増田忠則の作品一覧

「増田忠則」の「悪意」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 悪意
    3.4
    1巻770円 (税込)
    行政書士の斉木にかかってきた不穏な電話。男は娘を誘拐したと告げ、返してほしければ指定の場所に来るよう命じる。現地を訪ねた斉木は、男がビルの屋上から飛び降りようとしているのを目撃した。その場で男が斉木に突きつけた、恐るべき要求とは――? 日常にひそむ人間の闇を描いた、第35回小説推理新人賞作家のデビュー短編集。 ※本作品は2017年5月に小社より刊行された『三つの悪夢と階段室の女王』を文庫化に際し改題し、加筆修正をしたものです。

ユーザーレビュー

  • 悪意

    Posted by ブクログ

    凍えるような怖さ
    誰の中にもあるかもしれない悪意
    できればその悪意は外に放出することなく、悪意に晒されることもなく過ごしたい
    少しのきっかけや少しの逸脱で現実に起こりそうだし、容易に自分もそうなるかもしれない

    0
    2023年11月20日
  • 悪意

    Posted by ブクログ

    「マグノリア通り、曇り」
    「夜にめざめて」
    「復讐の花は枯れない」
    「階段室の女王」
    悪意をテーマにした4話収録の短編集。

    ホラーよりも恐ろしい。
    ごく普通に平々凡々な日常を送っていた人達が何かをきっかけにして悪意の渦に飲み込まれ、罠に嵌り堕ちていく。

    因果応報と呼ぶにはあまりにも酷い仕打ちに心が削られた。

    人間誰しも心の中に悪が存在する。
    その悪が境界線を越えた瞬間、悪意はその何十倍にも膨れ上がりブーメランのように舞い戻り己の首を締め上げる。

    いつ自分の身に降りかかるかわからない。

    明日は我が身とならない様に気をつけねば。

    0
    2024年03月25日
  • 悪意

    Posted by ブクログ

    小さな悪意がとんでもない悪夢として跳ね返る。
    どんな小さな言葉も行動も、立派な鋭い凶器になりうることを思い知りました。

    0
    2023年10月18日
  • 悪意

    Posted by ブクログ

    『善意の有り難みが沁みて、感じる』

    悪意はある。そこにある。ここにある。世界は悪意に満ち溢れてる。深く頷く。そして、気がつく。この世界にはどれだけの善意が満ち溢れてるか。悪意が無作為にばら撒かれたら、私は15分も道を歩くことはできないだろう。

    0
    2025年04月06日
  • 悪意

    Posted by ブクログ

    最初の3編は自業自得とは言いきれない、後味の悪いイヤミス。最後の話しは少しテイスト違うと思ったら、改題前は「三つの悪夢と階段室の女王」とのことで納得

    0
    2023年09月21日

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