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戦後日本は、何が変わり、何を失ったのか。希望はどこにあるのか──。作家・真山仁が政治経済・教育・メディア・若者など、現場に足を運び、さまざまな視点から日本社会の現在地を描く。話題の朝日新聞連載を大幅加筆・再構成し、書籍化。
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Posted by ブクログ
オリンピック前からコロナ前後までの連載に,事後の評価を加えた構成が,ここ数年の日本や世界を取り巻く状況の激動と鬱屈を浮き彫りにしている感じがする.改めて,何のための,誰のためのオリンピックだったのか?今,何のためのコロナ対策が行われているのか?見つめ直す良いきっかけになる一冊だと思う. 小説に於ける...続きを読む真山ワールドに通底する「不確実な正義」の姿か,浮かび上がる様で,読んでいて大変楽しかったし,頭を使った.
後半はコロナ一色ですが、連載終了後の秋元さんとの対談は特に興味深く読みました。常に問題意識を持って若者と対話しなければ置いていかれますね。
2021年7月の作品。東日本大震災、コロナ禍、戦争と平和、原発等等について真山さん節を楽しめる。個人的に地熱発電についてより深く知りたいと思った。
この国は どこにむかって いくのだろう と 考え込む度合いが ますます 早くなっている気がする 2019.4~2020.12までの 時評を集めたものであるが そうか そんなことが あったなぁ と 思う割合が ますます増えている感じがしてしまう 最終章の 秋元康さんとの対話は なかなか 興味深いも...続きを読むのでした この本を手にした 若者たちと 話してみたいと 強く思いました
このコロナ禍の出来事が総括できて、問題は継続しているものの少し状況を見ることで混乱していた頭や心が少し落ち着いた気がした。 そして、著者の小説への想いを再認識し、これからも1ファンとして応援したい。 ”だから、私は小説で訴える・・・「最悪」を抜き取り、物語をひねり出す・・・”
いつのまにか終わってしまった五輪。ホントに誰の為?私も含めて誰も判断出来なかっただけ。「コロナ」「タワマン」「働き方改革」なるほどと思う指摘なのに刺さらないのは何故?「危うい正しさの跋扈もまた監視されるべき権力」「批判する前に行動を!」日本はどこに向かうんだろう?
「安全保障としての公衆衛生」は良かった。まあ全体的に普通。真山氏はやはり小説で勝負してほしい。書き方が上から目線の評論でノンフィクションや評論に向いていない。
作者が独自の視点から昭和、平成ら令和の世の中の現状を切り取って見る。コロナ禍でオリンピックをなぜやるのか?なるほどねと思うことも多々ある。早くコロナが落ち着いて元通りの平和を願うばかりである。
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