マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代

マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代

968円 (税込)

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4.0

気鋭の歴史作家が『時の娘』『薔薇の名前』『わたしの名は赤』などの名作をとおして、小説・宗教・美術が交差する「近代の謎」を読み解く!

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マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    肖像画、産業革命、作家の生きた時代と、母国の歴史の重さ。そういう様々な視点から、ミステリの構造を解いていく本。書籍というのは娯楽ではあるけれど、同時に社会そのものや政治でもあるのだな、ということが良く分かります。

    難しい歴史背景はさておき、文中に例として引かれた作品がどれも面白そうで、何篇か通販で

    0
    2022年11月17日

    Posted by ブクログ

    昔はやったニューヒストリシズムの文芸批評のような本かと思っていた。
    いくつかの、ミステリの嚆矢となる作品を取り上げ、それぞれを書かれた当時の時代背景(そこには美術品も含む)の中に置いて解釈する、というようなー。
    ところが、この本の射程はもっと長かったのだ。
    近代という時代の特質が、見ることや語ること

    0
    2018年06月23日

    Posted by ブクログ

    名作のミステリを、産業革命や宗教裁判など、史実・その時代背景から読み解く評論。
    物語の中に書かれた、逃走の話を当時の時刻表などから調べ、どのように逃走したのか、どういう時代背景で逃げられたのか等を読み解く。
    また挿絵や当時の美術から、その登場人物がどのような宗教を信じていたか、本心はどうだったのかも

    0
    2018年05月27日

    Posted by ブクログ

    19世紀に生まれた小説の一ジャンル「ミステリ」。なぜこの時期にミステリが生まれ、一大ジャンルとなったのか。名作ミステリ、絵画や建築、中世から近代へと移行した当時の時代背景などをもとに考察する。まえがきで、「本書を読むことで結末の推測がやや容易になるかもしれない」として、「時の娘」「緋色の研究」「ノー

    0
    2020年04月02日

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