作品一覧

  • 俳優たちのテレビドラマ創世記
    4.0
    テレビ創成期に伝説的なスター・俳優たちと数々の名作ドラマを手がけた元フジテレビプロデューサー・演出家が語る、名優たちの素顔とドラマ制作の舞台裏。 秘蔵の未公開写真・資料・エピソードを収録! ●元フジテレビプロデューサー・演出家、嶋田親一(1931-2022)の貴重な資料群と証言を収録。テレビ創成期(1950~60年代)のドラマの多くはテレビ局にも記録が残されていない。放送史を知るうえで必須の文献。 ●スター・名優たちの貴重な写真資料を多数収録。往時の姿も鮮やかな写真を見るだけでも楽しめる。 ●昭和の放送史を彩ったスターたちの列伝読み物として、テレビドラマ・名画・演劇ファンに大推薦。 【内容】 監督、脚本家、プロデューサー、カメラマン、録音・撮影技師、美術家、俳優、評論家など、映画人の評伝やインタビュー集はこれまで数多く出版されてきた。それに比べて放送人の記録は少ない。映画より放送が「格下」に扱われてきた点もさることながら、手がかりとなる放送音源と映像が満足に残されていないことも大きい。とくにテレビの本放送が始まった1950年代から70年代にかけては、映像の多くが失われ、資料も散逸した。 当時を知る関係者の多くが亡くなるなか、フジテレビの元プロデューサー・演出家の嶋田親一に取材。嶋田は得がたい放送史の「語り部」であり、数多くの貴重な資料(台本、写真、番組企画書など)を保存していた。本書は生前最後となった嶋田氏の証言と資料に基づき、俳優やスタッフたちの姿を通して戦後の放送史を描く。 【主な登場人物・作品】 島田正吾、辰巳柳太郎、佐々木孝丸、森雅之、左卜全、池内淳子、有島一郎、杉村春子、石原裕次郎、高峰三枝子、美空ひばり、林与一、佐久間良子、山本富士子、新珠三千代、司葉子、芦川いづみ、左幸子、河内桃子、二木てるみ、渡辺篤史、ジュディ・オング、加東大介、中条静夫、倉本聰、岡本喜八、香川京子…etc.  ◆取り上げる主なドラマに『三太物語』『ゼロの焦点』『小さき闘い』『6羽のかもめ』など、プロデュース映画に『ブルークリスマス』など。

    試し読み

    フォロー
  • 俳優と戦争と活字と
    4.0
    あの俳優たちの戦争とは? 鶴田浩二、伊藤雄之助、加東大介、佐野周二、片岡千恵蔵、芦田伸介、西村晃、山田五十鈴……。昭和の映画・舞台・テレビで活躍したスター、名優たち。その華やかな姿の裏に隠された戦争体験とは? 中国大陸での戦闘、特攻隊、慰問団、疎開、引揚げ、シベリア抑留などを、書籍や雑誌インタビュー記事など活字で残された資料をもとに描きだす。

ユーザーレビュー

  • 俳優と戦争と活字と

    Posted by ブクログ

    あまり顧みられない歴史の片鱗にスポットあてた、興味深い書である。戦争体験を持つ「昭和の名優」たちがどのように戦争を語り、向き合ったのか。入手困難な雑誌や絶版本を資料として編まれた本書は、ある種のオーラル・ヒストリーといえる。

    0
    2024年01月08日
  • 俳優たちのテレビドラマ創世記

    Posted by ブクログ

    「俳優たちのテレビドラマ創世記」という題名ですがこの記録の幹になるのは嶋田親一という出来たばかりのフジテレビの局員でありディレクター、その後プロデューサーになり、のちに制作会社の社長にもなったザ・テレビマンの人生です。彼のドラマに出演した俳優たちが生い茂る葉として次々現れるので「俳優たちの…」という題名になったものと思われます。去年亡くなった山田太一、また倉本聰のような誰もが知る脚本家や、また後に作家になる久世光彦、テレビマンユニオンを作った今野勉のような知る人ぞ知る人でもなく、本書で初めて知った人物ですが、その仕事人生は生まれたてのテレビドラマの記録として貴重なものでした。「私は貝になりたい

    0
    2024年11月23日
  • 俳優と戦争と活字と

    Posted by ブクログ

    あの俳優たちの戦争とは?鶴田浩二、伊藤雄之助、加東大介、佐野周二、片岡千恵蔵、芦田伸介、西村晃、山田五十鈴…。昭和の映画・舞台・テレビで活躍したスター、名優たち。その華やかな姿の裏に隠された戦争体験とは?中国大陸での戦闘、特攻隊、慰問団、疎開、引揚げ、シベリア抑留などを、書籍や雑誌インタビュー記事など活字で残された資料をもとに描きだす。

    脇役本も楽しめたが、昭和の俳優たちの戦争体験をこの一冊で知ることができた。抑制が効いた引用がよかった。

    0
    2020年10月08日
  • 俳優と戦争と活字と

    Posted by ブクログ

     スクリーンやテレビで活躍を見ていた俳優たち、彼ら彼女たちは、あの戦争を経験していた。戦禍に倒れた人たちもいたが、くぐり抜けた人たちの文章や肉声が書籍、雑誌、インタビュー記事などに残されていた。本書は、そんな俳優たちの戦争体験を、正に資料をもって語らせたものである。

     比較的良く知っている俳優から、名前も知らなかった人まで様々だが、著者のペンを通して、印象が少しずつ出来上がっていく。

     広島の原爆に倒れた桜隊、丸山定夫の章は、舞台やノンフィクション作品に取り上げられているので予備知識はあったが、録画等されない限り舞台は人の記憶にしか残らないので、本当に痛ましい。

    0
    2020年11月30日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!