小説 - 屋上作品一覧

  • 新国劇の「屋上庭園」を観て
    無料あり
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  • 屋上庭園
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  • 屋上の狂人
    無料あり
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  • わたしの美しい庭【無料配信版】
    無料あり
    4.1
    1巻0円 (税込)
    マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」。そこを訪れる<生きづらさ>を抱えた人たちと、「わたし」の物語――。
  • 九十九神曼荼羅シリーズ こちら公園管理係2 空へ
    -
    休暇で寂れたN町へ来た僕は、初対面の老婆から廃墟になったデパートの屋上で、病気の孫のために風船を飛ばして欲しいと頼まれる。それが不思議の扉の入り口だった。 モノが魂を持って動き出す!怒り狂う怪物、奇跡を起こす妖精。時を超え、姿を変えて現れる不思議のかずかず。 オリジナルのファンタジー&ホラー作品を配信する電子絵ものがたり「九十九神曼荼羅(つくもがみまんだら)シリーズ」。
  • 短篇小説集・魚神社
    -
    1巻220円 (税込)
    報いとエロティックモダンホラーシリーズ。 少女を消す男に魚神社の報いが…。拉致監禁犯人が突然死。自殺体験をする治療法。屋上の赤い人魚と目が合ったら…。 一・【魚神社】 二・【恋人は死体】 三・【自殺療法】 四・【屋上の赤い人魚】
  • 雪乃を殺そうとしたのは─もしかして島田さん?
    -
    昨日、雪乃が屋上へと続く階段から誤って転落し病院に運ばれた。まだ目を覚まさないらしい。教室では島田さんの虐めが原因だと皆が噂する。証拠は無い。しかし島田さんが何かを隠してることに皆、薄々は気づいている。 「誤魔化してるんですか~。私は種島さんが心配だから聞きたいだけなのに……」誰かが教師にそう言った。 狡賢く、純粋(ピュア)な十代の男女が集まる教室に居る限り「私たち」「俺たち」は何にでも化けられた。 種島雪乃は何故そんな場所に居たのだろう?
  • 新宿怪談
    値引きあり
    5.0
    猥雑な繁華街、閑静な高級住宅地、激動流転の歴史などが混在するカオスな街・新宿。徹底的な資料収集と現地取材で街の怪談を炙り出す吉田悠軌が満を持して「新宿」の怪談をまとめ上げる!歌舞伎町に出没する奇妙な男をこっそり撮ってみたのだが…「新宿ゾンビ」、新宿東部・牛込エリアにある公園に纏わる、とある事件の顛末「老婆殺しの公園」、四谷にある幽霊屋敷奇譚「お岩の町」、歌舞伎町のビルオーナーが語るオレンジ色の男の怪異「屋上プレハブ小屋」、新宿地下にまつわる都市伝説の検証「新宿地下伝説」など。大都市・新宿に巣喰う底知れぬ恐怖を知る、究極の暗黒ガイドブック!貴重な現場取材写真・図版・地図も多数掲載!
  • おすすめの恋人・他短編集
    -
    1巻385円 (税込)
    ◆おすすめの恋人 健二の口調は“僕が君を守る”だった。 ある日、海辺で礼子は暴漢達に襲われる。 健二は口癖通りに暴漢達から礼子を守り死ぬ事に……。 ある日、礼子は健二に似た男性を見かける。 ◆幽霊の引っ越し 亜莉沙が引っ越してきた場所では異変がする。 どうやら、若い美青年の男の幽霊二人組がその家には住んでいたみたいだった。 幽霊二人組は気さくで、まるで漫才師みたいな感じで亜莉沙に接してくる。 亜莉沙は幽霊である東次郎と茂一の二人と仲良くなった。 ある日、茂一が引っ越し先を見つけて出ていく事になり、二人きりになった亜莉沙と東次郎は…………。 ◆姿無き編集者 作家志望の里子には、ようやくチャンスが舞い込んでくる。 里子は編集者と会う事になるが、その編集者は事故により亡くなってしまう。 ある夜から里子の元に亡くなった編集者の霊が現れて……。 ◆饅頭屋の女房 吾郎は時計屋をしていた。 ある日、屋上に行くと時計屋の横の饅頭屋の女房が自殺しようとするのを吾郎が止める。 その日から、吾郎はその女と関係を持つが……。 ◆マシム マシムはシンガポールで正人に拾われた犬だった。 ある日、正人の恋人である麻美が現地にやってくる。 正人はマシムに興味を無くし、代わりに麻美がマシムを世話する事になる。 マシムは麻美の事が好きで、ある日、マシムの前に神様が現れる。 マシムはある願い事をする事にした。 ◆ さら・シリウス:あらすじ ◆ 朧塚:文章
  • TARI TARI~芽吹いたり 照らしたり やっぱり時々歌ったり~第一話 黙ったり あとをつけたり
    4.8
    1~6巻385円 (税込)
    加々宮雪音は、保健室を教室代わりに毎日を過ごしている縁が谷高校の二年生。夏のある日、ひとりぼっちで学校の屋上にいた雪音は、ある人物に遭遇する……。
  • エジプト女王の棺
    5.0
    京都美術館で開催中のエジプト展から、遺宝を盗もうとした男が謎の薬物中毒死。二年後、修学旅行中の女子中学生が旅館の屋上から墜死。彼女は「エジプト、ミイラ」と言い遺した……。第二、第三の謎の変死事件。背後に中学生売春問題!? エジプトと京都を舞台に、華麗に展開する国際的スケールの本格推理!
  • 結婚しません
    -
    1巻440円 (税込)
    由利子は31歳、黄色い雨傘のよく似合う美しい独身女性である。年頃になってからは、縁談も多かった、恋人もいた。なぜ結婚しないのだろうと誰でも思う。が、彼女にはある決意と理由があった……(第6話「黄色い雨傘」)。聡明で魅力的でありながら、結婚しない人生をさりげなく選んだ女性たち。その内面のドラマと生き方を明るく描いて、若い女性の共感を誘うユニークな12の物語。「赤い大橋」「朝の寝台」「菜の花峠」「紫におう」「葉桜の周囲」「屋上の煙草」「炎の重量」など。
  • アイウエオ殺人事件
    -
    東京・青山にある東洋商事の別館では、様々なオカルト現象に社員たちが頭を抱えていた。一方、経理課では苗字の最初の音がアからエまでの四人のOLがいたが、その阿妻と入間の二人が屋上から墜落死した。続いて宇田が殺され、あいうえお連続殺人の様相が……。仕組まれた罠か? ビルにまつわる超常現象か? 推理ホラー傑作。(『「阿い宇え於」殺人事件』改題)
  • 父が消えた
    -
    表題作は、父の遺骨を納めるべく売り出された墓地を見に行く青年の奇妙な一日をポップ・アート風に描いて注目を浴びた第84回芥川賞受賞作。他にカメラ狂のフェティシズムを考察する「星に触わる」、晴れた日に雨樋を買うことこそラディカルだと思う男を描く「自宅の蠢き」、銭湯の出前をとるという奇想天外な世界を描く「お湯の音」、友人から屋上をもらった男の日常生活を垣間見る「猫が近づく」。赤瀬川原平の別名を持つ著者の、初期の秀作五篇を収録した純文学短篇集。
  • 青空チェリー
    3.7
    ベッドの上でからみあうふたりの脚。きれいに塗られたパールピンクの爪。その足指が、ときおりぎゅうとねじ曲がる。開く。曲がる。開く。……。予備校の隣にラブホが建った。以来、あたしは屋上から、のぞきみちゃんな日々。ゆるしてちょうだい、だってあたし十八歳。発情期なんでございます。ある日、誰も来ないはずの屋上に男の子がやってきた――!! それ以来、あたしは彼と、“一緒に”のぞいて、“お互いに”オナニーすることに……。栄えある第1回R-18文学賞・読者賞受賞の表題作を収録した、女の子のための3つのストーリー。

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  • 星の塔
    4.0
    螺旋(らせん)が屋上まで続き、今度はその道と入れ子のような下りの螺旋に変わる。珍しい造りだが世の中に皆無というものでもない。実際に会津若松の飯盛山にはおなじ構造の『さざえ堂』と呼ばれる塔が現存している。──(本文より) 山奥の村の古い時計塔、そこに住む古風な令嬢に隠された秘密をめぐる表題作ほか、「寝るなの座敷」「花嫁」「子をとろ子とろ」「蛍の女」「猫屋敷」「首継ぎ御寮」と、現代に甦る東北地方の怖くて甘美で不思議な七つの話。
  • eの悲劇 IT革命の光と影
    -
    証券会社を辞め、警備会社に再就職した「私」篠山孝男は、自衛官上がりの藤木達也と東都銀行本店ビルの警備中、屋上から飛び降り自殺をしようとしていた三田村光治を助ける――「eの悲劇」。警備を務める中で知り合った、自殺願望者、司会者、元会社員……。「私」篠山孝男が直面する数々の事件を描く、四編の連続短編集。
  • 百首町秘戯殺人事件
    -
    1巻495円 (税込)
    百首町(ひゃっくびちょう)。その昔、南総里見氏が北条の軍勢に討ち滅ぼされ家臣百人の首が刎ねられたという房総の山中にある寂れた町である。この地で今から三十五年前に一つの火事があった。旧家の別荘が焼け、兄と妹が焼死。現在は忘れ去られたこの小事件が、テレビ局を舞台にした災厄の発端となる……。タレント教授の室岡日出夫が大学の校舎屋上から転落、死亡。遺書はなく自殺の動機もない。捜査の過程で、彼が芸能レポーターから強請られていたことがわかる。美人ニュースキャスター・北見優子との不倫スキャンダルだ。ところが、直後に芸能レポーターは行方不明となり、事件は意外な展開を見せる……。長編本格ミステリ。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
  • 恐怖の日常
    -
    1巻495円 (税込)
    ひどくむしゃくしゃする。不愉快な感情が体の中を駆けめぐる。全身に毒素が回り、内臓が焼けただれていくようだ。吐き気がする。もうがまんできない。ぼくはどうなっていくのだろう。これもみんな黒い雲のせいだ……。さりげない日常や家族の団欒の裏側に潜む、真の恐怖を描いた表題作など、不安な現代を生きる病める精神たちの相貌が、ホラー小説の姿をとって描かれる。モダンホラー短篇集の名作。 *山の家 *窓 *白い少女 *大きくなあれ *反乱 *葬られた薬 *子宮の館 *屋上の老人たち *恐怖の日常 ●村田基(むらた・もとい) 1950年、京都市生まれ。名古屋大学文学部中退。出版社勤務ののち、1986年に「SFマガジン」に短編「山の家」を発表して作家デビュー。主にホラー、SFを執筆。
  • ブリーフ、シャツ、福神漬
    -
    1巻495円 (税込)
    偶然はじまった物々交換はどんどんエスカレートしていって…  最初は雑誌だった。地下鉄駅の改札脇の手摺のうえに、週刊の漫画雑誌が置き去りにされているのを見つけて拾い、そのかわりに、勤め帰りの車内で読んできた夕刊紙をその場所に置いたのだ。  それからである。この地下鉄駅での物々交換が奇妙な形に発展しはじめたのは。ランニング・シャツなどの下着、スプーンやカップなどの食器、インスタントのラーメンやカレーなどの食品、さまざまなものが毎日置かれるようになっていった。(「ブリーフ、シャツ、福神漬」より)  短篇の名手が趣向を凝らして描く、世にも不思議な世界。傑作短篇集。 ・ブリーフ、シャツ、福神漬 ・とてもたくさんの数 ・ずどん! ・肌が合う ・不幸の伝説 ・ぼくのパロディ ・隣の電話 ・地図の地図 ・このあいだの話 ・満員電車 ・お尻をめぐる冒険 ・新聞が読めない ・空き地のイセエビ ・例の席 ・屋上のUFO ・名前を忘れた ・コーヒーと散歩 ●中井紀夫(なかい・のりお) 1952年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。ハヤカワSFコンテストを経てデビューし、短篇「山の上の交響楽」で星雲賞を受賞。主な著書に、『能なしワニ』シリーズ、『タルカス伝』シリーズ(ともに早川書房)、『漂着神都市』、『海霊伝』(ともに徳間書店)など著書多数。
  • puzzle(パズル)
    3.5
    学校の体育館で発見された餓死死体。高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体。映画館の座席に腰掛けていた感電死体――コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。しかも、死亡時刻も限りなく近い。偶然による事故なのか、殺人か?この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー。
  • 地球平面委員会
    3.7
    大学に入学した僕が賑わう校内で見たのは、「新委員募集中。あなたも信じてみませんか―。地球が平面であることを」と書かれたビラを校舎の屋上から撒く女の子。その子に惹かれる僕の周囲で事件が起き始める。放火、盗難そして殺人事件……。一体僕は何に巻き込まれたんだ? 天才作家が妖しい世界を紡ぎ出す推理サスペンス、書き下ろし。
  • 自殺プロデュース
    3.4
    深夜のビルの屋上に、管弦楽の演奏が響き、男がそこから飛び降りた。内臓の飛び出た死体に、演奏していた女たちが群がる……。白川琴音が所属する大学の極秘サークルは、自殺する者を何人も、音楽で見送ってきた。がある日、自殺志願者が「やっぱり死ぬのをやめる」と言った途端、美人指揮者の真理乃が豹変。演奏を聴いた者は死なねばならない!?
  • 屋上ミサイル(上)
    3.8
    1~2巻523円 (税込)
    「読みはじめてすぐ、今回の大賞はこれだ!と確信した」と選考委員に言わしめた、第7回『このミス』大賞受賞作がいよいよ文庫化です! 美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこでリーゼント頭の不良・国重嘉人、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望をもつ平原啓太と知り合う。国重の強引な提案で、「屋上部」を結成した4人は、偽の神様を騙る通り魔、ストーカー、絵画詐欺、殺し屋との遭遇など、屋上の平和を脅かす事件に次々と巻き込まれていく。最良のライトノベル的楽しさに満ちた、青春ミステリー。
  • 屋上で縁結び
    3.0
    1~3巻528~605円 (税込)
    勤め先が倒産し、再就職活動中の苑子。生来の地味さゆえか連敗中のある日、面接会場の窓から遠くのビルの屋上に建つ神社を見つけ、神頼みをする。数日後、採用が決まったのは、なんとその神社があるビルの受付だった。初出勤日の昼休み、何気なく屋上に上がった苑子はモッズコート姿で掃除をする神主の幹人と知り合い、弁当を分け合うことになり…。すこし不思議で心温まるお仕事ミステリー。
  • うしろ ふきげんな死神。
    4.0
    ある日、校舎の屋上で七名子が出会ったのは、ふつうの人間には見えないはずの「死神」だった。宇城霊一郎と名乗るその死神は、不思議な道具と能力で、死にゆく魂を見きわめて捕獲するというのだが……。
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)
    3.6
    火葬したはずの妻が家にいた。「体がなくなったって、私はあなたの奥さんだから」。生前と同じように振る舞う彼女との、本当の別れが来る前に、俺は果たせなかった新婚旅行に向かった(「ゆびのいと」)。屋上から落ちたのに、なぜ私は消えなかったのだろう。早く消えたい。女子トイレに潜む、あの子みたいになる前に(「かいぶつの名前」)。生も死も、夢も現(うつつ)も飛び越えて、こころを救う物語。(解説・名久井直子)
  • 第二音楽室
    3.9
    学校×音楽シリーズ第一弾。 音楽が少女を、優しく強くあたたかく包んでいく。 校舎の屋上にある音楽室に集まる鼓笛隊の落ちこぼれ組を描いた表題作など、少女が語り手となる四つの物語。 嫉妬や憧れ、恋以前の淡い感情、思春期のままならぬ想いが柔らかな旋律と重なり、あたたかく広がってゆく。 学校と音楽をモチーフに少年少女の揺れ動く心を瑞々しく描いたSchool and Musicシリーズ第一弾。 解説・湯本香樹実
  • 十津川警部 金沢・絢爛(けんらん)たる殺人
    4.0
    都内のビル屋上で、加賀宝生流の能衣装をまとった男の死体が発見された。被害者は死ぬ前に能を舞ったらしい。近くのホテルに滞在する某国の大統領に見せるためだったと推測された。学生時代に金沢に滞在していた大統領が昔愛した女性が、2年前に失踪していたことが判明。現地で捜査を続ける十津川を待ち受けていたのは、古都に秘められた大きな陰謀だった。
  • 一瞬の永遠を、きみと
    3.5
    絶望の中、高1の夏海は、夏休みの学校の屋上でひとり命を絶とうとしていた。そこへ不意に現れた見知らぬ少年・朗。「今ここで死んだつもりで、少しの間だけおまえの命、おれにくれない?」――彼が一体何者かもわからぬまま、ふたりは遠い海をめざし、自転車を走らせる。朗と過ごす一瞬一瞬に、夏海は希望を見つけ始め、次第に互いが“生きる意味”となるが…。ふたりを襲う切ない運命に、心震わせ涙が溢れ出す!
  • 青空とキミと。
    -
    高1のあおは中学の時に、恋人の湊を事故で失った。事故の原因は自分にあると、あおは自分を責め続けていて、ずっと湊だけを好きでいようと思っていた。しかし、屋上で湊を想い、空を見上げている時に、先輩の遥斗と出会う。あおは遥斗の優しさに触れ、惹かれていくけど、湊のことを乗り越えることができなくて……? 胸がしめつけられるほど切ないラブストーリー!!
  • 15歳、終わらない3分間
    4.5
    自らの命を絶とうと、学校の屋上から飛び降りた高校1年の弥八子。けれど――気がつくとなぜか、クラスメイト4人と共に教室にいた。やがて、そこはドアや窓が開かない密室であることに気づく。時計は不気味に3分間を繰り返し、先に進まない。いったいなぜ? そして、この5人が召喚された意味とは?…すべての謎を解く鍵は、 弥八子の遠い記憶の中の“ある人物”との約束だった…。 予想外のラストに感涙必至。共感度120%の新感覚青春小説!
  • 京都新婚旅行殺人事件
    5.0
    南田物産に勤める田中美知子は憧れの上司・朱雀修一郎と結婚式を挙げ、新婚旅行先の京都へ。同日に結婚式を挙げた、南田物産社長の先妻の娘・千津も京都へ。だが、幸福の絶頂の夜は、悲劇の朝に変わった! 千津がホテルの屋上から飛び降り、死亡したのだ。夫の過去に疑いを持つ美知子はやがて、連続殺人の渦に巻き込まれて行く。愛する夫が“犯人”だなんて……?
  • 微熱少年貧血少女
    -
    1巻550円 (税込)
    林檎は、両親の不仲に悩み人生を息苦しく思う高校1年生。ある日、屋上で大学部のカッコイイ、ユノ先輩と出会い恋に落ちる。クラスメイトの涼太と林檎の間には特別なつながりがあった。林檎の母の不倫相手は、涼太の父親。最初のキッカケは興味本位だったが、次第に涼太は林檎に惹かれる。 林檎がユノ先輩と付き合うことになり、涼太は林檎のことを好きな事を自覚する。 夏休み、ユノ先輩がNY留学に行ってから連絡が無く、落ち込んでる林檎を心配して、涼太は林檎を沖縄旅行へと誘う。
  • 放課後はミステリーとともに
    3.4
    霧ケ峰涼はエアコンみたいな名前だが、カープファンにして鯉ケ窪学園高校探偵部の立派な副部長である。探偵部とはもちろん、探偵小説愛好のみならず、実地に探偵活動を行うのを旨としているのは言うまでもない。鯉ケ窪学園とその周辺にはなぜか事件が多い。校舎から消えた泥棒、クラスメイトと毒入り珈琲一族との関わり、校外学習のUFO騒動、密室状態の屋上から転落した女子……など。 それらの愉快で不可解な事件の謎を解くはずの涼だが、ギャグが冴えるものの、推理は発展途上で五里霧中。顧問教師・石崎浩見や同級生の高林奈緒子の力を借りて推理を開始する。果たして、あざやかに解決へと導くのは探偵部副部長なのか、それとも意外なあの人か? ユーモア学園推理の結末は?
  • 復讐の時間割
    -
    向こうのビルの屋上から人間が落ちていく! 高級ホテルの回転式レストランで食事をしていた四人の男女は、その光景に息を呑んだ。だが、急行したにもかかわらず、警察が発見できたのはわずかな血痕のみ。死体は忽然と消えていた!──被害者と目される人物の禍々しい過去とは? 日本三景での不思議な殺人を描いた「夕顔の女」も併録。むっつり刑事の快推理!
  • 菜の花幻想殺人事件 長編旅情ミステリー
    -
    旧華族の令嬢・鳥飼春菜が、インターネット・オークションに“商品”として競売されているのを知った婚約者・平館圭太は、誰がそんな悪質な悪戯をしたのかを探し始める。だが、その翌日、平館はビルの屋上から転落して死亡。その周りには菜の花がまかれていた。さらに平館の通夜に、今度は春菜の父親が殺され、顔には墨汁がたっぷりと塗られていた。過去と現在とが複雑に絡み合った連続殺人事件に、宮之原警部が名推理で切り込む。

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  • いじめへの反旗
    3.0
    アメリカで生まれ育ったユーこと小野田雄一郎。父親の仕事の都合で帰国、地域で有名な進学校の中学二年に転入した。二重国籍者として日米の教育の違いに戸惑う日々がつづく。ある日、仲良くなった級友が校舎の屋上から転落死した。学校側は自殺を隠蔽しようとするばかり。いじめによる自殺に違いないと見抜き、ただ独り正義の闘いを開始する。社会派サスペンスの旗手がいじめ問題に挑んだ迫真作。
  • 卒業するわたしたち
    3.5
    この涙は、どんな涙ともきっと違う。  吹奏楽部の1年後輩の男子に密かに思いを寄せる先輩女子が、告白できずに卒業していく「流れる川」。離婚する妻が夫との最後の会話のなかで、下の名前ではなく「あなた」と呼ばれたことを印象に残す「春の雨」。二十八歳の娘が、仲の良い母の再婚を自分のなかでようやく祝福できる気持ちに至る「母の告白」。 女性アイドルグループのメンバーが脱退することを知った、ある女子ファンの心情を追った「にじむオレンジ」。仲良しの少し不良の女子高生から、上京してしまうために様々なプレゼントをもらうことになる女子小学生を描いた「屋上で会う」。 ――単なる卒業式、恋愛絡みに留まらない、様々な年齢、様々なシチュエーションのそれぞれの卒業模様を精緻に描きとった、どこからでも読むことのできる1話完結の短編集。 文庫巻末対談(対談者・朝井リョウさん)を掲載。
  • 放課後ひとり同盟
    3.3
    「なにか護身術習えば?」痴漢に遭った女子高生の林は、友人にそう提案されるがまま、パルコの屋上にいる「蹴り男」に会いに行く。その男は、降ってくる不幸を阻止するために、空に向かって蹴りを続けていると言うが……(「空に飛び蹴り」)。離婚寸前の両親、体と心の性別の不一致、永遠に叶わぬ恋。一人きりで悩んで今にも心が爆発しそうな時、この本はきっとあなたの味方になる! 青春連作短編集。
  • 十津川警部 金沢・絢爛たる殺人
    4.0
    都内のビル屋上で、加賀宝生流の能衣装に女面をつけた男の死体が見つかった。被害者の死ぬ前の舞いを見たと思われる南米の大統領も、金沢に関係しているらしい。事件の手がかりを求めて十津川警部は現地へ向かうが、謎は深まるばかり……。歴史ある古都で巻き起こる絢爛たる事件に、十津川はどう挑むのか。
  • 探偵事務所 巨大密室
    -
    元警視庁の刑事・室生が営む探偵事務所に、美人OLの雪子が調査の依頼に来る。彼女は、半年前にビルの屋上から投身自殺をした女友達の死に疑問を抱いていた。その友達はなぜか、6年前のパーティとまったく同じ服装をしていたという。調査を開始した矢先、雪子もまたそのパーティと同じ着衣でビルの屋上から身を投げる。現場は完全な密室だったため、警察は自殺と断定するが、室生はそこに殺人の匂いをかぐが…!? 巧妙に仕組まれた連続殺人事件の謎に挑む貧乏探偵を描く、長篇本格ミステリー!!
  • 獣の夢
    4.3
    1995年、富山県宇尾島市立氷上小学校屋上で6年生の児童23人が起こした「児童死体損壊事件」。メディアによってこの子供たちは「獣」と名づけられ、大論争を巻き起こした。そして、9年後……。
  • アジアンタムブルー
    3.8
    葉子を癌で失ってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見上げていた――。万引きを犯し、衆人の前で手酷く痛めつけられた中学の時の心の傷、高校の先輩女性との官能的な体験、不倫による心中で夫を亡くした女性との不思議な縁、客の心を癒すSMの女王……。主人公・山崎が巡りあった心優しき人々と、南仏ニースでの葉子との最後の日々。青春文学の名作『パイロットフィッシュ』につづく、慟哭の恋愛小説。
  • ちぎれた夜の奥底で(新潮文庫)
    4.0
    1巻605円 (税込)
    業績悪化に苦しむ損保代理店課長の田口(42)は、法人契約をまとめた部下の千咲(32)と寝てしまう。彼女には社内結婚した年下の夫がいた。危ういダブル不倫は爛れてゆく。深夜のオフィスや屋上での交接、ウリセンボーイとの乱交。その度に千咲の知的な美貌は羞恥に歪んだ。刹那の快楽こそが救いだった。だが快感に溺れ切った田口の心は、やがてちぎれていく……。官能ノワール長編。
  • 工場(新潮文庫)
    3.8
    大河が南北を隔てる巨大工場は、ひとつの街に匹敵する規模をもち、環境に順応した固有動物さえ生息する。ここで牛山佳子は書類廃棄に励み、佳子の兄は雑多な書類に赤字を施し、古笛青年は屋上緑化に相応しいコケを探す。しかし、精励するほどに謎はきざす。この仕事はなぜ必要なのか……。緻密に描き出される職場に、夢想のような日常が浮かぶ表題作ほか2作。新潮新人賞、織田作之助賞受賞。(解説・金井美恵子)
  • 君が死ぬ未来がくるなら、何度でも
    4.5
    幼なじみの高遠原櫂から急に呼び出された時計紡は、おメダイを渡される。「今朝、おまえに渡さなきゃいけないんだ」それが唯一の違和感、いつも通りみたいな朝。櫂の妹、暖と戯れ笑いながら登校したのに、暖は死んだ――。屋上から落ちたのだ。受け入れ難い思いで願った紡は……!? 運命の朝は繰り返される。死ぬ未来を死なない未来に変えたいなら。奇跡の恋物語!
  • 天国からの銃弾
    3.6
    1巻605円 (税込)
    もと消防署だった建物を購入した男は、施設の一部として残った「見張り塔」から、毎日写真を撮りつづけた。聳え立つ富士を背景に、ソープランドの屋上に立つ“自由の女神像”。ある日、その女神の目が異様に赤く光る瞬間があることに気づいたとき、男の平穏な日常を襲う衝撃的な事件が……。(表題作) 奇抜な着想で鬼才が放つ、トリック&サスペンスの傑作!
  • シャドウ
    3.9
    1巻605円 (税込)
    人は、死んだらどうなるの?――いなくなるのよ――いなくなって、どうなるの?――いなくなって、それだけなの――。その会話から三年後、凰介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが……。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは? いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。第七回本格ミステリ大賞受賞作。

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  • 三人屋
    3.6
    朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――朝・昼・晩で業態がガラリと変わるその店は、通称「三人屋」。やって来るのは、三女にひと目惚れしたサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店主、女泣かせのスーパー店長など、ひと癖ある常連客たち。三姉妹が作るごはんを口にすれば、胃袋だけじゃなく、心もたっぷり満腹に!? 心とお腹にじんわりしみる、美味しい[人情×ごはん]エンタメ!「高いビルの屋上から、道行く人をじっと眺めているような小説である。大所高所から見下ろしているという意味ではない。ちっぽけな人間たちが、時に迷ったり立ち止まったりしながらも、それぞれの目的地を目指して懸命に歩いている姿を目にした時の、あの切ないような尊いような心持ちを思い出させてくれるのだ。」――北大路公子氏「解説」より
  • 小指物語
    4.0
    累計45万部突破!『最後の医者』シリーズの著者が贈る<既刊発掘シリーズ>第③弾、新装版で登場!  残酷な哲学――自殺は本当にいけないことなのか? 優しさと切なさと生きる事について考えさせられる『最後の医者』シリーズの二宮敦人が書く命の物語。 素敵な自殺方法を考えないかい?――屋上から飛び降りる寸前、僕は小指の曲がった謎の男と出会った。ネットで評判の「自殺屋」らしい。彼に導かれ、自殺志願者たちの最期を見届けることに。だが、自ら命を断つ彼らは誰よりも幸せそうだ。一体、なぜ? 生きるための死とは? 男の正体は? やがて、辿り着く驚愕の結末――あなたの生きる希望が湧き上がる鮮烈サスペンス!「自分にしかできないこと。そのために命を使おう」【新装版】 著者について ●二宮敦人(ニノミヤ アツト) 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』『世にも美しき数学者たちの日常』等がある。
  • HEAVEN’S KISS
    -
    高校2年の昴は学校1のモテ男だが、女の子に本気になれない。でもある日、学校の屋上でミステリアス美少女・美緒にキスをされ、恋に落ちてしまう…。一途に求め合っているのに、心はすれ違っていく。体を重ねても淋しさが埋まらない2人の恋は…。
  • 切り裂き魔 警視庁捜査一課南平班
    -
    マンションの屋上から突き落とされた女子中学生。その死体は無惨にも切り裂かれていた。続けて彼女の父親の会社に勤めるOLが同じ傷を残して殺される。残酷な連続猟奇殺人事件を、精鋭八名の捜査一課南部平蔵班が追う。犯人への意外な手がかりとは何か? ベテラン捜査官たちの刑事魂を描く長編警察推理。
  • 萩・津和野・山口殺人ライン 高杉晋作の幻想
    -
    ビル・オーナー中西博を脅して屋上から転落死させた高木晋作が出所した。動機の一切を黙秘した高木は、所持する手帳に中西を筆頭に6人の名前を記していた。やがて、出所後を警戒する十津川ら捜査陣をあざわらうかのごとく、山口県・萩の菊ヶ浜、沖縄県・西表島近海で、相次いで殺人が! 被害者はいずれも手帳に名のある人物だった。十津川は必死に高木の行方を追うが……。
  • 放課後の名探偵
    3.5
    高校生活も残りあとわずかとなった秋、姉への依存症を克服した中葉悠介は、蜜柑花子と初めて出会った屋上でのひとときを楽しんでいる。そんな学校生活のなかにもトラブルは潜んでいた――。体育の授業前の更衣室で中葉が落とした物から、知らぬ間に想定外のトラブルへと繋がっていく「ルサンチマンの行方」。ミステリ研究会部員が思い描く理想のダイイング・メッセージの定義「オレのダイイング・メッセージ」など、犯人(?)側視点から描いた全4編。蜜柑花子の鋭利な推理と、高校生らしいあわただしくも爽やかな日々を描く。
  • 鍵師ギドウ
    3.0
    事件の謎、人の心――鍵師が錠前とともに開けるのは? 仕事も住む場所もないニート青年の孔太は、人生を悲観してマンションの屋上から飛び降り自殺を図った。通りかかった心晴に助けられ、東京の下町、谷中銀座商店街のはずれにある鍵屋、野々村十六堂に住み込みで働くことになる。小晴は介護士として働くかたわら、十六堂の手伝いもしていたのだ。十六堂の主は、鍵師・野々村多聞。孔太はそれまでピッキングで窃盗を繰り返すコソ泥のようなことをしていたが、心晴の指導を受け、多聞の仕事を見ることで、鍵師としての力を身につけていく。「最強の錠前」といわれる「ガヴィニエスの錠前」を開錠し、警察も秘密裡で追う窃盗犯“鍵師ギドウ”の存在を知った孔太は、師匠・多聞たちとその跡を追うが――。ラストで明かされる「秘密」の鍵をあなたは見つけられるか!? 社会派ミステリーを得意とする著者の新境地!
  • 屋上物語
    3.5
    さまざまな人たちが集まるそのデパートの屋上では、いつも不思議な事件が起こる。飛降り自殺、殺人、失踪……。だが、ここに、何があっても動じない傑物がいた。人呼んでさくら婆(ババ)ァ、讃岐うどん店の女主人である。今日もPHSの忘れ物が一つ。奇妙なことにそれが毎日、同時刻に呼出音だけ鳴るのだ。さくら婆ァの手が空いた時間帯に、まるで何かをつたえたいかのように……。早世したミステリー界の異才が残した珠玉の連作「屋上」推理、熱いリクエストに応えて待望の電子化!
  • ネバー×エンド×ロール ~巡る未来の記憶~
    3.6
    この街は壁に囲まれている。 札幌を襲った天災から十六年、復興という名の再開発事業のせいで、街は高い壁の中にすっぽり収まっていた。 風変わりなその街で育った十五歳の少年・駆は外の世界への憧れを抑えきれずにいた。怖いもの知らずの彼は、街一番の秀才・勇夢と幼なじみの夏月を巻き込み、無謀すぎる脱出作戦を立てるのだが……。 そんな夏の日、放課後の屋上に“過去へ駆ける少女”が落っこちてきて―― !? 悩める彼らの運命が動き始める! 一人の少女が巡る三つの暦。 高い壁に秘められた小さな星のナゾを紐解く、青春ロスタイムストーリー。
  • 世界は嘘であふれてる
    -
    生きることに疲れた高校生のアキは、ビルの屋上に立っていた。クラスでのイジメ、家族との不和…。そんな人生を終わらせようとしたその瞬間……、とつぜん現れた謎の少年・チトセに邪魔されてしまう。すべてを見透かすような瞳を持つチトセは、会ったばかりのアキに意外な言葉をかける。「とりあえず、生きてみれば?」――この出会いが孤独だったアキの人生を変えていく。 “第7回魔法のiらんど大賞”で注目された最終ノミネート作が、ついに文庫に!
  • 決戦は日曜日
    3.0
    谷村は、地方都市に強い地盤を持つ大物議員の私設秘書。暮らしは安泰だったが、議員が病に倒れて一変する。後継に指名されたのが議員の一人娘、自由奔放で世間知らずの有美なのだ。会見で差別発言をしたり、屋上で自殺をほのめかしたりする有美に振り回されて疲弊する谷村。それでも地盤は盤石、当選確実だが――。全く新たなポリティカルコメディ。
  • 屋上のテロリスト
    3.8
    1巻660円 (税込)
    1945年8月15日、ポツダム宣言を受諾しなかった日本はその後、東西に分断された。そして七十数年後の今。「バイトする気ない?」学校の屋上で出会った不思議な少女・沙希の誘いに応え契約を結んだ彰人は、少女の仕組んだ壮大なテロ計画に巻き込まれていく! 鮮やかな展開、待ち受ける衝撃と感動のラスト。世界をひっくり返す、超傑作エンターテインメント!
  • 歪んだ栄光
    -
    T省の屋上から墜落する人影を「私」は窓ごしに見たのだ。前庭の花壇を鮮血にそめて惨死したのは「私」の上司・小田課長補佐だった。新聞は「自殺」の原因に汚職の翳があるという……。その3日後、こんどは若い雇員の本石幸一郎が走る列車から転落した。報せをうけて豊橋に急行した「私」を見て、本石は「殺しに来たな!」とわめく。その両眼は空虚に鈍く光っていた。《この2つの事故が、どう関連しているのか?》。「私」は戦慄すべき真実に直面した。それは官僚機構にひそむ抑圧された青春の狂気である。表題作他5篇を収録。
  • ホテルアジアの眠れない夜
    4.2
    きっと、あなたも旅にでたくなる。旅が忘れられない面白<旅>エッセイ――旅から、旅へ。バザールの喧騒、オンボロバス、路上の物売り、そして愉快な旅行者たち。ヨレヨレになって、たどり着いた安宿の屋上で空を見上げれば、満天の星たちが疲れを癒してくれる。辛くても熱くても、だから旅行はやめられない!
  • サージウスの死神
    3.5
    徹夜明けの仕事帰り、俺はビルの屋上から飛び降りてきた男となぜか目が合った。男はすぐに目の前のアスファルトの上でぐちゃぐちゃになった。警察の取り調べを受け、男の側頭部に3センチくらいの穴が開いていたと聞かされる。警察から解放された俺は、着替えを持ってきてくれた会社の同僚と地下カジノ「freeze」に繰り出すことにした。早速ルーレットへ。初日は負けたが俺はルーレットが気に入り、しばしばfreezeを訪れるようになる。300万円近く負けて俺は勝負に出た。そして預金のすべてを失った。会社にも行かず、俺は借金をしてルーレットに賭け続けた。ルーレット台にかじりつきホイールを凝視していると、突然影が落ちてきて数字の形になった。頭蓋骨から焔がこぼれ「26」という数字が見えた。一数字賭けに勝った。その後俺は家に戻らなくなった。カネは狩るものだと理解し、勝つことに徹底した。俺は賭けて、生きのびることができる。なぜなら、頭蓋骨のなかに「数」を飼っているからだ。あの男と目が合ってから……。
  • 邪淫記
    -
    ノンフィクションライター・小宮の住むマンション屋上で、凄惨窮まりない猟奇殺人が行われた。被害者の若い女は、首、乳房、性器を切断されていた。1ヵ月後に酷似した事件が発生し、同一犯と見られた。小宮は犯人の心理を再現しようとテレビ出演するが、犯人は小宮に挑戦し、小宮の恋人の身辺に魔手が迫った! 猟奇殺人犯がつづる、残虐な殺人日記に迫る。鬼気迫るレイプ殺人犯の予想外の素顔とは? 傑作クライム・ノベル。
  • 白衣の蜜宴 俊才脳外科医ハード大胆官能
    -
    1巻660円 (税込)
    脳外科の名医として名が知られるようになってきた加瀬谷修司は、手術をすればするほど性欲が膨らんでくる男だ。 妻がありながら、勤務している総合病院の美人看護師を愛人にし、執刀した患者の美人妻を誘ってしまう。 のめりこんだ名医は、院内の患者向け相談室で挑みかかり、屋上でも男の欲をぶちまける。 惑乱された名医は、それでも満足しない。 はたして名医の欲望の果てはどこにあるのか……。
  • 人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日
    3.8
    たった一羽生き残ったペンギン―― 君を助けたあの日、すべては始まった。 若き教師と出会い、ペンギンは学校の屋上で暮らすように―― ふたりが最高の“親友”になるまでを綴った感動ノンフィクション 〇サイエンス作家竹内薫氏絶賛。 〇日本経済新聞〈目利きが選ぶ3冊〉で5つ星★! 冒険好きの若き英国人教師トムは南米旅行中、近くの海岸に立ち寄った。 待ち受けていたのは重油にまみれ浜辺で息絶える無数のペンギン―― だがその中にただ一羽生き残っていたペンギンがいた。 助けられたペンギンは彼に懐いたのか海に帰ろうとせず、 やがて“フアン・サルバドール”と名づけられ、トムが働く学校の屋上で暮らすように。 教師とペンギン、ふたりが最高の親友になるまでを綴った実話。 【目次】 1.ペンギンを拾う 2.マゼランペンギン 3.バスタイム 4.フォークランド諸島は禁句 5.おかしな税関 6.小魚をあげるから 7.紆余曲折を経て 8.新しい友人たち 9.掘り出し物 10.屋上談話 11.動物園を偵察に 12.マスコット 13.マリアの家へ 14.ペンギンを探して 15.黄金郷を探して 16.「僕、泳げる?」 17.そして、いつまでも幸せに暮らしました― 18.あのころを振り返って
  • リロ・グラ・シスタ~the little glass sister~
    3.4
    私立吏塚(りづか)高校の屋上で葉群(はむら)という男子生徒の屍体(したい)が見つかる。その前日、「吏塚の名探偵」は、生徒たちが帰宅し出払った宵闇の更衣室で、同級生の観鞍(みくら)に遭遇していた。最も怪しむべきその人物は名探偵に依頼する。「葉群の死に関わっていないって証明してよ」……。独特の文体、極限まで凝った趣向。ミステリ界の破格のトリックスターによる衝撃のデビュー作!
  • 空へ向かう花
    3.7
    「東京バンドワゴン」の著者が描く感動長編。小学六年生のカホはある日、屋上から飛び降りようとする少年を見つける。彼は半年前に親友を「殺した」相手だった。苦しみながらも前を向く人々を描いた感動作。(講談社文庫)
  • 迷犬ルパンと殺人結婚
    -
    朝日正義刑事が下宿している川澄家の息子、中学3年の健。健たちが文化祭のために製作中のロボットが、何者かにバラバラに壊された。おまけにゴミ焼却炉から人間の右腕が発見され、さらにビルの屋上からは落下死体が! 学園は大さわぎ。事件は連続殺人の様相を……それ行け、迷犬ルパン! 意表をつくトリックとアリバイくずしの傑作ユーモア本格推理小説。
  • 毒蛇
    -
    史上最も風変わりな探偵…それが本書に登場のネロ・ウルフである。1日にビールを6リットルちかくも飲み、フランス料理の専門シェフを雇うくらいグルメで大食、おかげでぶくぶくに太って、大好きな蘭を1万株も栽培する屋上に行くのも専用エレベーターの世話になる。つまり自分では動けず、完璧な安楽椅子探偵。指示を仰いで動き回るのは有能な助手のアーチーだ。本書は47作にものぼるシリーズ処女作で、むろん最高の出来という折り紙つきの作品。そもそも本書巻頭で、見知らぬイタリア女の不意の来訪を受けたのは、49の銘柄のビールを一本ずつ賞味しているときであった!
  • 屋上の名探偵
    3.4
    汗が滲む真夏の昼休み、名探偵の誉れ高い少女は屋上にいた。授業中に学内で起こった、姉の水着の盗難事件に首を突っこんだおれ。残された上履きから割り出した唯一の容疑者には、完璧なアリバイがあった。行き詰まったおれは、友人から聞いた名探偵の評判を頼りに、彼女の知恵を借りることにした。東京からきた黒縁眼鏡におさげ髪の転校生、蜜柑花子という変わった名前のおとなしめの少女。普段は無口な蜜柑だが、鮮やかな推理で瞬く間に事件の犯人の名前を挙げる――。鮎川賞受賞作家が、さわやかな舞台設定で描いた連作ミステリ。
  • さようならまでの3分間
    4.0
    その日、女子高生の花村幸はマンションの屋上から転落して死亡した。気が付くと白い靄に覆われた世界に立っていた彼女は、Aと名乗る不思議な女性から『交通整理人』になるよう告げられる。それは、後悔があってあの世へ行けない人に、過去をやり直すための3分間を与えて未練を晴らす仕事という。幸は交通整理人のFと名前を変え、様々なやり直しの3分間を見届ける。やがてFは自身の死にかかわった親友・上条英梨と再会することになって――。
  • フォックスの死劇
    3.5
    「ハモノハラ」という謎の言葉を残し死んだ映画監督。その墓の塔婆が、近所のカラオケボックスの屋上に突き立てられた! 監督の妻から調査依頼を受けた探偵・紅門は、奇妙な連続殺人事件に巻き込まれていく。関係者がバラバラ死体で発見され、現場にはキツネの面、油揚げ、赤い鳥居などが残されていた…。日本映画界を“キツネ”色に彩る怪事件を紅門は解明できるか? 本格ミステリ史上に妖しく煌めく問題が、満を持して登場!
  • アリス殺し
    3.9
    栗栖川亜理はここ最近、不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日、ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後、亜理が大学に行くと、玉子という綽名の博士研究員が校舎の屋上から転落して死亡していた。グリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死した夢の後には、牡蠣を食べた教授が急死する。夢の世界の死と現実の死は繁がっているらしい。不思議の国で事件を調べる三月兎と帽子屋によって容疑者に名指しされたアリス。亜理は同じ夢を見ているとわかった同学年の井森とともに冤罪を晴らすため真犯人捜しに奔走するが……邪悪なメルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ。/解説=澤村伊智
  • 夜に駆ける YOASOBI小説集
    3.8
    「さよなら」というメッセージを受け取って駆けつけると、彼女はマンションの屋上、フェンスの外に立っていた。出会った瞬間に一目ぼれした僕は、死神が呼んでいると語る彼女を引きとめようとするが――。(「タナトスの誘惑」)「小説を音楽にするユニット」YOASOBIの楽曲『夜に駆ける』『あの夢をなぞって』『たぶん』『アンコール』『ハルジオン』の原作小説を収録!
  • 夜空は見上げる君に優しく
    3.0
    渋谷の夜を照らすアドバルーン。気球から下がる布には、夜の街を楽しむ人達のメッセージがつぎつぎと流れていく。そんなメッセージの中に、「夜が怖い人もいるんです」という悲壮な呟きを見つけた、気球の管理人、横森佑。夜のにぎわいを守るため、呟きの主と待ち合わせると、やってきたのは一人の少女。それが、言葉を発せず、今にも消えてしまいそうな女子高生、咲良との出会いだった。夜の屋上に居場所を見つけた青年と、夜に脅える少女が、二つの月の下で出会う、儚い恋愛物語。
  • 匿名
    3.8
    秘密は、あたしを自由にしてくれる。 超人気YouTuber・ぶんけいが匿名時代の若者を描く、渾身の初小説! 覆面アーティストとして活躍するFと、ファンアカウントでFの正体を追う友香―― 渋谷の屋上で命を絶とうとしていた越智友香を救ったのは、Fの歌声だった。 Fへの思いが生きる原動力となった友香だったが、彼女は覆面アーティストだった。 Fを追い続けた友香は、衝撃の事実を知ることになる。
  • 状況曲線(上)
    3.7
    1~2巻704円 (税込)
    建設会社専務の味岡は、高級官僚に顔が利く“先生”を中心にした談合組織に入り、工事の情報を得ていた。彼が仲間と“先生”に会っていた日、同じビルの屋上で他殺死体が見つかる。偶然、後に犯人と疑われるような行動を取ってしまった味岡は、芸者との逢引き先でも、“先生”の女性秘書の遺体にぶつかってしまう……。巧妙なワナに追いつめられていく味岡! 長編サスペンスの傑作。

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  • 屋上ミサイル 謎のメッセージ
    3.8
    第7回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作で、テレビでも話題になった『屋上ミサイル』、の続編が待望の文庫化! 高校の屋上を愛する「屋上部」――デザイン科の辻尾アカネにリーゼント頭の不良・国重嘉人、恋愛に一途な沢木淳之介、自殺願望を持つバンドマン・平原啓太――の間には不穏な空気が流れていた。ボヤ騒ぎや切り裂かれた油彩画、連続暴行事件など、校内で起きた一連の事件の犯人として、国重が疑われていたからだ。彼の無実を信じるアカネは、屋上部の面々と真犯人探しを開始することに。しかし、さらに4人目の被害者が出てしまい……。
  • 学校の屋上から君とあの歌を贈ろう
    -
    新生活を前に期待で胸を膨らませる春の季節。中学の頃は仲間と共にバンドに明け暮れていた恭一だが、ある出来事をきっかけに大好きだった音楽を捨て、人と関わることを辞め、鬱々とした日々を送っていた。そんな彼の前に、ギターを背負った少女・ちとせが現れた。 「あんたの暗い過去なんて、わたしがぶっ飛ばしてやる」  ちとせと出会い、彼女の真っ直ぐな想いに鬱ぎ込んでいた恭一の心は動き出し――。  軽音部復活と文化祭ライブのため集まった最高の仲間、青く突っ走る彼らの姿に胸打たれる爽快青春小説!
  • 朝日堂オーダーメイド製本工房
    3.3
     製本会社朝日堂の屋上にひっそりと建つ小さな工房。生真面目な野島志乃はそこで、本を一冊だけ作ってほしいという個人の依頼を受けている。 「志乃ちゃんは本が大好きですもんね」 「私が好きなのは『本を作る仕事』です」  見習いの田中哉太とともに志乃は、特殊製法も駆使し、依頼人の想いが込もった本を丁寧に手作りしていく。  メーテルリンクの『青い鳥』、宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』にまつわるエピソードが詰まった、本好きには堪らない、心にしみる物語。
  • 闇塗怪談 断テナイ恐怖
    -
    怪異は私の家の中まで入り込んでいる。 だからもう、深夜の執筆はできない… ~あとがきより にし茶屋街、山代温泉ほか、石川県の怖い話満載。 文庫書き下ろしだけの最恐譚! 断ち切れない血の因縁と地の呪縛、闇深き怪を集めた金沢発人気実話怪談シリーズ第6弾。 ・橋の上や屋上で何度も見かける娘の幻影、本物は家にいるのだが…「二人の娘」 ・ソロキャンプの焚き火に現れた山の異形。恐怖の中、男が持っていたウイスキーを差し出すと…「酒宴」 ・母親の死を切っ掛けに引っ越してきた転校生。だが下校中、母と思しき女性と手を繋ぐ姿が…「友達の母親」 ・忍び込んだ廃屋に放置されていた玩具。どこからともなく現れた子供たちが群がり無言で遊びだすが…「おもちゃ」 …他、幼少期から現在に至るまでの著者自身の恐怖体験、石川県の怖い話が満載!
  • 沈黙の裁き 告発弁護士シリーズ
    -
    マンションの屋上で遊んでいた幼女が、忽然と姿を消した。母親は誘拐されたと言い張るが、何の連絡もなく日は過ぎていった。事件後10日を経て、ようやく身代金要求の電話が鳴ったが……。歯はすっかり抜け落ち、渋紙色の皺深い顔に臆病そうな小さな眼が2つ――ご存知、法廷荒しの猪狩文助が、次に打つ手は……。幼女誘拐の容疑者を救えるのか?
  • 恐怖箱 夜泣怪談
    -
    「雨さんって呼んでいるの」 家族が死んだ日から物置部屋に現れた灰色の人。 その部屋から見える景色はいつも雨で……(「雨」収録) 摩訶不思議な現実。奇想天外な恐怖。 とにかく憑いてる専門学校生が綴る、前代未聞の実話怪談!! 実話怪談マニアでも類話を聞いたことがない、一風変わった話ばかりを集めてくる専門学校生・内藤駆の初単著。自殺しようと立ち入りを禁じられた高校の屋上に出た男子生徒。そこには太刀が祀られた謎のお社が…「神社」、寺の本堂に飾られた銀糸の登り竜の垂れ幕に残る傷。住職が語るその恐ろしき謂われとは…「キミ子姉ちゃん」、家の玄関で死んでいた蝶のサナギを埋葬した女子高生。その夜、乳首から不思議な液体が滲み出す…「アゲハ」、金に行き詰まって失踪した甥が突然家に現れた。だがその姿は四つん這いの獣のような風体で…「狩猟」他、奇想天外な25話! 著者について 内藤 駆(ないとう・かける) ホラー映画、ホラーゲーム、怖い話(実話、創作共に)、怖い絵と夜のランニングが好きな専門学校生。怪に憑かれているのか、摩訶不思議な現実に高確率で遭遇する。共著に『現代怪談 地獄めぐり』『恐怖箱 怪画』『恐怖箱 屍役所』がある。
  • 実話怪談 怖気草
    -
    死ぬ。消える。終わる。 3択しかない恐怖。シンプルに恐ろしい「超」ヘビー級怪談! 屋根裏に掛けられた襖の絵の掛け軸。集落に伝わるそれにはある役割が…「掛け軸」、屋上にある社に生贄を捧げているという噂のビル。オーナーは何を隠しているのか…?「蛇塚」、山で偶然見つけた石碑、その写真を撮った男はやがて…「Kヶ岳の写真」他、ヘビー級のガチ怖25話を収録。風にざわざわと鳴く草葉のように、厭な予感が聞こえてくる。姿は見えないが、それはもう皮膚の上を這っている。やがて手足に絡みついた怖気は、絶望的な重さとなって貴方を闇の底へと引きずり込む。どこまでも深く、深く。圧倒的な負の重力――この怪はとてつもなく重い。 著者について 神奈川県出身、O型。大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。実話怪談コンテスト超-1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にて単著デビュー。主な作品に〈憂怪〉四部作『恐怖箱 崩怪』『恐怖箱 坑怪』『恐怖箱 叫怪』『恐怖箱 醜怪』(竹書房文庫刊)、『恐怖箱 袋小路』(Kindle)、共著に「恐怖箱 百物語」シリーズ等がある。
  • なぎなた男子!!
    4.0
    「なぎなたをやってみませんか?」 自分に自信がない翔、翔の幼馴染みでグレ気味な孝二、女子に夢中なお調子者の泰誠、寡黙でストイックな拓弥。 屋上で青春を無駄遣いする元剣道部の4人組は、新任教師の草薙から男子なぎなた部の創設を持ちかけられる。 競技人口のほとんどが女子のなぎなた。初めは入部を渋る4人だが、打ち込む物が欲しい、好きな子に良く思われたい、強くなりたい。それぞれの理由を胸に入部を決める。 男子高生達の爽快部活物語。
  • 100万回生きたきみ【電子特典あとがき付き】
    3.6
    美桜は100万回生きている。様々な人生を繰り返し、今は日本の女子高生。終わらぬ命に心が枯れ、何もかもがどうでもよくなっていた。あの日、屋上から身を投げ、同級生の光太に救われた瞬間までは。「きみに生きててほしいんだ」そう笑う光太に美桜はなぜか強烈に惹かれ、2人は恋人に。だがそれは偶然ではない。遙かな時を超え、再び出逢えた運命だった──。100万の命で貫いた、一途な恋の物語。 【電子書籍版特典:著者あとがき】
  • 屋上屋台しのぶ亭 ~秘密という名のスパイスを添えて~
    -
    愛知県錦二丁目にある古ぼけたビル。 その屋上には一軒の屋台『しのぶ亭』があった。 看板もメニューもなく、店主はフクロウの覆面を被っている謎だらけの屋台。 しかし、振るまわれる料理はどれも絶品! そんな屋台に訪れる人も一癖も二癖もある人ばかり……!?  屋台にやってくる人たちが織りなす切なくあたたかな人情物語
  • パドルの子
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 校舎屋上で水野が見つけたのは、巨大な“水たまり”と、そこで泳ぐ美少女・水原。彼女曰く、水たまりに潜りながら強く願うこと――「パドル」により、世界を一つだけ変えられると言う。 パドルの秘密、水原との距離、水原が「パドル」をする理由とは。 二度読み必至! 切なさに満ちた青春小説!
  • 黒いピラミッド 聖東大学シークレット・ファイル
    3.4
    将来を嘱望された古代エジプト研究者の男が、教授を撲殺し、大学屋上から投身自殺した。「黒いピラミッドが見える……あのアンクは呪われているんだ」 男の同僚の日下美羽は、彼が遺した言葉をヒントにエジプトから持ち込まれた遺物”呪いのアンク”の謎を追う。 次々に起きる異常な事件。禁断の遺跡にたどり着いた美羽を待ち受けるのは、想像を絶する恐怖と、”呪い”の驚くべき秘密だった。 第25回日本ホラー小説大賞受賞作。
  • ノゾミくん、こっちにおいで
    3.0
    「ノゾミくん、こっちにおいで」海のそばで合わせ鏡を作り、そう唱えるとノゾミくんがやってきて願いを叶えてくれる――そんな都市伝説が若者たちの間で流れていた。高校教師の遠山逸子は教え子の古滝克己と恋愛関係にある。ある日、克己の妹の美咲とその友人の由夢がノゾミくんに願いを掛けにいく。だが願いが叶ったはずの由夢が「のぞみくんにころされる」というメッセージを残して屋上から落下し――。戦慄のホラーミステリ―。
  • 禁忌装置
    3.2
    その日、クラスでいじめられていた女子高校生・津田楓に、意味不明の数字の羅列が書かれたメールが送られてきた。それは、アドレスを変えても送られてくる気味の悪いメールだった。噂ではそれを受け取った人が次々と自殺を遂げているという。気にしつつも、その日は同級生で親友の希美と一緒に帰る日だったため、待ち合わせの場所に急ぐ楓。目的の場所にたどりつこうとしたとき、こともあろうに希美が校舎の屋上から飛び降りる瞬間を目撃してしまう。悲鳴混じりの人垣の向こう、地面に血を流して倒れる希美の側には、例のメール画面が表示された携帯電話が落ちていた……。大人気、「禁止」シリーズ著者のデビュー作!
  • 消失グラデーション
    3.6
    とある高校のバスケ部員椎名康は、屋上から転落した少女に出くわす。しかし、少女は忽然と姿を消した!? 監視された空間で起こった目撃者不在の“少女消失”事件!審査員を驚愕させた横溝賞大賞受賞作登場!!
  • 小説 映画 子供はわかってあげない
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    モーニング誌上で大好評を博した、田島列島の人気コミックが上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、斉藤由貴、豊川悦司ほかの出演で映画化。甘酸っぱすぎる新感覚「ボーイミーツガール」をノベライズ! 〇あらすじ アニオタ同士という以外に接点などなかったサクタさん(水泳部)ともじくん(書道部)は学校の屋上で知り合う。出会ったばかりの二人はお互いのことをまだ何も知らない。だが、夏休み、サクタさんが部活の夏合宿をさぼって、新興宗教団体に属しているらしい実父を探す旅に出かけることになった。もじくんと、探偵業をいとなむ風変わりな兄も、サクタさんの父捜しに力をかしたことから、二人の距離は急接近していく。やがて探し当てた父は、一介のカルト信者ではなく、元教祖だったのだ。サクタ父娘はぎこちないながらも楽しい再会の日々を過ごしていたのだが、ふとしたトラブルがきっかけでサクタさんは実家やもじくんと連絡がとれなくなってしまい…。主役の二人を、上白石萌歌、細田佳央太が、「どうみても女」な外見の兄を千葉雄大が演じている。お気楽ながら甘酸っぱすぎる新感覚「ボーイミーツガール」小説。 実写映画『子供はわかってあげない』は、2021年8月テアトル新宿ほかで全国公開!
  • 悪意
    3.6
    行政書士の斉木にかかってきた不穏な電話。男は娘を誘拐したと告げ、返してほしければ指定の場所に来るよう命じる。現地を訪ねた斉木は、男がビルの屋上から飛び降りようとしているのを目撃した。その場で男が斉木に突きつけた、恐るべき要求とは――? 日常にひそむ人間の闇を描いた、第35回小説推理新人賞作家のデビュー短編集。 ※本作品は2017年5月に小社より刊行された『三つの悪夢と階段室の女王』を文庫化に際し改題し、加筆修正をしたものです。
  • 少女ノイズ
    3.8
    欠落した記憶を抱え、殺人現場の写真に執着を持つ青年と、心を閉ざして、理想的な優等生を演じつづける孤独な少女。進学塾の屋上で出会った二人が見つめる恐ろしくも哀しい事件の真実とは何か? そして、少女のつけた巨大なヘッドフォンのコードは、どこにつながるのか? 冷徹なまでに美しい本格の論理(ロジック)で解かれる最大の謎は、エンドロールのあとの二人の未来――。
  • 他に好きな人がいるから
    4.0
    「死にたがりなの」? 僕が白兎の被り物をした少女と出会ったのは、朝焼けに染まるマンションの屋上だった。バケタカと呼ばれ命知らずな高所自撮りをSNSに投稿する彼女に、町中の若者が熱狂し正体を暴こうとしていた。言われるがまま、僕は彼女のカメラマンを引き受けてしまう。バケタカは次々と危険な撮影を成功させるが……。どうしようもなく切ない初恋の物語。
  • そして、ユリコは一人になった
    3.7
    第18回『このミステリーがすごい! 』大賞、U-NEXT・カンテレ賞受賞作! 私立百合ヶ原高校には奇妙な伝説がある。代々、ユリコという名を持つ生徒は「ユリコ様」として絶対的な権力を持ち、彼女に逆らう者には必ず不幸が訪れるという。ただしユリコ様になれるのは一人だけ。ユリコが複数人いた場合、彼女たちにも不幸が起こり、一人だけに淘汰される。図らずもユリコ様候補となった新入生・矢坂百合子は伝説を聞いて戸惑うが、才色兼備の親友・美月になだめられ、単なるオカルトと思い込もうとする。しかしその矢先、ユリコの名を持つ生徒が一人、屋上から転落死した。そして、それを契機としてユリコが次々と殺されていく――。誰が彼女たちを殺したのか、ユリコ様とは何なのか。学校の伝説を隠れ蓑にして、人々の悪意が、恐るべき殺戮劇を繰り広げる!
  • 硝子の探偵と消えた白バイ
    5.0
    警察車両を先導中の白バイが警官もろとも消失した。この怪事件に招聘されたのは「ガラスの探偵」の異名を持つ自称天才、朝倉。捜査は助手任せで見当違いな推理を連発する彼に、刑事たちも呆れ顔。ビル屋上で見つかった白バイ警官の死体と過去のストーカー殺人が絡み合った難事件を、朝倉は解決できるか?

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