作品一覧 2024/01/25更新 シスタ・ラップ・バイブル ヒップホップを作った100人の女性 試し読み フォロー バットマン:アーカム・アサイラム[増補改訂版] 試し読み フォロー プリンス・インタヴューズ 試し読み フォロー 私の名前を知って 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 押野素子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 私の名前を知って シャネル・ミラー / 押野素子 比喩表現が多く使われていて、被害者である著者がどれだけ心を痛めつけられたか、どれだけ理不尽な目にあったかがよく伝わりました。日本でも同じようなことがたくさんあったろうから自分で調べてみようという気持ちになりました。 Posted by ブクログ 私の名前を知って シャネル・ミラー / 押野素子 重い一冊。翻訳がとても良い。元のテキストがあっさりしてるのか、そこに余計な肉付けをしないで詩のように美しく書かれている。 美術学校に入るが、ハイレベルの教室に入ってしまい変更したいが断られるという描写もとても良い。すごくあっさりしているんだけど、絶望感が伝わった。 その後彼女は必死で版画の技術を磨...続きを読むき、作品発表の日も寝過ごして遅刻をしてしまう(なんで、、)が、講師が温かく発表の機会を与えてくれる。 物事が怒涛のように描写され、ついていくのがやっとの読書体験だった。 「事件の日に何を食べたかなんて関係ある?」とふとキレる描写も良かった。著者は常に考えて、怒って、それをテキストや作品で表現しておりそのこと自体に素朴に感動した。 Posted by ブクログ 私の名前を知って シャネル・ミラー / 押野素子 読み進めるうちに思った「これ、フィクションだっけ?」そう思ってしまうぐらいに見事な文章と翻訳によって自分もシャネルと共に傷つき、まわりの人達の優しさと悲しみに同化し、加害者側に怒りを覚えた。 そんな素晴らしいノンフィクションでした。 立場の強い人達が自分に都合が良いように作り上げてきたルール(的な...続きを読む物)に対してNOを突きつけ、もう一度しっかり考える必要が確実にあると思う「そういうものだから」と言って諦めている場合ではない。 Posted by ブクログ 私の名前を知って シャネル・ミラー / 押野素子 レイプに対して始めはおずおずと挫折を繰り返しながら、最後には敢然と立ち向かった被害者シャネルミラーの心の叫びがズッシリ心に響きました。特に陳情書の文章が素晴らしかった。 自分が被害者というものではなく、シャネルミラーという一人の人間だということを伝えるためにはこれだけの文章が必要だったのでしょうが、...続きを読む出来たらもう少し簡潔にしてもいいのではと思いました。ちょっと長すぎ。 Posted by ブクログ 私の名前を知って シャネル・ミラー / 押野素子 性犯罪は軽くみられすぎだと思う。肉体だけではない、精神へのダメージの深さを、加害者だけではなく、全ての人が理解しようとしなければならないと思う。そして、加害は直接被害にあった人にだけなされたものではない。対象となりうる全ての人にダメージを与える行為だ。 そして、被害者が守られ助けられることはなく、落...続きを読むち度があったかのように揶揄され、傷を何度も晒さなければならないなんて、おかしくない? 彼女の3年間の(司法による正義を勝ち取るまで、なんて時間がかかるんだろう)記録は、混乱から始まり、挫けそうになりながら、損なわれた自分を取り戻そうとする闘いの記録だ。彼女のようには語ることができない人たちがたくさんいる。私たちはそういう人たちに、あなたはひとりじゃないし、あなたはちっとも悪くない、と言い続けなければ。 Posted by ブクログ 押野素子のレビューをもっと見る