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時は寛永、戦乱の世からわずか15年。
男たちが自らの生き様を貫けた最後の時代。
「日本三大仇討ち」の裏にあったのは
ここでしか生きられなかった武士(もののふ)の矜持(プライド)。
生きるため、命はとうに棄てた男たち。
たったひとりの小姓の命から巻き起こる、
旗本8万騎vs.外様大名31万石vs.浪人(アウトロー)10万人の激突。
寛永7年。事の始まりは備前岡山藩で起きた殺人事件だった。主君の寵愛を受ける小姓を惨殺し、追われる身となった河合又五郎は江戸に逃れ、旗本・兼松又四郎に匿われる。
一方、江戸の長屋に暮らす浪人の市岡誠一郎。用心棒などで糊口を凌ぐ日々の中「腕の立つ剣客を探している」という呼びかけで、ある屋敷を訪れることになる。
河合又五郎、兼松又四郎、そして市岡誠一郎。
3人の武士がそれぞれの矜持が相まみえるとき、本当の「戦国」が終わる。
日本三代仇討ち「鍵屋ノ辻の決闘」の背景には、本物の侍がいた。
『藁の楯』『アウト&アウト』の著者が初めて挑む
「もうひとつ」の真実を描く「新・時代小説」
Posted by ブクログ 2023年12月08日
少し甘いが評価:5にしたのは今後の期待込みで。稀代のストーリテラーである著者が、時代小説に挑戦したその敢闘精神にも拍手。時代小説としてはまだ物足りなさもあるが、物語の面白さがそれを感じさせない。まだ徳川治世がいきわたっていない寛永年間での外様と旗本の因縁模様、力関係に苦慮する智慧伊豆をはじめとする幕...続きを読む
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