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1911年、上海。服役中の刑務所で暗殺者に命を狙われた日本人詐欺師・伊沢修は、同房の中国人・関(グアン)に助けられる。その夜、伊沢は革命家である関からある計画への協力を要請された。それは、革命のための武器の調達。それも、騙し、奪い取る。そのターゲットは日本陸軍参謀次長――。暗殺者から身を守ることを交換条件としてこの企てに加担した伊沢は、刑務所を抜け出し、執拗な暗殺者の追走を受けつつ、関たちとともに壮大な計画を進めていく。騙し騙されるサスペンスフルなコン・ゲームとスピード感、全選考委員の大絶賛を受けて第19回横溝正史賞を受賞した超大作!
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Posted by ブクログ
1911年、上海。服役中の刑務所で暗殺者に命を狙われた日本人詐欺師、伊沢修は、同房の中国人、関に助けられる。その夜、伊沢は革命家である関からある計画への協力を要請された。暗殺者から身を守ることを交換条件に協力を決意した伊沢は、関たちとともに壮大な計画を進めていく。計画の目的とは。そして、そのターゲットとは──。
日本と中国、韓国をめぐる歴史の上で決して軽視することのできない時代を舞台にした物語で、ここ最近の日中関係についてもそうだし、いろいろと改めて考えさせられることもたくさんあった。
自分自身が中国とつながりを持っているということもあり、革命派の考えに同調できる部分も少なからずあった。
詐欺師の騙し騙され、裏をかき、裏の裏をかく、という心理戦には、正直舌を巻いた。よくこんな考えが思いつくなぁと素直に感じて、おもしろい小説だった。
個人的には、関の人柄にとても好感が持てる。
Posted by ブクログ
時代背景といい 革命という言葉が輝きを持っていた時代。
詐欺師 伊沢は 中国の革命に 協力しようとする。
孫文 そして 関の 中国の革命に
武器を ペテンして 調達しようとするのだ。
伊沢のグループには 青幇である 陳
韓国人の パク という 多国籍の仲間がつながる。
不思議な集団である。
一方 だまされるのは 陸軍中将 東。
陸軍の中で 熾烈な 出世争いのなかでの
功を急ぐ姿が 浮き彫りに。
いくつかの思惑があって、その思惑は
予想通りだったり、予想外だったり。
一番の予想外は 伊沢を殺そうとする 赤眉である。
伊沢には 宿敵ともいえる 人がいて 山名は、
ロシア革命の時にも 裏をかかれた苦い経験があった。
複雑に 錯綜しながら 詐欺の行為はすすんでいく。
喜春姉さんの キップのよさ。
山県有朋のもつ カリスマ性。
愛新覚羅のニセモノの活躍。
いたるところに、ユーモアが隠されている。
Posted by ブクログ
クロスカウンターやキャピタルダンスがなかなか面白かった
井上さんのデビュー作を読んでみました。
時代は日露戦争後の明治時代。
主人公の詐欺師が日本の陸軍のお偉いさんから
武器を騙し取ろうとする話。
途中まではあまり盛り上がってこないなぁ。。と思っていたのですが、
後半、裏の裏の裏をかく展開部分はイッキ読み!
(ただしラストの展開は好みが分かれるかも…。)
この時代の歴史に自分はあまり詳しくないので、
どこまでがノンフィクションで、
どこからがフィクションなのか、全くわかりませんでした。
それだけ話が完成されている物語でした。
実はこの話、織田裕二主演で映画化されているそうな。
映画で見ても、明治時代の風情が楽しめて、
かなり面白い造りになったのでは?と推測しています。
DVDでも見てみたい。。
続編があるので、こちらもその内読んでみようと思います。
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