【感想・ネタバレ】俳優と戦争と活字とのレビュー

あらすじ

あの俳優たちの戦争とは? 鶴田浩二、伊藤雄之助、加東大介、佐野周二、片岡千恵蔵、芦田伸介、西村晃、山田五十鈴……。昭和の映画・舞台・テレビで活躍したスター、名優たち。その華やかな姿の裏に隠された戦争体験とは? 中国大陸での戦闘、特攻隊、慰問団、疎開、引揚げ、シベリア抑留などを、書籍や雑誌インタビュー記事など活字で残された資料をもとに描きだす。

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Posted by ブクログ

あまり顧みられない歴史の片鱗にスポットあてた、興味深い書である。戦争体験を持つ「昭和の名優」たちがどのように戦争を語り、向き合ったのか。入手困難な雑誌や絶版本を資料として編まれた本書は、ある種のオーラル・ヒストリーといえる。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

あの俳優たちの戦争とは?鶴田浩二、伊藤雄之助、加東大介、佐野周二、片岡千恵蔵、芦田伸介、西村晃、山田五十鈴…。昭和の映画・舞台・テレビで活躍したスター、名優たち。その華やかな姿の裏に隠された戦争体験とは?中国大陸での戦闘、特攻隊、慰問団、疎開、引揚げ、シベリア抑留などを、書籍や雑誌インタビュー記事など活字で残された資料をもとに描きだす。

脇役本も楽しめたが、昭和の俳優たちの戦争体験をこの一冊で知ることができた。抑制が効いた引用がよかった。

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2020年10月08日

Posted by ブクログ

 スクリーンやテレビで活躍を見ていた俳優たち、彼ら彼女たちは、あの戦争を経験していた。戦禍に倒れた人たちもいたが、くぐり抜けた人たちの文章や肉声が書籍、雑誌、インタビュー記事などに残されていた。本書は、そんな俳優たちの戦争体験を、正に資料をもって語らせたものである。

 比較的良く知っている俳優から、名前も知らなかった人まで様々だが、著者のペンを通して、印象が少しずつ出来上がっていく。

 広島の原爆に倒れた桜隊、丸山定夫の章は、舞台やノンフィクション作品に取り上げられているので予備知識はあったが、録画等されない限り舞台は人の記憶にしか残らないので、本当に痛ましい。

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2020年11月30日

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