石村嘉成の作品一覧
「石村嘉成」の「自閉症の画家が世界に羽ばたくまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石村嘉成」の「自閉症の画家が世界に羽ばたくまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
石村さんの絵画が好きで、こちらの本に出会い読みました。
幼少期からずっと絵を描いてきた方かと思いきや、
親子(母子、父子、そして3人)で歩んできた本当に地道過ぎるようなひとつひとつの出来事が、繊細に丁寧に紡がれた上での現在のご活躍に繋がっていることがわかりました。
著者がお父様であり、お母様であり、嘉成さんであることに本当に意味があり、
ご家族ひとりひとりの思いや葛藤がひしひしと伝わりました。
決して綺麗ごとにはできないほどの苦労や努力、
それでもなんとか未来を打開していく工夫、
たくさんの出会いをいい方向へ繋げる姿勢、
私にとって学びがたくさんありました。
Posted by ブクログ
障害のある子ども達とかかわっている1人の教師として、この本を読んだ時、改めて障害のある子どもを育てる両親の葛藤や苦悩、それに勝るほどの喜びなどを感じることができた。
「自閉症児の療育は2歩進んで3歩下がる」
昨日できていたことが、今日はできない、明日はできるかもしれないが、その先は分からない。だからこそ、できるようになった時の喜びはとてつもない。
私が障害のある子ども達とかかわる中で、特に嬉しい光景は、できなかったことができるようになった彼らの姿を見ることである。
この本を通じて、障害のある子ども達の親、周りの人たちがその子にどれほどの願いを、気持ちを込めているのか改めて知ることができ
Posted by ブクログ
YouTubeで特集を見て、絵はもちろんご本人のキャラクターも際立って豊かだったので気になり、読みました。
この本に綴られている内容は読みやすく、いい意味で簡潔と思いました。でも読んでいると、何も特別ではない、1人の障がいを持って生まれた子どもとその両親の、辛抱強く長い道のりがあったことを感じ取れます。
療育の中で出てくる、よく相手を観察して見極め、正しく反応する(ほめる、しかる、無視する、さとす…etc.)、必要であれば仕掛ける、というのは、障がい児の療育に限った話ではなく、人を(自分自身もでしょうかね)動かしたり育てたりするための根幹だと思いました。