山本浩貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代のクラフトや古い町並み、環境保護の人気は19世紀の芸術運動ウィリアム・モリスの「アーツアンドクラフツ運動」が源流7
モリス⇒芸術は必ずしも単独で行われるものではなく、常に他社との協働作業か開かれている(現地の震災復興コラボアートなど)10
柳宗悦の民芸運動はクロポトキンの「人類や社会の進化、発展は、生存競争ではなく、自発的な助け合いから生まれた」という相互扶助論を元にしている12
オリエントオリエンタリズム←柳が陥った罠。朝鮮や沖縄などを特殊で独自の文化とすることで、その中心が日本だと設定して周辺と中心化する。西洋の「日本人論」人気の日本版16
田河水泡はダダから連なる日本の芸術運動 -
Posted by ブクログ
60年代から現在にかけて、現代アートが、世界・日本・トランスナショナルな面においてどのような変容を遂げたのかを概説した本。芸術と社会の関わり。
芸術といえども社会と不可分であり、その流れを掴むことができる。ただなんとなく、現代アートの「流れ」を掴むというよりは、時期ごとにどんなアートが生まれたかと言ったような、カテゴリの紹介として読むと読みやすい。
「現代アート」というと、明確な訳の分からないものとしか見えないかもしれないが、確実にここで紹介されたようなカテゴリの文脈に載っている。たしかに、現代美術館にいってみると、現代のアートは、一人でどうのこうのするとか、「反〜」といったアートよりは