【感想・ネタバレ】とつくにとうか -幕末通訳 森山栄之助-(1)のレビュー

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Posted by ブクログ

幕末オランダ人通訳を務めた森山栄之助。ペリーやハリスとの会談でも通訳を務めた彼の物語。
1巻の舞台は、オランダ商館長の「江戸参府」に随行する森山のお仕事日常譚。

ふわふわと異文化交流の日常を描いてゆくのか、と思って読み始めたら、仕事人としての気概や覚悟、異文化交流の心底を覗き込むような展開があって驚かされる。
ふわっとしていたのは、こちらでした。
己の職分を超えてまでする気遣い、優しさのつもりが迷惑になってしまうこと。
公務と私事の区別は明確にしておかないと、職責が果たせなくなってしまうこと。

様々な気づきを得て、森山の「江戸参府」は終了します。
異文化交流を経て、人と人とのつながりを深めたい、という森山の希望の芽は無くなることはなく、その思いがのちのペリーやハリスとの通訳の時に重要な要素につながってくるのかな、と思います。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

また、幕末はじめて物語に手を出した(^◇^;)

オランダ通詞見習いの森山栄之助が主人公。
オランダ商人の江戸参府に同行して
江戸へ向かう道中から物語はスタート。
同僚でクレバーな堀達之助は12才
栄之助だって15才ですが
当時としては立派に独立した職業人なんだなぁ。

『バード』さんとはまた少し違って
幕府の仕事としての旅なので
オランダ側の書記官たちとのやりとりや
旅の道中でおきるトラブルの解決など
違う側面から知れて興味深い。

でも結局、人と人なのよねぇ〜。
栄之助も達之助も実在の人物なんだ!
これからの展開にワクワクします。

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2023年07月12日

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