牧水の恋

牧水の恋

850円 (税込)

4pt

3.0

旅と酒の歌人・若山牧水は、恋の歌人でもあった――。

白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく

これらの名歌が生まれた背景には、小枝子という女性との痛切な恋があった。
若き日をささげた恋人の持つ秘密とは?
恋の絶頂から疑惑、別れまでの秀歌を、高校時代から牧水の短歌に共感し、
影響を受けてきた俵万智が丁寧に読みこみ、徹底した調査と鋭い読みで、二人の恋をよみがえらせる。
スリリングな評伝文学。

第29回宮日出版文化賞特別大賞受賞作。

『ぼく、牧水!』の対談集がある俳優・堺雅人氏も絶賛。

「解説」は牧水研究の第一人者・伊藤一彦氏(堺氏の高校時代の恩師で、『ぼく、牧水!』の共著者)。

※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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牧水の恋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    私ずっと俵万智さんのこと誤解していたかもしれない。恋の歌専門の感情120%、現代の与謝野晶子だと思っていたけれど、とんでもない。やはりプロですね。知識量が途方もない。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月13日

    若山牧水という人物がどのような歌人だったのか、俵万智が細かく解説しています。男性が和歌に思いを連ねて吐き出しているので、少々女々しく感じてしまい、初見だと、驚きました。
    当時の想いの長けをいろんな友人に吐露していたり、既婚者であることを知らずにお付き合いをしていた牧水の状況、心情を考えると牧水の純真...続きを読む

    0

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