袴田事件 神になるしかなかった男の58年

袴田事件 神になるしかなかった男の58年

1,200円 (税込)

6pt

4.3

密着取材で浮かび上がる「袴田事件」再審の闘い

事件発生から58年を経て、ついに再審判決の時を迎えた「袴田事件」。
支え続けた姉・ひで子さんの献身、死刑判決を書いた
元裁判官の告白と謝罪など、袴田巖さんが確定死刑囚のまま釈放された
2014年以降の密着取材で浮かび上がる、「再審無罪」への長き闘いの物語。

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袴田事件 神になるしかなかった男の58年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なるほど…改めて、こういう事件、こういう経緯だったのですね… こちら、丁寧に取材され、読みやすくまとめられた、労作だと思います。しかし、どう検察寄りに見ても「疑わしきは罰せず」に反しているとしか思えず、それどころか袴田さんが犯人には思えないにも関わらずここまでたどり着くのに58年もかかったとは…

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    事件発生後、約60年経っての無罪判決。捏造が指摘された5点の衣類。真犯人は誰だったのか。事実解明のために与えられた捜査権限。警察はその使命を放棄していた。無実の心証を持った1人の判事。それでも死刑判決を書かねばならず、生涯苦しむ。無罪放免となるはずの再審決定と釈放。しかしその確定まではなおも11年を

    0
    2024年10月28日

    Posted by ブクログ

    2025.09.02
    これは再審無罪確定前までの袴田事件についての端的なルポ。良作。
    まず、国家権力は本当に恐ろしいということ。正義や真実といった「美しい」フレーズは拘置所に合法的な手続きで収容されている死刑囚本人にとっては何の意味もないという冷徹な現実。
    自分だったら狂気に陥らないという自信は全く

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    確定死刑囚のまま釈放され、無罪を求めた再審の判決が間も無く出る。歴史的な冤罪事件となることが確実視される袴田事件。警察による自白の強要と証拠の捏造、面子を守る為に法の精神を踏み躙る検察。歪んだこの国の司法制度が生み出した惨劇。袴田氏本人や姉ひで子さんに尊敬の念を抱くと共に、国家権力の横暴に激しい憤り

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    袴田事件の裁判を取材してきたジャーナリストの連載まとめ。
    無罪確定の直前に出版されたのでもうじき結論が出るよというところで終わっている。

    新聞などで細切れにみてきた内容なのでだいたい知っていることが書いてある。だけどまとめて読むことでひどさがよくわかる。

    拘禁反応で袴田巖という人格を捨てて、それ

    0
    2024年12月06日

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