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  • いないことにされる私たち 福島第一原発事故10年目の「言ってはいけない真実」
    4.0
    「住宅提供を打ち切られれば暮らしていけない」「なぜ避難者数に私は数えられないのか」。甚大な被害を及ぼした福島第一原発事故──避難者たちは、国の政策に翻弄されながらこの10年をどう過ごしてきたのか、その実態に迫る。
  • ニッポンのおじさん
    4.1
    キャバ嬢、AV女優など実体験を通して夜の世界を体現しつつ、社会学の視点と女の感性を織り交ぜた軽妙な筆致で人気を博している文筆家・鈴木涼美によって、日本社会が生み出した難解なおじさんたちが今、解剖される
  • ネットの高校、日本一になる。 開校5年で在校生16,000人を突破したN高の秘密
    3.7
    学生数16,000人を突破! オンライン教育が当たり前の時代になった現在、N高はさらなる進化を日々遂げている。「第2のN高」となるS高、世界初のアバター技術を使用したVR授業・・・。N高の現在とは。
  • 婆娑羅大名 佐々木道誉
    3.5
    「婆娑羅」という言葉をご存じでしょうか。室町時代初期に上級武士の間で猖獗を極めた乱暴な行動様式のことで、 戦国末期に流行った「傾奇」の先輩と考えるとわかりやすいでしょう。この婆娑羅の代表が、本書の主人公、佐々木(京極)道誉です。 『太平記』の中で、楠木正成と並んでもっとも魅力的に描かれるこの男の生涯を通じて、日本人の美意識、出処進退の源流に 迫ろうというのが本書の目的です。  なぜ美意識か。現代で「道」とつく芸術、たとえば茶道や香道、花道といったものの源流は、すべてこの男にあるからです。 花道では池坊専慶が花道書を記す200年以上も前に、道誉はそれを書き残しています。  また、婆娑羅は「乱暴狼藉」と同意語のように思われていますが、さにあらず。意のままに振舞っても、 そこに確固たる美意識があれば、それは狼藉ではなく、「道」に通じる。ここに筆者の「男の生き方の理想」すなわち「自由」の境地を 道誉で示そうという目論見があります。後半では、婆娑羅の後継者ではあるが、どんどん矮小化されていった傾奇者、 さらに三島由紀夫の自決の美意識も取り上げ、「見事に死ぬこと」しか男ぶりを示すことができなくなった時代の悲哀にも迫ります。  ゲーム「戦国BASARA」などの影響で、BASARAもしくはバサラという言葉は今の若い人たちにも親しみがあるようですが、 本物の婆娑羅を楽しんでみてください。
  • 奥会津最後のマタギ ~自然との共生を目指す山の番人~
    値引きあり
    -
    マタギとはただ獲物を狩るだけではない。 茨城の石油会社に勤めていた猪俣昭夫さんは、父の死を機に23歳で福島県金山町に帰郷。そこで猟師のマタギたちと深く接し、その技能や知恵を体得する。 以来、仕留めたクマは80頭以上。70歳を超える今でも冬は猟へ向かう。だが、ただクマを仕留めるだけでなく、「必要に応じて獲物を獲り、数を調整することで動物系、自然系の生態を守り、人間と自然の共生を図ることが自らの使命」だと考える。 春~秋には養蜂やヒメマスの養殖、野菜の収穫を行ない、自然の恵みを享受。そんな彼に師事したいという2人の若者も現われた。 奥会津の最後のマタギ。その2年間に密着した。
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    4.2
    令和日本の最も重要な戦略的課題は、力による現状変更に躊躇しなくなった中国の封じ込めである。台湾有事は現実の懸念であり、その際には尖閣諸島や沖縄も戦場になる可能性がある。自衛隊は本当に国土・国民を守り切れるのか。日米同盟は機能するのか。そして国民に「有事への備え」はあるのか。陸海空の自衛隊から「平成の名将」が集結、「軍人の常識」で語り尽くした「今そこにある危機」。
  • 「役に立たない」研究の未来
    4.0
    ほんとうのイノベーションは、ゆっくりと、予想外に始まる。 ■内容 いつの時代も、研究者は未知に挑み、人類の発展に貢献してきた。誰も解明していない謎を追う人。社会課題の解決に努める人。いつ、何の役に立つかがわからなくても、未来へより多くのものを託そうとする人。彼らの人生をかけた挑戦の積み重ねの先に、今の私たちの生活がある。そして、その原点にはいつだって飽くなき知的好奇心があった。 しかし、日本では現在、運営費交付金の減少や科学技術関係予算の過度な「選択と集中」などが原因で、研究者が知的好奇心をもとにした基礎研究を行いづらい状況にある。それゆえ、イノベーションの芽を育てるための土壌が崩れつつある。 令和の時代において、研究者たちはどのように基礎研究を継続していくことができるのだろうか? 社会はどのようにその活動を支えられるだろうか? そもそも、私たちはなぜそれを支えなければならないのだろうか? 本書は、各分野の一線で活躍する3名の研究者が、『「役に立たない」科学が役に立つ』をテーマにした議論を中心に、書下ろしを加えたうえでまとめたものである。これからの「科学」と「学び」を考えるために、理系も文系も、子どもも大人も、必読の一冊! ■目次 はじめに 科学とお金と、私たちのこれから(柴藤) 第一部 「役に立つ」ってなんだ?――プレゼンテーション編  一 「役に立たない」科学が役に立つ(初田)  二 すべては好奇心から始まる――“ごみ溜め”から生まれたノーベル賞(大隅)  三 科学はいつから「役に立つ/立たない」を語り出したのか(隠岐) 第二部 これからの基礎研究の話をしよう――ディスカッション編  一 「選択と集中」は何をもたらしたのか  二 研究者にとって「アウトリーチ活動」とは何か  三 好奇心を殺さないための「これからの基礎研究」 第三部 科学と社会の幸福な未来のために――対話を終えて  一 科学と技術が、幸福な「共進化」をとげるための実践(初田)  二 個人を投資の対象にしない、人間的な科学のために(大隅)  三 人文社会科学は「役に立つ」ほど危うくなる(隠岐) 謝辞 「役に立たない」研究の未来(柴藤) ■装画 カシワイ

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  • 【改訂版】熊本地震体験記 震度7とはどういう地震なのか?
    -
    本書は2016年11月に発行した『熊本地震体験記 震度7とはどういう地震なのか? 』にその後の復興状況を追加した改訂版です。 2016年4月14日に発生した熊本地震。震源地の益城町に実家のある著者は地震の報を受け急遽熊本へ。そこで遭遇した深度7の本震。著者自身も被災者となり避難所生活が始まりました。 本書は熊本地震を身を持って体験した著者が、自らの体験をありのままに綴った震度7の大地震のレポートです。地震の現場で何を見て、どういう気持ちに襲われたか、そこで何を考え、どうしたか。避難所で、被災地で、復旧の現場で、著者が自身の目で見て感じたことをありのままに報告します。 地震と火山の国日本では、いつでもどこでも、そしてだれにでも起こりうる災害です。著者の体験は決して人ごとではありません。 全ての人に本書をぜひ役立ててほしいと思います。
  • 顔面バカ一代 アザをもつジャーナリスト
    -
    人間の「顔」ってどんな意味をもつのだろう? アザと劣等感を考える――蔑視、嘲笑、差別……。生まれつき顔に赤アザがあるゆえに、コンプレックスに苛まれる日々を過ごしてきた著者が、顔面に疾患や外傷のある人々の内面に鋭く、また切実に迫る。人はなぜ異形の人を嫌悪するのか? 普通の顔って何だろう? 人間存在の根元にかかわる問題を、読者に問いかける衝撃のレポート。
  • 昭和史 忘れ得ぬ証言者たち
    4.0
    菊池寛賞受賞の栄誉に輝く「保阪昭和史」の到達点! 肉声の持つ迫力! ――歴史の決定的瞬間に居合わせた者、戦後を寡黙に生き抜いた者……。真珠湾攻撃時の日本大使館員から、A級戦犯の最期の声を聞いた宗教家まで、文献にはない迫力ある証言の数々。取材した相手の数のべ4000人、菊池寛賞受賞に輝く昭和史研究の第一人者が、次代へと語り継ぐ貴重な肉声を一冊に!<『一語一会』改題作品>
  • 現代帝王学講座 ―日本武士の美しい「精神力」
    -
    「仁」は人の心、「義」は人の道。日本の伝統的精神の中に人間学の原点がある! 武士道に学ぶ人の格。今、人格を創る! ――金や学歴や地位だけでは人として評価されない時代が、すぐそこまでやってきている今、人には何が必要なのか? それは世界で通用する普遍の精神、いわばエリート精神なのだ。現代人がなくしてしまった最も大事なものは、「日本人としてのバックボーン」。かつての日本には確かに存在した、美しく生きようとする「かくあるべし」という意志力。その美しき伝統的精神が集約された「武士道」をもとに、現代人に必要なエリート精神とは何かを説く!
  • 「君が代少年」を探して 台湾人と日本語教育
    -
    昭和十(一九三五)年に起きた台湾大地震。その際に『君が代』を歌いながら死んでいった少年の話が、国定教科書に掲載されていた。このことは何を意味しているのか? そして「君が代少年」は実在したのか? 資料を読み、彼らを教えた日本人教師に取材し、現地・台湾を訪れる。ついに「少年」の遺族や幼馴染みに会って真実を突き止め、台湾人の日本と日本語への思いを明らかにする。  皇民化教育と日本語という、忘れてはならない課題を、一人一人の「生き死にの束」から捉えたノンフィクション。 ●村上政彦(むらかみ・まさひこ) 作家。1987年『純愛』で福武書店(現・ベネッセ)主催の「海燕」新人文学賞を受賞。以後『ドライヴしない?』『ナイスボール』『青空』『量子のベルカント』『分界線』で5回の芥川賞候補に。また『ナイスボール』は相米慎二監督により『あ、春』として映画化、ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。アジアの物語作家を自任している。近著に『台湾聖母』(コールサック社)。日本文藝家協会常務理事。日本ペンクラブ会員。文化庁国語分科会委員。「脱原発社会をめざす文学者の会」事務局長。
  • 性風俗サバイバル ――夜の世界の緊急事態
    -
    2020年、夜の世界はかつてない危機に直面した。新型コロナの感染拡大により性風俗店への客足が途絶え、働く女性たちは瞬く間に収入と居場所を失った。窮状を誰にも話せず、公的支援からも排除されたまま、孤立と貧困に苦しむ彼女たちを助けるために、これまで声を上げなかった人たちが声を上げ、動いた。コロナ禍を生き延びるため、夜の世界と昼の世界との間に橋を架けるための苦闘に内側から迫ったドキュメント。
  • MotoGP 最速ライダーの肖像
    4.0
    F1と並ぶモーターレーシングの最高峰、MotoGP。むき出しの体で時速三五〇kmのマシンを操り、命懸けの接近戦を繰り広げるライダーとはどういう人間なのか? チャンピオンに輝いた者、敗れ去った者、日本人ライダーなど全一二人の男たちの、勝利に賭ける執念、コース外での駆け引き、チームとの絆、ケガ、トラブル……。レース中継では映らない彼らの素顔を、二〇年間、間近で取材し続けてきたジャーナリストが描き出す。
  • まんが 子どものいない私たちの生き方 ~おひとりさまでも、結婚してても。~
    値引きあり
    3.8
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 子どものいない女性共感必至のあるある満載。 “子どものいない人生”を歩く女性は、いま6人にひとり。 近い将来、全女性の3人にひとりになるといわれています。 理由は不妊、病気、仕事、お金、介護、時機を逸してなど人それぞれ。 でもちょっとした生きづらさや気まずさを抱えているのは、おひとりさまも、既婚者も、同じです。 本書では、そんな子どものいない人生を生きることになった6人の、 本音と迷いと覚悟(のようなもの)が描かれます。 4年間の不妊治療を終えて自分の存在意義に悩むミホさん。 気付いたらタイムリミットを迎えていたマユミさん。 後輩ワーママの活躍と昇進にモヤる独身のリョウコさん。 「欲しくないから産みません」が言い出せないミサキさん。 じつは夫に原因アリ。だからか「もしも」を捨て切れないカオリさん。 そして62歳の先輩が包み隠さず教えてくれた、「今」の受け入れ方、乗り越え方。 原案の元になったのは、著者のくどうみやこさんが聞いて歩いた400人の取材データ。 リアルな“子どもいないあるある”エピソードの連続に、笑って泣けること必至! 読んだらきっと「“キラキラ”も“活躍”もない人生、でもそれでいい」と思える自分に出会えるはずです。 (底本 2021年4月発行作品)
  • カルトブランディング 顧客を熱狂させる技法
    3.8
    〈顧客を“信者"に変える――新時代の企業コミュニケーション〉未曾有のパンデミックを経て、急速にDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む今、顧客との強固な関係を築くことは、業種・企業の大小に関わらず急務となっている。既存の広告手法の限界が叫ばれる中、注目を集めているのが、カルトブランディングである。北米を発祥とするこの手法によって、ひとたび信者となった顧客は、自身とブランドの関係を周囲に伝える伝道師となる。小さな集団は、やがて熱狂的なコミュニティーに成長していく――。本書は、世界のコンテンツマーケティング業界を取材してきた著者が、カルトブランディングの基本から実践方法までを解説したものだ。新時代の企業コミュニケーションの羅針盤となる1冊。
  • 日本人と神
    3.5
    なぜ日本人は、草木や山川までもが成仏できると考えるのか? なぜわれわれは「ご先祖様」をお祀りするのか?――ふだんは当たり前のこととして、何気なく見過ごされている何気ない日常の習慣、思考パターンにも、それぞれに隠された精神の歴史がある。縄文から現代まで。土偶から「ゆるキャラ」まで、日本思想史の第一人者とともに、さまざまな事象の中に「日本人の心の歴史」をたどる。
  • あなたの名はマリア・シュナイダー 「悲劇の女優」の素顔
    -
    2011年に58歳の若さでこの世を去ったフランス出身の女優、マリア・シュナイダー。本書は彼女のいとこで政治記者であるヴァネッサ・シュナイダーが、親族の目線で描いたノンフィクション。映画『ラストタンゴ・イン・パリ』の撮影中に起きた暴行の真相を綴る。
  • 太平洋戦争秘史 戦士たちの遺言
    -
    戦後長らく、最前線で戦った海軍将兵のほとんどは、戦地での経験について沈黙していたが、戦後50年を経て多くが晩年を迎えたころから、戦死した仲間のことを後世に伝えたいとぽつりぽつりと語り始めた。そんな彼らの最後の証言、遺言ともいえる声を、神立尚紀氏が「零戦搭乗員の会」との関わりの中で、丁寧に取材したエピソード集である。 【主な内容】 真珠湾攻撃に参加した搭乗員たちがこっそり明かした本音~決して「卑怯なだまし討ち」ではなかった ミッドウェー海戦で大敗した海軍指揮官がついた大嘘~搭乗員たちが語り残した真実とは? ヒトラーの要請で日仏を往復した潜水艦乗組員たちを待ち受けた過酷な運命~無寄港、6万3千キロの旅 たった2日で3千人以上が戦死したマリアナ沖海戦の悲劇~からくも生き残った搭乗員の怒りの証言 特攻を超える戦死率75%…その戦場を生き抜いた搭乗員は何を見たか~敗戦を見通しながら戦う悲劇 「戦艦大和」特攻を「思い付きの作戦」と痛烈批判した副砲長の無念~大和はなぜ特攻、沈没しなければならなかったか 生存者は語る…日本軍捕虜1100人「決死の蜂起」その壮絶な記憶~偽名のまま命を落とした若者たち 知られざる「終戦後」の空戦 8月15日に戦争は終わっていなかった~降伏決定後に戦死した若い搭乗員たち 秘密裏に36年間も遂行されていた皇統護持作戦とは?~海軍の精鋭部隊に下された密命 日本人なら知っておくべき特攻の真実 他。
  • 東京を捨てる コロナ移住のリアル
    3.3
    ●第一章 満員電車にさようなら 過疎地の定住促進住宅が満室に/政府の移住支援金100万円をあてに/条件は「新幹線が停まる場所」/23区の若者の約4割が地方移住に関心 ●第二章 コロナで人はどこに動くのか 移住希望者の窓口「ふるさと回帰支援センター」/移住相談者の7割は40代以下/コロナ下の移住相談増加トップは茨城県/パソナ本社移転報道で注目の淡路島/リモートワーク移住でも100万円 ●第三章 コロナ移住 人気自治体を歩く 移住者集める過疎の町「みなかみ」/役場の移住担当者が町をアテンド/岡山県の小さな町に続々と関東圏の移住者が/地震と放射線リスクが低い町/移住のきっかけは東日本大震災 ●第四章 「地域おこし協力隊」という移住法 40歳になりますけど間に合いますか/約6割の隊員が退任後に定住/年間報酬は上限280万円に/退任後の起業・事業継承に100万円の補助 ●第五章 半農半エックスのリアル 農業所得の平均値は109万円/400万円の所得確保を目指し支援/半農半Xの先駆け島根県/国から年間150万円の交付金/半農半蔵人で生計を立てる ●第六章 都会人が知らない田舎暮らしのトリセツ 1 住居   空き家バンクとは何か/空き家の改修に1000万円以上/下水道普及率が5割以下の県も 2 生活費   プロパンガスは都市ガスの1・8倍/同じ県内でも5倍以上違う水道代/中古車は予算30万円で十分 3 生活インフラ   4分の1の市町村に高校はない/リモートワークなら実測30Mbps 以上を ●終章 第三の日本
  • 巨大企業の呪い ビッグテックは世界をどう支配してきたか
    4.0
    格差拡大、世界経済の停滞の原因はGAFAなど巨大企業の独占に理由がある。「ネット・ニュートラリティー(ネット中立性)」理論の提唱者が現在を打開する五つの方針を提言。日本の財閥支配と戦後の日本経済の躍進についても検証。
  • 桐谷さんの株主優待のススメ
    3.8
    毎日実践する桐谷さんだからここまで言える。コロナ禍で激変した人気銘柄を総チェック! 「おススメはどの株?」「年金だけじゃまずい?」「どうやって買うの?」「他の投資よりホントに安心?」 あなたの疑問と不安を全て解決。株主優待で、人生バラ色!桐谷流・年金を頼りにしなくても豊かな生活を送る方法とは? さらに情報満載の第2弾。 ※本書は『定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活』を改題し、2020年時点の情報を元に全面的に加筆・修正を行ったものです
  • 裏切られたトランプ革命 新アメリカ共和国へ
    3.7
    本書は、2020年のアメリカ大統領選で「不正」があったのではないかという疑惑を追及した政治評論です。不正問題を追っていた先に見えてきたのは、世界を支配しようとするグローバリストたちのおぞましき犯罪だった。
  • 越えていく人——南米、日系の若者たちをたずねて
    4.0
    日系移民の子孫たちの言葉から浮かび上がる、もう一つの日本近代史 移民たちはみな未知なる世界へと旅に出たが それは“同一性・帰属意識”を探求する旅でもあった だが彼らは帰る場所を探しているわけではない 陽が昇る未来に向かい今も旅を続けているのだ --宮沢和史氏 出会えば出会うほどわからなくなる。それでも少しずつわかっていく。 期待を現実で溶かしていくための、ゆっくりで誠実な旅の記録。 --望月優大氏 私もそうだけど、もう誰もかもがじつは日系移民なんだな、 たまたま日本に住み続けてまだ移動してないだけで。 そのあり方は私たちが思っている「日本人」よりはるかに多彩だ。 --星野智幸氏 この本を読み進めていて何より実感できたのは、 私たちがどんな国に帰属していようと、どこに移り住もうと、 所詮は誰しも地球という惑星の、逞しき住民ということだ --ヤマザキマリ氏 沖縄からペルーへ移住した先祖を持ち、首都リマで生まれた演出家。 二〇年ぶりに訪れた生まれ故郷で、沖縄系日系人の祭りに参加する。 ——自分もここで日系人として育っていたかもしれない。 かつて多くの日本人が南米へ渡った。 その子孫にあたる若者たちの話を聞きたい。 ペルー、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、ボリビア。 彼らをたずねる旅が始まった。 【目次】 1.Perú ペルー ■ 沖縄 ■ ペルーに生まれて ■ ステージの上 2.Argentina アルゼンチン ■ フアン一家 ■ 出生地主義 3.Paraguay パラグアイ ■ ブエノスアイレス → ラパス移住地 ■ サッカーを遊ぶ ■ 若者たちへのインタビュー ■ 蜜蜂の巣箱 4.Brasil ブラジル ■ 港町サントス ■ サンパウロとサッポロ ■ ヨシオさん 5.Bolivia ボリビア ■ 低地ボリビア ■ キャンプ ■ めんそ~れ ■ 沖縄の人だもん ■ 飲み会にて ■ ボリビア大移動 ■ ルレナバケの日本祭り ■ リベラルタ、旅のおわり en Kioto 京都にて 謝辞 参考文献 初出
  • nigger ディック・グレゴリー自伝 [電子改訂版]
    -
    敵意も憎しみもない世界を夢見たコメディアンの物語 アメリカで100万部突破ベストセラー パワフルでカッコわるくて美しい 敵意も憎しみもない世界を夢見たコメディアンの物語 ママへ ママがどこにいようと、 また「ニガー」を耳にしたら、 僕の本の宣伝だと思って下さい。 【目次】 貧しいんじゃない、スッカンピンなだけ 「……でも、あいつはまだ満足しなかった」 扉が一つ減って 訳者あとがき 【著者】 ディック・グレゴリー 1932 年生まれ。歯に衣着せぬ切り口で人種問題を前面に打ち出すコメディアンとして名を馳せる。公民権運動を率いたマーチン・ルーサー・キング牧師やメドガー・エヴァースと深く親交し、行動をともにする。公民権運動のうねりを加速化させたアラバマ州セルマ市でのデモ行進では、先頭を歩く活動家の一人だった。以後、半世紀以上にわたり各種の民衆運動に身を投じ、米国のベトナム戦争介入に抗議する、多くの学生集会を開催して反対運動を展開。2017 年死去。 ロバート・リプサイト 1938 年生まれ。ニューヨーク・タイムズ紙のスポーツライターとして優秀賞を受賞。TV 時事評論番組「ザ・イレブンス・アワー」のホストを務め、エミー賞受賞。若い読者に訴える小説の数々を著し、2001 年にマーガレット・E・エドワーズ文学賞受賞。 柳下國興 1944 年、横浜生まれ。国際基督教大学卒業。翻訳者、文楽・歌舞伎台本の翻訳及び英語解説者。大江健三郎著『A Quiet Life』(Grove Press、邦題『静かな生活』)、同氏海外講演『Who's Afraid of the Tasmanian Wolf?』(Rainmaker、邦題「タスマニア・ウルフは恐くない?」)を含む英訳を多数手がける。
  • 悪魔の細菌 超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い
    4.5
    か弱い細菌ごときの策略に引っかかるなんて、思ってもみなかった。 私は大陸を股にかけて殺人ウイルスを追跡し、AIDSに対する戦争を仕掛けてきた。ある時は戦いの最前線に立ち、ある時は世界規模での政策立案に携わる人々と議論のテーブルを囲みながら。そう、ウイルスは恐るべき存在だった。では、細菌は? 大した敵ではない。少なくとも、この細菌は恐れるに値しない相手のはずだった。 私は感染症を専門とする疫学者だ。アメリカの大きな大学で国際保健研究所の所長も務めている。他の誰でもなく私こそ、この細菌から自分の夫を守ることができてしかるべきだった。最後にこの細菌を見たのは、大学院に入る前の学部生時代のことだ。私たち学生は、研究室での初歩的な実験で、この細菌を気軽に扱っていた。いつの日か、この細菌の変異体がお前たちを死の淵に追いやり、お前はそのうち、殺し屋ウイルスの大群を注射して夫を救おうとする……。当時、誰かにそう言われていたら、私は相手の頭がおかしくなったのかと思っただろう。だが今、私たちはまさにその言葉通りの状況を迎えていた。 ――本書より
  • プロ野球チームの社員
    3.8
    甲子園、東京六大学野球で活躍し、ドラフト1位でプロ野球の世界に入った選手が、所属チームの「球団職員」に転職したら――? 90年代後半~2000年代にかけて西武ライオンズで活躍した髙木大成が、現在の職業である「球団職員」として経験してきたことを語る一冊。 飛び込み営業や中継映像の制作過程、さらには優勝時のビールかけ中継の準備など、プロ野球ファンにもあまり知られていない世界を、この本で覗いてみませんか?
  • ペンとミシンとヴァイオリン アフガン難民の抵抗と民主化への道
    -
    どれほど過酷な環境にあっても教育こそが社会を変える――。日本の憲法学者が見た、ペン(識字教育)とミシン(職業訓練)ヴァイオリン(芸術教育)の力で闘うアフガニスタン女性革命協会(RAWA)などのエンパワメントの記録。
  • 世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現
    4.1
    ひきこもり歴35年、「世界ひきこもり機構」(GHO)を創設した50代の著者が、インターネットを通じて世界のひきこもりたちやその支援者たちと対話した記録。フランス、アメリカ、インド、カメルーン、アルゼンチン、中国、フィリピンなど、世界13カ国に及ぶ国のひきこもりたちが普段何を考え、どのように暮らしているのかを明らかにした「ひきこもり」の常識を覆す衝撃的な本。
  • 13歳、「私」をなくした私 性暴力と生きることのリアル
    4.3
    13歳から7年間、実の父親から性暴力を受けていた。消えては現れるトラウマ症状……性暴力は一人の女性にどのような影響を残すのか。約30年にわたる葛藤と再生の記録。110年ぶりの刑法改正の後押しになった話題の書籍がついに文庫化。解説・伊藤詩織。
  • 美智子さま いのちの旅 ―未来へ―
    -
    ご成婚から出産、皇室の旧弊との戦い、苦悩、そして生前退位――60年にわたり美智子さまと共に時代を過ごし、皇室に関して多数の著作を世に出し続けたジャーナリスト・渡邉みどりさんの集大成となる作品です。 国民の希望であり続けるお后に学ぶ「人生最後の大仕事」終い方と次代へのメッセージとは。 美智子さまと元側近侍従と著者のマル秘のエピソードも紹介し、若き日の美智子さまの写真も多数掲載しています。 30年に渡る、上皇さまと美智子さまの「終い方」に向けたあゆみをまとめました。昭和天皇崩御と葬儀、即位といった一連の儀式のためにかかる莫大な経費と国民の自粛による経済への大きな影響に驚いた上皇陛下と美智子さまは、「終い方」に向けての取り組みを始めました。家族会議を開き、国会を動かして法改正し、墓陵のかたちを決め、上皇さまの生前退位を実現。そして今、「美智子さまのメッセージ」には私たちが学ぶことがたくさんあります。 著者は、日本テレビ放送網のプロデューサーとして美智子さまのご成婚パレードを取材し、昭和天皇の大喪の礼では総責任者として陣頭指揮をとった皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんです。
  • 心が震えるか、否か。
    4.2
    日本代表で長年、背番号10を背負い、欧州のビッグクラブで 11年弱、闘い続けてきた。欧州の主要リーグで3連覇するなど 実績は日本人選手ナンバー1だ。底知れぬ重圧にさらされ、 迷い悩んだときに香川真司が大切にしてきた心の指針とは。 香川真司の、最初で最後の著作となる。 ■内容紹介■ 「脚光を浴びる一方で、数多くの失敗をしてきた。それに後悔もたくさんある。 紆余曲折の中で僕が何を考え、もがいてきたか、を記すことで アスリートのみならず、多くの人の糧になることを願っている」(香川真司) 香川真司が日本を代表するサッカー選手になれたのは、小6の時の決断が大きかった。 生まれ育った関西から、縁もゆかりもない仙台へと引っ越したのだ。 小6のときに仙台の街クラブで経験した練習が忘れられず、 「僕もこのチームでプレイしたい! 」、そう考え、祖母と二人暮らしを始めた。 そこでサッカーに没頭。やがて、頭角をあらわし、セレッソ大阪に加入。 そして、2010年に海外移籍をはたす。ドルトムントで欧州を席巻し、 名門マンチェスター・ユナイテッドに移籍するなど欧州で10年以上、踏ん張ってきた。 その間、多くのことを経験してきた香川が、栄光、挫折、苦悩、重圧を赤裸々に明かす。 1章 @SENDAI 13歳で縁もゆかりもない街へ。 2章 @OSAKA 恩人たちとの出会い 3章 @DORTMUND 熱狂を巻きおこす 4章 @MANCHESTER 期待と重圧、そして挫折 5章 @DORTMUND 原点に立ち返る 6章 @RUSSIA ロシアW杯ドキュメント 7章 @ISTANBUL 測りきれなかった、想いの強さ 8章 @ZARAGOZA→@THESSALONIKI 信念を貫く
  • 「何者」かになりたい 自分のストーリーを生きる
    3.2
    革命的クリエイターが、9人の新時代のリーダーたちと、令和を生きる難しさと苦悩、それを乗り越え、成長するヒントを求めた「対話」の時間――。広告界の風雲児と称賛され、「変化と挑戦」を合言葉に令和を疾走する三浦崇宏。怖いものなしで突き進むかのように見える三浦だが、時に悩み、立ち止まることもある。そして、そんな苦悩を乗り越え、成長していくために必要なことは「人との対話」であると言う。SNSにおけるフォロワー数や拡散といった影響力の比べ合いと、メディアとSNSによる炎上文化のせいで「大物にはなりたくないが、何者かにはなりたい」と多くの人が願うようになった。本書では、令和という新時代の気分を体現化するかのような、この中途半端な欲望の正体を探り、変化する社会のもと、それでも「何者かになりたい」と悩む人々に歩み寄る。そのために三浦は「対談」という形式を選び、新時代のリーダーともいうべき9人と対話の時間を持った。「何をしていいかわからない、でも、何かしたければなんでもできる時代に生きている」――令和は素敵な時代だ。(あとがきより)対談相手(くつざわ、山内奏人、佐渡島庸平、カツセマサヒコ、正能茉優、郭晃彰、龍崎翔子、ゆうこす、糸井重里〈登場順〉)
  • 新型コロナウイルス感染記
    -
    結局のところ、毎日新型コロナウイルスの情報に接していても、実際に感染したらどうなるのか、どういう行動が求められるのか等は、自分が直接の当事者になってみないと本当のことはよくわからないものです。そしてひとたび、新型コロナウイルスの陽性反応が出てしまったら、その瞬間から、これまでの日常生活が冗談抜きで一変、いや、激変します。(「まえがき」より)  コロナ感染の症状を自覚し、検査結果が陽性……その時、家族とどう接するべきなのか? 入院へ至る手順は、隔離病棟での生活は、退院までのサポート体制はどうなっている? その全てをつぶさに記録した手記。電子オリジナル作品。 ●佐竹 敦(さたけ・あつし) ライター。日本秘境探訪家。日本全国の即身仏&五重塔&三重塔&一之宮&滝百選&棚田百選&国分寺跡をすべて訪ね歩いた一人旅の達人。テレビチャンピオン滝通選手権出場。共著書に『日本の滝百選』『この滝がすごい!』『日本の滝めぐり』。その他、テレビ東京「厳選!いい宿ナビ」や小学館「サライ」など各メディアで活躍中。
  • 手話の学校と難聴のディレクター ――ETV特集「静かで、にぎやかな世界」制作日誌
    -
    東京都港区には、日本でただ一つの、「日本手話」を第一言語とした教育を行うろう学校がある。その名は「明晴学園」。2017年の春、この学校の子どもたちを主人公にしたドキュメンタリーを撮影するために、一人のTVディレクターがこの学校を訪れた。実は彼女も難聴者だ。聞こえる人と共に仕事をするなかで、様々な葛藤を抱えていた。「「共に生きる」はきれいごと?」「私は社会のお荷物?」。難聴のディレクターが手話で学ぶ子どもたちの姿を通して日本社会の現実と未来を見つめた、一年間の記録。
  • 教会と千歳飴 ~日本文化、知恵の創造力~
    値引きあり
    4.0
    日本人の創造力の源。 〈本書には、明確な主張がある。それは、世界を知ろうと思う人は、まず足元を見つめよ、ということである〉。 悠久の歴史の中で培われてきた日本人の思考や行動原理。自らの足元を見つめ直し、咀嚼し、理解することでグローバル社会での羅針盤が見えてくる――。 〈『古事記』『日本書紀』に池造りの記事が多い理由〉 〈「おてんとうさまが見ている」は恐ろしい道徳教育〉 〈日本の「何でも教」は教会で七五三を祝ってしまう〉 〈「大愚」であることが求められる日本のリーダー〉 〈床の間と芸の道から考える日本的なおもてなし〉 〈大陸、半島、島国――。東アジア三か国の宿命〉など、昭和のベストセラー『梅干と日本刀』(樋口清之著)を彷彿とさせる読みやすく、わかりやすい文章で、日本文化の深淵に迫る好著。〈ホモ・サピエンスは、食糧交換もするが、幸福も交換し合うのである〉〈歴史とは何かものごとを考える時に、ひとつの指針を与えてくれる知恵そのものなのである〉――読めば、ストンと腹に落ちてくるフレーズが多数収録。
  • コリシの言葉
    -
    コリシが語った、一つになれば何だって成し遂げられる! 2020年6月、朝日新聞に「差別や貧困 目を背けない――ラグビーW杯黒人初の南ア主将コリシさん」という記事が掲載された。2019年、日本で開催されたラグビーワールドカップで黒人初の主将として話題になったシヤ・コリシの南アでの活動とインタビューが胸を打つ。 黒人居住区タウンシップに生まれ育ち、食事も満足にとれなかった少年時代、ラグビーがかけがえのないものになっていった。当時ラグビーは白人のスポーツだったが、アパルトヘイト廃止などを経て、いつか代表になりたい、という夢をかなえる。そして、2019年のワールドカップでは、チームの主将を任されることに。結果は優勝という最高のものになったが、アパルトヘイト撤廃後も、差別や貧困問題は置き去りに。コリシは、みずから財団をつくり、コロナ禍で苦しむ人々へ「恩返し」を始める。 本書は、コリシに話を聞いた朝日新聞記者が、南アの過酷な差別や貧困に立ち向かうラガーマンの実像に迫る。
  • 気候変動に立ちむかう子どもたち
    5.0
    学業との両立、親の説得、そして金曜日の勇気。 ヨーロッパ、南北アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニア、南極… 41ケ国60人の日常と葛藤。 ●インドで2,600万本のプラスチックストローを削減した16歳の男の子 ●カナダ政府を相手に地球温暖化について訴訟を起こした16歳の女の子 ●有機ごみから代替燃料を生む会社を立ち上げた25歳のアフリカの青年 ほか 世界中で動き出した若者たちが綴る、自らの言葉。 「自分が思ってるより、仲間はたくさんいるよ」 ――18歳、ニュージーランドの少女 「私たちがchangeなのです。 changeはもう始まっています。 あなたが望もうとも、そうでなくとも」 ――グレタ・トゥーンベリ, 2020年
  • デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方
    4.1
    1600人が参加した実験が、スマホとの最適な距離を導いた! アルゴリズムに操られる現代人のための、真の「新しい生活様式」。
  • 鳥取力 新型コロナに挑む小さな県の奮闘
    4.0
    鳥取県は、日本で最も小さな県である。中国地方の片田舎としか認識されず、企業誘致を提案しても苦笑いされた。しかし大震災と新 型コロナ感染拡大により時代の空気と価値観が変わった。鳥取を魅力的な場所と思ってらえるようになった。新型コロナ感染症対策で は、ドライブスルーのPCR検査を導入し独自の施策を展開。クラスター対策条例なども施行し感染者が一番少ない県となった。本書 では、小さな県の大きな戦いを徹底紹介する。
  • 続々聞き出す力
    -
    唯一無二のプロインタビュアー・吉田豪が、多岐にわたるジャンルの、様々な人物へのインタビューの裏側を語るベストセラー「聞き出す力」、「続 聞き出す力」に続く第三弾。インタビューを通して、対象人物を深堀りするテクニックが満載。本書を読めば、どんな人物相手にも使える、コミュニケーションスキルが瞬く間にアップ! 今すぐ役立つ対話スキルも学べて、なおかつ、あの人物の意外な素顔も明らかになる、ここだけでしか知りえない情報もたっぷり詰まっています。聞く力を超えた、聞き出す力が手に入る、一歩進んだ実践的会話術に溢れた一冊です。 <著 者> 吉田 豪(よしだ・ごう) 1970年生まれ。東京都出身。プロ書評家&インタビュアー、ライター。「本人よりも本人に詳しい」と称されるほどの徹底した事前調査で取材対象に迫る姿勢は、他の追随を許さない。主な著書にベストセラーとなった『聞き出す力』をはじめ、『続 聞き出す力』『超人間コク宝』『帰ってきた人間コク宝』『吉田豪の巨匠ハンター』『吉田豪のレジェンド漫画家列伝』『吉田豪の喋る!!道場破り プロレスラーガチンコインタビュー集』『吉田豪の"最狂"全女伝説 女子プロレスラー・インタビュー集』『吉田豪と15人の女たち』『書評の星座 吉田豪の格闘技本メッタ斬り2005-2019』がある。多岐にわたる雑誌・WEB媒体での執筆活動以外にも、多数のテレビ、ラジオ、各種イベント出演や単行本プロデュースなど、多方面で活躍中。
  • 天皇家250年の血脈
    3.0
    元々は傍流だった光格天皇から、血脈を絶やすことなくつながる現代の皇室。8代の天皇が250年間で形成したものとは一体何か。近世皇室の歴史をひも解く1冊。
  • 物語を忘れた外国語(新潮文庫)
    3.7
    大学で言語学やロシア語を教え、時にはチェコ語で講演もする。スラブ諸語を研究する言語学者が何より愛するのは小説である。『犬神家の一族』を英語版で楽しみ、『細雪』のロシア人一家についてあれこれ推理。スウェーデン語に胸をときめかせ、物語に描かれる大学教授の人望のなさに溜息をつく。文庫版書下ろしエッセイ「長い長い外国語の話」も収録。言葉はきっとあなたの世界を広げる翼になる。(解説・林巧)
  • 潜匠 遺体引き上げダイバーの見た光景
    4.1
    海難事故、入水自殺、人命救助、そして2011年3月11日東日本大震災――宮城県仙台の海底に潜り続け、いくつもの「魂」を引き上げてきたプロの潜水士・吉田浩文。凄腕のダイバーとして地元自治体からの信頼も厚く、長年にわたって遺体引き上げ・捜索、救助活動に携わってきた男が目にしたものとは? 生と死、出会いと別れ、破壊と再生――「現場」に立ち会った者のみが知る様々な人間模様と苦闘を描くドキュメント。

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  • 師弟~棋士たち 魂の伝承~
    4.7
    「師」の多くは昭和から平成を彩った名棋士たち。「弟」は、今をときめく昇り竜の若手棋士。生まれた場所も世代も違い、なんの縁もなかった二人が「師」と「弟」として出会い、互いの人生に大きく影響を与え合う。時には勝負の場においてライバルともなる。一人の棋士が育つ過程を、師弟という関係を縦糸に、それを支える家族の物語を横糸に描く。
  • 痛くない死に方
    4.5
    映画『痛くない死に方』原作本! 2000人の最期を看取った医師だから言えること。 “痛くない”“苦しくない”人生の終わり方とは? 私は在宅医として、末期がんの患者さんは9割以上、 非がんの患者さんは半分くらいの確率で、家で看取ることになります。 在宅での看取りの直後、ご家族は必ずこうおっしゃいます。 「思ったよりずっと楽に逝きました。  苦しくも、痛くもなさそうでした。ありがとうございました」 がん終末期、老衰、認知症終末期、臓器不全、心不全、肺炎…… 2000人を看取った医師が明かす今まで誰も言わなかった “痛くない”“苦しくない”人生の終わり方。 平穏死という視点から、「痛くない死に方」について できるだけ分かりやすくまとめた一冊! もくじ プロローグ  あれから4年、「日本人の死に方」は変わったのか? 第一章  大橋巨泉さんでも叶わなかった「痛くない最後」 第二章  平穏死、尊厳死、安楽死 第三章  「長尾先生、思ったより楽に逝きました」……それが平穏死 第四章  おさらい!平穏死10の条件 むすび
  • いなかのほんね
    -
    北海道岩見沢市の山あいの過疎地。美流渡(みると)、毛陽(もうよう)、万字(まんじ)地区に住む10組の人々に、ハタチの学生たちが「どうして不便なところに住んでるの?」インタビュー。 ここは北海道有数の豪雪地帯で、しかも近くに大型スーパーもないところ。街中の人々からは不便な田舎と言われるが、近年、移住者が増えているエリアでもある。なぜ、この地に惹かれ、この地に住むのか? いいことも悪いこともすべてを語った“本音”の物語は、コロナ禍であってもしなやかに生きる、そんなヒントにあふれている。
  • アンオーソドックス
    -
    《共感の声、続々! 》 これは“わたしたち”の物語。「生きづらさ」を抱いているすべての人へ NY Timesベストセラー! NETFLIX「アンオーソドックス」原作 自由と自立を求め、閉鎖的なユダヤ教超正統派〈ウルトラ・オーソドックス〉からの脱出をはたした勇気ある女性の回想録。 西加奈子(作家) 『心から信じられるものがある人は強い。 デボラのように、それが与えられたものではなく、 みずから選びとったものである場合はなおさら』 花田菜々子(HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE店長) 『痛快でいて爽快な読後感。 本がもたらす力を実感させる回想録』 佐貫聡美(紀伊國屋書店 和書販売促進部) 『最も困難だった時期に彼女を救ったのが物語(本)だった というのは、書店員としても勇気づけられた』 『「この本は殺された彼女の遺言だ」という言葉に、 パーンと胸を撃ち抜かれた』 ——羽原由記(レビュアー) 『デボラの不自由さ、屈辱、そして反抗心。読み進むにつれ、 昭和の片田舎に生まれ左利きであることを揶揄され、 「赤毛のアン」に跳躍する未来を読んだ少女だった私が顔をもたげてきた。 これは、人種や性別を超えた「わたしの物語」だ』 ——田中美紀(教育関係者) 『当たり前は決して当たり前ではないのだ。 自分らしく生きることの素晴らしさを実感できる作品である』 ——やまと(図書館関係者) 2009年秋、23歳のデボラ・フェルドマンは、ニューヨークにあるユダヤ教超正統派〈ウルトラ・オーソドックス〉のコミュニティと決別した。 幼い息子とわずかな持ち物だけを車に乗せて…… そのコミュニティでは、正しい服装、言葉を交わす相手、読んでいい本まで、すべてが“しきたり”で決められている。 英語を使うことは禁じられ、女性は人前で歌うこともできず、結婚後は髪を剃ってカツラを被ることを強制される———。 幼いころからジェイン・オースティンなどの小説を隠れて読んだデボラは、自立心に富んだ登場人物たちに触発され、自由な生き方を思い描くようになるのだが…… 不自由と監視の目から逃れ、自由と自立を求め、コミュニティからの脱出をはたした勇気ある女性の回想録
  • 国際感覚ってなんだろう
    3.5
    英会話ができ,外国人とそつなくつきあえればいい? 二一世紀を生きる若者に求められる国際感覚はそうではありません.一人の人間として異文化とむきあい,平和・人権・環境など人類共通の問題解決に参加できる,そんな「地球市民」としての資質を身につけたい.自己表現や討論の能力,ボランティアなど,具体例豊富に探ります.

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  • ボランティアをやりたい! 高校生ボランティア・アワードに集まれ
    3.5
    全国でボランティア活動を行っている高校生達が一堂に会する「高校生ボランティア・アワード」.環境問題や医療・福祉,国際貢献,地域の課題……,活動はそれぞれ異なっていても「少しでも社会を良くしたい」「誰かのために役立ちたい」という志はみんな同じ.アイディアにあふれ,力強く,元気いっぱいな高校生達の姿を紹介します.

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  • 東大留学生ディオンが見たニッポン
    3.0
    何度も訪れるほど大好きな国・ニッポンに夢叶って留学したディオンの見聞録.「英語をもっと話そうよ!」「タメ口と敬語の使い分けは難しい!?」「どうして体育会に入ると留学しにくいの?」等々,東大PEAK.体育会・コンパで同世代や社会に感じた異論・戸惑い・共感を率直に語る.日本の国際化にむけても示唆に富む一冊.

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  • クマムシ調査隊,南極を行く!
    5.0
    ベストセラー『クマムシ?! 小さな怪物』から一三年.沈黙を破る著者二作目の舞台は,なんと南極! 白夜の夏,キャンプのような野外調査.食生活は意外とグルメ? 寄せては返すペンギン,なぜか土下座をする隊員…….時に笑い,時にぶつかり,苦楽をともにする仲間たち.生物学者が見た極地の自然とは? [カラー口絵8頁]

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  • やはり死ぬのは、がんでよかった
    4.0
    『大往生したけりゃ医療とかかわるな』が52万部のベストセラーになり、約9年。「死ぬならがんに限る」といっていた著者は末期の肺がんになるも、「医療とかかわるな」を実践。多少の息苦しさはあるものの治療は一切受けず、痛みもなく、残された日々を穏やかに過ごしている。前述の本に、現在の著者の病状や心境を加筆したものが本書。「がんは身辺整理をする時間があるからいい」と思っていたが、実際その状況になってみると……。親の務めは、子供に自らの死にっぷりを見せることだという著者の最後の日々を綴る。
  • 未来探究2050 東大30人の知性が読み解く世界
    3.6
    ◆「宇宙・生命の真理はどこまで解明される?」「私たちの生活はどう変わる?」――東京大学の独創的な研究者30人が2050年の世界を読み解きます。文理様々な分野の最先端の世界にふれることができる、はじめての本です。 ◆「研究の最終到達点はどこか?」「2030年、2050年にはどうなっているか?」「未来社会にどのようなインパクトを与えるか?」経済学、脳科学、素粒子物理学から、西洋美術史、仏教学まで研究者たちが共通質問に答えていきます。真理の探究の進展、社会へのインパクト、異分野間のコラボレーションについて語り、未来像を描きます。 ◆五神真・東大総長と藤原帰一・東大未来ビジョン研究センター長の対談を収録。
  • 吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日
    4.0
    「もう泣くまい。悲しむまい。復讐の第一歩として、人知れず日記を書こう。それは今の慰めの唯一であると共に、又彼等への復讐の宣言である――」。親の借金のために吉原へ売られた少女・光子が綴った、花魁・春駒として日々、そして脱出までの真実の記録。大正15年に柳原白蓮の序文で刊行され、娼妓の世界に、また当時の社会に波紋を呼んだ告発の書。
  • 東京女子サバイバル・ライフ 大不況を生き延びる女たち
    4.0
    売る仕事で心を病んでいく女。 体を汚し、心を減らして稼いだ金をホストに貢ぎ、借金まみれで自殺する女。 直引きによって、暴行・殺人事件に巻き込まれる女たち…。 不況により、多くの女たちが、風俗業界に流れ込んでいる現在、一体何が起こっているのか? コロナ感染症で惨状と化したセックスワーク業界を徹底取材。 元風俗嬢のベストセラー作家が、現在、壊滅的状態の風俗業界を徹底取材。 風俗業界と売る女たちを机上の知識ではなく、痛みを伴う自身の経験をもとに描く!! この大不況、コロナ禍を「売る女」(=セックスワーカー)が、どうやって生き抜いたらいいのかを考え抜く、渾身のルポルタージュ。 第1章 コロナ大不況を風俗嬢はどう生き抜くか 第2章 コロナを生き延びる、自分を嫌いにならないメンタルコントロール術 第3章 コロナを生き延びる、女を高く売る術 第4章 コロナを生き延びる、常連客をつかむ術 第5章 コロナ禍の売春論 なぜ風俗嬢は持続化給付金を申請しないのか
  • 扉はひらく いくたびも 時代の証言者
    3.8
    読売新聞連載時から大反響!生い立ち、葛藤に直面した青春時代、名作『風と木の詩』『地球へ…』創作秘話、マンガを学問として追究、学生へ指導、デジタルを駆使し描くことへの新たな挑戦…時代と共に駆け抜けた、その半生を語りおろす。未知の表現に挑み続ける漫画家、竹宮惠子の決定版自伝。
  • おひとり様を生き抜く「女子貯金」生活
    4.0
    マンションは買ったほうがいい? いくらあれば一生安心して暮らせる? 親の介護にいくら必要? ベストセラー『3000円投資生活』の著者がお金の疑問に即答!一生困らないマネーバイブル。
  • 匠の時代 第1巻
    3.0
    ふとん乾燥機は、寒さ凌ぎにドライヤーを布団の中に持ちこんだ独身社員の体験から生まれた……日本における先端技術開発の成果を、三菱電機:クリンヒーター、小西六:自動焦点カメラ、東レ:エクセーヌの成功例にたどり、その発想法の革命に始まる企業と個人一体となっての熱い挑戦を、ドラマチックに再現して描く! <全12巻>
  • 考える、書く、伝える 生きぬくための科学的思考法
    3.8
    お笑い芸人で小説家の又吉直樹が世の中の不思議を探る教養バラエティ「ヘウレーカ」で、たびたび招かれるのが、大阪大学医学部病理学教授・仲野徹先生。専門は「いろんな細胞はどうやってできてくるのだろうか」学。ベストセラー『こわいもの知らずの病理学講義 』の著者でもあります。 ご当人は「めざすはお笑い系研究者」と述べていますが、ノーベル賞を受賞した本庶先生の愛弟子としても有名です。 その仲野先生が、自ら実践してきた「学び方を身につける」ための方法論を初めて披露します。 大阪大学「学問への扉」仲野ゼミを舞台に、大学1年生14人に行った講義は、わかりやすくかつ実践的。仲野先生は、論文、プレゼンなどの指導とともに、学びの頂点である「発想」や「考える」技術を教えていきます。それは、生きるために欠かせない一生使える力です。 コロナ禍で始まった15回のゼミ。オンラインでつながった学生14人が、仲野先生の講義でどう成長していくかも実感でき、何が成長の要因かも見えてくるでしょう。 さらに、論文やプレゼンは医学と健康をテーマにしています。ゼミ生とともに正しい情報のとり方や選択の仕方も楽しく学べます。 仲野先生が、「教育とは、学校で学んだことをすべて忘れたあとに残るものである」というアルバート・アインシュタインの名言を現実のものとするゼミを開講。 「ようこそ、『学問への扉 仲野ゼミ』へ! あなたも受講するつもりで、いっしょに楽しんでください」
  • コロナ自粛の大罪
    4.1
    医師7人が語る「茶番劇」の正体! 誰も明言してこなかった 「日本コロナ」の不都合な真実 現役医師たちが本音で語る「日本コロナ」の真実! 日本に新型コロナウイルスによる感染者が発生し1年以上が経過した。この1年で確実にわかったことは、日本では感染者、死亡者数が欧米に比べ圧倒的に少ない事実である。しかし、メディアは新型コロナの恐怖を煽り続け、政府は科学的根拠を示すことなく今年1月に2度目の緊急事態宣言を発出した(4都県は3月21日まで措置延長)。  本書は政府、自治体、医師会等による新型コロナウイルス自粛政策に疑義を呈する医師7人へのインタビュー集である。個別の事象の捉え方において7人の意見には相違もある。 しかし、過度な自粛要請を繰り返すべきではないという認識では全員が一致している。国民や国家に取り返しのつかない甚大な“副作用”をもたらすことが明らかだからだ。多くの人々を不幸にするだけの政策は、もう終わりにすべきだ。 第1章 「病床数世界一」でなぜ医療崩壊が起きるのか      森田洋之(医師/南日本ヘルスリサーチラボ代表) 第2章 「コロナ死」だけを特別視するのはもうやめろ   萬田緑平(緩和ケア萬田診療所院長) 第3章 5類感染症に指定すればコロナ騒動は終わる 長尾和宏(長尾クリニック院長) 第4章 長引く自粛生活が高齢者の健康寿命を縮める 和田秀樹(精神科医) 第5章 “未知のワクチン”を打つほどのウイルスなのか 本間真二郎(小児科医/七合診療所所長) 第6章 ほとんどの日本人の身体は「風邪対応」で処理 高橋 泰(国際医療福祉大学大学院教授) 第7章 国民は頑張っている。厚労省と医師会はもっと努力を 木村盛世(医師/作家/元厚生労働省医系技官)
  • 新版 匠の時代 第1巻
    5.0
    感動の名ドキュメント、いまここに甦る。日本を支えた技術者魂――疎開工場からスタートし、革命的なクオーツ時計を誕生させたセイコー電卓の小型軽量化にしのぎを削ったシャープとカシオなど、世界が瞠目した日本企業の技術革新。それは、開発スタッフの汗と涙の結晶であった。彼らの人間ドラマを鮮やかに描き、大ベストセラーとなった名著から、日本再生の指針を読み取る。<全6巻>
  • ジョン・レノン伝(1940~1980)
    -
    音楽で世界を変えた男・ジョン・レノン。 日本人の手になる初の本格評伝! 「「ジョン・レノン」の〝真の姿〟は、巷にどのくらい伝わっているのか?(中略)実際は聖人君子などではなく、「粗野」で「繊細」で「気分屋」の、あまりにも人間臭いロックンローラーだった」(「はじめに」より)。 ビートルズでのデビューから、ソロ活動、主夫時代を経ての復活劇、その直後に訪れた突然の死。 だが21世紀の今もなお「ジョン・レノン現象」は続いている。 最新の知見をふまえておくる本格評伝! ビートルズ解散50年、ジョン・レノン生誕80年&没後40年記念出版です。
  • 私の名前を知って
    4.5
    米スタンフォード大で白人水泳選手が起こした性暴力事件。被害者は何と闘い、何に怯え、何に勇気づけられたのか? 全世界に性暴力の真実を教え、その考え方を決定的に変えた衝撃の回顧録。
  • 小説家になって億を稼ごう(新潮新書)
    4.2
    いま稼げる仕事はユーチューバー? 投資家? いや「小説家」をお忘れでは? ミリオンセラー・シリーズを多数持つ「年収億超え」作家が、デビュー作の売り込み方法から高額印税収入を得る秘訣まで奥の手を本気で公開。私小説でもライトノベルでも、全ジャンルに適用可能な、「富豪専業作家になれる方程式」とは? ここまで書いていいのか心配になるほどノウハウ満載、前代未聞、業界震撼、同業者驚愕の指南書!
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?
    4.2
    「センセイ、どうして鳥の研究をするんですか?」「楽しいから。他に理由が必要かい?」NHK子ども科学電話相談でお馴染みの「バード川上」センセイは、今日も崖をよじ登り、荒波を乗り越え、溶岩に行く手を阻まれるーー。ベストセラー『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』から続く冒険、もとい抱腹絶倒の日々を描く待望の第二弾。
  • フィッシュ! 鮮度100% ぴちぴちオフィスのつくり方〔アップデート版〕
    3.0
    世界累計600万部、グーグル、マクドナルドも導入したベストセラー『フィッシュ!』が20年を経て帰ってきた! 働くヒト一人ひとりのモチベーションを引き出し、仕事と人生をよりよい方向へ導く哲学の詰まった本篇に加え、導入のガイドと実践談を追補した完全版!
  • 三人の女たちの抗えない欲望
    4.0
    高校時代に恋愛関係だった教師に裏切られたマギー、夫の望み通りに、夫婦以外を交えた性生活を送っていたスローン、夫との別居を決意したところで高校時代の恋人に再会したリナ。3人の女性たちの欲望と、抑圧からくる苦悩を丹念に取材したノンフィクション。
  • 四月七日の桜 戦艦「大和」と伊藤整一の最期
    -
    司令長官として「大和」とともに沈んだ父。沖縄へ出撃した特攻機で散った息子。二人を追うように娘を残して逝った母。伊藤が植えた桜は、今もその命日を忘れない。 山本五十六に最も信頼された男が家族を思うとき。
  • 宿命 國松警察庁長官を狙撃した男・捜査完結
    3.0
    警察庁長官狙撃事件は、なぜ解決できずに時効を迎えなければならなかったのか。濃厚な容疑を持つ人物が浮上していながら、なぜ、オウム真理教団の犯行に固執しなければならなかったのか。日本警察の宿命を説く第一線捜査官による衝撃の手記。 文庫版で「第九章 エージェントD」を加筆! 単行本刊行後、「協力者」から手紙が届いた。「元刑事」となった著者は、協力者との接触を図る。本当の意味での「捜査完結」に向け、緊迫の場面に臨む――。  1995年3月30日朝、東京・荒川区において、國松孝次警察庁長官が何者かに狙撃された。警視庁は、当時の社会情勢等から、オウム真理教団による組織的テロと見て、警察の威信をかけた大捜査を展開、2004年に至り、オウム真理教関係者の逮捕にこぎつける。しかし、被疑者らが起訴されることはなく捜査は迷走し、2010年3月、多くの謎を残したまま事件は時効を迎えてしまった。 実は、この捜査の陰で、濃厚な容疑を持つ人物が浮上していた。その人物は民兵組織の結成を目指した「中村泰」。中村の内偵を進めた原氏は、徹底抗戦する中村の取調べを継続し、ついに中村から、警察庁長官を狙撃した自供を引き出す。そして、その供述は、現場の状況に合致して迫真に富み、犯人しか知り得ない内容に満ちていた。原氏が率いる捜査班は、幾多の困難を克服しながら中村の捜査を推し進め、多くの証拠を蓄積していくが、中村が立件されることはなかった。 なぜ、中村の捜査は封印されたのか。警視庁幹部、警察組織、現場捜査員、被疑者、社会情勢等、様々な「宿命」が絡み合い、葬り去られた事件の真相に迫る。
  • ブランドを創った人たち
    -
    ファッション、貴金属、高級品などの世界のトップブランドを立ち上げた人々の生を描く人生評論。エルメス、ティファニー、ヴィトン、グッチ、シャネル、ディオール、森英恵、サン=ローランなどなど、華やかな世界に生きた才人たちの人生ドラマの真実を明らかにする。
  • 西鶴
    -
    なぜ『好色一代男』は生まれたのか? 多くの謎に包まれた俳諧師「井原西鶴」の実像を解き明かす!
  • 増補版 駆け出しマネジャーの成長論 7つの挑戦課題を「科学」する
    4.8
    突然、管理職に抜擢された! 年上の部下、派遣社員、外国人の活用方法がわからない! 飲みニケーションが通用しない! プレイヤーとしても活躍しなくちゃ! 社会は激変し、一昔前よりマネジメントは格段に難しくなった。困惑するのも無理はない。人材育成研究と膨大な聞き取り調査を基に、社の方針の伝達方法、多様な部下の育成・活用策、他部門との調整・交渉のコツなどを具体的に助言。新任マネジャー必読!管理職入門の決定版だ。
  • チッソは私であった 水俣病の思想
    4.3
    水俣病患者認定運動の最前線で闘った緒方は、なぜ、認定申請を取り下げ、加害者を赦したのか? 水俣病を「文明の罪」として背負い直した先に浮かび上がる真の救済を描いた伝説的名著。
  • [現代語訳]ベスト・オブ・渋沢栄一
    4.0
    渋沢栄一の言葉を『論語と算盤』をはじめとした著作より厳選し、平易に現代語訳。挫折を乗り越え続けた彼の人生と思想を学ぶ! 2021年大河ドラマ「青天を衝け」主人公・渋沢栄一。彼は、幕末から明治期の激動の中で青春時代を過ごし、多くの事業を起こして「日本資本主義の父」と称されます。新1万円札の肖像となる渋沢は、日本経済そのものを作り上げた人物なのです。本書は、『論語と算盤』をはじめとする多数の彼の著作から、その人生と思想に触れるエッセンスをベスト・セレクト。 挫折を乗り越え続けた青春時代を経て、利益と公益を追い求めた壮年から晩年までの駆け抜けた【人生】。「正しく生きてこそ成功を掴むことができる」という彼の【思想】。同時代を生きた明治の偉人たちとの【交友録】。これらを、読みやすく現代語訳された渋沢本人の言葉から学ぼう!
  • 石橋湛山の65日
    値引きあり
    3.8
    石橋湛山は首相としての在任期間がわずか65日である。近代日本史の上では最短に近い。しかし私は、「最短の在任、最大の業績」と思っている。これに対峙するのは「最長の在任、最小の事績」という言い方をしている。 石橋はわずかの期間だったが、言論人の時の自らの信念が政治の年賦に刻まれていると思えば、宰相の意味も変わってくるし、その重みも他の総理とは異なっている。最長の首相がさしたる事績が残さなかったとするならば、そこに比較しても首相の格の違いが浮き彫りになるだけではないだろうか。 石橋はその短い在任期間に、首相というのは日頃から思想や哲学を明確にしておくことの重要性を教えた。首相が何を目指し、どのような方向に、この国を率いていくのか、そのことを国民は知りたい。それは首相を目指す政治家が日頃から信念を発信する姿勢を持たなければならないように思う。石橋を真似せよ、と強調しておきたいのである。 ──〈おわりに〉より 太平洋戦争の終戦から10年余の時を経た昭和31年、国内政治の民主化と自主外交を旗印にした石橋湛山政権が誕生した。だが、わずか65日の短命で終わる――。そして、日本は自主性なき外交の道を歩み出した。戦前・戦中から一貫して小日本主義、反ファシズムを唱え続けた反骨の言論人が、戦後、政治家の道を歩み、首相の座を降りるまでの激動の保守政治の史実を克明に描き、短命に終わった“まぼろしの政権”が日本人に投げかけた謎に迫るノンフィクション。新型コロナウイルスの未曾有の危機が立ち去った後、日本の前途は洋々たりと歩むために立ち返るべき、もう一つの戦後史!
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相
    3.8
    147通にも及ぶ膨大な脅迫状、600点以上の遺留品、さらには目撃、尾行までされながら、ついに時効の彼方へと逃げ込んだ「グリコ森永事件」犯人グループ。 その中心人物、かつ司令塔となったのが、「キツネ目の男」だった。 グリコの江崎勝久社長を自宅から拉致して監禁、身代金を要求するという「実力行使」から、青酸入りの菓子と脅迫状の組み合わせによって裏取引し、企業からカネを奪おうとする「知能犯罪」、そしてメディアや世論を巻き込んだ劇場型のパフォーマンスまで、日本の犯罪史上に残る空前絶後の事件だ。 しかし、犯人グループは、その「痕跡」を消しきれていなかった。 当時、第一線で捜査にあたった刑事、捜査指揮した警察幹部、犯人グループと直接言葉を交わした被害者、脅迫状の的になった企業幹部など、徹底した取材で事件の真相をえぐり出す。 「少なくとも6人いた」という犯人グループの、役割分担、構成にまで迫る! 「キツネ目と仲間たち」の全貌が、闇の向こうから浮かび上がる――。
  • 「本をつくる」という仕事
    -
    ミスを無くすためだけではない校閲。本に似合った衣装を着せる装幀。紙を本にする製本。本の声ともいえる書体。もちろん紙がなければ本はできない。そういった「本づくり」の舞台裏を私たちはあまり知らない。本を支えるプロフェッショナルの仕事に対する熱い想いを届けるために、彼らの言葉を聞きにいく。読めばきっと、見方がぐっと変わり、本が愛おしくなる情熱のノンフィクション。形のある本を愛するすべての人へ。
  • 全電源喪失の記憶―証言・福島第1原発 日本の命運を賭けた5日間―(新潮文庫)
    4.8
    東日本に大津波が押し寄せたあの日、濁流は福島第1原子力発電所をも飲み込んだ。全電源を喪失し制御不能となった原発。万策尽きた吉田昌郎所長は、一人一人の顔を眺めながら共に死ぬ人間を選んだ――。遺書を書き、家族に電話をかけ、嗚咽する人。現場に背を向けた人……。極限で彼らは何を思い、どう行動したか。絶望と死地を前にして揺れ動く人間を詳細に描いた、迫真のドキュメント。(解説・池上彰)
  • 老後レス社会 死ぬまで働かないと生活できない時代
    3.0
    待ち受けるのは暗黒の未来か――今から19年後、日本の人口は65歳以上の高齢者35%を占めると推計されている。社会保障費が増大する一方で、労働力不足は深刻化。それが「2040年問題」だ。政府は「一億総活躍」と称し、高齢者の就労促進を謳うが、そこには公的支援を抑えようとする意図が透けて見える。70歳を過ぎてもハローワークに並ぶ。もはや「悠々自適の老後」はなくなった。死ぬまで働かなければ生きていけない「老後レス社会」が到来する。未来の日本はディストピア(暗黒の世界)なのか。朝日新聞本紙と朝日新聞デジタルで好評を博したシリーズに、新たな取材による加筆を全面的に施し、「老後のなくなった日本の現実」と、避けられない未来をどう生きるかを考える。高齢者はもちろん、高齢者予備軍必読の1冊!
  • ある日の入管~外国人収容施設は“生き地獄”~
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あまりにも非人道的な入管の実態を、マンガでリアルに描く!! 法務省の外局で、出入国に関する手続きを行う「出入国在留管理庁」(入管)。この機関は日本人の出入国管理だけではなく、外国人の在留許可の管理や難民認定手続きなども担当している。また、ビザが切れて(または更新が認められずに)オーバーステイになったり、難民申請が認められなかったりといった外国人を収容する全国17か所の施設の管理も行っている。 日本人にはあまり知られていないが、この収容施設では行き場のない外国人に対する、暴行・暴言・イジメ・監禁・医療放置など非人道的な処遇が横行。その中で被収容者たちは心身を病み、自殺未遂を繰り返す人も出てきている。 著者は2004年から外国人被収容者の支援を行い、その体験をマンガに描き続けてきた。収容施設では写真を撮ることが許されず、本書は入管の実態をビジュアルで伝える、唯一の貴重なリポートと言える。117本のマンガに加えて、入管の実態を伝えるコラムとキーワード解説も収載。
  • スルガ銀行 かぼちゃの馬車事件
    4.1
    不正融資は返済せず!前例なき奇跡の決着! 2018年に世間を騒がせた「スルガ銀行不正融資事件」は、被害者約250名が抱える不動産担保ローン合計残高約440億円をスルガ銀行(沼津市)が「帳消し」にするという、金融史上前例のない解決となった。 事件の裏にあったのは、スルガ銀行と不動産業者や仲介業者が共謀して土地代や建築費を水増しした上、不正融資でシェアハウス「かぼちゃの馬車」を購入させるという構図。そして業者が経営難に陥った結果、オーナーはひとりにつき1億円以上の債務を負わされたのだ。 自己破産する者、自殺する者もいるなか、生きる道を探そうとひとりの被害者が立ち上がった。「おれたちはすでに経済的に死んでいる。これ以上何を恐れることがある?」彼は仲間を集めて被害者同盟をつくり、凄腕弁護士・河合弘之氏に依頼、スルガ銀行を相手に闘う決意をする。 河合弁護士の発案・指示のもと、同盟のメンバーによる本店・支店前でのデモや株主総会での直談判などが行われ、次第に揺らいでくるスルガ銀行の牙城。勝てる見込みがないと言われた地銀の雄・スルガ銀行を相手に、代物弁済という借金帳消しを勝ち取った男たちのノンフィクション!
  • 響きをみがく 音響設計家 豊田泰久の仕事
    4.5
    クラシック界の巨匠たちが頼った“耳”がある。東京・サントリーホールからハンブルク・エルプフィルハーモニーの音響設計まで。世界有数のコンサートホールの「響き」を手掛ける日本人トヨタは、いかにして究極の音を実現させたのか。その謎に迫る。
  • 東日本大震災から10年 災害列島・日本 49人の写真家が伝える“地球異変”の記録
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2021年3月11日は、東日本大震災から10年。この10年間、日本列島では地震だけではなく各地で多くの災害が頻発してきました。 2016年4月には熊本で震度7を最大とした群発地震が発生、九州や中国地方への集中豪雨、北海道では地震による地滑りと大停電が発生。さらには異常気象による巨大台風や土砂崩れ、洪水、河川の決壊、氾濫、浸水。冬季には北海道から北陸地方にかけて、異常な寒波や豪雪が襲いました。 そして地球規模で蔓延するコロナウイルスの感染など、日本列島はいま“複合災害”の真っただ中。地震・津波・放射能汚染に襲われた東日本大震災のように「これでもか、これでもか」と、災害の上に災害が重なってきています。その原因について、温暖化による気候変動以上の“地球異変”とも言うべき変化が起きているのではないか――と国民は肌で感じ始めたのです。 ツンドラ地帯の凍土が溶解し、北米やアマゾンの山林で火災が起き、アフリカの砂漠化などで生態系が崩れ、食糧不足と難民の流出が止まらず、世界秩序は不安定になる一方です。そして今、コロナ禍が世界中に蔓延しています。 この10年はまさに日本人が大規模災害に直面し続けた10年でした。本書は、日本を代表する49人の写真家たちが撮った「東日本大震災の記憶」と、その後の自然災害のリアルな姿を伝える写真集です。
  • 関西でしか建てられない吉野杉の家
    -
    【内容紹介】 500年以上の歴史を持つ世界最古の人工林の軌跡と奇跡 一度触れたら、心が動く――。 “心と五感を満たす”木は、日本広しといえども、この吉野杉をおいて他にはないと、断言することができます。 地元の木を使い、地元の職人たちが家を建て、地元の人々が住まう。そして、木を使うことで地元の森が循環していく。 地元の行政も巻き込んで、本文の木の家づくりにこだわる理由はここにあります。 500年以上にわたり守り続けられてきた吉野の森からの“恵み”を使って建てる「吉野杉の家」の魅力に迫る! 【著者紹介】 [著]井村 義嗣(いむら・よしつぐ) 株式会社イムラ 代表取締役社長。 1976年関西学院大学商学部卒業。卒業後は木材問屋の山五に入社。 1981年に材木商の三代目として家業に従事し、1985年に住宅業に転業。 川上さぷりと提携し、2000年から「吉野杉の家」を本格的に販売。 2015年に「500年の吉野林業を住まいづくりで守る! 川上村との取り組み」、2016年に木製内部建具「GENPEI」、2017年に「代官屋敷の古民家再生」でグッドデザイン賞を3年連続受賞。 また、2017年には「吉野杉の床」でキッズデザイン賞とW受賞した。 【目次抜粋】 第1章 五感が喜ぶ、奇跡の杉 第2章 知恵と技術を結集させた家づくり 第3章 気持ちのいい住まいは、「木」からはじまる 第4章 すべては、吉野の森を守るために 第5章 もっと知りたい! 木のある暮らしQ&A スペシャルインタビュー 『科学が証明する吉野杉の魅力と効能』 谷田貝光克:東京大学名誉教授 『自律神経が整うのは本物の木の家だからこそ』小林弘幸:順天堂大学教授
  • 天職
    -
    【内容紹介】 「上皇陛下の執刀医」初の自伝的生き方本 人生100年時代は、個人として何度でも生き直せる。 キャリアを通して得たものが求められる場所は必ずある。 だから50代60代こそ、あきらめるな、心を燃やせ──。 「三浪」して日大医学部に入学。「父の死」「恩師からのクビ宣告」……数々の逆境を乗り越え、執刀手術9000例/成功率99.5%以上の「神の手」と呼ばれるまでになった心臓外科医・天野篤。 命を救う現場にこだわり、定年を拒否して、メスを置く「その日」が来るまで闘い続ける。 信念の人生哲学に、迷い多き「今」を生き抜くヒントがある。 【著者紹介】 [著]天野 篤(あまの・あつし) 心臓血管外科医。順天堂大学医学部教授。 1955年、埼玉県蓮田町(現・蓮田市)に生まれる。1983年、日本大学医学部卒業後、医師国家試験合格。 関東逓信病院(現・NTТ東日本関東病院。東京都品川区)で臨床研修医ののち、亀田総合病院(千葉県鴨川市)研修医となる。 1989年、同心臓血管外科医長を経て、1991年、新東京病院(千葉県松戸市)心臓血管外科科長、1994年、同部長。 1997年、新東京病院での年間手術症例数が493例となり、冠動脈バイパス手術の症例数でも日本一となる。 2001年4月、昭和大学横浜市北部病院循環器センター長・教授。2002年7月、順天堂大学医学部心臓血管外科教授就任。 2012年2月、東京大学医学部附属病院で行われた上皇陛下の心臓手術(冠動脈バイパス手術)を執刀。 2016年4月より、2019年3月まで順天堂大学医学部附属順天堂医院院長。 心臓を動かした状態で行う「オフポンプ術」の第一人者で、これまでに執刀した手術は9000例に迫り、成功率は99.5パーセント以上。 【目次抜粋】 はじめに メスを置く、その日まで 第1章 医師とは──あきらめない心を貫く 第2章 わが道──医師としての生き方を問い直す 第3章 原点──父の死、母の教え、祖父の生き方 第4章 上皇陛下──心臓手術に携わった「その日」から 第5章 しんがりで尽くす──生ある限り闘いは終わらない おわりに 限りある炎を、少しでも長く燃やしたい
  • 【フルカラー・固定レイアウト版】福島第一原発事故の「真実」
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 貴重な写真と図版をフルカラーで完全収録。書籍と同じレイアウトのFIX版。 東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。 他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに刊行。736ページの完全保存版 思いも寄らない真相が次々明らかに 真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった 真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた 真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった 真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らせて「最悪の事態」を防いだ 真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった 東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!? 極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。 10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である。 *本書には、デバイスの画面サイズや文字サイズの変更などに合わせて、テキストやレイアウトが流動的に表示されるリフロー版もございます。
  • 君には知人から100万借りられる人望があるか? クズ道(ちょいズル人生術) 人心の一手先を読んで、甘えられる&守られる人になる
    -
    クズ芸人だからわかった、人望と信頼をラクにゲットできる明るい人生の送り方とは? 巨額の借金を背負い、金融機関に24時間追われて発狂寸前の思いをした芸人、スパローズ・大和。 ギリギリの苦境の中で彼が編み出した、人から好かれ、大金を借りられるだけの人望や信頼、幸福感を効率よくゲットできる、ちょっとズルいけど、笑えて周囲を明るくできるテクニック集をお伝え! 本の後半では、そんな大和の半生から、甘えられる&守られる人になるクズ道を探る! 売れない芸人、売れっ子になった芸人たちの舞台裏も知れる、笑えて、少し怖くなって、熱くなって、生きるのがラクになるストーリー! お笑いコンビ・キャイ~ンのウド鈴木氏&天野ひろゆき氏、博多華丸・大吉の博多華丸氏&博多大吉氏、ヒロシ氏、バイきんぐの小峠英二氏&西村瑞樹氏らも本書の内容を推薦! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 人間関係ってのは、一番大変だ。でもクズとして生きていくなら、人間関係は回避できない。なぜならタダ酒を飲ませてもらったり、お金を借りたりしないといけないから、相手に好かれないといけないからだ。実はクズなやつほど、人間関係をスムーズに進める技術を持っている。逆に、長年マジメで通ってきた人、優等生でやってきた人ほど、人を頼ることができず、苦しい人生を歩んでいるのではないか(一緒に飲んでいても、つまらないしね)。そんな、自分で人生を生きづらくしているマジメな方々に、人生がぱっとラクで楽しくなる、珠玉のテクニック集を、“下から目線”でお届けする。
  • 「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本
    4.1
    「ルームメイトは逃亡しました」 国からは「高度」と見なされない、圧倒的多数(外国人労働者)の世界。 大宅賞『八九六四』著者が、絶対的な弱者でも敵でもない、彼らの「現実」に迫るディープルポ! 日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」。 「高度」な人材がいるということは、国の定義とは真逆の属性を持つ人材も存在するはずだ。 それは、「(年齢だけは若いかもしれないが)学歴・年収が低く、日本語はろくに喋れず専門知識もない、非熟練労働に従事している」人たちといえる。 しかし、日本社会は彼らにこそ強く依存しており、必要としているではないか。 生身の「“低度”外国人材」は、紋切り型の報道のなかで語られるような、絶対的な弱者や被害者たちの群れではない。 ましてや、陰謀をたくらむ存在でもない。 そもそも中国は経済成長をとげ、稼げない日本に見切りをつける中国人は多く、外国人労働者の主役はベトナム人に移行している。 ──われわれは記号としての弱者や敵を想定していたのに、いたのは人間だった。 3年にわたって中国、ベトナム、日本各地を回り、生身の姿に迫ったディープルポ! 【目次】 はじめに 第一章 コロナ、タリバン、群馬県――隣人は平和な「イスラム原理主義者」 第二章 「兵士」たちの逃亡と犯罪――主役は中国人からベトナム人へ 第三章 頼りなき弱者――ベトナム「送り出し」業者に突撃してみれば 第四章 「低度」人材の村――ウソと搾取の「破綻した制度」 第五章 「現代の奴隷」になれない中国人――稼げない日本に見切りをつけるとき 第六章 高度人材、低度人材――「日本語だけは上手い」元技能実習生 第七章 「群馬の兄貴」の罪と罰――北関東家畜窃盗疑惑の黒い霧 おわりに 主要参考文献
  • 他がままに生かされて
    4.3
    「きっと、弱い自分を認められるはず」 弱さを強さに変える。毎日を必死に生きる人々にエールを。 ロックバンド・THE ORAL CIGARETTESで、作品の作詞作曲を手掛けるフロントマン、山中拓也。 彼が紡ぐ、人間の本質を表す言葉は、なぜ多くの若者を虜にするのか。そして、いかに生み出されるのか。 生死をさまよった病、愛する人の裏切り、声を失ったポリープ手術、友人の死etc. そこには数多の挫折や失敗があり、周りにはいつも支えてくれた家族や仲間、恩人たちの存在があった。 山中拓也は、これまでもこれからも、他に生かされて我がままに生きていく。 そんな彼の半生や人生観。過去と未来のこと。今の時代に伝えたいことを綴ったエッセイ。 故郷・奈良の思い出の地巡り、ドイツや国内で撮影した作品写真、貴重なレコーディング風景など撮り下ろし写真も多数収録する。 2021年に30歳という節目を迎える、人間・山中拓也のすべてをさらけ出した一冊。 山中拓也の吐く言葉は、何よりも弱くて強い。 【出版社からのコメント】山中さんは多くを語りません。ただ、発する言葉選びは丁寧で重く、心を打ちます。初めて生のライブを見た時は、その迫力に、音に殴られるような感覚を覚えました。ああ、この音と言葉が組み合わさり、多くの人々を虜にしているのだ、と腑に落ちました。純粋に言葉だけを紡いでもらったら、どれだけ純度の高いものが生まれるだろう? 言葉を生業にする者として圧倒的な好奇心を抱き、出版をお願いせずにはいられませんでした。
  • 嫉妬の正体
    -
    人間誰しも、嫉妬からは逃れられない。松下幸之助が「嫉妬心は狐色に程よく妬かなければならない」と述べたように、その存在を認めていかに飼い馴らすか、そして他人からの嫉妬をどのように避けるかが肝要である。歴史上の人物から現代各界まで豊富な事例を紹介し、日本社会で生き抜く術を説いた名著、ここに復刊。
  • ニッポン第1号ものがたり
    -
    日本で最初にかき氷を楽しんだのは清少納言? ラーメンを最初に食べたのは水戸黄門という定説は本当? だったら、カレーライスを最初に食べたのはだれ? 日本で初めて「○○した」人たちを調べて、集めた歴史エッセイ。令和のいま、みんながあたりまえに親しんでいる食べ物、イベント、グッズに、日本で最初に触れた日本人を、筆者・クスノキと一緒に探っていきましょう。身近なモノやコトがどこから始まったのかを知ることで、自然とモノやコトが生まれた当時の歴史、背景が頭に入ります。1編ずつが10ページ前後ですので、朝読の時間にもピッタリの歴史読み物です。 【対象:小学中級以上】 (以下、書籍概要) かき氷を食べた日本人第1号、清少納言:清少納言が書いた随筆集「枕草子」のなかに、「上品なもの」として、「かき氷にあまづらを入れて新しい銀の容器に入れたもの」が紹介されています。これが日本の「かき氷」第1号! 甘味や、氷じたいが貴重品だった当時、清少納言はかき氷を食べて、仕事のうさをはらしていたのかもしれません。とすると、「枕草子」はさしずめインスタにアップするような感覚で書かれたものなのかも…。ほかにも「マンガ」「エレベーター」「ロボット」「ファミレス」「UFO」等々の、「日本で最初」を探索します。
  • 1/4の風景
    -
    地元で出会った友達と動画を撮り始めた。東京に出てYouTubeでスターになった。今はその一人が天国で見守ってくれている。 2021年7月に結成10周年を迎えるYouTuber、アバンティーズが歩んだ道のりを記録した一冊。 メンバーのそら、ツリメ、リクヲに加え、エイジの家族や彼らと親交の深いすしらーめん《りく》、クリエイティブディレクターの鈴木健太へのインタビューも収録。
  • 『BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相』ガイドブック(試し読み付)
    無料あり
    3.7
    【無料ガイドブック】2018年NYタイムズベストセラー、フィナンシャル・タイムズ&マッキンゼービジネス書大賞受賞作。『BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相』ついに上陸! 「血液1滴で、全ての病気がわかる!」革新的技術で、「第二のスティーブ・ジョブズ」ともてはやされた若きCEOエリザベス。彼女が率いた血液検査ベンチャー〈セラノス〉の不正隠蔽工作を敏腕報道記者が執念で切り崩す! 本書の刊行を記念してガイドブックの電子版を配信いたします。NewsPicks編集部副編集長・須田桃子氏と本書共訳者の関美和さんとの対談『「女性版ジョブズ」失墜に見る現代の病理』、登場人物相関図、本書冒頭試し読みを収録。ぜひダウンロードしてお楽しみください。

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  • 宮澤賢治 あるサラリーマンの生と死
    4.0
    時代は移り変わっても、宮澤賢治の残した詩や散文の数々は日本のロマンの、ひとつの到達点を教えてくれる。農学校教師、農民芸術運動家としての賢治はよく知られるが、肥料の炭酸石灰、建築用壁材料のセールスマンとして、東へ西へと駆け回っていた最晩年近くの姿はあまり知られていない。賢治が生涯にのこした膨大な書簡から、オロオロと歩きながらも、生活者として必死に生きようとしたサラリーマン・賢治が、浮かび上がってくる。雨ニモマケズ、デクノボーと呼ばれても…。宮澤賢治、知られざるセールスマンの日々!
  • 現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史
    4.3
    天安門事件、新型コロナ流行、香港デモ、薄熙来事件、アリババ台頭、孔子学院――。激動する国家にうごめく「秘密結社」を知らないで、どうやって現代中国がわかるのか? 清朝に起源を持ちいまなお各国に存在するチャイニーズ・フリーメーソン「洪門」、中国共産党の対外工作を担う「中国致公党」、カルト認定され最大の反共組織と化す「法輪功」など。大宅壮一ノンフィクション賞作家が、結社の行う「中国の壊し方」と「天下の取り方」に迫り、かれらの奇怪な興亡史を鮮やかに描き出す。
  • 「ふつうの家族」にさようなら
    3.8
    中野信子さん(脳科学者)推薦!「家族法研究者 山口真由が明かす家族の本質」 「ふつうの家族」――それは聖なる呪いである。 家族も、親子も、夫婦でも――常に「スイッチオン」でなくていい。その関係は「点いたり、消えたり」でいい。 「”ふつう”を押し付けられたくない私は、”多様性”を押し売りしたいわけでもない。新しく生まれつつあるマジョリティの側にまわって、「空気を読まない」古臭い奴らをつるし上げたいわけじゃない。(略)これからの時代、私たちがすべきことは”違い”をあぶりだすことじゃなくて、”同じ”を探しにいくことなんじゃないか。家族のあり方が変わってもなお、昔と変わらない普遍的ななにかをその真ん中のところに見つけにいくことじゃないかと、私は思うようになった」(「おわりに」より) はじめに 第1章 親子 言葉を失った「卵巣年齢50歳」の衝撃 結婚じゃない! 子どもなんだ!! 精子バンクはオンラインデート 「フェミニストの希望の星」が残した宣言 他 第2章 結婚 親友の結婚話でヒートアップした私 同性婚を認めた感動的な判決 ジャネット・ハリーというロック・スター 権利と義務の束としての結婚 他 第3章 家族 謎だった「男のお母さん」 私が育った日本の家族 多様になりつつある日本の家族 「家があります。緑と白の家です」 他 第4章 老後 日本の「家」は会社だった? 現代社会における「家」の残り香 「家」か? それとも「個人」か? 他 第5章 国境 アメリカの「実子」、日本の「養子」 「結婚」なんて点いたり、消えたり 「親子」ですらも、点いたり、消えたり ステイタスとしての家族、プロセスとしての家族 他 おわりに 装画:赤 | aka 装幀:原田郁麻
  • BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相
    4.5
    ◆「ショッキングな結末を迎えるサスペンス。ページをめくる手がとまらない。――セラノス事件の内幕は、信じられないほど、ひどい」ビル・ゲイツ◆ 「エンロン」以降、最大の企業不正が行われた血液検査ベンチャー「セラノス」事件。ジョージ・シュルツ、ヘンリー・キッシンジャーなど百戦錬磨の大物たちはなぜ若きCEO、エリザベス・ホームズに騙されたのか!? 「指先からとる1滴の血液で、あらゆる病気を調べることができる!」革新的な血液検査の技術を発明したとして、アメリカのメディアから『第二のスティーブ・ジョブズ』ともてはやされたエリザベス・ホームズ。だが、彼女が率いたバイオベンチャー「セラノス」の内幕は、過剰な野心、傲慢さ、虚言、パワハラが渦巻いていた。現代社会の様々な側面が凝縮したシリコンバレー発巨大詐欺事件の全容を、敏腕記者が地道な取材で証言を積み重ねながら、暴いていく。
  • フクシマ戦記 上 10年後の「カウントダウン・メルトダウン」
    4.0
    「日本は東日本を失うかもしれない」―― 戦後最大の危機から10年、衝撃的肉薄で明かされる「福島第一原発の真実」! メルトダウンの最中、パニックに陥る日本政府中枢、 蔓延る官僚システムの陥った失敗、悲劇の数々、 そして問題解決に取り組んだ偉大な技術者たち…… 今、改めてこの国の危機対応を問う 国民的ノンフィクションの金字塔。 日米同時発売、 第44回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作を大幅アップデート! 分刻みで描かれる「メルトダウン」、 そのとき日本政府は、日本国首相は、東電は、 そして現場の職員・技術者たちは何を考え、課題に取り組んでいたのか? 新史料で続々と明らかになる「フクシマ」の真相。 序 フクシマはなお、終わっていない。 第1章 SBO 全交流電源喪失 第2章 原子力緊急事態宣言 第3章 水素爆発 第4章 海水注入 第5章 運命の日 第6章 対策統合本部 第7章 住民避難 第8章 最後の砦
  • 飼い喰い 三匹の豚とわたし
    4.5
    「記憶していた以上に凄い本だった。これは奇書中の奇書と言っていい」 解説の高野秀行氏も驚嘆!  前人未踏の養豚体験ルポルタージュ。 ロングセラーの名著『世界屠畜紀行』の著者による、もう一つの屠畜ルポの傑作。 生きものが肉になるまで、その全過程! 世界各地の屠畜現場を取材していく中で抱いた、どうしても「肉になる前」が知りたいという欲望。 養豚が盛んな千葉県旭市にひとりで家を借り、豚小屋を作り、品種の違う三匹の子豚を貰い名付け、約半年かけて育て上げ、屠畜し、食べる。 「畜産の基本は、動物をかわいがって育て、殺して食べる。これに尽きる」。 三匹との愛と葛藤と労働の日々に加え、現代の大規模畜産での豚の受精、出産から食卓にあがるまでの流れも併せて踏み込み、描いた前代未聞の養豚体験ルポルタージュ!  ※本書は2012年に岩波書店から出た単行本を加筆修正し、文庫化したものです。 【目次】 はじめに なぜ私は自ら豚を飼い、屠畜し、食べるに至ったか 見切り発車 三種の豚 システム化された交配・人工授精 分娩の現場で いざ廃墟の住人に 豚舎建設 お迎え前夜 そして豚がやって来た 日々是養豚 脱 走 餌の話 豚の呪い 豚と疾病 増量と逡巡と やっぱり、おまえを、喰べよう。 屠畜場へ 何もかもがバラバラに 畜産は儲かるのか 三頭の味 震災が あとがき 文庫版あとがき 解説 高野秀行

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