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鎖国の時代、通訳者は「通詞(つうじ)」と呼ばれた。 真面目で熱心なタイプの森山少年は、時々空回りしながらも 考え続けて伝える努力ができる、期待の通詞見習い。 彼はやがて成長し、後にペリーやハリスとの交渉の場に立ち会う 幕末外交の影の功労者となる! 幕末時代の最先端の仕事の中で笑い、泣き、 時々傷ついてもまた顔を上げ、職業人になっていく。 強くて優しい、幕末のお仕事ヒューマンドラマ!
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Posted by ブクログ
幕末オランダ人通訳を務めた森山栄之助。ペリーやハリスとの会談でも通訳を務めた彼の物語。 1巻の舞台は、オランダ商館長の「江戸参府」に随行する森山のお仕事日常譚。 ふわふわと異文化交流の日常を描いてゆくのか、と思って読み始めたら、仕事人としての気概や覚悟、異文化交流の心底を覗き込むような展開があって...続きを読む驚かされる。 ふわっとしていたのは、こちらでした。 己の職分を超えてまでする気遣い、優しさのつもりが迷惑になってしまうこと。 公務と私事の区別は明確にしておかないと、職責が果たせなくなってしまうこと。 様々な気づきを得て、森山の「江戸参府」は終了します。 異文化交流を経て、人と人とのつながりを深めたい、という森山の希望の芽は無くなることはなく、その思いがのちのペリーやハリスとの通訳の時に重要な要素につながってくるのかな、と思います。
また、幕末はじめて物語に手を出した(^◇^;) オランダ通詞見習いの森山栄之助が主人公。 オランダ商人の江戸参府に同行して 江戸へ向かう道中から物語はスタート。 同僚でクレバーな堀達之助は12才 栄之助だって15才ですが 当時としては立派に独立した職業人なんだなぁ。 『バード』さんとはまた少し違...続きを読むって 幕府の仕事としての旅なので オランダ側の書記官たちとのやりとりや 旅の道中でおきるトラブルの解決など 違う側面から知れて興味深い。 でも結局、人と人なのよねぇ〜。 栄之助も達之助も実在の人物なんだ! これからの展開にワクワクします。
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とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助-
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川合円
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