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脳梗塞日誌
2015年11月、海外で突然脳梗塞に倒れる。12月から退院までの脳梗塞患者としての日々をリアルに綴った衝撃的にして希望の書! -
命の尊さについてぼくが思うこと
「自分を大切にしてください。ほかの人も大切にすることができます」--。2015年夏、「24時間テレビ」で大反響を呼んだ著者が、生い立ちからこれまでの人生を辿りながら、好きなアニメや本、友だち、学校や病院、テレビ出演などを通して感じたこと、気づいたことについて赤裸々に語る。素朴でシンプルな言葉の数々が胸に刺さる! -
ぼくの花森安治
花森安治の叱声が聞こえてきそうな、臨場感あふれるエピソードに満ち溢れている。 「暮しの手帖」編集長として、確固とした生活の哲学をもち、社会へ透徹した目を向けた信念の男を、「あの手書き文字」を書き続けた著者が、柔らかな語り口で回想する。 花森安治と大橋鎭子を語れる数少ない人物が、満を持してペンをとりました。 NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では描ききれなかった「暮しの手帖」の真実。 晩年の花森安治に、足かけ9年、正味8年仕え、大橋鎭子には、亡くなる寸前までのほぼ40年仕えた筆者だからこそ分かる「暮しの手帖」が貫いた生活哲学と、世の中を見る目、まっとうな暮しのありようを、ここに余すことなく明かす。 誌面に独特の手書き文字を書き続けた元副編集長の視点から捉えた書き下ろし -
天草エアラインの奇跡。赤字企業を5年連続の黒字にさせた変革力!
たった一機の飛行機しかない日本最小の航空会社、熊本の天草エアラインは赤字経営が続き倒産寸前にまで追い込まれていた。しかし2009年、新社長の就任で会社の空気が一変する。彼らが黒字への奇跡のV字回復を達成した秘密とは? どうして日本一小さい航空会社が日本一有名な地域航空会社になりえたのか? さまざまな変革をもたらした社長だけではなく、自分がまかされた仕事の中で何ができるかを精一杯考えてきた整備部から営業部、パイロットやCAを1年半にわたって密着取材。さらに強力なサポーターである小山薫堂やパラダイス山元への取材を通して描いた企業回生の物語。 -
女性と子どもの貧困
なぜ普通の主婦がヤミ金にまで手を出してしまうのか、なぜ普通の学生が奨学金を返せず借金地獄に陥るのか。シングルマザー、ヤミ金、奨学金滞納、40歳風俗嬢、無戸籍問題、医療ネグレクト、虐待、DV、ホームレス高齢女性、ワーキングプア、ネットカフェ難民……貧困と女性、そして子どもたちに、今、いったい何が起きているのか。新聞にも載らないような小さな“事件”も含めて一つひとつ丁寧に取材した渾身ルポ。 -
ポンコツズイ 都立駒込病院 血液内科病棟の4年間
33歳の夏、突然血液難病にかかったアパレル女子が綴る、ダサくて、弱くて、もがきあがく、“かなりカッコ悪い”骨髄移植ノンフィクション。2011年、止まらない出血、治りにくい紫斑、息切れ、頭痛、微熱などに悩まされる。意を決して血液検査をしたところ、100万人に5人の確率で発症する「特発性再生不良性貧血」あることが判明。この病気は、「骨髄で血液(血球類)の生産がなんらかの理由でできなくなる。その結果、体内に酸素が送れなくなり、免疫力も落ち、出血も止まらなくなり、放置しておくと死に至る」という自己免疫疾患。発見時で「最重症(ステージ5)」、三途の川を渡りきる一歩手前。そして体験した、都立駒込病院血液内科病棟への入院、さまざまな検査、家族との確執、ウサギからつくられた抗体の注入(ウサギ証明書発行)、抗がん剤投与、骨髄移植、襲いかかる副作用、激太りと激やせ、おカネのこと、失ったもの・得たもの、など……。4年間にわたる闘病生活で見たこと聞いたこと感じたことのすべてを書き記す。現在も朝12種類、昼3種類、夜5種類の薬を飲み、ポンコツの体を抱え、できないことだらけの日常を明るく笑い飛ばしながら、しぶとく人生を謳歌中。 -
みんなが聞きたい 安倍総理への質問(集英社インターナショナル)
「パフォーマンス」? いいえ、この漢(オトコ)、まっとうすぎます。国会史上、最強にして、前代未聞の鋭鋒!! 強行採決に至るまでの質疑の全貌。2015年夏。12万人を超す市民たちによる国会前抗議行動の声を背負い、議場でたったひとり、牛歩と抗議の叫びを放ったあの〈漢〉の全貌にがっつりと迫る! 誰が読んでもわかりやすい、参議院議員山本太郎氏による国会「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会(安全保障特別委員会)」質疑全文に、ジャーナリスト・志葉玲氏、雨宮処凛氏ほかへの新たな取材を加え、慶應義塾大学名誉教授・小林節氏による解説を付し、満を持して刊行!! -
いちまき―ある家老の娘の物語―
まさか私がルーツ探索にはまるとは。父の遺品整理で曾祖母が遺した手記を見つけ、ファミリーヒストリーを探る旅が始まった。桜田門、関宿、沼津、青山、佐倉、上野、浅草。幕末の戊辰戦争の逃避行に始まる一族の歴史を調べていくと、いつしか先祖が身近に感じられ、はるかな子孫の私に繋がってきた。自らのルーツを辿る感動の物語。※単行本に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。 -
60歳になった長男のお仕事
親の一人暮らし、認知症、介護、そして親が亡くなれば葬式から相続の手続き、墓、実家の片付けまで、60歳を過ぎた長男の「仕事」は大変だ。しかも自分自身の終活問題まで。自身もそんな長男のひとりである著名な国際ジャーナリストが、自己の体験を背景に現代の家族と社会の問題を分析・整理し、深い共感をもって綴る新タイプのノンフィクション・エッセイ。 -
ブラック・スキャンダル
ボストンを拠点にしていた実在のギャング、ホワイティー・バルジャーと、彼の幼馴染みでFBIボストン支局の実力者、ジョン・コナリーの間で結ばれた禁断の密約は、FBI史上最大のスキャンダルだった。 ※本書は二〇〇一年六月に小社より刊行された『密告者のゲーム FBIとマフィア、禁断の密約』を改題し、加筆・修正して文庫化したものが底本です。 -
丘の上の綺羅星
誰が読んでもどこか懐かしい。ぼくらが輝いていたあの頃の記憶が甦る。 かつて多くのスターを輩出した伝説のラジオ番組「ヤングタウン」に、流星のように飛び込んだある若者の物語。 ある日、16歳の普通の高校生だった「僕」は、同級生高倉が運転するスーパーカブ 65 の荷台にまたがり、鶴光師匠を乗せたタクシーを追って新御堂筋を南へ南へ猛追! ! 読売テレビ前 で、タクシーから降りて玄関に向かう師匠 に、荒い息づかいで、すがるように声をかけた。 「弟子にしてください! 」 そこから始まったのは、辛くも楽しい怒涛の日々だった。 『鼻から牛乳』『アホが見るブタのケツ』など、日本人なら誰もが一度は耳にする強烈なフレーズの生みの親であり、替え唄で紅白出場をも果たした“コミックソングの第一人者”嘉門達夫が自身のルーツを描き切った自伝的青春小説! -
ああ栄冠は君に輝く~加賀大介物語 知られざる「全国高校野球大会歌」誕生秘話
夏の風物詩でもある全国高校野球は初の大会から今年で100年が経とうとしています。その大会歌として歌われている『栄冠は君に輝く』は、多くの人が口ずさめるほど耳馴染んでいますが、採用から20年を経て「本当の作詞者」が明らかになったこと、そしてその作詞者の加賀大介については、あまり知られていません。そこには秘められたエピソードがあったのです。「甲子園100年」におくるノンフィクション。彼の人生を探る事で見えてくる甲子園球史も味わい深い佳作です。 -
景気を仕掛けた男 「丸井」創業者・青井忠治
若者文化を牽引し続ける〇I〇I。その丸井を興し、日本を代表する企業へと育て上げた稀代の経営者・青井忠治。明治・大正・昭和と激動の時代を、彼はいかに戦い生き抜いたのか!? 波乱万丈ノンフィクション・ノベル!! 『景気は自らつくるもの』『販売は宣伝にあり』――稀代の経営者はいかにして日本の復興を支え、日本の景気と戦い続けてきたのか。 富山に生まれた青井忠治は、幼くして左目の失明、両親との死別と不遇な幼少期を過ごす。上京後、月賦商の才能を開花させ「丸井」を興すが、戦争という時代の波に呑み込まれ、廃業の憂き目に遭う。戦後は、不当に奪われた店舗を奪還し、物資不足の日本を支え、庶民の消費意欲を上手く捉えた経営手腕により、丸井を屈指の収益力を持つ大企業に育て上げる。しかし、家族同然に接してきた社員たちとの大きな争いが彼を待ち受けていた……。 クレジット業界の先駆者である丸井創業者・青井忠治の波乱万丈の人生とは!? -
貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記
芥川賞作家の柳美里が『創』から原稿料を支払われないとして、話題となったが、本書はその『創』の連載を「お金」「貧乏」にまつわる話を中心にまとめ、新たに加筆した問題作だ。『創』出版との印税未払いの顛末記も書かれており、芥川賞作家が困窮する衝撃のエピソードが明かされる。全国には300万人の非正規雇用者がいるが、彼等に向け「貧乏でも幸せ生きる」意味を問う作品となっている。 -
アイスホッケー女子日本代表の軌跡 氷上の闘う女神たち
2014年2月にソチで開催される冬季オリンピック大会に出場するアイスホッケー女子日本代表〈スマイルジャパン〉。本書は、各選手たちが様々な試練を乗り越えて夢に向かって頑張る姿を、出場決定から代表最終選考まで追った、スポーツノンフィクションです。試合を楽しむための基本ルール解説や選手名鑑なども盛り込み、アイスホッケーの魅力と女子日本代表の氷上の熱き闘いぶりを伝えます。 -
日本語のミッシング・リンク―江戸と明治の連続・不連続―
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」――例えば、この芭蕉の言葉も現在の日本語とはずいぶん違う。では、いつ、どのように変化を遂げたのか? 「中間の時代」である明治期に注目し、「漢字・漢語=漢文脈」をキー・ワードに、その“断層”を探る。言葉が変りゆく現場を実感する、国語学のユニークかつ精緻なる冒険! -
沈まぬ夕陽 満蒙開拓の今を生きる中島多鶴
開拓の名のもと満州へ渡り、敗戦の混乱のなかで中国に取り残された残留婦人と孤児たち。現地の中国人家庭に身を寄せて戦後を生き抜いた彼らが祖国に帰国できるよう、献身的に支援を続けてきた中島多鶴さん(下伊那郡泰阜村在住)の活動を綴ったノンフィクション。自らも開拓団員だった半生とだぶらせながら、戦争の悲惨さ、体験を語り継ぐことの大切さを訴える。2004年3月初版発行の本の復刻新装版。 -
報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」
本土復帰40年を迎える沖縄。激しい基地反対運動の傍らで静かに聞こえてくる基地容認の声……。本土防衛の要衝地・沖縄が発する日本国家への問いとは。極東アジアの国防と沖縄県民の真情を描く迫真のルポルタージュ -
ほんとうの環境白書 3・11後の地球で起きていること
放射能汚染や家畜の異常現象など身近で深刻な問題から、水や新エネルギー源など世界的な資源問題まで、本当に大切な環境問題の実態を解説。自然の力と最先端の技術を活用した環境問題の創造的な解決方法を提言する。 -
証人喚問
鈴木宗男喚問、辻本清美の参考人招致、佐川急便事件、リクルート事件……、世間を騒がせた喚問の当事者・関係者の証言を盛り込みながら事実を掘り下げ、日本における証人喚問の実態・裏側を完全ドキュメント! -
安心ひきこもりライフ
ひきこもり歴20年の著者による、全国160万人のひきこもりと、その予備軍のための実践的ひきこもりマニュアル!! 「ひきこもりをいかにして就労させ、社会参加させるか」という従来の問題設定を否定し、まずはひきこもることの後ろめたさを取り除いて、安心してひきこもり生活を楽しむコツを伝授します。計画停電に合わせて寝る超エコ生活、1万円札に緊張する金銭感覚、毎日が屋内退避の安全生活・・・。人生のあらゆる石ころにつまづいてきたひきこもりだからこそ、見えること、言えることがある――。一生ひきこもってても、働かなくても大丈夫! -
宇宙を目指して海を渡る MITで得た学び、NASA転職を決めた理由
《 MIT流・夢の叶え方 & 本物の理系エリートの学び/遊びの流儀! 》 少年の頃の夢を抱いたままに長じ航空宇宙工学の道へ。 開成、東大、マサチューセッツ工科大学(MIT)へのPh.D.(博士)学位留学。 慶應義塾大学教員としての仕事を経て、 2013年、30歳のとき、ついにNASA ジェット推進研究所に職を得る。 6年半のMIT留学を経験した著者が、 日本人留学生を待ち構える現代版アメリカの洗礼を鮮やかな筆致で描く! ……だけでなく、 【留学にまつわる体験を縦糸(奇数章)】×【体験を咀嚼して得た考え方の基本を横糸(偶数章)】 として、MIT流・夢の叶え方、 本物の理系エリートの学び/遊びの流儀を一冊に織り上げた、待望のデビュー作!! ☆グローバル人材を目指してはいけない理由とは? ――グローバル人材志向、妥協の「就活」から自由になる! ☆約80人のノーベル賞受賞者を輩出、MITのハック文化とは? /遊んでいるヤツにかぎって信じられないくらいデキるのはどうしてなのか? ――世界トップ研究機関の秘密を公開! ☆怠惰で意志の弱い人間こそ、競争本位のシステムに向いている? ――あの厳しいシステムは、実は優しい!? ☆なぜ、理系が成功するための必要条件が、国語力なのか? ――理系学生、『春琴抄』を読む!? ☆グリーンカード取得、就職活動、現実に活きるコネをいかに作っておくか? ――あなたのことを、責任持って「推薦」してくれる人とは? ☆NASA JPLに雇われていても、常に「就職活動」が必要? ――若手に機会を与え、窓際族が存在できない仕組みとは ☆なぜ、宇宙開発に各国が大枚をはたくのか? ――「役に立つ」と宇宙の間を埋める考え方 経歴だけ見るとクールなエリート(!?)、 実際のところは、悩み、もがき、騒ぎながら、 ひたすら愚直に夢の入り口に近づこうとした一人の不器用な日本人。 野心を秘めた人の背中を力強く押す、異色のビジネス書!! 【ひとつでも当てはまる人へ】 ・ハーバードやスタンフォードはわかった、今度はMIT独特の“すごさ”を知りたい ・“あきらめる”、“ゆるく”、そんなムードになんとなく違和感がある ・日本の“就活”に納得がいかない ・留学生活を生々しく知りたい ・叶えたい夢がある、自分自身の夢を持ちたい ・グローバル人材になりたい ・英語が苦手、日本語の本もふだんあまり読まない 【主な内容】 はじめに プロローグ ~青き夢~ 第1章 僕はなぜ海を渡ったか 第2章 競争:アメリカの学生が必死に勉強する理由 第3章 僕はいかにしてMITで自信を失い、再び取り戻したか 第4章 国語力:伝えられなければどんな発見もないのと同じ 第5章 僕はなぜMITを好きになったか 第6章 創造:革新を生む不真面目さ 第7章 僕はなぜ留学支援の活動を始めたか 第8章 人材:流出とグローバルのジレンマ 第9章 僕はなぜ旅をするのか 第10章 挑戦:スケジュールをこなす以上の人生を生きたければ 第11章 僕はいかにして宇宙への夢を見失い、それを取り戻したか 第12章 進路:夢と選択肢の根本的な違い 第13章 僕はいかにして伴侶を得たか 第14章 決断 第15章 僕はいかにしてNASA JPLに職を得たか 第16章 夢と死:宇宙開発の意義とは エピローグ ~NASA JPLへの出発~ 謝辞 -
毒婦たち
木嶋佳苗と「東電OL」の共通点/援交世代が生んだ女の事件/支配する女と家庭の暴力/女はケアで男を殺す/男が嫌う「母の事件」/女目線で語り続けていくこと/彼女たちは傷ついていたか?/毒婦というパロディ… -
ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間
メールソフト「ポストペット」の生みの親であるメディアアーティストがオープンスカイ・プロジェクトを始動させたのは37歳の時。宮崎駿監督が「風の谷のナウシカ」で描くナウシカの愛機“メーヴェ”を、自分の手で作ってみたい……最初は模型、次に実寸サイズの機体を制作し、ゴムで引っ張るグライダーでの飛行訓練を経て、ようやくジェットエンジンで飛翔するまで。――なぜ、どのように、架空の一人乗り機“メーヴェ”は実現したか。10年をかけたプロジェクトの全容。 -
それでも彼女は生きていく 3.11をきっかけにAV女優となった7人の女の子
東日本大震災をきっかけにAV女優となった女の子たちがいる。彼女たちは震災後、何を感じ、何を求め、AVの世界に足を踏み入れたのか――。震災に翻弄された7人の東北女性の心の内を活写した著者渾身のルポルタージュ。彼女たちにとって3.11とは何だったのだろうか。 -
死体を語ろう
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 深く、明るく、死体を語ろう!死体の話、生き方死に方、江戸の死体、事件の数々…。永六輔、内田春菊、氏家幹人との語り下ろしロング対談も一挙収録、検死・法医学の第一人者と多彩なゲストが織り成す、待望の対談本。あのベストセラー『死体は語る』が、いま対談ライブ版でよみがえる。 -
銀座ミツバチ物語 美味しい景観づくりのススメ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「銀座で美味しいハチミツが本当に採れたら、おもしろいよね」奇想天外な好奇心が“小さな命”と巡り合い、大都会の真ん中を里山に変えた!2006年にスタートした「銀座の養蜂」プロジェクトの生い立ちをたどりながら、新しい「まちづくり」と「環境」への取り組み方を提案する。 -
震災死
遺族、検死医、救助犬調教師、警察官、消防士、報道記者などへのインタビューをもとに、3.11がもたらした2万人の死の真相にせまる。 -
韓国窃盗ビジネスを追え―狙われる日本の「国宝」―
長崎県壱岐島の安国寺、兵庫県の鶴林寺……日本各地の寺院から次々と盗まれる高麗仏画や経典。それらは韓国で高額で売買され、一部が堂々と国宝に指定されたという疑惑も。「元々は我々のもの、取り返して何が悪い」と開き直る古美術商や、彼らからの注文を受け暗躍する窃盗団たち。竹島だけではない、日韓の“火種”に迫る。 -
江分利満家の崩壊
夫・瞳についてのノンフィクションを書きたい――癌の宣告を受けてから、別の顔を見せるようになった母。神経症のため、外出も思うに任せなかった母は、その原因を私に吐露し始めた。その「証言」内容は次第に変化してゆき、最後に父の一言に帰着した――。山口瞳の暴露遺伝子が炸裂する、『血族』の場外乱闘篇。 -
幼少の帝国―成熟を拒否する日本人―
成熟を拒否して、永遠の若さへ――。美容整形、省エネ小型化技術、デコトラ、仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズ……。作家は、文化や産業の最先端を探訪する。3・11という巨大な裂け目を経ながら、新たに発見されたこの国の可能性とは? 現代日本文化に指摘される「未成熟性」の正体を探る、著者初のノンフィクション! -
兵隊先生―沖縄戦、ある敗残兵の記録―
一九四五年、沖縄。戦闘で瀕死の重傷を負った日本兵が、地元の人々によって、避難民キャンプに匿われた。米軍には沖縄県人と偽り、新たにできた小学校の教師として彼は暮らし始める。だが敗戦、そして占領と、時代に翻弄される波乱の人生が待ち受けていた――知られざる沖縄と日本兵の交流を描き出す感動の実話! -
「巨人軍改革」戦記
解任された元球団代表が、職を賭してまで断行しようとした「巨人軍再生計画」。自前育成、三軍創設、そして金満補強からの脱却。それはかつて、「ドン」がオーナー時代に繰り広げた「商店経営」の、正面切っての否定だった……。何が彼を義憤に駆り立てたのか? すべてを失う覚悟で大組織を批判した著者が、その内幕を明かす。 -
僕らはつよくなりたい 東北高校野球部 震災の中のセンバツ
震災のさなかに開催された春の甲子園で、被災地・仙台から出場した東北高校。何度凡退しても、どんなに点差が開いても、最後まで全力疾走を貫いた。寒さに震え、空腹に耐え、心痛を味わいながらも、快く送りだしてくれたふるさとの人たちに、少しでも恩返しができるように。NHK「アスリートの魂」で放送され、大反響だった高校生たちの感動のノンフィクション。 -
狡猾の人 防衛省を喰い物にした小物高級官僚の大罪
保身、言いわけ、責任逃れのズルい男が権力を握るのが、この国である。防衛汚職事件で2年6カ月の実刑を受け現在服役中の元防衛事務次官はどのように業者と癒着してきたのか。ロッキード、ダグラス・グラマン事件以来最大といわれたこの事件とは一体何だったのか。二流官庁と蔑まれてきた防衛省(庁)と防衛産業との歪んだ関係、そしてそこに巣喰う現代公吏の生態を丹念に描くノンフィクション。 -
獄に消えた狂気―滋賀・長浜「2園児」刺殺事件―
園児の小さな身体を二十数箇所も刺し続けた「中国人妻」。統合失調症に罹患し通常ならば不起訴処分となるはずが、その虚ろな目の前で裁判は強行された――。加速度的に悪化していく症状の中で、女が辿った無期懲役への道程。面会と書簡を重ね垣間見えた、心を覆う漆黒の闇とは? 精神障害者を裁く「司法のタブー」を抉る。 -
遥かなるゲバラの大地
敬愛するチェ・ゲバラに導かれバイクに跨がり、56歳で駆け抜けた南米大陸30000km120日間の旅。何故、この齢になってこんな苛酷な旅を続けるのか?―その答えは、旅の中にある。 -
天恵の音楽
小児がんにより生後1カ月で失明するも、苦難を乗り越え、世界的天才ピアニストとなった梯剛之の、DVD制作プロジェクトの軌跡。暗闇の中から光を求めて、ピアノで奏でる自然や生命の素晴らしさ。心に響く宇宙の音色。目に見えない光景が果てしなく広がる…。この感動を未来の子どもたちにも伝えたい。 -
ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ
「生きることって結局は楽しいんだよ」 音楽と娘と自分の人生を真摯に愛する規格外な母リョウコの まるで朝ドラのような人生! ****** 「リョウコ」とは、漫画家・ヤマザキマリの今年で86歳になる「規格外」な母親のこと。 昭和35年、リョウコが27歳の時、勝手に仕事を辞め、新設された札幌交響楽団で 音楽をやるため、半ば勘当状態で家を飛び出した。 新天地・北海道で理解者となる男性と出会い結婚するものの早逝され、 シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることとなる。 戦後、まだまだ女性が仕事を持つのが難しかった時代。 ヴィオラの演奏家という職業を選び、家族を守るために、大好きな音楽を演奏するために、 リョウコが選んだ道は平坦ではなかった。鼻息粗く自分の選んだ道を邁進し、 ボーダレスな家庭の中で子供を育てあげた破天荒・母リョウコの人生を、娘マリが語る。 見本となるような「いい母親」ではなかったけれど、 音楽と家族を愛し、自分の人生を全うする、ぶれないリョウコから 娘マリが学んだ、人生において大切なこととは? 昭和を駆け抜けたリョウコの波瀾万丈な人生! -
龍がすむ赤寺の教え 「運気の代謝」があがる! 日常作法のコツ
「あたりまえ」を見直して滞った運気に新陳代謝を! 隠元禅師ゆかりの寺、長崎・興福寺住職による、 大人のための人生上昇術。 日常的に溜めてしまった陰の気や不安、厄を払って、毎日に幸福を呼び込もう。 ・良い気を集めるのは、やっぱり「明るさ」 ・お辞儀の美しい人になって ・運気の根っこを支える「あたり前のごはん」 ・「お金」とエレガントにつきあう ・入浴は、ケガレを流してくれる最良の方法 ・「お仏壇」的な場を身近に ・悩みごとはアゴを3センチあげて考える ・人間関係で疲れているとき、「冷え」にご注意を ・「お墓参り」は、最強の浄化 ・自分に効く「セルフおまじない」 ・「いま、ここ、わたし」に集中を など、運気の良い巡りをキープし、運気の不調をリセットするコツが満載! 龍が運を呼ぶ興福寺の願掛け、御朱印つき。 日本の四季に合わせた「運気を整えるおはらい暦」も収録しています。 -
ビジネス大変身! ポスト資本主義11社の決断
1998年、日本が変わった。 生産年齢人口は減少し、金融機関の貸しはがし、リストラで自殺者は激増。同じ場所にいては、どの企業も生きられない時代がやってきた。もがき、変身を遂げた企業はこの20年、何をしてきたのか。新しく登場した企業は、これまでの企業と何が違うのか。 「メルカリとラクスルの登場は、過去のピラミッド型社会が崩れていく様子を見るようだった。中央集権的なものが不要とされ、時代のキーワードは『分散化』になった。」(「あとがき」より) 第一生命、ネッツトヨタ南国、福岡ダイエーホークス、コマツ、積水ハウス、吉本興業、メルカリ、ラクスル、西武信用金庫――慣れ親しんだ価値観を捨て、新たなビジネスモデルを作ったキーマンたちを取材、ポスト資本主義の苦闘と未来を描く。 -
恩讐と迷走の日本政治 記者だけが知る永田町の肉声ドキュメント
冷静さを失う首相、一瞬で消滅する野党第一党 日本テレビ官邸キャップが与野党の政治家たちの生の声から 赤裸々に描き出す、あまりに歪な日本政治の姿! 「まるで罰ゲームですよ。日本は滅ぶんじゃないですか」 昨年の衆議院選の最中、著者はそんな声を耳にした。 確かに、2017年の日本政治は異様だった。こんなに混乱し、節操がなく、今後の日本の政治に不安を覚えた年はなかった。 ――首相夫人が親しい不可思議な学校法人に、釈然としない国有地の値引き。前事務次官に「行政が歪められた」と告発される、首相の友人の獣医学部新設。そして政権打倒のためと森友・加計問題ばかり追及する野党に、感情的に反発して冷静さを失う官邸。秘書を罵倒するエリート女性議員。内定したとたんにスキャンダルで取り消される幹事長人事……。総理は政権維持のために突如解散に踏み切り、議員の生き残りのために忽然と消えた野党第1党、都政の傍ら国政進出を企む都知事。 「これは『罰ゲーム』なのか。罰ゲームならば、我々国民が何か罰を受けるに値することをしたというのか。日本政治はなぜこんなところに転がりついてしまったのか、そしてこれからどこへ行こうとしているのか」(「はじめに」より) 与野党を横断した取材、総理・野党幹部の赤裸々な肉声で活写する、政治ドキュメントの決定版。 -
旅する江戸前鮨 「すし匠」中澤圭二の挑戦
鮨職人たちが選ぶ最も尊敬する鮨職人のアンケート一位に選ばれ、多くの食通たちを心酔させてきた四ツ谷『すし匠』の中澤圭二氏。国内の評価を不動のものとしていたにもかかわらず、中澤氏は2016年、53歳でハワイのリッツ・カールトンに進出する。築地からネタを空輸するのではなく、地元ハワイやアメリカ大陸沿岸の魚をつかって、一流の鮨を握るという前途多難な試みに挑んだのだ。それを可能にしたのは、素材の魅力を極限まで引き出す、200年の歴史をもつ江戸前鮨の技法だった――。 中澤氏に出会って以来、その人柄と仕事に惚れ込んだノンフィクション作家の一志治夫氏が15年以上にわたる取材の蓄積から描き出す、熱き男の物語である。江戸時代に握り鮨を考案した華屋與兵衛の時代から、戦前戦後の鮨文化、ここ数十年の海外での展開まで、ダイナミックな変遷を浮き彫りにしつつ、江戸前鮨という食文化の奇跡を浮き彫りにした、鮨ファン垂涎の一冊。 -
真実
すべての世代に響く、かっこいい女性のパイオニア・梶芽衣子のすべてが詰まった一冊 17歳でスクリーンデビューした梶芽衣子。 思ったことを口にしてしまう彼女は生意気な女優として名を馳せるが、その裏で心細さに泣いた日々もあった。 しかし持ち前の負けん気と「勉強、努力、忍耐」のスローガンを抱え、女優としての道を切り拓いていく。 「女囚さそり」での一言も話さない主役という案を考えたり、子供が欲しくて結婚を機に引退を考えていたり、 恋人からのDV、それまでのイメージと異なる「寺内貫太郎一家」への出演、歌手活動、勝新太郎や高倉健との共演、 「曽根崎心中」の苦労と成功、望んでいた企画を奪われた失意と怒りと達観、鬼平犯科帳に心血を注いだこと、 亡くなった妹や海外で活躍する弟や料理人であった父のこと、これからやりたいこと…… 女優梶芽衣子の波乱万丈の人生を、振りかえる。 -
イチロー・インタヴューズ
シアトル・マリナーズでのデビュー試合。初めての首位打者のタイトルの獲得、リーグMVP、メジャー記録のシーズン262安打、WBCでの連覇、不調にあえぐ苦悩、弓子夫人の献身、日の丸への強い想いまで――。日本球界からメジャーへの挑戦が決まった2000年秋から2010年シーズン直前までの100時間を超えるインタビューを収録。イチローのすべてがこの一冊に! -
不安な個人、立ちすくむ国家
経産省若手官僚が問いかける、日本の未来 150万ダウンロードを記録した資料を補足を含め完全版として書籍化。 20~30代の官僚たちが現代日本を分析した未来への提言。 2017年5月に産業構造審議会総会の配布資料として公開されると、 多くのメディアに取り上げられ、瞬く間に150万ダウンロードを記録、 賛否両論を巻き起こした「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」。 これは「経済産業省次官・若手プロジェクト」の一環として作られたもので、 今後日本が立ち向かうべき課題 「富の創造と分配」 「セーフティネット」 「国際秩序・安全保障」 について議論を重ねたもの。 この資料に補足を加え、さらには養老孟司、冨山和彦、東浩紀らとの対談を収録した完全版。 -
北斎漫画入門
葛飾北斎が55歳から刊行し、江戸のベストセラーとなった『北斎漫画』。著者の浦上氏の本業は東洋古陶器を扱う古物商。しかし、18歳で初めて『北斎漫画』を購入して以来、その魅力にとりつかれ、現在までに約1500冊を蒐集、質量ともに世界一のコレクターとなった。そんな浦上氏が、『北斎漫画』の見所を徹底的に解説。北斎の何がジャポニスム画家を魅了したのか、幕末に活躍したシーボルトも北斎コレクターだった? 初摺と後摺はどれほど違うのか、など思わず引き込まれてしまうディープな世界に誘う一冊! -
四継 2016リオ五輪、彼らの真実
日本陸上短距離界史上初の銀メダルの真実とは? 2016年8月に開催されたリオデジャネイロ五輪。あの“レジェンド”ウサイン・ボルト率いるジャマイカ代表との真っ向勝負の末に、四継(男子4×100mリレー)で日本代表チームが史上初の銀メダルを獲得した。他の強豪国と違い、トップスプリンターの証である「100m9秒台」の選手は、日本に1人もいない。それでも彼らはリレーになると、世界の強豪に勝るとも劣らないパフォーマンスを発揮した。 それはなぜか? そこには、日本の伝統であるバトンパスを進化させてきた日々があった。「10秒の壁」を越えようと、選手同士がプライドを懸けて競ってきた日々があった。桐生祥秀、山縣亮太、ケンブリッジ飛鳥、飯塚翔太--偉業を達成した4選手をはじめ、コーチ、スタッフ、他の関係者までを4年間追い続けた筆者が綴る「チーム・ジャパン」のリオでの真実を描いたノンフィクション。 ラストに描かれる、2016年8月19日、四継決勝、37秒60のストーリーは本書のまさにクライマックスである。あの感動が一層の迫力をもって甦る! -
Number 甲子園ベストセレクションI 9人の怪物を巡る物語
PL学園のKKコンビ・桑田真澄と清原和博、怪物・江川卓、平成の怪物・松坂大輔、ゴジラ・松井秀喜、孤高の天才・ダルビッシュ有、規格外の存在・大谷翔平、“ハンカチ王子”斎藤佑樹、若きスター・清宮幸太郎――甲子園を沸かした9人の球児。1年生コンビでの活躍と運命のドラフト、伝説の名勝負・横浜vs.PLの真実、真剣勝負ゆえに生まれた5敬遠など、怪物や天才たちが甲子園で何を考えていたのか、彼らに挑んでいった監督、選手の思いなど、甲子園を巡る26の物語。「Number」誌上で話題となった記事を収録した「甲子園ベストセレクション」! -
丹野智文 笑顔で生きる ―認知症とともに―
39歳で若年性アルツハイマー病を宣告されたトップセールスマン。 家族、同僚、仲間たち…笑顔を取り戻すまでの感動ドキュメント! 〈目次〉 第1章 異変 体の異変を感じた/お客さんの顔がわからなくなった/上司に注意される日々 スタッフの名前も忘れてしまった/ストレスのせい?…… 第2章 告知 大学病院でアルツハイマーと告知/妻は静かに泣いていた 二年後には寝たきりになる?/主治医への相談/アリセプト服用…… 第3章 いまの生活 告知を受けて四年/見た目は普通でも認知症です/朝起きたらコーヒー 私のスケジュール管理/運転免許証を返納する時の辛さ/車の運転についての私の考え 娘は反抗期でも、私は普通のパパ/日常生活ではいつも失敗だらけ 間違えても自分で買い物する/徘徊する理由…… 第4章 仕事 ネッツトヨタ仙台に就職/入社して恋愛、結婚/車が売れなかった新人時代 トップセールスマン/販売実績一位になる工夫 社内の雰囲気/丹野式ノートの利用術/働き続ける条件…… 第5章 仲間たち 診断から百八十度変わった私の人生/「家族の会」が私の支え 最高のパートナーとの出会い/部活の仲間に助けられた…… 第6章 発信することの大切さ 私の中にも偏見がある/区役所の対応に違和感/市長への手紙 JR東海の事故と保険/病気をオープンにする 「おれんじドア」の立ち上げ/脳トレに効果はあるか…… 第7章 認知症とともに生きる旅 スコットランドへの旅/「自立」を助けるツールがある 認知症と診断されたあとの運転免許証 私たちからお願いしたいこと/認知症らしさとは…… -
東芝 大裏面史
東芝の幹部も回し読みしていたという噂の、会員制情報誌による調査報道! 19万人もの社員を抱える名門企業がなぜ経営危機に陥ってしまったのか。アメリカの原発会社ウェスチングハウスを法外な値段で買収したこと、3.11後の原子力発電事業の低迷、トップの権力争い、粉飾決算の発覚・・・・・・。危機の背後には経済産業省主導による原子力政策があった。 【目次】 ◎第一章 経産省にババを引かされた◎ -米原発会社ウェスチングハウス買収。高値づかみの戦犯は経済産業省の中に。 ◎第二章 原発ビジネスへの傾注 2008~2011年◎ -ウェスチングハウス買収から東日本大震災前までの記事を再録し、問題点を浮かび上がらせる。 ◎第三章 上層部の暗闘 2012~2015年◎ -3・11以降、原子力ビジネスは存亡の危機に。半導体事業にも陰りが見える中、会長と社長の確執が表面化する。 ◎第四章 粉飾決算の発覚 2015~2016年◎ -内部告発により不正会計が明らかに。西田、佐々木、田中の歴代3社長の辞任を発表した。 ◎第五章 再建か解体か、泥沼の混迷へ 2016~2017年◎ -莫大な債務超過に陥った東芝は混迷を続ける。Xデーがやって来ることはあるのだろうか。 ◎第六章 原子力ルネッサンスの幻影◎ -90年代、国内で電力自由化を推し進めるべく「聖域」に踏み込んだ男が経産省にいた。 ◎第七章 「フクシマ」のTSUNAMI◎ -未曽有の大災害が東芝にもたらしたものとは。 ◎第八章 トランプのデッドライン◎ -連邦破産法申請でも安閑とはしていられない。日米原子力協定更新という一大事が迫る。 -
My Father, Kim Jong-il, and I 【文春e-Books】
*この電子書籍は、2016年10月07日に発売した『父・金正日と私 金正男独占告白』の英訳版です。 The abrupt death of Kim Jong-il, North Korea’s supreme leader, in late 2011 has propelled Kim Jong-un, his third and youngest son, to the helm of the reclusive communist state. As the untested young leader tries to consolidate his power, Kim Jong-nam, his half-brother who lives a life of exile in China, is keeping an eye on the precarious situation in his homeland. On January 3, 2012, just weeks after his father’s death, Kim Jong-nam sent an e-mail to a Japanese journalist asking a scathing rhetorical question: “Power transfer to the third generation is unacceptable. How can a young successor, with only two years of grooming, take over the absolute power that has been sustained for the last 37 years?” Based on seven hours of interviews and more than 150 e-mails between Kim Jong-nam and the journalist, Yoji Gomi, “My Father, Kim Jong-il, and I” gives readers around the world rare insight into North Korea through first-hand accounts from the man who holds the key to the fate of the country’s new regime. -
乳酸菌、宇宙へ行く
一大ブームとなった腸内フローラ。今や人間の健康に腸内環境を整えることが欠かせないのは常識となった。その数100兆個以上といわれる腸内細菌のバランスに大きな影響を及ぼすのが乳酸菌・ビフィズス菌を始めとするプロバイオティクス。腸内フローラを整える働きをもつ微生物を指す。医師も病院もない宇宙空間で長期滞在する宇宙飛行士が乳酸菌を摂取すれば、免疫機能や腸内環境にどのような影響があるか。そんな実験も始まろうとしている。乳酸菌は、果たして究極の予防医学となりうるのだろうか。 科学に基づいた遺伝子レベルでの最新情報とともに、健康を保つために最適な乳酸菌とのつきあい方を紹介する、腸内フローラ研究の決定版。 【目次】 ◆ようやく見え始めた腸内細菌の「姿」 ◆赤ちゃんの腸内細菌はどこからやってくる? ◆腸内細菌は人間の“味方”なのか“敵”なのか ◆有能な乳酸菌の性質とは? ◆見えてきた日本人の腸内フローラ「標準値」 ◆フードファイターはなぜ太らない!? ◆乳酸菌は生きて届かないといけないの? ◆乳酸菌飲料はいつ飲むのがいい?ほか -
ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する
トランプ大統領の当選に影響を与えたのが、選挙中に起きたメール流出事件。このハッキングを行ったのはロシアだと考えられている。インターネットが普及し、サイバー空間が「仮想空間」から「現実」へと変わった現在、サイバー攻撃は国の運命すら左右する。さらに、情報戦だけでなく、ウィルスを通じて原子力発電所などのインフラを破壊するサイバー攻撃も可能となっている。サイバー攻撃はいかにして進化してきたのか? 本書ではサイバー空間が、初めて国家間の争いの舞台になった1986年の出来事から、スノーデンによって暴露されたNSA(米国家安全保障局)による世界規模の監視網、不気味な動きを見せる北朝鮮やイラクなど、サイバー攻撃の歴史を紐解きながら今、世界で何が起こっているのかを解説。日本もすでにサイバー戦争に巻き込まれている! 来たるべき大きな混乱の時代を生き抜くために必読の一冊。 -
直木賞物語
直木賞を愛してやまぬ著者が贈る“直木賞のすべて” 選考委員がふたりしか来ない選考会? 選考基準どころか賞の対象範囲も定かではない!? あなたの知らない直木賞の真実がここに。 芥川賞と並び称されるも、大衆文学・エンタメ小説が対象の直木賞はいつもオマケ扱い、 その時々の選考会でブレまくる選考基準、山本周五郎賞や 「このミステリーがすごい!」、本屋大賞など次々とライバルが出現! 波乱万丈の直木賞の歴史を、人気サイト「直木賞のすべて」を運営する 著者が描く、人間臭さ全開のドキュメント。 -
再発! それでもわたしは山に登る
がんに冒されながらも明るく前向きに人生を楽しんだ、世界初の女性エベレスト登頂者・田部井淳子。 山を愛し、夫を愛し、人々との出会いを大切にしたかけがえのない日々……。 2016年10月20日、亡くなる5日前の病室で「みなさん本当にありがとう!!ありがとう!!百万遍もありがとう!!」と書き残した。 がんの再発から、ガンマナイフ治療、あらたな抗がん剤の使用、海外登山に、講演会と精力的に過ごし、2016年7月の東北の高校生の富士登山プロジェクトが最後の登山となった。病室で、打つ手はないとわかりつつも来月、来年の予定まで考え続けていた著者の姿勢に心打たれる感動の闘病記。 山の同志であり人生のパートナーであった夫・田部井政伸氏の手記も収録。 -
総理の誕生
産経新聞政治部の名物記者が描く、知られざる安倍晋三の肉声秘話。 第一次政権の失敗とは何だったのか。あのときと現在では何が違うのか。築き上げてきた政治的資産のみならず、政治生命すら失いかけた失意のどん底から、再びここまで上り詰められたのはどうしてか。 人によって好き嫌いも評価もくっきりと二分される安倍とは一体、何者であり、どんな政治家なのか。慰安婦問題、拉致問題、教科書問題、靖国神社参拝問題、日米同盟と対中関係、対メディア、消費税増税といった諸問題について、どう考え、何を語ってきたのか。 98年、まだ若手だった安倍晋三に密着取材して以来、記者として18年以上もウォッチし続けきた著者が、直接、安倍と話をし、また見聞し、現場で体験し、考えてきたことをそのまま記した。 【目次】 序章 その時、安倍の言葉を聞いた 第一章 実は出世は遅かった 第二章 小泉純一郎という両面教師 第三章 小泉さんは、拉致を分かっていない 第四章 なぜ、一次政権は崩壊したのか 第五章 政治的な死者と言われて 第六章 盟友、中川昭一のこと 第七章 橋下徹コネクション 第八章 経済という切り札 第九章 オバマとの関係はこう詰めた 第十章 安倍の後継者は誰か? あとがき 少数派が中枢に位置する時 略年表 -
幸せをつくる、ナースの私にできること
ひとりでも救えるのなら救いたい! 東日本大震災にて、災害看護のスペシャリストとして、日本全国から派遣された3770人のナースを現場で取り仕切り、被災地支援に尽力した看護師・石井美恵子。 限られた資源、危機迫る状況の中で最高の結果を出す、災害現場のプロの仕事とは? スーパー看護師の感動ストーリー! イラン、スマトラ沖、ジャワ島、中国四川大地震…… 多くの国際支援経験を持つ“災害のエキスパート看護師”の大奮闘が、あの時の被災地の人々を支えた! スーパー看護師の被災地奔走ストーリー。 -
図解 世界史で学べ!地政学 Essential Compact
内向きになっていくアメリカ、EUと訣別したイギリス、日本を挑発する中国、日本に近づくロシア、ロシアに近づくトルコ、日・米と軍事訓練をするインド、ISの主戦場となったシリア、アメリカにケンカを売ったフィリピン、煮えきらないオーストラリア、相変わらずの韓国……急変する世界情勢。各国リーダーの本音はどこにあるか。日本の外交に必要なのはリアリズムだ!◎本書の特徴・2色刷り・見開き単位の国別構成・『世界史で学べ! 地政学』に最新事情に関する記述と豊富な図版を加え、内容を刷新。『世界史で学べ! 地政学』をお読みになった方にも満足していただける内容です。 -
汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦! 「国際政治の舞台裏を解剖した傑作だ! 」 プーチン、習近平はじめ、世界のVIPを震え上がらせた「パナマ文書」、 アフガン戦争&イラク戦争の機密文書を公開! 告発サイト「ウィキリークス」の主宰者、 サイバースペースの叛逆児アサンジ、 CIAの国家機密を内部告発したスノーデン、 詐欺師の父を持ち、スパイからベストセラー作家に転身したジョン・ル・カレ、 銀座を愛し、ニッポンの女性を愛した、20世紀最高のスパイ・ゾルゲ、、、 古今東西、稀代のスパイはみな、 人間味あふれる個性的なキャラクターばかり。 そんな彼らは、いったいどうやって 世界を揺るがす超弩級の情報を どうやって手に入れたのか? 「最後の勝負は、いかに相手の懐深く飛び込み、 信頼を勝ち取れるかにかかっている。人間力を駆使して 盛りかえる情報だけが、ダイヤモンドのような輝きを放つ」 (本文より) 情報の主戦場がサイバースペースに移りつつある今こそ、 検索で見つけた無味乾燥な情報ではなく、 自らの足で、時間をかけて集めたインテリジェンスが 何ものにも代えがたい、唯一無二な価値を持つ。 人間味あふれるスパイたちが繰り広げるドラマチックなストーリーは、 同時に、今の時代を生き抜くために欠かせない、 インテリジェンスセンスを磨く最高のテキストなのだ。 巻末には手嶋龍一さんが自らセレクトした、 「夜も眠れないおすすめスパイ小説」ベスト10付。 -
自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで
*本文「幸せになる秘訣」より抜粋* 自己憐憫におちいって身動きがとれなくなったことが、どれほどあっただろう。 陽気でいるよりも、みじめでいるほうがずっとかんたんだ。 ポジティブでいるよりも落ちこんでいるほうがずっと楽だ。 人生が厳しいときにポジティブでいるためには努力が必要だけれど、 落ちこむためにはまったくなにもしなくていいのだから。 ひとりが落ちこむと、まるで伝染病みたいに、まわりのみんなも落ちこんでしまう。 だから自分の身を嘆きがちなぼくたちは、せめてまわりの人にやさしくしなければ。 どうすれば自己憐憫を乗りこえられるだろう? より楽な生活をすればいいというわけじゃない。ぼくのおばあちゃんは ものすごくたいへんな生活をしているけれど、とても陽気な人だ。 ことの大部分は「期待」と関係しているのだと思う。 人生になにか「貸し」があると思っていたら、 いま手にしているもののありがたさはわからない。 ぼくはずっと、自分をふつうの子たちと比べていた。自分を嫉妬に閉じこめ、 自分だけが人生を楽しむチャンスを逃していると思っていた。 ふつうの子だって完璧な人生を送っているわけじゃないということが わかっていなかった。 彼らはふつうの頭脳を持っていたかもしれないけれど、たぶんぼくには、 家族やファイトなど、彼らが持っていないものがあった。 自分の幸運に気づけば、自分の財産のありがたみがわかる。 ぼくは、コミュニケーションができることの幸運をかみしめている。 これをできて当然のことだとは思わない。 「この病気であることがすべて悪いわけじゃない」 このことを心に刻んで、自己憐憫と戦うのがぼくの仕事だ。 認めたくはないけれど、自閉症はぼくにいいことももたらしてくれた。 沈黙の世界で、ものごとを深く考えることを学んだ。 まわりの人たちとその感情を観察して理解することを学んだし、 この病気がすべての終わりじゃないこともわかった。 取り組むことができるとわかっている難題にすぎないのだ。 幸せになる秘訣は、自己憐憫をやめることだ。 -
崑ちゃん ボクの昭和青春譜
昭和三十~四十年代、『番頭はんと丁稚どん』『とんま天狗』などで絶大な 人気を獲得。コメディアン、俳優、司会、コメンテーターとして、テレビの 黎明期から活躍する大村崑の回想記。 劇団「笑いの王国」を結成した芦屋雁之助、小雁兄弟や花登筺、 同時期に活躍して関西の笑いを全国に広げた藤田まこと、藤山寛美、 高倉健、渥美清、美空ひばり、森繁久爾、森光子など昭和のスター・・・。 抱腹絶倒、波瀾万丈のエピソードが満載! ・おもな目次 【第一章 人気者狂想曲】 北野劇場/花登筺の脚本と演出/「とんま天狗」 【第二章 家族の記憶】 神戸・新開地 【第三章 「大村崑」の誕生】 終戦/闇物資商売/キャバレー「新世紀」 【第四章 姓は尾呂内、名は楠公】 ミゼットの生CM/オロナミンC秘話/アドリブから生まれた名コピー 【第五章 僕と家族】 息子たちと銭湯へ/家族対抗歌合戦必勝法 【第六章 「崑ちゃん」秘話】 メロンの恨み──江利チエミと高倉健/遊び仲間・藤田まこと 東京の仲間たち──渥美清、谷幹一、関敬六 キャバレーの流儀──エノケンさん/鼻メガネの継承──三木のり平先生 耳元で聴いた「柔」──美空ひばり/異端児──トニー谷さん すごい顔パスの音曲師──柳家三亀松師匠/桂米朝師匠の「路銀」 『君恋し』──ミヤコ蝶々/藤山寛美さんの楽屋テクニック 森光子ちゃんと森繁久彌先生/とんま天狗ファン──十八代目中村勘三郎 座長・北島三郎さん/八代亜紀さんのサプライズ 【第七章 未完の話】 未だ届かない船――森繁久彌 【第八章 元気ハツラツ!】 崑ちゃんがくれたオロナミンC/崑ちゃんの元気の秘訣 -
偽りの帝国 緊急報告・フォルクスワーゲン排ガス不正の闇
「まじめなドイツ企業が、どうしてこんなことを?」 2015年9月、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題が 発覚したとき、上記のような感想を抱いた日本人は少なくないだろう。 だが、ドイツの経済界を26年間にわたって取材してきた著者には意外ではなかった。 「VWよ、やはりお前もか」 販売台数世界一をめざして、年々、成長してきた同社も大企業病に蝕まれていたのだ。 上司の命令にNoといえない社風、はげしい権力争い、問答無用の成果主義・・・ この不正の根にある問題は、おなじ物づくり国家である日本にとっても、けっして 対岸の火事ではない。企業人必読の現地レポート! 【おもな目次】 ◆第1章 VW排ガス不正の衝撃◆ 上限値の35倍の排出データ/違法ソフトの使用を「自供」/史上3番目の大規模リコール/ VW株価、一時暴落/社内調査の不十分さを露呈 など ◆第2章 帝国の内なる不安◆ 陰の最高権力者/帝国の父・ポルシェ博士/ヒトラーが国民車開発を命令/ 家庭内でも成果主義/骨肉の経営権争い/「経営に調和は不要だ」 など ◆第3章 不正はいかにして行われたか◆ 訴訟抗弁書が明らかにする不正の実態/「取締役より下のレベル」の犯罪?/ 時間を空費した3週間の休暇/危機管理システムの機能不全/空気を読んだエンジニアたち など ◆第4章 襲いかかる巨額の経済負担◆ 米国でのマンモス訴訟開始/訴状に浮かび上がる米国人の怒り/147億ドルの支払い/ 史上最悪の赤字 など ◆第5章 不正は氷山の一角◆ すべての企業が抱えるジレンマ/規則違反が法律違反にエスカレート/変革と合理化に 抵抗する労働組合/歴史的転換点に立つVW/日本への教訓 など -
ねないこはわたし
誰もが子どもの頃に一度は読んだことがある名作『ねないこだれだ』の作者せなけいこさん。そんな名絵本作家が、フルカラーの貼り絵原画満載の大人の絵本で創作の源泉を綴った。「ためになると思って、描いたわけじゃない。しつけの本でもない。おばけになって飛んでいきたかったのは、わたしなの」。あのおばけはいかに生まれたか。子育てをした、子育てをするすべての人に贈る、せなけいこさん最初で最後の自叙伝的絵本。 -
天才を作る親たちのルール トップアスリート誕生秘話
日本を代表するトップアスリートは、家庭でどのような教育を受けたのか。 親がしたこと、しなかったこと。12家族から見えるそのルール。 世の中には「天才」と称されるスポーツ選手が何人もいる。天才って何? 大量の汗とともに磨かれる技、そして肉体と精神、その上に成り立っている競技スポーツに生きる選手に対して、「天才」という曖昧模糊とした言葉には違和感がある。その疑問から始まった、トップアスリートの親へのインタビュー集。多くの読者に好評を博した2003年刊の同テーマ書籍に続く第二弾。今回は、萩野公介(水泳)、白井健三(体操)、桐生祥秀(陸上)、永井花奈(ゴルフ)、石川佳純(卓球)、木村沙織(バレー)、井上尚弥(ボクシング)、竹内智香(スノーボード)、藤浪晋太郎(野球)、宇佐美貴史(サッカー)、宮原知子(フィギュアスケート)、大谷翔平(野球)の親へ取材。それぞれ育て方には個性がありながら、数え切れないほどの共通項もあった。筆者がそこで導き出す、天才の作り方とは。 -
カウントダウン・メルトダウン
2011年3月11日、 14時46分。東北地方太平洋岸一帯をマグニチュード9.0の激震が襲った。この地震と、そのあとの巨大な津波により、福島第一原子力発電所は全交流電源喪失という非常事態に陥る。 戦後最大の危機にあって、政治家は、東京電力は、原発の現場は、自衛隊は、そして地域住民は、どういった危機に直面し、どのような行動をとったのか。事故後、福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)を設立した国際的ジャーナリストが、危機に面した人々のストーリーに照準を合わせて、報告書の作成後も、さらなる取材を敢行。 リスクとは何か。リーダーシップとは何か。国家とは何か。福島第一原発の危機が問うた、日本の「国の形」、「戦後の形」を浮き彫りにするノンフィクションのマスターピース。第44回大宅賞受賞作。 上巻は事故の発生から、原発への放水作業までの軌跡を描き出す。 -
なでしこの誓い ~世界一の心のきずな物語~
サッカー日本女子代表、なでしこたちの強さの秘密は仲間・恩師・サポーター・自分へのゆるぎない誓い、そしてそこから生まれる心のきずなだった。宮間あや、大儀見優季、川澄奈穂美選手らの知られざる子ども時代の物語。 -
炎を越えて 新宿西口バス放火事件後三十四年の軌跡
「私はなぜこの運命を背負ってしまったのか。」 全身熱傷からの生還。生と死を見つめた魂の手記! 1980年夏、新宿西口バス放火事件。死者6人の無差別犯罪に日本中が騒然とした。 著者は全身80パーセントの大火傷で、瀕死となった。 事件の陰には信じられないようなドラマが秘められていた。 報道カメラマンの兄が、妹が乗っているとは知らず、炎上するバスを撮影。明暗をわけた一枚の写真が兄妹の仲に陰を落とす。いつまでも「被害者」として過剰に接する母からの自立。そして、不倫の恋をしていた19歳年上の仕事仲間と結婚するも、夫はのちにレビー小体型認知症となり死去。 なにより凄まじいのは、著者は、放火事件の加害者M青年の不幸な生い立ちを知るにつれ、「自分もまた彼を加害者の側に追いやった人間のひとりではないか」と考え、刑務所で面会、文通をし、赦そうと試みたのだ。それによって自分も「被害者」の冠を外して歩みだせるのではないか――しかしそれもMの獄中自殺によって絶たれてしまう。 いったい自分の人生とは何だったのか。かくも過酷な運命を生き、死ぬことの意味は何なのか。 事件当時の輸血がもとでC型肝炎になり、肝臓がんを発症して余命宣告を受けた今、著者は、この生と死を納得するための思索の旅をふたたび始めた。 NHKスペシャル「聞いてほしい 心の叫びを~バス放火事件 被害者の34年」(2014年2月放映)に感動の声、続々! 石原慎太郎氏からの手紙も収録。 -
英国式事件報道 なぜ実名にこだわるのか
殺人事件では被害者の経歴を詳細に書き、容疑者は逮捕前から顔写真を掲載、ただの乱痴気パーティを長文で報じるイギリスの新聞。下世話? 野次馬根性? 残酷好き? しかし、日本人記者が見た報道の現場には、「ジャーナリストの役割」に対する確固たる認識があった。「ジャーナリストは下の下」とうそぶく記者がいれば、「ニュースは人間についてのことでなくてはならない」と強調する記者もいる。「歴史の第一稿」を作る、というニュースの意義を考えさせられる一冊。 -
完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯
「もし、『ボビー・フィッシャーはどんな人?』と聞かれたら、『チェスの世界のモーツァルト』と私は答えます」(羽生善治)。すなわち、誰もが認める天才である。その天才性を棋譜を追うことで簡単に知ることができる。そして、天才としての彼とはまったく別の人間性も有している――。それが、不世出のチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーです。 13歳にしてクイーンを捨て駒とする大胆華麗な「世紀の一局」を達成し、翌年、全米王者に。東西冷戦下、国家の威信をかけてソ連を破り世界の頂点に立つが、奇行を繰り返したあげく表舞台から失踪。ホームレス寸前の日々の末、日本で潜伏生活を送る――。アメリカの神童は、なぜ狂気の淵へと転落したのか。少年時代から親交を結んできた著者が、手紙、未発表の自伝、KGBやFBIのファイルを駆使して描いた、輝きそして壊れた男の評伝。羽生善治氏による解説付き。 -
ヤバい現場に取材に行ってきた!
取材記者、ルポライター、売文屋……。呼び方は人によっていろいろだが、まあ要するに野次馬代行業だ。 そう、俺はプロの野次馬だ。違法な現場、立ち入り禁止の現場、不可解な現場、危険な現場……。お声がかかればどこへでも行く。かからなくてもどこへでも行く。いつだって捨て身の突撃で、与えられたミッションを遂行するだけだ。(はじめにより) 一般人ならば二の足を踏むような場所にも潜入し、雑誌や書籍などに記事を書く取材記者。彼らは危険と隣り合わせの「現場」でいったい何を見て、何を感じているのか――? 銃弾飛び交うイラクで命を縮め、悪名高き児童買春村で戦慄し、限界を超えたゴミ屋敷で人生を諭し、大麻マンションで未来を憂う――ベテラン取材記者が軽妙な筆致で紡ぐ“ヤバい”現場の“危ない”ルポルタージュ! -
ガイドブックには載っていない 沖縄 裏の歩き方
国内で気軽にリゾート気分を味わえるとあって、多くのリピーターを生む人気の観光スポット、沖縄。 しかし、その魅力は海や自然、グルメだけではない。 この島には市販のガイドブックには載っていない、沖縄ならではの楽しみ方があるのである。 眠らない街「那覇・松山」や「浦添・屋富祖」など地域別繁華街の攻略法から知る人ぞ知るマル秘風俗街情報、 離島や奇祭などのマニアックな観光情報、さらにはハブ捕り名人や謎の祈祷師ユタ、そして違法賭博店や基地利権といったアンダーグラウンドな情報まで……。 島人だけが知る、沖縄の表と裏の魅力が満載。本書を読めば、すぐに沖縄に出かけたくなる。大好評、彩図社「裏の歩き方」シリーズの第四弾! -
ちゃんと漕げ!
「人生に後悔を残したくない。学生の時から心にあった自転車で世界一周をやりたい」 熱い思いを秘めた夫と、軽いノリで付いてきた妻。 そんな二人のタンデム自転車での世界一周旅行が始まった。 訪問国43ヶ国、総費用約1500万円、総走行距離2万6000キロの二人旅。夫婦2人でタンデム自転車世界一周! -
ショパン・コンクールよ、どこへいく
現地取材を重ねた著者による最後のルポルタージュ! 2027年に創立100年を迎える「ショパン国際ピアノ・コンクール」。ライブ配信によって第19回大会も注目を集めた一方で、前例のない採点方式などが物議を醸した。さまざまな思惑がせめぎあうなか、若手ピアニストの登竜門はどこへ向かうのだろうか――。本書は、1位のエリック・ルーと2位のケヴィン・チェンの一騎打ち、4位の桑原志織、大躍進の中国人ピアニストなど直近大会の演奏を振り返るとともに、ショパン・コンクールの今後を占う。さらに、出場者のマネージャーらを取材。キャリアという視点で大会の価値を再考する。 -
大学病院の正体 手術、人事、教育、研究のすべて
大学病院とはどんなところなのか。 怖いところ、とんでもないところなのか。 本書では著者の知っている大学病院の舞台裏をすべて明かしました。 どうしたら医学部に入れるのか。 研修医って何をしているのか。 医療レベルはどの程度か。 医療ミスはなぜ起きるのか。 何を研究しているのか。 教授になるのはどういう人か。 そして未来のあるべき大学病院の姿とは……。 きっと「良い病院」を見つける手掛かりになるはずです。 ≪目次より≫ どうやったら医学部に入れるのか 医療は二流ってほんと? 医療ミスはなぜ起こる? 起きたらどうする? 内視鏡手術は患者にとって有益だが…… 教授は今でもピラミッドの頂点か 教授になる方法、教えます どうやって若い医者を育てるのか ……ほか -
脱ドーパミン中毒(新潮新書)
「脳内快楽物質」ドーパミン――酒にドラッグ、ギャンブルやポルノばかりか、ゲームにSNSにネット動画と1日24時間・1年365日、絶え間なく脳が報酬を受け取れるのが現代社会だ。今や誰がいつ何の依存症になってもおかしくない、と依存症医学の第一人者である著者は言う。前作『ドーパミン中毒』の分析をもとに、どうすれば依存症から脱出できるのか、8ステップでやさしく伝授する現代人必読の実践書。 -
北川進先生に、人生と多孔性金属錯体について聞いてみた
MOF(金属有機構造体)の開発で2025年にノーベル化学賞を受賞した北川進先生・初の一般書。ベストセラー『山中伸弥先生に人生とiPS細胞について、聞いてみた』と同じ聞き手、同じ構成で読みやすいのが特徴です。科学っておもしろい! 本書の主な内容 〇科学は自由で、面白い 〇人生を変えた数冊の本 〇転機となった学会での挑発 〇「孔が空いていますよ」 〇座右の銘は「無用の用」 〇異端にこそチャンスがある 〇汗か涙かわからないものを流す 〇ノーベル委員会の評価 〇MOFは「超小型マンション」 〇日本が資源大国になる日 -
アメリカの正義・イランの論理 イラン戦争180日
正気か? 狂気か? なぜ戦わねばならなかったのか? 気鋭のイスラム思想研究者が解き明かす21世紀の「宗教戦争」! ◎イランは中東の北朝鮮 ◎イラン革命により誕生したイスラム独裁神権国家 ◎イランは世界征服を目指している ◎イラン・ロシア・中国・北朝鮮――新悪の枢軸 ◎サウジとUAEの対立で複雑化する中東 ◎メディアが隠すイラン抗議デモの本当の理由 ◎NHKテヘラン支局長拘束事件 ◎イラン攻撃に踏み切ったアメリカの正義とは ◎イランの核交渉とアラブ諸国攻撃 ◎イラン体制転覆計画はなぜ中止されたのか ◎イランの脅迫に屈したトランプ大統領 ◎イラン戦争無限ループ化と中東のグレーな未来 ◎日本の危うい中東外交と偏向報道 ほか 私は、中東や世界情勢を、イスラム研究者の視点から分析してきました。アメリカのメディア報道と同じことしか言わない「国際政治学者」や、トランプ大統領が嫌いでたまらないメディアや、反米反日イデオロギーに駆動された「リベラル」言論人の語る中東と私のそれが全く異なるのは、私の知識もキャリアも、中東をみるスタンスも、彼らとは全く異なるからです。(中略) 想像も及ばないような奇妙で恐ろしい現実を、どうか現実として受け止めてください。みなさんも本当は、「本当のこと」が知りたいはずです。(「はじめに」より) 【目次】 第1章 イランとはどのような国なのか 第2章 イラン・ロシア・中国・北朝鮮――新悪の枢軸 第3章 イラン戦争前夜 ➀ イラン弱体化と中東大変革/➁ イランで反政府デモ発生/➂ アメリカのイラン攻撃準備/➃ NHKテヘラン支局長拘束事件 第4章 イラン戦争と停戦交渉 ➀ イラン攻撃に踏み切ったアメリカの正義/➁ 塗り替えられる中東情勢/➂ 停戦交渉の行方/➃ 日本の危うい中東外交と偏向報道 -
拳闘魂 井上尚弥・拓真の闘い
1 最強の対抗王者を一蹴! 英国グラスゴーの衝撃 ――井上尚弥対エマニュエル・ロドリゲス 2 キャリア初! 眼の負傷を乗り越えた。さいたまスーパーアリーナでの激闘を制する ――井上尚弥対ノニト・ドネア/井上拓真対ノルディーヌ・ウバーリ 3 なぜ井上尚弥はダウンを奪った後「行かないよ」と言ったのか? 「The DRAMA in SAITAMA 2」のインサイド ――井上尚弥対ノニト・ドネア第二戦 4 ただひたすらに逃げ回る、対抗王者を仕留めきる。ついにバンタム級四団体を統一 ――井上尚弥対ポール・バトラ― 5 兄に続き、弟・拓真もボクシング世界バンタム級王座獲得! でもまだこれがゴールじゃない ――井上拓真対リボリオ・ソリス 6 井上尚弥を激怒させたフルトン陣営の「姑息な」手段。圧勝後、大喜びしたほんとうのワケ ――井上尚弥対スティーブン・フルトン 7 「今回は、あえて六八点に」。タパレス戦、そしてスーパーチャンピオン井上尚弥の未来 ――井上尚弥対マーロン・タパレス 8 尚弥の時にも泣いたことはなかった。拓真の初防衛成功で父が見せた「涙」のわけ ――井上拓真対ジェルウィン・アンカハス 9 井上尚弥、人生初のダウン! 父・真吾氏も凍りついた!「サプライズな完勝」の舞台裏 ――井上尚弥対ルイス・ネリ/井上拓真対石田匠 10 背中まで衝撃が突き抜けた! 強烈ボディーで対戦相手がギブアップ ――井上尚弥対テレンス・ジョン・ドヘニー 11 またしてもダウン! またしても凍りついたラスヴェガスの夜 ――井上尚弥対ラモン・カルデナス 12 「最強の挑戦者」になにもさせずに完勝! ――井上尚弥対ムロジョン・アフマダリエフ 13 井上拓真、大変身! 親と子が、はじめて一つになって戦えた ――井上拓真対那須川天心 14 初めてのサウジ・アラビアで統一王座を年間、四度防衛 ――井上尚弥対アラン・ピカソ 15 名手井岡一翔が二度もダウン! 井上拓真はなぜ完勝できたのか? ――井上拓真対井岡一翔 16 中谷選手がどう来ても、対応する準備はできていた。空前のメガファイト・東京ドーム「THE DAY」の真相 ――井上尚弥対中谷潤人 -
あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々
1920年から終戦まで日本の統治下にあったパラオ。 そこには南洋庁という役所が置かれ、 作家の中島敦をはじめ、日本から移り住む者も多かった。 「楽園」と呼ばれた島で、日本人移民と現地島民が織りなす 暮らし、そして「戦争」のリアルとは――。 各地で拾い集めた、80年前の「日常」の証言。 植民地支配の歴史を、そこに暮らした人々の視点から 見つめなおすルポルタージュ。 〈巻末対談〉中島京子 -
福沢諭吉 敗け続けの偉人(インターナショナル新書)
筆からペンへ――もう一つの幕末維新史。 慶應義塾の創設者、『学問のすゝめ』の著者として、近代日本の象徴とされる福沢諭吉。しかしその歩みは、決して順風満帆ではなかった。少年時代の孤立、進まぬ学問、攘夷の中での帰国、政変による新聞発刊の頓挫、塾の存亡の危機・・・・・・激動の時代に道なき道を進み、幾度もの挫折に見舞われながらも、彼は思考を止めなかった。 気鋭の政治史学者が新しい視点から「福沢諭吉」を問い直す意欲作! -
エプスタイン文書の衝撃
性暴力や虐待が記録されたエプスタイン文書について全世界が震撼しています。逮捕された英アンドルー元王子をはじめ関係者にはノルウェー王室、ビル・ゲイツやクリントン元大統領やトランプ大統領など世界の政財界の名前が上がっています。この文書のうち現在300万ページが公開。元NY記者で米国に精通する著者がその中身をわかりやすく解説。 -
冬の蕾 ベアテ・シロタと女性の権利
想像してみてください.個人よりも家や家族が重んじられ,女性はつねに男性に従い,選挙権もなかった時代を.敗戦によって,そうした冬の時代に憲法の男女平等条項という一つの「蕾」がもたらされました.本書は,この条項を起草したベアテ・シロタの生涯をたどる名作漫画です.現代日本を生きる女性たちを描いた三つの短篇を併せて収録します.(解説:田嶋陽子)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. -
野馬追で会いましょう 相馬の馬文化と震災後の日常
海外で土着の馬に乗り、「馬の地」が紡ぐ歴史と人々の営みをたどる旅をしてきた著者は、2021年夏、福島県相馬地方で行われる祭事「相馬野馬追」を初めて訪れた。馬との暮らしが失われる中、祭りはどのように維持されているのか。日本の馬文化のいまを知りたい――。浪江町で出会った「平本家」のメンバーは東日本大震災でほぼ全員が被災し、全国に散らばって生活していた。かれらの語り、一人一人の選択から原発事故の影響がいまだ続く現実が見えてくる。日本の馬文化の現在地と震災後の日常を描くノンフィクション。 -
足型をはめられた子どもたち
わずか1年で、学級崩壊した小学5年生の子どもたちを大きく成長させたコミュニケーション教育が、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介され大きな反響を呼びました。その主役、著者の菊池省三先生は「学級崩壊立て直し請負人」と呼ばれ、全国の教師の指導者として活躍しています。 菊池先生が、現役教師から全国の教師の指導者として活動を開始し、10年以上が経ちます。 全国で行ってきた飛び込み授業は3000時間を超えます。いま公立小学校の現状をもっとも知っていると言っても過言ではありません。 その菊池先生が、「以前の学級崩壊は数人の問題児が原因だったが、現在は教室全体が無秩序状態」となった「子どもたちの危機だ」、と本書執筆を決断しました。 今、小学生の身に何が起こっているのでしょうか? ●端末一人一台が当たり前となり、授業中YouTubeを見たりゲームに興じている子どもがいるのは、生徒が教室から飛び出さないために許容しているケースも見られます。 ●不登校小学生は13万人と言われます。じつは教師が疲弊し、対策をとれないという現状も。 ●全国学力テストが教師に与える影響が大きく、型にはめる教育の要因の一つになっています。 学力テストの結果が、県だけでなく、校区ごとでも成績が出るため、学力アップが至上命題に。 「給食時間用の課題プリント」「おとなしく授業を受けさせるため足型に合わせて座らせる」「学力テストの結果をよくするため、成績の悪い子をテスト日に休ませる」などなど。 ●気持ちの伝え方を学べず、苛立ちから器物破損など暴力行為につながるとの分析もあります。 本書では、子どもたちの置かれた状況を明らかにします。とともに、日本の未来を担う子どもがしっかりと生き抜く力をつけるための解決策として、家庭でもできるコミュニケーション能力を伸ばす方法を提案します。 -
日本の弁護士と日弁連の罪と罰
正義の味方とはかぎらない。弁護士を疑え! ◎増加する弁護士の不祥事 ◎日弁連の偏向した政治活動 ◎既得権益化した日弁連は解体せよ 「弁護士批判」というタブーに切り込む! 【目次】 第1章 凶悪殺人犯の死刑執行にも反対する日弁連 オウム事件の死刑執行への抗議 GHQ占領下で設立された日弁連 犯罪者は「国家と闘う被害者」なのか 日弁連の死刑制度廃止論のウソ 日弁連を操る「特定弁護士」の存在 第2章 「憲法守って国滅ぶ」を進める日弁連 憲法改正反対闘争 軍事研究を批判する日本学術会議を支持 首相の靖国神社参拝への反対 第3章 日弁連の左傾化と世代間対立 日弁連はなぜ左傾化したのか 司法制度改革と弁護士の世代間対立 増える弁護士の不祥事 第4章 慰安婦問題を世界に広めた日弁連と3人の弁護士 慰安婦問題を反省しない朝日新聞 慰安婦問題の黒幕は日弁連と3人の弁護士 国連とNGOを使い慰安婦問題を追及する「特定弁護士」 第5章 北朝鮮の悪行に沈黙する日弁連 拉致問題を見て見ぬふり 朝鮮学校への補助金停止を批判 日本を敵視する在日韓国・朝鮮人弁護士団体 外国人参政権付与のために活動 第6章 日弁連を日本に取り戻すために 日弁連の人権擁護の基準は「反日」か否か 日弁連を解体せよ -
NHK「100分de名著」ブックス 渋沢栄一 論語と算盤 対極を両立させる知恵と才気
近代日本の礎を築きあげた渋沢栄一。拝金主義や格差社会を否定し公益を最優先する姿勢を持ちながら、500の企業、600の社会事業を興した実業界のカリスマは、どのように考え、どのように生きたのか。『論語』に範を置きながら、知恵と実践を両立させたその才覚とは。「論語=道徳・倫理」と「算盤=資本主義的な利潤追求」を調和させ、ビジネスで最も大切な要素である「信用」を創造させた渋沢の行動原理に、中国古典のエキスパートが迫る。 書き下ろし「ブックス特別章」では、同時代を生きた岩崎弥太郎、安田善次郎、大倉喜八郎、森村市左衛門といった実業家たちの実践と渋沢を比較。近代日本がどのようなうねりの中で歩を進めていったのかを見てゆく。 2021年4月に放送されたNHK「100分de名著」テキストに、書き下ろしを加えて単行本化。現代的な視点から見た実業家・渋沢の偉業とその思想をコンパクトに解説した、「渋沢栄一入門」最適の一書。 【内容】 はじめに 近代「日本」の原点に学ぶ 第1章 高い志が行動原理を培う 第2章 「信用」で経済を回せ 第3章 「合本主義」というヴィジョン 第4章 対極にあるものを両立させる 特別章 渋沢栄一と同時代の実業家たちの『論語と算盤』 読書案内 -
原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換
広島、長崎への原爆投下から80年たった2025年、日本政府は原発新設方針に大きく舵を切り、核活用拡大に転じた。 原発低減・再生エネルギー最優先をやめるという、3.11の原発事故以降最大の方針転換だ。 2026年3月は、福島第一原発事故からちょうど15年。レベル7のあの事故からたった15年で原発回帰へ。 その背景にいったい何があったのか。原発事故以降最大の方向転換に、我々は今何を学び何を考え、何をすべきなのか。 原子力と日本の未来について、作家、ジャーナリスト、研究者らが思いや提言を熱く語る。 ●著者(掲載順):吉田千亜(ライター)、桐野夏生(小説家)、鈴木達治郎(NPO法人ピースデポ代表・長崎大学客員教授)、朽木 祥(作家)、浅田次郎(小説家)、野上 暁(評論家)、橋爪文(詩人)、青木美希(ジャーナリスト)、落合恵子(作家・クレヨンハウス主宰)、吉岡 忍(作家)、金平茂紀(ジャーナリスト)、ドリアン助川(詩人) -
オールドメディアのラスボス NHK解体新書
オールドメディアの雄であり、日本最大のマスメディアでもあるNHK。本書ではその“闇”を徹底的に暴いていく。高市内閣発足時、『ニュース7』で堂々と「ダッチ・アングル」――カメラを水平から傾けて撮影する技法で、それを見た者は被写体の水平線が斜めになるため、無意識のうちに不安・緊張・混乱といった感情を抱き、「この人は危ない」「信頼できない」と感じてしまう――で高市総理をはじめとする閣僚を映してオンエアした。これをいち早く指摘した著者のX(旧Twitter)は1300万回を越える閲覧を記録し、SNS界を騒然とさせた……今日に至るまで数々の「反日報道」で指弾されてきたNHK。その誕生から現在に至るまでの歴史、受信料をめぐる係争と判決、番組制作に浸透している外国人等から、そもそも「日本の」公共放送はどうあるべきなのかまで、徹底的に考察していく。日本人、必読の1冊! 【著者プロフィール】 西村幸祐(にしむら・こうゆう) 昭和27(1952)年東京都生まれ。批評家、作家、ジャーナリスト、(一社)アジア自由民主連帯協議会副会長、元岐阜女子大学南アジアセンター客員教授・関東学院大学国際文化学部講師。慶應義塾大学文学部哲学科中退。在学中に第7次『三田文学』編集担当。『ニュー・ミュージックマガジン』(現・『ミュージックマガジン』)、レコーディングディレクター、コピーライターを経て、1980年代後半から、おもにスポーツをテーマに作家、ジャーナリストとしての活動を開始。平成14(2002)年の日韓W杯を機に、歴史認識問題や拉致問題、メディア論に関する取材、評論を展開する。『撃論ムック』『ジャパニズム』をそれぞれ創刊、編集長を歴任。故・西部邁氏が顧問の論壇誌『表現者』編集委員を務める。 著書に、『日本人だけが知らなかった「安倍晋三」の真実』『九条という病』(ワニブックスPLUS新書)、『安倍晋三黙示録』(エムディエヌコーポレーション)、『1980年代』(育鵬社)など多数ある。 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス -
本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形
著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編! 〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、 読書においてはどのように作用しているのか。 本作では、「本を読めない人たち」への徹底取材をはじめ、 テキスト受容を取り巻く読者と出版社/ウェブメディアの現状をリポートする。 一体「本を読めなくなった人」は何を考えているのか。 2010年代以降、本が読まれないことが当たり前になるなか、 ほとんどフォーカスされてこなかった。 生の声を取材することで、現代社会のメディア状況への考察を深めていく。 【目次】 プロローグ 第1章 ニュースを無料で読む人たち ――無料ウェブメディアの行き詰まり 第2章 本を読まない人たち ――〈わかりみ〉と〈おもしろみ〉 第3章 本と出合えない人たち ――無料抜粋記事と電子書籍の限界 第4章 本屋に行かない人たち ――聖域としての書店 終 章 紙の本に集う人たち ――読者と消費者 -
白鵬はなぜ嫌われなければならなかったのか だれも知らない角界不思議話
白鵬も驚嘆!「すごくおもしろい。僕も知らないネタばっかり」 朝日新聞人気連載「角界余話」を大幅加筆。 名横綱たちの「変人」な素顔や、力士たちの知られざる私生活まで、この記者しか書けない相撲界の裏話と感動秘話!! 日本人が愛する土俵の裏側で起きている、へんなこと、迷勝負の数々! ・白鵬、貴乃花……横綱たちの名勝負の裏側 ・「シカかます」「しょっぱい」……日常会話に浸透している相撲隠語 ・力士のデカパンはどこで買う? ・強かった昭和天皇の押し相撲 本書の主な内容 私だけが知る白鵬/あの日、貴乃花は二人いた/外国人力士たちのララバイ/国技館を守る特注のデカジャンパー/しこ名の秘密/まげの謎/「ちゃんこ=鍋」じゃない/こまもて北の湖がふるまった美味と愛嬌/化粧まわしはいくらする?/相撲とたばこの不都合な関係/千代の富士のブラックジョーク/念入りな力士たちのスキンケア/意外に呑めない力士/裏方の世界~行司のストレス/裏方の世界~「呼出」のおこぼれ/裏方の世界~茶屋/ビデオ判定の事件/皇室と相撲界/新米相撲記者の泣き笑い -
太陽の男 石原慎太郎伝
『太陽の季節』で日本中を熱狂させた「無意識過剰」「価値紊乱者」の石原慎太郎は、社会に何を警告したのか。 三島由紀夫を動揺させ、多大な影響を与えた慎太郎。 交錯、衝突し、天皇制と国家観をめぐって離反した二人の天才を考察し、慎太郎がその作品群に込めた真意に迫った。 著者と石原慎太郎、鹿島茂との対談も収録。 〈解説〉井上隆史 プロローグ――「君が代」と「我が日の本」 第1章 敗戦の子 第2章 ヨットと貧困 第3章 公認会計士の挫折と裕次郎の放蕩 第4章 運をつかむ 第5章 スター誕生 第6章 ライバル三島由紀夫 第7章 拳闘とボディビル 第8章 『亀裂』と『鏡子の家』 第9章 「あれをした青年」 第10章 挑戦と突破 第11章 石原「亡国」と三島「憂国」 第12章 嫌悪と海 第13章 天皇と核弾頭 エピローグ――価値紊乱は永遠なり -
国税最強の精鋭部隊「コメ」
松嶋菜々子主演ドラマ「おコメの女―国税局資料調査課・雑国室―」(テレビ朝日系2026年1月8日スタート・毎週木曜夜9時~) 監修を務める元国税実査官が明かす! マルサも手を出せない巨悪脱税を追う 国税局資料調査課「コメ」の実態! 脱税の痕跡を逃さず見抜き、巨悪を静かに追い詰める――。 国税局のなかでも少数精鋭とされる資料調査課、通称「コメ」。 強制捜査を行うマルサとは異なり、 任意調査だけで巨額脱税をあぶり出す、国税の“最後の砦”である。 本書では、その「コメ」に長年所属し、数多くの案件に携わってきた著者が、 これまで語られることのなかった脱税調査の裏側、現場で繰り広げられる攻防など、 「コメ」の真実を初めて明らかにする。 国税部内でも限られた人間しか知らない国税のリアルに迫る一冊。 ・「コメ」の武器は圧倒的な情報収集力 ・なぜ「コメ」は“マルサより怖い”のか ・調査官に不可欠な機動力と洞察力 ・普通なら見落す「脱税のサイン」 ・資料の“一行”から脱税を見抜く技術 ・「コメ」はどう標的を絞り込むのか ・希望者が少ない「3K職場」の実態 ◆宗教法人の脱税の裏側とカルトの実像を描くサスペンス小説「カルト脱税」も特別収録! カリスマ教祖率いる宗教法人・終末教団の巨額脱税に、国税局資料調査課と元二世信者の実査官が挑む――。 -
自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う
生成AIが爆発的な進化を遂げるなか、人間の存在意義や学問・教育の意味が問われつつある。長年大学教育の現場に携わり続けている社会学者・吉見俊哉は、自らの著作・論文をすべてAIに学習させ、「AI吉見くん」を制作。人工知能の「もうひとりの自分」と、「社会学」「大学」「日本の都市」「世界情勢」をめぐる対話を敢行し、現代社会の構造的な課題を考察する。そこから見えてきた、人間にしかできないこととは何か? 前代未聞の試みを通して、AI時代に人間が身に着けるべき知性を明らかにする。 -
墜落の夏 日航123便事故全記録
一九八五年八月十二日、羽田から大阪へ向かうはずの日航ジャンボ機が消息を絶った。三十二分間の迷走の果て、御巣鷹の急峻な山中に散った五百二十名の生命。あのとき、機内で何が起きていたのか──。 安全神話に魅せられた現場と隘路にはまった事故調査の迷宮。 空前の事故が起きてから四十年にあたっての補遺を付す。 〈目次〉 1 真夏のダッチロール 2 三十二分間の真実 3 ビジネス・シャトルの影 4 遺 体 5 命の値段 6 巨大システムの遺言 あとがき 事故から四十年にあたっての補遺 〈解説〉神里達博
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