増田忠則のレビュー一覧

  • 悪意
    凍えるような怖さ
    誰の中にもあるかもしれない悪意
    できればその悪意は外に放出することなく、悪意に晒されることもなく過ごしたい
    少しのきっかけや少しの逸脱で現実に起こりそうだし、容易に自分もそうなるかもしれない
  • 悪意
    「マグノリア通り、曇り」
    「夜にめざめて」
    「復讐の花は枯れない」
    「階段室の女王」
    悪意をテーマにした4話収録の短編集。

    ホラーよりも恐ろしい。
    ごく普通に平々凡々な日常を送っていた人達が何かをきっかけにして悪意の渦に飲み込まれ、罠に嵌り堕ちていく。

    因果応報と呼ぶにはあまりにも酷い仕打ちに心...続きを読む
  • 悪意
    小さな悪意がとんでもない悪夢として跳ね返る。
    どんな小さな言葉も行動も、立派な鋭い凶器になりうることを思い知りました。
  • 悪意
    最初の3編は自業自得とは言いきれない、後味の悪いイヤミス。最後の話しは少しテイスト違うと思ったら、改題前は「三つの悪夢と階段室の女王」とのことで納得
  • 悪意
    表紙が好みなのと、帯の煽りに惹かれて購入。
    短編4作、読みやすかったのでざっくり全編感想。
    全体としては、ストーリーは面白かったけど個人的には物足りない点が諸々、という感じかな。
    あんまり残酷すぎるのは苦手だけどイヤミスが読んでみたい、という方にオススメだと思います。

    以下完全ネタバレ。



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  • 悪意
    「方舟」読んで、ミステリー、サスペンスがもっと読みたいと思っていた時に駅前の書店で手に取りました。

    帯は、
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    最近、おかしなことは
    ありませんでしたか?
    底知れぬ闇と狂気が日常を崩壊させる。
    この恐怖からは、もう逃れられない――
    ---------...続きを読む
  • 悪意
    暴力的な好奇心や復讐心や正義感
    さまざまな悪意とその連鎖が描かれる短編4話

    何とも後味が悪い
    この物語の主人公に選ばれたら少なくとも無事ではいられない感じ
    毎日を平和に過ごしていると到底理解できないけど、何かの弾みで意識的、無意識的に悪意を誰かに向けてしまうことはあるのだろうなと思った

    小さな悪...続きを読む