時代 講談社作品一覧

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  • 夫には 殺し屋なのは内緒です
    値引きあり
    3.7
    ごく普通の結婚をした隠密同心の嫁は、じつは優秀なアサシンだったのです!──待望の書下ろし時代小説シリーズ、スタート! 月(つき)は北町奉行・柳生久通の庶子。武芸に秀で、中でも殺しの才に恵まれていたため、柳生の一族は月を殺し屋に育て上げた。一方で久通は月を可愛く思い、隠密同心の花川戸要(かなめ)に嫁がせることにした。真面目で堅物なのが取り柄。そんな月のもとに夫には内緒で、今日も暗殺の指令が届いた……。
  • 戦端 武商繚乱記(一)
    3.5
    大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、上役の筆頭与力・和田山の娘をわけがあることを 承知で娶ったにもかかわらず、裏切られてしまう。妻の不貞を許せなかった小鹿は、 義父の和田山に妻を公然と突っ返すという方法に及ぶ。これが原因で、東町奉行所内では、 同僚たちからも距離を置かれて居心地がよくない日々を過ごしていた。 鬱憤をはらそうと大坂の遊郭に足を向けたものの、なぜか客引きをされない。 理由は、大商家が「総揚げ」すべての見世を貸し切っていたからだ。 その商家の名は、淀屋。西国三十藩以上の年貢米を大坂へ廻送、売る権利を持ち、莫大な富を得ていた。 淀屋に借金をする大名もあらわれ、参勤交代の折には淀屋に寄って挨拶をするほどの力関係に至る。 幕府も忸怩たる思いで、ついに時の老中首座・土屋相模守が手を打つことに。 一介の同心・小鹿は、商魂たくましい上方の豪商と武士の沽券をかけた争乱に巻き込まれていく。 吉川英治文庫賞受賞作家が送る新機軸の書下ろし時代小説、堂々開幕!
  • メガネ、時々、ヤンキーくん(1)
    無料あり
    4.1
    1~6巻0~550円 (税込)
    平穏な高校生活に憧れていたヤンキー嫌いの百瀬。 でもクラスの目立たない黒髪メガネ男子の壱倉くんが なんと中学時代かなりのヤンキーだったという秘密を知ってしまう! ”元ヤン”であって今は違うと言う壱倉くんだけど… ケンカっ早いし現役ヤンキーにしか見えないよ!!? ヤンキーなんか大嫌いだったのに…! 優等生のフリした元ヤンに恋しちゃって、どうしよう!!? 自称・元ヤン男子とパシられ体質女子の青春サバイバル・ラブ、第1巻!
  • いろ・いろ 色覚と進化のひみつ
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「色の見え方」を通して考えよう、わたしとあなたの多様性。 わたしたちが感じるさまざまな色は、目と脳のはたらきで、頭の中にできるものです。だから、人によって見え方はいろいろです。たとえば、多くの人にとってはっきり違って見える「赤と緑」が、「近い色」に見える人たちがいます。100人のうち、数人が持っている特別な見え方です。この絵本では、わたしたちの色の見え方がどのようにできたのか、恐竜時代にさかのぼり、進化の歴史から振り返って見ていきます。 さあ、色の見え方のふしぎな世界をいっしょに探検しましょう! この世に生きるすべての子どもと大人に伝えたい、 色覚と進化の驚きとふしぎに満ちたひみつ! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • サロメの断頭台
    3.8
    1巻2,189円 (税込)
    油絵画家の井口は、泥棒に転職した蓮野を連れて、数十年前に置時計を譲ってもらった、ロデウィック氏という発明家の富豪の元へ訪れる。 芸術に造詣の深いロデウィック氏は後日、井口の絵を見るために彼のアトリエに訪れるが、立てかけてあった絵を見て、「この絵とそっくりな作品を見た憶えがある」と気が付いてーー? 未発表の絵の謎を追って、井口と蓮野が大正時代を駆け回る! 『方舟』『十戒』で話題の夕木春央、最新作!
  • 新版 蜻蛉日記 全訳注
    -
    藤原道綱母が告白する、貴族たちの愛憎劇。 美貌と歌才をもち、権門藤原氏に求婚された才媛が、人生の苦悩を赤裸々に告白する、平安王朝の代表的日記文学。漁色癖のある夫への愛憎をはじめ、家族との別れ、子供の誕生と成長、旅行、参籠といった結婚生活のなか、自らのはかない身の上を書き連ねた日本初の私小説でもある。 作者の道綱母は、藤原道長の父・兼家のもう一人の妻である。一夫多妻制の時代に生きた彼女の日記は、竹のカーテンに閉ざされた上流夫人のありのままの生活であり、これが書かれなければ、『枕草子』や『源氏物語』などもあるいは生まれなかったともいわれる。近代以降も、数々の小説家が惚れ込み現代語に訳してきた、女流文学の先頭に立つ作品である。本書は原文、現代語訳、語釈、充実した解説に加え、地図や年表を備えた決定版である。 【目次(抄)】 まえがき 凡 例 上 巻 天暦八年 天暦九年 天暦十年 天徳元年 天徳二年 応和二年 応和三年 康和元年 康保二年 康保三年 康保四年 安和元年 中 巻 安和二年 天禄元年 天禄二年 下 巻 天禄三年 元延元年 天延二年 巻末歌集 補 注 系 譜 地 図 年 表 解 説 *本書は、1980年に講談社学術文庫から刊行された『蜻蛉日記』上中下巻を一冊にまとめ、新版としたものです。
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw
    3.8
    1巻1,881円 (税込)
    仲良し5人組が、1人ずついなくなる。「私は悪くない」から始まる「エゴミス」! いわゆる「HSP」であるヒトミは、その繊細な性格のせいで損ばかりしてきた。大学時代からの親友4人を見て劣等感をくすぐられ、また惰性で付き合う彼氏やアルバイト先の人間関係などに辟易していた。ある日Kポップにハマってしまった彼女は、無垢なアイドル達のきらびやかな笑顔を見て、自分もすべてを捨てて渡韓しようとする。 女性5人それぞれが自らの「生きづらさ」を語るが、いつの間にか他人への浅はかな羨望、嫉妬といった黒々とした感情が渦巻き...... 「Cocoon」シリーズの作者が贈る、全く新しい「生きづらさ」文学。
  • さわらないで小手指くん(1)
    無料あり
    4.3
    JKアスリートが悶絶! 主人公・向陽の気持ちよすぎる手技に理性崩壊! 向陽の使命はヒロイン全員を揉んで試合に勝たせること! 過激すぎるのに、尊すぎる……!? 新時代のマッサージラブコメ、開幕!! 小手指向陽・高校1年生。特技は、女の子を気持ちよくさせすぎちゃうマッサージ。 学費を稼ぐため、スポーツ強豪校・星和大付属高校の寮の管理人となった向陽。そこで出会ったのは、曲者揃いのJKアスリート達だった! 医学部特待生をGETするため、向陽は彼女達の「心身のケア」に勤しむことに! 部活JK×マッサージ! Hで過激な寮生活が始まる!!
  • 逮捕されたらこうなる!
    -
    政治は銀行を援けるが、まじめに働いてきたおとなしい市民には目を向けない。堅実に生きてきた普通の人が窃盗、強盗、詐欺という金銭目的の犯罪の被害者だけでなく、加害者にもなる。そんな時代だからこそ、もしもの時のために逮捕や逮捕後のことを知っておくべきだ。私たちの誰もが、悲しいかな、犯罪者や犯罪少年の保護者になる可能性があるのだから……。 第1章 逮捕されたらこのように扱われる! 第2章 拘置所に送られた被告人、その生活は…… 第3章 これが刑務所の生活の真実だ! 第4章 すべてにお伺いを立てるムショ暮らし 第5章 親も子も必読! 少年鑑別所のすべて 第6章 初公開! これが少年院だ! 第7章 待ちに待った釈放……シャバへ! ●坂本敏夫(さかもと・としお) 元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。
  • 剣帝学院の魔眼賢者(1)
    完結
    2.9
    魔術の天才が1,000年後の剣術の世界で無双!! 「私は君を新たな“賢者”と認めよう」憧れの師匠リンネにそう告げられた魔術の天才ラグは、1,000年後の世界を“降炎(メギド)”から救うため未来に送られたーー。しかし、目覚めた彼が目にしたものは、朽ちた街と師匠の杖だけ。出会った剣士の少女クラウによれば、この時代に魔術が使える人間は残っていないらしい。魔術を剣技と、杖を“聖霊剣(グラム)”と勘違いされたラグは、クラウと一緒にハイネル剣帝学院に入学することに…。仲間たちと世界を救うために戦う超王道学院ファンタジー、開幕!!! 『銃皇無尽のファフニール』のツカサ×人気イラストレーターの雪あられ、夢のタッグで描く「超王道学院ファンタジー」コミカライズ!!
  • 天駆け(1)
    完結
    5.0
    伊達政宗に天下を獲らせて理不尽な現在を変えろーー! 不遇の高校生・雁谷みかげは、不可思議な現象から戦国時代へとタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは、かの独眼竜こと伊達政宗! 己がこの先どんな人生を歩むかも知らず天下獲りに野心を燃やす政宗と、これから起こる出来事をすでに知っているみかげ。みかげは、己が生きてきた現代の理不尽な環境と、そんな中で幸福を手にできず命を落とした母親に思いを馳せ、政宗に天下を獲らせて現代を変えることを決意する。歴史の知識と、いつしか身についていた雷を放つ能力を武器に、史実を書き換える一大戦略が動き出す。しかし、時空を超えて戦国時代に降り立った「天駆け」は、みかげだけではなかった。すでに秀吉は千歳(ちとせ)という名の天駆けを傍らに、千歳の導きと圧倒的戦闘力で、史実どおりに天下獲りへの距離を着々と縮めつつある。群雄割拠の戦国時代、最後に笑うのは誰だーー!
  • 徹底討議 二〇世紀の思想・文学・芸術
    -
    二つの世界大戦から、革命と共産主義、無意識とセクシュアリティ、言語論的転回、アメリカの亡命者たち、映画と精神分析とファシズム、ホロコーストの記憶、構造主義、「歴史の終わり」、情報テクノロジーの進展、世界文学、そして「廃墟としての未来」まで……時代の転回期に「二〇世紀の夢」を振り返る徹底討議。 ■目次 第一回 世紀の開幕 第二回 世界内戦1.0 第三回 革命と共産主義 第四回 無意識とセクシュアリティ 第五回 言語論的転回とその〈谺〉 第六回 亡命者たちのアメリカ 第七回 「映像」の運命 第八回 世界内戦2.0 第九回 批評の革新 第十回 エイティーズ  『空白』の時代 第十一回 インターネットの出現 第十二回 〈世界文学〉のために 後記
  • イラスト学問図鑑 こども哲学
    -
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 \一生モノの教養が身につく!/ 人に自慢し、明日から使いたくなる学問図鑑。 これ1冊にこどもから大人まで、正解のない時代に役立つ哲学の知識が盛りだくさん。 有名な哲学者やテーマが短い文章とくすりと笑えるイラストで楽しく学べる。 生き方は自由に選べる? 新しいものってどう作る? 世界のすべてがわかる? これからの時代に大事なのは自分で考える力だ! 〈小学上級・中学から・すべての漢字にふりがなつき〉
  • イラスト学問図鑑 こども心理学
    -
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 \一生モノの教養が身につく!/ 人に自慢し、明日から使いたくなる学問図鑑。 これ1冊にこどもから大人まで、正解のない時代に役に立つ心理学の知識が盛りだくさん。 心理学の有名な実験やテーマが短い文章とくすりと笑えるイラストで楽しく学べる。 暗記ってどうすればできる? やる気の出し方って? 理想の自分になるには? 心が分かれば生き方もコミュニケーションもうまくなる! 〈小学上級・中学から・すべての漢字にふりがなつき〉
  • 立憲民政党全史 1927-1940
    -
    【昭和初期、危機の時代。日本人は政党政治に希望を託した】 【彼らの苦闘と達成、そして蹉跌から今日の私たちが学ぶべきことは何か?】 この国にデモクラシーを追い求めるうねりは、さまざまなアクターの理念と政策、利害と野心を飲み込み、戦前政党政治の一方の極として結実した。 格差是正、軍部統制、財政整理、協調外交、普通選挙――国内外の諸課題と格闘しながら展開するその全史を、ダイナミックに描き出す! ◇◆「民政党とは何だったのか」全体像をくっきりと明らかにする2部構成◆◇ 【通史篇】前史から、民政党内閣誕生、解党までを明快に見通す 【政策篇】外交/軍事・安全保障/経済・財政/社会/メディア・文化 日本近代政治史のトップランナー研究者が結集。徹底的に分析し、平易に書き切った! 【本書より】 民政党は政友会との間で基本的な国家目標を共有していた。違ったのは政策である。保守化する政友会に対して、民政党は漸進的なデモクラシー化を進める。二大政党は社会的な格差の是正や政治参加の拡大をめぐって、政策を競うようになる。イデオロギー対立ではなく、政策の優劣を競うようになれば、政権交代が可能になる。民政党の歴史は政権交代の条件を示唆している。 【本書の内容】  序[一般財団法人櫻田會 増田勝彦]  刊行に寄せて[明治大学名誉教授 中邨章]  はじめに[著者代表 井上寿一] 第一部 通史篇  第一章 立憲民政党の結成――新党の誕生[村井良太]  第二章 浜口雄幸内閣と新しい日本―民政党内閣の誕生[村井良太]  第三章 第二次若槻礼次郎内閣期の立憲民政党[若月剛史]  第四章 「挙国一致」内閣期の立憲民政党[小山俊樹]  第五章 第一次近衛文麿内閣期以降の立憲民政党[菅谷幸浩] 第二部 政策篇  第六章 外交[井上寿一]  第七章 軍事・安全保障[小山俊樹]  第八章 経済・財政[若月剛史]  第九章 社会[菅谷幸浩]  第一〇章 メディア・文化[金子龍司]  注  参考文献一覧  あとがき  著者代表 井上寿一  略年譜  索引
  • 最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~
    3.0
    とある事情で高校を中退してしまった佐倉真琴。 彼が実家から出て行ったその2日後に、世界は変わった―― 世界中に突如、《ダンジョン》が出現したのだ! 強さを表す《レベル》が人間の価値を表す指標と化した新たな世界では、 ダンジョン内で手に入れるアイテムが貴重なものとして認識され ダンジョン探索者が何より優遇される時代がやって来た。 そんな中で真琴は、探索者として急速に頭角を現していった。 なぜなら、真琴は二つの超絶スキル―― 【レベルフリー】と【経験値1000倍】を所持していたのだから。 人類最速とも言える速さで、無限にレベルアップしていく真琴は ダンジョンでの出会い、熱き友情、避けられぬ戦いを経て、 その存在を無限に大きくしていく! 最強にして最速で魅せる新たなるダンジョン冒険譚ここに開幕!!
  • 戦国ディレクター 仙石権兵衛秀久 四人の天下人を支えた男
    -
    「無」を掲げ、天下の大事を裏方として支え続けた『戦国ディレクター、仙石権兵衛秀久』の隠された歴史物語。 激動の戦国時代において、織田信長と羽柴秀吉など、名だたる四人の天下人に支えた武将、仙石権兵衛秀久。信長の影武者とも伝え聞くほど天下人に最も近い存在でありながら、その功績や実態の多くは歴史に刻まれることなく、その豪傑なみなりからは想像もつかない歴史上最もミステリアスな武将とも称されている。本書は指物(旗)に自ら「無」を掲げ、歴史に残る数々の天下統一の大事編を、裏方として管理・統制し、生涯をかけて支え続けた『戦国ディレクター、仙石権兵衛秀久』の隠された歴史を記した物語である。 【目次】 ミスト 初陣 永楽通寶 無の時代 家康の家臣 国替え 関ヶ原へ 上田藩 あとがき 【著者】 茶屋二郎 本名は山科誠。1945(昭和20)年、石川県金沢市生まれ。慶応大学卒業、小学館入社。その後バンダイに転じ、35歳で社長に就任する。日本玩具協会会長、デジタルメディア協会理事長、日本商品化権協会会長などを歴任。現在日本おもちゃ図書館財団代表理事。平成29年旭日中綬章を受賞。著書に「遠く永い夢」(日新報道)「青淵の竜」(廣済堂)「1868年終わりの始まり」(講談社)「アメージング グレース」「こげなお人ではなか」(ボイジャー)「天上の麒麟 光秀に啼く」(ボイジャー)などがある。
  • やわらか頭「江戸脳」をつくる和算ドリル
    -
    小・中学レベルの問題で脳力トレーニング! 表面的な数字に惑わされない思考力をつける! さらに、時代劇ファンの副読本に/数学パズル愛好者に/中学受験生のお父さん、お母さんに! 第1章では、現在も使われているものさしや枡といった身近なモノから、江戸時代の人々の信じていた「数と量の世界」を、世界の文明史の中にかいま見ます。顕微鏡を覗いていたら、いつのまにか望遠鏡に変わっていたという野心的な試み(のはず)です。第2章では、和算遊戯やパズルに挑戦します。現在も私立中学受験で出題されている「○○算」からスパイもどきの暗号パズルまで。江戸時代の人々もこういう「頭の体操」を楽しんだのです。第3章では、『塵劫記(じんこうき)』に載ったお金や米の計算問題を通して江戸市井の生活を感じてみましょう。人々の頭の皺や心の襞に入っていくとともに、「脳を鍛えるドリル」になるでしょう。それでは、ズーム・イン・江戸時代! ●「植木算」は和算ではない? ●江戸の時間と「旅人算」の真実 ●太閤検地と「円周率3.16」 ●大数学者ガウスご自慢の「俵杉算」 ●二進法で規則的に咲く「目付桜」 ●古(いにしえ)の絶世の美女が挑戦「小町算」 ●雅(みやび)な香りの組み合わせ「源氏香」 ●江戸の常識「九六の百」とは? ●おそろしき利息計算 ●長崎の海外オークション計算
  • 宇宙兄弟 オールカラー版(1)
    4.5
    1~43巻946円 (税込)
    【購入者限定 電子書籍版特典あり】 『宇宙兄弟 オールカラー版』1~4巻を全て(計4冊)購入後、以下のURLにアクセスし、利用規約に同意の上、特典をお楽しみください。 幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる。大人気タイトル待望のオールカラー版、小山宙哉完全監修でついに登場!
  • レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」
    5.0
    源氏物語はなぜ「世界文学」になったのか?千年前に紫式部が書き、百年前にアーサー・ウェイリーが英訳した「源氏物語」を現代日本語に再翻訳した著者が、時空を超えた物語の秘密と魅力を解きあかす。 高橋源一郎氏、推薦! 文学史に残る偉業、らせん訳「源氏物語」には、翻訳者姉妹による、もう一つの輝く「らせん」が埋めこまれていたのだ。   レディ・ムラサキとは、一体だれなのか?1925年、アーサー・ウェイリーによる初の英語版が刊行されて以来、世界各国に翻訳された「源氏物語」は、時代を超え国境を越え、中国古典からギリシャ・ローマ神話、聖書、シェイクスピア、プルーストやウルフらモダニズム文学、そして現代まで――。数多の異言語・異文化の波を潜り、「世界文学」として新たに生まれ変わった。千年前の古典原文、百年前の英語、現代日本語を往還しながら、『源氏物語』の〈らせん訳〉=トランスクリエーションを成し遂げた著者による、発見の喜びにみちた評論エッセイ!
  • ゼイチョー! ~納税課第三収納係~ 分冊版(1)
    無料あり
    4.3
    全25巻0~198円 (税込)
    幸野市役所納税課に勤める百目鬼華子は、クールな見かけとは裏腹に、お客の前で机にペンを突き刺すなど予測不能な行動も多い新人職員。脱力系チャラ男公務員・饗庭蒼一郎とペアを組み、初めて滞納者の家に訪問するが、その相手は、住民税に苦しむ華子の高校時代の同級生で……!? 個性派納税課職員が市民に寄り添い奮闘する税金お仕事マンガ! 【第1話「大型新人、現る」収録】
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係
    4.5
    世界のどこかで有事が起きれば最初に飢えるのは日本、そして東京、大阪が壊滅する。気骨の農業学者と経済学者がこの国の危機を撃つ! アメリカの日本支配に加担する財務省、そしてその矛盾は「知ってはいけない農政の闇」となって私たちの生活を直撃する! (目次より抜粋) 第一章 世界経済はあと数年で崩壊する/世界のどこかで核戦争が起きれば日本人は飢え死に/「一億総農民」になれば飢えない/農地を買えなくしてしまった農水省/ビル・ゲイツの「デジタル農業」で東京がスラム化/資本主義は人間の命を大事にしない/「虫が食わないキャベツ」は逆に危険/一番インフレに強いのは米/富裕層は庶民の一万倍も環境を汚染している/地球環境はあと五年で壊れる/「五公五民」の時代がやってきた     第二章 絶対に知ってはいけない「農政の闇」 財務省という「カルト教団」の怖さ/農業政策はお友達企業に牛耳られている/「エブリシング・バブル」は崩壊する/ 「バカ高い不動産」は買うべきではない/「キラキラした都会人」が真っ先に飢え死にする/もともと増税反対の岸田首相が寝返った理由/米食中心に戻せば食料自給率が劇的に改善     第三章 アメリカの「日本搾取」に加担する財務省 「米を食うとバカになる」と洗脳された/少子化対策は高所得世帯を助けているだけ/貧困と格差をなくすための「ガンディーの原理」/中国はツケを世界に回そうとしている/都合のいい日本人/アメリカは有事に援助してくれない/漁業の衰退が尖閣問題を招いた/遺伝子組み換え作物を一番食べているのは日本人/二酸化炭素以上に危険な「窒素・リン濃度」     第四章 最後に生き残るためにすべきこと  鈴木宣弘 インドの輸出規制が与えたインパクト/最初に飢えるのは東京と大阪/酪農家を追い込む「七重苦」/「牛乳不足」と「牛乳余り」を繰り返す理由/「鶏卵不足」に「米不足」が追い打ち/農業を潰し国民を飢えさせる「ザイム真理教」/台湾有事になれば日本人の九割が餓死する/本当は恐ろしい「コオロギ食」/地方で続々と誕生する「生産」と「消費」の新たなシステム
  • 工作・謀略の国際政治 - 世界の情報機関とインテリジェンス戦 -
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ガザ紛争、宇露戦争、中国、北朝鮮の動向、読み解く鍵は情報戦である! 国際政治における各国のインテリジェンス組織の裏面を詳細に解読する! ●別班ブームと日本の実情、ガザ紛争、ウクライナ戦争、中国の監視システム   北朝鮮の暗殺組織 インドvsパキスタンの過激な情報機関、キューバ情報機関 ドイツ特殊部隊の闇、日本赤軍とシリア秘密警察 世界の混迷のカギを解き明かすのは、やっぱり諜報! 世界各地で緊張が高まるこのような状態は今後も長く続くが、そんな時代を生き抜くには、軍事的な防衛力と同じくらいに必要なものがある。 情報戦を勝ち抜く力だ。 実際、ウクライナでの攻防でもガザ紛争でも、探り合いの攻防で敵対する相手を出し抜くとともに、相手陣営の内部を心理的に揺さぶり、さらに国際的な世論までも味方につける高度な“情報戦”が行われている。 そして、その情報戦を担っているのが、米国のCIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)、ロシアのFSB(連邦保安庁)やGRU(参謀本部情報総局)、あるいはウクライナのGUR(国防省情報総局)やイランの「イスラム革命防衛隊コッズ部隊」、イスラエルの「モサド」や「シンベト」、中国の「公安部」や「連合参謀部情報局」、北朝鮮の「国家保衛省」や「偵察総局」といった各国のインテリジェンス組織だ。 ここで言うインテリジェンス組織とは、国の安全保障のために情報を収集・分析する情報機関のことで、彼らは諜報機関でありながら、同時に相手陣営を惑わしたり誘導したりする秘密工作機関でもある。 自国民を監視・弾圧する独裁国家では、しばしば恐怖の「秘密警察」の顔も持つ。 こうした組織の活動は非公開が原則なので、あまり日々のニュースでは報じられないが、現代の国際政治では非常に重要な役割を担っている。 こうしたインテリジェンス組織の仕組みとウラの活動に目を向け、国際報道で漏れ伝わる関連情報を繋ぎ合わせることで、現代国際政治の深層の一端に迫ってみたいというのが、本書をとりまとめた目的だ。 情報戦という言葉自体はよく聞くが、現実の国際紛争で実際のところ、それはどうなっているのか。具体的な紛争の局面での動きを追ってみようと思う。(はじめにより) 【目次】 第1章ハマス軍事部門vsイスラエル情報機関 ~インテリジェンス戦争としてのガザ紛争~ 第2章 知られざる情報戦 ~ウクライナ戦争の深層~ 第3章 習近平の恐怖の監視システムとスパイ・ネットワーク 第4章 金正恩「独裁体制」の源泉 ~北朝鮮の暗殺組織~ 第5章 問題だらけの「日本の情報機関」 第6章 暗躍する世界の情報・公安機関 第7章 世界最強のインテリジェンス大国=米国情報機関の全貌 【著者プロフィール】 黒井文太郎(くろい・ぶんたろう) 1963年、福島県いわき市生まれ。 福島県立磐城高校、横浜市大文理学部国際関係課程卒。 講談社入社。週刊誌編集者として勤務。同退社後、フリージャーナリスト(NY、モスクワ、カイロを拠点に国際紛争取材専門)。 帰国後、月刊『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て軍事ジャーナリストに。 著書に、『北朝鮮に備える軍事学』『イスラムのテロリスト』(講談社)、『日本の防衛7つの論点』『謀略の昭和裏面史』(宝島社)、『イスラム国の正体』(ベストセラーズ)、ほか多数。
  • 江戸前エルフ(1)
    4.6
    東京都中央区月島。江戸時代より400年以上の歴史を刻む『高耳神社』。祀られたるそのご神体は、異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフのエルダでした。「自分の代わりにーー、江戸をーー、この国を見届けてくれ」と約束したのは、なんと徳川家康!? 不老不死がゆえに、江戸から令和へと伝わる伝統はさることながら、オタク的知識もどんどん蓄え、文明生活を満喫中です。
  • 朱色の化身
    3.7
    80万部突破『罪の声』を超える圧巻のリアリズム小説! 「聞きたい、彼女の声を」 「知られてはいけない、あの罪を」 ライターの大路亨は、ガンを患う元新聞記者の父から、 辻珠緒という女性に会えないかと依頼を受ける。 一世を風靡したゲームの開発者として知られた珠緒だったが、突如姿を消していた。 珠緒の元夫や大学の学友、銀行時代の同僚等を通じて取材を重ねる亨は、 彼女の人生に昭和三十一年に起きた福井の大火が大きな影響を及ぼしていることに気づく。 「実在」する情報をもとに丹念に紡いだ社会派ミステリーの到達点。
  • コギャルと過ごす青春(1)
    無料あり
    -
    46歳の両角は真面目な会社員。だが、妻が出て行った。絶望した彼はふと、ある山に向かった。そこで彼は人生をやり直せることに。彼の夢は「コギャルと付き合いたい!」。真面目に生きてきた彼が望むのは、楽しく明るく能天気な人生を送りたい、そして自分の青春時代の憧れ・コギャルと付き合いたい! というもの。そんな彼の願いは叶えられ、目が覚ますと1995年の渋谷、クラブ!! 未来人の知識とビジネスパーソンの余裕と能力で、渋谷女性を落としまくる!! そして彼は、コギャルと付き合い素敵な青春を手に入れられるのか!? 『匿名の彼女たち』の著者が描く、無敵な未来人がエロありエモありな青春を満喫する漫画です。
  • 読む哲学事典
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    ◇◆◇「愛とは何か」を解るために、「暴力とは何か」を考える。◇◆◇ ◇◆◇さまざまな概念を対にして展開する、縦横無尽な思考の一大パノラマ!◇◆◇ 本質と時間/愛と暴力/ここと私/正義と詩人…… ある概念と別の概念を対にしてみると、思いもよらない連関が生まれ、ありふれた言葉から豊かな哲学の問題が立ち上がってくる! 現代哲学の重要論点のみならず、文学、芸術、宗教、科学、政治を自由闊達に横断。一人ですべての項目を書き切った事典にして、どこから読んでも愉しめる上質の哲学エッセイ。 【本書より】 哲学事典を引く人が、「存在」とか「記憶」とかの意味をまったく知らない、などということは考えにくい。求められているのは日常では一見自明な言葉に哲学者が見出す亀裂であり、それを通して見えてくる思いがけない意味連関ではなかろうか? 概念間の連関が重要なのだ。ゆえに、哲学事典は一貫した視点で、一人が全項目を書くべきなのだ。 これは、すべてを網羅するという事ではない。多くの知識を蓄える事が問題ではない。問題は、越境的な精神の自由を確保する事なのである。本書では、諸概念の連関を強調するため、事項を単独で説明するのではなく、一対の概念に対して説明をした。読者は、関連する事項説明をたどることによって、梁と梁が大きなドームをなすイスラム建築のように、あるいはたがいに連関して図形を構成する夜の星空のように広がる、概念の天蓋が見渡せよう。 【本書の内容】 愛と暴力 アキレスと亀 一者の実在性/真理と悲劇 イロニーとユーモア 運と偶然 可能性と反実在論 共同感覚と感覚質 言語と意味/ Sinn(意)とBedeutung(指示)/実在論と反実在論 検証主義とプラグマティズム ここと私/意識と想像的なもの/想像的な私と象徴的な私 自然とユートピア/美と判断力 自由と問題 正義と詩人 全体論と解釈/現象学と志向性/心的な用語(mental term)と命題的態度 疎外論と物象化論 存在と存在論/数と算術/性質と類似性/実体と普遍論争 知識と信念 超範疇と超越論的 美のイデアと芸術 文化相対主義と普遍的正義論 弁証法と(再)定義/観念論とヘーゲルの弁証法―意図と欲望 保守主義と左翼 法と革命 本質と時間/時間様相―過去現在未来/期待と希望 メタ言語と主体性 ヨブの苦しみと罪の名 歴史と伝統/ヘーゲルの歴史観/反時代的 索引 *本書の原本は、2006年に講談社現代新書より刊行されました。(増補あり)
  • 往生要集入門 悲しき者の救い
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    辛い現世を終えて、来世こそは阿弥陀仏のすまう極楽浄土に生まれたい――貴賤を問わず日本で幅広く、長きにわたって信仰されてきた浄土思想。すべては平安時代、一人の僧によって著されたこの書物から始まった。源信なくしては、法然も親鸞もない。 『往生要集』の訳・校注で知られる著者が、歴史的背景に始まりゆるやかに『往生要集』の構成に沿いつつ、親しみやすい現代語訳を随所に示しながら、源信の教えの真髄を平易に解き明かす。 「予が如き頑魯(がんろ)の者(わたしのような愚かなもの)」と自らを顧みた源信(942-1017年)。智慧や才にめぐまれた一握りの人ではなく、自身を含む多くの罪深い「悲しき者」が救われる道を模索した『往生要集』が、日本の思想・信仰に与えた影響ははかりしれない。  往生を目指すべき理由として描かれる等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、阿鼻地獄など数々の地獄も、経典と源信自身の言葉を交えながら、恐ろしい責め苦が生々しく描き出され、それに対応する極楽の姿、そして現代人の想像をはるかに超える仏の姿もあざやかに示される。地獄、極楽、さらに仏の姿は、信仰のみならず、のちの思想、文学、芸術にも大きな影響を及ぼした。『源氏物語』や『栄華物語』、『梁塵秘抄』など、のちの文学作品にみられる『往生要集』の影響も示唆される。  『往生要集』は「集」というその名が示す通り、『無量寿経』、『観無量寿経』、『阿弥陀経』の浄土三部経をはじめ数多の経典や経典の注釈書の引用によって、往生の要諦を説いたものである。膨大多岐にわたる出典についての解説は、仏教学の泰斗たる著者ならではのものであり、源信が数々の経典のなかから何を重要としていたのかが、次第に浮かび上がってくる。  仏の姿を念じる「観相の念仏」を自らの思想の核とした源信が、「南無阿弥陀仏」と仏の名を口で称えるいわゆる「念仏」、「称名の念仏」に託したものとは何だったのか――。浄土思想の原点に触れる一冊。(原本:『悲しき者の救い――源信『往生要集』』筑摩書房(仏教選書)、1987年) 【本書の内容】 はしがき 第一章 『往生要集』の成立 第二章 迷いの世界 第三章 浄土へのねがい 第四章 正しい念仏 第五章 悲しき者の救い 源信略年譜 あとがき 付 参考文献について 選書版あとがき 解 説(岩田文昭)
  • 風俗画入門
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    古代から近代まで、人々の暮らしや心情を映し出す風俗画は、壁画、絵巻、屏風、浮世絵、漫画、落書など、様々な形で残されてきた。中国の影響から独立、展開し、近世に花開くその歴史は、高松塚古墳壁画から鳥獣戯画、洛中洛外図屏風、見返り美人図、北斎漫画までをも包み込む。古代の落書の精神は平安時代の絵巻に昇華し、仏教的な厭世観(憂世)は刹那主義的な現世肯定の精神(浮世)に受け継がれている。 日本美術史の第一人者が語り尽くす、類いまれな戯画全史。カラー図版多数掲載! 【目次】 第一章 風俗画の東西 第二章 唐美人の移入 第三章 やまと絵の風俗画 第四章 鎌倉、室町時代 第五章 戦国から桃山へ 第六章 桃山風俗画の満開 第七章 初期風俗画の爛熟 第八章 風俗画としての浮世絵 あとがき 学術文庫版あとがき 参考文献
  • なぜあの人と分かり合えないのか 分断を乗り越える公共哲学
    3.5
    「世の中がギスギスしている」「心に余裕のない人が多い」。学校や職場など社会の至る所から、そんな声が聞こえてくる。意見の異なる人と物別れになる。そもそも話し合いが成り立たない。ときにはお互いに譲らず、口汚い罵倒が飛び交うことさえある。それでも、人は生きるうえで他人と関わらざるをえない。どうすれば、こうした軋轢を解きほぐせるだろうか――。 身近な経験から社会に関わる話題まで、捉えどころのない問題を整理し、解決に向かうための道筋を提示する。学歴主義、商業主義、成果主義、ルッキズム、差別といった様々な問題を抱える現代人のための実践的哲学! 他人と一緒にやっていくにはどうすればいいか、多様化する社会で、相互理解を進めるための第一歩。不機嫌な時代の処方箋! 【目次】 はじめに 序章 「いやならお金を払えばいいのに」の論理――断片化する公共圏 第1部 子どもの難問――子育て、教育、学歴社会を考える 第1章 お金のために勉強させてもよいか――教育の脱公共化 第2章 偏差値は高ければ高いほどよいのか――大学への無理解 第3章 大学は無料にすべきか――学歴偏重社会と反知性主義 第2部 大人の難問――商業主義、イムズ、偏見を考える 第5章 成果主義は善か――人を操ろうとする思考 第6章 強く、正しく、美しく?――人を追い込む社会的偏見について 第7章 犯罪者は犯罪者らしく? 第3部 根本的な問題――思想的背景から解決へ 第8章 そもそもリベラルとは何か 第9章 思想的な対立を乗り越える――公共の再生 第10章 公共圏の可能性――市民的連帯のもとでの取り組み 注 参考文献一覧 あとがき
  • うちの師匠はしっぽがない(1)
    無料あり
    4.5
    いつか人間を化かしてみたいと夢見る、豆狸の女の子・まめだ。 少女に化けて大都会・大阪に繰り出し、黒髪の美女を化かそうとするが一目で見破られてしまう……! 落ち込むまめだに容赦なく「里に帰れ」と言い放った美女は、自分を「落語家」だと名乗り……? 笑うかどには、たぬきたる。読むと笑顔になる大正落語ファンタジー、ここに開演!
  • 恋じゃねえから(1)
    無料あり
    4.1
    40歳の主婦・茜は、ある日、中学時代に通った学習塾の講師・今井が彫刻家になったことを知る。彼が発表した「少女像」は、かつての親友・紫の姿によく似ていた。蘇る26年前の記憶、封印していた1枚の写真。そして私の犯した罪と願い。過去をひもとく現在の3人の運命が動き出す――。紙+電子累計135万部を突破した『1122(いいふうふ)』の渡辺ペコが描く、創作と性加害をめぐる問題作!!
  • 教師のExcel ~校務(個人業務+チーム業務)カイゼンのためのデジタルリテラシー~
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【ひとりでやり切る校務も、チームで取り組む校務も、Excel+デジタルで効率化できる】 本書は、先生方がこなす「個人業務」「チーム業務」を効率化したい、最適化したい方のための教本です。Excel+デジタルを校務改善の突破口として、そのためのリテラシーを1冊に凝縮しました。著者は20年以上中高一貫校で教鞭をとり、現在はICT支援に携わりながら人気サイト「Excel Tips for Learners」を運営。学校の先生にとってのExcel+デジタルを知り尽くした著者のナレッジが、教職にある方、教職を希望している方、日々の校務を効率化したい方をサポートします。 ■目次 ●第0章 学校組織の業務を効率化するために   0-1 教育現場の内情   0-2 本書の目指すゴール ◎Part 1 チーム業務効率化編 ●第1章 学校で扱うデータの基礎知識   1-1 学校のチーム業務の1stステップ―「データ」と「書式」とは―   1-2 学校のチーム業務の2ndステップ―「拡張子」とは―   1-3 教師がExcelを使う際に覚えるべき基礎知識①―CSVファイル―   1-4 教師がExcelを使う際に覚えるべき基礎知識②―「データベース」と「システム」― ●第2章 チーム業務に貢献する教育現場のExcel基礎知識   2-1 Excelにおける「セルの表示形式」   2-2 コピー&貼り付けのポイント   2-3 ExcelでCSVファイルを開く   2-4 教師必見!思い通りに印刷をするには   2-5 教育現場で利用されるファイルと保存 ●第3章 Excelで並べ替えや集計をするために知っておくべきポイント   3-1 データを活かすポイント―ステップ1―   3-2 データを活かすポイント―ステップ2―   3-3 データを活かすポイント―ステップ3―   3-4 データを活かすポイント―ステップ4― ●第4章 共有ファイルの作成と扱い方   4-1 教育現場の共有ファイルとExcelファイル   4-2 共有ファイル作成のポイント   4-3 共有ファイルで失敗しないための6つのポイント ◎Part 2 個人業務効率化編 ●第5章 名簿・一覧表の操作を素早く正確に行うテクニック   5-1 名簿のセルを効率的に選択する   5-2 名簿管理を効率化する連続データの入力―オートフィル―   5-3 法則性のあるデータを自動入力する―フラッシュフィル―   5-4 ふりがなの取得とひらがな・カタカナの相互変換―ふりがな設定機能― ●第6章 成績データを素早く有用に活用するテクニック   6-1 特定の点数のセルに色を付ける―条件付き書式―   6-2 点数順に並べ替える―ソート―   6-3 特定の条件の生徒だけを抽出する―フィルター― ●第7章 関数を使った成績集計のテクニック   7-1 数式作成の基礎知識   7-2 成績の集計表を作る   7-3 習熟度や少人数のグループごとの集計表を作る   7-4 評定・得点の分布表を作る ●第8章 学校で役立つ簡単なシステムとその使い方   8-1 座席表を作る   8-2 時間割表を使いこなす   8-3 面談用の個人成績票を作る   8-4 名簿作成支援を使いこなす ●付録1 反転表示に対応した座席表 ●付録2 校務に役立つ関数一覧 ■著者プロフィール 著者-久保 栄:東京藝術大学音楽学部卒業。私立中高一貫校で20年余り教員勤務を経たのち、ITエンジニアに転身。教員時代は広報部長、ICT推進委員長、芸術科主任等を務める。業務の軽減化、学校組織の在り方、教員の働き方に疑問を抱き、教員一人に任される仕事の量と重さの改善策を模索しながら取り組んできた。広報部長を務めた際には、データによるエビデンスに基づく広報活動を進めることで入学者数を伸ばし、学校の再建に貢献する。教員の働き方改革、校務支援の推進、ICT教育が進んでいる昨今、教育現場におけるデータリテラシーのベースライン向上の重要性を提唱している。 監修者-大村 あつし:ExcelとVBAの解説を得意とするテクニカルライター。ExcelやVBAの解説書はおよそ30冊出版しており、わかりやすさと正確さには定評がある。過去にはAmazonのVBA部門で1~3位を独占し、同時に上位14冊中9冊を占めたこともあり、「今後、永遠に破られない記録」と称された。国内最大級のMicrosoft Officeのコミュニティサイト「moug.net」の創設者。20万部のベストセラー『エブリ リトル シング』(講談社)など小説家としても活動中。
  • ラージャ(1)
    -
    「私は必ず王に成る」――舞台は数多の国々がしのぎを削って争い合う動乱の古代インド。激動の時代に終止符を打つ“唯一王”を目指すのは、知略に長けつつも野心に満ちた隻眼の青年カウティリヤと、圧倒的カリスマ性と武威を誇り盗賊団を率いるチャンドラグプタ。満月の夜に出逢った二人の英雄はインド統一を目指す“王道”への第一歩を歩み始める――“王の器”を持つ男達の闘いを描く歴史ロマンが幕を上げる!!
  • 推しが死んだのでタイムリープして生存ルート確保します!(1)
    完結
    4.5
    無個性で無能な黒田ユキには何もない。日本一の俳優であり、親友である白金ハルコへの想い以外は。…なのにハルコが死んだ。深すぎる絶望の中にいたユキだが、ある瞬間に子供時代へとタイムリープしてしまう。ハルコの運命を変えるため、ユキは彼女と同じ舞台俳優の道を歩み出す! 感情が爆発し続ける、舞台の上の青春ミステリー!
  • 正義とは何か
    4.0
    何が「正しい」のか、わからなくなった時代に。 プラトン、カント、ベンサム、ロールズ……2400年にわたる知的格闘。 人生や社会に関わる切実な問いを、哲学者たちはこう考えた! 法哲学の第一人者があざやかに整理し、切れ味鋭く論じる、「正義」入門の決定版! 【本書の構成】 はじめに――いま、なぜ過去の正義論を見直すのか? 序章 正義論のさまざまなパターン――本書のねらい 第一章 正義とは魂の内部の調和である――プラトン 第二章 正義とは他の人々との関係において現れる徳である――アリストテレス 第三章 正義とは相互の利益になる契約を実行することである――ホッブズ 第四章 正義とは自然権の保護・実現である――ロック 第五章 正義とは慣習によって生じた財産権規則を守ることである――ヒューム 第六章 正義とは非難が適切であるということと権利の保護である――スミス 第七章 正義とは「定言命法」に従うことである――カント 第八章 正義とは功利の原理の一適用にすぎない――功利主義 第九章 正義とは社会制度の第一の徳である――ロールズ あとがき――文献案内をかねて
  • 落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味
    3.7
    大岡裁きで勇名を馳せた大岡越前は還暦を迎え、江戸町奉行(南御番所)から寺社奉行に転出していた。閑職ではないものの、大岡は事あるごとに江戸町奉行職の記録を捲って振り返る。本当に裁きが正しかったのかどうか気になってならない事件があるのだ。大岡は鷹狩で知り合った若い餌差・十一を使い過去の事件の捜索を始める。事件の鍵は意外なところにあった。その驚愕の真相とは?(講談社文庫50周年書き下ろし作品)
  • 蔦重
    4.3
    2025年、大河ドラマの主人公。 絵師、戯作者の才能を巧みに操り、次々と流行を生み出した 蔦屋重三郎の光と影を描く。 細谷正充さん絶賛! ――吉森大祐、長篇だけでなく短篇の名手でもあったのか。   喜びと悲しみ、希望と絶望、令和の日本人と変わらぬ人間の姿がここにある。 喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴…… 鋭い閃きと大胆な企てで時代を切り開いた稀代の出版プロデューサー・蔦屋重三郎が世に送り出した戯作者や絵師たち。 江戸の精華として誰もが知る彼らの人生の栄光と悲哀を描いた、連作短編集。
  • あらゆる薔薇のために
    4.0
    新時代の特殊設定ミステリー作家、潮谷験が贈る「愛と記憶のミステリー」 「オスロ昏睡病」という難病から回復した患者は、身体の一部に薔薇の形をした腫瘍ができる後遺症を持つ。35年前に治療法を確立し権威となった医師が殺されたことを皮切りに「オスロ昏睡病」の患者が次々に襲われる事件が発生。自身もかつてその難病に罹った京都府警の八嶋警部補は、犯人の特定と難病治療がもたらした闇に挑む。
  • 裏切り者の中国史
    3.5
    復讐に取り憑かれた伍子胥、人心を操り権力に固執した王莽、女のために国を売った呉三桂……。極め付きの裏切り者たちが行き着く先は? 『史記』『戦国策』『三国志』『世説新語』等の史料から、歴史を動かした個性溢れる悪漢たちを描き切る。春秋時代から明末清初まで、二五〇〇年にわたって興亡の絶えない中国をかき回した反逆者たちの数奇な人生。 中国古典の第一人者・井波律子氏による評伝集にして、中国史・中国文学のファン必携の一冊。 【主な登場人物】 ・母国の君主に父兄を殺され、敵国の呉に奔った伍子胥(ごししょ) ・品行方正を装い、世論を操作して王朝を簒奪した王莽(おうもう) ・三世代かけて国を滅亡させた諸葛亮のライバル司馬懿(しばい) ・貴族に出し抜かれ、皇帝になりそこなった繊細な桓温(かんおん) ・反乱を引き起こすも、夢半ばで息子に殺された安禄山(あんろくざん) ・英雄を処刑したため、中国史上最も忌み嫌われた秦檜(しんかい) ・恋人を奪われて激怒し、身を売り国をも売った呉三桂(ごさんけい) ほか、呉起、始皇帝、商鞅、張儀、蘇秦、趙高、則天武后、楊貴妃、項羽、劉邦、諸葛亮、永楽帝、朱元璋、李自成など多数。 【目次】 はじめに 第1章 復讐の鬼――伍子胥 第2章 自立するコスモポリタン――戦国時代のパフォーマー 第3章 頭でっかちの偽善者――王莽 第4章 持続する裏切り――司馬懿 第5章 気のいい反逆者――王敦と桓温 第6章 危険な道化――安禄山 第7章 極め付きの「裏切り者」――秦檜 第8章 恋に狂った猛将――呉三桂 年表 参考文献 あとがき
  • インド思想史
    3.0
    インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』にはじまり、世界的にも類がないほど深遠な思想を生みだしてきたインド。ウパニシャッド、ジャイナ教、仏教、マハーバーラタ、正統バラモンの六派哲学、ヒンドゥー教から、近代のガンジーやタゴールに至るまで、3000年以上にわたる複雑で多様な思想の全領域をコンパクトに大観する。 アーリヤ人の侵入や農村社会の成立、王朝の興亡など、それぞれの時代の社会変動の影響も踏まえつつ、各思想大系の特質を明らかにすることで、〈解脱〉をもとめてやまない人類の思索の歴史が描き出される。 世界的なインド哲学、仏教学者であり、比較思想の開拓者でもあった著者による、半世紀以上にわたって読み継がれてきた不朽の概説書。原本:『インド思想史 第2版』岩波書店、1968年) 第一章 アーリヤ人の侵入とリグ・ヴェーダの宗教 第二章 農村社会の確立とバラモン教 第三章 都市の興隆と自由な思索の出現 第四章 国家統一と諸宗教の変動 第五章 統一国家崩壊後における諸宗教の変遷 第六章 クシャーナ帝国時代における新思想  第一節 時代の趨勢  第二節 仏 教   第三節 ジャイナ教   第四節 南インド文化の開花 第七章 集権的国家における諸哲学学派の確立  第一節 正統バラモン系統  第二節 仏 教   第三節 ジャイナ教  第八章 諸王朝分立時代における諸学派の継続的発展  第一節 バラモン教およびヒンドゥー教   第二節 仏 教  第九章 回教徒の侵入と思想の変化  第一節 中世的宗教の発展   第二節 近代的思惟の発展  第十章 外国資本主義制圧下における思想運動 第十一章 〔附論〕科学思想
  • アテネ 最期の輝き
    -
    紀元前338年、ギリシャ敗戦! その後「民主政」はどうなった? 教科書に載らない歴史の真実を明かす、第一人者によるアテネ「亡国」のドラマ。  * 紀元前338年、アネテやテーベを中心とするギリシア連合軍は、フィリポス2世とアレクサンドロス率いるマケドニア軍に歴史的な大敗を喫した。アテネが誇る民主政はしかし、それを契機にかつてない平和と繁栄を謳歌する――。デモステネスら政治家たちの闘いの跡を追いつつ、アレクサンドロス躍進の陰で「黄昏」と呼ばれたアテネの実像を明らかにする、第一人者による画期の書!  * [目次] はじめに 序章 「黄昏のアテネ」に迫る  1 「黄昏のアテネ」とデモステネス  2 「政治家」と「政治グループ」 第1章 決戦へ  1 デモステネスの生きた時代  2 デモステネスの前半生  3 反マケドニアの政治家として  4 「宿敵」アイスキネスとの対立 第2章 敗戦――マケドニアの覇権  1 戦後処理  2 デモステネスの活躍  3 アレクサンドロスの時代の幕開け  4 マケドニアの傘の下で 第3章 対決――「冠の裁判」  1 裁判が始まるまで  2 「弁論家の戦い」 第4章 平穏――嵐の前の静けさ  1 デモステネスの隣人たち  2 アテネ民主政の姿  3 動乱の前ぶれ 第5章 擾乱――ハルパロス事件  1 ハルパロス事件とは  2 事件当時のアテネの情勢  3 ハルパロス裁判  4 裁判の背後の人間模様 第6章 終幕――デモステネスとアテネ民主政の最期  1 民主政アテネの最後の闘い  2 愛国者たちのそれぞれの最期 終章  1 デモステネスの遺したもの  2 「黄昏」の民主政 史料について 主要参考文献 関連年表 あとがき 学術文庫版へのあとがき
  • 神武天皇の歴史学
    3.5
    天皇の初代とされる神武天皇は、生没年はもちろん、その実在さえ定かではない。しかし、伝説上の重要人物として、日本の歴史に大きな影響を与え、論争を呼び起こし、時に政治問題となってきた。天皇陵をめぐる近世・近代史の研究者である著者が、「神武天皇陵」の所在地論争と、橿原神宮の創建を軸に、「歴史学の主題」としての神武天皇に迫る。 初代天皇の墓所「神武天皇陵」は、実は江戸時代になるまで定かではなかった。元禄時代の江戸幕府の調査で、奈良・四条村の塚山に「定められた」のである。しかし、当初からこれには異論があり、幕末期には孝明天皇の意思により、その300メートルほど南の「神武田」に改められ、ここが、現在も天皇が参拝を行う神武天皇陵となっている。一方、国学者の本居宣長らは、畝傍山中の丸山を主張して根強い支持を得ており、明治期になっても「疑念」はくすぶり続けた。さらに、水戸学の巨頭・徳川斉昭、寛政の三奇人・蒲生君平、幕末の能吏・川路聖謨、明治大正の文人画家・富岡鉄斎らの見解もみていく。 また、神武天皇を祀る橿原神宮の創建と隆盛に尽力し、のちに決裂した民間勤王家・奥野陣七の生涯や、明治期に「神武天皇祭」に冷徹な目を向けたお雇い外国人にも注目し、「紀元節」から「建国記念の日」へと、現代にいたる「神武天皇」と日本社会をとらえ直す意欲作。 目次 序章 現代の神武天皇 第一章 三ヵ所の神武天皇陵 第二章 幕末動乱と神武天皇陵 第三章 奈良奉行所与力の結論 第四章 文久の修陵 第五章 明治天皇の親祭 第六章 橿原神宮と民間結社 第七章 消えない疑念 終章 紀元節から「建国記念の日」へ
  • ドローン3.0時代のビジネスハック
    -
    〈電子書籍版について〉 本書は固定レイアウト型の電子書籍です。リフロー型と異なりビューア機能が制限されるほか、端末によって見え方が異なります。 【ドローンを制する者は、ビジネスを制す!】 ビジネスで圧倒的な存在感を示す「ドローン」。それは、趣味や撮影のためだけのガジェットではありません。国内外を問わず農業、林業、物流、医療、建築、警備、災害対策、防衛……、多くの産業分野で急ピッチで導入が進められています。日本国内に限っても、ドローン産業の市場規模は2023年度の3,828億円から2028年度の9,340億円へと2.5倍に急成長が予測されています。2025年の大阪・関西万博では、人が搭乗できるドローン「空飛ぶクルマ」の運航も予定されており、注目度は爆上がり! まだ間に合う、ドローンビジネスへの参入。本書では、個人や企業の参入実例とともに、その魅力や方法、リスクなどを丁寧に解説。ビジネスマン必携の一冊です。 〈本書の内容〉 第1章 ドローン&空飛ぶクルマでビジネスチャンスが広がる! 第2章 ドローン1.0のビジネスハック 第3章 ドローン2.0のビジネスハック 第4章 ドローンビジネスをするなら国家資格を取れ! 第5章 来るドローン3.0時代のビジネスハック 第6章 ドローンビジネスの未来が見えるインタビュー 〈超豪華対談〉 GMOインターネットグループ会長・熊谷正寿 日本政策投資銀行・岩本学 AirX代表取締役・手塚究 テトラ・アビエーション代表取締役社長・中井佑 識学代表取締役社長・安藤広大 〈こんな方にオススメ〉 ・副業や転職を考えているミドルエイジのビジネスマン ・定年退職を踏まえてリスキリングを考えている人 ・ドローンビジネスに興味のある人 ・これから急拡大する市場で起業を考えている人 ・投資を考えている人 〈プロフィール〉 名倉真悟(著) 1962年大阪生まれ。立教大学大学院(MBA)修了。JAL Air Mobility Operation Academy(日本航空株式会社)修了。一般社団法人ドローン大学校代表理事。株式会社近未来大学校代表取締役。株式会社全空警代表取締役。北海道科学大学客員教授。国土交通省登録講習機関修了審査員。IntelUAS Operator。FAA TRUST取得。著書「マンガでわかるドローン」(オーム社刊)は、台湾、韓国、中国、ロシアなどでも翻訳出版されている。小・中学校、高専・高校、大学での講演実績も豊富。日本を代表するドローン専門家。 水野二千翔(編) 編集プロダクション・高円寺工房主宰。東京学芸大学教育学部卒業。エアモビリティメディア「FLIGHTING」編集長。一等無人航空機操縦士[基本・目視内限定変更]取得。講談社BC「バスマガジン」など乗り物系ムック、イード「アニメディア」「メガミマガジン」やアニメムックの編集を手掛ける。2022年に活動の幅を広げるべくドローン大学校に入学。同年6月、同校を修了後、東京・杉並にてドローン体験会「ドロパッ!」をスタート。

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  • ドグラ・マグラの世界/夢野久作 迷宮の住人
    5.0
    巻頭に置かれるのは、夢野久作が読書界から顧みられることのほとんどなかった1962年に鶴見俊輔が雑誌「思想の科学」に発表した「ドグラ・マグラの世界」である。この評論により、日本の戦後期には忘れられた存在となっていた夢野久作は「再発見」される。 「ドグラ・マグラの世界」の発表がきっかけとなり、鶴見と夢野久作の長男である杉山龍丸の交流が生ずる。やがて杉山龍丸の著書や杉山が編纂した夢野久作の日記などを資料としてじゅうぶんに咀嚼したうえで、鶴見は夢野久作論『夢野久作 迷宮の住人』が書き下ろされる 夢野久作について少年期の鶴見俊輔が出会った夢野久作の『犬神博士』の紹介から、『夢野久作 迷宮の住人』の第一部は始まる。そして『氷の涯』という日本軍のシベリア出兵をモチーフにした作品、さらに異色の長篇推理小説『ドグラ・マグラ』へ。そして、これらの作品が昭和初期の読者にどのように受けとめられたのかと問いが生まれる。 第二部では作家夢野久作の本名である杉山泰道の側からその生涯が辿られる。泰道の伝記的事実の多くは、さらにその長男杉山龍丸の著書によるが、伝記的事実と時代背景を結びつけて読み解くことで、より作品世界に深くわけ入ることができる。 第三部では、夢野作品受容の変遷が綴られる。江戸川乱歩ほか同時代の探偵作家たちにはやはり異形のものとして解されている。しかし年少の読者だった福永武彦や中井英夫たちには強烈な印象が残っていた。敗戦後、占領期に夢野久作が思いおこされることはなかったが、1960年を境にふたたび関心が寄せられるようになり、作品研究・分析が進む。そこで見えてきたものは、中央から遠い地方で、土地の日常言語を駆使して人間の根本問題に迫る、きわめて独創的な作家の姿であった。 本書により、夢野久作というきわめて独自性に満ちた作家に多角的に光が当てられ、読者にとってもそのイメージが鮮明となることが期待される。
  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来
    4.0
    ■ジャニーズ問題を発信し続ける音楽プロデューサーが誘う、歌のように柔らかな抵抗。 学び、変わり、声を上げる言葉には、未来への希望と力が溢れている ──斎藤幸平(哲学者) 性加害を告発する時代の鼓動と、自由と権利を求める音楽が響き合う。新たな歌を全身で感じてほしい。 ──望月衣塑子(東京新聞記者) EXILE、平井堅、CHEMISTRY、JUJU、東方神起、久保田利伸らの重要楽曲を手がけた現代屈指の音楽プロデューサーは、山下達郎への異議申し立てを通じ、ジャニーズ批判の先鞭をつけた。 ジャニーズ「性加害問題」の解決と、新たなエンターテインメント・ビジネスの生成に向けて、芸能界のど真ん中から熱い言葉を大胆に発信。これからの社会と人間と表現の「革命」は、本書を読まずにはあり得ない。
  • 昭和戦後史(上) 復興と挑戦
    -
    ニュースになった話題、事件を集大成! 昭和の日本を俯瞰する!――太平洋戦争の敗戦前後、マッカーサー日本上陸から高度経済成長のはじまりと民間出の皇太子妃内定まで……。皇室、政治、経済、社会、スポーツ、芸能と、幅広くとらえた画期的な戦後史事典。巻末に年表付き。 ●本書は、ニュース映画の映像を中心にまとめたDVDブック『昭和ニッポン』のブック部分を3巻に分けて再編集したものである。『昭和ニッポン』は、昭和という時代の、政治、経済のみならず芸能、スポーツ、文化、世相などまで広範なニュース映像のなかから見るべき価値のあるものを厳選して24巻にまとめている。ブック部分は、編集部がまとめた映像をより深く理解できる手がかりとなるよう配慮して執筆、編集された。――<著者「まえがき」より>
  • ビリー・ジーン・キング自伝
    -
    「世界一尊敬される女性」(米雑誌Seventeen)、 伝説のテニスプレーヤー、ビリー・ジーン・キングが 平等のために闘い続けた80年間の軌跡を語る、パワフルでハートフルな自伝。 「私は試合で証明したかった。女は平等に扱われるに値すると」 ――ビリー・ジーン・キング(本文より) 伝説のテニスプレーヤー、ビリー・ジーン・キング。 圧倒的な強さで世界ランク1位に輝き、グランドスラム通算39勝、バトル・オブ・ザ・セクシーズでの歴史的勝利、国際テニス殿堂入りを果たした。 輝かしいキャリアのかたわら、スポーツ界の男女平等を実現すべく奮闘してきたビリー・ジーン。自身がレズビアンであることをアウティングされた経験から、LGBTQ+の人権保護活動にも尽力し、オバマ元大統領から女性アスリート史上初の大統領自由勲章を授与された。 そのほか、「世界一尊敬される女性」(米雑誌Seventeen)や「最も重要な20世紀のアメリカ人100人」(米雑誌LIFE)など、多くの栄誉に輝いている。 ハードなトレーニング、数十年にわたる摂食障害との闘い、セクシュアリティの葛藤、愛するパートナーとの出会い、命がけの人権保護活動――。 すべての瞬間を全力で生きるビリー・ジーン・キングが80歳を目前に、コートの中で、コートの外で数々の勝利を掴みとった軌跡を余すところなく振り返る。 【絶賛の声、続々!】 社会に虐げられながらも、彼女は恐れず立ち向かった。 困難にぶつかっても、彼女は決してくじけなかった。 ビリー・ジーン・キングは、私の生涯のロールモデルだ。 ――セリーナ・ウィリアムズ 今を生きるすべての人に贈る、 モチベーションを高め、変化を起こすための1冊。 ――全米女子テニス協会 真のチャンピオン、真のレジェンドがつづった、 すべての人に読んでほしいパワフルな自伝。 ――パトリシア・コーンウェル 遠いけれどそう遠くない昔、大きな夢を描いた少女がいた。 その夢をかなえるにはまず「すべての人が平等な世界」が必要だと気づき、 彼女は一人、その実現に向けた闘いを始めた。 テニス界の偉人が語る、いま誰もが知っておくべき闘いのこれまでとこれから。 ――池田真紀子(本書 訳者) 〈目次〉 まえがき 第一章 テニスに目覚めて 第二章 恩師クライド・ウォーカー 第三章 憧れのアルシア・ギブソン 第四章 アリス・マーブルの教え 第五章 いざウィンブルドンへ 第六章 強敵マーガレット・スミス 第七章 ラリー・キングとの出会い 第八章 試練つづきの新婚時代 第九章 世界の頂点へ 第一〇章 プロ転向と激動の日々 第一一章 “クローゼット”のなかで 第一二章 女子選手たちの反乱 第一三章 バージニア・スリム・ツアー 第一四章 新星クリス・エヴァート 第一五章 スキャンダルの火種 第一六章 ボビー・リッグズからの挑戦 第一七章 世紀の決戦に向けて 第一八章 すべてに全力を尽くす 第一九章 バトル・オブ・ザ・セクシーズ 第二〇章 女性たちの自由のために 第二一章 大親友エルトン・ジョン 第二二章 マルティナ・ナヴラチロワの台頭 第二三章 スポーツとトランスジェンダー 第二四章 生涯の愛 イラナ・クロス 第二五章 アウティング 第二六章 法廷での直接対決 第二七章 新たなフェーズへ 第二八章 スポーツに多様性を 第二九章 摂食障害治療センター 第三〇章 “クローゼット”の外へ 第三一章 奇跡の対面 マンデラとオバマ 第三二章 私はビリー、平等の支持者 訳者あとがき 付表 〈著者〉 ビリー・ジーン・キング(Billie Jean King) 1943年11月22日生まれ。カリフォルニア州ロングビーチ出身。11歳でテニスを始め、史上最年少の17歳で1961年のウィンブルドン選手権女子ダブルスで初優勝を果たす。4大大会では通算39勝という超人的な記録を達成した。輝かしいキャリアのかたわら、スポーツ界における男女の賃金格差の是正運動や、LGBTQ+の人権保護運動にも貢献。1973年、男性至上主義を掲げるボビー・リッグズとの世紀の一戦<バトル・オブ・ザ・セクシーズ>で見事に勝利し、女性の力を全世界に証明した。レズビアンであることを公表しており、パートナーは同じく元女子テニス選手のイラナ・クロス。   〈訳者〉 池田真紀子(いけだ・まきこ) 東京都出身。英米文学翻訳家。主な訳書にアーヴィン・ウェルシュ『トレイン・スポッティング』、チャック・パラニューク『ファイト・クラブ』(以上、ハヤカワ文庫)、パトリシア・コーンウェル『烙印』(講談社文庫)、ミン・ジン・リー『パチンコ』(文藝春秋)、ケイティ・グティエレス『死が三人を分かつまで』(U-NEXT)などがある。
  • 乾と巽―ザバイカル戦記―(1)
    3.8
    1~10巻693~759円 (税込)
    安彦良和、最後の新連載!! 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが、作家生命を懸けて最後に挑む巨編! 今から100年前、大正の日本が選んだ「シベリア出兵」という道の中、ロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽。戦争のど真ん中を熱く生き抜いた男達の生き様を描く!
  • ヨコハマ買い出し紀行 芦奈野ひとし画集
    完結
    -
    芦奈野ひとし、初の画集です。1994年『ヨコハマ買い出し紀行』でデビュー以来2003年までのイラスト85点のほか、インタビューやラフ画などを収録。ページをめくれば「夕凪の時代」へ行ける、アルファさんに会える、ファン待望の一冊。 2003年に発売されて大好評を博した、芦奈野ひとしの唯一の画集が20年の時を経て、電子版で待望の復刊!!
  • ブランディングという力――パナソニックは何故認知度をV字回復できたのか
    3.0
    【内容紹介】 失われた30年を取り戻せ! ブランディングの力で会社に元気の風を吹き込んだパナソニック2年間の軌跡 「20代のブランド認知度が53%」……世界的企業パナソニックに衝撃が走ったのは、2021年。 ブランドイメージ回復のための取り組みが始まった。 それは、失われた30年間を取り戻す作業でもあった。 新しいブランド・スローガン、ユニークなオウンドメディア、若者たちとの対話により従業員が制作し従業員が歌った音楽楽曲、事業会社が独自に作るブランド・スローガン……。 そして、わずか2年で認知度は劇的に回復。辿りついたのは、ブランディングの天才、創業者・松下幸之助の経営理念だった。 ブランディングは、企業に力を取り戻させる原動力となり得る。それは、なぜか。 ブックライターの上阪徹氏が、グループCEO 楠見雄規氏の単独インタビューを含め徹底取材。 苦難の時代に、日本企業の進むべき指針となる痛快ルポ。 【著者紹介】 [著]上阪 徹(うえさか・とおる) 1966年、兵庫県生まれ。85年兵庫県立豊岡高校卒。89年早稲田大学商学部卒。ワールド、リクルート・グループなどを経て、94年より独立。経営、金融、ベンチャーなどをテーマに雑誌や書籍、ウェブメディアなどに幅広く寄稿。著書に『成功者3000人の言葉』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『JALの心づかい』(河出文庫)、『子どもが面白がる学校を創る』(日経BP)など多数。また、『熱くなれ 稲盛和夫 魂の瞬間』(講談社)、『突き抜けろ 三木谷浩史と楽天、25年の軌跡』(幻冬舎)などのブックライティングを担当。 【目次抜粋】 第1章 新しいブランドスローガン「幸せの、チカラに。」はなぜ生まれたか 「20代のブランド認知度が53%」という衝撃 昭和のマーケティングは、もう通用しない デジタルがない。マーケティングがない 60年ぶりに経営基本方針を改訂したCEO楠見の意思 幸之助が大事にしていた「物心一如」こそ……etc. 第2章 「環境」への考え方がブランドにもたらす、絶大なインパクト ブランディングのもう一つの柱「環境」 埋もれていた「削減貢献度」という考え方 「Panasonic GREEN IMPACT」に込めた意味 「Disruptive Equilibrium」による戦略的広報へ 社会に新しい流れを作っていきたい……etc. 第3章 創業者「松下幸之助」は、100年先を見すえていた 取材は「松下幸之助歴史館」から 創業時前夜の苦労。そして稀代の商売人としての力 なぜ「松下電器産業」は、世界に冠たる会社になったのか パナソニックは今、原点に立ち戻っている 戦争の時代に、幸之助が経営でやろうとしたこと……etc. 第4章 若手社員が担う「パナソニックらしい」先端デジタル・コミュニケーション ユニークなオウンドメディア「q&d」 若年層向けのコミュニケーションがこぼれてしまった ブランディングワーキンググループから 若い人たちが強く反応した記事とは? 従業員がライターになり、プロフィールも明かしている意図……etc. 第5章 最も重要と幸之助も語った「インターナルブランディング」はいかに変わったか 幸之助も重視していた「インターナルコミュニケーション」 冊子の社内報を廃止したら、イントラメディアすら読まれなくなった コミュニケーションマガジン「幸せの、チカラに。」誕生 現場に寄り添うコンテンツを意識する いかにわかりやすいものにできるか 短縮動画より長いバージョンの方がよく見られた……etc. 第6章 事業会社パナソニック「空室空調社」の新しいブランディング戦略 新体制で生まれた新しい分社「空室空調社」 B2B事業のほうが大きく、環境にも貢献 事業の方向性が、ブランディングに直結する 事業会社やホールディングスと、どう連携するか 事業部がブランドスローガンを作るなんて、考えられなかった……etc. 第7章 ブランドとは何か。楠見雄規グループCEOインタビュー 一人ひとりがやっていることがブランドにつながっていく この会社をサステナブルにすることが、私の仕事 みんなでどこに向かうのか、がはっきり見えなかった OBからは、けっこう励まされた。「それ失ってたんや」 この体たらくでも、会社が30年もった理由
  • 優しい日本人が気づかない残酷な世界の本音 - 移民・難民で苦しむ欧州から、宇露戦争、ハマス奇襲まで -
    3.0
    綺麗ごとのみ垂れ流すマスコミ、それを鵜呑みにする政策にNO! リアリストたれ日本人 優しい日本人が気づかない残酷な世界の真実 難民・移民で苦しむ欧州から宇露戦争、ハマス奇襲まで 序章 日本人はヨーロッパの勢力図を何も知らない  ウクライナ戦争のカギを握る東欧/米のノルドストリーム爆破になぜドイツは怒らないのか 他 第1章民族「追放」で完成した国民国家 開戦責任はヒトラーだけではない/冷戦時代に成功した東欧の国民国家化 他 第2章 ベルリンの壁崩壊とメルケル東独時代の謎 ベルリンの壁を壊したのはソ連だった!?/「赤い牧師」の父を尊敬していたメルケル 他 第3章 封印された中東と欧州の危ない関係  サウジ・イラン国交正常化、どうするアメリカ/トランプ路線ならイスラエルとサウジの合意はできた/トルコ移民の祖国へのジレンマ 他 第4章 ソ連化するドイツで急接近する「極右」と「極左」 左傾化したドイツでAfDの台頭は必然/EU人=グローバルエリートと国民の乖離/リベラル・デモクラシーはなぜ共産主義に似るのか 他 第5章 ドイツを蝕む巨大環境NGOと国際会議 欺瞞だらけのエネルギー転換政策を推進する論文/ドイツの脱原発のコストは年間一・三兆円/原発政策はフランスを見習え 他 第6章 国家崩壊はイデオロギーよりも「移民・難民」 人の命を食い物にする「難民ビジネス」も横行/絶対に難民を入れないという東欧諸国の覚悟/本音では難民を受け入れたくないEU諸国/大多数の国民が“損”をする移民政策/クルド人が起こす事件続出で日本でも難民問題が急浮上 他 終章 日本は、嫌われても幸せなスイスとハンガリーを見習え LGBTへの反撃/子供の性転換手術でリベラルと保守が共闘/国民の幸福度が世界一のスイスは唯我独尊で狡い/国民と国家経済を守るハンガリーの覚悟 他 【著者プロフィール】 川口マーン惠美(かわぐちマーンえみ) 日本大学芸術学部音楽学科卒業。 1985年、ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。ライプツィヒ在住。 1990年、『フセイン独裁下のイラクで暮らして』(草思社)を上梓、その鋭い批判精神が高く評価される。 2013年『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』、2014年『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』(ともに講談社)がベストセラーに。 『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)が、2016年、第36回エネルギーフォーラム賞の普及啓発賞、2018年、『復興の日本人論』(グッドブックス)が同賞特別賞を受賞。 その他、『そしてドイツは理想を見失った』(KADOKAWA)、『移民 難民』(グッドブックス)、『世界「新」経済戦争 なぜ自動車の覇権争いを知れば未来がわかるのか』(KADOKAWA)、『メルケル 仮面の裏側』(PHP研究所)、『無邪気な日本人よ、白昼夢から目覚めよ』 (ワック)、『左傾化するSDGs先進国ドイツで今、何が起こっているか』(ビジネス社)など著書多数。 福井義高(ふくいよしたか) 青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授 1962年京都市生まれ。1985年東京大学法学部卒業、1998年カーネギーメロン大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。 日本国有鉄道、東日本旅客鉄道株式会社、東北大学大学院経済学研究科を経て、現職。CFA。専門は会計情報・制度の経済分析。 著書に『会計測定の再評価』、『たかが会計』、『鉄道ほとんど不要論』(ともに中央経済社)、『日本人が知らない最先端の「世界史」』、『日本人が知らない最先端の「世界史」2(文庫改題「不都合な真実編」)』(ともに祥伝社)、『教科書に書けないグローバリストに抗したヒトラーの真実』(ビジネス社)など。
  • 闇試し 古道具屋 皆塵堂
    値引きあり
    3.3
    古道具屋銀杏屋の若旦那太一郎は、幽霊が見える。修業先だった曰く物ばかり集める皆塵堂に降りかかる幽霊騒ぎの数々にかかわってきた。 銀杏屋に浅草森田町の札差大和屋の養女お縫がやって来た。まだ十歳くらいに見えるが、年は十三歳。綺麗な女中と下男を連れ、ふるまいは堂に入っていて、売りたい壺があるという。太一郎は壺に執着する幽霊に気づき、札差を贔屓にしたい番頭の勧めで壺を買おうとする。お縫は太一郎を一軒の袋物屋に連れて行く、その家で太一郎は壺に執着するおかみさんの幽霊を見るが、それに気づいたお縫は、皆の目の前で壺を叩き割ってしまう。壺に執着していた幽霊は消え去ってしまった。 お縫は、太一郎が幽霊が見えるのを知っていて、自分にも見えないものか試したくて、幽霊の出そうなあちこちに太一郎を引きずりまわしたいらしい。 だが太一郎は、お縫の人懐っこい笑顔に悪い予感を抱いていた……。 太一郎のように幽霊を見たいお嬢様に皆塵堂の面々が翻弄される。はたしてその正体は? 「皆塵堂」シリーズに新キャラクター登場!
  • 匿名
    3.8
    秘密は、あたしを自由にしてくれる。 超人気YouTuber・ぶんけいが匿名時代の若者を描く、渾身の初小説! 覆面アーティストとして活躍するFと、ファンアカウントでFの正体を追う友香―― 渋谷の屋上で命を絶とうとしていた越智友香を救ったのは、Fの歌声だった。 Fへの思いが生きる原動力となった友香だったが、彼女は覆面アーティストだった。 Fを追い続けた友香は、衝撃の事実を知ることになる。
  • 変身人間ちえ(1)
    4.0
    1~2巻759~836円 (税込)
    中学生の根伴悟は、高学力の生徒だけを集めたクラスに編入されるほどの秀才である。しかし、内心では根伴は代わり映えしない毎日を嫌い、何か変化を求めていた。そんなある日、学校で「化け物が出た」と騒ぐ生徒が現れる。すると、その化け物が根伴の教室の掃除用具入れから現れて…!! 5人の少年少女らは、あらゆる悩み、苦悩、それらを産みだし続ける日々そのものとどう向き合っていくのか。新進気鋭の作家が描く、新時代の青春群像。
  • 黛家の兄弟
    4.3
    第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、 陥穽あり、乱刃あり、青春ありの躍動感溢れる時代小説。 道は違えど、思いはひとつ。 政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される。 『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。 神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、 道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、 大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そのさなか、 黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。 令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾! ~「神山藩シリーズ」とは~ 架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。 それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された 世界観で物語が紡がれる。
  • 子どもの脳の育て方 AI時代を生き抜く力
    4.0
    人工知能研究者がかつて息子で実践したリーズナブルな子育ては、じつは、これからのAI時代に望まれる人間像に合った「自己充足度の高い脳」づくりに最適だった! いわゆる「人の言うことを聞く、いい子」ではなく、好奇心と意欲が旺盛で穏やかで温かい。おっとりしているが決断は早い。集中力があり、質問力が高い。そんな「しあわせ脳」をつくるには? 2006年に刊行し話題をよんだ『「しあわせ脳」に育てよう!』を大幅にアップデート。これからの子育てへのヒントだけではなく、自分の脳のメンテナンスにも最適!
  • 顔に取り憑かれた脳
    3.6
    デジタル時代の今、ネット上は過度に加工された顔であふれている。これはテクノロジーの急速な発展がもたらした、新たな現代病なのかもしれない――なぜ、人間は“理想の顔”に取り憑かれるのだろうか。そのカギとなる「脳の働き」に最新科学で迫る。そこから浮かび上がってきたのは、他者と自分をつなぐ上での顔の重要性と、それを支える脳の多様で複雑な機能の存在だった。 鏡に映る「自分の顔」が持つ、新たな意味にあなたは驚くかもしれない。 【本書のおもな内容】 ・脳の底に横たわる、巨大な「顔認識ネットワーク」 ・加工写真に反応する脳の部位とは ・人が覚えている顔の数は…推定5000人! ・卒業アルバムを懐かしがるのは高度な能力 ・偶然できた模様や形が「顔」に見えるふしぎ ・「つらい時ほど、笑顔」は間違い? ・赤ちゃんはサルの顔も見分けられる? ・「真の笑顔」と「偽の笑顔」 ・まるで実在する人物。人工知能がつくりだす「存在しない顔」 ・顔が果たす「通路」の役割とは 【目次】 第1章 顔を見る脳の仕組み 第2章 自分の顔と出会うとき 第3章 自分の顔に夢中になる脳 第4章 自己と他者をつなぐ顔 第5章 未来社会における顔
  • 〈私〉を取り戻す哲学
    4.2
    電車の中や部屋の中、気が付けばいつもスマホをスクロールしている。本当は何が知りたいのか、自分に何が必要なのかわからないままSNSの世界に浸り続け、気が付けば自分自身を見失ってしまった――。 スマホ時代の過剰な繋がりによって失われた〈私〉を私たちはどうやって取り戻すのか。気鋭の哲学者による現代を生き抜くための思考法! 【本書の主な内容】 第1章 デフォルトの〈私〉 ――――動物になるか、善い人になるか ・ミニオンズの憂鬱 ・パッケージ化された善に警戒せよ ・目を閉じて、〈私〉の声を聴く 第2章 〈私〉を取り戻すための哲学的思考 ・「新デカルト主義」宣言 ・判断しなくてよいという判断 ・批判的思考のプロトタイプ 第3章 ポスト・トゥルースを終わらせる ・SNSを気にする学生 ・「正しさをめぐる争い」は終わりにする ・陰謀論は理性と情動に訴える 第4章  ネガティブなものを引き受ける ・対話とネガティブ・ケイパビリティ ・アルゴリズムと自己消費 ・「弱いロボット」から考える
  • 台湾の歴史
    5.0
    経済発展と民主化を達成し、ますます存在感を高めている「台湾」は、どんな歴史を歩み、どこへ向かうのか。2024年1月の総統選挙を控えて、その歴史と現在を知る文庫版。 その歴史は「海のアジア」と「陸のアジア」がせめぎ合う「気圧の谷間」が、台湾という場所を行ったり来たりした歴史だった。その動きから生じる政治・経済の国際的な激動の中で、多様な人々が織りなしてきた「複雑で濃密な歴史」を見つめることなしに、現在の台湾を理解することはできない。 はるか以前から、さまざまな原住民族(先住民族)が生きていた台湾島が、決定的な転機を迎えたのは17世紀のことだった。オランダ東インド会社が初めて「国家」といえる統治機構をこの島に持ち込んだのである。短いオランダ統治の後、明朝の遺臣・鄭成功ら漢族軍人の時代を経て、清朝による統治は200年に及ぶが、1895年、日清戦争に勝利した日本の植民地支配が始まる。そして1945年に始まった中華民国による統治は、当時の民衆に「犬が去って、豚が来た」と言われるものだった。その中で、本省人・外省人の区別を超えて「台湾人」のアイデンティが育まれ、1990年、直接選挙による第1回総統選で「初の台湾人総統」李登輝が登場する。 『台湾――変容し躊躇するアイデンティティ』(2001年、ちくま新書)を、大幅増補して改題し、文庫化。 目次 はじめに――芝山巖の光景 第一章 「海のアジア」と「陸のアジア」を往還する島――東アジア史の「気圧の谷」と台湾 第二章 「海のアジア」への再編入――清末開港と日本の植民地統治 第三章 「中華民国」がやって来た――二・二八事件と中国内戦 第四章 「中華民国」の台湾定着――東西冷戦下の安定と発展 第五章 「変に処して驚かず」――「中華民国」の対外危機と台湾社会の自己主張 第六章 李登輝の登場と「憲政改革」 第七章 台湾ナショナリズムとエスノポリティクス 第八章 中華人民共和国と台湾――結びつく経済、離れる心? 第九章 「中華民国第二共和制」の出発 結び 補説1 総統選挙が刻む台湾の四半世紀――なおも変容し躊躇するアイデンティティ 補説2 「台湾は何処にあるか」と「台湾は何であるか」 学術文庫版あとがき 参考文献  台湾史略年表 索引
  • 新論
    5.0
    【幕末に「志士」たちを生み出した最重要思想書、その全貌を読む!】 ―臣ここを以て慷慨悲憤し、自から已む能はず、敢えて国家のよろしく恃むべきところのものを陳ぶ― 「序論」「国体」「形勢」「虜情」「守禦」「長計」からなる全篇の本文読み下し。平易な現代語訳・懇切な語釈を掲載。 さらに参考資料として、正志斎がのちに開国政策を提言した『時務策』を併載! 文政八年(1825)、幕府は異国船打払令を出し、日本近海に接近する外国船全てに対して砲撃を加え、排除することを決定した。会沢正志斎が『新論』を完成させたのは、まさにその直後のことである。 一読するとわかるように、その内容は西洋諸国と直面をせまられ始めた日本全体の、今後の政策を提言するものである。だが、水戸藩主を通じて幕府を動かそうという正志斎の期待は実現されることもなく、また異国船打払令も徹底されずに、沿岸には外国船が自由に航行することが常態化した。 しかし本書は、正志斎の関係者から友人へ、その友人から別の友人へと筆写が重ねられ、日本全国へと広まっていくこととなる。それは匿名の著作ではあったけれども、人々を引きつける何かがあったのは確かであろう。天下太平と呼ばれた時代にあって、その裏にあった言いしれぬ不安というべきものを明らかにした、という理由もあろう。結果的にこの書は、全国の志ある多くの人々を目覚めさせることとなった…… *本書は訳し下ろしです。
  • 国鉄史
    4.5
    【"この国のかたち"を鉄路で描いた者たちの、栄光と蹉跌の全史】 かつて日本には、国家の所有する鉄道があった。 その組織は平時においては陸軍をしのぐ規模を誇り、列島津々浦々の地域を結びつける路線を構想することは、社会のグランドデザインを描くことそのものであった。 歴代の国鉄トップは、政治家や官僚たちは、そして現場の人々は、この巨大交通システムに何を託し、いかに奮闘したのか。 近代化に邁進する明治政府が新橋・横浜間を開設してから昭和末期に日本国有鉄道が分割民営化されるまで、「鉄道と国家」の歴史を一望する壮大なパノラマ! 【本書より】 日本の鉄道の歴史は大きく四つの時代に分けることができます。まず、明治時代の私鉄が主役だった時代、次に、日露戦争後に多くの私鉄を買収した政府が直営した時代、さらに、第二次世界大戦後、国鉄が公社化されて日本国有鉄道となった時代、そして現在のJRの時代です。 (中略) 本書ではこれから、日本の鉄道の歴史を、鉄道がいかにあるべきかというグランドデザイン、その実現のための経営体制、そしてそれを動かしてきた人物ということに焦点を当てて描き出していきます。それにあたって、この四つの時代区分という捉え方は、たいへん見通しをよくしてくれるので、これに従って議論を進めていきたいと思います。 【本書の内容】 プロローグ 「鉄道一五〇年」と国鉄 [第一部  「国鉄」形成の道程] 第一章 私鉄の時代(一八七二─一九〇六) 1.官設鉄道の誕生  2.「鉄道の父」井上勝  3.鉄道敷設法と私鉄の繁栄  第二章 国家直営の時代(一九〇六─一九四九) 1.鉄道国有法の制定 2.「国鉄」の誕生 3.初代総裁後藤新平の組織作り 4.原敬と改正鉄道敷設法 5.国鉄ネットワークの充実 6.戦時下の苦闘とその遺産 [第二部 日本国有鉄道の興亡─公社の時代(一九四九─一九八七)] 第三章 「復興」の中で(─一九五五) 1.占領期の混沌 2.「公共企業体」の桎梏と総裁たち 3.組織と人々 第四章 「近代化」への邁進(―一九六五) 1.新しい時代の鉄道像 2.「改主建従」の夢 第五章 光と影の昭和四〇年代(─一九七五) 1.都市交通と国鉄の使命 2.効率化がもたらすもの 3.「政治主導」の時代 4.国会とストライキと債務と 第六章 再建の試みと崩壊(─一九八七) 1.「後のない計画」 2.分割民営化への道 エピローグ JR以後(一九八七─)
  • とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助-(1)
    3.0
    鎖国の時代、通訳者は「通詞(つうじ)」と呼ばれた。 真面目で熱心なタイプの森山少年は、時々空回りしながらも 考え続けて伝える努力ができる、期待の通詞見習い。 彼はやがて成長し、後にペリーやハリスとの交渉の場に立ち会う 幕末外交の影の功労者となる! 幕末時代の最先端の仕事の中で笑い、泣き、 時々傷ついてもまた顔を上げ、職業人になっていく。 強くて優しい、幕末のお仕事ヒューマンドラマ!
  • アルキメデスの大戦(1)
    完結
    4.1
    全38巻759~836円 (税込)
    戦艦「大和」を阻止せよ!!! 日本の未来を1人の数学の天才が変える!? 時は1933年。日本海軍の中枢・海軍省の会議室で、次世代の旗艦を決める新型戦艦建造計画会議が開かれ、2つの陣営が設計採用を争う事に。これからの海戦を見据え、高速の小型戦艦を打ち出す"航空主兵主義"派に対し、海軍内で権力を握る"大艦巨砲主義"派の計画は、世界でも類を見ない超巨大戦艦の建造だった――!!
  • 私の体がなくなっても私の作品は生き続ける
    2.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一〇八歳で逝った世界的美術家の未公開画文集。 美しく老いるとは、こういうことだ.。 2021年に亡くなった世界的美術家・篠田紅桃氏。 彼女が知られざる「人生の弟子」に託していた、 未公開の作品と言葉による、最後の画文集。 人生とは、芸術とは、老いとは、死とは。 「心に宿るもの、心にきざすもの、思い、 それを『可視のもの』にしたい。 『かたち』を創りたい。 私の若い心からの願望、到達点のない、 生ける限り続く、ねがうかたち。 しかし現実には、晩年になってしまった。 心中の『真にうつくしいもの』は、 いつも逃げ水のように、 少し彼方から、私を招いている」(本書より) 本書に収録されている作品は、 大半は桃紅氏が80歳を過ぎてからのものだ。 人生百年時代と言われるいま、 「どう老いるか」 「どう死ぬか」 「死んで何をのこすか」 は、すべての人の関心事となっている。 本書は、その問いに対する、 世界的美術家からの「答え」とも言える。
  • そば猪口の文様 絵解き事典 江戸の「粋」・絵柄の「謎」がわかる
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◆いまや価格が高騰している「そば猪口」 そば猪口とは元々、江戸時代に流通したそばを食べる時の、口径5~8cmくらいの雑器です。古伊万里の白い磁器肌に、さまざまな絵付けがされています。 小さな器に描かれた文様の楽しさと美しさは多岐にわたり、民藝運動の指導者であった柳宗悦は「画き出された模様の変化は、数百種に及ぶであらう」と驚嘆しています。 以前は骨董市などで手軽に買えましたが、近年はその面白さから食器としてもコレクターアイテムとしても人気が高まり、珍しいものは入手が困難になっています。 ◆「そば猪口」の謎を紐解く 骨董の入門ともいわれるそば猪口ですが、実際には奥深いものです。数えきれない絵付けには江戸時代の人々の教養と頓智がつまっています。現代人にはもはや不明だったり、一見何の変哲もない図柄にしゃれがあります。 たとえば、野菜の蕪が2つ並んだ図柄。蕪(かぶ)はおいちょかぶの9。9(く)が二つ並んで「ふく(福)」という縁起のよいだじゃれ。  本書では、さまざまなそば猪口の絵柄の謎を、絵手本などを交えながら紐解きます。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 無限の住人~幕末ノ章~(1)
    無料あり
    4.3
    あの伝説のネオ時代劇『無限の住人』の公式続編が始動! 逸刀流との戦いから八十年余り、時は幕末。土佐で隠遁していた「不死の侍」万次はある志士の訪問を受ける。その男の名は坂本龍馬。「土佐藩士たちを護ってほしい」と請われた万次は龍馬を伴い京の都を初めて訪れる。そこで待ち構えていたのは新選組。ご存じ最強の佐幕派武闘集団が牙を剥いた――。最強の剣士は誰か? 龍馬を斬ったのは誰か? 万次だけが全てを識る!
  • 小説 ブルーピリオド あの日の僕ら
    5.0
    これを読めば、あなたはもっと『ブルーピリオド』が好きになる! 主要キャラクターを徹底的に掘り下げた、書き下ろしオリジナルでおくる小説版! 八虎の幼少期はどんな子だったのか? 龍二の心の住み着く、忘れられないあの子とは? 八虎との渋谷オール、世田介は何を思っていたのか? 絵を通して人を見る橋田が抱えた、あるトラウマとは? 予備校の大葉先生の美大時代とは? 漫画本編では描かれなかったキャラクターたちのB面を、徹底深掘り! 書き下ろしでおくる『小説版 ブルーピリオド』!
  • 数字で話せ!「世界標準」のニュースの読み方
    5.0
    ※本書はリフロー型の電子書籍です 【「数字に弱い」では、すまされない。「世界標準」の正しい判断がなければ、生きてはいけない時代】 〈本書の内容〉 「数字に弱い」では、すまされない!! 日本復興のカギは“数量的な思考方法” ■戦争のリスクは「有効な同盟関係を結ぶこと」で40%、 「相対的な軍事力が一定割合増すこと」で36%、 「民主主義の程度が一定割合増すこと」で33%減る。 ⇒ 安全保障は確率で考える。  ■厚労省発表によれば、日本の人口は2070年には3割減の約8700万人。 これがGDP成長率にもたらす影響は最大で0.7%。 ⇒ 人口の増減と一人あたりGDPの増減はほとんど関係がない。 ■香港に上場している「中国・恒大集団」の2022年末のバランスシートでは、 資産:36兆円、負債:48兆円で、12兆円の債務超過。  ⇒ すでに死亡認定が出ていた。 国際標準とは、世界の常識、ということです。 そして、日本における多くの言論、つまり一部の学者を含む評論家やジャーナリストの言説、特に新聞やテレビなどのマスメディアが世間に送り込む情報や分析、コメンテーターなる人たちの意見は、明らかに世界の常識から逸脱しています。 日本にますます必要になるのは、国際標準を押さえた上での国内問題への取組みと対外的問題への取組み、そして国民の、それを正しく数量的に評価するセンスであるといえます。 とくに、ロシアによるウクライナ侵攻があって以来、世界は大きく変わりました。 暮らしの安寧に関わる身近な問題が勃発している今、世界では何が起こっているのか。そして世界は、これからどうなるのか。 個々の人間が、それらをしっかり理解しなければいけない時代になったのです。 そうした正しい判断がなければ、生きてはいけない時代です。 では、正しい判断をするためには、どうすればいいか──。 「世界が標準としている考え方と常識を知ること」、そして「数字を読んで考え、数字で話す力」が、今後ますます重要になるといえるでしょう。 本書の内容は、経済、安全保障、国際社会、AI、行政と多岐にわたりますが、世界が常識とする考え方のキーポイント、基礎的な思考方法を明らかにしていきます。 〈プロフィール〉 高橋洋一(たかはし よういち) 1955年東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究学科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。1980年大蔵省(現・財務省)に入省、大蔵省理財局資金第一課資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、「ふるさと納税」「ねんきん定期便」などの政策を提案したほか、「霞が関埋蔵金」を公表。2008年に退官し、『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞、その後も多くのベストセラーを執筆。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めたが、2021年5月に辞任。現在は、YouTube「高橋洋一チャンネル」を配信しており、チャンネル登録者数は100万人を超えている(2023年10月現在)。

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  • キャンタマン(1)
    -
    1~3巻759~836円 (税込)
    新時代のお下劣ヒーロー列伝、現る!! 極めて平凡だが、キ〇タマだけはBigな高校1年生・玉置金之進。 その巨大なタマタマに宿りしは、地球侵略を目論むエロい宇宙人から人々を守る唯一の希望、 ”キャンタマン”へと変身するための超ド級の精力だったーー。
  • ヌルハチ 朔北の将星
    値引きあり
    3.5
    清の初代皇帝、英雄・ヌルハチの生涯。 父と祖父を殺されたヌルハチは、復仇のために立ち上がった。 挙兵後、敵対勢力を次々と制圧し、全女真人の頂点に上り詰める。 それは強大な明との対決を意味していた。 圧倒的な大群に対し、ヌルハチの策はーー
  • 戦百景 大坂夏の陣
    -
    慶長20年(1615年)3月、戦乱の気配が再び漂い始める。前年の暮に成った、いわゆる「大坂冬の陣」の和議が早くも崩れようとしていた。和議の条件で棄却された二の丸、三の丸の堀や柵が再建され始めていたのだ。それに対し徳川方は、牢人の解雇か豊臣家の移封を求めるが、豊臣家はそれを拒否。徳川と豊臣はついに手切れとなった。総勢15万を下らない徳川方に対し、豊臣方はその約半分。しかも「冬の陣」のときと違って、堀のない城では豊臣方は打って出るしかないのだ。──緒戦で命を懸けて戦う後藤又兵衛や藤堂高虎、浅野長晟。豊臣を滅亡させることを躊躇う徳川家康。牢人集を制御できない大野治長。乾坤一擲を狙う真田信繁。呪縛を乗り越えようとする豊臣秀頼。諸将の思惑が入り乱れるなかで、いよいよ戦乱の世の終止符が打たれる!
  • 謎とき 世界の宗教・神話
    3.7
    歴史を学ぶにも、現代を考えるにも、これだけはおさえておきたい知識がゼロからわかる! 「聖書」、ゾロアスター教、北欧神話、『論語』…… 個性豊かな12人の専門家に、古市憲寿が読者に代わって理解の「ツボ」を聞いた! 各宗教・神話の基礎がわかる解説マンガ付き! 【本書の内容】 なぜキリスト教は「長持ち」したのか――佐藤優 ロシアの指導者はなぜ絶対的な力を持つのか――三浦清美 イスラム過激派のテロがなくならない理由――飯山陽 ゾロアスター教が世界宗教に脱皮できなかった理由――青木健 ヒンドゥー教にとっての「神」とは――沖田瑞穂 ジャイナ教はなぜ不殺生を徹底するのか――堀田和義 古い時代の儒教と朱子学はどう違う?――渡邉義浩 玄奘はなぜインドへ向かったか――吉村誠 北欧神話の巨人とは?――松本涼 『万葉集』が最も日本的で、最も中国的である理由――上野誠 日本仏教はなぜ多様なのか――碧海寿広 人びとは宗教から遠のいていくのか――岡本亮輔 構成:斎藤哲也 マンガ:ヤングみやざき 【本文より】 この『謎とき 世界の宗教・神話』は、「本」を通じて世界の宗教や神話の不思議を解き明かそうとする一冊だ。 なぜ「本」なのか。それは多くの宗教が聖典を持つからだ。何かの宗教を理解しようとする場合、『新約聖書』や『コーラン』などの聖典に当たるのがよさそうに思える。 だがここに大きなハードルが立ちはだかる。一人で聖典を読み通すのは、とんでもなくたいへんなのだ。何せ現代と常識や価値観の違う時代に書かれた文章である。現代人から見れば飛躍や矛盾も多い。特にその宗教の信者でないなら、なおさら取っつきにくい。 ではどうすればいいのか。大切なのは「補助線」だと思う。宗教書に限らないが、古典を読むには前提知識が必要である。前提知識という補助線があるかないかで、一気に難解な本も読みやすくなる。 というわけで、一二人の研究者に宗教書や神話の「読みどころ」を聞いてきたのが本書である。結果的に、一冊でキリスト教からイスラム教、ゾロアスター教から北欧神話まで一二の信仰についてざっくりと把握できる良質な入門書になったと思う。良質すぎて、実際の聖典に当たらなくても、読んだフリができるほどである。――「はじめに」より
  • 昭和の青春 日本を動かした世代の原動力
    3.7
    [本書の構成] はじめに 第1章 青春の学生運動 第2章 青春の高度経済成長 第3章 青春の昭和文化・社会風俗 第4章 新たな時代を切り拓いた人物たち 第5章 高度経済成長と繁栄の「陰」 第6章 「昭和の青春」世代のこれまでとこれから おわりに
  • 尖閣1945
    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    「命」を救ったのは「真水」をたたえた日本の領土だった――。 知られざる「尖閣戦時遭難事件」の史実が“中国の噓”にトドメを刺す 事件から「78年」という気の遠くなるような歳月の末に緻密な取材で浮かび上がった苦悩と感動の物語。 なぜ「尖閣列島」は日本の領土なのか。そのことを示す、ある遭難事件。中国はなぜこの事件に触れられないのか。すべてが今、明かされる。 1945(昭和20)年6月末、石垣島から台湾に向かって最後の疎開船が出た。沖縄本島で日本軍が米軍に敗北し、八重山への米軍の侵攻を恐れてのことである。 だが、200人余の疎開者を乗せた2隻の船は東シナ海で米軍機の攻撃を受け、1隻は沈没、1隻は奇跡的に魚釣島に辿りつく。「あそこに行けば真水がある」との疎開者の進言があったからだ。 明治時代に“無主の地”魚釣島で真水を開拓した実業家・古賀辰四郎。それに伴い国際法に則って日本の領土に編入した明治政府。疎開者たちの多くの「命」を救うことになる真水をたたえた魚釣島は、同時に食べる物がない飢餓の島だった――。 餓死者続出の中、石垣島に助けを呼ぶため若者たちによって「決死隊」がつくられた。疎開者たちは夜を日に継いでサバニ(小舟)を完成させ、決死隊を送り出す。決死隊の若者の額には「赤い鉢巻」が締められていた。その鉢巻の意味と、そこに込められた疎開者たちの思いとは……。 奇跡がいくつも重なり合ったこの遭難事件と救出劇が、なぜ尖閣の日本領有を示すものになるのか。哀しく、悲惨で、目を背けたくなる出来事は、同時に、どんな逆境でも信念と矜持を失わなかった日本人の「希望の物語」でもあった。 なぜ尖閣は日本の領土なのか。尖閣と無縁な中国が、なぜ、かくも理不尽な主張をくり返しているのか。 「本書を読み終わった時、その答えを知ると同時に、人間とは“極限”に追い込まれても、使命感と不屈の精神さえあれば、とてつもない底力を発揮することを知っていただければ嬉しい。そして、毅然と生きることが、日本人にとっていかに大切か、是非、思い出してほしいと願う」(「はじめに」より) 数々の歴史スクープを放ってきた門田隆将が満を持してお届けする尖閣領有ノンフィクション。生存者やゆかりの人々をひとりひとり訪ね、すべての秘密を明らかにしていく筆者の執念にも感嘆する。中国が領有を主張する史料のデタラメぶりも専門家と共に解き明かした本書は、「この1冊」で尖閣問題がすべてわかる日本国民必読の書。 【筆者プロフィール】 門田隆将(かどた・りゅうしょう) 作家、ジャーナリスト。1958(昭和33)年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。『この命、義に捧ぐ─台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、後に角川文庫)で第19回山本七平賞受賞。主な著書に『死の淵を見た男─吉田昌郎と福島第一原発』『日本、遥かなり─エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』『太平洋戦争 最後の証言(第一部~第三部)』『汝、ふたつの故国に殉ず』(角川文庫)、『なぜ君は絶望と闘えたのか─本村洋の3300日』(新潮文庫)、『甲子園への遺言』(講談社文庫)、『疫病2020』『日中友好侵略史』『新聞という病』(産経新聞出版)など多数。
  • 思考実験ドリル
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 \読むだけでキミも天才/世界は5分前にできた? 命の価値は同じ? 桃太郎の行動は正しい? こどももおとなもみんなハマる! 正解がないからおもしろい、7つのテーマの思考実験を42問収録。本書を読むだけで、これからの時代を生きるうえで必要な論理的思考力が自然と身につく。総ルビだからみんな読める!
  • 一万両の首  鍵屋ノ辻始末異聞
    4.0
    時は寛永、戦乱の世からわずか15年。 男たちが自らの生き様を貫けた最後の時代。 「日本三大仇討ち」の裏にあったのは ここでしか生きられなかった武士(もののふ)の矜持(プライド)。 生きるため、命はとうに棄てた男たち。 たったひとりの小姓の命から巻き起こる、 旗本8万騎vs.外様大名31万石vs.浪人(アウトロー)10万人の激突。 寛永7年。事の始まりは備前岡山藩で起きた殺人事件だった。主君の寵愛を受ける小姓を惨殺し、追われる身となった河合又五郎は江戸に逃れ、旗本・兼松又四郎に匿われる。 一方、江戸の長屋に暮らす浪人の市岡誠一郎。用心棒などで糊口を凌ぐ日々の中「腕の立つ剣客を探している」という呼びかけで、ある屋敷を訪れることになる。 河合又五郎、兼松又四郎、そして市岡誠一郎。 3人の武士がそれぞれの矜持が相まみえるとき、本当の「戦国」が終わる。 日本三代仇討ち「鍵屋ノ辻の決闘」の背景には、本物の侍がいた。 『藁の楯』『アウト&アウト』の著者が初めて挑む 「もうひとつ」の真実を描く「新・時代小説」
  • ろくでなしのロシア─プーチンとロシア正教
    4.0
    1巻1,705円 (税込)
    欧米諸国はロシアの将来のモデルにはなりえない! 復権著しいロシア正教会と大統領プーチンの癒着と野合。その末に生まれた超権力の構造とはいかなるものなのか? 現地を縦横に歩いて観察し、混迷する社会のゆくえを展望した異色のロシア論。 ●「宗教は、悩めるもののため息であり、心なき世界の心情であるとともに精神なき状態の精神である。それは民衆のアヘンである」と若きマルクスが『ヘーゲル法哲学批判序説』で記したように、70年間の共産主義を捨て貧富の差が激化するロシアにおいて宗教の復興ぶりは著しいものがあります。  一時はオウムなどの新興宗教が勢力を伸ばしましたが、いまは旧来のロシア正教会の力が復活しています。プーチンがロシア正教会と在外ロシア正教会の和解を斡旋したり、ソ連邦時代に没収された財産を返還したりしたことによって、正教会は一種の財閥の観を呈しています。  カトリックと違い、かつてのロシア正教においてはピョートル大帝以降、総主教が廃止され皇帝(ツァーリ)が教会の首長でありました(皇帝教皇主義)。それは英国国教会の首長がイギリス国王であること以上の強い権力であり、人民(ナロード)にとってツァーリは神でした。  さて、なぜプーチンが正教会に対して融和的なのか……。すでに多くの教会ではプーチンを「聖人」とみなすイコンが掲げられはじめていると著者はいいます。その一方で強烈な反発も生じているとも。  プーチンとロシア正教の癒着、野合。それはソ連邦時代の個人崇拝の流れを汲みながらも、よりロシアの「古層」に根ざした権力アプローチであり、西側や日本のインテリによる「民主化」必然論を容易には寄せつけないものでもありましょう。
  • 藤原道長「御堂関白記」を読む
    3.5
    【平安最大の権力者は何を“後世に残すべきだ”と考えたか】 大河ドラマ『光る君へ』時代考証者が徹底的に読み解く! 原本写真多数掲載。 豪放磊落な筆致、破格の文体、そして抹消された箇所……平安時代最大の権力者は、自らの手で何を書き残したのか。 「披露すべきに非ず。早く破却すべき者なり」と道長が記したのはなぜか。 「望月の欠けたる事も無しと思へば」はいかなる場で詠まれたものだったか。 摂関期の政治、外交、儀礼の生々しい現場から家庭生活と精神世界までを描く世界最古の自筆本日記を、第一人者が徹底的に読み解き、宮廷社会の実像をさぐる。 原文写真・翻刻・現代語訳・解説がそろった、決定版! 【本書より】 『御堂関白記』独特の面白さがある。また、『御堂関白記』を記した藤原道長自体、日本史上でめったにいないほど、面白い人物である。それらの楽しみを、原本の写真とともにたどることは、他の史料ではちょっと味わえない面白さがある。 この本では、その日の記事に何が記されているかに加えて、その日の記事がどのように記されたのか、また、どのように書写されたのかに視座を据えて、記述のてんまつ、また書写のてんまつを明らかにしたい。本来、歴史学というのは、史料を読み込んでいき、それを読み解くというのが基本的な姿勢である。世間では古代史というと、好き勝手な推論を積み重ねている ものと思われているかもしれないが(実際、『御堂関白記』や道長についてもトンデモ本が流布しているらしいのは嘆かわしいかぎりである)、史料にどう向き合うかという姿勢を伝えることこそ、歴史学者の本来の使命であると考える。 結果的には、自分が楽しんだだけではなかったかと恐れているが、自分が楽しいことはきっと楽しんでくれる人もいるはずであるという思い込みに支えられて、この本を世に出す。 【本書の内容】 序 章 『御堂関白記』とは何か 第一章 権力への道 ――政権獲得、彰子入内・立后など―― 第二章 栄華の初花 ――敦成親王誕生、一条天皇崩御など―― 第三章 望月と浄土 ――摂政就任、威子立后、出家など―― 番 外 『御堂関白記』自筆本の紙背に写された『後深心院関白記』 終 章 再び『御堂関白記』とは何か 年譜/略系図/主な登場人物紹介/関係地図を掲載 *本書の原本は、2013年に講談社選書メチエより刊行されました。
  • 幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」
    5.0
    本書は当時最新の、音声にかかわるメディアであったレコードの検閲について、内務省当局の記録である『出版警察報』をメイン史料として浮き彫りにします。レコードは最新の音声・映像メディアであるラジオ・映画に比して、一般大衆が実際に手元に置けるという点で従来の書物と地続きのものでしたが、再生装置の必要性、享受の複数性・同時性などの特徴から従来の「活字の取り締まり」とは違う位相を呈することになりました。 レコード検閲は内務省警保局図書課レコード検閲係(のち検閲官)がおこないましたが、官と民の意見のすり合わせをする「内閲」や「懇談」を通じて、やがて発禁を避けるためのレコード会社による自主検閲(=自粛)という仕組みができあがります。 敗戦後、検閲は憲法によって禁止され、GHQによる占領期を除いて公式にはおこなわれてはいませんが、クレームを恐れるレコード会社や放送局の自主規制が検閲の役割を果たしているという点で、その仕組みはいまなお変わっていません。さらにSNSの普及によって検閲はいまや一般大衆の手に委ねられたとさえいえ、企業が自粛する構図ができあがっているのです。 本書は「昭和」という時代における音声メディアと権力との関係、メディア自身のありようがどのようなものであったかをさぐります。また、本書ではこれまで取り上げられることのなかったレコード検閲係(官)小川近五郎という人物の実像に迫ります。レコード検閲で下級官僚が果たした役割をたどりつつ、その人間味をも含めて「現場からの歴史」を描きます。
  • 漫画でよめる! 織田信長 天下統一への覇道
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 尾張一国の統一から、今川義元を破り、武田勝頼を滅ぼし、天下の覇者となっていき、そして本能寺で夢が潰えるまでの、波瀾万丈の人生を漫画で描く。また、時代背景を解説するコラムも盛り込み、物語とともに、歴史も学べる一冊です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 漫画でよめる! 武田信玄 戦国最大の巨星
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地方の一豪族の嫡男として生まれ、米沢を中心に東北で覇を唱えた伊達政宗。秀吉、家康にも一目置かれた、独眼竜政宗の波瀾万丈な生涯を、子ども達にわかりやすく、漫画で表現。また、時代背景を解説するコラムも盛り込み、物語とともに、歴史も学べる一冊です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 漫画でよめる! 上杉謙信 戦国の世を駆け抜けた毘沙門天の化身
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 越後の龍と呼ばれ、常に弱者のために戦った義の武将・上杉謙信。武田信玄との名勝負・川中島の戦いなど、ドラマチックな生涯を、子どもにもわかりやすい漫画で! 時代背景を解説するコラムも盛り込み、物語とともに、歴史も学べる一冊です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 漫画でよめる! 徳川家康 数奇な運命が導いた天下統一への道
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大河ドラマでも話題の徳川家康。その波瀾万丈な生涯を、子どもたちにもわかりやすい漫画で! 時代背景を解説するコラムも盛り込み、物語とともに、歴史も学べる一冊です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    4.5
    ナルバエス、ドネア、河野公平、田口良一……井上尚弥との一戦に己の人生を賭けて挑んだ男たちは、「モンスター」の拳に何を見たか? 「みんな、井上と闘うなら今しかない。来年、再来年になったらもっと化け物になる。歯が立たなくなるぞ」 2013年4月、井上尚弥のプロ3戦目の相手を務めた佐野友樹はそう叫んだ。 それからわずか1年半、世界王座を計27度防衛し続けてきたアルゼンチンの英雄オマール・ナルバエスは、プロアマ通じて150戦目で初めてダウンを喫し2ラウンドで敗れた。「井上と私の間に大きな差を感じたんだよ……」。 2016年、井上戦を決意した元世界王者・河野公平の妻は「井上君だけはやめて!」と夫に懇願した。 WBSS決勝でフルラウンドの死闘の末に敗れたドネアは「次は勝てる」と言って臨んだ3年後の再戦で、2ラウンドKOされて散った。 バンタム級で史上初となる4団体統一を果たし、スーパーバンタム級初戦となったスティーブン・フルトン戦で2団体のベルトを獲得。進化し続ける「モンスター」の歩みを、拳を交えたボクサーたちが自らの人生を振り返りながら語る。強く、儚く、真っ直ぐな男たちが織りなす圧巻のスポーツノンフィクション。 【本書の内容】 プロローグ 第一章 「怪物」前夜(佐野友樹) 第二章 日本ライトフライ級王座戦(田口良一) 第三章 世界への挑戦(アドリアン・エルナンデス) 第四章 伝説の始まり(オマール・ナルバエス) 第五章 進化し続ける怪物(黒田雅之) 第六章 一年ぶりの復帰戦(ワルリト・パレナス) 第七章 プロ十戦目、十二ラウンドの攻防(ダビド・カルモナ) 第八章 日本人同士の新旧世界王者対決(河野公平) 第九章 ラスベガス初上陸(ジェイソン・モロニー) 第十章 WBSS優勝とPFP一位(ノニト・ドネア) 第十一章 怪物が生んだもの(ナルバエス・ジュニア) エピローグ 【著者略歴】 森合正範(もりあい・まさのり) 1972年、神奈川県横浜市生まれ。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見る。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪や東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多く、「週刊プレイボーイ」誌上では試合前に井上尚弥選手へのインタビューを行っている。著書に『力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝』(東京新聞)。
  • マルクス解体 プロメテウスの夢とその先
    3.5
    資本主義をこえていく、新時代のグランドセオリー!  人新世から希望の未来へ向かうための理論。 英国で出版された話題書Marx in the Anthropocene(ケンブリッジ大学出版、2023年)、待望の日本語版! いまや多くの問題を引き起こしている資本主義への処方箋として、斎藤幸平はマルクスという古典からこれからの社会に必要な理論を提示してきた。本書は、マルクスの物質代謝論、エコロジー論から、プロメテウス主義の批判、未来の希望を託す脱成長コミュニズム論までを精緻に語るこれまでの研究の集大成であり、「自由」や「豊かさ」をめぐり21世紀の基盤となる新たな議論を提起する書である。 目次 第一部 マルクスの環境思想とその忘却 第一章 マルクスの物質代謝論 第二章 マルクスとエンゲルスと環境思想 第三章 ルカーチの物質代謝論と人新世の一元論批判 第二部 人新世の生産力批判 第四章 一元論と自然の非同一性 第五章 ユートピア社会主義の再来と資本の生産力 第三部 脱成長コミュニズムへ 第六章 マルクスと脱成長コミュニズム MEGAと1868年以降の大転換 第七章 脱成長コミュニズムと富の潤沢さ   【原書への賛辞】 自然科学に関するマルクスの手稿への詳細な検証を通じて斎藤幸平が私たちに想起させるのは、マルクスがなぜ自然と資本主義の関係が根本的に持続不可能と主張したのか、ということだ。本書は、忘れ去られていたマルクスを私たちのもとに復活させる。長らく顧みられることのなかったマルクスを手がかりに、斎藤は、「脱成長コミュニズム」を力強く主張する。この理論的なアプローチは、「豪奢なコミュニズム」という抽象的な概念を対象にするのではなく、むしろ〈コモン〉の幸福を対象にして「豊かさ」という概念そのものを再編成しようとしている。 ティティ・バタチャーリャ(共著書『99%のためのフェミニズム宣言』) 傑作。これこそわれわれが待っていた本だ。斎藤は、マルクスに基づいて「脱成長」と「エコ社会主義」のワクワクするような統合を成し遂げている。ここにポスト資本主義への転換の秘密が隠されている。 ジェイソン・ヒッケル(著書『資本主義の次に来る世界』) 斎藤幸平はマルクス思想を完結したシステムではなく、運動のなかにある思想としてとらえている。彼の「脱成長コミュニズム」という果敢な表明は、現代のエコロジカルなマルクス思想、すなわち「人新世のためのコミュニズム」への決定的な貢献である。 ミシェル・レヴィー(著書『エコロジー社会主義』)
  • ハードボイルドマタタビビバップ(1)
    完結
    5.0
    「出会いに別れに博打に人斬り。とかく渡世は腹が減る。こんなしがねぇ人生ならば、喰らってやりやしょ、美味ぇもん!!」。流浪の渡世人・伊太郎が旅して、斬って、食べる。ハードボイルドご当地グルメマンガ!
  • 初恋中毒(1) 【電子限定描きおろし特典つき】
    3.0
    謎めいた<初恋の人>と再会した日から、人々の羨望の的だったセレブ妻が、誘惑と欲望と嫉妬の渦に巻き込まれていく…!   大手製薬会社の御曹司と結婚し、人も羨むほどの恵まれた生活を送っている実和子。しかし、真一はもう何年も実和子の体に触れてくれない……。そんなある日、高校の同窓会で<初恋の人>・成瀬に再会し、実和子の「完璧な」結婚生活が壊れ始める。高校時代に突然、目の前から消えた成瀬だったが、いまだに変わらない彼の魅力の誘惑に実和子は抗うことができない。成瀬と、モラハラ気味で嫉妬深い夫の真一、そして詮索好きでウラの顔を持つ義理の妹たちとの間で揺れる実和子。彼女の心と体は次第に追い詰められていって……!? 読みだしたら止まらない! 「私たちはどうかしている」の安藤なつみが贈る、初恋に隠された<秘密>をめぐる極上のラブ・サスペンス登場!! 安藤なつみとひさわゆみの合作特典! 2人が「初恋中毒」に登場する、それぞれの推しキャラへの熱い愛をイラスト付きでコメントしたスペシャル特典「私たちの推し」つき!!
  • こころに響く言葉
    -
    1/4世紀のエッセンス――「言葉」にこだわり続けて25年。時代と世代を超えて支持される谷村新司の歌。その歌詞に込められた熱い「想い」と機知に富んだ舞台からの「メッセージ」が今ここに活字となって蘇る! 1971年12月25日、そこからすべてが始まった。 「アリス」結成以来、25年の歳月。 1972年11月25日、第1回アリス・リサイタル以来、コンサート回数3285回。 コンサート動員数、7,411,958人。 1974年11月5日、1枚目のソロアルバム『蜩』を。アルバム発表数、58枚。 アルバム総売上枚数、16,230,250枚。 作品数338曲。 過ぎゆく時間を見つめ、いまを語り、音楽を愛でる。 谷村新司の心の軌跡を書き下ろしエッセイと舞台トークで綴る。
  • カラー図説 生命の大進化40億年史 新生代編 哺乳類の時代--多様化、氷河の時代、そして人類の誕生
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 40億年にわたる生命の進化史を綴る全3巻にわたる好調企画の三冊目、新生代編です。白亜紀末の大量絶滅により恐竜がいなくなった後に繁栄した哺乳類の多様化と進化を中心に、さまざまな分類群の特徴的な種を取り上げながら、豊富な化石写真と復元画とともに解説していきます。 本書では、三つの時代を、哺乳類をはじめとした様々なグループ、約100種の生き物を紹介しながら概観していきます。 第1章は、古第三紀、恐竜絶滅後の世界です。恐竜の生き残りである鳥類、急速にニッチを獲得し多様化した哺乳類の時代です。第2章は新第三紀、現在の哺乳類の祖先となる動物たちが現れ繁栄した時代です。人類の祖先が登場したのもこの頃です。第3章は、第四紀、氷河時代です。氷河時代から現在までつながる時代区分のなかで、気候変動による生物の進化と絶滅を見ていきます。 目次 第1章 始まりの時代 古第三紀 第2章 冷えていく時代 新第三紀 第3章 氷河とともにある時代 第四紀 著者紹介 土屋 健 オフィス・ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者、サブデスク(部長代理)を経て2012年に独立し、現職。近著に『機能獲得の進化史』(みすず書房)、『地球生命 水際の興亡史』(技術評論社)、『恋する化石 「男」と「女」の古生物学』(ブックマン社)など多数。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 少年マガジンエッジ 2023年11月号 [2023年10月17日発売]
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    一緒に歩んできた「好き」の最先端! 最後まで全力で駆け抜けるぞ!! 表紙&巻頭カラーは圧倒的ビジュアルと世界観『SHAMAN KING THE SUPER STAR』。センターカラーは超話題のアイドルコミック『私をセンターにすると誓いますか?』。堂々完結の青春王道ピアノストーリー『左手のための二重奏』、大人気連載作品『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side D.H & B.A.T+』『江戸前エルフ』『しかのこのこのここしたんたん』『国産少女クラリス』『中禅寺先生物怪講義録』他、特別読み切り『ゾンビは走らねえんだよ』など「好き」を極めたラインナップ!! ※『濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記』『ブレス』は休載です。
  • 〈増補版〉 教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン
    3.5
    経済の未来は?  AI時代の労働とは? 日本はどう変わるべきか? テクノロジーの進化が、世界を大きく変えている。 第一人者が、さまざまな実例を示しながら、 技術的な視点のみならず思想的な側面から、 最新技術が経済や社会に与える影響と役割を考える。 新書刊行時に大きな反響を呼んだベストセラーを、アップデートした決定版!
  • 考えて、考えて、考える
    3.8
    史上初の八冠達成に挑む、天才棋士・藤井聡太が自身で語る半生。 「死ぬまで努力」を掲げる稀代の名経営者との対話から見えてきた、異次元の天才の頭の中身とは――。 勝つ楽しさ、負ける悔しさを知って強くなった少年時代。 悔しさを乗り越え、負けをとことん分析することで、さらに強くなっていった奨励会時代。 将棋に出会った幼少期から、勉学の意味を考えながら通った高校時代、趣味の話、コロナ禍での日常生活、将棋AIの使い方、普段の研究方法、対局時の心構え、棋士になって変わったこと、これからの目標――。 次々と最年少記録を塗り替え、驚異的な勝率で勝ち続ける藤井聡太の強さの源を探る対談集。
  • 増補改訂版 ふたりのトトロ ―宮崎駿と『となりのトトロ』の時代―
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    『となりのトトロ』公開35周年記念 楽しく作る 世界中で愛される『トトロ』誕生秘話 制作資料80ページ超大幅増補 新資料で明かされる『ラピュタ』の完成秘話!! 『火垂るの墓』の制作初期!! ……今年2023年はこの『トトロ』の初公開から35年の節目に当たる年です。 ワンポイントリリーフで設けられた小さなスタジオジブリ第2スタジオで誕生した映画が、これ程世界の人々から愛される作品になると誰が想像したでしょう……。(文庫版あとがきより) 「木原君、二人で『トトロ』を始めます」 前作『天空の城ラピュタ』公開後、宮崎駿監督が新任制作デスクの背中を叩いて言った。 それが始まりだった。 伝説のスタジオジブリ第2スタジオで、世界中を虜にした名作『となりのトトロ』はいかにして生まれたのか? 新資料とともに明かす感動のノンフィクション!
  • 戦争と嘘 - 満州事変から日本の敗戦まで -
    4.0
    今も昔も戦争に嘘はつきもの 日本政治外交史を専門とする学習院大学元学長が、満州事変~日本の敗戦にいたるまで――<嘘をめぐる政治の歴史>をたどる。 流言飛語(デマ)、プロパガンダ、広報外交、新聞、雑誌、ラジオ、ポスター、ビラ、怪文書…… 嘘をつく方が不正義とは限らない! (本文より) 戦争をめぐる嘘は国家を崩壊に導きかねない。 実際のところ戦前昭和の日本は崩壊した。 戦争をめぐる嘘が及ぼす重大な影響は、時代が異なっても変わらない。 そうだとすれば、今日の軍事紛争・戦争を考える際に、日本の戦争の嘘をめぐる歴史から重要な示唆を得ることができるだろう。――本文より 【目次】 Ⅰ章 満州事変 Ⅱ章「非常時小康」 Ⅲ章 日中戦争 Ⅳ章 日米戦争 Ⅴ章 敗戦 【著者プロフィール】 井上寿一(いのうえ・としかず) 1956年、東京都生まれ。 一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、学習院大学法学部教授などを経て、学習院大学学長。法学博士。専攻は日本政治外交史。 内閣府公文書管理委員会委員。特定歴史公文書等不服審査分科会委員。 主な著書に、『昭和史の逆説』(新潮社)、『政友会と民政党』(中央公論新社)、『教養としての「昭和史」集中講義』(SBクリエイティブ)、『戦争調査会』『論点別 昭和史 戦争への道』(ともに講談社)などがある。
  • レオナルド・ダ・ヴィンチ 伝説と実像と
    -
    「天才」と呼んだ瞬間に見えなくなる、本当のすごさがわかる! 絵画・彫刻・建築・土木・軍事……多岐にわたるその仕事は、しかしほとんどが未完に終わった。 彼が生きた同時代において、その名声はかならずしも高いものではなかった。 後世にも驚異をもたらすその着想は、実は彼一人の独創ではなく、先達の知見を踏まえてのものだった。 では「天才」というのはまったくの虚像だったのか? いや、そうではない。 現代の美術史研究による精緻な分析によって、まったくあらたな、一人の類い希なる表現者の姿が立ち上がる! 「フレスコ画を描かない画家」だったということにはじまり、ルネサンス期のイタリア各地を転々とする、苦闘と挫折に満ちた創作の人生を追いながら、神格化されたレオナルド像の向こうにある、真価を見いだそうとする試み。 夢想家〈ファンタジスタ〉レオナルド・ダ・ヴィンチの実像をたずねる、スリリングで発見に満ちた探究の美術史! *本書の原本は、2003年に角川書店より『レオナルド・ダ・ヴィンチという神話』として刊行されました。 【本書の内容】 序 章 神格化されたレオナルド 第一章 フレスコ画を描かない画家  一 システィーナ礼拝堂の壁画に参加しなかったレオナルド  二 ヴェロッキオ工房で修業したこと、しなかったこと  三 超えられない先輩ボッティチェッリ  四 ≪東方三博士の礼拝≫―先達への挑戦 第二章 新天地ミラノでの活動  一 ミラノ着任の経緯  二 素描リストの意味  三 技師・発明家・建築家としての真価 第三章 宮廷芸術家の立場と活動  一 舞台美術家としてのレオナルド  二 音楽家・楽器製作者としてのレオナルド  三 スフォルツァ騎馬像制作 第四章 最後の晩餐  一 ついに勝ち得た最大の好機  二 ドラマの表現を完成させたレオナルド  三 成功と悲運 第五章 夢ファンタジスタ想家レオナルド  一 フィレンツェ帰還  二 ≪ジョコンダ(モナ・リザ)≫と晩年のレオナルド  三 絵画による世界の完全な視覚化を目指して 参考文献・図版出典一覧 図版目録 あとがき
  • 日本精神史(上)
    -
    長くヨーロッパの文化と思想を研究対象としてきた著者は、ここ20年ほど、日本の文化と思想の研究にとりくみ、その流れを歴史的に追跡してきました。その成果がついに一書にまとまったのが、本書です。題して、『日本精神史』。 「精神」とはなにか。 ヘーゲル研究者としてスタートした著者は言う。「あえて定義づければ、人間が自然とともに生き、社会のなかに生きていく、その生きる力と生きるすがたが精神だ」。 テキストとして残された思想はもとより、土器や銅鐸、仏像、建築、絵巻、庭園など、あらゆる文化を渉猟し、縄文時代から江戸時代の終わりまでを、一望のもとに描く、まさに畢生の大作です。 ただし、著者は、難解であることを潔しとしません。ヘーゲルのわかりやすい翻訳で脚光をあびたように、あくまでも流麗な文体で、明解に描いていきます。 思想も絵画も仏像も、ひとしく日本の精神の歴史としてとらえ、あらためて、日本とはなにかを問いかける清新な傑作と言えます。 待望の文庫化! 【目次より】 第一章 三内丸山の巨大建造物 第二章 火炎土器と土偶 第三章 銅鐸 第四章 古墳 第五章 仏教の受容 第六章 『古事記』 第七章 写経 第八章 『万葉集』 第九章 阿修羅像と鑑真和上像 第十章 最澄と空海と『日本霊異記』 第十一章 『古今和歌集』と『伊勢物語』 第十二章 浄土思想の形成 第十三章 『枕草子』と『源氏物語』 第十四章 『今昔物語』と絵巻物 第十五章 東大寺の焼失と再建 第十六章 運慶の新しい造形意識 第十七章 法然と親鸞 第十八章 『正法眼蔵』
  • 日本精神史 近代篇 上
    -
    縄文時代の巨大建造物から江戸末期の『東海道四谷怪談』まで、日本の美術・思想・文学の精神のありさまを、長大かつ深遠な歴史として一望のもとにとらえた傑作『日本精神史(上・下)』は、その年(2015年)の人文界の最大の収穫として話題をさらいました。 本書は、読者諸氏が待ち焦がれたこの本の続篇です。題して、『日本精神史 近代篇』! この本が扱う時代は、その名のとおり江戸の終わりから20世紀の終わりにいたるまで。 日本の歴史上、最大のインパクトのひとつである幕末の大転換期から、21世紀のいまを生き、わたしたちの生活に多様な彩りをあたえ、生きる源となるゆたかな精神のその発露までを追っていきます。 日本近代の美術・思想・文学の三領域にわたる文物や文献を手がかりに、そこに陰に陽に示された精神のありようを、ときに冷静に、ときに客観的に言葉にした、前作『日本精神史』と双璧をなす大作です。 著者は、前著同様、本書についても難解であることを決していさぎよしとしません。読みやすさに細心の注意をはらい、あくまでも流麗に、そして明解に描ききります。 幕末から20世紀の終わりにいたるまでの150年にわたる時代の精神とはいったいどのようなものなのか? 近代における壮大かつ激しい精神の大河を、ここにご覧ください。 上巻は、近代の始まりから、啓蒙思想の転変や近代文学者の苦闘などを経て、岸田劉生や村上華岳らによる美の探究まで。 きな臭い時代へと突入するその精神のさまがじょじょに浮き彫りにされていきます。 【目次より】 はじめに 第一章 近代の始まり 1高橋由一/2『米欧回覧実記』 第二章 啓蒙思想の転変 1福沢諭吉/2加藤弘之/3中江兆民 第三章 近代文学者の苦闘 1坪内逍遥と二葉亭四迷/2北村透谷/3樋口一葉/4島崎藤村――抒情 第四章 美術表現の近代性 1青木繁/2菱田春草/3荻原守衛と朝倉文夫 第五章 日清・日露戦争――ナショナリズムの嵐 1日清戦争とその前後/2戦後経営/3日露戦争 第六章 森鴎外と夏目漱石――近代的知性の面目 1森鴎外(その一)/2森鴎外(その二)/3夏目漱石(その一)/4夏目漱石(その二) 第七章 韓国併合と大逆事件 1韓国併合/2大逆事件 第八章 民俗への視線、民芸への視線――柳田国男と柳宗悦 1民俗学の創成/2民芸を慈しむ思想 第九章 言語表現への熱情 1斎藤茂吉/2萩原朔太郎3宮沢賢治――修羅の苛立ちと彷徨 第十章 絵における美の探究 1岸田劉生/2村上華岳
  • 続 窓ぎわのトットちゃん
    4.4
    国民的ベストセラー、42年ぶり、待望の続編! 国内で800万部、全世界で2500万部を突破した『窓ぎわのトットちゃん』。 世界中で愛されている、あのトットちゃんが帰ってくる! 泣いたり、笑ったり……トットの青春記。 【本書の内容】 ・東京大空襲の数日後、青森を目指して、ひとり夜行列車に乗ったトットを待ち受けていた試練とは? ・「おめえのジンジョッコ、描いてみろ」。疎開先の学校で、みんなとなかよくなりたいトットが、考えついた方法とは? ・「咲くはわが身のつとめなり」の言葉を胸に、トットが通った女学校や音楽学校の思い出は、映画、オペラ、ラーメン、それから? ・「そのままでいいんです」。NHKの専属女優になりたての、トットが救われた一言とは? ・アルバムからお借りした写真や、いわさきちひろさんの絵もたっぷり。 【黒柳徹子さんからのメッセージ】 私は、どう考えても『窓ぎわのトットちゃん』よりおもしろいことは書けない、と思っていました。私の人生でトモエ学園時代ほど、毎日が楽しいことはなかったから。だけど、私のようなものの「それから」を知りたいと思ってくださる方が多いのなら、書いてみようかなと、だんだん思うようになったのです。よし!と思うまで、なんと42年もかかってしまったけど、書きはじめると、笑っちゃうこと、泣いちゃうこと、それから戦争のことも次々に思い出されて……。
  • 深すぎてヤバい 宇宙の図鑑 宇宙のふしぎ、おもしろすぎて眠れない!
    5.0
    1巻1,265円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「人間は星のかけらからできている?」「宇宙の最初は目に見えないほど小さい点だった??」「宇宙にも天気予報がある?」「太陽の寿命はあと50億年?」「一番近くの星に行くのに4万年?」 知ってるつもりで知らないことだらけの宇宙のことがよくわかる! 宇宙の基本原則・重力をときほぐすだけで、目うろこでいろんなコトがわかってくる。 21世紀は宇宙の時代! 宇宙ビジネスが100兆円を超えようとする今、新教養として必要な「宇宙に関するAtoZ」よくわかります。 思わず人に言いたくなる「そうだったんだ!」がいっぱい! 地球のこと、命のこと、生きているのが奇跡に感じる宇宙の奥深さにふれてみませんか? 2019年、世界の天文学者とともにブラックホールの撮像に成功した本間希樹先生が、やさしくやわらかく教えてくれる宇宙の図鑑決定版! 第1章 宇宙と生命 第2章 太陽系 第3章 星と銀河 第4章 身近な宇宙 第5章 科学技術と未来 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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