童話集。
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Posted by ブクログ
初読み作家さん。らもの娘ということで手に取ってみたんだけれど、結論をいうとけっこう好き。
意外なところで連作になっている短編たち。そしてブラックなユーモアもあり、希望もあり。
正直、最初はそこまでのめり込める気がしなかったんだけれど、軽妙な語り口に慣れて読み進めるとラストでカタルシスが✨これは面白おかしいと読むか切ないと読むか感動ものと読むか判断が分かれそうな気がする。私は…それ全部ひっくるめて最後は泣きましたよ。