迷宮の月(新潮文庫)

迷宮の月(新潮文庫)

935円 (税込)

4pt

4.4

白村江の戦いで日本と唐の国交が断絶してから約四十年。時の権力者である藤原不比等は遣唐使船の復活を決断し、かつて長安で留学僧として学んだ粟田真人に執節使の任を命じる。真人に託された密命ともいうべき特別な任務。それは天皇家の覇権争いと帝の立場に関わるものだった――。失敗すれば命はない。揺るぎない信念と、任務に殉じる強い心で艱難を乗り越える遣唐使の姿を描く歴史巨編。(解説・大矢博子 )

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迷宮の月(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年03月19日

    遣唐使の苦労について描かれており、歴史に触れることができる。まだ奈良の飛鳥に都がある時代であり、日本と中国の横の歴史を感じることが出来ました。舞台は主に中国でしたが、同時代の他の地域についても知りたくなりました。

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    Posted by ブクログ 2022年10月18日

    日本における『天皇』という存在。
    それがいかにして守られてきたのかを知ることの出来る本作品。
    粟田真人率いる遣唐使が唐に渡り為してきたことが今の日本国、そして天皇を守ってきたのだと感じます。
    過去から学び未来を創っていく、そうした考えはこの時代も今の時代も変えてはいけないものなのだと教えてもらえる、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月12日

    日本の未来を自分が切り拓くんだという粟田真人の覚悟が伝わってきた。
    痺れました。めちゃくちゃ良かったです。

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    Posted by ブクログ 2023年02月12日

    日本という国家が段々と形作られていく、その過程において「天皇」というブランドが何を意味するか
    朝廷はなぜ中華システムの一端に組み込まれることを拒絶し、あくまで独立した1つの民族として中国と対等に接しようとするのか
    そして天皇と皇帝、日本と中国の板挟みになりながらもあくまで任務に忠実であろうとする粟田...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    粟田真人が遣唐使として長安に行って、唐と国交を回復する話し。その前に白村江で唐と戦っているは、則天武后が支配しているはで相当大変なミッション。しかも表面的には対等な関係という難題も付いてくる。しかしこの頃の長安は本当に国際都市だな。日本もここに書かれている通り、百済や帰化人などかなり国際的な世界だっ...続きを読む

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