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コ・イ・ヌール なぜ英国王室はそのダイヤモンドの呪いを恐れたのか
英国王室の王冠で光り輝く、コ・イ・ヌール(光の山)と呼ばれる巨大なダイヤモンド。権力や富をもたらすと信じられたその宝石は、これまで数々の権力者に崇められると同時に、数多くの悲劇や凄惨な出来事を巻き起こしてきた──。豊富な資料を駆使して世界一有名なダイヤモンドの数奇な物語を描く、傑作ノンフィクション!/【目次】はじめに/第一部 玉座の宝石/第一章 インド前史のコ・イ・ヌール/第二章 ムガル帝国のコ・イ・ヌール/第三章 ナーディル・シャー イランのコ・イ・ヌール/第四章 ドゥッラーニ帝国 アフガニスタンのコ・イ・ヌール/第五章 ランジート・シング ラホールのコ・イ・ヌール/第二部 王冠の宝石/第六章 灰の町/第七章 少年王/第八章 イギリスへの道のり/第九章 万国博覧会/第十章 最初のカット/第十一章 ヴィクトリア女王の「忠実なる臣民」/第十二章 宝石と王冠/第十三章 「我々はコ・イ・ヌールを取りもどさねばならない」/謝辞/訳者あとがき/文庫化に寄せて -
11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで
吉田松陰は国防のために、幕府を倒した? すべてをお金で説明する福沢諭吉が今も読まれる理由とは? 趙進化論者、北一輝は天皇のカリスマに賭けた? 小林秀雄はひとつのことしか言っていない? 日本が抱えた難問に答えを出した「考える日本人」。これだけ押さえれば近代日本がわかる。 -
人生成功のヒント366 本多静六一日一話
明治、大正、昭和の前半に至るまで活躍した人物・本多静六。日比谷公園などの設計、国立公園の設置に尽力し、「日本公園の父」と称される。そのかたわら、「4分の1天引き貯金」と1日1ページの原稿執筆を実践する独特の生活哲学と山林、土地、株の売買などで巨万の富を築いた蓄財家として知られる。しかし静六は天才肌だったわけではなく、天賦の才がないと自認していた。それ故に、「人生即努力、努力即幸福」をモットーにして、努力に努力を重ね、結果として成功することができた。本書は、多くの成功者の座右の銘、手本になってきた本多静六の成功哲学のエッセンスを、主要な書籍から抜粋し、どこからでも読めるような形で再編集して紹介する。混迷の時代、指針なき時代だからこそ、必須の実践哲学! -
『パタリロ!』作者の自伝的エッセイ スピリチュアル漫画家!
30年以上の時を経て、『翔んで埼玉』が奇跡の大復活! 傑作短編集『う~ん、マンダム。』の発売! 続いて代表作『パタリロ!』の舞台化が決定! 魔夜峰央氏の身に今、何が起きているのか。思い返せば魔夜氏の人生は奇跡の連続だったという。雪国での生い立ちに始まり、漫画家デビュー、ホラーからギャグ漫画家への転身、運命の出会い、自身が「冬の時代」と呼ぶ、長い苦難の時期、そして……今。本書では、そのすべてを赤裸々に語っていただきます。はたして、その人生に降りかかった神がかりの数々とはどんなものだったのか。スピリチュアル漫画家・魔夜峰央先生初のエッセイは、心が軽くなる言葉に満ちた、まるで自己啓発書のような読後感の自伝的作品になりました。巻末付録として、守護霊漫画『龍王無尽』(「パタリロ!」第129話)を収録! -
陸奥宗光とその時代
著者には、すでに『陸奥宗光(上下)』(PHP文庫)という著作がある。これは、陸奥宗光の一生を描いた長編評伝である。その著者が、なぜ再び陸奥宗光を素材に、『陸奥宗光とその時代』と銘打ち本書を著したのか。その意図は、まさに「その時代」の4文字を付したところにある。つまり、英国との条約改正を成功させ、三国干渉を素早く収拾した陸奥宗光という、明治日本の生存と尊厳を守り抜いた外交官の波乱の生涯をとおして、日本における近代とは如何なる意味を持っているのかについて、客観的な論考を試みようとした点である。この試みにこそ、元駐タイ大使であり、外交史の研究家としての、なみなみならぬ意欲がうかがわれるのである。本書は、小村寿太郎、幣原喜重郎、重光・東郷、吉田茂と続く、「外交官とその時代」シリーズ全5部作の第一弾である。外交史、近現代史の研究者はもちろん、明治以降の日本の歩みを考えるうえで恰好の読み物である。 -
重光・東郷とその時代
満洲事変から真珠湾、そして敗戦へ……。大東亜戦争によって大日本帝国は灰燼に帰した。幣原喜重郎外相退陣以降、敗戦にいたるまでの、この14年間、日本の外交をリードしたと言える人物はいない、と著者は言う。歴史に「もし」はないが、その間、もし陸奥宗光・小村寿太郎・幣原喜重郎のような練達の外交官が、長期間、責任を持たされて、わが国の外交を担っていたとしたら、歴史はまた別の結末を迎えていたかもしれない。本書は、長期的な戦略も情勢判断もなく、戦争への道を歩み出し、ついに苦渋の選択をするにいたった、大日本帝国の「滅びの叙事詩」を描いた、長編歴史評論である。だれも英雄でないこの14年間を、これまでのこのシリーズのように、個人の伝記の形式で描くのは不可能なことである。本書が徹底して個人的な解釈を廃し、歴史の事実を忠実に追うことで敗戦までの道のりを描かざるを得なかったのは、まさにそういう事由によるためである。 -
あきらめなかった いつだって
各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSで放送中の番組「100年インタビュー」からの単行本化シリーズ第3弾。今回は、日本を代表する女優、森光子さん。舞台、ドラマ、司会などで長年活躍を続け、2005年には、文化勲章を受章。2009年5月には「放浪記」の連続主演2000回達成で話題を集め、09年7月には、女優として初めて国民栄誉賞を受賞した。しかし、舞台「放浪記」で主役の座を41歳でつかむまでには、長く切ない下積み時代があった。「いつか主役に」と胸に秘めながら、喜劇の舞台で脇役を演じ、戦争中は歌手として戦地への慰問団に参加。戦争が終わって、食べていくために米軍キャンプで歌い、その後、結核を患い、わびしい療養の日々。死んだといわれながら、復活。どんなにつらくとも、あきらめずにきたことが、いまにつながっていると振り返る。どんなときも前向きだった女優魂を伝える。 -
ふかいことをおもしろく
各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSで放送中の番組「100年インタビュー」の単行本化第2弾。今回は、日本を代表する作家・劇作家で、昨年(2010年)4月9日に肺がんのため亡くなった井上ひさしさんのインタビューをもとにまとめた。5歳で父と死別、児童養護施設に預けられ、施設から高校に通学。上智大学に進学したが、東北なまりの悩みから吃音になり、釜石で働いていた母の元へ。製鉄所や漁業で沸く釜石は、母がいて、劇場もあって居心地がよかったと懐かしむ。たくましく働く母のつてで、図書館でアルバイトしたことがきっかけで文学のよさに気づき、作家を志して再び上京。浅草の劇場のコントを書いたり、ドラマの脚本の懸賞で稼いで大学の寮費をまかなった。その後、小説・戯曲で活躍し、1984年に劇団「こまつ座」を旗揚げする。創作の原点と若い世代に伝えたいことを、ユーモアいっぱいに語る。 -
夢うばわれても
NHKBSで放送中の人物ドキュメント番組「100年インタビュー」で語られた、拉致被害者であり、現在翻訳家・新潟産業大学専任講師として活躍する蓮池薫さんの言葉を単行本化したもの。大学3年の夏休み、帰省中の柏崎の海岸で、突然拉致という国家的な犯罪に巻き込まれた。本書の語りは、その現場から始まる。拉致の瞬間の様子から、沖に向かうボートから見えた柏崎の夜景。船酔いしながらたどりついた北朝鮮で感じた絶望感。その後、言葉を勉強することを決意。招待所とはいえ、極寒のなか、乏しい食料と燃料に苦しい生活をしいられた。しかし、キムチづくりの苦労や日本食が恋しくて手作りした納豆で腹痛を起こしたことなどを笑い話として懐かしく語る。一時帰国が決まったときの葛藤、帰国後、自活をするために挑戦した翻訳家への道など、蓮池さんの不屈の心が伝わります。いまだ解決しない拉致問題を、忘れないでほしいと願いをこめて発刊します。 -
演劇ほど面白いものはない
各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント「100年インタビュー」(NHKBSプレミアムで不定期放送中)の単行本化、第7弾。今回は、演出家の蜷川幸雄氏。アングラから現代劇、海外の古典に至るまで幅広く演劇界を牽引し、鮮烈な演出は世界の観客を魅了し続けている。少年時代から人一倍羞恥心が強く、自意識過剰。それを乗り越えるためにムキになり、ガチガチに緊張してしまう蜷川氏は、芸大受験に失敗し、劇団の研究生に。口が達者で、役を選び、偉そうに先輩に口応えし「貴族俳優」と呼ばれた。それでもなぜか先輩にかわいがられ、下手ながら演技が面白くなってきたが、自分の俳優としての将来に限界を感じ、演出家に転向する。演出をするときは、羞恥心がなくなるという不思議。灰皿を投げ飛ばしながら役者たちの心を動かし、「世界のニナガワ」と呼ばれるまでの軌跡をたどり、蜷川氏の演出の奥義、そのパワーの源に迫る。 -
ショパン・コンクールよ、どこへいく
現地取材を重ねた著者による最後のルポルタージュ! 2027年に創立100年を迎える「ショパン国際ピアノ・コンクール」。ライブ配信によって第19回大会も注目を集めた一方で、前例のない採点方式などが物議を醸した。さまざまな思惑がせめぎあうなか、若手ピアニストの登竜門はどこへ向かうのだろうか――。本書は、1位のエリック・ルーと2位のケヴィン・チェンの一騎打ち、4位の桑原志織、大躍進の中国人ピアニストなど直近大会の演奏を振り返るとともに、ショパン・コンクールの今後を占う。さらに、出場者のマネージャーらを取材。キャリアという視点で大会の価値を再考する。 -
大学病院の正体 手術、人事、教育、研究のすべて
大学病院とはどんなところなのか。 怖いところ、とんでもないところなのか。 本書では著者の知っている大学病院の舞台裏をすべて明かしました。 どうしたら医学部に入れるのか。 研修医って何をしているのか。 医療レベルはどの程度か。 医療ミスはなぜ起きるのか。 何を研究しているのか。 教授になるのはどういう人か。 そして未来のあるべき大学病院の姿とは……。 きっと「良い病院」を見つける手掛かりになるはずです。 ≪目次より≫ どうやったら医学部に入れるのか 医療は二流ってほんと? 医療ミスはなぜ起こる? 起きたらどうする? 内視鏡手術は患者にとって有益だが…… 教授は今でもピラミッドの頂点か 教授になる方法、教えます どうやって若い医者を育てるのか ……ほか -
脱ドーパミン中毒(新潮新書)
「脳内快楽物質」ドーパミン――酒にドラッグ、ギャンブルやポルノばかりか、ゲームにSNSにネット動画と1日24時間・1年365日、絶え間なく脳が報酬を受け取れるのが現代社会だ。今や誰がいつ何の依存症になってもおかしくない、と依存症医学の第一人者である著者は言う。前作『ドーパミン中毒』の分析をもとに、どうすれば依存症から脱出できるのか、8ステップでやさしく伝授する現代人必読の実践書。 -
北川進先生に、人生と多孔性金属錯体について聞いてみた
MOF(金属有機構造体)の開発で2025年にノーベル化学賞を受賞した北川進先生・初の一般書。ベストセラー『山中伸弥先生に人生とiPS細胞について、聞いてみた』と同じ聞き手、同じ構成で読みやすいのが特徴です。科学っておもしろい! 本書の主な内容 〇科学は自由で、面白い 〇人生を変えた数冊の本 〇転機となった学会での挑発 〇「孔が空いていますよ」 〇座右の銘は「無用の用」 〇異端にこそチャンスがある 〇汗か涙かわからないものを流す 〇ノーベル委員会の評価 〇MOFは「超小型マンション」 〇日本が資源大国になる日 -
アメリカの正義・イランの論理 イラン戦争180日
正気か? 狂気か? なぜ戦わねばならなかったのか? 気鋭のイスラム思想研究者が解き明かす21世紀の「宗教戦争」! ◎イランは中東の北朝鮮 ◎イラン革命により誕生したイスラム独裁神権国家 ◎イランは世界征服を目指している ◎イラン・ロシア・中国・北朝鮮――新悪の枢軸 ◎サウジとUAEの対立で複雑化する中東 ◎メディアが隠すイラン抗議デモの本当の理由 ◎NHKテヘラン支局長拘束事件 ◎イラン攻撃に踏み切ったアメリカの正義とは ◎イランの核交渉とアラブ諸国攻撃 ◎イラン体制転覆計画はなぜ中止されたのか ◎イランの脅迫に屈したトランプ大統領 ◎イラン戦争無限ループ化と中東のグレーな未来 ◎日本の危うい中東外交と偏向報道 ほか 私は、中東や世界情勢を、イスラム研究者の視点から分析してきました。アメリカのメディア報道と同じことしか言わない「国際政治学者」や、トランプ大統領が嫌いでたまらないメディアや、反米反日イデオロギーに駆動された「リベラル」言論人の語る中東と私のそれが全く異なるのは、私の知識もキャリアも、中東をみるスタンスも、彼らとは全く異なるからです。(中略) 想像も及ばないような奇妙で恐ろしい現実を、どうか現実として受け止めてください。みなさんも本当は、「本当のこと」が知りたいはずです。(「はじめに」より) 【目次】 第1章 イランとはどのような国なのか 第2章 イラン・ロシア・中国・北朝鮮――新悪の枢軸 第3章 イラン戦争前夜 ➀ イラン弱体化と中東大変革/➁ イランで反政府デモ発生/➂ アメリカのイラン攻撃準備/➃ NHKテヘラン支局長拘束事件 第4章 イラン戦争と停戦交渉 ➀ イラン攻撃に踏み切ったアメリカの正義/➁ 塗り替えられる中東情勢/➂ 停戦交渉の行方/➃ 日本の危うい中東外交と偏向報道 -
拳闘魂 井上尚弥・拓真の闘い
1 最強の対抗王者を一蹴! 英国グラスゴーの衝撃 ――井上尚弥対エマニュエル・ロドリゲス 2 キャリア初! 眼の負傷を乗り越えた。さいたまスーパーアリーナでの激闘を制する ――井上尚弥対ノニト・ドネア/井上拓真対ノルディーヌ・ウバーリ 3 なぜ井上尚弥はダウンを奪った後「行かないよ」と言ったのか? 「The DRAMA in SAITAMA 2」のインサイド ――井上尚弥対ノニト・ドネア第二戦 4 ただひたすらに逃げ回る、対抗王者を仕留めきる。ついにバンタム級四団体を統一 ――井上尚弥対ポール・バトラ― 5 兄に続き、弟・拓真もボクシング世界バンタム級王座獲得! でもまだこれがゴールじゃない ――井上拓真対リボリオ・ソリス 6 井上尚弥を激怒させたフルトン陣営の「姑息な」手段。圧勝後、大喜びしたほんとうのワケ ――井上尚弥対スティーブン・フルトン 7 「今回は、あえて六八点に」。タパレス戦、そしてスーパーチャンピオン井上尚弥の未来 ――井上尚弥対マーロン・タパレス 8 尚弥の時にも泣いたことはなかった。拓真の初防衛成功で父が見せた「涙」のわけ ――井上拓真対ジェルウィン・アンカハス 9 井上尚弥、人生初のダウン! 父・真吾氏も凍りついた!「サプライズな完勝」の舞台裏 ――井上尚弥対ルイス・ネリ/井上拓真対石田匠 10 背中まで衝撃が突き抜けた! 強烈ボディーで対戦相手がギブアップ ――井上尚弥対テレンス・ジョン・ドヘニー 11 またしてもダウン! またしても凍りついたラスヴェガスの夜 ――井上尚弥対ラモン・カルデナス 12 「最強の挑戦者」になにもさせずに完勝! ――井上尚弥対ムロジョン・アフマダリエフ 13 井上拓真、大変身! 親と子が、はじめて一つになって戦えた ――井上拓真対那須川天心 14 初めてのサウジ・アラビアで統一王座を年間、四度防衛 ――井上尚弥対アラン・ピカソ 15 名手井岡一翔が二度もダウン! 井上拓真はなぜ完勝できたのか? ――井上拓真対井岡一翔 16 中谷選手がどう来ても、対応する準備はできていた。空前のメガファイト・東京ドーム「THE DAY」の真相 ――井上尚弥対中谷潤人 -
あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々
1920年から終戦まで日本の統治下にあったパラオ。 そこには南洋庁という役所が置かれ、 作家の中島敦をはじめ、日本から移り住む者も多かった。 「楽園」と呼ばれた島で、日本人移民と現地島民が織りなす 暮らし、そして「戦争」のリアルとは――。 各地で拾い集めた、80年前の「日常」の証言。 植民地支配の歴史を、そこに暮らした人々の視点から 見つめなおすルポルタージュ。 〈巻末対談〉中島京子 -
福沢諭吉 敗け続けの偉人(インターナショナル新書)
筆からペンへ――もう一つの幕末維新史。 慶應義塾の創設者、『学問のすゝめ』の著者として、近代日本の象徴とされる福沢諭吉。しかしその歩みは、決して順風満帆ではなかった。少年時代の孤立、進まぬ学問、攘夷の中での帰国、政変による新聞発刊の頓挫、塾の存亡の危機・・・・・・激動の時代に道なき道を進み、幾度もの挫折に見舞われながらも、彼は思考を止めなかった。 気鋭の政治史学者が新しい視点から「福沢諭吉」を問い直す意欲作! -
エプスタイン文書の衝撃
性暴力や虐待が記録されたエプスタイン文書について全世界が震撼しています。逮捕された英アンドルー元王子をはじめ関係者にはノルウェー王室、ビル・ゲイツやクリントン元大統領やトランプ大統領など世界の政財界の名前が上がっています。この文書のうち現在300万ページが公開。元NY記者で米国に精通する著者がその中身をわかりやすく解説。 -
冬の蕾 ベアテ・シロタと女性の権利
想像してみてください.個人よりも家や家族が重んじられ,女性はつねに男性に従い,選挙権もなかった時代を.敗戦によって,そうした冬の時代に憲法の男女平等条項という一つの「蕾」がもたらされました.本書は,この条項を起草したベアテ・シロタの生涯をたどる名作漫画です.現代日本を生きる女性たちを描いた三つの短篇を併せて収録します.(解説:田嶋陽子)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. -
野馬追で会いましょう 相馬の馬文化と震災後の日常
海外で土着の馬に乗り、「馬の地」が紡ぐ歴史と人々の営みをたどる旅をしてきた著者は、2021年夏、福島県相馬地方で行われる祭事「相馬野馬追」を初めて訪れた。馬との暮らしが失われる中、祭りはどのように維持されているのか。日本の馬文化のいまを知りたい――。浪江町で出会った「平本家」のメンバーは東日本大震災でほぼ全員が被災し、全国に散らばって生活していた。かれらの語り、一人一人の選択から原発事故の影響がいまだ続く現実が見えてくる。日本の馬文化の現在地と震災後の日常を描くノンフィクション。 -
足型をはめられた子どもたち
わずか1年で、学級崩壊した小学5年生の子どもたちを大きく成長させたコミュニケーション教育が、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介され大きな反響を呼びました。その主役、著者の菊池省三先生は「学級崩壊立て直し請負人」と呼ばれ、全国の教師の指導者として活躍しています。 菊池先生が、現役教師から全国の教師の指導者として活動を開始し、10年以上が経ちます。 全国で行ってきた飛び込み授業は3000時間を超えます。いま公立小学校の現状をもっとも知っていると言っても過言ではありません。 その菊池先生が、「以前の学級崩壊は数人の問題児が原因だったが、現在は教室全体が無秩序状態」となった「子どもたちの危機だ」、と本書執筆を決断しました。 今、小学生の身に何が起こっているのでしょうか? ●端末一人一台が当たり前となり、授業中YouTubeを見たりゲームに興じている子どもがいるのは、生徒が教室から飛び出さないために許容しているケースも見られます。 ●不登校小学生は13万人と言われます。じつは教師が疲弊し、対策をとれないという現状も。 ●全国学力テストが教師に与える影響が大きく、型にはめる教育の要因の一つになっています。 学力テストの結果が、県だけでなく、校区ごとでも成績が出るため、学力アップが至上命題に。 「給食時間用の課題プリント」「おとなしく授業を受けさせるため足型に合わせて座らせる」「学力テストの結果をよくするため、成績の悪い子をテスト日に休ませる」などなど。 ●気持ちの伝え方を学べず、苛立ちから器物破損など暴力行為につながるとの分析もあります。 本書では、子どもたちの置かれた状況を明らかにします。とともに、日本の未来を担う子どもがしっかりと生き抜く力をつけるための解決策として、家庭でもできるコミュニケーション能力を伸ばす方法を提案します。 -
日本の弁護士と日弁連の罪と罰
正義の味方とはかぎらない。弁護士を疑え! ◎増加する弁護士の不祥事 ◎日弁連の偏向した政治活動 ◎既得権益化した日弁連は解体せよ 「弁護士批判」というタブーに切り込む! 【目次】 第1章 凶悪殺人犯の死刑執行にも反対する日弁連 オウム事件の死刑執行への抗議 GHQ占領下で設立された日弁連 犯罪者は「国家と闘う被害者」なのか 日弁連の死刑制度廃止論のウソ 日弁連を操る「特定弁護士」の存在 第2章 「憲法守って国滅ぶ」を進める日弁連 憲法改正反対闘争 軍事研究を批判する日本学術会議を支持 首相の靖国神社参拝への反対 第3章 日弁連の左傾化と世代間対立 日弁連はなぜ左傾化したのか 司法制度改革と弁護士の世代間対立 増える弁護士の不祥事 第4章 慰安婦問題を世界に広めた日弁連と3人の弁護士 慰安婦問題を反省しない朝日新聞 慰安婦問題の黒幕は日弁連と3人の弁護士 国連とNGOを使い慰安婦問題を追及する「特定弁護士」 第5章 北朝鮮の悪行に沈黙する日弁連 拉致問題を見て見ぬふり 朝鮮学校への補助金停止を批判 日本を敵視する在日韓国・朝鮮人弁護士団体 外国人参政権付与のために活動 第6章 日弁連を日本に取り戻すために 日弁連の人権擁護の基準は「反日」か否か 日弁連を解体せよ -
NHK「100分de名著」ブックス 渋沢栄一 論語と算盤 対極を両立させる知恵と才気
近代日本の礎を築きあげた渋沢栄一。拝金主義や格差社会を否定し公益を最優先する姿勢を持ちながら、500の企業、600の社会事業を興した実業界のカリスマは、どのように考え、どのように生きたのか。『論語』に範を置きながら、知恵と実践を両立させたその才覚とは。「論語=道徳・倫理」と「算盤=資本主義的な利潤追求」を調和させ、ビジネスで最も大切な要素である「信用」を創造させた渋沢の行動原理に、中国古典のエキスパートが迫る。 書き下ろし「ブックス特別章」では、同時代を生きた岩崎弥太郎、安田善次郎、大倉喜八郎、森村市左衛門といった実業家たちの実践と渋沢を比較。近代日本がどのようなうねりの中で歩を進めていったのかを見てゆく。 2021年4月に放送されたNHK「100分de名著」テキストに、書き下ろしを加えて単行本化。現代的な視点から見た実業家・渋沢の偉業とその思想をコンパクトに解説した、「渋沢栄一入門」最適の一書。 【内容】 はじめに 近代「日本」の原点に学ぶ 第1章 高い志が行動原理を培う 第2章 「信用」で経済を回せ 第3章 「合本主義」というヴィジョン 第4章 対極にあるものを両立させる 特別章 渋沢栄一と同時代の実業家たちの『論語と算盤』 読書案内 -
原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換
広島、長崎への原爆投下から80年たった2025年、日本政府は原発新設方針に大きく舵を切り、核活用拡大に転じた。 原発低減・再生エネルギー最優先をやめるという、3.11の原発事故以降最大の方針転換だ。 2026年3月は、福島第一原発事故からちょうど15年。レベル7のあの事故からたった15年で原発回帰へ。 その背景にいったい何があったのか。原発事故以降最大の方向転換に、我々は今何を学び何を考え、何をすべきなのか。 原子力と日本の未来について、作家、ジャーナリスト、研究者らが思いや提言を熱く語る。 ●著者(掲載順):吉田千亜(ライター)、桐野夏生(小説家)、鈴木達治郎(NPO法人ピースデポ代表・長崎大学客員教授)、朽木 祥(作家)、浅田次郎(小説家)、野上 暁(評論家)、橋爪文(詩人)、青木美希(ジャーナリスト)、落合恵子(作家・クレヨンハウス主宰)、吉岡 忍(作家)、金平茂紀(ジャーナリスト)、ドリアン助川(詩人) -
オールドメディアのラスボス NHK解体新書
オールドメディアの雄であり、日本最大のマスメディアでもあるNHK。本書ではその“闇”を徹底的に暴いていく。高市内閣発足時、『ニュース7』で堂々と「ダッチ・アングル」――カメラを水平から傾けて撮影する技法で、それを見た者は被写体の水平線が斜めになるため、無意識のうちに不安・緊張・混乱といった感情を抱き、「この人は危ない」「信頼できない」と感じてしまう――で高市総理をはじめとする閣僚を映してオンエアした。これをいち早く指摘した著者のX(旧Twitter)は1300万回を越える閲覧を記録し、SNS界を騒然とさせた……今日に至るまで数々の「反日報道」で指弾されてきたNHK。その誕生から現在に至るまでの歴史、受信料をめぐる係争と判決、番組制作に浸透している外国人等から、そもそも「日本の」公共放送はどうあるべきなのかまで、徹底的に考察していく。日本人、必読の1冊! 【著者プロフィール】 西村幸祐(にしむら・こうゆう) 昭和27(1952)年東京都生まれ。批評家、作家、ジャーナリスト、(一社)アジア自由民主連帯協議会副会長、元岐阜女子大学南アジアセンター客員教授・関東学院大学国際文化学部講師。慶應義塾大学文学部哲学科中退。在学中に第7次『三田文学』編集担当。『ニュー・ミュージックマガジン』(現・『ミュージックマガジン』)、レコーディングディレクター、コピーライターを経て、1980年代後半から、おもにスポーツをテーマに作家、ジャーナリストとしての活動を開始。平成14(2002)年の日韓W杯を機に、歴史認識問題や拉致問題、メディア論に関する取材、評論を展開する。『撃論ムック』『ジャパニズム』をそれぞれ創刊、編集長を歴任。故・西部邁氏が顧問の論壇誌『表現者』編集委員を務める。 著書に、『日本人だけが知らなかった「安倍晋三」の真実』『九条という病』(ワニブックスPLUS新書)、『安倍晋三黙示録』(エムディエヌコーポレーション)、『1980年代』(育鵬社)など多数ある。 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス -
本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形
著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編! 〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、 読書においてはどのように作用しているのか。 本作では、「本を読めない人たち」への徹底取材をはじめ、 テキスト受容を取り巻く読者と出版社/ウェブメディアの現状をリポートする。 一体「本を読めなくなった人」は何を考えているのか。 2010年代以降、本が読まれないことが当たり前になるなか、 ほとんどフォーカスされてこなかった。 生の声を取材することで、現代社会のメディア状況への考察を深めていく。 【目次】 プロローグ 第1章 ニュースを無料で読む人たち ――無料ウェブメディアの行き詰まり 第2章 本を読まない人たち ――〈わかりみ〉と〈おもしろみ〉 第3章 本と出合えない人たち ――無料抜粋記事と電子書籍の限界 第4章 本屋に行かない人たち ――聖域としての書店 終 章 紙の本に集う人たち ――読者と消費者 -
白鵬はなぜ嫌われなければならなかったのか だれも知らない角界不思議話
白鵬も驚嘆!「すごくおもしろい。僕も知らないネタばっかり」 朝日新聞人気連載「角界余話」を大幅加筆。 名横綱たちの「変人」な素顔や、力士たちの知られざる私生活まで、この記者しか書けない相撲界の裏話と感動秘話!! 日本人が愛する土俵の裏側で起きている、へんなこと、迷勝負の数々! ・白鵬、貴乃花……横綱たちの名勝負の裏側 ・「シカかます」「しょっぱい」……日常会話に浸透している相撲隠語 ・力士のデカパンはどこで買う? ・強かった昭和天皇の押し相撲 本書の主な内容 私だけが知る白鵬/あの日、貴乃花は二人いた/外国人力士たちのララバイ/国技館を守る特注のデカジャンパー/しこ名の秘密/まげの謎/「ちゃんこ=鍋」じゃない/こまもて北の湖がふるまった美味と愛嬌/化粧まわしはいくらする?/相撲とたばこの不都合な関係/千代の富士のブラックジョーク/念入りな力士たちのスキンケア/意外に呑めない力士/裏方の世界~行司のストレス/裏方の世界~「呼出」のおこぼれ/裏方の世界~茶屋/ビデオ判定の事件/皇室と相撲界/新米相撲記者の泣き笑い -
太陽の男 石原慎太郎伝
『太陽の季節』で日本中を熱狂させた「無意識過剰」「価値紊乱者」の石原慎太郎は、社会に何を警告したのか。 三島由紀夫を動揺させ、多大な影響を与えた慎太郎。 交錯、衝突し、天皇制と国家観をめぐって離反した二人の天才を考察し、慎太郎がその作品群に込めた真意に迫った。 著者と石原慎太郎、鹿島茂との対談も収録。 〈解説〉井上隆史 プロローグ――「君が代」と「我が日の本」 第1章 敗戦の子 第2章 ヨットと貧困 第3章 公認会計士の挫折と裕次郎の放蕩 第4章 運をつかむ 第5章 スター誕生 第6章 ライバル三島由紀夫 第7章 拳闘とボディビル 第8章 『亀裂』と『鏡子の家』 第9章 「あれをした青年」 第10章 挑戦と突破 第11章 石原「亡国」と三島「憂国」 第12章 嫌悪と海 第13章 天皇と核弾頭 エピローグ――価値紊乱は永遠なり -
国税最強の精鋭部隊「コメ」
松嶋菜々子主演ドラマ「おコメの女―国税局資料調査課・雑国室―」(テレビ朝日系2026年1月8日スタート・毎週木曜夜9時~) 監修を務める元国税実査官が明かす! マルサも手を出せない巨悪脱税を追う 国税局資料調査課「コメ」の実態! 脱税の痕跡を逃さず見抜き、巨悪を静かに追い詰める――。 国税局のなかでも少数精鋭とされる資料調査課、通称「コメ」。 強制捜査を行うマルサとは異なり、 任意調査だけで巨額脱税をあぶり出す、国税の“最後の砦”である。 本書では、その「コメ」に長年所属し、数多くの案件に携わってきた著者が、 これまで語られることのなかった脱税調査の裏側、現場で繰り広げられる攻防など、 「コメ」の真実を初めて明らかにする。 国税部内でも限られた人間しか知らない国税のリアルに迫る一冊。 ・「コメ」の武器は圧倒的な情報収集力 ・なぜ「コメ」は“マルサより怖い”のか ・調査官に不可欠な機動力と洞察力 ・普通なら見落す「脱税のサイン」 ・資料の“一行”から脱税を見抜く技術 ・「コメ」はどう標的を絞り込むのか ・希望者が少ない「3K職場」の実態 ◆宗教法人の脱税の裏側とカルトの実像を描くサスペンス小説「カルト脱税」も特別収録! カリスマ教祖率いる宗教法人・終末教団の巨額脱税に、国税局資料調査課と元二世信者の実査官が挑む――。 -
自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う
生成AIが爆発的な進化を遂げるなか、人間の存在意義や学問・教育の意味が問われつつある。長年大学教育の現場に携わり続けている社会学者・吉見俊哉は、自らの著作・論文をすべてAIに学習させ、「AI吉見くん」を制作。人工知能の「もうひとりの自分」と、「社会学」「大学」「日本の都市」「世界情勢」をめぐる対話を敢行し、現代社会の構造的な課題を考察する。そこから見えてきた、人間にしかできないこととは何か? 前代未聞の試みを通して、AI時代に人間が身に着けるべき知性を明らかにする。 -
墜落の夏 日航123便事故全記録
一九八五年八月十二日、羽田から大阪へ向かうはずの日航ジャンボ機が消息を絶った。三十二分間の迷走の果て、御巣鷹の急峻な山中に散った五百二十名の生命。あのとき、機内で何が起きていたのか──。 安全神話に魅せられた現場と隘路にはまった事故調査の迷宮。 空前の事故が起きてから四十年にあたっての補遺を付す。 〈目次〉 1 真夏のダッチロール 2 三十二分間の真実 3 ビジネス・シャトルの影 4 遺 体 5 命の値段 6 巨大システムの遺言 あとがき 事故から四十年にあたっての補遺 〈解説〉神里達博 -
新編 夜回り先生
夜回り先生・水谷修の渾身のメッセージ! ベストセラー『夜回り先生』から20年――。 ドラッグ、リストカット、不登校……。傷つき、悩める子どもたちに寄り添い続けてきた著者が、 自身の幼少期の思い出や最新エピソードなどを加筆し、 再構成しました。 -
イタリア食紀行 南北1200キロの農山漁村と郷土料理
隣町に行けば言葉もパスタも変わる――。 イタリア料理は味わいのみならず、多様性が魅力。地域の風土・歴史に根ざした食材や伝統料理法が受け継がれているのだ。 著者は南・北・中央・島々をめぐり、ポベラッチャ(貧乏食)の知恵を足と舌で探る。 またアグリツーリズムや有機農業、スローフード運動など、地域再生のソーシャル・イノベーションにも注目。 人口減少が進む日本の地方にとって、有益なヒントが満載。写真多数。 はじめに―食と社会の未来を求めて 世界初・食をテーマにしたミラノ万博 日本とイタリアの類似性 農村が未来を切り拓く 第1章 身土不二―地域に根ざした食の多様性 ランチは家でマンマの手づくり まちにあふれるメルカート―野菜・畜産・魚介 隣町に行けば言葉もパスタも変わる ハレとケ―イタリア料理の誕生と南北問題 資本主義競争に打ち勝ってきたブランド力 知と融合するス ローフード運動 よみがえる農業/農村―その背景 第2章 北イタリア―トリノ・ヴェネト州・ボローニャ 1アルプス(山)とパダーノ(平野)が育む芳醇な食 自治都市国家の形成と経済発展 アルプスの麓・丘陵地帯 の極上食材 全世界から若者が集まる小さな田舎町・ブラ エトルリア時代から伝わるポー平原の食文化 2伝統×若者―食の新たな価値創造へ 過疎地のワイナリーで景観を守る二人の若者 伝統手法によるシャンパーニュよりも上品に―プロセッコ 暮らしの質を保障するスローシティ 肥沃な土地が極上生ハムを生み出す伝統 食のテーマパークFICOと食問題を解決するボローニャの企業 障がい者雇用と廃棄食削減に挑戦する世界的シェフ 脱工業から持続可能な都市へ 第3章 中央イタリア ―ローマ、トスカーナ、ウンブリア州 1アグリツーリズムが育む地域食と農村コミュニティ 実はローマは田園都市 素朴で等身大のアグリツーリズム トスカーナとフィレンツェ トスカーナの持続可能なアグリツーリズム トスカーナの世界最高牛―誕生秘話 無駄なく美味しく農村を守る田舎料理・リボッリータ 2上質の暮らしをブランディングする都市農村の戦略 下町文化あふれるトラステヴェレ ローマ発の屋内ファーマーズ・マーケット イタリアを有機農業先進国にした小さな農村・ウンブリア 異業種のつながりが地域を盛り立てる 第4章 南イタリア―バーリ・フォッジャ・ファザーノ 1 イタリアの胃袋を支える農業地帯プーリア ギリシャ時代以来の異国支配ゆえの伝統 イタリアの胃袋 を支えるオリーブの一大産地 デュラム小麦と極上のパン 日本人より生魚介を食べる唯一の地域 「最も美しい村連合」 人口二万以下のまちに四〇軒以上のレストラン ラティフォンド(大地主制度)解体の余波 アフリカからの移民受け入れをめぐる試行錯誤 2 ポベラッチャ(貧乏食)の知恵 粉挽き場という公共空間 一六世紀以来の石窯―藁焼きの懐かしい香り 大地に誇りを取り戻すカリスマシェフ 水車で挽き立て小麦の絶品フォッカッチャ 人間関係が広がる若手集団ヴァザップのワークショップ 「農地でどれだけ多くの関係性を築けるか」 第5章 島々―アグリジェント(シチリア)・サルデーニャ 1 多様な文化が交錯する島々 文明の十字路・属国としての島々 サルデーニャとシチリア―異なる歴史 マフィア・山賊を生み出した統治 伝統的食材の宝庫・シチリア 世界五大長寿地域サルデー ニャの食文化 景観を公共財として保護するガラッソ法 2 時空を超えてよみがえる伝統食と暮らし 伝統的製法による塩づくり(トラーパニ) 女性が守るサルドの伝統的チーズ、カーチョ・カヴァッロ 一二人の若者がよみがえらせた小さな村 過疎地でたった一人始めた若者の挑戦 ITを駆使したミクロミュージアムで地域再生 シチリアの保存すべき無形資産・穀物 移民少年たちをイタリア食農文化で包摂する おわりに―日本は何を学ぶべきか 農業・農村に求められるソーシャル・イノベーション ソーシャル・イノベーションとは EUのボトムアップ型食農政策―補助から革新の支援へ イタリアから日本が学べること コラム パスタの種類(ロングパスタ) EU地理的表示(GI)とは 自家用魚醤コラトゥーラで地域おこし イタリアワインの格付け 進む若者移住―トリノ大学と限界集落の連携 69 EU地域開発政策―LEADERプログラム -
私兵特攻 宇垣纒長官と最後の隊員たち
昭和・光と影 昭和20年8月15日夕刻、第五航空艦隊司令長官で沖縄特攻の責任者だった宇垣纒中将は終戦を知りながら、艦上爆撃機「彗星」11機を率いて大分海軍飛行場から出撃した。 敗戦を知りつつ、宇垣長官はなぜ自らの特攻を決意したのか。 11機を見送った人々、奇跡的な生還者たちの証言、回想をもとに明らかにされる《最後の特攻隊》の真相。 〈解説〉野村進 -
ヘーゲル(再)入門
ヘーゲルと聞いて、「西洋近代哲学を完成する壮大な体系を打ち立てた哲学者」というイメージを抱く人は多いだろう。しかし、実はこのイメージは専門家の間では過去のものとなっている。では、ヘーゲル哲学とは一体何か? 主著『精神現象学』『大論理学』を解読し、日本では受容が遅れている英語圏でのヘーゲル研究の成果を取り入れながら、著者は「流動性」をキーワードに新たなヘーゲル像を提示する。本書は前提知識を要しない入門書であり、同時にあまりの難解さに挫折してきた多くの読者のための(再)入門書でもある。 -
わたしの神聖なる女友だち
「男は女のどこに学び、どこに敬意を抱きつつ、自分を造り上げていくのだろうか。花火のような恋愛とはまったく違った形で、両者は純粋な信頼関係を生きることができるだろうか。わたしはこうした問いを前に、自分がこれまでに出逢った女性の友人たちのことを考えている」(本文より)――昭和の大女優、世界的な革命家、学者、作家、画家、漫画家、陶芸家、ミュージシャン、革命家、女優、『痴人の愛』のナオミのモデル・・・・・・。著者の記憶を綴る本書は、各領域で先駆者として生きた女性たちの貴重な記録でもある。 -
蔦屋重三郎と江戸文化
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 25年大河ドラマが100倍面白くなる!令和のクリエイターも必見! 豪華絢爛江戸の浮世絵も大量掲載! 江戸の天才プロデューサー・蔦屋重三郎が教えるヒットの法則&規制・弾圧から這い上がった「発禁人生」を徹底解説! ●「ヒットの法則」「蔦重年表」付き! 蔦屋重三郎の栄光と挫折の生涯 ●蔦重と吉原遊郭の濃密すぎる関係 ●江戸の出版物&浮世絵の歴史 ●蔦重が手がけた天才絵師たち 「わずか10か月で消えた日本芸術界最大の謎」写楽 「蔦重最高のヒットメーカー」歌麿、春章、北斎ほか ●蔦重プロデュースの作家たち 曲亭馬琴、十返舎一九etc. ●蔦重と時代を創った仲間たち 田沼意次、松平定信etc. 現代にも通用するメディア論まで網羅した 大河ドラマガイド&江戸文化解説本の決定版!! -
蔦屋重三郎(学習まんが 世界の伝記NEXT)
歌麿、写楽、北斎を仕掛けた江戸のカリスマ出版人―― 2025年大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎の生涯を 美しい絵、引きこまれるストーリーで、分かりやすくえがいた学習まんが! 260年間も平和な治世が続いた江戸時代。それは庶民文化が花開いた時代でもありました。 そんな江戸時代の中ごろに生まれた蔦重こと蔦屋重三郎は、時代を読む確かな目と熱意と誠実さでつちかった人脈をいかし、軒先を間借りして始めた貸本屋をたった十年で江戸を代表する本屋、版元に成長させます。 その後も幕府の出版統制にあらがいながら、江戸っ子たちが楽しめる本や浮世絵を世に送り出しつづけました。江戸の町民文化の最先端を走りつづけた蔦重が見出した作家たちの作品は、時代と国をこえ、多くの人びとを楽しませることになるのです。 -
引き裂かれるアメリカ トランプをめぐるZ世代の闘争
緊急レポート! 若者たちの大統領選。トランプ対ハリスの争いに注目が集まるアメリカ大統領選。両者の相容れない政治思想と対話を拒絶する強硬な姿勢で、どちらが勝利しても分断はますます深刻化するだろう。そしてその分断はZ世代にも広がっている。本書では、トランプ支持の右翼若者団体やそれに対抗する左翼若者団体など、近年影響力を増している若者たちの動向からアメリカの未来を予測する。著者が全米各地に足を運んで取材した生の声、圧倒的なリアリティで読ませる緊急リポート。 -
沈黙の春
人間の生活に多大な便宜をもたらした化学薬品の乱用によって、自然が破壊され、当の人間をも蝕んでいくその恐ろしさを詳細に調査し、告発した海洋生物学者レイチェル・カーソンの代表作。当時はあまり知られていなかった残留農薬の問題や、食物連鎖による生物濃縮(生体濃縮)がもたらす生態系への影響を公にし、社会に大きな影響を与えた。歴史を変えた世紀のベストセラーを正確で読みやすい訳文と文献リスト付きの完全版で贈る。 -
贖罪 殺人は償えるのか
少年犯罪を取材してきたノンフィクションライターの著者のもとへ、ある日、水原紘心(仮名)という見知らぬ名前の人物から手紙が届いた。それは何の罪もない人の命を奪った長期受刑者からの手紙だった。水原は著者との文通を通して己の罪と向き合い、問いを投げかける。「償い」「謝罪」「反省」「更生」「贖罪」――。加害者には国家から受ける罰とは別に、それ以上に大切で行わなければならないことがあるのではないか。著者の応答からは、現在の裁判・法制度の問題点も浮かび上がる。さまざまな矛盾と答えのない問いの狭間で、本書は「贖罪」をめぐって二人が考え続けた記録である。 -
ローザ・パークス(学習まんが 世界の伝記NEXT)
ローザ・パークスは1913年、人種差別の強く残るアメリカ南部アラバマ州に生まれ、祖父や母の教えのもと、白人の横暴に屈せず、自尊心を持って生きるよう育てられました。 仕事帰りのある日、バスで白人に席をゆずることを拒否して逮捕されたローザ。当時、白人への抵抗は、命の危険さえ伴う行為でした。日頃から不当な差別に憤りを感じていた黒人コミュニティは団結し、ローザ逮捕への抗議、バスでの待遇改善を求め、バスに乗らないボイコット運動を始めます。 若く無名だったキング牧師は、このバス・ボイコット運動で頭角を現し、全米を巻き込む公民権運動のリーダーとなっていきます。 勇気ある行動でアメリカの人びとの心を動かし、公民権運動がもりあがるきっかけを作ったローザは、生涯、差別をなくすために活動しつづけ、晩年、大統領から大統領自由勲章を、連邦議会から議会名誉黄金勲章を受章します。どちらもアメリカで、最高の名誉とされるものです。 -
歴史が始まった日 昭和40年夏甲子園決勝 ~斎藤一之 ⅤS 原貢~
全国優勝3回を誇る千葉県。その礎となった戦いがあった。 昭和40年、千葉県勢で初の甲子園決勝に進んだ銚子商ナインと若き名将の前に立ちふさがったのは、昭和という時代における稀代の名将だった。 銚子商業野球部は、なぜその後千葉県の高校野球の雄になりうることができたのか。 畑山公希作、銚子商業野球部ノンフィクション第二弾。あの死闘を戦い抜いた双方の英雄たちが語った追憶のストーリー。 -
全身ジャーナリスト
90歳の〈モンスター〉が「遺言」として語り下ろす。 「朝生」で死にたい! なぜ僕は暴走するのか? 最高齢にして最前線にいる稀代のジャーナリスト、田原総一朗。 長寿番組『朝まで生テレビ!』での言動は毎度注目され、世代を問わずバズることもしばしば。 「モンスター」と呼ばれながらも、毎日のように政治家を直撃し、若者と議論する。 そんな舌鋒の衰えないスーパー老人が世に問う遺言的オーラルヒストリー。 その貪欲すぎる「知りたい、聞きたい、伝えたい」魂はどこからくるのか。 いまだから明かせる、あの政治事件の真相、重要人物の素顔、社会問題の裏側、マスコミの課題を、自身の激動の半生とともに語り尽くす。 これからの日本のあり方を見据えるうえでも欠かせない一冊! 原一男、佐高信、猪瀬直樹、高野孟、辻元清美、長野智子らが、田原の知られざる横顔を証言するコラムも収録。 【目次】 序 章 僕はなぜジャーナリズムを疾走するのか 第1章 非戦の流儀 第2章 ジャーナリストの心得 第3章 反骨の証明 第4章 不条理の世界に対峙する 第5章 映像の過激派 第6章 テレビと民主主義 第7章 原発と電通 第8章 田中角栄が踏んだ「虎の尾」 第9章 「モンスター」の誕生と転落 第10章 首相への直言秘話 終 章 混沌を生きる方法 -
最適脳―6つの脳内物質で人生を変える―(新潮新書)
すぐ落ち込む。ストレスだらけ。人前が苦手だったり空回りしたり、自己肯定感が低めだったり……それは脳内化学物質のバランスが崩れているからかも。ドーパミン、オキシトシン、セロトニンにコルチゾール、テストステロンとエンドルフィンの6つの組み合わせを自分で決められたら――動画再生回数1億超え、受講者数千人のコミュニケーションの世界的専門家が伝授する「脳の最適化」術、人生を少し楽にするレシピ。 -
ふくろう
松の木のうろに、ふくろうの巣がひとつ。メスがタマゴをあたためています。夜になると、オスは大きなつばさで枝から枝へとびまわり、かすかな音をたよりにえものをつかまえて、巣に届けます。生まれて間もないヒナは小さくて真っ白。親鳥にあまりにていませんが、エサを食べて大きくなるにつれて、色もかたちも親に近づいていきます。そしてある日……。ヒナの誕生から巣立ちまで、ふくろうの子育てを美しい写真でつづる絵本です。 -
光源氏(学習まんが 世界の伝記NEXT)
2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部が書いた『源氏物語』。 その物語の主人公・光源氏の生涯が「伝記風まんが」に! 「光る君」とよばれるほど美しく才能に恵まれた光源氏。しかし幼いころに母を亡くし、帝の子でありながら、臣籍に降下させられます。継母である藤壺の宮に恋をしながらも、葵の上と結婚しますが、うまくいきません。また藤壺の宮によく似た少女・若紫にひかれ、ひきとることにします。その後も六条御息所や朧月夜、明石の君らと出会い、多くの恋を経験します。かずかずの恋をしながらも、ひとりひとりを愛し、また愛されることを望んだ光源氏。千年の時をこえ、多くの人びとに愛される『源氏物語』の魅力を、美しいまんがで、わかりやすく楽しめる1冊に――。 【世界の伝記NEXT 名作主人公編って?】 小学生のうちに知っておきたい世界的名作物語を読む入り口として、その主人公の生涯をわかりやすくえがいた学習まんがです。名作の時代背景や作者が物語に込めた思いを知ることができます。 【本書の特長】 ●まんがだから読みやすく、わかりやすい! ●すべてふりがな付きなので、小学校低学年から楽しく読める! ●『源氏物語』のことがより分かるようになるQ&Aなど、記事ページも充実! -
死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相
一九五九年冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム9名はテントから離れた場所で凄惨な死に様で発見された。米国人ドキュメンタリー作家の執拗な取材から明らかになった驚くべき結末とは… -
カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】
カワセミが都心で増えている! 棲むのは東京屈指の高級住宅街。カワセミと人間の関係を「小流域思考」で解き明かす新都市論。 -
アルツハイマー征服
アデュカヌマブの崩壊から、レカネマブ執念の承認まで。両者の死命を分けたのは2012年から始まったフェーズ2の設計にあった──。当事者たちの証言によって壮大な物語が完結。 物語は青森のりんご農家から始まる。陽子が、りんごの実ではなく、葉をもいで帰ってきたとき、一族のものたちはささやきあった。 「まきがきた」 遺伝性アルツハイマー病の突然変異解明からわかっていく病気のメカニズム。 遺伝子の特定からトランスジェニック・マウスの開発。ワクチン療法から抗体薬へ――。 患者、医者、研究者、幾多のドラマで綴る、治療法解明までの人類の長い道。 解説・青木薫 <文庫書き下ろし新章 目次> 新章その1 オーロラの街で 青森の一族同様、その北極圏の街で、代々アルツハイマー病に苦しむ一族がいた。その地を訪ねたスウェーデンの遺伝学者が全ての始まりとなる。 新章その2 アデュカヌマブ崩れ アデュカヌマブはFDAで「迅速承認」というトラックをつかって承認される。が、承認直後から批判が噴出、議会調査も始まり、壮大な崩壊劇が始まる。 新章その3 運命のフェーズ2 2012年から始まったアデュカヌマブとレカネマブのフェーズ2の治験には実は大きな違いがあった。その年、エーザイにインド出身の統計学者が入社をしていた。 新章その4 ショーダウン ついに「アルツハイマー病研究運命の日」が来る。「レカネマブ」フェーズ3治験結果。内藤晴夫はその日、携帯電話を枕元に置き眠りについた。米国からの報せはいかに? 新章その5 みたび青森で 連綿と続く遺伝性アルツハイマー病の苦しみ。レカネマブは希望の光となるか? 他 プロローグ「まきがくる」からエピローグ「今は希望がある」まで -
ディズニーCEOが大切にしている10のこと
ピクサーやマーベルの買収を成功させ、ディズニーの新時代をひらいたアイガー。自身の半生から買収劇の舞台裏までを語り尽くす! -
世界を敵に回しても、命のために闘う
世界から批判を浴びた「ダイヤモンド・プリンセス号事件」。 その驚愕の真実が、今はじめて明らかに。 神戸大・岩田健太郎教授の「告発動画」は事実とは異なっていた。 官邸の圧力、マスコミ・専門家ら外野からの批判の中で、現場の医師たちは何と闘い、どのように結果を出していったのか。 ダイヤモンド・プリンセス号事件の危機対応の全てを克明に描き出した、迫真のノンフィクション! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください -
シュリーマンと八王子
トロイアの遺跡を発見したシュリーマンは、なんと東京・八王子の魅力を世界に紹介していた! シュリーマンを知りたい人、八王子を愛する人に贈る一書。シュリーマンの生涯と語学学習法を紹介するとともに、シュリーマンの直筆日記から八王子訪問の記録を本邦初全訳。幕末の八王子の絹産業を解説し、「シュリーマンで八王子まちおこし──桑都プロジェクト」の取り組みも公開する。 《推薦・読売新聞特別編集委員 橋本五郎》 「本書は(シュリーマン著)『清国・日本』の描く八王子を紹介してくれているだけではありません。その元となった詳細・膨大なシュリーマンの日記を本邦初訳で、シュリーマンから見た八王子を再現しているのです。幕末から明治にかけて、生糸は国の近代化を支える重要な産業であり、八王子はその集散地で輸出拠点だったこともわかります。」 -
寿命ハック―死なない細胞、老いない身体―(新潮新書)
近年、「老化は治療可能な病気」とみなす研究者は多く、アンチエイジングから不死に至るまで研究は隆盛を極める。実際、自然界には四〇〇年近く生きるサメや、根系が一万四〇〇〇年以上生き続ける樹木、果ては若返るクラゲも存在する。永年の夢だったはずの「不老不死」は今、いったいどこまで実現可能になっているのか。研究の最先端と未来を、ユーモアを交えて分かりやすく解説。実践的アドバイスも紹介する。 -
超解読! はじめてのカント『純粋理性批判』
近代哲学の最高峰をいまこそ読み直す! 「形而上学の不可能性」の原理とは? 「アンチノミー」「カテゴリー」「物自体」とは何か――。 近代社会における知の全地平を見渡すうえで必読の一書をわかりやすく平らげる。「超解読」シリーズ第二弾! 【目次】 まえがき 1 先験的原理論 第一部門 先験的感性論 第二部門 先験的論理学 第一部 先験的分析論 第二部 先験的弁証論 2 先験的方法論 あとがき -
超解読! はじめてのヘーゲル『精神現象学』
予備知識なしに、重要哲学書がわかる「超解読」シリーズ第1弾! 「小説みたいにおもしろい」。メルロ=ポンティがこう語ったという、『精神現象学』。自然、自己、他者、共同体、神などに関するさまざまな人類の経験を経ながら、主人公である「意識」はいかに成長していくのか。近代社会に生きる人間の「欲望」の本質は何か。ヨーロッパ哲学史上、最も重要にして最も難解なヘーゲルの主著を、おなじみのコンビがわかりやすく読み砕く。 【著者紹介】 竹田青嗣(たけだ せいじ) 1947年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。明治学院大学国際学部教授を経て、現在、早稲田大学国際教養学部教授。哲学者、文芸評論家。著書に、『現象学入門』(NHKブックス)、『人間の未来』(ちくま新書)、『ハイデガー入門』『完全解読ヘーゲル『精神現象学』』(共著)『完全解読カント『純粋理性批判』』(いずれも講談社選書メチエ)などがある。 西 研(にし けん) 1957年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。和光大学現代人間学部教授を経て、現在、東京医科大学教授。哲学者。著書に、『実存からの冒険』『哲学的思考』(ともにちくま学芸文庫)、『ヘーゲル・大人のなりかた』(NHKブックス)、『哲学のモノサシ』(NHK出版)、『完全解読ヘーゲル『精神現象学』』(共著、講談社選書メチエ)などがある。 【目次】 まえがき――自由のゆくえ 緒論 第一章 意識 第二章 自己意識 第三章 理性 第四章 精神 第五章 宗教 第六章 絶対知 おわりに -
一千日の嵐
ナチズム・社会主義・そして東西統一……激動の世紀を勁(つよ)く生きた女たち。歴史に翻弄される旧東ドイツの女性たちの個人史を通して、歴史と個人、政治と個人を考える。 ●ドイツ、それもいまや余計者あつかいされがちな旧東ドイツの女性たち。戦後の50年を支えてきた人たちが語ったその個人史にかさねて、わたしはわたし自身を、「昭和」と呼ばれる時代を、さらに「50年」の節目を考えたいと思っている。――(本文より) -
新・哲学入門
本書の主な内容 第1章 哲学の本質 第2章 本体論的転回と認識論の解明 第3章 欲望論哲学の開始 第4章 世界認識の一般構成 第5章 幻想的身体論 第6章 無意識と深層文法 第7章 価値審級の発生 第8章 「善と悪」 第9章 「きれい-きたない」審級 第10章 美醜 第11章 芸術美 第12章 芸術の本質学 終章 芸術の普遍性について -
ただ生きる
人生の往相では善く生きるために苦悩し、さまざまな努力を重ねた。でも、七十も半ばを過ぎた人生の還相では、もう余計なものは欲せず、余計なこともしない。「ただ生きる」でよいのでは? 三度の飯をありがたくいただき、一日一日を心静かに暮らす。穏やかで満たされた日々のための、ちょっと前向きな人生論。(発行:夕日書房 発売:光文社) -
農協の闇
JAは、「農業協同組合」本来の理念や目的を忘れてしまったのではないか? 共済(保険)事業と信用(銀行)事業に依存し、職員に過大なノルマを課した結果、 いまや多くのJAで「不正販売」と「自爆営業」が蔓延っている。 元「日本農業新聞」記者である著者が、農協を愛するがゆえに書かざるをえなかった、 渾身の告発ルポ! 全国津々浦々に拠点を持ち、1000万人以上の組合員を抱える巨大組織の闇を撃つ。 <本書の内容> ・JA職員が自爆営業を強いられている決定的証拠 ・損するだけの共済商品に切り替えを勧める職員たち ・介護状態にならずに死ぬと1円も戻ってこない「介護共済」 ・受け取り開始が90歳設定の「年金共済」に意味はあるのか ・高齢者や認知症の人に営業、半ば強引に契約 ・ノルマ地獄を逃れるため、職員は続々と転職 ・存続のためだけの、理念なき合併に突き進む地域のJA ・権力闘争に明け暮れる経営者たち ・史上稀に見る76億円の巨額損失を計上した「JA秋田おばこ」 ・津軽と南部の対立で役員不在となった「JA青森中央会」 ・梅農家の苦境を放置し、業者と結託する「JA紀南」「JA紀州」 ・組織の論理に搦め捕られた「JA全中」会長 腐敗の構造を徹底取材! <目次> 第一章 不正販売と自爆営業 1 顧客を食い物にする職員たち 2 不正販売を引き起こす過大なノルマ 3 JAの職員が自爆営業を強いられている決定的証拠 4 自爆の金額は80万~200万円 LA職員の嘆き 5 自爆営業の実態を分析した内部資料 6 共済を悪用して私腹を肥やす職員たち 7 弁護士が断罪「JAの不祥事の元凶は過大なノルマにある」 第二章 金融依存の弊害 1 JA共済連に共済商品を売る資格はあるのか 2 投資信託は「第二の共済」にならないか 3 理念なき合併に突き進むJA秋田中央会 4 「准組合員制度」がもたらす矛盾と弊害 第三章 裏切りの経営者たち 1 史上稀に見る76億円という巨額損失の裏側 2 前代未聞! 津軽と南部の対立で役員不在となったJA青森中央会 3 梅農家の苦境を放置して、加工業者と結託する二つのJA 4 組織の論理に搦め捕られてしまったJA全中会長 第四章 JAはなぜ変われないのか 1 不正を追及しない、なれ合いの組織 2 「身内の監査」は終わったのか 3 なぜJAは民間の保険を扱わないのか 4 経済事業の立て直しとJAのこれから -
ふたつの誕生日 移植ってわがままですか?
ひとつはこの世に生を受けた日、もうひとつの誕生日は臓器移植で命が救われた日、ドナーへ感謝をささげる日 臓器移植が必要になっても移植はしない…自分が助かっても臓器を提供してくれた相手は自分のせいで死ぬから…そこまでして生きるのも虚しい…手術にすごい大金がかかるので親や周りに迷惑はかけられない…… そう考えますか? 海外で、国内で、臓器移植をおこなった8人の「その後(いま)」。 また、移植待機中に脳死となった4歳の女の子と、我が子からの臓器提供を前にしたときの家族の思い。 そして、移植している子どもたちは「もっと、わがままになっていい」と言う移植コーディネーター。その心のうちが明かされる。 【目次】 まえがき――“ボクチン”と“アタシ”―― 1部 ミッション 0章 臓器移植者とその家族はどうしているのだろう 1章 命について考えるようになったこととは 2章 移植普及のため、できることはある? 3章 共有されない体験 2部 レッテル 1章 移植後を第二の人生として 2章 脳死移植はヘビー、生体移植のほうがライト?! 3章 クールな傷だらけのヒーロー 3部 タブー 1章 善意と悪意の渦 2章 悔いのない選択 3章 「再」移植の重い扉 4章 大切な人と命について語り合いたい あとがきにかえて 国際移植者組織トリオ・ジャパン会長 青山竜馬 【著者】 大谷邦郎 大阪府堺市出身。1984年、毎日放送入社。2006年、JR福知山線脱線事故を徹底検証し民間放送連盟賞最優秀賞を、2007年には「第44回ギャラクシー賞」のラジオ部門大賞を受賞。2016年に毎日放送を早期退職。「グッドニュース情報発信塾」を設立し現在に至る。 追手門学院大学「上方文化笑学センター」客員研究員。NPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会)監事。 -
探訪 ローカル番組の作り手たち
ローカル番組が面白い! 地方の作り手が元気だ! 話を聞く旅に出かけよう! 朝日新聞社出身の気鋭のジャーナリストが全国の各地に根差して活躍するローカル番組の制作者を訪ね歩く渾身のリポート。 放送専門誌『民放』の好評連載「日本列島作り手探訪」がついに一冊に。 番組の作り手たちが著した書籍の書評も併載。 熱き思いに突き動かされた彼らの語りに耳を傾けると、通信との融合時代の放送のあるべき姿が見えてくる。 「テレビ・ラジオはまだまだ捨てたもんじゃない!」。 【目次】 ◇探訪その一 北海道・東北編 ◇探訪その二 関東・中部編 ◇探訪その三 近畿・中国編 ◇探訪その四 九州・沖縄編 ◇探訪その五 書籍編 【著者】 隈元 信一 1953年鹿児島県種子島生まれ。東京大学文学部を卒業後、同大学農学部に学士入学。朝日新聞社でアジア文化やメディア・ジャーナリズムなどを幅広く取材。2015年からの青森県むつ支局長を最後に17年退社。ジャーナリストとして放送メディアを中心に健筆を揮う。 -
鋼の女
母との別れ、孤独の旅、娘の死、光なき世界を凛として生き抜く女の美しさ。そして修行と戒律。雪国に唄う最後の瞽女(ごぜ)・小林ハルの凄絶なまでの生き様を描き、生命本来の力強さと輝きを訴える感動のノンフィクション。 ●私の知ったハルさんは、瞽女という職業を通して、見事な生活者であった。そこには哀愁や感傷の入りこむ余地のない、ぎりぎりの厳しさがあった。いつも崖っぷちに立っているからこそ、潔く、外からは、突きぬけた明るささえ感じてしまう。(中略) 打たれれば打たれるほど、はね返す力を身につけ、逆境をも明るさに転嫁させてしまうエネルギー……。かつての女たちは、みなそれを持っていた。そうしなければ生きられないほど、とりまく環境が厳しかった証拠でもあるが、その中で磨きぬかれた美しさがあった。彼女たちを支えたものは何なのだろう。それは私の大きなテーマでもある。そうした女たちの典型を、私は小林ハルさんにみた。瞽女という苛酷な条件の下で、ハルさんは見事に花を開かせた。(あとがきより抜粋) -
アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場~
英国の“最底辺”労働に著者自らが就き、その体験を赤裸々に報告。アマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシー――ワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場は、マルクスやオーウェルが予言した資本主義、管理社会の極地だ。グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は他人事ではない。横田増生氏推薦の傑作ルポ。 -
味覚喪失
ある日突然、ひとりのテレビマンに宣告される病“がん”。宣告される数カ月前には健康診断で綿密な検診をしていたにもかかわらず、喉に見つかったのは “中咽頭がん”。ステージレベルはⅡとⅢの間。戸惑いと不安を隠しきれないまま臨む35回の放射線治療と3回の抗がん剤投与。がん治療が進むにしたがって変化していく自分の体の様子を、テレビマンの性なのか著者はジャーナリスト的視点で、自らの変化を客観的に見つめ克明に記録していく。一般的にがん治療においては、「抜け毛」が副作用の代表格だが、あまり知られてはいないもうひとつの副作用「味覚障害」を侮ってはいけない。「味覚障害」=「味が消える」ということは、食べ物が食べ物ではなくなるということなのだ。この「味覚障害」を乗り越えることこそが、がん患者にとって体の回復の生命線となる。著者は意外にも早く味覚障害の症状を感じはじめ、遂には完全な味覚障害者へとなっていく。少しでも味覚が反応する食べ物はないものかと、もがき苦しむ著者がとった行動は、人体実験的食材レシピ探し。様々な場面で色々な食材・調理方法による料理を自ら試食しながら、たとえ味覚障害であっても食べることが出来る食材・調理方法を探していく。そんな中、著者はある事に気づく。それは「脳」と「味覚」の関係。その気づきを境に、「味覚喪失」の状態だからこそ実験を開始。「塩味・甘味・酸味・苦味・辛味を感知する機能が消えていても、脳が感じとる食材・調理方法はないものか?」をテーマに、味覚障害に陥ったがん患者への食材・調理方法を探し出す人体実験が始まっていく。味覚喪失だからこそ見えてくる脳と味の不思議な関係。更に、「味覚障害」を克服するためのレシピも考案し、がん患者、家族、栄養士の方々への参考レシピ情報として公開。「がんを怖がらず」「がんから逃げず」「がんを悲しまず」という決意で綴られた「人体実験的記録ドキュメント」がん闘病体験記である。 -
暮らしのおへそ Vol.33
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いろいろなジャンルで活躍する方々の「習慣」を「おへそ」と名付け、 習慣を切り口に生き方、暮らし方を紹介します。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 「時間がない」「疲れた」とぶつぶつ言いながら 毎日ご飯を作り続ける……。 やがて月日がたって、振り返ると そんな食卓が、温かく愛おしいものだったと知ります。 この本では日々の習慣を「おへそ」と呼んでいます。 頑張って続けなくても、気がつけば続いていること。 それが、「おへそ」本来の姿です。 この道の先に、何があるのかを知らないからこそ 歩き続けることに意味がある。 今、当たり前に続けている「おへそ」を 大切に育ててみたくなりました。 ―――――――――――――――――――――――――――――― スペシャルインタビュー|養老孟司さん/養老先生、どうして虫を集めるのですか? 【第1章】ラクしておいしい段取りのおへそ コウケンテツさん(料理研究家) 古谷真知子さん(「おやこキッチン」主宰) 西胤真澄さん(主婦) 【第2章】学び直しのおへそ いがらしろみさん(「ロミ・ユニ」代表) 鈴木尚子さん(ライフオーガナイザー) 茂中瑛子さん(ファイナンシャルプランナー) 中島岳志さん(政治学者)インタビュー 【第3章】動物と暮らすおへそ 猫沢エミさん(ミュージシャン、文筆家) 高村快人さん(クリエイティブディレクター) 田淵三菜さん(写真家) 若山曜子さん(菓子・料理研究家) 辻和美さん(ガラス作家) -
暮らしのおへそ Vol.32
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「おへそ」は、「やってみる」ことで育ちます。ひとつ新しい習慣を始めたら、 「なかなかいいな」「ちょっと違う」「こっちのほうがもっといい」といろいろな 答えがつながっているはず。そして方法を変えてまたやってみる。その繰り返しのなかで、 自分に合うコートを探しているうちに、自分の体型の特徴に気づくように、 少しずつ自分らしさが立ち上がってくる……。 「おへそ探し」は、その道中がいちばん楽しいのです。 一田憲子 スペシャルインタビュー|坂本美雨さん/「おへそ」探しのキーワードは「水」 第1章|健やかなおへそ 山 葉子さん(モデル)/キックボクシングを始めたのは跳ね返す力を手に入れるため 岡崎裕子さん(陶芸家)/「内向き」の自分。「外向き」の自分。どちらも必要で、バランスが大事 藤野英人さん(投資家)/「型」から抜け出したら今まで見えなかった人生の選択肢が見えてきました 第2章|片づけのおへそ 徳田民子さん(ファッションコーディネーター)/見渡せる収納で好きなものがより明確に 小林マナさん(インテリアデザイナー)/時間と空間の片づけのコツは「先回り」して形をつくってしまうこと 森祐子さん(フリーランスPR)/好きなものだけが目に入る部屋なら… 香菜子さん(モデル)/自分のために生きることがいちばんの近道 まだまだあります片づけのおへそ 第3章|ゆるめるおへそ 藤原奈緒さん(「あたらしい日常料理 ふじわら」代表)/ゴールのない道を抜け出せたのは登り続けることをやめて降りてみたから 鈴木恵美子さん(「オージャステーブル」主宰)/産後の絶不調から救ってくれたのは近所のスーパーで売っているごま油でした 福岡伸一さん(生物学者)/免疫力を高め、ウイルスから身を守る「頑張らない」暮らし方 -
アジアのある場所
日本で「アジア」に出会える場所を描くエッセイ。リトルバンコクは忽然と消えた(荒川沖)/ミャンマー人の寿司屋に救われる日本人たち(浅草)/リトルミャンマーが受け入れてきたもの(高田馬場)/台湾の独立運動を支えたターローメン(池袋)など。中国式揚げパン「油條」、タイの竹餅「カオラム」、シャン風揚げ豆腐「トーフジョー」、香港の粥的マカロニスープ、台湾おでん「滷味」など、家庭で楽しめるレシピコラムつき。 -
厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日
新型コロナに関して、テレビやWEBメディアで連日、鋭い発言を続ける医師の木村もりよ氏。その木村氏が厚生労働省在職中に、日本の感染症対策の脆弱性を綴った幻の書が電子書籍で復刊! パンデミックへの対応や、その先にあるバイオテロに危険性にも迫った警告の書が、いま、われわれが知っておくべき真実を容赦なくあぶり出す。 新型コロナ禍は、あらかじめ決められた運命だったのか? 第1章 落ちこぼれキャリア官僚としての歩み 第2章 厚生労働省崩壊 第3章 天然痘を根絶した厚生官僚がいた! 第4章 日本の感染症対策の不毛 第5章 テロ容認国・日本 第6章 もし、天然痘テロが日本で起こったら? 第7章 本当の連携を求めて -
「論語と算盤」渋沢栄一と二松学舎 山田方谷・三島中洲から渋沢栄一への陽明学の流れ
夏目漱石や犬養毅らが学んだ漢学私塾、二松学舎。創立した漢学者・三島中洲は塾の未来を実業家の渋沢栄一に託す。本書は三島の師で幕末の陽明学者・山田方谷までさかのぼり、三島と渋沢を結んだ陽明学の系譜、また教育者・渋沢を明らかにする。 -
歴史なき時代に 私たちが失ったもの 取り戻すもの
第二次世界大戦、大震災と原発、コロナ禍、日本はなぜいつも「こう」なのか。「正しい歴史感覚」を身に付けるには。教養としての歴史が社会から消えつつある今、私たちはどのようにしてお互いの間に共感を生み出していくのか。枠にとらわれない思考で提言。 -
辻政信の真実 ~失踪60年--伝説の作戦参謀の謎を追う~(小学館新書)
元陸軍参謀が最後に企てた“作戦”とは? 1961年(昭和36年)4月4日、元陸軍参謀にして参議院議員の辻政信は、羽田空港から東南アジア視察のため単身、飛び立った。実はその出発直前、数々の「異変」が確認されていた。たとえば、辻の次男・毅氏はこう証言する。 〈父はタラップに4回出てきたんです、機内に入ってから。あり得ないことです……〉 その後の足取りは杳として知れず、8年後に「死亡宣告」が出された。 伝説の作戦参謀は、いったい何をしようとしていたのか――。 その生涯は、まさに波瀾に満ちている。 苦学の末、士官学校を首席で卒業、陸大で恩賜の軍刀を下賜された。 初陣の第1次上海事変での武勇が報じられ、一躍、時の人となるが、 作戦を主導したノモンハン事件で多数の犠牲者を出し大損害を蒙る。 太平洋戦争緒戦マレー作戦で名を上げ「作戦の神様」と称されるが、 シンガポール攻略後の華僑虐殺問題やフィリピン戦線での捕虜殺害、 ガダルカナル島奪還作戦の失敗などにより、その勇名は地に墜ちる。 タイ・バンコクで玉音放送を聞いた後、潜行生活に入ることを決意、 ラオス、ベトナムを経由して中国に渡り、極秘裏に日本へ帰国する。 戦犯指定解除後、『潜行三千里』など手記が次々とベストセラーに。 勢いに乗って衆院選でトップ当選、さらに参院選で全国3位となるも その任期中に、内戦下の東南アジアへと向かい、消息を絶った――。 辻政信の主な評伝が刊行されたのは1980年代までだった。以来、30年以上の月日が流れている。本書は、戦前・戦中のみならず、戦後の潜伏生活や政治家としての言動、そして失踪に至るまでの経緯や死生観を丹念に検証し、数々の新証言・新事実をもとに辻政信の実像に迫っていく。 謎の失踪から60年――。毀誉褒貶の激しい作戦参謀の“正体”が明かされる。 -
チッソは私であった 水俣病の思想
水俣病患者認定運動の最前線で闘った緒方は、なぜ、認定申請を取り下げ、加害者を赦したのか? 水俣病を「文明の罪」として背負い直した先に浮かび上がる真の救済を描いた伝説的名著。 -
暮らしのおへそ Vol.31
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子版に読者プレゼントページは掲載されておりません。 いろいろなジャンルで活躍する方々の「習慣」を「おへそ」と名付け、 習慣を切り口に生き方、暮らし方を紹介します。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ずっと、どこかに「正解」というものがあって、 みんなそこを目指して歩いていると思っていたけれど、 最近もしかしたら「正解」というものは どこにもないものなのかも…と思うようになりました。 モデルの浜島直子さんは「表紙を飾るような花形モデルにはなれない」と悟ったとき、 「言葉のあるモデルになる」と新しい道を見つけました。 タサン志麻さんは、フレンチレストランで働きながら、 「家族のおいしい」をつくる人になりたい、と家政婦になることを選びました。 ずっと探し続けていた「正解」が 「正解じゃなかったかもしれない」とわかる日がやってくる…。 それは、大きな挫折と失望かもしれないけれど、 同時に新しく生まれ変わるための、ワクワクする瞬間なのだなあと、 今回の取材を通して教えていただきました。 「おへそ」は、「やってみる」ことで育ちます。 ひとつ新しい習慣を始めたら、「なかなかいいな」 「ちょっと違う」といろいろな答えがつながっているはず。 そして方法を変えてまたやってみる。 その繰り返しのなかで、少しずつ自分らしさが立ち上がってくる…。 「おへそ探し」は、その道中がいちばん楽しいのです。 編集ディレクター 一田憲子 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【目次】 1.浜島直子さん(モデル、絵本作家)/「自分発見!」のおへそ 2.たかはしよしこさん(料理家) 前田景さん(アートディレクター、フォトグラファー)/目の前主義のおへそ 3.大塚あや子さん(刺しゅう作家)/笑顔のおへそ 4.タサン志麻さん(家政婦、料理家)/わが道のおへそ 5.勝間和代さん(経済評論家)/しっかり稼いで、穏やかに暮らす。勝間流おへそのつくり方 6.小池梨江さん(「よこぐも」店主)/頑張らないおへそ 7.森ゆにさん(シンガーソングライター、ピアニスト)/整えるおへそ 8.塚本憲央さん(「器 つか本」主宰)/表と裏のおへそ 9.藁谷恭子さん(主婦)/ありのままのおへそ 10.大友洋一さん 静江さん(「カフェドラぺ」店主)/飛び越えるおへそ 11.本橋ひろえさん(ナチュラルクリーニング講師)/知識のおへそ -
タイガーと呼ばれた子 愛に飢えたある少女の物語〔新版〕
7年ぶりに再会したシーラは、派手な髪のパンク少女だった。かつての楽しかった日々も二人の信頼関係も憶えていないという。少しでも打ち解けるよう、トリイはクリニックの手伝いを頼む。やがてシーラの口から、幼い頃からの性的虐待の事実が明るみに……。真の癒しを見出すまでのシーラとトリイの葛藤を描く。 -
暮らしのおへそ Vol.30
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子版に読者プレゼントページは掲載されておりません。 いろいろなジャンルで活躍する方々の「習慣」を「おへそ」と名付け、 習慣を切り口にその方の生き方、暮らし方を紹介します。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言発令で、 ずっと自宅にいることになった日々。 不安ではあったけれど、不思議と心が穏やかになった、 と感じた方も多いのではないでしょうか? 常に何かが流れ込んできた入り口を閉じ、 常に何かを求めて出かけていた出口を閉じたとき、 そこにあったのは、波立つことのない、しんと静かな日常でした。 非常時だからこそ生まれた「おへそ」は、今までもずっとここにあったのに、 見えていなかったものを教えてくれました。 一方で、解除後出かけた先で、誰かと会って顔を見て話し、笑い合ったとき、 人と人との生のコミュニケーションでしか得られないものを あらためて実感したのも事実です。 当たり前だったことが、当たり前でなくなり、できることができなくなる。 そんな両極のなかに立った自分が、何を感じ、どう考えるのか、 それをしっかり観察したいなあと思う日々です。 そして、揺られながら、その先に新しい「おへそ」がかすかに見えてくる気がしています。 編集ディレクター 一田憲子 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【目次】 1.小曽根真さん(ジャズピアニスト) 神野三鈴さん(俳優)/手渡すおへそ 2.伊達公子さん(元プロテニスプレーヤー)/決めるまでは迷っても、一度決めたら楽しむこと 3.萩尾エリ子さん(「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」店主)/揺らがぬおへそ 4.新井リオさん(デザイナー、イラストレーター)/学びのおへそ 5.溝口実穂さん(「菓子屋ここのつ」主宰)/見逃さないおへそ 6.佐々木智子さん(「チョロン」店主)/手仕事のおへそ 7.有賀薫さん(スープ作家)/ラクするおへそ 8.長野史子さん(ガラス作家)/表と裏のおへそ 9.田中佳美さん(「石田屋」代表)/眠りのおへそ 10.山崎勇人さん(「ALLOY」代表) 阿武真亜子さん(「めしと、さけ anno」店主)/等身大のおへそ 11.佐々木由貴子さん(トレーナー)/ため込まないおへそ 12.やましたひでこさん(断捨離提唱者)/私たちにいちばん必要なものは「出す」ためのおへそです。 -
統合失調症にかかりました
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 筆者自身の統合失調症の発症から回復までを描いた実話。「見えない糸」や「見えないウイルス」を一日中探し、自分の皮膚をはがそうとする……。そんななか、イケメンでツンデレのだんなさんと恋をして、結婚し、生活をともにしていく物語。 -
つかこうへい正伝-1968-1982-(新潮文庫)
70年代から80年代初めにかけて、『熱海殺人事件』『蒲田行進曲』など数々の名作を生み出した天才演出家つかこうへい。だが、その真の姿が伝えられたことはなかった――。つかの黄金期に行動を共にした著者が、風間杜夫ら俳優、および関係者を徹底取材。怒濤の台詞が響き渡る“口立て”稽古、当時の若者の心をわしづかみにした伝説の舞台、つかの実像を鮮やかに描き出す唯一無二の評伝!(解説・河野通和) -
魂問答
2016年2月、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕。懲役2年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた清原氏が、沈黙を破りすべてを告白。なぜ、堕ちたのか。なぜ、生きるのか。罪を悔いながら薬物依存、うつ病とたたかう日々。最愛の母の死。離別した子供達への想い……。最も信頼する僧侶との対話から見えてきた、絶望の先にこそある希望。悔恨の涙とともに生まれた懺悔録。 -
紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場
「この工場が死んだら、日本の出版は終わる……」絶望的状況から、奇跡の復興を果たした職人たちの知られざる闘い「8号(出版用紙を製造する巨大マシン)が止まるときは、この国の出版が倒れる時です」――2011年3月11日、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場は津波に呑みこまれ、完全に機能停止した。製紙工場には「何があっても絶対に紙を供給し続ける」という出版社との約束がある。しかし状況は、従業員の誰もが「工場は死んだ」と口にするほど絶望的だった。にもかかわらず、工場長は半年での復興を宣言。その日から、従業員たちの闘いが始まった。食料を入手するのも容易ではなく、電気もガスも水道も復旧していない状態での作業は、困難を極めた。東京の本社営業部と石巻工場の間の意見の対立さえ生まれた。だが、従業員はみな、工場のため、石巻のため、そして、出版社と本を待つ読者のために力を尽くした。震災の絶望から、工場の復興までを徹底取材した傑作ノンフィクションが待望の電子書籍化! 解説/池上彰 -
遺体と火葬のほんとうの話
葬祭系No.1で話題のYouTubeチャンネル『葬儀・葬式ch』がついに書籍化! 損傷の激しい遺体は包帯でぐるぐる巻き? 骨を高温で焼けば灰にできる? 葬儀不要論への“弔辞”……など 世にはびこるデマや都市伝説を痛快斬り! 【特別対談収録】葬儀屋×元火葬師 知られざる葬儀の世界――葬儀屋3代目がわかりやすく道案内します 第 1 章 遺体の話 第 2 章 火葬の話 特別対談 葬儀屋×火葬師「火葬場のほんとうの話」 第 3 章 葬儀の話 第 4 章 心と魂の話 -
暮らしのおへそ Vol.29
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子版に読者プレゼントページは掲載されておりません。 歌手、作家、料理家、焼き菓子店店主、ギタリスト…… いろいろなジャンルで活躍する方々の「習慣」を「おへそ」と名付け、 習慣を切り口にその方の生き方、暮らし方を紹介します。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 若い頃は、頑張っていろんなものを獲得して、自分を成長させようとしていました。 でも、歳を重ねた今、何も得なくても、 自分のなかにすでにある力を信じてみたいと思うように……。 「組む 東京」の小沼訓子さんは「気づける」自分でいるために、 「自分を開く」仕掛けを作っていました。 ギタリストの伊藤ゴローさんは、 日々の風景を書き留めることで音を紡ごうとされていました。 キラキラと生きる人はみんな、何かを受け取る準備をしていました。 無理して頑張るのでなく、心を静め、耳を澄ませ、待つ……。 その人だけがもつ習慣。それをこの本では「おへそ」と名づけました。 あれもこれもと「おへそ」の数を増やすのではなく、 時にじっと立ち止まって「待つ」というおへそを育ててみるのもなかなかいいもの。 今いる場所でそっと手を広げれば、 空から降ってくる「いいこと」をつかまえられそうです。 編集ディレクター 一田憲子 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【目次】 1.由紀さおりさん(歌手、女優)/何歳になっても、新しい自分に出会うことができる。 2.角野栄子さん(作家)/魔法使いのおへそ 3.マツーラユタカさん ミスミノリコさん(「マノマ」主宰)/めぐるおへそ 4.益永みつ枝さん(元「フォブコープ」オーナー)/選択のおへそ 5.小川糸さん(作家)/無駄のないおへそ 6.嶋崎かづこさん(「サンデーベイクショップ」店主)/今日だけのおへそ 7.伊藤ゴローさん(作曲家、ギタリスト) 伊藤葉子さん(音楽レーベル主宰)/行き先のないおへそ 8.石井風子さん(「スリービーポッターズ」オーナー)/あきらめないおへそ 9.小沼訓子さん(「組む 東京」主宰)/直感のおへそ 10.中山ヤンさん ノリミさん(「スクランプシャス」主宰)/デコボコのおへそ 11.ペレス千夏子さん ジョフレさん(「東京香堂」主宰)/リズムのおへそ -
歩
撮影中の事故で脊髄損傷を負った俳優・滝川英治。 彼のこれまでの俳優人生と事故のこと、葛藤や苦悩がありながらも現状を受け容れ、新しい夢へと進み始めている姿を紹介。 悩みを抱えて前に進めない人に、力を与えてくれるノンフィクションエッセイ。 【目次】 ・想像もしていなかった新たな人生が始まった 〈第一歩〉俳優・滝川英治誕生 〈第二歩〉すべてが一変した事故 〈第三歩〉嬉しい決断、辛い決断 〈第四歩〉過酷なリハビリの日々 〈第五歩〉たくさんの「おかげ」に包まれて 〈第六歩〉新しいステージのはじまり 〈第七歩〉七歩の才 ・滝川英治を支えている人々へのインタビュー 郷本直也/KIMERU/森山栄治/植田圭輔/松山菜摘子/片山依利 -
ソヴィエト旅行記
平等な社会に思いを馳せ、共産主義に傾倒していた20世紀前半の知識人たち。ジッドもまた壮大な実験場となったソ連を嬉々として訪れたものの、旅行客向けに案内される綺麗な施設の裏には……作家は透徹した目で、服従と順応を強いる体制、人々の貧しさ、官僚の欺瞞を看破していく。 -
暮らしのおへそ vol.28
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子版に読者プレゼントページは掲載されておりません。 ヘアメイクアップアーティスト、料理家、飲食店主、木彫刻家、布作家、主婦…… いろいろなジャンルで活躍する方々の「習慣」を「おへそ」と名付け、 習慣を切り口にその方の生き方、暮らし方を紹介します。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 誰にでも、当たり前のように毎日続けていることがあります。 藤原美智子さんは、朝起きてストレッチを。村山京子さんは、 家族のお弁当作りを。大川雅子さんはケーキ作りを。 無意識のうちにルーティンになっていることは、「努力」して続けているわけではありません。 日々繰り返すうちに、やがて考えなくても手足が動くようになり、 暮らしの一部となって定着していきます。 その人だけがもつ習慣。それをこの本では「おへそ」と名づけました。 「私は、何をやっても続かなくて…」という人にも、きっと続けていることがあるはずです。 そんな無意識の下にある「おへそ」を発掘してみませんか? ほんのささいなことでも、 誰かに言うほどのことではないと思うことでも、「おへそ」はその人の宝物です。 どんな人にも自分を支える「おへそ」がある。 それは、明日を変える力は自分のなかにある、と信じることだと思います。 編集ディレクター 一田憲子 ――――――――――――――――――――――――――――――【目次】 1.藤原美智子さん(ヘアメイクアップアーティスト)/三日坊主を卒業するためのおへそ 2.Emiさん(整理収納アドバイザー)/ブレーキのおへそ 3.壱岐ゆかりさん(「ザ リトル ショップ オブ フラワーズ」店主)/生まれ変わるおへそ 4.大橋利枝子さん(「フルーツ オブ ライフ」主宰)/再起動のおへそ 5.竹花いち子さん(「キッチンボルベール」主宰)/一日ずつのおへそ 6.西浦裕太さん(木彫刻家)/物語のおへそ 7.大川雅子さん(料理家、カフェ店主)/気ままなおへそ 8.山中とみこさん(布作家)/イメトレのおへそ 9.東畑開人さん(臨床心理士)/ただ、いる、おへそ 10.村山京子さん(主婦、ライター)/二本立てのおへそ 11.飯塚公知さん 歩さん(「渋川飯塚ファーム」主宰)/違いを生かすおへそ 12.安西留美さん(会社員)/振り子のおへそ -
おじいわんソーヤ
おじいちゃん犬だから、おじいわん。一緒に時を重ねていく、幸せと、せつなさと。「昔飼っていた犬に似ている」と人に言われる、懐かしい顔の白い犬、いま16歳のソーヤは、10歳でうちに来て、家族になりました。 ツイッターで静かな人気を呼ぶ、 飼い主(@goen0414)の日々の写真と言葉。 イラストレーター髙籏将雄とデザイナー川名潤とのコラボで、小さなフォトブックができました。 忘れていた大事な何かを思い出させてくれる1冊です。【目次】おじいわんと散歩/おじいわんにも花/おじいわんとセーター/老犬のかたち/少しずつ老いていくということ/保護犬を迎えて/ともに暮らす日々、ささやかな幸せ -
手塚治虫―ロマン大宇宙
手塚先生を捜せ! 担当編集者たちは血眼になって、心当たりを訪ねて回る。東京からの大逃走の果て、捕まえた場所は博多。週に何本もの連載を抱え、殺人的スケジュールをこなす手塚の、名作誕生秘話と壮絶な創作活動を、関係者への丹念な取材を通して描くノンフィクション。少年時代の漫画原稿、秘蔵写真付き。2003年4月7日、アトムが生まれた!! -
激録! 総理への道 戦後宰相列伝 田中角栄から森喜朗まで
国民の絶大な支持を得た田中角栄が、首相退陣を決意した瞬間とは? 魑魅魍魎が暗躍する政治の世界を生き抜き、「総理の椅子」に登りつめた中曽根康弘、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三ら16人の宰相。新聞、テレビではわからない政治の舞台裏を、本人及び周辺人物への綿密な取材を通して描く。政治の裏の裏は面白い! -
小説東急王国
厳しい経済戦国時代を勝ち抜き、従業員9万人の東急グループを築き上げた、五島慶太・昇の父子2代にわたる、壮絶な人生と経営陣のドラマ。「失敗を恐れるな、向こう傷は問わない」という精神で経営に取り組み、最後までロマンを追い続けた五島昇。「覇道を排し、正道を歩む」事業家の生き方を描く、迫力の長編ノンフィクション小説。 -
淀川長治映画塾
誕生して100年以上たつ映画。その映画の申し子・淀川長治が、アテネ・フランセ文化センターで開いた映画塾10年の講義録。サイレントからトーキーへの変遷、黒澤明などの名監督、名優たちとの出会いから、幻の作品のストーリーを生き生きと語る姿は、私たちを魅了してやまない。映画はやっぱり素晴しい! 映画の恋人・淀川長治の素晴らしき映画人生。 -
忠臣藏とは何か
なぜ忠臣藏は人気があるのか。『たった一人の反乱』の作者が、あのたった47人の反乱の謎を解明し、忠臣藏論のパラダイムを変革した、文芸評論の名作。野間文芸賞受賞作。 -
この高鳴りを僕は青春と呼ぶ
又吉直樹 推薦! ここに描かれた痛みや喜びが自分の記憶と重なった。 なにかを好きだと全力で叫べることが素晴らしい。 僕も坂田君のこの本が好きです。 ――又吉直樹 「俺さ、芸人なろうと思っとるんよな」 「マジで言いようと?」 九州の片田舎で真っ直ぐに育った少年は、 人生を賭けてお笑い芸人の道を歩み始める。 しかし、理想と現実の間で次第に引き裂かれていき――。 若手実力派コント師「サンシャイン」の坂田光による、 純度100%の青春ノンフィクション! 原作開発プロジェクト<ノンフィクション部門>の大賞を受賞し、 多くの若手芸人たちの心を震わせた作品が、 約7万字加筆されて、ついに書籍化! 発行:ヨシモトブックス 発売:ワニブックス -
暮らしのおへそ vol.27
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子版に読者プレゼントページは掲載されておりません。 女優、エッセイスト、料理家、飲食店主、主婦、漫画家、医師…… いろいろなジャンルで活躍する方々の「習慣」を「おへそ」と名付け、 習慣を切り口にその方の生き方、暮らし方を紹介します。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 私は、幼い頃から根気がなくて飽きっぽく、コツコツとひとつのことを続けることが苦手でした。 何か行動を起こしたら、すぐに結果が見たい。 若い頃は、そんな「短期決戦」の生き方をしてきたように思います。 でも、50歳を過ぎた頃から、ふと振り返ると、そこに、 いつの間にか自分で積み重ねてきた「時間」がありました。 〈中略〉 目的を定め、そこに向かってコツコツと登って行くもの、とずっと思い込んでいました。 でも、世の中にはゴールが見えないことのほうが多いよう。 大事なことは目的地ではなく、迷ったり、悩んだりワクワクしながら そこへ至る道中にあるのかもしれません。 見えなくても、わからなくても、今、目の前にあることにぎゅっと心を集中させて、今日の一歩を深く味わう…。 そんなおへその力を今一度信じてみたくなりました。 編集ディレクター 一田憲子 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【目次】 1.原田知世さん(女優、歌手)/「ほどほどに」 2.内田真美さん(料理研究家)/日常のなかにある非日常を味わうことが好きです。 3.岸山沙代子さん(「サキ」デザイナー)/ひとりでは生きられないしひとりでしか生きられない 4.大久保真紀子さん 三浦有紀子さん(「シマイ」店主)/「違い」を生かす働き方を。 5.植松努さん(「植松電機」代表取締役)/小さな自信を育てるおへそ 6.柳沢小実さん(エッセイスト)/自分をラクにしてあげようと思うようになりました。 7.アベクミコさん(タイ料理人)/人生の第2エンジンに点火してみました。 8.星芽生さん 吉田直子さん(「シュオ」主宰)/大人の心がけとしてのそなえがあれば、安心。 9.伊藤亜紗さん(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)/「違う」ことはおもしろい 10.横瀬千里さん(主婦)/とにかく一歩を踏み出してみればいい。 11.辺牟木ちさとさん(「グリュックントグーテ」主宰)/一日一歩1年歩けばたどりつく。
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