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  • しゃばけ(新潮文庫) 無料お試し版
    無料あり
    5.0
    アニメ化&累計1000万部突破の超大人気シリーズはここから始まった! 虚弱な若だんなと妖たちが事件に挑む、愉快で不思議な大江戸人情推理帖、無料お試し版。 江戸有数の廻船問屋・長崎屋の若だんなである一太郎には、人に言えない秘密がありました。一太郎のまわりには、たくさんの妖たちが暮らしていたのです。小さいころから面倒を見てくれた手代たちは犬神と白沢でしたし、一太郎の寝起きしている店の離れには、付喪神や小鬼たちも棲みついていました。 そんな一太郎はめっぽう体が弱く、いつも離れで寝込んでばかり。だから出かけるときは店の者が供につくのですが、ある晩こっそりと一人で外出すると、なんと人殺しを目撃してしまいます。以来、なぜか一太郎の周囲では猟奇的殺人が続いて――。 妖たちの力を借り、事件の謎を解こうとし始めた一太郎。ところがその矢先、犯人の刃が迫ってきて……。はたして一太郎の、そして事件の行くすえやいかに!? アニメ化で話題&超大人気シリーズの第一作目にして、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作から、冒頭二話を無料で特別配信します!

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  • 生きて候 本多正信の次男・政重の武辺 上
    5.0
    家康の謀臣・本多正信の次男として生まれ、槍奉行・倉橋長右衛門の養子として育った倉橋長五郎政重は、故あって秀忠の近習を斬り捨て徳川家を出奔する。前田利家の密命を帯びて朝鮮半島に渡り、慶長の役に身を投じた政重が見たものとは!?
  • 姫神
    5.0
    時は推古天皇の御世。混乱を極めた大陸に統一国家“隋”が誕生。 朝鮮半島は分裂したままだが、東アジアは大きく変わろうとし始めた。聖徳太子は“隋”と国交を結ぶことでアジアの安定化を目論み、そのために九州の海の民衆像の一族にその橋渡しを命じる。国内外の妨害工作に悩まされながら、若き巫女が起こした奇跡とは――。
  • しゃばけ 1巻
    完結
    4.7
    シリーズ累計270万部突破の人気小説「しゃばけ」が漫画化! 江戸の大店・長崎屋の若だんなはめっぽう体が弱く外出もままならない。しかしそんな若だんなの周りにはいつも“妖”の存在があった。ある夜、若だんなは手代達の目を盗み出掛けた先で、人殺しを目撃してしまい……!? か弱い若だんなと妖たちが繰り広げる、大江戸人情推理帖!
  • 婆娑羅太平記 道誉と正成
    4.7
    時は鎌倉末期。後醍醐天皇率いる軍勢が挙兵し、倒幕の機運が高まっている。強い者につく変節漢としてののしられても己の道を貫いた「バサラ大名」佐々木道誉。そして、天皇への忠節を貫いて華々しく散り、愛国の士としてもてはやされる「悪党」楠木正成。この国の未来を案じ、乱世を治めるべく闘った両雄の行く末は──。この国の礎が築かれた南北朝史に熱き一石を投じる大シリーズ、堂々開幕!!
  • まんまこと 1
    完結
    4.7
    江戸は神田。町人たちのいざこざを奉行所に代わり調停する役目を持つ町名主の跡取り息子・麻之助。ある日、お気楽者と知られる彼の元にとんでもない難問が持ち込まれた。太物問屋の娘・おのぶに子ができたという。その相手はなんと麻之助だというから大変だ。身の潔白を証明するため、父の代わりにこの騒動の真相を探ることになったが…!? 「しゃばけ」の畠中恵原作のお江戸人情ミステリーを完全漫画化。このコミックスでしか読めない畠中恵かきおろしエピソード「味くらべ」も収録! (文春文庫刊『まんまこと』より)
  • 迷宮の月(新潮文庫)
    4.5
    白村江の戦いで日本と唐の国交が断絶してから約四十年。時の権力者である藤原不比等は遣唐使船の復活を決断し、かつて長安で留学僧として学んだ粟田真人に執節使の任を命じる。真人に託された密命ともいうべき特別な任務。それは天皇家の覇権争いと帝の立場に関わるものだった――。失敗すれば命はない。揺るぎない信念と、任務に殉じる強い心で艱難を乗り越える遣唐使の姿を描く歴史巨編。(解説・大矢博子 )
  • つくもがみ貸します 1
    値引きあり
    4.5
    江戸は深川、仲町にて損料屋・出雲屋を営む、お紅と清次という姉弟がいた。 損料屋というのは、日用品から骨董品、そして美術品とありとあらゆる品をいくらかで客に貸し出す商いのこと。 ただこの出雲屋が取り扱う道具たちが、他の店のものと一味も二味も違うのは、作られてから百年以上が過ぎ、魂を宿した「つくもがみ」という一種の妖のようなものになってしまっているところ。 お客の元に貸し出されては、色々な話を聞いて来て、噂話を繰り広げる「つくもがみ」たち。人が良く情け深いお紅と清次は、そんな「つくもがみ」たちの力を借りながらこの町で起こる大小さまざまな騒動を解決していく。 江戸の町に花開く「つくもがみ」と人間たちとが織り成す悲喜こもごもの人情噺、骨の髄までとくとご堪能あれ―――。
  • かまさん――榎本武揚と箱館共和国
    4.5
    榎本釜次郎武揚。日本最大最強の軍艦「開陽」を擁して箱館戦争を起こした男。旗本出身ではあるが、海軍伝習所に学び、三年半ものオランダ留学を経験した男。科学者であり、技術者であり、万国公法に通じた法学者―幕末から維新を駆け抜けた、「武士の鑑」か「武士の風上にも置けぬ」裏切り者か。真にあるべき「新しい日本」を唯一捕りに行った、不屈の挑戦の物語!
  • 五峰の鷹
    4.5
    海を奔る男たちの壮大なる戦国叙事詩。 16世紀半ば、朝廷から金掘り御免の認可を得ていた山吹城主・三島清佐衛門は、大内氏から石見銀山の採掘権を得た筑前博多の豪商・神谷寿禎とともに開発を進め.、莫大な収益をあげるようになった。しかし、近隣に勢力を張る尼子氏によって家を滅ぼされ、幼かった清十郎は難を逃れて都で修行生活を送ることになる。やがて成長した清十郎は室町幕府の兵法指南所で頭角を現わし、お家の再興を目指し、海商・王直の知遇を得て貿易商人として才覚を見せ始める。なかでも鉄砲の威力には早くから注目、その扱い方や戦術を学ぶと共に、火薬や弾薬の原料となる硝石や鉛の流通を押さえる必要性も痛感し、戦国大名との交流の中で独特の地位を築いてゆく。その中で、父の敵ともいえる相手と対決、とらわれの身となった母とも再会。将軍・義輝にも重用されるようになり、奉行の役職を与えられるが、足利家の威光はすでに意味を持たなくなっていた。絶体絶命の危機を何度も乗り越え、清十郎は夢に近づいていく。
  • 恋七夜
    4.5
    戦国の余燼さめやらぬ天正期。豊臣秀吉は天下人としての威勢を示さんと北野天満宮にて空前の大茶湯を企図する。その参道の由緒ある花街・上七軒を代表する北野太夫富子は、結師・源四郎と出逢う。女には出生の秘密が、男には背負い続けた過去があった。運命の恋の行方やいかに!? 大茶湯に仕組まれた秀吉暗殺の陰謀やいかに!? 知られざる日本史の真相を、恋物語を糸に紡ぎあげた歴史小説の新機軸。
  • 屋根をかける人
    4.4
    明治末期にキリスト教布教のために来日したアメリカ人建築家、メレル・ヴォーリズ。彼は日本人として生きることを選び、 終戦後、昭和天皇を守るために戦った――。彼を突き動かした「日本」への思いとは。
  • 灯台を読む
    4.3
    灯台をゆけば日本の〈歴史〉と〈文化〉が浮かび上がる! 海と共に日本人の心に残る原風景の一つ灯台。現在、日本に約3,300基ある灯台は、船の安全を守るための航路標識としての役割を果たすのみならず、明治以降の日本の近代化を見守り続けてきた象徴的な存在でもありました。 建築技術、歴史、そして人との関わりはまさに文化遺産と言えるもの。灯台が今なお美しく残る場所には、その土地ならではの歴史と文化が息づいています。そんな知的発見に満ちた灯台を現代日本文学を代表する作家たちが訪ね、歴史的・文化的・地域的な価値を文学的な視点で綴った紀行集です。 「オール讀物」「クレアWEB」での好評連載中の企画をふんだんに撮りおろし写真を使って書籍化。
  • しゃばけごはん(新潮文庫)
    4.3
    しゃばけシリーズには、おいしい料理場面がいっぱい。若だんなも妖も大好きな卵焼き、仁吉や佐助が給仕してくれる小豆粥。豪華な花見弁当、宴会の葱鮪鍋、やなり稲荷。宿場町の奈良茶飯、天狗と食べた夜鷹蕎麦。三春屋の茶饅頭に、栄吉の辛あられ……しゃばけに登場する美味なる江戸料理、全33品をお手軽なレシピで再現。若だんなが食べたあの味を、あなたもおうちで楽しんでみませんか?
  • 東京の謎(ミステリー) この街をつくった先駆者たち
    4.3
    『家康、江戸を建てる』『東京、はじまる』など、江戸・東京に深い造詣をみせる筆者が、東京の21の地域について過去と現在とを結び、東京の「謎」を解き明かす。 はじめに なぜ東京を「とうきょう」と読んではいけないのか 第一章 東京以前 第一回 なぜ源頼朝は橋のない隅田川を渡ったのか 第二回 なぜ大久保長安は青梅の山を掘ったのか 第三回 なぜ麹町は地図の聖地になったのか 第四回 なぜ浅草は東京の奈良なのか (新書のための書き下ろし) 第五回 なぜ勝海舟はあっさり江戸城を明け渡したのか 第二章 東京誕生(明治以後) 第六回 なぜ銀座は一時ベッドタウンになったか 第七回 なぜ三菱・岩崎弥太郎は巣鴨を買ったのか 第八回 なぜ早矢仕有的は丸善を日本橋にひらいたのか 第九回 なぜヱビスビールは目黒だったのか 第十回 なぜ「東京駅」は大正時代まで反対されたか 第十一回 なぜ野間清治は講談社を音羽に移したのか 第三章  関東大震災 第十二回 なぜ後藤新平は震災復興に失敗したのか(新書のための書き下ろし) 第十三回 なぜ日比谷は一等地の便利屋なのか 第十四回 なぜ新宿に紀伊國屋書店があるのか 第十五回 なぜ五島慶太は別荘地・渋谷に目をつけたのか 第十六回 なぜ堤康次郎は西武池袋線を買ったのか 第十七回 なぜ羽田には空港があるのか 第四章  戦後 第十八回 なぜトットちゃんには自由が丘がぴったりだったか 第十九回 なぜ寅さんは葛飾柴又に帰って来たのか  第二十回 なぜピカチュウは町田で生まれたのか 第二十一回 なぜ代々木の新国立競技場は案外おとなしいのか むすび なぜ江戸は首都になったのか
  • 銀河鉄道の父
    値引きあり
    4.3
    第158回直木賞受賞作、待望の文庫化! 『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』など数多くの傑作を残してきた宮沢賢治。 清貧なイメージで知られる彼だが、その父・政次郎の目を通して語られる彼はひと味違う。 家業の質屋は継ぎたがらず、「本を買いたい」「製飴工場をつくってみたい」など理由をつけては、政次郎に金を無心する始末。 普通の父親なら、愛想を尽かしてしまうところ。 しかし、そんなドラ息子の賢治でも、政次郎は愛想を尽かさずに、ただ見守り続ける。 その裏には、厳しくも優しい“父の愛”があった。やがて、賢治は作家としての活動を始めていくことになるが――。 天才・宮沢賢治を、父の目線から描いた究極の一冊。
  • 池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳
    4.3
    永遠のヒーロー「鬼平」再来! 人気作家7名が、伝説の男に新たなる命を吹き込みます。 池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。 オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まりました。 「鬼平」誕生50周年を迎えた2017年。この記念すべき年に、7人の作家が「鬼平」へ新たな命を吹き込みます。 逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版。 門井慶喜が木村忠吾の食欲の夏を描けば、土橋章宏は平蔵と料理人の味対決、梶よう子は史実の長谷川平蔵に迫ります。これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。 各作品に池波正太郎のカット画を使用した、豪華な競作短編集をお楽しみください。
  • 戦国秘譚 神々に告ぐ(上)
    4.3
    応仁の乱以降、室町幕府は力を失い、群雄が割拠し、世は乱れた。古来、神々に礼を尽くして地上の平安を守ることを務めとしてきた京都朝廷は、衰微を極めた。弘治三年(一五五七)、後奈良天皇は後事を若き関白・近衛前嗣に託し、崩御。前嗣の奔走が始まる。幕府再建による朝権回復を目論む前嗣は、都を逐われた将軍・足利義輝と結び、都を支配する三好長慶を除こうと計画。これを阻もうとする長慶の権臣・松永久秀の秘められた思惑とは?
  • 天下の値段 享保のデリバティブ
    4.2
    1巻1,900円 (税込)
    江戸も令和も、国家の命運は米価で決す! 世界初の先物取引所で繰り広げられる、享保の知られざる米騒動――大坂商人vs.将軍吉宗。究極の頭脳戦の行方はいかに!? 時は江戸時代、天下の台所――大坂堂島には全国から米が集まり、日々、値が付けられ膨大な取引がされていた。特に盛んだったのが、先々の米価を扱う先物取引(デリバティブ)。商人たちは紙と筆と頭脳を用い、利鞘の多寡で泣いたり笑ったり。 一方の江戸では、将軍吉宗はじめ、幕閣たちは忸怩たる思いを抱いていた。米価の変動はすなわち武士の年貢収入の変動であり、あろうことか、それらを商人たちが汗もかかず、意のままに決めている。そんな不実の商いは許すまじ、と堂島を支配すべく動き出すのだが……。 市場の自治を守らんとする大坂商人たちと、武士の誇り(とお金)を懸けた江戸幕府との究極の頭脳戦!
  • 文豪、社長になる
    4.2
    名プロデューサー・菊池寛 大ベストセラー作家にして、稀代のプロデューサーだった男は いかにして時代を読み、大衆に愛されたのか? 芥川龍之介や直木三十五、川端康成などの協力を得、 菊池寛が発行した「文藝春秋」創刊号はたちまち完売する。 読者が求めた雑誌は部数を伸ばし、会社も順風満帆の成長を遂げていく。 天才を見抜く天才で、芥川賞・直木賞の「父」でもある菊池寛。 「通俗者」と馬鹿にされても『真珠夫人』など徹底したエンターテイメント作品を書き続け、お茶の間を明るくすることを願った。 生涯を懸けて「文学」を娯楽にかえ、映画に携わり、 エポックメイキングな仕事をし続けた男の生涯と、 戦中戦後を生きた数々の「文豪」や出版人の奮闘に涙する感動作。 解説=秋元康 単行本 2023年3月 文藝春秋刊 文庫版 2025年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 札幌誕生
    4.2
    すべてはここからはじまった――幕末から大正にかけて、未知の土地・北海道にわたり、近代都市・札幌を作った、島義勇、内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎、岡崎文吉の熱き物語!
  • ゆうびんの父
    4.2
    何も持っていなかったから、走り続けることができた。誰もが心通わせられる世にどうしてもしたかった――。歴史小説界のトップランナーが郵便制度を創設した前島密を鮮やかに描き切る感動長編!郵便制度の祖と呼ばれ、現在では一円切手の肖像にもなっている前島密。だが彼は士農工商の身分制度の影響が色濃く残る時代にあって、代々の幕臣でも薩長土肥の藩士出身でもなく農家の生まれだった。生後すぐに父を亡くし、後ろ盾が何もない。勉強を誰よりしても、旅をしていくら見聞を広めても、なかなか世に出ることができなかった。そんな苦悩を乗り越え、前島は道をどう切り開いたのか。そして、誰もが想いを届けられる仕組みをいかにしてつくったのか。
  • 維新の肖像
    値引きあり
    4.2
    明治維新そのものが持つ思想と制度の欠陥に根本原因があるのではないか――1932年、イェール大学で歴史学を研究する朝河貫一は、日露戦争後から軍国主義に傾倒していく日本を憂えていた。そのとき、亡父から託された柳行李を思い出す。中に入っていたのは、二本松藩士として戊辰戦争を戦った父が残した手記だった。貫一はそれをもとに、破滅への道を転げ落ちていく日本の病根を見出そうとする。明治維新の闇に迫った歴史小説。
  • 血の日本史
    4.2
    反乱、暗殺、裏切り、虐殺、謀略。栄耀栄華を極めた者は、明日は無残な敗者となった――。長屋王、平将門、千利休、田沼意次、坂本龍馬、西郷隆盛ら、時代の頂点で敗れ去った悲劇のヒーローたちの人間ドラマを、気鋭の時代小説作家が生き生きと描きだす。大和時代から明治維新まで、千三百年にわたるわが国の歴史を四十六の短編小説によって俯瞰する、新しい《日本通史》の試み!
  • しゃばけ漫画 佐助の巻
    4.1
    しんみり、ワクワク、ほんわか、ドキドキの虹色絵巻! 超豪華ラインナップのほかに、原作者による書き下ろしエッセイや、本作で「しゃばけ」シリーズにはじめてふれるひとのための物語紹介や、登場人物紹介、漫画家さんによる一言コメントとQ&Aなど、絶対に後悔させない超盛りだくさんな1冊です。本作と対をなす、高橋留美子さんほか豪華執筆陣による『しゃばけ漫画 仁吉の巻』もお見逃しなく!※こちらの作品は、以前配信しておりました同タイトル『しゃばけ漫画 佐助の巻』と同じ内容です。重複購入にご注意下さい。
  • 下天を謀る(上)
    4.1
    「その日を死に番と心得るべし」との覚悟で幾多の合戦を生き抜いた藤堂高虎。織田信長亡き後、豊臣家に三顧の礼を持って迎え入れられるが、秀吉は茶々との愛欲に溺れ、天下人としての資質を失っていく。落胆した高虎は一時出家さえ試みるが、徳川家康から届いた一通の手紙に心を動かされ、再び下天を謀る決意を固める──。「戦国最強」との誉れ高い異能の武将を描く本格歴史小説。
  • 家康、江戸を建てる
    4.1
    天正十八年、家康は関白・秀吉から関東二百四十万石への国替えを要求された。そこは、水びたしの低湿地が多い広大な土地。家臣団の猛反対をよそに「関東には、のぞみがある」と受け入れた家康。貧村・江戸を本拠と定め、街づくりに着手。利根川東遷、神田上水、江戸城築城……日本史上最大、驚天動地のプロジェクトが始まった! ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!
  • 等伯(上)
    4.1
    都に出て本物の絵師になる――武家から養家に出された能登の 絵仏師・長谷川信春の強い想いが、戦国の世にあって次々と悲劇を呼ぶ。 身近な者の死、戦乱の殺戮……それでも真実を見るのが絵師。 その焦熱の道はどこへ。
  • 対決!日本史6 アジア・太平洋戦争篇
    4.0
    1巻1,339円 (税込)
    戦後80年。この国の『影』と『罪』。 権謀術算が渦巻いた日米開戦の真相! 「知の巨人」と「歴史小説の雄」が 日本が破滅へと向かった分水嶺に迫る! 本書は満州事変から真珠湾攻撃までが舞台。
  • しゃばけ(新潮文庫)
    4.0
    1~22巻649~737円 (税込)
    江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う……。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。(解説・小谷真理)
  • おやごころ
    4.0
    大好評「まんまこと」シリーズ第9弾。麻之助、ついに父に――! 前作でお和歌と婚礼をあげた麻之助。今作ではお和歌に男の子が生まれます。 お気楽者の麻之助もこれで少しはしゃっきりするだろうと、町の面々もほっとしてお祝いムード。 子どもの名前を考えながら、麻之助は今日も町の揉め事に立ち向かいます。 〈文庫解説〉 杉江松恋 たのまれごと  嫡男の悪行で家が滅ぶと愚痴る旗本だが、悪行は見当たらず…… こころのこり 大店から大事なものが失せるのは、ある芝居のせいだというが よめごりょう  妻のお和歌と結婚するはずだったと息巻く男が突然現れた 麻之助走る  妻が子を宿した麻之助。何かが気になり支配町を走り回るが 終わったこと  与力の娘につきまとう謎の男。麻之助は真犯人に辿りつけるか おやごころ  息子が生まれたばかりの麻之助の周りに親子の相談事が続々と 単行本 2023年5月 文藝春秋刊 文庫版 2025年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 薩摩燃ゆ
    4.0
    主命に背くならば腹を斬れ――。薩摩藩の下級武士に生まれた調所広郷は、多年の功を認められ、藩主の側用人を務めるようになっていた。七十七万石の権勢を誇っていた薩摩藩も、かつての藩主・重豪の失策によって、いまでは五百万両という莫大な借金を抱えている。財政改革主任に抜擢された広郷は、非合法も厭わぬ強引な手腕で藩の立て直しに挑む。明治維新のきっかけを作り上げた傑物の、燃えたぎるような一生を描いた歴史巨編。
  • 地中の星―東京初の地下鉄走る―(新潮文庫)
    4.0
    地下鉄を東京に走らせる。〈非常識〉な大事業を決意した早川徳次。経験も資金もゼロだったが、大隈重信、渋沢栄一を口説き、ついに上野―浅草間を開業する。日本初の自動改札機やATSを導入、日本橋三越本店直結の駅も作った。だが、ライバルが現れた。のちの「東急」の五島慶太である。地下鉄の路線をめぐる非情な戦いが始まった……。夢を追いかけた非凡な実業家の波乱の生涯を描く傑作。(解説・酒井順子)
  • 関ケ原連判状 上巻
    4.0
    秀吉亡き後の乱世、三成・家康のどちらにつくか、大名たちの思惑は錯綜していた。そんな中、古今伝授の当代唯一の伝承者であった細川幽斎は、前田家、朝廷をも巻き込んだ第三の道を模索する。関ヶ原合戦に新しい視点を持ちこんだ傑作の新装版。
  • 家康(一) 信長との同盟
    4.0
    桶狭間の敗戦を機に、松平元康(後の家康)は葛藤の末、信長と同盟を結ぶ。先見性と経済力を武器にのし上がる天才を目の当たりにし、単なる領地争いの時代が終わったことを身をもって知る元康。三河一国を領し、欣求浄土の理想を掲げ、平安の世を目指す。信長でも秀吉でもなく、なぜ家康が戦国最後の覇者となれたのか。かつてない大河歴史小説。
  • 自由は死せず : 上
    4.0
    1~2巻968円 (税込)
    土佐の上級武士の家に生まれながら、子供の頃は「土佐一の悪童」。志士たちが躍動をはじめた青年期も「時勢に興味なし」と嘯いていた板垣退助。しかし、「あること」がきっかけで佐幕派である主君・山内容堂の意に反し、「幕府などいらん」と豪語、民のための政治を志していく。「板垣死すとも自由は死せず」の一言で有名な政治家・板垣退助の生涯を通して幕末維新の激動を描いた大河小説。直木賞作家にして歴史小説界のトップランナーが描いた「日本の民主主義の始祖」の物語、ついに文庫化。
  • 蝦夷太平記 十三の海鳴り
    4.0
    ときは鎌倉末期。蝦夷管領、安藤又太郎季長の三男・新九郎は父から出羽の叛乱鎮圧を命じられる。ことの首謀者で幕府方を標榜する叔父の安藤五郎季久に対し、天皇方と手を組み討幕を目論む季長。一族や領地の垣根を越えて、北朝と南朝に分かれて争う時代の波は東北にも広がり、大規模な戦の影が迫る――。幕府と朝廷に翻弄されながらも、新九郎はアイヌとの関係を築いて人びとを守り、逞しく活躍する。これまでの歴史解釈に大きな一石を投じる安部版「太平記」シリーズ第3弾。
  • 黄金海流(上)
    4.0
    江戸の人足寄場を束ねる呑海に持ちかけられた、伊豆大島・波浮の築港計画。それは従来のモノ・カネの流れを革命的に変えるものだった。計画阻止を狙って忍び寄る、深い闇。立身出世を夢見る下田の役人、狩野英一郎に下ったのは、築港のキーパーソン暗殺の命だった……。濁流のごとくうねる、正義、思惑。暗闘に次ぐ暗闘。結末やいかに!
  • 特攻隊員と大刀洗飛行場 四人の証言
    4.0
    昭和20年(1945)3月、重要拠点ゆえにB29に爆撃され、壊滅的被害を受けた大刀洗飛行場(福岡県)。大正8年(1919)に完成したこの飛行場は、その後、陸軍飛行学校や技能者養成所が置かれ、東洋一と謳われた。国民学校を卒業したばかりの15歳の少年たちは、この地で速成され、ある者は整備兵として、そしてある者は特攻兵として戦場へと送り出されていったのである。当時を知る者が数少なくなる中、大刀洗飛行場で若き日を送った4人に、直木賞作家・安部龍太郎が取材。古代から近代まで、数多くの歴史小説を上梓してきた著者が、満を持して初めて「太平洋戦争」に取り組んだ。 【目次】●序章 大刀洗飛行場を訪ねて ●第一章 松隈嵩氏への取材――技術者たちの苦闘 ●第二章 信国常実氏への取材――生き地獄を味わった整備士 ●第三章 河野孝弘氏への取材――陸軍の迷走と「さくら弾機事件」 ●第四章 末吉初男氏への取材――特攻兵の届かなかった手紙
  • 宗麟の海
    4.0
    九州の若獅子吼ゆ! 信長に先んじて海外貿易を行い、硝石、鉛を輸入、鉄砲隊をいち早く整備。軍事力と知略で九州六か国を制覇した若き日の大友宗麟。 ザビエルから「世界を手に入れたとしても、心が満たされなければ幸せになれない」と諭された宗麟は宣教師を通して新知識を導入。 瞬く間に九州の覇王に駆け上がった男の波乱の生涯を活写する。 ※この電子書籍は2017年9月にNHK出版より刊行された単行本を、文春文庫で文庫化したものを底本としています。
  • えどさがし(新潮文庫)
    4.0
    1巻605円 (税込)
    時は流れて江戸から明治へ。夜の銀座で、とんびを羽織った男が人捜しをしていた。男の名は、仁吉。今は京橋と名乗っている。そして捜しているのは、若だんな!? 手がかりを求めて訪ねた新聞社で突如鳴り響く銃声! 事件に巻き込まれた仁吉の運命は――表題作「えどさがし」のほか、お馴染みの登場人物が大活躍する全五編。「しゃばけ」シリーズ初の外伝。
  • 誰かに教えたくなるレトロ建築の話
    4.0
    近代建築&政治の裏には、深いドラマがある! レトロ建築、近代政治から、オリンピック、万博を見すえた未来への展望まで。 ●建築界には維新の負け組が多い ●医療のための海水浴場として開発された大磯 ●眺めの良い場所は権力者や金持ちが独占 ●明治の元勲はみなEXILE(流浪者)だった ●アメリカの意向で壊された浦上天主堂 ●統一性、秩序的な美に欠ける東京の街 ●都市を変えたオリンピックと変えなかった万博
  • ときぐすり
    4.0
    NHKドラマ化もされた大人気「まんまこと」シリーズ第4弾! 女房のお寿ずを亡くした麻之助だが、町名主・高橋家の跡取りとして裁定に追われる毎日。 「人が人を、大事だって思う気持ちにつけ込んで、下司なことをするんじゃねぇよ」 ――幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎の助けもあり、魂の抜けたような麻之助も徐々に回復してゆく。 解説・吉田紀子 ※この電子書籍は2013年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • まんまこと
    4.0
    ふうわり心が温まる畠中恵ワールド。ドラマ化もされた大人気「まんまこと」シリーズ第1弾! 江戸は神田、玄関で揉め事の裁定をする町名主の跡取りに生まれた麻之助。このお気楽ものが、町の難問奇問に立ち向かう。 ある日、女好きの悪友・清十郎が「念者のふりをしてくれ」と言ってきた。嫁入り前の娘にできた子供の父親にされそうだという。本当の父親は一体誰なのか!? 「まんまこと(=真真事・ほんとうのこと)」を麻之助が解き明かす短編連作シリーズ。 解説・吉田伸子 ※この電子書籍は2007年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 徳川家康の江戸プロジェクト
    4.0
    家康は、なぜ寒村の江戸に幕府を開き、江戸をどのように開発・改造していったのか。現代の東京に続く都市の物語を、『家康、江戸を建てる』の著者自らが新書オリジナルでリリース。この1冊で原作小説とドラマを、より深く堪能できる!
  • マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代
    4.0
    気鋭の歴史作家が『時の娘』『薔薇の名前』『わたしの名は赤』などの名作をとおして、小説・宗教・美術が交差する「近代の謎」を読み解く!
  • 宗麟の海
    4.0
    大航海時代の洗礼を受けつつあった時代に、信長より早く海外貿易を行った先駆者がいた。豊後国の領主を継いだ大友宗麟である。交易により鉄砲の硝石と鉛を手に入れ、強大な武力で豊前・筑前・筑後・肥後・肥前へと勢力を拡大。理想の王国を作ろうと夢にむかって駆け抜けた男の生涯を描く。 「大分合同新聞」にて一年間連載されたものに加筆修正を加え出版化。大分の戦国武将として著名な大友宗麟が主人公。近年大友居館が発掘されるなど、地元で顕彰が進む、新しい宗麟像を描き出す。
  • 合戦の日本史
    4.0
    我々はこの合戦をこのように読み解く! 歴史小説界の論客たちが語り尽くす、日本の合戦の真相。 桶狭間から、幕末維新の合戦まで。 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を軸に西郷隆盛、ついには司馬遼太郎まで。 合戦を語るほどに日本が見えてくる。 作家たちそれぞれの個性が際立つトークで切り結ぶ。 読めば知的好奇心を必ず刺激される。 トリビア満載の座談会へようこそ。
  • 信長燃ゆ(上)
    4.0
    「天下布武」──武力を背景に世を変革してゆく信長は、天正九年、安土を中心に磐石の体制を築いていた。だが、巨大になりすぎた信長の力に、好誼を結んできた前関白・近衛前久らの公家も反感を持ち始める。武家と朝廷の対立に巻き込まれながら信長に惹かれる東宮夫人・勧修寺晴子、信長に骨髄の恨みを抱く忍者・風の甚助ら、多彩な人物をまじえ史料に埋もれた陰謀を描く本格歴史小説。
  • シュンスケ!
    値引きあり
    4.0
    伊藤俊輔、のちの伊藤博文は農民の子に生まれながらも、その持ち前のひたむきさ、明るさで周囲を魅了し、驚異的な出世を遂げる。新生日本の立役者の青年期を、さわやかに痛快に描く歴史小説。
  • 葉隠物語 (1)
    完結
    4.0
    直木賞作家・安部龍太郎が、武士道の代名詞たる『葉隠』を佐賀鍋島藩の成り立ちと数多の“曲者”たちの物語として描いた傑作歴史小説を、『拳児』『闇のイージス』などで知られる実力派・藤原芳秀がコミック化。時代劇コミック誌「コミック乱ツインズ」連載中の本作品が待望の単行本化。 武士道とは? 忠義とは?──現代社会を生き抜くヒントとなる、骨髄に徹した真の武士の物語。 「武士道といふは、死ぬことと見つけたり」 理不尽な理由で牢人になった佐賀藩士・田代陣基が佐賀鍋島藩の伝説的な“曲者”山本常朝と出会い、その鮮烈で「骨髄に徹した」思想に魅せられて弟子入りすることから、この物語は始まる。 常朝から語られる、肥前・龍造寺家の家老であった鍋島直茂の、肥前国を守るための永く困難な苦闘、そして佐賀鍋島武士ならではの“曲者(命知らずの剛胆な者)”たちの、過激なエピソードの数々。 「武士道」の真髄に迫る、矜恃と教訓の物語。
  • 天馬、翔ける 源義経 上
    4.0
    【第11回中山義秀文学賞受賞作】平安末期。平氏追討の決起を促す以仁王の令旨が兄弟の運命を変えた。奥州藤原氏の下に逼塞していた弟・義経、そして伊豆に流罪となっていた兄・頼朝。黄瀬川で対面を果たし、力を合わせて源氏再興を図る二人だったが、かたや類いまれな政略家、かたや知勇並びなき天才武人。兄弟の溝は深まる一方だった。源平合戦の固定観念を打ち破った歴史大作。風雲急を告げる波瀾の第1巻。
  • ぼくらの近代建築デラックス!
    4.0
    人気作家が目一杯楽しむ、建築ゆるゆる散歩。 人気作家ならではの壮大な想像力と楽しい薀蓄が満載。読むうちに、大阪、東京、台湾へ、近代建築を今すぐ見に出掛けたくなる!
  • 幕末 開陽丸 徳川海軍最後の戦い
    4.0
    新政府軍に追い詰められ、江戸城開城を余儀なくされた徳川幕府。しかし、幕府最強の軍艦・開陽丸は屈することなく、新政府軍と抗戦する奥羽越列藩同盟救援のため北へ向かうが……。直木賞作家の隠れた名作! ※本作品は、平成十四年十二月に講談社文庫より刊行された『開陽丸、北へ 徳川海軍の興亡』を改題したものが底本です。
  • 天下布武 上 夢どの与一郎
    4.0
    織田信長軍団の若武者・長岡与一郎(のちの細川忠興)は、仲間の万見仙千代、荒木新八郎らとの勝負を経て、彼らの友情に支えられ、信長の養女にして重臣・明智光秀の娘・玉(のちのガラシャ夫人)を娶った。信長の夢に賭ける3人は、厚い友情で結ばれていたが、本願寺攻めに出陣した与一郎は、新八郎の父・村重の謀叛に気づく。本願寺を支援する毛利勢を操る「用捨一揆」の正体とは? 乱世を駆け抜けた若武者たちの運命!
  • 蒼き信長(上)
    4.0
    織田信長の青春記を描く歴史巨編。 尾張守護代の一家臣の身で三河、美濃を席巻した 織田信長の父・信秀の苛烈な生涯と家出少年・信長の放浪を描く。
  • いわいごと
    3.9
    麻之助、ついに後妻をとる――!? 江戸町名主のお気楽者の跡取り息子・高橋麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・八木清十郎、堅物の同心・相馬吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む、好評連作短篇シリーズ「まんまこと」第8弾。 かつて恋女房を亡くした麻之助。 彼のもとに、縁談が3つもやってきた! しかも、ひとりは江戸一と謳われる美人。そして、どの縁談も妙なところがあるようで……。 麻之助たちは、なぜ不思議な縁談ばかり集まったのか調べることに。 果たして、麻之助の縁談の行方は……。  他にも、相馬家が吟味方与力に昇進したり、高橋家の支配町が増えたりと、今回も麻之助たちは大忙し! 急展開の第8巻。 文庫解説・大矢博子 ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ふりさけ見れば 上
    3.9
    遣唐使は日本の朝廷からどのような命を受けて派遣され、中国で何をしていたのか―― 2012年の直木賞受賞作『等伯』に続く、安部龍太郎氏の日本経済新聞連載小説は、対外的に「国家」としての土台を築き上げた8世紀・奈良時代の日本を、ユーラシア大陸・東アジアの中に位置づけて描いたスケールの大きな作品。安部氏の新たな代表作といっても過言ではない。 日本とユーラシアを結びつけるのは、唐で科挙に合格し玄宗皇帝の側近にまで出世したたぐいまれなる日本人・阿倍仲麻呂、そして仲麻呂とともに唐に渡り当時の大唐帝国のすぐれた文化・政治制度を内政に移植した学者にして政治家の吉備真備。唐からは、玄宗皇帝と楊貴妃、安史の乱を起こした安禄山、大詩人の李白や杜甫など、日本でも多くの逸話が知られる人物が続々と登場する。ついに帰国できなかった阿倍仲麻呂が日本の朝廷から帯びていた重大な密命とははたして…… 当時、吉備真備らが持ち込み移植した律令制度はその後いまに続く日本の法律の中に色濃く残る。日本の皇室の儀礼にもこの頃移植したものが少なからず存在し、鑑真和上の招聘による仏教の興隆など、「国家」としての土台はまさにこの頃に築かれたものである。チベット、新疆ウイグルなどとの中国の緊張関係は1300年前から連綿と存在していた。日本と中国の関係、日本と朝鮮半島の関係、中国と朝鮮半島の関係は古代から幾多の戦乱を経て、連綿と今に続くものである。歴史時代区分としては日本の古代を描いた小説ではあるが、ここが「東アジアの中の日本」の視座の原点かもしれない。
  • 江戸一新
    3.9
    難事業に立ち向かった叩き上げの天才―― 老中・松平信綱は何故「知恵伊豆」と称されたか? 明暦3年(1657)1月、江戸が燃え尽きた――。のちに言う「明暦の大火」である。日本史上最大、世界史的に見ても有数の焼失面積と死者数を出したこの大惨事に立ち上がった男がいた。代官の息子に生まれながら、先代将軍・家光の小姓から立身出世を遂げた老中・松平伊豆守信綱。その切れ者ぶりから「知恵伊豆」と呼ばれた信綱は、町奴の長兵衛を「斥候」として使いながら、「江戸一新」に乗り出した。現在の東京に繋がる大都市・大江戸への「建て替え」が始まったのだ。 読売新聞連載「知恵出づ 江戸再建の人」より改題。 目 次 第一章 大火発生 第二章 復興開始 第三章 米の値段 第四章 復興景気 第五章 抗 争 第六章 大移動 第七章 討ち入り 第八章 遷 都
  • ちょちょら(新潮文庫)
    3.9
    1巻825円 (税込)
    間野新之介は、兄の自刃を受けて、多々良木藩の江戸留守居役を引き継いだ。先輩の留守居役たちにしごかれながら、幕府と藩の橋渡し役として、接待や付け届け、情報戦に明け暮れる日々。そんなとき新之介は、多大な負担を強いる「お手伝い普請」の情報を得る。困窮する藩のため、何としてでもこれを逃れたい――。兄の死の謎や思い人の運命に悩みつつ奔走する、若き藩士の痛快奮闘記。(解説・立川談四楼)
  • うずら大名
    3.9
    若き日に同じ道場に通った貧乏武家の部屋住み・有月と百姓の三男・吉也。時は流れ、吉之助と改名した吉也は十数年ぶりに有月と再会するが、江戸近隣で相次ぐ豪農不審死事件に巻きこまれていく。事件を解決するうちに、その背景に蠢く、江戸城を揺るがす恐ろしい陰謀が明らかになり――。新しい畠中ワールドの幕開けとなる、痛快時代小説!
  • 生きて候 上
    3.9
    倉橋長五郎政重は、徳川家御先手組にあって、無敵の大業“鬼落とし”で知られた槍の名手。家康の名参謀・本多正信の次子にして槍奉行・倉橋長右衛門の養子だが、故あって秀忠公の近習を斬り捨て徳川家を出奔。意地と野心を胸に秘め、慶長の役に身を投じる。前田利家の密命を帯び朝鮮半島に渡った政重だが、そこは人心を捨てねば生き延びられない修羅場であった。
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻
    3.9
    現代モノあり、原作モノありのしゃばけ玉手箱! 超豪華ラインナップのほかに、原作者による書き下ろしエッセイや、本作で「しゃばけ」シリーズにはじめてふれるひとのための物語紹介や、登場人物紹介、漫画家さんによる一言コメントとQ&Aなど、絶対に後悔させない超盛りだくさんな1冊です。本作と対をなす、萩尾望都さんやしゃばけ絵師も参戦した『しゃばけ漫画 佐助の巻』もお見逃しなく!
  • 浄土の帝
    3.9
    平安時代末期、末法の世。貴族たちの権力抗争は、皇位継承をめぐる骨肉の対立と結びつき、頂点に達した。鳥羽院の崩御を機に噴きあがった戦乱は、容赦なく帝をも巻き込む。崇徳院の悲劇、失墜する摂関家、寵臣たちの暗躍、そして美貌の后妃の思惑…。混迷を深める政情は、新たな権力者の登場を予感させる。朝廷が、帝が、権力を失っていく中で、自らの存在意識を賭けて理想を追い求めた後白河帝、激動の半生を描く歴史巨編。
  • あやかしたち
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    雪女のお雪が長崎屋の離れに出現したと思ったら、日の本中の妖も集まっちゃった!? 勝負に負けたら皆、追い出されちゃうの――? 場久が食べ損ねた悪夢は幽霊になるし、河童の秘薬を飲んだ若だんなの身体は驚きの……。異変が止まらない第24弾。アニメはフジテレビ系“ノイタミナ”で2025年10月スタート。
  • 銀嶺のかなた(一) 利家と利長
    3.8
    信長の命で前田利家・利長父子が能登入国! 歴史時代小説の第一人者・安倍龍太郎の集大成! 戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めた――。 織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌で〈上様の近習〉となった利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。 本書の冒頭は、柴田勝家率いる織田勢と上杉勢が激しく争う「手取川の戦い」。そこで手痛い敗北を喫するも、謙信の急死で形勢を挽回した織田勢は加賀ばかりか能登、越中の大半を支配下に組み込んでゆく。信長の馬揃えのため上洛した利家にもたらされたのは、「能登一国を任せるゆえ励め」との言葉だった。さらに利長は信長の近習、さらに娘婿にまで取り立てられる。 しかし、国持大名として能登一国をどう収めるのか? 越中への侵攻の行方は? 数々の難題に立ち向かう前田利家のもとに、まさかの本能寺における信長の訃報が届けられ……。
  • なぞとき
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    あの屈強な佐助が血だらけになって、犯人は小鬼の鳴家だってぇ? 菓子職人・栄吉の新作あられの味見会は見合い話を掴む場になっちゃうし、若だんなと妖は摩訶不思議な怪異に遭遇、おまけに若だんなは独立する奉公人の世話をしろと命じられちゃった! 若だんなと長崎屋の妖達はすべての謎を解けるの~? シリーズ第23弾!
  • 対決! 日本史 戦国から鎖国篇
    3.8
    1~5巻830~929円 (税込)
    戦国時代は世界の大航海時代を抜きにしては語れないと主張する安部龍太郎氏。 かたやプロテスタント神学者でもある佐藤優氏は、イエズス会(カトリック)が世界を席巻した戦国時代をどう分析するのか――。 知性の双璧が日本史を世界史からとらえ直す対談は、未だかつてない知的刺激を与えてくれる! ●イエズス会はポルトガルの商社マンだった!? ●キリスト教の布教と鉄砲・火薬の売買はセットだった!? ●信長はなぜ自分を神として祀らせたのか!? ●秀吉の朝鮮出兵は明のキリスト教化が目的だった!? ●キリシタンは踏み絵を踏んでも問題なかった!? ●鎖国をしなければ日本はスペインの植民地と化していた!? 世界史と日本史を同時に語れる二人が、これまで見落とされてきた歴史の真実に迫る。 「史観」を磨き、「教養」を身につける面白さ、その醍醐味にあふれた珠玉の対談から、真の日本の将来像を見つけ出せ! まえがき 安部龍太郎 第1章 乱世を生き延びるための「史観」 第2章 歴史から読み解く日韓関係 第3章 大航海時代と重商主義 第4章 天下統一への野望 第5章 織田信長「時代に呼ばれていた男」 第6章 豊臣秀吉の光と影 第7章 「パクス・トクガワーナ」の完成 第8章 現代に生きる徳川家康 あとがき 佐藤優
  • またあおう(新潮文庫)
    3.8
    1巻649円 (税込)
    お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが『桃太郎』の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
  • つくもがみ貸します
    3.8
    1~4巻660~704円 (税込)
    お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟2人で切り盛りする小さな店「出雲屋」。鍋、釜、布団と何でも貸し出す店ですが、よそにはない奇妙な品も混じっているよう。それらは、生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に化した古道具。気位高く、いたずら好きでおせっかい、退屈をもてあました噂超大好きの妖たちが、貸し出された先々で拾ってくる騒動ときたら……! ほろりと切なく、ふんわり暖かい、極上畠中ワールド、ここにあり。
  • 新選組颯爽録
    3.8
    池田屋に踏み込むも、なぜか敵を斬ろうとしない新選組隊長・近藤勇。その胸中にあった切実な願望とは――。(「戦いを避ける」) 新選組について語られる史実の隙間を覗けば、隊士らの心理や葛藤がにじみ出る。近藤・土方らの意外な一面や、馬術師範・安富才助、密偵・村山謙吉、文吏・尾形俊太郎らにも光を当て、歴史小説の名手が、鮮烈にして新しい新選組像を描き出す。
  • 新・しゃばけ読本(新潮文庫)
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 病弱だけれども、優しくて知恵の働く若だんなと、彼を見守る不思議で愉快な妖(あやかし)たちが、お江戸に起こる難事件珍事件を解決! 大人気しゃばけシリーズのガイドブックが登場です。物語紹介から妖と人物解説、作者&絵師の創作の秘密にも迫ります。巻末に絵本『みぃつけた』を特別収録。初心者からマニアの方まで、シリーズの魅力を楽しみ尽くすための豪華な一冊。『しゃばけ読本』増補改訂版。
  • 信長の革命と光秀の正義 真説 本能寺
    3.8
    日本史上まれにみる天才・信長は、自らを天皇の上に置き、規格外のスケールで新しい国作りを目指していた。自分を将軍など要職三職のいずれかに就任させるよう求めた朝廷への三職推任要求や、安土城から発掘された御所の存在がそれを証明している。信長の革命思想は、朝廷・幕府・イエズス会、誰にとっても危険すぎる存在となり、その緊迫した状況の中、本能寺の変は起きた――。光秀は、いかなる正義のもとに主君・信長を討ったのか? 信長最期の言葉「是非におよばず」の真意とは? 戦国時代史の禁断の扉を開く画期的一冊。
  • まったなし
    3.8
    俳優・福士誠治さんも絶賛! 大好評「まんまこと」シリーズ第5弾! 妻を亡くした悲しみが癒えぬ町名主の跡取り・麻之助、 養子に入った家に年の離れた許婚のいる堅物の吉五郎、 そして彼らを親友と考えている金貸し丸三とその妾のお虎。 いずれも色男・清十郎に運命の人が現れることを願っているが、様々な障害や思わぬ事件に巻きこまれ……。 解説・福士誠治 ※この電子書籍は2015年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • こいわすれ
    3.8
    NHKドラマ化もされた大人気「まんまこと」シリーズ第3弾! 江戸町名主の跡取り息子・麻之助は、親友とともに様々な謎と揉め事の解決に立ち向かう。ふわりとした筆致で描かれた、6つのあたたかな短編集。 「私は父親になるのかい?」妻のお寿ずから懐妊を知らされ、驚きつつ大喜びする麻之助には、思いもよらぬ運命が待ち受けており――江戸情緒とともに、切ない幕切れが心にしみる1冊。 解説・小谷真理 ※この電子書籍は2011年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • こいしり
    3.8
    NHKドラマ化もされた大人気「まんまこと」ワールド第2弾! 町名主の跡取り・麻之助は、ついに祝言をあげることに。けれど花嫁を迎えに出ようとしたその時、悪友・清十郎の父が卒中で倒れてしまう。堅物の父・源兵衛から「かつて訳ありだった二人のおなごの境遇を確かめて欲しい」と頼まれた清十郎は仰天し――。 町名主名代ぶりも板につきながら、淡い想いの行方は皆目見当つかぬ麻之助。両国の危ないおニイさんたちも活躍する、江戸情緒溢れる6つの短編集。 解説・細谷正充 ※この電子書籍は2009年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 若様とロマン
    3.8
    明治二十三年、ミナこと皆川真次郎は西洋菓子店を開いた。店には、旧幕臣の「若様組」の面々や、女学校に通うお嬢様・沙羅が甘い菓子と安らぎを求めてやってくる。しかし平和そうに見える世の中に、不穏な空気が漂いはじめていた。数年以内に“戦争”が始まるかもしれない――。 明治になって現れた「成金」のひとり、小泉琢磨は、戦へと突き進む一派の意向を押さえるべく動いていた。が、このままでは開戦派のやりたいようになってしまうという懸念から、今いる仲間以上に人を集めようと考える。 その秘策がなんと、「若様たちのお見合い」だったのだ! はたしてその成り行きは――?
  • 信長はなぜ葬られたのか 世界史の中の本能寺の変
    3.8
    戦国時代は世界の大航海時代だった。スペインやポルトガルは世界中で植民地獲得に乗り出し、その波が鉄砲やキリスト教伝来という形で日本にも押し寄せていた。織田信長はこれにどう対処するかという問題に直面した、わが国初の為政者だったのだ――安土城跡に発見された「清涼殿」の意味、スペインからの使者・イエズス会ヴァリニャーノとの熾烈な交渉、そして決裂。その直後に本能寺の変は起きた……。江戸の鎖国史観から見ていてはわからない、世界史における本能寺の変の真実。信長が背負っていた真の孤独とは。
  • 関ヶ原連判状 上巻
    3.8
    豊臣秀吉亡き後、再び風雲急を告げる乱世。徳川家康に従うか、それとも石田三成につくか。東西両軍どちらに味方するかで、それぞれの思惑が錯綜するなか、第三の道を模索する英傑がいた。その名は、細川幽斎。足利幕府最後の将軍の異母兄にして、当代唯一の「古今伝授」の伝承者である彼は、加賀前田家、そして朝廷をも巻き込んだ一大諜報戦を仕掛けた。関ヶ原合戦の知られざる真相をあばく大作。
  • ああうれしい
    3.7
    大好評「まんまこと」シリーズ、ついに第10弾! 子が生まれ、張り切る新米父の麻之助だが、相談事は待ってくれない。 悪友に妻たちまで巻き込み、 時に怠けながら、今日も果敢に揉め事を捌く! (※よく叱られます) * * * 〈あらすじ〉 「ふじのはな」 高利貸しの婚礼話。めでたい席の前に各所が荒れ模様に―― 「おとうと」 “町名主見習い”の義弟を手伝う麻之助は猫探しを相談されて 「ああうれしい」 “ああ嬉しい”と思わせて欲しい――って、それ町名主の仕事!? 「縁談色々」 縁談の相手探しを次々頼まれる麻之助。ふと見つけた妙案とは 「むねのうち」 与力の屋敷の台所で高価なかんざしが消えた。盗人はどこに? 「だいじなこと」 友人の家で病に倒れた麻之助は“何か”を忘れてしまった気が……
  • 天災ものがたり
    3.7
    地震、津波、火事、飢饉、豪雪、火山の噴火、河川の氾濫……。日本史上に起こった大災害を直木賞作が克明に記した圧巻の連作短篇小説集。 (以下、収録作品) 江戸時代初期「囚人」・・・時は明暦。小火に始まる火事はからっ風のあおりを受けて、江戸を焼き尽くす。その時、小石川の牢屋に入っていた男を救った奇跡とは? 明治時代「漁師」・・・百二十七年前に東北を襲った三陸沖地震。その復興に至る道のりは、現代社会の防災上の大きな教訓と学びとなった。 昭和「小学校教師」・・・昭和三十八年。新潟から上京する列車に乗った女性教諭を襲ったのは、記録的な豪雪だった。これは、天災だけでなく、発達した交通網による人災の記録でもある。 (ほか3篇)
  • 東京、はじまる
    3.7
    1巻1,001円 (税込)
    日本銀行本店や東京駅など、近代日本を象徴する建物を矢継ぎ早に設計した、 明治を代表する建築家・辰野金吾。 下級武士から身を立てるべく学問に励み、洋行して列強諸国と日本の差に焦り、 帰国後はなんと恩師ジョサイア・コンドルを蹴落として 日銀の建築を横取りする……! 周囲を振り回しながらも、この維新期ならではの超人・金吾は熱い志で 近代日本の顔を次々を作り上げていく。 日銀の地下にある意外な仕掛け、東京駅の周辺にかつて広がっていた海の 蘊蓄など、誰もが見慣れた建築物の向こうに秘められたドラマを知ることもできる。 ベストセラー『家康、江戸を建てる』の著者が 「江戸を壊して東京を建てた」辰野金吾を描く、大きく楽しい一代記! ※この電子書籍は2020年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • どうした、家康
    3.7
    人質から天下人へ。徳川家康のドラマチック人生! 幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。〈文庫オリジナル〉 織田家の人質となっていた少年時代 桶狭間の戦い 三河一向一揆 三方ヶ原の戦い 本能寺の変後の伊賀越え 小牧長久手の戦い 関東移封 関ヶ原の戦い 大坂夏の陣 など。 徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。
  • わが殿 上
    3.7
    1~2巻730~770円 (税込)
    『しゃばけ』『まんまこと』の著者が描く、幕末痛快小説! 幕末期、ほとんどの藩が財政赤字に喘ぐなか、大野藩も例外ではなかった。 才気煥発な藩主・土井利忠に借財の返済という大役に任命されたのは、 僅か八十石の家の長男・内山七郎右衛門。並々だと思っていた己の毎日が、 突然動き始めた!? 惚れ込んだ”わが殿”に時に反発しながら、 藩の再生に奔走するが――。著者初の痛快歴史小説。 ※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 定価のない本
    3.7
    神田神保町――江戸時代に旗本の屋敷地としてその歴史は始まり、明治期は多くの学校がひしめく文化的な学生街に、そして大正十二年の関東大震災を契機に古書の街として発展してきたこの地は、終戦から一年を経て復興を遂げつつあった。その街の一隅で、ひとりの古書店主が人知れずこの世を去る。男は崩落した古書の山に圧し潰され、あたかも商売道具に殺されたかのような皮肉な最期を迎えた。古くから付き合いがあった男を悼み、同じく古書店主である琴岡庄治は事後処理を引き受けるが――直木賞作家である著者の真骨頂とも言うべき長編ミステリ。/対談=門井慶喜×岡崎武志
  • かわたれどき
    3.7
    ベストセラー「まんまこと」シリーズ第7弾! 町名主のお気楽跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎と堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎と揉め事の解決に挑みます。 「きみならずして」「まちがい探し」「麻之助が捕まった」「はたらきもの」「娘四人」「かわたれどき」の6篇を収録。 清十郎に子が生まれ、縁戚のおこ乃の縁談がまとまるなど、麻之助の周りで祝い事が続くものの、自分自身には揉め事ばかり。 特に親しい料理屋の娘・お雪には何かと振り回される日々だ。 ある時、野分けと呼ばれる大嵐が起こり、お雪が洪水に流される。 間一髪助かるが、何やら一大事が……!? 解説は「まんまこと」シリーズの装画を手掛けるイラストレーターの南伸坊さんです。 ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 平城京
    値引きあり
    3.7
    遣唐大使の命に背き罰を受けていた阿倍船人は、突如兄から重大任務を命じられる。立ち退き交渉、政敵との闘い……。数多の困難を乗り越え、青年は任務を完遂できるのか。直木賞作家が描く、渾身の歴史長編!
  • ひとめぼれ
    3.7
    累計130万部突破、大人気「まんまこと」シリーズの第6弾。 札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす(「昔の約束あり」)。麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは(「言祝ぎ」)。火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる(「黒煙」)。行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする。そして新たな出会いが?(「心の底」)。沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か(「ひとめぼれ」)。 いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない、「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。 解説・紗久楽さわ〈「まんまこと」を自由に漫画で描けた幸福〉 ※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 決戦!新選組
    3.7
    葉室麟が、門井慶喜が、土橋章宏が「新選組」を描く! 累計28万部を突破し、ますます進化を続ける「決戦!」シリーズ。 戦国時代の著名な戦場を舞台にすることが多かった「決戦!」シリーズだが、今回の舞台は初の幕末。 「新選組」の活躍と悲哀を、当代きっての人気作家が描き出す。
  • けさくしゃ(新潮文庫)
    3.7
    1巻825円 (税込)
    腕っぷしは弱いが、見た目は役者と見紛うばかりのいい男。柳亭種彦は二百俵取りのお殿様で、暇を持て余す趣味人だ。その読み手を楽しませる才能を見込んだ版元の山青堂は、彼の戯作で一山当てようと目論む。渋々ながらも書き始めた種彦。すぐに戯作の虜になるが、世に出した作品がその身を危うくする……。実在した流行作家の若き姿と、本を愛おしむ仲間たちとの痛快な活躍を描く。(解説・新井見枝香)
  • とっても不幸な幸運 〈新装版〉
    3.7
    ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世話好き店長がいる酒場。クセモノ常連客が集うこの店に「とっても不幸な幸運」という名の缶が持ち込まれた。缶の中から現れたのは、不思議な幻影や昔の知り合いの姿など。一体どんな意味が? じんわり温かくて切ないファンタジックミステリー。カバーを一新、新装版にて登場!
  • 若様組まいる
    3.7
    明治二十三年、ミナこと皆川真次郎は西洋菓子店を開いた。店には、旧幕臣の「若様組」の面々や、女学校に通うお嬢様・沙羅が甘い菓子と安らぎを求めてやってきた。その少し前――。徳川の世であれば、「若殿様」と呼ばれていたはずの旧幕臣の子息・長瀬とその友人は、暮らしのために巡査になることを決意。今は芝愛宕の巡査教習所で訓練を受けていた。ピストル強盗の噂が絶えない物騒な昨今、教習所でも銃に絡む事件が起きた。若様組の他、薩摩出身者、直参で徳川について静岡に行った士族たち、商家の子息たち、さまざまな生徒に、何やら胡散臭い所長や教員を巻き込んで、犯人捜しが始まる。大好評『アイスクリン強し』の前日譚。
  • ゆめつげ
    3.7
    1巻759円 (税込)
    江戸は上野の小さな神社で神官を務める、のんびり屋の兄・弓月としっかり者の弟・信行。夢に入って過去や未来を見る「夢告(ゆめつげ)」が得意な弓月だが、迷い猫を捜せば、とっくに死んで骨になった猫を見つけるという具合で、全く役に立たないしろもの。が、何を見込まれたか、大店の一人息子の行方を見てほしいという依頼が! 礼金に目が眩み弟をお供に出かけたものの、事態は思わぬ方向に転がって……。大江戸・不思議・騒動記!
  • まことの華姫
    3.7
    1巻704円 (税込)
    江戸は両国。暮れても提灯の明かりが灯る川沿いの茶屋は、夜も大賑わい。通りの向こうの見世物小屋では、人形遣いの芸人、月草の名が最近売れてきている。 なんでも、木偶の姫様人形、お華を相方に、一人二役の話芸を繰り広げるのだという。それも、話芸が目当てというより、お華に会いに来るお客が多いというのだ。 何故なら。“まことの華姫”は真実を語る―― 姉を殺したのは、実の父かもしれないと疑う、小屋一帯の地回り山越の娘・お夏。 六年前の大火事で幼な子を失い、諦めきれずに子ども捜しを続ける夫婦。 二年前に出奔したまま行方知れずの親友かつ義兄を探しにはるばる西国からやってきた若旦那。 そして明らかになる語り部・月草の意外な過去…… 心のなかに、やむにやまれぬ思いを抱えた人々は、今日も真実を求めてお華の語りに耳を澄ます。 しかし、それは必ずしも耳に心地よいものばかりとは限らなくて…… 快刀乱麻のたくみな謎解きで、江戸市井の人々の喜怒哀楽を描き出す、新たな畠中ワールド!
  • おさがしの本は
    3.7
    1巻660円 (税込)
    和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。利用者の依頼で本を探し出すのが仕事だ。だが、行政や利用者への不満から、無力感に苛まれる日々を送っていた。ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再びわき上がってくる……。様々な本を探索するうちに、その豊かな世界に改めて気づいた青年が再生していく連作短編集。
  • 密室大坂城
    値引きあり
    3.7
    大坂の陣。二十万の徳川軍に包囲された大坂城を守るのは秀吉の一粒種の秀頼。そこに母・淀殿がかつて犯した不貞を記した証拠が投げ込まれた。陥落寸前の城を舞台に母と子の過酷な運命を描く。傑作歴史小説!
  • まろ丸伊勢参り
    3.6
    六十年に一度、皆が伊勢神宮へ向かう、おかげ参りの年。六つになる姪の結に、大坂の大店の跡取りになる養子話が舞い込んだ。しかし、本家からの迎えは来ず、なぜか伊勢まで結を連れて来て欲しいと文が届く。うまい話に乗っていいのか見極めるため、両替商の三男坊・九郎は、姉夫婦から頼まれて結を送ることに。拾ったばかりの仔犬のまろ丸をお供に旅に出たものの、行く先々で困った事に遭遇し、九郎はそのたびに良い考えを求められ……。 己の居場所が見つからない九郎と、大店の財を継ごうとしている結が、明日を懸けて東海道を西へ行く!
  • わたしの名店
    3.6
    三浦しをん、西加奈子、道尾秀介、ジェーン・スー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、森見登美彦――全28名が競演する「おいしい」エッセイ集。キラキラとした幸福感が染み入る「鴨ロースト」、憂鬱の原因が汗とともに流れ出ていく「ガパオ」など、自身にとっての「名店」と大好きな一皿をエピソードを交えて綴る。お腹も心も満たされる食エッセイ。エッセイに登場するお店の情報も掲載。
  • アコギなのかリッパなのか 佐倉聖の事件簿
    3.6
    政治家事務所の日常は、難問・奇問・珍事件だらけ……その実態は、妖よりも、もっと怪しい!?  佐倉聖は21歳の大学生。異母弟を養うため、元大物政治家・大堂剛の事務所でアルバイトをしている。 後援会幹部殴打の謎、立候補者のダイエット騒動etc. ――大堂を頼って持ち込まれる種々雑多な陳情や難問珍問を、元不良で負けん気は強いが機転の利く聖が、鮮やかに解決する姿を描く! ベストセラー「しゃばけ」の著者が贈る、ユーモアお仕事×ミステリー! 実業之日本社文庫版刊行記念として、著者デビュー直後の現代ミステリー短編「思い出した……」を文庫初収録。
  • 猫君
    3.6
    茶虎で金目銀目の猫みかんは、病に伏せる育ての親のお香から「お前さんは『猫又』になりかかっている」と告げられた。20年生きた猫は、人に化けて言葉を操る妖になるというのだ。この世を去った飼い主を取り殺したと疑われ、追われるみかんは先輩猫又によって吉原遊郭に匿われ、江戸城内に新米猫又の学び舎「猫宿」があると教わる。さらに猫又史のその名を刻む英雄「猫君」の再来が噂されているらしく……。「猫宿の長」と呼ばれる謎の人物をはじめ、様々な師匠のもと、みかんが仲間とともに数々の試練に挑む江戸ファンタジー開幕!

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