無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2018年01月07日
あとがきにあるように、最後の数行にやられました。なんだ、この読後の爽快感は…!
資本主義経済に疲弊して、なんだか金銭価値だけで物事が動くことに違和感と少々の吐き気を覚えていた頃、この本に出会いました。
読みすすめてみると、町田康臭炸裂の面白日記な感じで、パンチの効いたリズミカルな日本語にただた...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月21日
珍妙な峠を先に読んじゃったのでこっちも読みました。でもそんなに繋がってるわけではなかった。こっちはエッセイ調で文体もいつもの町田康だから町田康的なおっさんがちらつくときがあり、何で小説の主人公=作者、みたいなテクがあるんだろうか。犬飼ってるし。というより、文体が特徴的だからこういう小説家が主人公の小...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月21日
カネを稼ぐのは辛く苦しく、カネを遣うのは楽しくて気色がよい。カネを稼ぐために蓄積した鬱を霧消するために、主人公はホームセンターで鎌を買い、中華鍋を買い、はたまた宝くじを買い、結果なぜか鬱が溜まった。
他に鬱を消す方法がないかと趣味を持とうとする。カメラにのめり込んでからは、鬱の計算もしなくなるの...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月30日
日々降り積もる鬱を昇華する為に奮闘する主人公。
今度こそ「こます」と決意した行動が更なる鬱を生む。
この負の連鎖に目を覆いたくなる。
紆余曲折の果てに辿り着いた境地は
「静かに静かに鬱が降り積もっていた。私はそれをもはや美しいと思うようになっていた。」
その一文に救われた。
小さな愉悦を感じ減鬱しよ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。