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武生ちゃんのひまわり
武生35歳と純25歳は、義理の兄弟。高円寺の一軒家にふたりで住んでいる。武生は、純の母親・清美の再婚相手の連れ子だった。清美は、「人生は短いの。“愉しい”を優先させなさい」が口癖で、あっという間に再婚相手が病死した後も世間体など気にせず、恋愛にも性にも奔放に生きていた。その影響からか、ゲイの純は多くの男との気ままなセックスを日々愉しんでいるが、彼氏は作らない主義を通している。一方の武生は高校時代に電車に乗れなくなって引きこもりになり、アルバイトをしても長続きせず、新宿二丁目のバーで働く純の稼ぎで暮す…。それでもふたりが幸せなのは、“愉しい”をすべてに優先させて生きているからだった。血のつながりがなくても、強い絆で結ばれ、毎日を愉しく生きる兄弟の物語。 -
ウンメイト
泣ける話は、 もう飽きた。 出会いは最悪。難儀な性格。 それでもボクらは離れない。 もらす男となくす女の 「運命のひと」探しが あなたのおなかをくすぐります。 通勤途中に猛烈な便意を感じた「ボク」は、間一髪、駅のトイレにかけこむ。しかし、扉が開くとそこには絶世の美女が眠っていた。酔っ払うと記憶を失くしてしまう破天荒な彼女、「ナタリー」に、ボクは「ゲーリー」というあだ名をつけられる。さらに「ワタシの運命のひとを探してほしい」と依頼され、その夜からナタリーいきつけのバー「おととい」で彼女の男漁りを見守ることになってしまう。しかし、彼女の前に現れるのは、変わった悩みを抱える男たちばかり。はたしてゲーリーは、ナタリーの「運命のひと」を見つけることができるのか・・・! -
ラヴソング
かつてミュージシャンとして活躍していた神代広平は、自らの才能に限界を感じ、音楽業界を離れてしまう。それから20年が経ち、臨床心理士として過ごしていた神代だったが、音楽への情熱を断ち切ることはできずにいた。そんな神代の前に、コンプレックスを抱え苦しんでいる孤独な女性・佐野さくらが現れる。彼女の“天賦の歌声"に惹かれた神代は、再び音楽と向き合い、モノトーンだった人生が、少しずつ色づき始めていく……。 -
OUR HOUSE
東京のとある町で暮らす伴一家。中学一年生の長女・桜子は、半年前に母親が病気で他界してから、一家の家事全般を引き受けている。自分が家族を仕切らなければ……という責任感ゆえだった。そんなある日、父・奏太が、交際0日で結婚したというアメリカ人女性・アリスを連れて帰国する。母が亡くなって間もない時期にやってきた新しい母親を認めることができない桜子は、アリス追い出し作戦を展開。家族を巻き込み、様々なバトルを仕掛けていく……。芦田愛菜演じる桜子、シャーロット演じるアリスが激しくぶつかり合い、笑って泣ける仁義なき戦いを繰り広げながら、家族のあふれる愛情を惜しみなく描いていく本作。野島脚本独特の、緻密に練り込まれたストーリーや世界観、そして、主演のふたりによるセリフの応酬が楽しいドラマが、小説で蘇る! -
神楽坂
【矢田津世子】女性視点から書かれており、まさに女流作家と呼ばれるにふさわしい。川端康成から女優になるように勧められたほどの美貌の持ち主。文章力を兼ね備えた女流作家として人気を集めた。坂口安吾の恋人とされる。「女心拾遺」若い頃から放蕩三昧だった70歳近い唐沢。そんな夫を諦めといたらなさと自分を責めてきた妻。しかし若い女中との関係を知ると複雑な嫉妬心がわき起こる。「神楽坂」第3回芥川賞候補。神楽坂に住む高利貸しの馬淵。本妻と妾、その周りの女達。人物たちの生き生きとした心情、思惑、哀しさを描いた作品。「く女抄録」寿女はせむしであった。刺繍の才能を見いだされ師匠のもとで修行するが、若くして死んでしまう。その遺作は傑作であった。不幸な女の人生を繊細に情感豊かに描いた作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。 -
義娘の尻ぼくろ
同居の義父に覗かれていることを知りながら、夜な夜な激しく悶える紗理奈。夫の目を盗んで義父が少しずつ迫ってくるのを拒みつつも、夫とは違うテクニックに快感を覚える彼女は体を開き始め、ついに最後の一線を越えてしまう。後悔にかられる紗理奈だったが、夫の出張先での浮気や父子でハウスキーパーと長年関係していたことを知り……。 -
カレドニアン・ローズ
カレドニア(スコットランド)に隠された中世の秘密を日本人商社マンが解く おとぼけの日本人と才色兼備の英国人が珍妙な道中をしながらスコットランドの古城、謎を解こうとするが。。。 【目次】 プロローグ 一章 クライ・オブ・ザ・ナイト 二章 謎へのリンク 三章 エディンバラを探せ 四章 王家の秘密とストラスモア・キングホーン伯爵家 五章 スターリング城とロバート・ブルース 六章 ブレア城と私兵団 七章 カローデン古戦場とテンプル騎士団 八章 秘密の守護者 エピローグ 【著者】 雄多圭佑 小説二作目。金融関係で英国をたびたび訪問。スコットランドを訪れた際に本作のヒントを得る。 -
P+D BOOKS 海市
親友の妻に溺れる画家の退廃と絶望を描く。 妻子ある画家・渋太吉は、伊豆の海村で蜃気楼のように現れた若き女性・安見子との道ならぬ恋に溺れていく。 渋はかつて一緒に死ぬ約束をした女性を裏切り、妻とは離婚寸前の状況にあった。やがて、安見子は親友の妻であることが判明するが、彼女への思慕は変わらず、肉体関係を続けていく。 恋愛の幾つかの相を捉え、著者が得意とするカットバック手法で、それぞれの愛憎劇が複層的に展開されていく。 福永武彦が、退廃と絶望の中の愛の運命を描いた佳作の復刊に、著者の長男・池澤夏樹氏が解説を特別寄稿。 -
妖魔の肖像
「妖異な眼」の肖像画の下で歌っていた女は、死んだ恋人にそっくりだった… テレビの脚本をすっぽかして酒を飲み、プロデューサーとけんかをした夜、霧の新宿で柚木進は、見たことのない高層ビルに迷いこんだ。その頂上の「バンドワゴン」というクラブで歌っていたのは、死んだ恋人にそっくりの女だった。翌日店を捜した柚木は、前夜のビルを見つけることができない。しかも、鹿毛裕子と名乗るその女を追い始めた柚木の周囲に、奇怪な出来事が次々と起きはじめる。柚木そっくりの藁人形が木に吊るされ、自分も命を狙われる。鍵は、店に掲げられていた、巨大な肖像画にあるらしい。やがて柚木が踏みこんでいったところは甘美な、だが恐ろしい世界だった…。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。 -
黒手毬珈琲館に灯はともる ~優しい雨と、オレンジ・カプチーノ~
―この街に、この店に、優しい人がいる。 『マイナビeBooks大賞』&『お仕事小説コン』特別賞W受賞! 文具メーカーで事務をしている朝希は真面目に日々働いていたが、新しい課長に目の敵にされてしまう。見兼ねた先輩社員に助けられるも退職を余儀なくされた。以来、半ば引きこもりのような生活を送るが、これではマズイと兄の営む家具屋で店番を始める。接客は辛いが兄の想いの詰まった家具に囲まれる穏やかな日々が過ぎていく。ある仕事帰りの夕方、裏路地の『黒手毬珈琲館』を通りかかったとき、中に家具屋のスツールがあるのを見つける。と、ドアが開き、全身黒ずくめの店員が出てくるが、それは昼間来た客で……。 多彩なアレンジ珈琲の裏には誰かの温かな想いがある――。 心が疲れたときに効く、優しい一杯をあなたへ。 -
空ガール! ~仕事も恋も乱気流!?~
CAになれば、なんでも手に入る……はずだったのに!? 華やかな世界に憧れ日本国際航空(JIA)に入社した紗世はCA7年目、理想と現実のギャップにもがいていた。あるとき新人・航の教育係に任命されるが彼は会議でやらかし、機内サービスもトラブル続き。なのに今日も、夫婦問題を抱えた社長、大きなぬいぐるみを背負った女性、フライトログブックを頼む少年などの対応に追われ…? アラサー紗世の仕事と恋を乗せた運命のフライトの最終目的地は!? -
名もない花なんてものはない
期末テストが終わった七月七日、駐輪場にとめていた自転車のスポークにアゲハの幼虫が挟まっていた。高校二年生の千花は、隣のクラスの山崎の力を借りて、幼虫を救出する。これをきっかけに山崎に惹かれていく千花。作品は、千花と友だちのナオ、小夜子、そして山崎との交流を描いていく。そして、文化祭が近づいたある日、千花は山崎から、小夜子が気になっていると告げられ、ショックのあまり学校を休んでしまう。ひと夏の女子高生の心の動きを描いた作品。「第14回坊っちゃん文学賞」大賞受賞。選考会では以下のように評された。「作者は自分の高校生の頃の間隔を思い出しながら、この作品を書いています。自転車のスポークにアゲハの幼虫が挟まっていた、という出だしのシーンはとてもみずみずしいものです。心の地層の様子が手に取るように見えます」「女子高生たちの友情物語。時代を超えて共感できる。女の子たちの繊細な感受性が描かれていた」 「第14回坊っちゃん文学賞」大賞受賞作。電子書籍として2016年5月に刊行。 -
民警
この国を守るのは「官」ではない。テロに戦慄する現代日本と地続きの“知られざる”警備業の歴史とは?セコムとアルソック――1964年東京五輪を契機に現れた、二大民間警備会社の勃興と確執。2020年東京五輪を掴んだ作家が緻密な取材と卓越した視点で、隠された戦後史を照射し未来を予見する。(あらすじ)テロへの不安、日本の安心・安全は誰が守るのか?1962年、日本初の民間警備会社・日本警備保障(現・セコム)を起業した二人の若者は、1964年の東京五輪で選手村の警備を一括受注し、脚光を浴びることとなる。そして、その東京五輪で選手村の警備をセコムに発注したのが、のちに綜合警備保障(アルソック)を設立する警察官僚だった。「民」と「官」――。出自と起業の思惑も対照的だったが二社は、永山則夫事件など時々で交錯。歴史の奇妙な因縁に縛られていく――。日本を防衛する軍隊として23万人の自衛隊が存在する。国内の治安は24万人の警察官があたる。彼らのために国民は税金を支払っている。いっぽう民間の警備員数は警察官の2倍、50万人余である。日本の治安は、いまや「3兆円産業」に拡大した民間警備業市場の力を無視することができない。(本文より抜粋) -
小説 仮面ライダー鎧武
鎧武とバロンの最終決戦が行われたのち、終末思想を信奉する秘密結社「黒の菩提樹」が暗躍を始める。そして、異空間をさまよう謎の男・狗道供界。謎のロックシードが沢芽市にばらまかれ、ふたたび混乱が訪れる。狗道供界と「黒の菩提樹」を倒すため、呉島貴虎、光実たちが立ち上がる! -
こんなわたしで、ごめんなさい
女性管理職+学者の妻+娘の母親の三役をこなし、皆が羨む存在だったのに、最近職場で孤独を感じ、暗い毎日を送る、表題作のワーキング・ウーマンほか、婚活を放棄したOL、対人恐怖症の美女、デコデコ・フリフリファッションの少女趣味なオバさんなど、いろんな「わたし」が登場。欠点や弱点、悪い癖を自分から引きはがせずにあがく女たちの悲喜こもごも、人生にジタバタ、ドタバタする「わたし」たちの生態を、ユーモラスに、シニカルに、そしてほろりと描き出す。「平節」炸裂の傑作コメディ7編。――「そんなあなたを許します」と誰かが言ってくれるまで、先は長いぞ、頑張ろう! 解説/中江有里 -
ドラマデイズ
OL人生一発逆転なるか?リアルお仕事小説。 仁藤茉由子28歳OL。仕事はデータの入力。会社では気の合わない同僚と嫌味な上司に囲まれ、帰宅後は部屋で一人ビールを飲む毎日。そんなかわり映えのしない日々からの脱却を目指す茉由子に、大手テレビ局が主催するシナリオコンクルール入賞の朗報が届きます。「会社を辞めて書くことに専念しよう!」そう心に決めて臨んだ授賞式でしたが、突きつけられたのは厳しい現実でした。 仕方なくOLを続けながら脚本家を目指すことにした茉由子に、ドラマ制作会社からプロット書きの仕事が舞い込みます。脚本家としての足掛かりにと、徹夜を続けて必死にプロットを書きあげますが、執筆料は出ないありさま。一方会社では、華やかな世界に身を置く茉由子をねたんでか、同僚の態度はどこかよそよそしくなり……。 落ち込む茉由子の前に現れたのは、駆け出しの俳優、秋月愁。「いつの日か、君が脚本を書いて、僕が主演する」――愁の言葉に書くことへの意欲を取り戻した茉由子でしたが、愁はまたたく間に人気俳優へと駆け上がり、あっという間に遠い存在に。 そんな中、いつもの職場で待っていたのは、予想もしなかった事件。茉由子はようやく、自分が気づかずにいた人々の温かさ、自分自身の本当の思いに気づき始めます。そして、自分が本当に書きたい「ドラマ」を見つけるのでした。 -
コントレール~罪と恋~
大石静が描く、究極の「禁断の愛」とは!? 6年前、不幸な無差別殺人に巻き込まれ夫を失った青木文(あおきあや・45歳)は、幸せを諦めきった乾いた日々を送っていた。亡き夫と一緒に営んでいた海沿いのカレー食堂「ドライブイン・コントレール」を、忘れ形見の友樹(5歳)と生きるために営んでいる。亡き夫の母である姑と中学時代からの親友、殺人事件の担当刑事・佐々岡らに助けられほそぼそと暮らしている。店名は飛行機雲の英訳。夫との幸せな思い出でもあり、夫から最後のメールで送られてきた写真も飛行機雲、という不幸の象徴でもある。 そんなある日、ハプニングにより、長部瞭司という暗い影を抱えた失声症のトラックドライバーと出会う。会った瞬間から、どうしようもなく惹かれ合う二人。それまで無彩色だった文の毎日は、彼と会い、恋に堕ちることで彩りを取り戻していく。瞭司もこの出逢いから生きる希望を取り戻し、声も取り戻していく。炎のように愛し合う二人。 しかし、その幸せも長くは続かない。瞭司が衝撃のあまり声まで失ってしまった原因とは・・・・。そして、文が抱えている夫の隠された真実とは・・・。 物語は、ある女性の出現により、思わぬ方向に展開していく・・・・・。 -
青春ぱんだバンド
鼻の奥がツンとする爽快青春小説!登場。 琵琶湖畔を舞台とする高校3年生5人のバンドを巡る熱く切ないひと夏の物語。舞台は2001年ごろの琵琶湖を望む滋賀県長浜市。京都に近いが北陸にも近いという微妙な田舎町。主人公は地元の名門校に通う高校3年生男子。大学受験の大事な夏休みに、地元のヤンキー農業高校生に脅されて学園祭出演バンドを作ることに。ほかのメンバーは医学部志望とアイドル好きの同級生。そして演奏曲としてきまったのはなぜか「さだまさし」? ピアノが巧みな不良美少女への思いも高まる。数々の困難を乗り越え、果たしてバンドは舞台に立てるのか。思いもしなかった高校最後の夏が始まる。……。 地方の名門高校生を取り巻く旧態依然とした教師たちへのアンチテーゼを織り込みながら、大人となった彼らのそれぞれの人生も描く。 -
シャレのち曇り
立川談志、落語協会脱会! 立川流旗揚げ!? ――すべては談四楼から始まった。落語家になるため弟子入り志願した若者(のちの談四楼)に、憧れの立川談志が告げたのは「やめとけ」の一言だった。――なんとか入門を許されるも、「俺と仕事とどっちが大事だ!」と無理難題に振り回される談四楼。恋に悩み、売れないことに焦燥し、好敵手と切磋琢磨する中で、ついに真打昇進試験が……。しかしそれは、落語界を震撼させる一大事件の始まりに過ぎなかった。破天荒で理不尽。不世出の落語家・立川談志に多くの人が魅せられた理由とは。談志に「小説はお前に任せる」と言わしめた著者が、師弟の情を、笑いと涙で描く傑作小説。 -
こんなにも優しい、世界の終わりかた
世界が終わるなら、誰に想いを伝えますか? いまさらながらに、みんなようやく気付いたのかもしれない――もとより、ぼくらに残された時間なんてそんなになかったってことに。 突然、世界は鉛色の厚い雲に覆われた。 雲間から差す青い光が注がれた町は、ひとも獣も、鳥も木も、土も水も、すべてが動きを止めてしまう。誰にも理由はわからない。あっという間に世界は冷えて、どこもかしこもが冬のようになった。 そして凍った町は少しずつ成長していた。 「ぼく」は「彼女」に会いに行くと約束した。最後に電話で話したとき、彼女はとてもおびえていた。 「もう、町には誰もいないの。」ぼくは、ならば「ぼくがそこに行くよ。そうすればもう怖くないよね?」と言った。 これを最後に電話はまったく通じなくなった。むしろこのとき繋がったことのほうが奇跡に近かったのかもしれない。 彼女の住む町まで直線距離で500キロ。 青い光を逃れ、ぼくは彼女に会うことができるだろうか。 彼女はそれまで、青い光に染まらずにいられるだろうか。 『いま、会いにゆきます』『恋愛寫眞 もうひとつの物語』『そのときは彼によろしく』と、ベストセラーを連発した著者による、3.11以降究極のラブストーリー。 恋人、家族、友人など、たくさんの愛が描かれた最高の愛の物語です。
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