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小さい頃の怪我のせいで、人よりモノを覚えるのが下手で、忘れるのが得意になったテル。コインランドリーで洗濯物を見張る仕事をしていたテルは、乾燥機の中にワンピースを置き忘れたまま田舎に帰った女性・水絵を追いかけていく。傷つくことを恐れる水絵は、傷つくことを知らないテルのおかげで少しずつ笑顔を取り戻していた。しかし、ある日突然、幸せな日々は断ち切られる――「書店員が選んだもう一度読みたい文庫(青春文庫)第1位」に輝いた、感動作。
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Posted by ブクログ
こんなにも優しいお話だったとは! 心が洗われる。 テルの言動にいちいち胸がきゅんとさせられる。 まさしく「アイ」の物語。
2002年公開、窪塚洋介主演の映画の原作です。 大学の時、単館系の映画を見ることがおしゃれだと思っていた時期があって、まー実際好きだったんですけど、結構見てました。で、気になった映画、見たい映画のフライヤーや、単にフライヤーが気になった映画のフライヤーを集めてみたりもしました。そのひとつが、「La...続きを読むundry」でした。 でも、結局この映画は見ませんでした。だから内容は知らずに、原作を読みました。 4割ほど読み進めたころ、ある章の見出しを見て、この映画の予告編を思い出しました。知能に障害がある青年、テルを演じる窪塚君が、彼独特のイノセントな言い方で言うのです。 「こういうの地球ではアイって言うんだよ。宇宙では知らないけどね。」 素敵なコピーですね。 けど、これが、僕がこの映画を観なかった理由でした。 このセリフと言い回しが、あまりにも窪塚洋介だったから。 それが理由でした。 「また窪塚君か」と。 ひどい話ですね。彼自身は何も悪くないのに。 そして、原作を読めば読むほど、窪塚君のすごさがわかりました。映画を見てないのに、テルの言動すべてが窪塚君の映像として浮かんでくる。この映画を見たことないんですよ、僕。けど、読むと、映像が浮かんでくる。彼のイメージ喚起力の大きさに感服しました。 しかも、テルが窪塚君だと思って読むことは、まったく作品を邪魔しないどころか、むしろ作品を面白く読ませてくれる。つまり、ハマり役だったってことですね。 というわけで、コインランドリーで洗濯物が盗まれないように見張る仕事をしている青年=テル=窪塚君の物語として非常に楽しく読めました。窪塚君知らない若い人がどう読むか、僕には想像できません。
あえて深く書かれない描写が多いけれどそれもまたいいと感じた。 どこまでも真っ直ぐなテルが愛おしくなる作品です。
主人公のテルはコインランドリーで洗濯物を見張る仕事をしている20才。小さい頃にマンホールに落ちて頭の怪我をし、過去の記憶がなく、知的障害もあります。そんなある日、お客として来た訳ありの水絵さんの忘れ物を届けたことで、知り合いになります。水絵さんは数日後、「私は変わる」と言って、故郷に帰りますが、乾燥...続きを読む機にワンピースを忘れていたので、テルは届けにいきます。 謎な登場人物のボクサー宮下や鳩を飛ばす仕事をしているサリー。 全体がふわっとしたお話で、二人の関係は恋ではなくアイの物語です。
テルと水絵の二人。良い雰囲気で進んでラストに近づき、ちょっとひゃっとしたけど良かった良かった。書いたのは映像の監督さんらしい。描写や進め方がとても素敵だった。
テルの素直さ、無垢さ、純粋さに 最後まで胸を打たれました 過去の事故の影響で 人とうまく付き合えないテルと 過去に犯罪を起こした自分を 変えたいと願う水絵 一人で生きてくのは難しいけど 二人だから生きていける 優しさに溢れた作品でした ただ、最後まで泣ける箇所は分からなかった
優しい物語。 色んな優しさが描かれていた。 頭がいい。記憶力がいいことだけが幸せではない。 無邪気で信じる力を持っていることが大事なんだろうなぁ。 ただ、視点が頻繁に変わるから読みにくい部分もあった、、
終始優しい雰囲気の物語。 この出会いを通じて成長したと思っていたヒロインが、さいごのさいごに。もうなんか悔しくてたまらなかった。 だけど、テルくんはそれすらもまるっと受け入れてあげるんだって、このふたりは出会えてほんとに良かったとおもった。
ふたりで ただ一緒にいることの 大切さ。 過去を知るコトより 今を。 ふたりで 生きること 生活すること。 こういうの地球では アイって言うんだよ。 宇宙では 知らないけどね。
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