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Posted by ブクログ 2019年04月21日
まずもって、フェアな本。
この話題について、イデオロギーや結論ありきでなく理解しなおしたい人にとっての必読書。
海外の良質なノンフィクションを読みなれている人の中には、時系列でやみくもに進む描写に「なにがなんだか」感を覚える人もいるだろう。
ほら、外国人ライターって「現場の混乱を離れて、まずはリア...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月09日
まずあとがきの池上さんの全ての世代の人間がその時どうしていたかを話し合える話題となることになるほどと感心してしまう。
原発で何があったのかは実はよく知らない。
何か大変なことがあったけど、ギリギリでなんとかなったんでしょ。
たくさんの現場の方々が犠牲になったんでしょ。
所長さんもこの事件が原因で亡...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月09日
日本史に負の名を残すだろう、東日本が死の国になるかも知れない未曾有の危機に対応した東電福島原発の証言ドキュメンタリー。
自衛隊、警察、消防の活躍した記事や作品は読む機会はあったが、地元で育ち、懸命に守ろうとした東電原発の社員達の苦闘というのは、初めて読んだ。
死を覚悟し、責任感を奮い立たせ職務を全う...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月29日
福島第一原発の事故については多くの本が出版されていますが、本書は現場に居合わせた現場作業員の方の証言をメインに集めて事態の推移を描いた本です。
東日本全域が人の住めなくなる状況となるような最悪の事態を避けられたのは事故発生からの数日間に現場の方々の文字通り自らの命を顧みない作業のおかげであったことを...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月11日
門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」よりもこちらの方が読みやすかった。あちらに書かれていない内容もあった。併読するとより事故に対応していた人たちについての理解が深まるような気がする。現場の状況が把握理解できていない本社や官邸。ぎりぎりの状況で現場は対応していた。安全神話など無いというこ...続きを読む
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