謎とき 世界の宗教・神話

謎とき 世界の宗教・神話

1,045円 (税込)

5pt

歴史を学ぶにも、現代を考えるにも、これだけはおさえておきたい知識がゼロからわかる!
「聖書」、ゾロアスター教、北欧神話、『論語』……
個性豊かな12人の専門家に、古市憲寿が読者に代わって理解の「ツボ」を聞いた!
各宗教・神話の基礎がわかる解説マンガ付き!

【本書の内容】
なぜキリスト教は「長持ち」したのか――佐藤優
ロシアの指導者はなぜ絶対的な力を持つのか――三浦清美
イスラム過激派のテロがなくならない理由――飯山陽
ゾロアスター教が世界宗教に脱皮できなかった理由――青木健
ヒンドゥー教にとっての「神」とは――沖田瑞穂
ジャイナ教はなぜ不殺生を徹底するのか――堀田和義
古い時代の儒教と朱子学はどう違う?――渡邉義浩
玄奘はなぜインドへ向かったか――吉村誠
北欧神話の巨人とは?――松本涼
『万葉集』が最も日本的で、最も中国的である理由――上野誠
日本仏教はなぜ多様なのか――碧海寿広
人びとは宗教から遠のいていくのか――岡本亮輔

構成:斎藤哲也 マンガ:ヤングみやざき

【本文より】
この『謎とき 世界の宗教・神話』は、「本」を通じて世界の宗教や神話の不思議を解き明かそうとする一冊だ。
なぜ「本」なのか。それは多くの宗教が聖典を持つからだ。何かの宗教を理解しようとする場合、『新約聖書』や『コーラン』などの聖典に当たるのがよさそうに思える。
だがここに大きなハードルが立ちはだかる。一人で聖典を読み通すのは、とんでもなくたいへんなのだ。何せ現代と常識や価値観の違う時代に書かれた文章である。現代人から見れば飛躍や矛盾も多い。特にその宗教の信者でないなら、なおさら取っつきにくい。
ではどうすればいいのか。大切なのは「補助線」だと思う。宗教書に限らないが、古典を読むには前提知識が必要である。前提知識という補助線があるかないかで、一気に難解な本も読みやすくなる。
というわけで、一二人の研究者に宗教書や神話の「読みどころ」を聞いてきたのが本書である。結果的に、一冊でキリスト教からイスラム教、ゾロアスター教から北欧神話まで一二の信仰についてざっくりと把握できる良質な入門書になったと思う。良質すぎて、実際の聖典に当たらなくても、読んだフリができるほどである。――「はじめに」より

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謎とき 世界の宗教・神話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    キリスト教やイスラム教などメジャーな宗教だけでなく、我々にも馴染みの薄い宗教や神話についても書かれています。
    一つ一つの章は取り留めがない感じで読んでいてもそこまで頭に入らない感じがするのですが、最後の『おわりに』の内容が各章の内容に繋がっているのがとても面白いと思いました。
    これだけが全てではない

    0
    2024年08月21日

    Posted by ブクログ

    古市憲寿さんの解説が好きで手に取った本です。
    読み終えて評価をみると意外にも低めで驚いてる。

    日本人は無宗教者が多いと感じる一人で、私もその無宗教者である。
    だからこそそこに憧れ知りたいという気持ちがいつもあります。一つの見方を知っても、数多あるその考え方をまた知りたくなり際限ないものだと感じます

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    取っつきにくい宗教を極限まで分かりやすく、面白く解説した書である。
    導入には漫画、そこから専門家が解説に入るが、一つ一つの宗教に対し、専門家が違う。また、それに対して、古市氏が素朴な視点で質問していくので、それが絶妙で良い。「その宗教、一言でいうとどんな感じ」的な質問をしていく。少し乱暴にも見えるが

    0
    2024年12月19日

    Posted by ブクログ

    世界の様々な12の宗教のエッセンスを、著者の古市憲寿さんがそれぞれの宗教の専門家の先生との対談を通して解説した本。3大宗教だけでなく、ゾロアスター教、ジャイナ教といった日本人にはあまり馴染みのない宗教や、北欧神話、西遊記も入っているし、万葉集、禅といった日本人に身近なものも入っている。各宗教の解説は

    0
    2024年12月06日

    Posted by ブクログ

    世界宗教とか伝統宗教というものは、所謂創始者とされる人物はいる(またはいたとされる)が、その人の教えが全てではない。弟子とか後世の人が何百年もかけて継ぎ足していったものの集合体が聖典であり教義である。
    …ということがよく理解できた。宗教とは、ある種の集合知なんだな。だから、矛盾も大いにある。
    「イエ

    0
    2024年09月25日

    Posted by ブクログ

    世界の様々な宗教や神話などについて、マンガを交えながらそれぞれの専門家に質問をするという形式で、分かりやすく解説した一冊。
    専門家も結構身も蓋もない事をあっさりと語ってたりするので、わからなくてしょうがないという正直なところもあって良い。

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    紙幅もそれほどあるわけでもないのに、そこで12篇に分けて各宗教を取り上げるのかと訝ったが、一応は近著「10分で名著」の流れかららしい。

    漫画4Pと解説10P前後とかなり軽めの取り上げ方で、興味深い部分もあったものの、そこまでファスト化してしまうと、解説者の人的要素が霞んでしまうのはこういった専門家

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    一気に読んでしまった。読み終えてみると物足りなさは少しだけ残るものの構成もよく出来ているしこの方面に無知な私にはとても分かりやすかった。
    ヤングみやざきさんのマンガも楽しい。

    既に宗教や神話に詳しい方には物足りないのかも知れないけれど、それぞれの章は全体を一つに見れば日本に於ける宗教の現在を考える

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    世界三大宗教以外についてはよくわかっていなかった。漫画を使いながらやさしく解説してくれているおかげで、何となくこういうものだという知識は得られた。

    0
    2023年12月29日

    Posted by ブクログ

    孔子の論語について知りたくて手に取ったが、他の宗教も面白く読めた。宗教について、疎い人間である自分にはピッタリの超入門書で読みやすく面白かった。古今東西あらゆる宗教があるけど、内容に違いはあるものの宗教って『信仰』が全てなのだなぁ、と。そんな怖いものでも、縁遠いものでも、特別なものでも無く、人生にお

    0
    2024年12月15日

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