無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
白村江の戦い以降断絶されていた日本と唐の国交回復に命を懸けた人達の物語。
主人公の粟田真人(あわたのまひと)を始めとした遣唐使一行に立ちはだかるのは未開拓の航路、GPSの無い航海、唐の気候、疫病、日本国内での勢力争い、そして唐の皇帝…
様々な困難に立ち向かう強さを見せつつも、娘に宛てた日記から垣間見える人間らしい弱さとのギャップが真人のキャラを際立たせている。
スマホも電気も無かった時代でも人間はここまで頑張れるんだ!という気持ちにさせる人間ドラマでありながら、中国、日本、朝鮮の歴史も学べる良書。エンタメとしても学びとしても大満足の一冊であった。
Posted by ブクログ
日本という国家が段々と形作られていく、その過程において「天皇」というブランドが何を意味するか
朝廷はなぜ中華システムの一端に組み込まれることを拒絶し、あくまで独立した1つの民族として中国と対等に接しようとするのか
そして天皇と皇帝、日本と中国の板挟みになりながらもあくまで任務に忠実であろうとする粟田真人を支えたものは何なのか
舞台は中国大陸ですが、日本の古代国家建設における朝廷の試行錯誤や葛藤が真人の背中から伝わってくる感覚が味わえて読み味抜群でした
武周革命において唐王朝の支配が一大変革期を迎えていた時代、「東の蛮族」であった真人が宮中に渦巻く複雑な勢力抗争を利用しながらその奥へ奥へと入り込んでいく中で、上にあげた問への答えが次第に明らかになっていくストーリー構成は読んでいて大変心地が良かったです
Posted by ブクログ
粟田真人が遣唐使として長安に行って、唐と国交を回復する話し。その前に白村江で唐と戦っているは、則天武后が支配しているはで相当大変なミッション。しかも表面的には対等な関係という難題も付いてくる。しかしこの頃の長安は本当に国際都市だな。日本もここに書かれている通り、百済や帰化人などかなり国際的な世界だったんだろう。島国だから変化はゆっくりだろうけど、外国との関係はいつの時代も切り離せない問題なんだなと改めて思った。きっと今に時代と同じような感じで権力争いがあって内部にも色んな問題を抱えて走っていたんだろう。まあ結果オーライという事で良かった。しかしこの辺りの時代は天皇を中心とした国を作ろうとしてやっと国や天皇制という形が出来始めたところだから面白いんだろう。終わり方も次に繋がるような終わり方で良かった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。