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一〇八歳で逝った世界的美術家の未公開画文集。
美しく老いるとは、こういうことだ.。
2021年に亡くなった世界的美術家・篠田紅桃氏。
彼女が知られざる「人生の弟子」に託していた、
未公開の作品と言葉による、最後の画文集。
人生とは、芸術とは、老いとは、死とは。
「心に宿るもの、心にきざすもの、思い、
それを『可視のもの』にしたい。
『かたち』を創りたい。
私の若い心からの願望、到達点のない、
生ける限り続く、ねがうかたち。
しかし現実には、晩年になってしまった。
心中の『真にうつくしいもの』は、
いつも逃げ水のように、
少し彼方から、私を招いている」(本書より)
本書に収録されている作品は、
大半は桃紅氏が80歳を過ぎてからのものだ。
人生百年時代と言われるいま、
「どう老いるか」
「どう死ぬか」
「死んで何をのこすか」
は、すべての人の関心事となっている。
本書は、その問いに対する、
世界的美術家からの「答え」とも言える。
Posted by ブクログ 2024年03月24日
書
書はできるもの、絵は創るもの。 偶然できるものの偶然を待つ。
羊毛
柔らかい、ふぃにゃふにゃの筆で描いた強い線くらい美しいものはない。
アート
人の精神のなかに、何か美しい、いいものを絶えず送り込んでくるもの。
次の作品への誘い
今、つくっているときに湧く。
つくっているというこ...続きを読む
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