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ユーザーレビュー

  • ごみ収集とまちづくり 清掃の現場から考える地方自治

    Posted by ブクログ

    著者のフィールドワークを通して、清掃事業の実態と課題を紹介する本。
    普段さも当然のようにゴミを回収してもらっていた身だが、非常に勉強になった。


    まずひとつ目は、清掃業務は「簡単に出来る仕事ではない」ということ。
    傍から見ると、ただゴミ袋を積み込むだけの、誰にでも出来る単純労働に見える。
    しかし実態は多くの改善や経験に支えられており、素人がすぐに真似できるようなものではないということだ。

    これは他のエッセンシャルワーカーにも共通で言えることだろう。
    我々はともすると、自分の知らない分野や、肉体労働・賃金の低い仕事をつい見下す傾向がある。
    しかしどの職業にも、その職業なりの研鑽や積み重ねがあ

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    2025年03月25日
  • ごみ収集の知られざる世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とてもわかりやすくて、現場の課題を的確にしてきされていた。
    でも、この本を読む人は日頃からきちんとごみを捨てているだろうし、ごみを適当に捨てている人はそもそもこういった本を読まないのだろうな、と思ってしまう。

    世の中の人は、自分の捨てたごみは消えてなくなると思っている人が多い、という点には、とても同意。
    ごみの処分代が高いと文句を言い、ごみを処理するにはお金がかかると説明すると、そんなことは言われなくてもわかっていると怒る。
    ごみの捨て方には人間性と育ちが如実に表れると思う。

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    2024年12月21日
  • ごみ収集の知られざる世界

    Posted by ブクログ

    地方自治や行政学の専門家として、現場を体験しながら課題に取り組む姿勢は好感が持てる。
    リサイクルや資源削減が叫ばれるなかで、ビニール袋有料化での実態的・啓蒙的な側面に比して、ペットボトル再利用についての我々市民の常識はかなり欠落しているのではないかと感じられ、現場やそれを支える行政の取り組みは、その周知徹底も含めて応援したいと思わされる。
    我々の日常を守る人々は、震災などの非常時にはスクランブルに生活の崩壊を救うセーフティネットとしての役割すら担わされている中で、生業としての威厳を確保することもそうであるし、できる限り協力を行えればと思う。

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    2024年11月23日
  • ごみ収集の知られざる世界

    Posted by ブクログ

    私たちの出すごみがどのように収集され、処理されるかを考え、清掃事業への理解を深めようと書かれた本。
    著者は地方自治や行政学などが専門の大学准教授だが、自ら現場に飛び込み清掃車に乗務し、その体験を通して清掃行政の研究を進めている。
    自ら作業を体験し現場労働の苦悩を知り抜いていることから、この本の内容は、清掃事業従事者への慈愛とリスペクトに満ちている。
    杜撰なごみ出しが現場労働者をどれだけ苦しめ落胆させるかについて認識を促し臭いや不要品を扱うことから従事者を見下げる社会的風潮があることに警鐘を鳴らす。
    誠に説得力のある内容であり、ひいては資源循環型社会やエッセンシャルワーカーへの関心を高める役割も

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    2024年11月08日
  • ごみ収集の知られざる世界

    Posted by ブクログ

    ゴミを出す私達も収集する方々への敬意を忘れてはならないし、環境や資源について考えながら、ゴミを減らすべきである。

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    2024年12月10日

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