第二音楽室

第二音楽室

550円 (税込)

2pt

学校×音楽シリーズ第一弾。
音楽が少女を、優しく強くあたたかく包んでいく。

校舎の屋上にある音楽室に集まる鼓笛隊の落ちこぼれ組を描いた表題作など、少女が語り手となる四つの物語。
嫉妬や憧れ、恋以前の淡い感情、思春期のままならぬ想いが柔らかな旋律と重なり、あたたかく広がってゆく。

学校と音楽をモチーフに少年少女の揺れ動く心を瑞々しく描いたSchool and Musicシリーズ第一弾。

解説・湯本香樹実

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第二音楽室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小学校、中学校、高校での、それぞれ音楽に関するお話の中短編集。
    「デュエット」「FOUR」は中学生、「裸樹」は高校生が主役のお話。まだまだ、子供のような、彼、彼女らのお話しにもそれぞれ、様々な感情やドラマがありました。

    「第二音楽室」
    第二音楽室は屋上にたった一つだけある教室。
    後ろ姿だけイケてる

    0
    2019年08月27日

    Posted by ブクログ

    「学校」と「音楽」をキーワードにした短編集。
    リコーダーアンサンブルに参加する小学生やら、
    軽音楽部でベースを弾く女子高生やら、
    登場人物はみな音楽を「演奏する側」の人。

    みなアマチュア...と言うか子供や若者で、
    決して上手・立派な演奏をしている訳ではない。
    むしろ「初心者が頑張ってる」シーンの

    0
    2014年04月18日

    Posted by ブクログ

    小学校、中学校、高校と、それぞれの世界で関わる音楽、そして仲間との出会いが、丁寧に描かれています。

    ラストの『裸樹(らじゅ)』が一番好きでした。
    中学時代にいじめにあって以来、友達との距離感をうまくつかめずにいる望。
    心に傷をおった彼女が出会った歌、『裸樹』。
    ギターを覚え、自力で弾けるようになっ

    0
    2013年06月23日

    Posted by ブクログ

    4編から成る短編集。小学校・中学校・高校の子どもたちと、それぞれの音楽との関わりが、瑞々しく爽やかに描かれている。
    自分も小学生時代から、管弦楽や吹奏楽の部活動に精を出したり、学年合奏にウキウキしたりしていたので、心情や空間などの描写にかなり共感できた。学校生活の思い出は常に音楽とともにあるので、こ

    0
    2021年03月16日

    Posted by ブクログ

    十代(小学五年生も辛うじて十代だ)の女の子たちを主人公にした短編小説集。
    それぞれの短編の関連はない。
    ただ、どれも少女たちの心を繊細に描いていく中で、音楽が重要な役割を持つという共通性がある。

    鼓笛隊の「あまりもの」、ピアニカ組になった男女のグループ。
    全体としてはちょっとやさぐれた感じが漂う彼

    0
    2018年07月08日

    Posted by ブクログ

    音楽を題材にした小説が好きで、もっというと音楽室が風景に出てくる小説が好き。
    中高と吹奏楽部に所属をし、青春時代の大半を音楽室で過ごしただけあって自分にとって大事な場所だからなのか。
    第二音楽室は吹奏楽部員の物語ではなく、音楽に触れたことのない子や音楽に救われた子等、様々な子達が様々な楽器(声)に出

    0
    2017年07月25日

    Posted by ブクログ

    自分には全く無縁だった甘酸っぱい青春が詰まった短編集。お気に入りは『FOUR』。いつか西澤君の思いが伝わりますように。

    0
    2016年09月04日

    Posted by ブクログ

    学校で音楽する短編集。

    あの頃はその世界がほぼ全てなんだけど
    その中で精一杯悩んでがんばっているんだ。

    音楽に上手い下手はあれど
    それよりも結局は人の感じ方なんだな。

    0
    2013年12月15日

    Posted by ブクログ

    佐藤多佳子を読んだのは「一瞬の風になれ」だけだけど、これが凄く良くて、この本出たのはすぐに購入。
    音楽室や軽音部の部室などを舞台に、音楽をモチーフにしながら、小学生から高校生女子の心情を描く。
    二話目と三話目には、恋の成就は勿論だけど、それよりも何よりも恋することが自体に意味がある、この年頃の結構マ

    0
    2015年10月03日

    Posted by ブクログ

    音楽だけが持っている力を、文字だけが持っている力で伝える素晴らしい小説。
    小学生の青春と中学生の青春と高校生の青春は、どれも違っている。その甘酸っぱさの違いがちゃんと書き分けてあるのには舌を巻く。
    私はひどい音痴なので、演奏や歌唱にあまりいい思い出がない。その私ですら、「あ、そうそう、音があってきて

    0
    2013年05月19日

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