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  • 現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    20世紀以降、芸術概念は溶解し、定義や可能性を拡張した新しい潮流が続々と生まれている。アーティストは、差別や貧困のような現実、震災などの破局的出来事とどう格闘しているのか。美術は現代をいかに映し、何を投げかけたか。本書は難解と思われがちな現代美術を、特に第二次世界大戦後の社会との関わりから解説、意義づける。世界中の多くの作家による立体、映像、パフォーマンスなど様々な作品で紡ぐ、現代アート入門。

ユーザーレビュー

  • 現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル

    Posted by ブクログ

    現代美術の流れを世界の流れと日本の流れそれぞれを通しで解説しています。なるほど、世界の流れと日本の流れには違いがあるのか。道理で外国の現代美術を見ると首をひねることも多いわけだ。後ろの方には現代美術と政治の関わりを反体制以外の側面も含めて書いてあったのも良いです。良くまとまっている、これこそ新書という感じです。

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    2021年09月28日
  • 現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル

    Posted by ブクログ

    現代アートを俯瞰してみるにはもってこいの一冊。

    ジャンル、時系列、潮流ごとに話しがまとまっているので「現代アートのいろは」を知りたい方。何となく現代アートを知っている人には体系立てて整理できるので初心者にも、既にかじっている人にも良さそう。

    その中で気になったジャンルが見つかったらそこを深掘って勉強するのがちょうど良い感じ!

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    2020年02月08日
  • 現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル

    Posted by ブクログ

    教科書的な本 これを読んでおけば現代美術の歴史や単語をさらえる 手元に置いておきたい本


    美術史が歴史そのものであること

    批判することによって次の世代が発生すること

    美術が社会の中にあること

    特に後半あまりにも社会にどう呼応するか?ということになっていき、今後の自分の制作どうしようと気が重くなってしまったが、わたしが社会の中で生きている以上なにを作ってもおそらくいまの社会と関係がある作品になる そう思う これは本の感想ではない

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    2019年12月01日
  • 現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル

    Posted by ブクログ

    現代のクラフトや古い町並み、環境保護の人気は19世紀の芸術運動ウィリアム・モリスの「アーツアンドクラフツ運動」が源流7
    モリス⇒芸術は必ずしも単独で行われるものではなく、常に他社との協働作業か開かれている(現地の震災復興コラボアートなど)10

    柳宗悦の民芸運動はクロポトキンの「人類や社会の進化、発展は、生存競争ではなく、自発的な助け合いから生まれた」という相互扶助論を元にしている12
    オリエントオリエンタリズム←柳が陥った罠。朝鮮や沖縄などを特殊で独自の文化とすることで、その中心が日本だと設定して周辺と中心化する。西洋の「日本人論」人気の日本版16

    田河水泡はダダから連なる日本の芸術運動

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    2021年11月06日
  • 現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル

    Posted by ブクログ

    芸術を社会という視点から見つめ直した本。

    西洋のお話しだけでなく、日本を含むアジアのことにしっかり触れていて、
    なるほどなーと思いながら読みました。

    それぞれの作品の説明に愛が感じられます。

    内容は難しくなく、知ってることも多いのですが
    改めて知っていることとそれを外に表すことの間にはそれはそれは高い壁があるなと思い知らされました。

    現代美術と自分との接点が見つかるかもしれない、王道美術史がちょっと…という人に読んでほしい一冊です。

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    2021年10月12日

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