巨大企業の呪い ビッグテックは世界をどう支配してきたか

ティム・ウー / 秋山勝

格差拡大、世界経済の停滞の原因はGAFAなど巨大企業の独占に理由がある。「ネット・ニュートラリティー（ネット中立性）」理論の提唱者が現在を打開する五つの方針を提言。日本の財閥支配と戦後の日本経済の躍進についても検証。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
• 出版社: 朝日新聞出版
• 掲載誌・レーベル: 朝日選書
• ページ数: 216ページ
• 電子版発売日: 2021年04月09日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★☆]

歴史に関しては興味深いないようだったと思いますし、現代のハイテク企業や中国企業の問題点がよくまとめられています。
具体的な規制案が弱いのは気になりましたが、現状の独占に関して考える上で有意義な一冊だと思います。

[ブクログ · ★★★★☆]

いまをときめく（？）リナ・カーンの師匠による著書。巨大企業、独占がいかに悪であるかを述べる。名著であると思うが、他方で、政治臭、ポジショントーク、シカゴ学派との権力闘争という背景もありそうななさそうな。残念ながら、それ以上論評する能力がないが、バイデン政権におけるFTCの政策を動向を理解するためにも、読んでおいて損はない一冊と思われる。

[ブクログ · ★★★★☆]

独占が競争をなくし、全体主義なども生み出したという考え方。
テック企業において、独占が進みつつある。それは、反トラスト法が機能していないため。