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〈少しずつ記憶を失くし、ゆっくりゆっくり遠ざかっていく〉認知症を、アメリカでは「ロング・グッドバイ」と表現するそうです。「ぴあ」を退職し専業作家となった盛田氏は、母を亡くした後、父の異変に気づきますが、同時に体調を崩した実妹のサポートも始めます。作家としての時間も失われ始め、「先が見えない」つらさの中、徐々に追い詰められていきます。本書は、息子が父を介護した日々を綴ったノンフィクション。10年後、65歳以上の5人に1人が認知症になると言われる今、何を覚悟し、ゆっくり確実に迫る死と対峙すべきかを教えてくれます。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年03月27日
91歳の認知症の父親が亡くなるまでを描いたエッセイ
母親がかいがいしく家庭のことをすべて取り仕切り、家のことを何もしなかった父親。
その母親が難病で亡くなり、家には父親と統合失調症の娘。
お互いにお互いの世話をするだろう…なんて思っていたら…
どんどん歯車が合わなくなっていく父娘とそれをフォローする...続きを読む
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