配信予定・最新刊

作品一覧

  • 松尾潔のメロウな記憶
    NEW
    -
    1巻2,750円 (税込)
    アーティストに関する秘蔵エピソード、⽇本でのR&B受容史、 そして松尾⽒の考えや⽣活が織りなす、体温の感じられる⾳楽評論集 『松尾潔のメロウな日々』『松尾潔のメロウな季節』から10年。新たなメロウシリーズとしてコンパイルされた『松尾潔のメロウなライナーノーツ』に続き、『松尾潔のメロウな記憶』の登場です。 本書には、主に90年代に執筆された雑誌の連載や特集記事、エッセイを厳選して収録。アーティストとの出会いやエピソードあり、松尾氏本人の音楽リスニング体験の変遷あり、音楽シーンの考察ありと、初単行本化を含む貴重なテキスト群が激動の90年代の音楽シーンをビビッドに伝えます。 R&B好きはもちろん往時を懐かしみながら読むことができますし、そうではない方も、新たな領域の音楽ガイドとして、あるいはかつて存在した「R&B黄金期」の考古学的な証拠品として、ワクワクしながら読み進めることができるでしょう。ぜひ『松尾潔のメロウなライナーノーツ』と併せて、合法トリップを楽しんでください。
  • 松尾潔のメロウなライナーノーツ
    -
    1巻3,300円 (税込)
    あまやかな90年代R&B、寄り添う珠玉のテキスト。 松尾潔の原点となる自選ライナー52本! CDの全盛期である1980年代後半から1990年代にはたくさんの名盤が生まれ、海外の作品も盛んに国内盤が制作されました。歌詞、対訳、それにライナーノーツが付き、ときにはボーナス・トラックも収録されるなど、レコード会社は輸入盤との差別化を真剣に模索していたものです。そんなCD爛熟期に、R&Bの分野でひとりの若者が執筆活動を開始します。雑誌『ブラック・ミュージック・リヴュー』をベースにライター・デビューを果たした松尾潔氏です。現在ではプロデューサー、ソングライターとして知られ、シングルおよび収録アルバムの累計セールス枚数は3000万枚を超すというヒットメイカーですが、氏のキャリアのスタートは文筆業だったのです。 本書では、松尾氏が90年代に執筆した膨大な数のライナーノーツから52本を自身が厳選。「第1章 女たちよ!(女性シンガー編)」「第2章 男たちよ!(男性シンガー編)」「第3章 花よ嵐よ!(グループ編)」の3章仕立てでお届けいたします。 チャート順位などのデータをきっちり踏まえたうえで、ブラック・ミュージックの歴史や系譜から最新動向までに精通、さらにはアーティスト本人の現地インタビューも多数経験した松尾氏だからこそ書くことができた、貴重な解説の数々(そして実体験の数々)。これは90年代のR&B受容の赤裸々な記録でもあり、美メロ・ガイドでもあると言えるでしょう。そうそう、今では普通に使われる「美メロ」という言葉ですが、これは松尾氏の発案だってご存知でしたか? 装画:遠藤舞
  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来
    4.1
    ■ジャニーズ問題を発信し続ける音楽プロデューサーが誘う、歌のように柔らかな抵抗。 学び、変わり、声を上げる言葉には、未来への希望と力が溢れている ──斎藤幸平(哲学者) 性加害を告発する時代の鼓動と、自由と権利を求める音楽が響き合う。新たな歌を全身で感じてほしい。 ──望月衣塑子(東京新聞記者) EXILE、平井堅、CHEMISTRY、JUJU、東方神起、久保田利伸らの重要楽曲を手がけた現代屈指の音楽プロデューサーは、山下達郎への異議申し立てを通じ、ジャニーズ批判の先鞭をつけた。 ジャニーズ「性加害問題」の解決と、新たなエンターテインメント・ビジネスの生成に向けて、芸能界のど真ん中から熱い言葉を大胆に発信。これからの社会と人間と表現の「革命」は、本書を読まずにはあり得ない。
  • 永遠の仮眠
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    音楽プロデューサーの悟は、テレビドラマの主題歌制作に苦戦していた。この楽曲がヒットすれば、低迷中のシンガー・義人は大復活を遂げる。悟もすべてを賭けていた。しかしドラマプロデューサーの多田羅は業界の常識を覆す提案を……。そんな折、日本は未曾有の危機に襲われる。社会的喪失の中、三人の運命の行方は――。

ユーザーレビュー

  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来

    Posted by ブクログ


    ジャニーズとかかわりのある著者が、喜多川氏の性加害問題に建設的意見を発信したら、
    山下達郎に誘われて入った事務所に契約を解除された著者が書いたコラム集。
    ジャニーズ問題だけでなく、エンタテイメントについても掘り下げる。
    皆が口を閉ざしたジャニーズ問題に正面から向き合う男の生きる道。
    自分の頭で考え、ものをいうことが難しい日本はおかしい。

    この本ではまだ首相になっていない石破さんを評価している。
    プロポーズに原稿を読むやつはいない だったかな。かっこいい。
    確かに今国会で石破さんは自分の言葉で話した。
    内容は以前語っていたことからはるかに後退していたけれど、
    少なくとも今までの3代の首相と比

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    2024年12月26日
  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来

    Posted by ブクログ

    著者が近年『日刊ゲンダイ』に発表したコラムなどを集めたもの。サブタイトルにもあるように、この時期に著者が積極的に発言したジャニーズ問題に関する記録と主張が読者にとっては大きな魅力である。しかし、著者はジャニーズ問題にとどまらず、十分な知識と教養でもって、そして弱者を救済しようとする立場で、映画などエンターテイメント全般を批評していく。その批評は終始的確である。数年後読み返しても、貴重な史料となるだろう。

    0
    2024年10月25日
  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来

    Posted by ブクログ

     端正に問題を整理して行く。そういうことがジャーナリストの仕事でしょう。組織とか提携とか、そういうことが邪魔しているようではね。
     けれど、そんな松尾さんだから、ずっと自己内省も求められよう。窮屈さに負けないでね。
     

    0
    2024年04月07日
  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来

    Posted by ブクログ

     著者のことも、その仕事のことも、正直まったく知らない。ジャニー喜多川および山下達郎がらみで初めて知った人。当初は、なんだか執拗に絡む胡散臭い人だと思ってたのだが、2023年7月9日の山下達郎のラジオ番組をリアルタイムで聴いて以降は、うわあなんでこんな人の音楽を中学生の頃から三十五年間ほど聴き続けてきたんだろう、恥ずかしいし情けない、と思い、それに気づかせてくれた松尾さんに感謝したのだった。この本ではもちろんその件についても詳しく言及されているのだが、それ以上に、好きな音楽について身近な人と語るのと同じように、世の中や政治について語れないとおかしくない? という問題提起がささる。政治的信条とは

    0
    2024年10月15日
  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来

    Posted by ブクログ

    ジャニーズ問題に発しているが、全ての章にわたり頷く事が多い。学生時代に教授が、大きなニュースは作為あって作られている可能性がある、と言われた事も思い出して、皆んなに読んで欲しかった。

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    2024年07月26日

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