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  • こちら社会部
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    新聞社の社会部は、複雑で捉えがたい現代社会を写す鏡である。東京駅の実在しないホームをさがす若い女、変質者の親を持つ悲しみから殺人を犯す少年、秘密を持つ家出娘、などが、ふしぎな成り行きで、社会部記者を、事件の渦中に巻き込んでしまう。警察官と立場の違う彼らは、仕事として事件の核心に迫りながら、いつのまにか、人間ドラマの登場人物にさせられる。……これは、一流新聞の社会部記者として、豊富な体験を持つ著者が、フレッシュな手法で、現代という怪物を描破した、異色ドキュメント・シリーズである。「恐怖デパート」「野獣の記憶」等など、44篇を収録。
  • ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日
    3.8
    「安全への逃避」をはじめとするベトナム戦争の写真報道でピュリツァー賞にかがやき、一躍世界に名を知られ、やがて34歳の若さで戦場に散った“日本のキャパ”沢田教一。情熱と野望に満ちたその人生の軌跡を、ベトナム、アメリカ、ロンドン、香港に訪ね取材し、浮かび上がらせたノンフィクション。ベトナム戦争のある一面を知ることができる貴重な記録でもある。
  • マリー・アントワネットの娘
    4.0
    マリー・アントワネットの娘、マリー・テレーズは母の処刑後も生き抜き天寿を全うしたが、その人生は波乱に満ちたものだった。母の影響を色濃く受けた生涯の足跡をヨーロッパ各地にたどり、華麗にして過酷な運命を生きた一人の女性を浮き彫りにする歴史エッセイ。同時収録「マルゴ王妃」。
  • マリー・アントワネットの生涯
    4.0
    マリー・アントワネットの生涯を少女時代のハプスブルク家の様子から詳しく描いた労作。一般に理解されているアントワネット像をさらに掘り下げて、「愚かだった」という評価は一概には正しくないという持論を展開している。読み応えのあるマリー・アントワネット伝。
  • 神保町「ガロ編集室」界隈
    3.5
    1960年代末、マンガ、映画、演劇、アート、さまざまな表現分野で変革の波が起きていた。その中心にあった、白土三平「カムイ伝」連載の『月刊漫画ガロ』編集部に本書著者は転職する。そして、長井勝一編集長のもと、つげ義春「ねじ式」、滝田ゆう「寺島町奇譚」誕生の瞬間、林静一、佐々木マキらのデビューの場に立ち会う。その後、北冬書房を設立し今も活動は続く。巻末対談、つげ正助
  • 日航123便墜落 疑惑のはじまり 天空の星たちへ
    4.5
    関係者への徹底した取材から墜落の事件性が浮上する!ベストセラー 『日航123便墜落の新事実』の原点にして渾身のヒューマンドラマ。
  • 線路は続くよどこまでも
    3.6
    SNS・YouTubeで10万人超が、山田千紘の言葉に感動! 電車に轢かれて、手脚3本を失った彼が見た世界とは! ? ある日、彼は病院のベッドで目覚めたら、手脚を失っていた。 昨夜の記憶は、ほぼない。 終電近くの電車で帰り、寝過ごして終着駅に着くと、 ホームでまた寝込んでしまい、寝ぼけて線路に落ちて電車に轢かれた……。 ということを、後になって聞いた。 目覚めたら、左手1本しかないという現実を、 いったい、どれだけの人が受け入れられるだろうか? 彼は、「生きる」と腹をくくり、立ち直ってから後、 医師から、1~1年半かかると言われた義足歩行のリハビリを半年でクリア。 退院3カ月後には、車の免許を取得。 職業訓練を経て、就職活動を開始。 そして同時に1人暮らしを始めた。 彼は、手脚を失ったことで、「わかったこと」「気づいたこと」が いくつもあった。たとえば……。 ・世界中で、誰かひとりでも信じてくれる人がいれば、絶望は希望に変えられること ・できないことはゲームと同じ。「いかに攻略するか」ということ ・どんなに孤独だと感じても、つながっている関係を絶対、見落としてはいけないこと ・「生きている! 」という実感は、興味が湧くほうに必ずあること ・暗闇から光を見るためには、プラスを数えるということ ・挑戦した人がみんな成功するわけではないけれど、必ず成長するということ 「僕は3回、死を感じた」と彼は言う。 1回目は、電車に轢かれたとき。 2回目は、手脚を失い絶望したとき。 3回目は、社会に見放されたと感じたとき。 でも、同時に3つの希望を見つけた。 その3つは、どん底を見なければ、決して見つけることができなかった宝物。 それが、今の彼の「生き方」であり「在り方」になっている。 本書を読み、思わず涙を流してしまう人が続出! ! それはきっと、誰の心にもある小さな勇気や優しさ、 挫折や不安、寂しさや温かさ……、 そういう様々な感情が揺さぶれられるから! 是非、ご自身の心で感じて、 人生の可能性にチャレンジする勇気を受け取っていただけたら幸いです。

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  • 安藤昇 俠気と弾丸の全生涯
    -
    石原慎太郎氏絶賛!甦る闇のレジェンド! 少年院、予科練、特攻隊志願、敗戦、法政大学除籍、愚連隊、安藤組社長、横井英樹銃撃、逮捕収監、安藤組解散、映画スター、ベストセラー作家、2015年12月88歳大往生。生涯、カネと女と拳銃に不自由しなかった悪と男気のカリスマの生涯を書き尽くした一冊! スーツにネクタイ革靴と拳銃で闇社会と表社会を自由に行き来し、ヤクザを抑えて渋谷新宿を制圧。最初にして最後の昭和平成の義と悪のレジェンド!
  • 特務機関長 許斐氏利――風淅瀝として流水寒し
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    ■戦時下は特務機関の頭領、戦後は実業人として、昭和を駆け抜けた男の軌跡。歴史の「闇」に埋もれた“怪物”がいま浮上する。保阪正康氏推薦! 日本一の柔道家をめざして福岡から上京するが、嘉納治五郎に講道館を破門され、右翼学生活動家として2・26事件で北一輝のボディガードを務める。軍人・長勇と義兄弟の契りを結び、戦時下の上海・ハノイで100名の特務機関員を率いて地下活動に携わる。戦後は、銀座で一大歓楽郷「東京温泉」を開業、クレー射撃でメルボルン・オリンピックにも出場した、昭和の“怪物”がいま、歴史の闇から浮上する。 [目次] 序 章 「許斐機関」との遭遇 第一章 許斐氏利の終戦 第ニ章 博多の暴れん坊 第三章 テロとクーデターの時代 第四章 大化会と二・二六事件 第五章 中国大陸へ 第六章 上海許斐機関 第七章 日本陸軍の阿片工作 第八章 「大東亜戦争」とハノイ許斐機関 第九章 大歓楽郷「東京温泉」 終 章 風淅瀝として流水寒し <著者略歴> 牧 久(まき・ひさし) ジャーナリスト。一九四一年、大分県生れ。六四年、早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。同年、日本経済新聞社に入社。東京本社編集局社会部に配属。サイゴン・シンガポール特派員。名古屋支社報道部次長、東京本社社会部次長を経て、八九年、東京・社会部長。その後、人事局長、取締役総務局長、常務労務・総務・製作担当。専務取締役、代表取締役副社長を経て二〇〇五年、テレビ大阪会長。〇七~〇九年、日本経済新聞社顧問。著書に『サイゴンの火焰樹――もうひとつのベトナム戦争』(小社刊)がある。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『特務機関長 許斐氏利――風淅瀝として流水寒し』(2010年10月28日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 明治の説得王・末松謙澄 言葉で日露戦争を勝利に導いた男(インターナショナル新書)
    3.5
    言葉で日本を創り、日本を守った男がいる。末松謙澄(すえまつ けんちょう)、福岡県行橋市に、日本がアメリカと不平等条約を結んだ翌年(1855年)に生まれた。日本をどんな国にするのか――政治家として、また多才な文化人として、西郷隆盛への降伏勧告状、大日本帝国憲法、下関条約の締結文の草案を書き、明治維新史『防長回天史』を編纂。日露戦争では日英同盟の強化などにより日本の窮地を救い、近代日本の礎を作った。謙澄の作った道を今の私たちは歩いている。彼は何を目指し、何をしたのか――世界を舞台に活躍し日本の国際化と近代化に果たした謙澄の足跡を辿る。
  • 世界大麻経済戦争
    4.5
    日本ではいまだに非合法薬物として厳しく禁止されている大麻。しかし、世界は今、「合法大麻」をビジネスにつなげようという「グリーンラッシュ」に沸いている。合法大麻とは、病気の治療に使用される「医療用」、ヘンプと呼ばれ、繊維・燃料・建築資材・食品など広範囲に使われる「産業用」、そして「嗜好用」の3つである。アメリカでは各州でこの3つが解禁され、新たな産業が始まっているし、カナダはG7で最初に大麻を全面解禁し、ビジネス界をけん引している。また、中国は産業用ヘンプでトップシェアを誇り、イスラエルは医療用の最先端を走っている。さらに南米、欧州、アフリカ、アジア各国も、大麻を次々と解禁・合法化し、新ビジネスを開始しているのだ。本書では、大麻の歴史と基礎知識を解説するとともに、各国別の具体的産業を紹介。この流れに完全に乗り遅れた日本は、今後どうすべきなのか、その点も検証していく。
  • 原子の力を解放せよ 戦争に翻弄された核物理学者たち
    -
    心震わす3人の若者の感動の青春群像。『映画 太陽の子』の背景となった事実に迫る! 太平洋戦争開戦直後、アメリカ軍の上層部にはある疑問があった。それは日本の“原爆開発”。終戦後、その実態を明らかにするため、アメリカは調査団を派遣し、大戦中の日本の核開発の実態を調べた。しかし、その調査結果は機密扱いとなり、長い間、すべてが謎に包まれてきた。NHK取材班は、当時の関係者や歴史家の取材を通じ、アメリカに没収され、戦後埋もれていた歴史的資料を発掘し検証した。そこから、激化する戦争の波に巻き込まれていった核物理学者たちの姿が見えてきた。本書では、知られざる京都帝国大学による原爆研究の真相に迫り、科学研究の「原罪」について考える。
  • 謎ときサリンジャー―「自殺」したのは誰なのか―(新潮選書)
    4.8
    「バナナフィッシュにうってつけの日」のラストは主人公の自殺ではなかった!? 前代未聞の問いは天才作家の作品世界全体に及び、やがては『ライ麦畑』までが……。世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となった「文学探偵」が弟子と読み解く新たなサリンジャーの世界。
  • 言論統制というビジネス―新聞社史から消された「戦争」―(新潮選書)
    4.5
    「軍部の弾圧でペンを折らざるを得なかった」は虚構だった。「報道報国」の名の下、部数を貪欲に追い求めた新聞社は、当局に迎合するだけの記者クラブを作り、唯一の統制機関「内閣情報局」に幹部を送り込んだ。そして、ライバル紙を蹴落とすために地方紙大合併を仕掛け……。戦争を利用し尽くしたメディア暗黒史。
  • 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR
    4.3
    こうして今日も、世界で肉は作られる。 「見てきました、“動物が肉になるまで”」 世にも稀なイラストルポルタージュ!! 「食べるために動物を殺すことを可哀相と思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じるのは、日本だけなの? 他の国は違うなら、彼らと私たちでは何がどう違うの?」 アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。 世界の屠畜現場を徹底取材!! いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。 「間違いなくオンリーワンの本」佐野眞一氏(解説より) 【目次】 まえがき 第一章 韓国     第二章 バリ島     第三章 エジプト        第四章 イスラム世界     第五章 チェコ     第六章 モンゴル     第七章 韓国の犬肉     第八章 豚の屠畜 東京・芝浦屠場     第九章 沖縄     第十章 豚の内臓・頭 東京・芝浦屠場     第一一章 革鞣し 東京・墨田     第一二章 動物の立場から     第一三章 牛の屠畜 東京・芝浦屠場     第一四章 牛の内臓・頭 東京・芝浦屠場     第一五章 インド     第一六章 アメリカ    終章 屠畜紀行その後 あとがき 文庫版あとがき 主要参考文献一覧 解説 佐野眞一
  • お天道様は見てる 尾畠春夫のことば
    4.4
    【スーパーボランティア 尾畠さんがすべて語った!】 日本を元気にする82歳の人生とことば 2018年、行方不明だった2歳児を発見し、一躍時の人となった尾畠さん。「スーパーボランティア」はその年の流行語大賞にもなった。尾畠さんとは一体どんな人物なのか。著者が3年にわたる交流を重ねると、意外な素顔が明らかに。毎朝8キロ走り、家の庭に生えた雑草を食べ、ここ十数年は病気知らず、全国の災害地を飛び回り、毎月年金5万5千円で暮らす――超元気な尾畠さんの知られざる人生と胸に残ることば。100枚近くのフルカラー写真も掲載! 目次 はじめに 序章  奇妙な生活 第1章 最後のイワシ(幼少期編) 第2章 包丁と足袋(修業と独立編) 第3章 抱き合ってな泣いた日(第二の人生編) 第4章 奮闘500日(東日本大震災編) 第5章 守り抜いた約束(2歳救出編) 第6章 土嚢とスコップ(広島・呉ボランティア編) 第7章 眠れない日々(東海道大騒動編) 第8章 愛しき由布岳(山岳ボランティア編) 終章 母なる太陽 おわりに
  • アジアのある場所
    4.0
    日本で「アジア」に出会える場所を描くエッセイ。リトルバンコクは忽然と消えた(荒川沖)/ミャンマー人の寿司屋に救われる日本人たち(浅草)/リトルミャンマーが受け入れてきたもの(高田馬場)/台湾の独立運動を支えたターローメン(池袋)など。中国式揚げパン「油條」、タイの竹餅「カオラム」、シャン風揚げ豆腐「トーフジョー」、香港の粥的マカロニスープ、台湾おでん「滷味」など、家庭で楽しめるレシピコラムつき。
  • つつまし酒~あのころ、父と食べた「銀将」のラーメン~
    4.4
    大好評「つつまし酒」シリーズ第2弾。コロナ禍によって日常は一変し、「酒」の立場はかつてないほど悪いものになってしまった。限られた条件の中、おもに自宅周辺を舞台に、シチュエーションやグッズ、お酒やつまみにこだわったり……と、「お酒にまつわる、自分だけの、つつましくも幸せな時間」をより貪欲に楽しもうと、気鋭の酒場ライター・パリッコが奮闘。読むと飲みたくなる、小さな幸せを紡いだ“ほろ酔い”エッセイ集。
  • 心をととのえる水周りのインテリア~キッチン・洗面・バスルーム~
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 家で過ごす時間がまだまだ長い昨今、癒しと元気のためには、まずキッチンをはじめとする水周りをととのえることから……そんな視点で作ったインテリアビジュアルブック。リモート実践中のファミリー探訪や、気持ちがあがる優秀小物、プロとの水周り機器本音対談など、絶対満足できるコンテンツ!
  • 越前福井藩主 松平春嶽
    3.5
    誰よりも早く大政奉還を唱え、幕末史の中心人物となった親藩大名松平春嶽の生涯を追い、幕末の動向を新たな視点で再構築していく。
  • とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡
    3.8
    高校で文系と理系に振り分けられ、結果、理系の知識が乏しい人たちが社会を動かす官僚や政治家などになり、一方の理系学生といえば、世の中のことに無関心で、興味あることだけに取り組みがちだ。しかし、「これではいけない。日本のリーダーにもっと理系の人材を」。2011年、そんな思いを込めて東工大は「リベラルアーツセンター」を発足した。あれから10年。日本中から注目を浴びる東工大の挑戦のすべてをここに明かした。
  • カーネギー自伝 新版
    3.5
    貧しいスコットランド移民の子から全米の鉄鋼王となり、後半生は公共事業や世界平和の実現に尽くしたカーネギー。その圧倒的な楽観主義に裏付けられた成功哲学と社会福祉への思いが綴られた感動の自伝。カーネギーを敬した渋沢栄一が本邦初訳版に寄せた序文ほかを新たに収録。〈解説〉亀井俊介/鹿島 茂
  • 10代の君に伝えたい 学校で悩むぼくが見つけた未来を切りひらく思考
    3.3
    こども六法の副読本! 小学生のころ、僕は殴る蹴るの激しいいじめを受けていた。自分に自信がもてなかった僕が、どうやって夢をかなえたのか? 学校が苦しい人、友人関係がしんどい……すべての悩める10代におくるサバイバルガイド。
  • タイムズ 「未来の分岐点」をどう生きるか
    3.4
    戦後日本は、何が変わり、何を失ったのか。希望はどこにあるのか──。作家・真山仁が政治経済・教育・メディア・若者など、現場に足を運び、さまざまな視点から日本社会の現在地を描く。話題の朝日新聞連載を大幅加筆・再構成し、書籍化。
  • 幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌
    3.8
    「どこに身を隠しても必ず探し出し、一人でも多くの日本人を殺害するつもりだ」 ――アメリカ極東航空軍報告書より。 NHK BS1スペシャル「果てなき殲滅戦~日本本土 上陸作戦に迫る~」では、ジョージ・マーシャルら米陸軍が強行しようとした「オリンピック作戦(九州上陸作戦)」の全貌が克明に描き出された。本書は同番組の書籍化である。 太平洋戦争末期、一億玉砕を掲げる日本に対し、米軍は報告書に「日本に一般市民はいない」と明記し、都市はもちろん農村・漁村に至るまで徹底的に破壊しようとした。互いの憎しみの中で多くの市民が犠牲となり、75年以上経った今もその傷は癒えていない。 取材のなかで次々と明らかになる衝撃の計画の数々――日米両国での取材で発掘された関係者の証言と極秘資料からは、どこまでも残酷になる戦争の本質が見えてくる。日本殲滅を目論んだ作戦の全貌を掘り起こす。
  • ワンピース超研究! 人気キャラクターに学ぶ心理テクニック
    -
    累計2億万部突破の大人気コミック『ONE PIECE』の仲間たちだけが知っている最強でサイコ―の生き方とは?人気心理学者が、ワンピース流「人間力の磨き方」をキャラクターたちの名セリフとともに紹介。作品を最高に楽しむことができるワンピース考察本です。 ルフィ、ゾロ、サンジ、ウソップ、ナミ、チョッパー……etc。『ONE PIECE』の仲間たちが教えてくれた冒険するように楽しくたくましく生きるコツ。

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  • 日本大空襲「実行犯」の告白―なぜ46万人は殺されたのか―(新潮新書)
    4.0
    第二次大戦末期、わずか一年足らずの空爆で約46万人もの命が奪われた。すでに敗色濃厚の日本に対して、なぜそれほど徹底的な爆撃がなされたのか。最大の理由は、空爆を実行したアメリカ航空軍の成り立ちにあった。当時、陸軍の下部組織という立場にあり、時に蔑まれてきた彼らが切望するものは何だったのか。半世紀ぶりに発掘された将校ら246人の肉声テープが浮き彫りにする「日本大空襲」の驚くべき真相とは。
  • 中国「見えない侵略」を可視化する(新潮新書)
    4.0
    研究費は五年で二億円――「千人計画」に参加する日本人研究者は破格の待遇をこう明かす。激しさを増す米中対立を背景に、中国がいま狙うのが、「軍事アレルギー」が根強い日本が持つ重要技術の数々だ。中国人留学生による知的財産の収集、殺戮ドローンやゲノム編集攻撃といった新たな軍事技術の開発など、経済安全保障を揺るがす専制主義国家の脅威を総力取材で明らかにする。
  • カール・ラガーフェルド モードと生きて
    -
    2019年に他界したドイツ出身のファッションデザイナー、ラガーフェルド。クロエ、フェンディ、シャネルと名だたるブランドを渡り歩いた彼の創作の源泉にあったものとは。また同時代のライバル、イヴ・サンローランへの思いとは。フランス人ジャーナリストが綴る
  • 世界奇食大全 増補版
    4.3
    ラクダのこぶ、サソリ、ウマのたてがみから、土のスープ、樹液、みかんご飯、甘口イチゴスパ、そして紙、蚊の目玉のスープまで。伝統食品あり幻の珍グルメあり。「奇食とは、人間世界の謎を開ける鍵なのだ」という著者の、悶絶必至、味の大冒険。人間の業の深さを実感する珍グルメ全集。文庫化にあたり、パンカツ、トド、イソギンチャク、蘇など8品を増補。全56品。
  • ヴィクトール・ユゴー 言葉と権力
    -
    議員になっても大臣にはならず、権力ではなく影響力を求め、時代の声を聞き、言葉の力のみでフランスを共和政へと導いた詩人の生涯。
  • 保健室ものがたり
    -
    これからはじまる物語は、すべて本当にあったお話です。全国の学校や福祉施設1000か所以上を回り「出前ライブ」をおこなってきた著者が、会場で頂いたメッセージのうち、その場で紹介できなかったものから、保健室にまつわる12のお話を綴りました。
  • 自閉症の画家が世界に羽ばたくまで
    5.0
    重度の自閉症だった息子が、フランスの美術展で受賞し、画家として活躍。 その陰には、40歳でがんで他界した妻の献身的な「療育」があった。 亡き妻の遺志を継いだ父親の子育てが花開いた感動の物語。 NHK「おはよう日本」(5月2日放送)特集で話題に! フランスの美術展(新エコールドパリ浮世・絵展)で版画作品が優秀賞に輝いたのを機に、 各地で個展を開くたびに入場者数記録を塗り替えている、愛媛県在住の画家・石村嘉成氏。 生後2歳で自閉症と診断され、暴れる、泣きわめく、発語がないなど、手の付けられない 嘉成氏をどうやれば社会に送り出せるか、と苦悩した両親による必死の子育てが始まる。 小学校では普通学級に通わせる代わりに、毎日教室で授業に付き添うなど、すべてを息子の 「療育」に捧げた母親・有希子さんは、嘉成氏が11歳のとき、がん闘病の末に他界――。 遺された夫の和徳氏は、妻の想いを継ぐべくシングルファーザーとして息子の療育に励み、 中学高校と普通学級に通わせ、高校3年間は無遅刻無欠席、父子一緒に自転車で登下校した。 高校3年の絵画の授業で版画にめざめた嘉成氏は、創作意欲を発揮して、大好きな動物や 生きものたちの姿を次々と作品に仕上げていく。母親が遺してくれた動物のビデオや絵本が、 今でも嘉成氏の創作のモチベーションになっているのだ。 一見、順風満帆にもみえる嘉成氏の成長だが、暴れる息子を前に「我が子を暴君にしない。 親が子どもの奴隷にならない」という、壮絶な覚悟の「療育」が今でも続いている。 本書は、40歳で他界した妻・有希子さんが遺した胸を打つ日記も多数掲載。 「この記録を 社会のために役立てて」と妻が言っている気がする、と語る和徳氏。夫婦の25年にわたる 苦闘の記録は、子育てに悩める人々に様々なヒントを与え、希望の書となることだろう。 ★目次より [はじめに] 石村和徳 四六時中息子に向き合った妻の信念が 子育てに悩める人への激励となれば 【1章】 自閉症の宣告 「療育」での意識改革 【2章】 母の献身、付き添い授業 そして死別…… 【3章】 父が背負った「療育」 変わった息子 【4章】 父と子でがんばる喜び 人生を変えた版画 【5章】 アートで自立の道 母の想いは永遠に [おわりに] 石村和徳 「この記録を社会のために役立てて」 と妻が言っている気がしてきたのです  石村嘉成 アーティスト活動歴&受賞歴
  • 双翼の日の丸エンジニア ゼロ戦と飛燕の遺伝子は消えず
    3.0
    「未来技術遺産」に登録された『ミノルタα-7000』と、伝説のバイク『カワサキZ1』誕生の背景には、知られざる熱いドラマがあった。軍用機設計の巨匠から「負けじ魂」を受け継いだ2人の技術者が、世界を相手に挑み続けた姿を描くノンフィクション。
  • 拗ね者たらん  本田靖春 人と作品
    -
    孤高のジャーナリストの生涯を描いた傑作評伝! 若者よ。『拗ね者たらん』を読みなさい。 そうすれば、君も少し大人の男に近づくだろう。 ――伊集院静氏、推薦 読売新聞社会部エース記者として名を馳せ、 独立後は『誘拐』『不当逮捕』など数々の名作を遺した ジャーナリズムの第一人者、本田靖春。 「戦後」にこだわり続けた代表作を精緻に読み解きながら、 新聞記者・担当編集者など関係者の証言をもとに、 濃密なる七十一年の生涯を描く、傑作人物ノンフィクション。
  • 志村けん論
    4.0
    ※電子版では一部未収録の内容があります。 名実ともにお笑い界の頂点を極めた志村けん。 なぜ、志村は誰にとっても近い存在であり続けたのか。 笑いにこだわり続けた志村が、バラエティー番組とコントの両輪で輝き続けた秘密を探る。 交友した著名人のインタビューも掲載。 【第1章】 バラエティーに残したもの 『8時だョ! 全員集合』第2期黄金時代のエース コント55号、ひょうきん族との土曜8時戦争 『ごきげんテレビ』での最新VFX映像コント 80年代米バディムービーとリンク おもしろビデオコーナーの先見性 『バカ殿様』『だいじょうぶだぁ』で確立した世界 『志村どうぶつ園』に残した番組づくりの遺伝子 ●特別インタビュー 「志村さん、笑ってないよ…」ダチョウ俱楽部が見た喜劇役者の背中 【第2章】 家族が生んだ笑い 厳格な父親という存在 ドリフは「人間関係の笑い」 子どもが笑うということ 「いかりや長介」という父親像 ドリフのオープニングで見せた絆 チームは〝家族〞 ●特別インタビュー 「志村さんは死んでいない」渡辺徹が語った「近くて尊いスター」 【第3章】 コメディアン・志村けんの成分 喜劇役者 海外のコメディアン コント55号 音楽 関西の演芸文化 ●特別インタビュー 志村けんから一喝「わかってないんだよ! 」笑福亭笑瓶が見た”凄み” 【第4章】 それでもコントにこだわった理由 志村が許した浜田雅功のツッコミ アイ~ンを流行らせた岡村隆史 教えを受け継ぐダチョウ俱楽部 マネジャーとの闘い 『志村どうぶつ園』で素を見せた理由 「パンくん今何してるかなあ」 志村流を引き継いだ意外な存在 マンネリこそ偉大である ●特別インタビュー ラサール石井が語る“舞台人”志村けん 演出家として付き添った14年 ●特別インタビュー 志村けんとの7年、川上麻衣子が見た素顔「心許せる人と深めた笑い」 【第5章】 プロフェッショナル コントのリアリズム 常識は凡人、個性は変人 「シリアス無言劇」をつくった理由 必然的に生まれた役者・志村けん 仕事を家族に
  • ごみ収集とまちづくり 清掃の現場から考える地方自治
    3.5
    エッセンシャルワーカーとして注目を集める清掃従事者。その実態はどうなっているのか。気鋭の著者がごみ収集の現場を参与観察し労働体験することで、災害時の対応、大量廃棄、多文化共生などの問題をあぶり出し、地方自治のあり方を問う。
  • 私の少女マンガ講義(新潮文庫)
    4.2
    日本の漫画は世界でも希有な文化である。中でも少女マンガは男性とは異なる視点で新たな物語を生み出してきた。その第一人者である萩尾望都が2009年、イタリアで行った講演で繙いた、『リボンの騎士』から『大奥』へ至る少女マンガ史、そして、自作の解説と創作作法を収録。'19年にデビュー50周年を迎えてなお現役であり続ける著者が、日本独自の文化である少女マンガの「原点」と「未来」を語る一冊。(解説・中条省平)
  • 立花隆 最後に語り伝えたいこと 大江健三郎との対話と長崎大学の講演
    4.0
    ★「負け続けてもいい。自分の意思を持ち続けろ!」 知の巨人、立花隆氏の遺作 解説・保阪正康 立花隆が「どうしても最期に残しておきたい」と切望した遺作。未収録の「肉声」を中心に編んだ。 【第一部】は、ヒロシマ、ナガサキ、アウシュビッツの恐怖をなんとしても若い世代に伝えたいと、2015年に長崎大学で行った講演「被爆者なき時代に向けて」などを収録した。 【第二部】は、ソ連が崩壊した1991年に、21世紀を見通そうと大江健三郎氏と行った対談を収録。あれから30年が経過したが、二人の巨匠は、この先もますます深刻になるであろう環境汚染、人口問題、排外主義、格差拡大、核拡散など地球規模の危機をぴたり見通していた!
  • キラリモンスター ちょっと変わった偉人伝
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 すべての人に宿っている“自分らしさ”がモンスターになった! その名も、キラリモンスター!! “ちょっと変わった”偉人たち15人と キラリモンスターの人生は、 泣いたり笑ったりで波乱万丈!? 仕事や人生のヒストリーをたどりながら、 個性や生き方を探す“進化”のヒントを探してみよう! 今活躍する大人たちの人生は、 あなたの“自分らしさ”をきっと後押ししてくれる。 【登場する15人の“ちょっと変わった”偉人たち】 HIKAKIN 原ゆたか 冨永愛 いわいともひさ 奥村心雪 家入一真 渋井弘美 渡辺直美 井本陽久 動く城のフィオ 河瀨直美 ARuFa 澤田智洋 本木恵介 吉藤オリィ (敬称略/登場順) 15人の偉人たちの人生を通して、 仕事や生き方を学ぼう! ====================== HIKAKINさんは子どもの頃、 こだわりが強すぎてチームワークが苦手だった。 ↓大人になると↓ 一人でこだわりを活かせる YouTubeクリエイターの道へ! 奥村心雪さんは子どもの頃、 口より先に手が出ちゃう暴れん坊!? ↓大人になると↓ その手で世界を作りだし、 サンリオのシナモロールをデザイン! 家入一真さんは子どもの頃、 怖いことから逃げ出しちゃう。 ↓大人になると↓ 自分とみんなの逃げ場を作る起業家に! ====================== ☆全て漢字にふりがな付きで小学生から読める☆ 69万部超えのベストセラー『こども六法』を企画した著者が、 「大人になることが楽しみになるように」 「周りと違っても自分に自信を持てるように」 と、15人の偉人全員に取材をし、書き上げたストーリー。 失敗して、迷いながら進んできた偉人たち。 偉人の人生を見れば、自分の未来が明るくなる。 偉人のメッセージが、自分の心を軽くする。 ページをめくるたびわくわくする、全く新しい偉人伝です。
  • 東方の夢 ボナパルト、エジプトへ征く
    -
    ナポレオンの最も華麗な戦いであったエジプト遠征を、雄大な構想で描く歴史ノンフィクション。1798年5月、弱冠29歳の青年将軍・ボナパルトが、3万3千の大兵力を率いて、地中海へと乗り出した。革命騒ぎのあと、異例な速さで昇進を果たした英雄が、唯一抱いた憧憬「東方の夢」=東西世界融合の夢とは、何であったのか。
  • 1812年の雪 モスクワからの敗走
    -
    悲愴なモスクワ遠征の光と影を描く、エッセイスト・クラブ賞受賞の歴史読物――ナポレオン摩下40万軍勢の悲劇的撤退行を、知られざるフランス側の生なましい資料によって書き下ろした絶好の歴史読物。モスクワ遠征には分からないことが多すぎる。皇帝自身は、この侵略を展開するに当たり、充分な認識と戦略を持っていたのか? また、数10万の餓死・凍死・戦死した兵士にとって、皇帝とは何だったのか?
  • 食と酒 吉村昭の流儀
    4.5
    人気作家・吉村昭に迫る書き下ろし文庫。 没後15年を経て、 いまだに広く愛読されている国民的作家、吉村昭。 膨大な史料の博捜と綿密な取材で、 日本人の知られざる歴史と 庶民の生活を描いた作家の唯一の楽しみは、 「食べること、呑むこと」だった。 吉村昭と、夫人で芥川賞作家の津村節子の生活の細部を、 二人が書いた随筆、小説、対談などから紐解いて、 吉村昭が愛した日本の食と酒、 そして取材旅行で訪れたさまざまな町の味を紹介する。 吉村文学の原点である戦争体験と療養生活、 夫婦で北海道をさすらった不遇時代の記憶などが、 吉村昭の「食と酒」への執着とどう関わっていたのか。 下町に生まれ、 人との関わりを何よりも大切にした吉村昭にとっての 「いい旅、いい味」とは何だったのか。 夫婦ともに多忙な作家だった吉村家の毎日の献立は?  吉村昭の食と酒、そして旅を通じて浮かび上がる夫婦の絆と愛情を、 作家・谷口桂子があますところなく記す、完全書き下ろし文庫。 巻末解説は吉村昭と交友があった直木賞作家、出久根達郎氏。
  • 推される技術 ~ 累計3億円集めた男のクラウドファンディング冒険記 ~
    3.0
    現代のビジネスシーンで必要不可欠な「推される技術」の本質は、「予算」「ムード」「ドラマ」「メリット」「ロマン」「客観視」の6要素にあった! 【内容紹介】 ゲーム開発でウン千万円の負債を追った著者がひょんなことからクラウドファンディングに出会いこれを使い倒し、ついには国内最高額(当時)となる1億3000万円を調達するまでを赤裸々に綴ったクラウドファンディング冒険記。 これまでにクラウドファンディングで累計3億円以上を調達した著者が語る唯一無二の実体験と目標金額調達のための「成功メソッド」とは?クラウドファンディング入門者向けの教科書としてだけでなく、現代のビジネスシーンで必要不可欠な「推される技術」のノウハウも満載。2018年に、当時の国内クラウドファンディング最高調達額(1億3230万2525円)を記録した美少女ゲーム「MUSICUS!」プロジェクトの内幕も明かされる。 【著者プロフィール】 Bamboo(バンブー) 結成30周年を迎えるロックバンドmilktubのボーカルとして、数々のTVアニメの主題歌などを担当。また、ゲームレーベルOVERDRIVEのプロデューサーとして、バンドや自らの体験をテーマにした「MUSICUS!」「キラ☆キラ」「グリーングリーン」など数々の作品を世に送り出した。近年はクラウドファンディングのキュレーターとして主にゲーム、音楽、声優などのカテゴリーのプロジェクトを担当している。
  • 限界風俗嬢
    3.8
    性暴力の記憶、毒親、貧困、セックスレス――それぞれの「限界」を抱えて、身体を売る女性たち。過去の傷を薄めるため……。「してくれる」相手が欲しい……。そこには、お金だけではない何かを求める思いがある。ノンフィクションライター・小野一光が聞いた、彼女たちの事情とは。著者が20年以上にわたる風俗取材で出会った風俗嬢たちのライフヒストリーを通して、現代社会で女性たちが抱えている「生と性」の現実を浮き彫りにするノンフィクション。
  • 何度だって生き直せ
    -
    働き方にこだわるな。生き方にこだわれ。 「Day by Day」「夜空に咲く花」「DEAR」 デビューから2年で音楽シーンを上り詰め、これからという矢先… ある日突然、歌声を失ったオリコン1位アーティストは、 いかにして「どん底」から這い上がり、人生を切り開いたのか。 仕事・健康・お金・人間関係── コロナ禍の影響で苦しむすべての人たちへ贈る たった一度の「どん底」で人生を終わらせないための本。

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  • カラハリが呼んでいる
    4.4
    『ザリガニの鳴くところ』著者が聞いた大地の息遣い もうひとつの全米ベストセラー!若き日のディーリア・オーエンズと夫が、美しく過酷なカラハリの自然と暮らした研究の日々を綴る、ネイチャー・ライティングの傑作。
  • 証言 初代タイガーマスク 40年目の真実
    3.5
    佐山聡が語り尽くす 虎の仮面に秘した理想と葛藤と秘密―― 髙田延彦、藤原喜明、グラン浜田らが明かす40年目の秘話 新日本プロレスの若手選手だった佐山聡が初代タイガーマスクとしてデビュー(1981年)してから今年で40年になる。 新日本プロレスブームを巻き起こし国民的ヒーローとなった男は、わずか2年あまりでその仮面を脱ぐことを決意する。 M・コステロ戦、ショウジ・コンチャ、新日本クーデター事件、A.猪木監禁事件、梶原一騎と前田日明、そして電撃引退の真相――。 格闘技への思いを胸に秘めた“虎の衝撃”は、数々の歪な現実を引き寄せる。 佐山氏へのロングインタビューと8人の証言で明らかにする、初代タイガーマスクの真実。
  • うそをつく子 助けを求められなかった少女の物語
    4.3
    『シーラという子』のトリイ・ヘイデン、16年ぶりの新作!ジェシーは笑顔のかわいい九歳の少女。だが日常的にうそをつき、思いどおりにならないと暴力をふるう。両親に見放されて里親のもとを転々とするジェシーに降りた診断は、「愛着障害」だった。心理学者のトリイが彼女を担当するが……。感動のノンフィクション
  • 牧水の恋
    3.5
    旅と酒の歌人・若山牧水は、恋の歌人でもあった――。 白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ 幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく これらの名歌が生まれた背景には、小枝子という女性との痛切な恋があった。 若き日をささげた恋人の持つ秘密とは? 恋の絶頂から疑惑、別れまでの秀歌を、高校時代から牧水の短歌に共感し、 影響を受けてきた俵万智が丁寧に読みこみ、徹底した調査と鋭い読みで、二人の恋をよみがえらせる。 スリリングな評伝文学。 第29回宮日出版文化賞特別大賞受賞作。 『ぼく、牧水!』の対談集がある俳優・堺雅人氏も絶賛。 「解説」は牧水研究の第一人者・伊藤一彦氏(堺氏の高校時代の恩師で、『ぼく、牧水!』の共著者)。 ※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 大蔵官僚 超エリート集団の人脈と野望
    -
    日本を実質支配し国家運営する、大蔵官僚の権力構造と生態。国家のなかの国家=大蔵省のすべてを解明! ――「われら富士山、他は並びの山」と豪語し、他省庁はじめ政・財界までを操って日本を実質支配している大蔵官僚。その強大な支配構造のメカニズムやエリート・オブ・エリートとも呼ぶべき大蔵官僚の生態を、具体的に見事に浮き彫りにする。
  • 自治官僚
    -
    知事、副知事、総務部長など、都道府県の重要ポストは自治官僚によって独占されている.地方から日本を支配する自治官僚。大蔵省も恐れるパワーの秘密を解く! ――地方から日本支配をたくらむ、自治官僚の全容をレポート。知事、副知事、総務部長はじめ、そのラインにつながる財政課長や地方課長など、都道府県を牛耳る重要ポストを占める自治官僚出向組の数には、目をみはるものがある。大蔵省が「最大の敵」と恐れる自治省パワーの秘密を解明する。
  • 鼻すっきりの健康学 花粉症に負けない知識と「粘膜一本注射療法」
    4.0
    すでに日本人の八割は花粉症に感染している 東洋医学も修めた専門医が、生命の維持に不可欠な鼻の役割 現在の薬と治療法 花粉症を発症させない秘訣 外科と薬物療法の中間に位置する画期的新療法を解説
  • 新・武士道 いま、気概とモラルを取り戻す
    3.0
    現代にも通じる普遍の伝統的精神の再発見!! 「美しい日本人」と称された先達たちが持っていた日本人としての精神的バックボーン「武士道」。日本人が人として真に生きるための人間学として、いま甦る!! ――いかに物質的に豊かになったとしても、人間が感情的動物である以上、精神的な豊かさがなければ、人はけっして幸せなど感じられないのである。賢明なる明治の先達たちは、それを知っていたがゆえに、開国によって怒濤のごとく押し寄せてきた文明開化の嵐のなかでも、日本人の伝統的精神を忘れないようにと、「和魂洋才」なる思想でそれに対抗したのであった。じつは、この「和魂」こそ、武士道精神であったのだ。それは武士道が、長い歴史のなかでつちかってきた日本人のバックボーンだったからである。だが、戦後の日本人は、この「和魂」すら捨ててしまって、「顔のない日本人」と評される国民となってしまっている。日本人の誇りと気概を取り戻すためには、どうすればいいのか。
  • 1945, Surviving the Winter in Chinnampo
    -
    1945年、鎮南浦。 異国の地で、敗戦の混乱期を生き抜いた11歳の女の子の人生とは。 待望の、英語改訂版。

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  • 海軍日記 最下級兵の記録
    -
    「戦争さえなければ軍隊に行くはずのなかった弱兵の多くが、粗食と重労働の中で殴られ、蹴られ、打ちたたかれたあげく病んで声もなく犬死にしていった。そういう有様を、私は声をおさえて忠実に書きとめたつもりである」(序文より) 一九四四年九月、三十三歳で横須賀海兵団に入団してから四五年八月に復員するまでの日記を、作家は上官の目を盗み、小さな手帳に書き付けた。それを基に自ら詳細な註釈と補遺を付し、当時の書簡を収録した、敗戦間近の海軍の貴重なドキュメント。初文庫化。〈解説〉平山周吉 【目次より 昭和十九年 (九月十四日~十二月二十九日) 応召、入団 一一〇分隊 一〇〇分隊(機関科教場) 昭和二十年 (一月一日~八月二十四日) 一等兵進級 横須賀海軍病院 湯河原分院 田浦山砲台 団内病室 保健分隊 敗戦、復員
  • ふるさとって呼んでもいいですか 6歳で「移民」になった私の物語
    -
    あなたの身近にもきっといる「隣人」の体験 6歳で来日し、言葉や習慣、制度の壁など数々の逆境の下でも、周囲の援助と家族の絆に支えられ生きてきたイラン人少女の奮闘と成長。 移民社会化する日本で、異文化ルーツの子どもたちが直面するリアルを等身大で語った、笑いと感動の手記。 星野智幸さん(作家)絶賛!! 第67回 産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞受賞作 【目次】 1章 外国に行くってどういうこと? 2章 想定外!な日本の暮らし 3章 うれしい、楽しい、でも困った学校生活 4章 日本で胸をはって暮らしたい! 5章 私はイラン人? 日本人? 6章 私はここにいます 解説 山口元一 【著者】 ナディ 1984 年イラン生まれ。91年に出稼ぎ労働目的の両親とともに家族で来日。現在は2児の母。
  • 犬房女子 犬猫殺処分施設で働くということ
    -
    それでも誰かにこの仕事を続けさせますか? 2013年春、動物愛護法改正に伴い、熊本県動物管理センターで働き始めた玲と和美。 ガス室での殺処分が漫然と続く職場で、犬猫たちを救おう、せめて環境を改善しようと奮闘するも——。 現場のリアルに迫るノンフィクション。 杉本彩さん推薦! 【目次】 プロローグ 第一章 二つの施設 第二章 厳しい現実 第三章 敗れざる者 第四章 蘇生 エピローグ——熊本地震の裏でなにが起きていたか? 【著者】 藤崎童士 1968年生まれ。ノンフィクション作家。劇作活動として、2004年度、06年度に文化庁舞台芸術創作奨励賞(現代演劇部門)を受賞。
  • ミズノ本 - 世界で愛される“日本的企業”の秘密 -
    3.3
    スポーツ経験者はもちろん、日本で生活していればどこかで必ず出会うことになるスポーツ用品メーカー・ミズノ。 どこか地味な印象ゆえ、ビジュアルでは外国系メーカーに押されがちな同社ですが、世に送り出す商品はどれも「日本のものづくり」のよさが凝縮された一級品。 そのため、日本人だけでなく、世界のアスリートからも愛されています。 近年は運送会社やコンビニのユニフォーム、そして自動車部品の素材など、スポーツ以外の分野でも支持されており、実はあなたが思っている以上に身の回りにはミズノが溢れています。 にもかかわらず、ミズノという会社は自社の実績をアピールするのがちょっと苦手なようです。 そこで本書は、ブランディングのエキスパートでミズノファンでもある村尾隆介が、ミズノという会社にまつわる、もっと知られるべきエピソードを同社に直談判してかき集めた一冊です。 ・超一流メジャーリーガーとの長きにわたる関係性 ・ミズノが「まちづくり」に参入していた!? ・人気アパレルブランドとのコラボ ・新素材の開発も実は最先端 ・Jリーグはミズノなくしては生まれなかった など、思わず他人に話したくなる内容が満載。 読んだ後には、家の中のミズノグッズを探してみたくなるかもしれません。 ※QRコードを読み込むには、専用アプリ(QRコードリーダー)が必要です。(機種によっては最初からインストールされているものもございます。) QRコードの載った画像をQRコードリーダーで読み込み、閲覧ください。 読み込みづらい場合は、表示画像を拡大し、カメラが画像を読み込みやすいよう調整してから再度お試しください。
  • 子どもたちがつくる町――大阪・西成の子育て支援
    4.5
    【子ども支援の〈現実〉と〈希望〉】●「日本の虐待相談件数はうなぎのぼりだが、西成区の件数は横ばいだ。貧困も虐待も可視化され、『子どもを地域で育てる』のが当たり前になっているからだ」「行政から降ってきた制度ではなく、子どもたちの声が組織の形を決める。ここに、この町が生まれる所以(ゆえん)がある」東京大学大学院教授/現代中国研究者・阿古智子さん(朝日新聞・2021年6月12日)●「支援者へのインタビューを通し、西成の子育て支援の実情を浮き彫りに」「そこから確かな希望も見えてくる」(読売新聞・2021年5月13日夕刊〈大阪本社版〉)●「日雇い労働者の町」と呼ばれる大阪・西成。生活保護受給率は、23%にのぼる。でも、しんどくたって、今日も元気に子どもは遊ぶ。この町の個性的な支援者5人へのインタビューが描く、誰も取り残さない支援の地図!
  • 文豪のすごい性癖
    4.0
    エロティシズム、フェチ、サド、マゾ… 文豪の奔放な「性」がおもしろい! 谷崎潤一郎、田山花袋、三島由紀夫、菊池寛、折口信夫、梶井基次郎、樋口一葉、平塚らいてう、島崎藤村、萩原朔太郎 世に名作を残す作家54人の欲望から日本文学の真髄を解き明かす! 【目次】 第1章 文豪の性愛 第2章 文豪の色情 第3章 文豪と家族 第4章 文豪の情緒
  • ムッソリーニの正体 ~ヒトラーが師と仰いだ男~(小学館新書)
    3.8
    ヒトラーはすべてをこの男から学んだ。 経済格差やコロナ禍で世界が不安、恐怖に覆われるなか、再び独裁的な指導者の力が増している。 20世紀における独裁の象徴が、イタリアのムッソリーニだった。あのヒトラーが師と仰いだ男でもある。両者はしばしばファシストと称され、一括りに非難される。だが、その行動と思想は大きく異なる。2人の政治家はどこがどう違うのか? ナチズムとファシズムは何が異なっているのか。 ムッソリーニの思想、行動、そしてイタリア国民の熱狂の過程を詳細に辿ることで、現代社会の危うさも見えてくる。 <著者プロフィール> 舛添要一(ますぞえ・よういち) 1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。パリ(フランス)、ジュネーブ(スイス)、ミュンヘン(ドイツ)でヨーロッパ外交史を研究。東京大学教養学部政治学助教授などを経て、政界へ。2001年参議院議員(自民党)に初当選後、厚生労働大臣(安倍内閣、福田内閣、麻生内閣)、東京都知事を歴任。著書に『都知事失格』、『ヒトラーの正体』など。 (底本 2021年8月発行作品)
  • 数学者たちの楽園―「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち―(新潮文庫)
    3.6
    アメリカの超人気アニメ『ザ・シンプソンズ』は、ハーバード大学の数学者たちがシナリオを書き、超難解な「数学トリビア」がちりばめられていたこと、ご存じですか? 番組の熱狂的ファンである著者が、シンプソンズ一家が繰り広げるドタバタ風刺アニメに隠された数学の魅力とサブカル的ディテールを語り尽くす。アメリカの知性あふれる笑いと毒の粋を発掘する異色の科学ノンフィクション。(解説・竹内薫)
  • 獲る・守る・稼ぐ 週刊文春「危機突破」リーダー論
    4.1
    2017年、現役週刊誌編集長が舞台裏を明かし、話題を集めた『週刊文春編集長の仕事術』。著者の新谷学氏は、2018年に編集長を勇退し、週刊文春編集局長に就任。スクープを「獲る」ことから、スクープで「稼ぐ」ことへ仕事をシフトさせた。本書では、2018年以降のスクープの舞台裏に加え、「文春オンライン」の躍進、コンテンツビジネスの推進までを一挙公開。出版業だけではなくコンテンツビジネスの未来を詳らかにする。
  • ミレニアム・ファルコンを作った男~45歳サラリーマン、「スター・ウォーズ」への道~
    4.3
    「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」「スカイウォーカーの夜明け」『トランスフォーマー』『アイアンマン3』……。誰もが知るあのCGを手がけたのは、元サラリーマンの日本人だった。23年間のキャリアを捨てて会社を辞め、夢のハリウッドを目指すゼロからの挑戦、目標達成までのすべてを語る。何をするにも遅すぎることはない。人生100年時代の働き方、セカンド・チャレンジの極意を教えてくれる一冊。
  • 京味物語
    4.7
    「過ぎてようやく気づく。京味は、味だけでなく、店の佇まい、気遣い、動き、会話、香り、リズム、気配、すべてが日本の文化そのものだった」――阿川佐和子氏推薦! 17年にわたる取材で伝説の日本料理店「京味」料理長・西健一郎の門外不出の流儀を描き切った、唯一にして最高のノンフィクション! これぞ日本人の魂。当代きっての天才料理人は、いかにして調理場に立ち、客をもてなし、生涯を閉じたのか。秘伝のレシピも掲載。
  • プロジェクト・ファザーフッド
    3.5
    「殺し合いを今すぐやめなきゃならない。子供たちを救うんだ」 父を知らずに育った男たちが親になるとき――。 貧困、差別、暴力を超えて繋がる男たちのドキュメント ロサンゼルス南部の街ワッツは、ギャング抗争が頻繁に起こるスラム街。 死ととなり合わせの暴力やドラッグ汚染、警官の虐待行為が男たちを捕らえ、 父から子、子から孫へと連鎖していく。 人類学者でソーシャルワーカーの著者は、元ギャングメンバーに頼まれて、 子供をもつ男性たちの自助グループを運営。 毎週水曜日の夜、会合には十代の少年から中年層までが集まり、 語り合いながらともに「父になること」を手探りする。 たがいの喜びも不安もトラウマをも受けとめながら、子供たちを全力で守り、 コミュニティを再生していくことを胸に誓う――。 Zeebra氏(ヒップホップ・アクティビスト)推薦! 父親とはどんな存在であるべきか。そこに完璧な答えなど存在しない。 大切なのは自分と向き合う事。負の連鎖を断ち切るのは貴方です! 水無田気流氏(詩人、社会学者)推薦! 荒んだ街で生き延びるためにこそ、子どもには父親(俺たち)が必要。 繰り返されるその言葉は、あまりに重い。 父親を知らずに育った男たちが、父親になる意味を問い直し、 子どもを守り育てることを誓いながらも、挫折を重ねる。 「完璧」からはほど遠い彼らが父親たり得ること(ファザーフッド)を目指すこと。 困難で切実なこのプロジェクトの行方を、見守ってほしい。 「日頃から銃を使い、ドラッグを売買し、女たちを殴り、 刑務所に行き、どうしたら父親になれるのか見当もつかずにいる そうした男たちは、まず自分自身が父親を求めていたのだ。 彼らの喪失感の深さと強い欲求から、本人は直接 口にはしないが、一つの疑問がひしひしと伝わってくる。 『こんな俺がどうしたら父親になれるのか?』」 ――本書「父親としての傷」より 【目次より】 01 ワッツ 02 父親としての傷 03 地元 04 あんたも俺たちを見放すのか? 05 ブラザーズ 06 虐待 07 リーリー 08 ファザーフッド 09 父親っ子 10 ベビー・ママ 11 働くお父さん 12 雇用創出 13 ビッグ・ママ 14 光明が差す 15 チェックメイト 16 〈ネーション〉 17 地域のヒーロー 18 ツインズ 19 俺たちはみな家族だ 20 スコットランドからの手紙 21 写真判定 22 俺らがおまえたちのパパになる 23 フッド・デー 24 シュガーベア 25 あと十二日 26 ドアを通り抜けて 27 ジャメル
  • 剣聖林崎甚助 散りてもまた咲く花の如く(上)
    -
    【書籍説明】 六歳で父を殺され、その仇である坂上主膳を討ち果たす宿命を背負うことになった浅野民治丸、 長じて後に林崎甚助重信と名乗ることになるこの少年は、その小柄な体格を不利とせず逆に武器に変えるため激しい武術修行に明け暮れる。 やがて林崎明神より「鞘の内で決めよ」との神託を得て、必殺の秘太刀「居合抜き」を発想した 甚助は、弱冠二十歳にして遂に坂上主膳を討ち本懐を遂げるも、この時からが決して逃れることのできない「武者修行地獄」の始まりだった。 日毎に大きくなり、彼の知らないところで一人歩きする「居合遣い・林崎甚助」の名声や噂。それのみならず時を経て明らかになる、 両親と坂上主膳から主君・最上豊前守までつながる因縁。更には甚助自身の出生にまつわる「悪い噂」が、彼に深い苦悩をもたらすことになるのだった。 「居合術の始祖」として後の世に知られることとなる「不世出の剣聖」は、果たして何を求め何に迷い、生涯かけて何を目指したのか? 自ら居合道を嗜む著者が、武芸者の視点からその謎に迫る、著者初の小説にして歴史小説。剣豪ファン、武術ファン必見。 【目次】 第1章  発端 第2章  開眼 第3章  探索 第4章  血煙 第5章  半蔵 第6章  主膳 第7章  真相 第8章  深慮 第9章  対面 第10章  本懐 第11章  贖罪 第12章  菅野 第13章  偽物 第14章  相談 第15章  暇乞 【著者紹介】 鈴木天斗(スズキタカト) 1974年 宮城県生まれ。 元々高校時代から作家志望だったが、「人生を知らないと、いい作家になれない」と思い高校卒業後先ず、就職する。 目指すは武道を学ぶ者の視点から歴史の裏を読み、謎をひも解く「武芸者ライター」。 小説の執筆のために社会人になってから様々な武道を学び現在、全日本剣道連盟居合道五段、同杖道四段。ちなみに言えば昨年は初の居合道六段審査を受審、現在合格目指して修行中。 武道以外の趣味としては日本史探求、カラオケ、英会話など。 本書が念願かなって初の小説になった。著書は他に「運動音痴・臆病・ネガティブだった私でもここまで変われた、杖道の稽古で得られた効果の数々」。
  • 旅情酒場をゆく
    3.5
    知らない土地で、ちょっとドキドキしながら、居酒屋の暖簾をくぐるときの期待と不安は何とも言えない旅の楽しみである。地元の人に混じり人情に触れるもよし、静かに酒と料理を味わうもよし。酒場を求めて、山、海、温泉……。観光地や路地裏まで日本各地を旅しながら見つけた、あの店この店。全国24か所を旅した、酒場ルポの傑作。文庫オリジナル。
  • [新版]ディープ・ステイトの真実 日本人が絶対知らない!アメリカ“闇の支配層”
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 米国在住のジャーナリストが、日本では知られることのない「デイープ・ステイト」の実態と、米大統領選の闇を白日の下にさらす政治評論。副島隆彦氏と特別対談収録。「新版」に当たり、2020年7月以降の最新情報追加。
  • 捕食者――全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼
    4.0
    ――はじまりは、極寒のアラスカの地。 コーヒースタンドでアルバイトをしていた高校生サマンサ・コーニグが姿を消したのは二〇一二年二月二日のことだった。警察は最初、彼女が家出したものと考えた。だが、防犯ビデオの映像には、背の高い男が彼女を店内から誘拐する姿がはっきりと映っていた……。 ――彼は獲物をおびき寄せ、むさぼり喰う。 全米各地に隠された謎の“殺人キット”、犯された数々の誘拐・強盗・暴行殺人、そして独房に残された12個の頭蓋骨の絵。2012年に逮捕され、唐突に獄中死した今世紀最大のシリアルキラーの実態を明らかにする、戦慄のノンフィクション! 「ページをめくる手が止まらない、圧倒的ミステリー」(「ニューヨーク・ポスト」紙) 「FBIを困惑させた、現代の怪物」(「ワシントン・タイムズ」紙)
  • 「安南王国」の夢―ベトナム独立を支援した日本人
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    ■戦争と革命、夢と挫折―― 百年にわたる日越交流の秘史。 明治45年1月、一人の少年が故郷・天草から船でベトナムへ旅立った。その6年前、ベトナム王朝末裔の青年が故郷を脱出し、日本へ密航する。二人はやがて一つの目的のため、海を挟んだ異国の地で起ち上がる。ベトナム独立という見果てぬ夢をめざして――。 [目次] 序 章 「兄弟同士の戦争はやめること」 第一章 隠れキリシタンの里・大江 第二章 植民地・仏印 第三章 大南公司と大川塾 第四章 「東遊(ドンズー)運動」と王子クオン・デ 第五章 クオン・デ、漂泊の日々 第六章 日中戦争と日本の南進政策 第七章 北部仏印進駐とベトナム復国同盟会 第八章 開戦と松下光廣のサイゴン復帰 第九章 明号作戦とベトナム独立 第十章 日本敗戦とホー・チ・ミンのベトナム 第十一章 「ベトナム現代史」の激流の渦中で 終 章 南十字星きらめく下で <著者略歴> 牧 久(まき・ひさし) ジャーナリスト。一九四一年、大分県生れ。六四年、早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。同年、日本経済新聞社に入社。東京本社編集局社会部に配属。サイゴン・シンガポール特派員。八九年、東京・社会部長。その後、取締役総務局長、常務労務・総務・製作担当。専務取締役、代表取締役副社長を経て二〇〇五年、テレビ大阪会長。現在、日本経済新聞社客員、日本交通協会会員。著書に『サイゴンの火焰樹――もうひとつのベトナム戦争』『特務機関長 許斐氏利――風淅瀝として流水寒し』『不屈の春雷――十河信二とその時代』上下『満蒙開拓、夢はるかなり―加藤完治と東宮鐵男』上下(各小社刊)がある。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『「安南王国」の夢―ベトナム独立を支援した日本人』(2012年6月5日 第2刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 帰らなかった日本兵
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 太平洋戦争には日本兵として敵と戦い、戦後は現地に残って独立戦争のインドネシア兵となった。彼らはなぜ日本に帰国しなかったのか。残って何をやっていたのか。その数奇な運命を重厚な取材でたどる。
  • 暗号解読(上下)合本版(新潮文庫)
    -
    文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話……。カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ! ※当電子版は新潮文庫版『暗号解読』上下巻をまとめた合本版です。
  • 宇宙創成(上下)合本版(新潮文庫)
    -
    宇宙はいつ、どのように始まったのか? 人類永遠の謎とも言えるその問いには現在、ある解答が与えられている。ビッグバン・モデル。もはや「旧聞」の感さえあるこの概念には、実は古代から20世紀末の大発見へと到る意外なエピソードと人間ドラマが満ちていた――。有名無名の天才たちの挑戦と挫折、人類の夢と苦闘を描き出す傑作科学ノンフィクション。『ビッグバン宇宙論』改題。 ※当電子版は新潮文庫版『宇宙創成』上下巻をまとめた合本版です。
  • 徹底比較!名古屋VS名古屋以外の愛知県
    -
    ひとくちに愛知県と言っても東西100キロメートルもあり、かつて西の尾張と東の三河はまったく別の国。 実は愛知県の中には「名古屋」と「名古屋以外のその他自治体」という不思議な対立構図が隠れていた! 「抜け目ない商人がうごめくビジネスの戦場VSアクの強い職人が暴走する超クルマ社会」……そんな気質もライフスタイルも微妙に違うふたつの県民性を詳細なデータとともにセキララに紹介する一冊。

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  • 世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方
    4.6
    私はヒトラーさえも憎まない――アウシュヴィッツ他の強制収容所に送られ、家族を殺された壮絶な体験から導き出したのは希望だった。人間が持つ絶望の淵から立ち上がる力を全世界に訴える感動の一冊。
  • 日米安保と沖縄基地論争 <犠牲のシステム>を問う
    4.0
    依然として7割以上の米軍基地が集中する沖縄。国民の8割が日米安保に賛成するなか、人口1%に「犠牲」を押し付けるシステムは正当なのか。基地の「本土引き取り」を提唱する著者が、様々な論争からこの国の“差別政策”の所在を示す。
  • 世界を変えた「海賊」の物語 海賊王ヘンリー・エヴリ―とグローバル資本主義の誕生
    3.0
    現代のグローバル資本主義は、どのように生まれてきたのか。その起源を17世紀の「海賊の黄金時代」において最も悪名高い海賊王、ヘンリー・エイブリーと彼を取り巻く海賊たち、そして彼らとの闘いからひもとく。ユニークに世界経済の歴史を語る一冊。
  • 強くて優しい国
    -
    女性活躍推進、ひとり親支援、LGBT法etc.  稲田さんは変節したの? ただの人気取り?     「私という人間のこと。 私がこの国で実現したいこと。 すべて書きました」 日本の閉塞感を打ち破る新しいリーダーの志と戦略 「保守中の保守」政治家と目されてきた稲田朋美氏は、ここ数年、「尖閣諸島の上陸調査実現」「憲法改正」「原発リプレース(置き換え)」等の「強い政策」に加えて、「女性活躍推進」「ひとり親支援」「LGBT支援」などの「優しい政策」にも力を注いできた。「優しい政策」は、いわゆる「リベラルな」政策と思われているため、稲田氏に対して「変節したのか」 「ただの人気取りでは」等々、批判や疑念を寄せる人が少なくない。 稲田氏はいま何を考えているのか。氏が目指す「強くて優しい国」とはどんな国なのか。 本書は、生い立ちから、政治家としての思い、実現したい政策まで、すべて書ききった一冊。 弱い立場におかれた人たちを救うのに「右」も「左」も関係ない、多様性を認め寛容であることこそが真の保守――批判を恐れず、信念をもって行動し続ける稲田氏の姿が、社会と組織の壁に挫けそうなすべての人に、勇気と感動を与える一冊。 (目次より) 序章 目指すべき20年後 第一部 三つ子の魂百まで――生い立ち編 第二部 目指すべき日本――政策編 1 岐路に立つ日本 2 多様性と包摂性のある国 3 持続可能で住みやすい地方 4 LGBT理解増進法・奮戦記 終章 保守とは何か
  • 半歩先を読む思考法
    3.6
    来るべき未来は半歩先から始まっている――。研究者、教育者、メディアアーティスト、経営者……。ジャンルの垣根を越え、新たな価値を生み出し続ける異才は、どう時代と対峙し、考えを深化させているのか? 混迷を極めるパンデミックの中で、将来への展望を開くために必要な思考プロセスを明かした、革新的「考える流儀」。
  • 夜間飛行 ミステリについての独断と偏見
    -
    ミステリを通して人生を語る異色のエッセイ。ミステリの楽しみが数行の謎ときだけなんてモッタイない。名作の行間から垣間みえる芳醇な人生の味を洒脱に描く! ――名探偵が登場して、「事件」は解決する。だが、「人生」という厄介なナゾは、そうスッキリ割り切れるものじゃない。ミステリの行間から垣間見えるほろ苦い人生の味、そんなプラス・アルファの魅力を、名コラムニストが軽妙に、ときにセンチメンタルに語る、大人のためのミステリ論。好評「課外授業」の姉妹編。
  • 滅尽争のなかの戦士たち ―玉砕島パラオ・アンガウルー
    -
    奇跡的生還者が証言するアンガウル島の玉砕。唯一故国防衛のため、米軍の近代戦の前に勇猛果敢に闘い、そして玉砕していった若き戦士たち。この人間の「滅尽争」を、彼ら英霊の叫びを、代って報告する。 ◎三島由紀夫はこう評している。――近代戦のもっとも凄壮な様相が如実に描かれている点で、又、ただ僥倖としか思えない事情で生き永らえた証人によって、人間の「滅尽争」がはっきり描かれている点で、これは世界に比類のない本だということである。この本は実にありえないような偶然によって書かれたものであるから、これ以上の文学的贅沢などを求めるのは全く無意味である――と。
  • 日本とは何か
    4.0
    日本には、「特殊戦後的基準」によって、経済的成功をはじめ、日本式経営や日本型官民協調体制を自賛する声が高い。だが、経済は、国家や国民が目指す理想を達成する手段の一つにすぎない。その上、経済そのものも、全体として見れば、世界に威張れるほどの効率と豊かさには達していない。日本及び日本人論の決定版。
  • 自伝的戦後史(上)
    -
    恐怖からの解放、自由と正義のための闘いの書。自由の敵・戦争の原因たるファシズムとの闘争に一生をかける著者の抵抗と革命への意志。たぎる情念が我々を闘いへと駆り立てるダイナミックな予見者の書。――アウシュビッツの大量虐殺が、なぜ起こったか? 本書は、この現代における人類の絶望からの解放なくして、人類の未来の希望はありえない、と偽りの平和を生きる我々に、忍び寄るファシズムの恐怖を訴え、自由と正義のための闘いに読者を駆り立てる、情念の書。また、困難な時代にこそ、繰り返しひもとかれるべき現代の聖書。<上下巻>
  • 教育の論理―文部省廃止論―
    -
    情熱をこめて説く若者独特の「教育の自由」。文部省を廃止せよ。それは教育を荒廃から救い教師や子どもたちを甦らせる。具体的なデータを提示し、教育の自由のために情熱をこめてつづる力作。――いま、日本の教育を荒廃と腐敗に陥れているのは、文部省である。官僚主義のはびこる文部省の関心は、管理監督取締りにあり、教育の自主性は皆無の現状なのだ。だが輝ける未来は、教育の自由なくしてはありえない。ここに文部省廃止の必然性が生じるのである。教育の自由にささげられた、羽仁五郎の文部省廃止論。
  • 課外授業 ミステリにおける男と女の研究
    -
    海外のミステリにおける男と女の徹底的研究。ミステリも小説という信念から、作中の男女の関係をとおして分析する洒落たミステリ研究――この世は、男と女で成り立っている。そして、男と女の間には、つねに恋愛という大問題が横たわることになる。ミステリ作品のなかの男女にもまた、さまざまな形の恋愛が生じないはずがない。海外ミステリに現われた男と女の複雑微妙なかかわりを紹介分析した、ユニークなミステリ研究。日本推理作家協会賞受賞作品。
  • この人を見よ
    -
    人はいかにして、自分が本来あるところのもの=超人になるのか? いかにしてニーチェが、ニーチェその人となったのか? プラトン哲学、キリスト教、近代とドイツとを相手に鉄槌で哲学する一個の運命、ディオニュソス、ニーチェ。稀有の個性のニーチェ・44歳、発狂直前、荘重と放縦、賛歌と諧謔の交錯する筆致で、自己と自己の著作について喝破した「破天荒な」自伝。
  • 「大変」な時代 常識破壊と大競争
    -
    いま日本の常識は破壊された! 不連続への不安と衰退の予感。新時代を生き抜く常識とは? ローコスト革命への提言――政界、政策、経済、経営、社会。5つの「五五年体制」が崩壊し、高齢化、国際化、成熟化、情報化の「四化」は、根本的に変化した。日本が「右肩上がり」から「うつむき加減」の社会に変わったことを嘆くばかりではなく、新しい世の中にふさわしい目標をもつべきだ。その鍵を握る「ローコスト化」と新常識を提言。
  • 男の博物誌 雨彦のサラリーマン講座1
    -
    ヒラ社員必読、管理職必携の好エッセイ集。サラリーマン人生の運転免許証にして、会社という戦場で闘う戦士たちに必須の兵法書――サラリーマンは、男らしい仕事である。出世の競争もあろう、自分では選べない上司の理不尽なふるまいもあろう、無駄な会議も多かろう……。だが、愚痴を抑えて、ラッシュの電車にもまれ、少しばかりの酒にやりきれなさを託しつつ、今日も働いているこの健気な戦士たちを、男らしいと呼ばずして、何と言おうか?
  • 性と日本人 日本人の歴史第1巻
    3.0
    日本人にとって性は人間の根源の力であり神聖なものであった。性の歴史には裸の日本人を理解する最上のヒントがある。面白さ抜群の画期的な日本史――古代日本人は、「性」を人間と自然の繁栄の根源の力としてとらえ、その神秘的で不思議な力に霊性を感じ、それを生活の根本とする意識をもっていた。そして、世界に冠たる恋愛小説『源氏物語』を生みだすほどの、性の先進国となった……。秀れた日本人の知的蓄積を該博な知識で綴った、画期的な部門別日本史。渾身のライフワ-ク。<全5巻>
  • あきらめなければ失敗ではない―――失敗こそが財産
    -
    失敗こそが財産。 新入社員時代、成果が出せず「最低!」の評価を下された著者が、 大逆転でトップ営業マンとなり、起業。 国内はもちろん海外からも高い評価を受ける会社をつくりあげてきた軌跡。 不屈の人間力さえあれば、人生はなんとかなる! 新卒で入社した会社で、上司から「最低の営業マン」と罵倒された著者は、 一念発起の努力で10年後には「会社の救世主」と呼ばれるトップ営業マンへ。 その後起業し、国内はもちろん、誰もが知る世界的な企業を取引先とする成功を収めるに至る。 波瀾万丈の一代記。 本書では、 野球に熱中した学生時代から、就職先でのパワハラ、逃走に始まり、 20代後半でトップ営業マンとなり、 43歳で起業、軌道に乗せるまでの綱渡りの日々など、波瀾万丈のエピソードを紹介。 不安や挫折にもがいている人へのヒントが満載! 私の失敗や挫折談が、今、不安や挫折、失敗のなかで もがいている人のヒントになるのではと考えた。 そこで、個人的な自分史ではなく、 書籍の形で世の中に公表しようと思いたった次第。 失敗や挫折に関することなら、私に聞いてくれ。 その都度、起き上がってきたから今がある。 専門的なアドバイスを参照した書籍等も同時に紹介している。 少しでも、悩める皆さんの参考になれば幸いである。 (はじめにから) ■目次 第1章 和歌山生まれのわんぱく坊主     出生     わんぱく坊主、兄となる     ほか 第2章 最低の営業マン     社会人の第一歩を踏み出す     田舎に帰ってはみたものの     ほか 第3章 覚醒、最低から最高へ     成長への芽生え     東京へ転勤する     ほか 第4章 サンワマシナリー、始動!     会社設立     稲守君の入社     ほか 第5章 私の歩んできた道の総括 ■著者 山下和之(ヤマシタカズユキ) 株式会社サンワマシナリー取締役会長。 1941年、和歌山に生まれる。 1985年、金沢市に株式会社サンワマシナリー設立。 現在は取締役会長 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • ニセ札鑑定人の贋金事件ファイル
    3.0
    30年以上に亙ってニセ札鑑定に携わってきた著者でしか知り得ない贋金づくりの巧妙な手口や犯人と捜査陣との知恵比べなど、事件のウラ話が満載。贋金の歴史をはじめ国内と海外の事例も豊富に紹介されていて、この一冊で贋金づくりの全てがわかる本です。 第一章 時代とともに変わる贋金 一 新しい官銭のたびに出回った私鋳銭 二 江戸時代「藩札」と呼ばれた通貨 三 明治時代の偽造通貨 四 昭和のはじめの贋金事件 五 第二次世界大戦後の偽造通貨事件 第二章 ニセ札を追い続ける通貨鑑定 一 〝変わり種〟といわれるニセ札 二 この世に精巧なニセ札はない 三 ニセ札を追う科学捜査 四 符号で呼ばれる偽造通貨 五 印刷局も知らなかった五千円札のナゾ 第三章 世界各国のニセ札防止策 一 日本銀行券の偽造防止策 二 ポリマー紙幣の登場 三 銀行券に印刷された真偽判別マーク「ユーリオン」 四 新ユーロ紙幣のセキュリティ 五 スーパーノートに破られたアメリカドルの歴史 第四章 戦中戦後を代表する贋金事件 一 まかり通る戦後の私鋳銭 二 ヨーロッパで偽造された東京オリンピックの記念硬貨 三 絵筆で描かれたニセ札 四 支那事変と帝国陸軍のニセ札作戦 五 ニセドルに寄り切られたニセ日本円 第五章 贋金を取り巻くトピックス 一 ニセ札事件で生まれた札が使える自動販売機 二 NHK「歴史への招待」藤田組事件のニセ札分析 三 ニセ札づくりの損得勘定 四 贋金犯罪と刑罰 五 古本屋で目にとめた『日本贋幣鑑識法』
  • ピンク・トライアングルの男たち【電子改訂版】 ナチ強制収容所を生き残ったあるゲイの記録
    -
    ヒトラー政権下における同性愛男性の迫害・虐殺の真実 ナチ党支配下のドイツで、ピンクの逆三角形を胸につけさせられて強制収容所で命を落としたゲイの人々。奇跡的に生き残った著者による封印された歴史に迫る衝撃の書。 【目次】 序文 第1章 「頽廃的」の廉で逮捕、有罪宣告 第2章 ザクセンハウゼン・オラニエンブルク強制収容所へ 第3章 ザクセンハウゼン、拷問・虐待強制収容所 第4章 フロッセンビュルク強制収容所 第5章 ポーランドの少年、ジプシーのカポ 第6章 SS収容所指揮官〈ほこりちゃん〉 第7章 拷問、死体焼却 第8章 ピンク・トライアングルのカポ 第9章 収容所売春宿、ディルレヴァンガーSS囚人師団 第10章 終焉、帰郷 付 【著者】 ハインツ・ヘーガー 強制収容所で奇跡的に生き残り、匿名で自らの恥辱に満ちた体験を語る。 伊藤明子 1943年生まれ。訳書に、『死を招く援助』(亜紀書房)、共訳『チェルノブイリは女たちを変えた』(社会思想社)、『1945年・ベルリン解放の真実』『パリは女』(パンドラ)ほか。
  • ファーブル伝
    -
    博物学の巨人ジャン=アンリ・ファーブル。その功績を世に広めた最大の理解者、ルグロ博士が詳細にたどる孤高の生涯。『完訳 ファーブル昆虫記』の訳者、奥本大三郎の翻訳で贈る、ファーブル評伝の決定版!
  • 死者の告白 30人に憑依された女性の記録
    4.2
    宮城県の古刹・通大寺では、人間に「憑依」した死者を成仏させる「除霊」の儀式が、 今もひっそりと行われている。 震災後、30人を超える霊に憑かれた20代女性と、 その魂を死者が行くべき場所に送った金田諦應住職。 彼女の憑依体験から除霊の儀式まで、一部始終を、 大宅賞作家・奥野修司(『ナツコ』『魂でもいいから、そばにいて』)が描く! <本文より> 人が死ぬとき、合理的に解釈できない不思議なことがしばしば起こる。 がんなどで死に逝く場合もそうだが、 2万2000人余という人が亡くなった東日本大震災のような過酷な状況下では尚更だろう。 しかし、いきなり霊的ともいえる予想外のことが起こると、 それを体験した人は誰にも相談できずにひどく苦しむ。 金田住職のところへ、 高村英さんが混乱状態で電話してきたのは2012年の蒸し暑い6月の夜だったが、 彼女もやはり誰にも相談できずに苦しんでいた。
  • 世界自然遺産やんばる 希少生物の宝庫・沖縄島北部
    -
    沖縄本島中北部にあたるやんばるは、世界的にも珍しい湿潤な亜熱帯雨林だ。世界自然遺産に登録されることが濃厚とされている。やんばる写真の第一人者である写真家と、生物の進化理論を一般に説く手腕で名高い生物学者がタッグを組み、ユニークな生物を紹介。
  • 加害者よ、死者のために真実を語れ 名古屋・漫画喫茶女性従業員はなぜ死んだのか
    -
    遺族とともに法の不条理に立ち向かった著者だけが書けた「鎮魂の書」 2013 年、愛知県南知多町の山中で、名古屋市の漫画喫茶女性従業員の遺体が発見された。 傷害致死容疑で逮捕直後は犯行を認めていた経営者夫婦が「黙秘」に転じ、” 死因不明” で不起訴となる。 真実を求める被害者遺族らの闘いを追った『黙秘の壁 名古屋・漫画喫茶女性従業員はなぜ死んだのか』を、加害者親族の手記や弁護士との対話などを加筆し文庫化。
  • 厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日
    3.6
    新型コロナに関して、テレビやWEBメディアで連日、鋭い発言を続ける医師の木村もりよ氏。その木村氏が厚生労働省在職中に、日本の感染症対策の脆弱性を綴った幻の書が電子書籍で復刊! パンデミックへの対応や、その先にあるバイオテロに危険性にも迫った警告の書が、いま、われわれが知っておくべき真実を容赦なくあぶり出す。 新型コロナ禍は、あらかじめ決められた運命だったのか? 第1章 落ちこぼれキャリア官僚としての歩み 第2章 厚生労働省崩壊 第3章 天然痘を根絶した厚生官僚がいた! 第4章 日本の感染症対策の不毛 第5章 テロ容認国・日本 第6章 もし、天然痘テロが日本で起こったら? 第7章 本当の連携を求めて
  • 歴史をかえた誤訳(新潮文庫)
    3.7
    原爆投下は、たった一語の誤訳が原因だった――。突き付けられたポツダム宣言に対し、熟慮の末に鈴木貫太郎首相が会見で発した「黙殺」という言葉。この日本語は、はたして何と英訳されたのか。ignore(無視する)、それともreject(拒否する)だったのか? 佐藤・ニクソン会談での「善処します」や、中曽根「不沈空母」発言など。世界の歴史をかえてしまった誤訳の真相に迫る!

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