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彼の右隣りが、私
彼は知らずに後ろに。彼女は知ってて右隣に。 再会は、一つのドラマである。 偶然の再開は、そうそう起こるものではなく、しかし限りなく無に近い可能性とも違う。 奇跡、というほど圧倒的ではないがゆえにゆるやかな幸福感が漂う。 同じ時刻に、同じ道を走ること。 前を走る自動車がなぜか気になる、という現在は、 彼の、あるいは彼女と彼の過去が作動した結果の祝福された現在かもしれない。 10年の時を経て再び彼女は、彼の右隣をキャッチする。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
彼はいま羊飼い
流れ落ちるのを止め、 男はいま、留まって学ぶことを始まる。 延々と続く丘のつらなりの中を 1台の赤いピックアップ・トラックが走っている。 そこには女と男が乗っており、 ニューヨークからカリフォルニアをめざした長い旅の途中だ。 すぐに子供っぽい情熱を燃やしながら 何一つモノにならない男の幼稚さに女はウンザリしている。 しかし不意に、決定的な出会いがあった。羊飼いだ。 羊飼いの世界を知り、雷鳴と豪雨と、スカンクの放屁を浴びて 1週間意識不明になるという洗礼を受けて、 ようやく男は自分の道を見つける。 あくまでカリフォルニアに向かう女と別れ、 男はそこに留まって学び始める。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
彼は結婚したくなった
結婚したくなった夏は、さてどうなった? 人はなぜ結婚するのか? この問いに整然と回答するのは思いのほか難しかろうが、この小説の主人公は、一人で生きていては何もかもするりと過ぎてしまいもっと生活に抵抗がほしくなったからだ、と答える。彼は大真面目だ。そして複数の候補者の中から自分が結婚したい相手と、そうでない相手を区別していく。それらの女性の写真を横に並べながら。その行為はグロテスクなようでいて、彼なりの真剣な検討の流儀なのだ。そしてついに決めた相手に彼は結婚を申し込む。さあ、その返事はどうなった? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
彼は孤独を深める
謎の女を書く ある日、急に目の前に現れ、またある日、まさかこのままになるとは思わず、別れてしまった女がいる。男はそのことを悔やみ、いつまでも忘れられない。そのことをバーの主人に切々と語っているがまさにそのバーカウンターの内側にこそ、その女がいたのだった。女々しい、と形容することは簡単だが、主人はその女を「小説に書きなさい」と言う。書くことで、いつまでも謎の女であり続けるのだ。しかし、その前にまた女が現れたらどうなる? それはわからない。なにしろ男は、まだ書き始めてもいないのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
彼はプールの底
三角形であること、三辺あることによって彼女は新しい自分を知る。 2人の女性と1人の男性がいる。 女性同士は友人であり、男性はうち1人の夫だ。 ある時、1人の女性がもう1人の女性に夫を紹介する機会がやってくる。 妻と夫、という関係でないほうの男女は ラジオ番組のホストとゲストになる。 そこから三人の三角関係が形成されるが、それは通常の意味での 「はじまり」と言えるものなのかどうか。そこに嫉妬はなく 性的興奮があり、そして実はその向こうに、 女と女、という関係も見え隠れしているのだ・・・ 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
彼らがまだ幸福だった頃
生きることは、見ることのレッスンだ 徹底して「見る」ということを主題にした長篇である。 刻々と変化する時間と風景の中で何をどう見るのか。見て記憶するのか。 見ることを精密にするためにこの小説で導入されるのが写真。 男は写真を撮ることを通じて「見る=思う」ことを学ぶ。 そして女はいつも見られる存在でありつつ、「なににもならないままでいる」ことを続ける。 場所が変化する。ホテル、という中立の場所がある。 オートバイもある。それらはすべて「見る」ことのための好ましい環境だ。 「見る」「見られる」ことができている時間が幸福の時間である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
彼らに元気が出る理由
嘘偽りなく、いつでも自分自身であることを生きる 小説を書こうとしている男がいてその男も含んだストーリーと、彼が書いた小説の両方を合わせて1つの長篇小説に仕立ててある作品である。 登場人物は多いが、それぞれ、その人ひとりの輪郭をハッキリと持ち、例えば自分が日々生き生きとしているために仲が悪くないのに離婚もするし、夫婦であろうが個別に旅もするし、誰が誰と会い、どのように誘おうと自由だ。この長篇に説得力を与えている要素に「部屋」と「時間」がある。かつて暮した部屋、今は痕跡の部屋、そしてふと思い出す過去の時間が人物の生きてきた姿を鮮明に照らし出す。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
彼を愛してなにを得たか
季節がひとめぐりしたから。理由はただそれだけ 徐々に関係がまずくなるとか、短くない断絶を経て決定的にダメになるとか、そういうことではなく、なに一つ問題ないように見える瞬間に終わることもある。 例えば、春、夏、秋、冬、そしてまた春と季節がちょうどひとめぐりした、という理由で。 言い出した側が強く、言われた側が惨めだ、というわけでは必ずしもない。 夜の日本海を眺めながら夜通しクーペを走らせる、その美しい、そして悲しい時間を経験して彼女はその連続のままに、一人だけの朝を迎える。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
カレンダーのない家
◎嫌いなのに、あなたを知りたい。 そう思うのは家族だからでしょうか? ◎第43回向田邦子賞受賞『マイダイアリー』 気鋭の脚本家・小説デビュー作 幼い頃から苦手だった母が死んだ。 母は昔から 「未来のことなんて考えても仕方ないでしょ。 いまを生きるの」と言っていた。 だからうちには、ずっとカレンダーがなかった。 母の葬儀で、わたしは16年ぶりに妹と再会した。 母の遺品から見つかったのは 一通の手紙とカレンダー。 手紙に綴られていたのは、 わたしと妹をちゃんと家族にできなかったという後悔、 そして月に1日、母が考え、 カレンダーに記した家族にまつわる予定を 姉妹で果たしてほしいという願いだった——。 カレンダーのない家に カレンダーが来た、 1年間の姉妹の再生の物語。 ◎脚本家・坂元裕二氏 推薦! 嫌いだった人と旅行に行ったら 意外と仲良くなれた。 それも人生のご褒美だってこと 忘れたくないですよね。 大人になってもはじめてのおつかいは続く。 -
カレンダーボーイ
ある朝目が覚めたら、小学五年生に逆戻り!? 社会人としてそれなりの地位を築いてきた二人の男が、眠りについて目が覚めるごとに現在と過去を行き来するようになってしまう。 二人は過去を変えることで、ある人を救うことができると気づく。 あたたかな切なさに満ちた物語。 -
カレーなる逆襲! ポンコツ部員のスパイス戦記
感動の実話!? 廃部寸前のおちこぼれ野球部員が一念発起、エリート大学とカレー対決! 乾作品の新境地は、読めば腹ペコな青春小説!不祥事で廃部寸前の小樽経営大学(通称・樽大)に残ったのは、 主将・森一郎…甲子園の北海道予選で伝説のエラー。ネット上でも笑い者。 ファースト・恵山光…小太りで童顔。貧乏育ちでいい奴。 コーチ兼マネージャー・白石苗穂…一番野球がうまいアイドル。 入部希望者・砂原健介…36歳で新入生。熱血なだけの空回り男。 というポンコツな面々。 廃部を免れるために教授が持ち込んできたのは エリートの北海道総合大学(道大)とのカレー対決!?ヤル気も希望もゼロのメンバーに、エリート大学生達が火をつける? 3回の対決を経て、樽大のダメダメ部員たちはどのように成長していくのか――。 笑って泣ける、カレーなる青春小説です。 夏といえばカレーの季節! おまけに今年は甲子園100周年。 夏休みの読書に最適の、ピリッとスパイスの効いた青春カレー小説! -
カワイソウ、って言ってあげよっかw
仲良し5人組が、1人ずついなくなる。「私は悪くない」から始まる「エゴミス」! いわゆる「HSP」であるヒトミは、その繊細な性格のせいで損ばかりしてきた。大学時代からの親友4人を見て劣等感をくすぐられ、また惰性で付き合う彼氏やアルバイト先の人間関係などに辟易していた。ある日Kポップにハマってしまった彼女は、無垢なアイドル達のきらびやかな笑顔を見て、自分もすべてを捨てて渡韓しようとする。 女性5人それぞれが自らの「生きづらさ」を語るが、いつの間にか他人への浅はかな羨望、嫉妬といった黒々とした感情が渦巻き...... 「Cocoon」シリーズの作者が贈る、全く新しい「生きづらさ」文学。 -
乾いた湖
大学生の卓也は左翼運動崩れ、女子大生を相手に怪しげな闇斡旋をしている。一方、財閥の御曹司・道彦は、怠惰な生活を送っている。汚職の責任を取らされる自殺した父を持つ葉子は、世の中を見返すために、女優として成功するも、道彦が運転する自動車で事故死してしまう……。卓也が相手をする女たち、ゲイ・バーのジャニー、クラブのマダム・文枝など、多彩な人物が登場する、長篇風俗小説。 -
かわいないで
人気お笑い芸人、初の中編小説集 柚木麻子さん絶賛! 「勇気を出して誰かの心にふれてみた時の手触り。心にさわられた時のかすかなざらつきと温度。どうしてこんなに思い出させてくれるんだろう。この本がどうしようもなく好きだ。」 人気お笑い芸人にして注目の著者の初の中編小説集。 「黄色いか黄色くないか」 高校生の頃からお笑いに魅せられて、お笑いライブハウスに就職した主人公・唯(ゆい)。ある年末年始、賞レースが集中して芸人の悲喜こもごもが色濃くあらわれる、その季節に繰り広げられる、華やかな「笑い」の舞台裏の人間ドラマに迫る。 「かわいないで」 高校の日本史の授業中、千尋は必死に耳を研ぎ澄ます。隣席の香奈美がひそひそ声で後ろの席のふたりに語る、昨日のデートの一部始終に。千尋がどうしても聞きたいのは、聞き手の透子から香奈美に放たれる「かわいないで(笑)」という絶妙な相槌の一語なのだ。誰もが覚えのある、教室内で織りなされる関係の機微を見事に浮かび上がらせる。 -
かわうそ堀怪談見習い
わたしは「恋愛小説家」と肩書きにあるのを見て、今のような小説をかくのをやめようと思った。 恋愛というものにそんなに興味がなかったことに気づいたのだ。これからなにを書こうか。 環境を変えるため、三年住んだ東京を離れ、中学時代に住んでいた区の隣り、かわうそ堀に引っ越した。 そして、考えた末に怪談を書くことにした。そう決めたものの、 わたしは幽霊は見えないし、怪奇現象に遭遇したこともない。 取材が必要だ、と思い立ち、たまみに連絡をとった。 中学時代の同級生・たまみは、人魂を見たことがあるらしいし、怖い体験をよく話していた。 たまみに再会してから、わたしの日常が少しずつ、歪みはじめる。 行方不明になった読みかけの本、暗闇から見つめる蜘蛛、 こっちに向かってきているはずなのにいっこうに近くならない真っ黒な人影、留守番電話に残された声……。 そして、たまみの紹介で幽霊が出るとの噂がある、戦前から続く茶舗を訪れる。 年季の入った店内で、熊に似た四代目店主に話を聞くと、 絶対に開けてはいけないという茶筒、手形や顔が浮かぶ古い地図があるという。 そして、わたしはある記憶を徐々に思い出し……。 わたしの日常は、いつからこんなふうになっていたのだろう。 別の世界の隙間に入り込んでしまったような。 柴崎友香が、「誰かが不在の場所」を見つめつつ、怖いものを詰め込んだ怪談作品。 -
渇き、海鳴り、僕の楽園
その島には、哀しい秘密があった――。 自分の代わりに「楽園」で働いてほしい――。夏休み、同級生にそう頼まれたウィル。アメリカの田舎町で過ごす退屈な日々、身勝手な父との生活にうんざりしていた彼は、なにもかも投げ打って異国へと旅立つ。着いた先で待っていたのは、グレイと呼ばれる墓守と、墓地しかない美しい島だった。やがて周囲で不思議な出来事が起こり始め、ウィルは「楽園」の秘密を解き明かしていく――。 『英国幻視の少年たち』『この夏のこともどうせ忘れる』の著者が、少年の鬱屈した苛立ちとやるせなさを描き切った傑作小説。 -
川端康成『伊豆の踊子』を読む(文芸漫談コレクション)
「では、ここで質問。『伊豆の踊子』は恋愛小説なのでしょうか?」(奥泉)今回は、「私」と旅芸人の一座との淡いかかわりを描いた『伊豆の踊子』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2010年11月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。 -
川向うの白い道
女子学園の先生を今は嘱託でしている老男性教師の、六甲山麓の家に下宿する卒業生2人のところに、同級生たちが集まってくる。そこに出入りする男たちとの出会い、そして様々な恋愛……。それぞれの成長と恋愛の物語。 -
かわりに嘘
大学生の夏目は、実際に起きたら嫌なことを逐一スマホにメモする極度の心配性。リマインダーには700件の心配事が登録されており、彼女の統計によれば、そのリストの7割は現実になる。 祖母の死によって住む場所を失った夏目に手を差し伸べたのは、親戚から数々の怪しい噂を流されてもはや正体不明の存在となっている東京のおば、宇曽川ひかりだった。 東京・錦C町にある宇曽川の自宅は、かつて眼科医院だった。そこには、宇曽川曰く「開けたら別の世界に繋がる」という緑色の「開かずの扉」があり、夜な夜な正体不明の足音がしたりWiFiが激重になったりする。無責任な親戚から、「死体が隠してあったりして」と言われたひと言が次第に頭から離れなくなる夏目。 宇曽川は夏目の問いかけを常に煙に巻くような嘘で受け流すが、バイト先で出会った幼馴染の南海や、生意気な小学生・千理との交流を通じ、夏目は街に伝わる晴れ男の伝説と、ひかりの過去が繋がっているのではと疑い始める。 果たして、開かずの扉の向こうに隠されているのは「死体」か、それとも――。心配事が尽きない夏目と、嘘つきのおばが織りなす、少し不思議でかなりユーモラスな日常を唯一無二の筆致で描く、第69回メフィスト賞受賞のデビュー作。 -
観
天性の美貌と才能を持つ猿楽師の三郎は、父の死をきっかけに兄の一座を離れた。そして自分の一座を建て、将軍の前で舞いたいという野望を抱く。能楽の大成者・観阿弥が新たな芸術の創造に向け試行錯誤する若き日の姿を鮮烈に描く。 -
かんかん橋の向こう側(角川文庫)
父の亡き後、常連客に支えられながら残された食堂『ののや』を守リ続ける継母の奈央と高校生の娘真子。客の笑い声があふれる店にある晩、新顔の青年が現れる。東山と名乗るその男は、ネットで評判の小説を読み、その舞台になっている『ののや』と登場人物のモデルを見にやって来たという。「小説? ののやが?」「いったい誰が?」みなの驚きをよそに、すっかり気に入って町に滞在する東山。しかし間もなく、胡散臭い探偵が町にやってきて……。「人は帰る場所があるから、旅立つことができる」小さな食堂を舞台に、毎日をせいいっぱい生きる人々の絆とそこから巣立っていく少女の成長を描いた傑作長編! -
考えない世界
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 どんな世界なんだろう……。考えすぎてませんか? あなたに贈る絵本です! ーー何かと考えすぎてはいませんか? 考えるべきこともあるでしょうが、考えなくてもいいことも、またあるのです。考えすぎるあなたに代わって、考える小説家・原田宗典が、考えに考え、考え抜いた末にたどり着いた、考えない世界とはいかなるものか? イメージ豊かなかとうゆめこの絵とのコラボレーション。 -
考えるよろこび
江藤文学への最高の入門書。『漱石とその時代』執筆当時に行った、若き著者の知性とユーモア溢れる講演録。表題作の他「転換期の指導者像」「英語と私」など、全6編――アメリカから帰国し、名作『漱石とその時代』を準備中の、1968年から69年にかけて行われた若き日の6つの講演。現代における真の「英知」とは何か……歴史を探り、人物を語り、表現の謎に迫り、大学や国際化の意味を問う。軽妙なユーモアと明快な論理、臨場感あふれる語り口で、読者を一気に江藤文学の核心へといざなう。多くの復刊待望の応え、甦った歴史的名講演集。 ※本書は、講談社文庫『考えるよろこび』(1974年9月)を底本としました。 -
歓喜の歌
大手クレジットカード会社の調査部に勤める高村康之は、カードローンなどの未払い回収に携わっていた。調査部は、華やかに見えるかもしれないカード会社の知られざる一面を持った部署である。将来を嘱望され昇進目前の高村は、他人からは順風満帆の人生のように思われているが、身体の問題によって深く絶望していた。ある日、彼はカードローンに苦しむ女性・沙希と出逢う。彼女は、これまでどんな女も受け容れることのなかった高村を、温かく包み込み許してくれるただ一人の人間だった。願ってやまなかったいちばん欲しいものを手に入れた高村だったが、多重債務を抱えていた沙希は突如として失踪してしまう。沙希の身を案じその行方を追い求める高村の前に次々と驚愕の真実が浮かび上がる。五年前の殺人事件、恐喝、姿なき脅迫者……。冷酷な真実の前に高村が選んだ決断とは。 -
韓国ドラマ究極ベスト選 史上最高の韓流傑作は何か
韓流ブームの黎明期から現在まで韓国ドラマを見て語り続けてきた重鎮作家による究極の韓国ドラマ傑作選ガイド。「韓国ドラマの史上最高傑作は何か」をテーマに、新旧の名作を徹底解説&「おすすめベスト選」を紹介。 【本書CONTENTS】 はじめに 韓流ブームを起こした傑作はどのように作られたのか 第1章 人生を確実に変える韓国ドラマに遭遇する 『涙の女王』『おつかれさま』『二十五、二十一』他 第2章 韓国ドラマの真髄はこうして発揮される 『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』『ムービング』『私たちのブルース』他 第3章 韓国ドラマには多種多彩な秀作が揃っている 『ジョンニョン:スター誕生』『シスターズ』他 第4章 韓国時代劇の名作が人生の深みに気づかせてくれる 『赤い袖先』『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』『オク氏夫人伝‐偽りの身分 真実の人生‐』他 第5章 韓国ドラマはまさに「笑いの天才」 『社内お見合い』『暴君のシェフ』『キング・ザ・ランド』他 第6章 韓国ドラマの史上最高傑作を探せ! 「名作&超話題作」「レジェンド時代劇」「史上最高傑作」 他 巻末特別エッセイ 韓国ドラマはどのように自分の人生に関わってきたのか COLUMN 『冬のソナタ』『王女の男』他 おわりに 韓国ドラマを作ってきた脚本家たちはどのように成長してきたか -
韓国ドラマで楽しくおぼえる! 役立つ韓国語読本
配信サービスなどで韓国ドラマにハマった韓流ファン&韓国語初級者が、好きな作品を通して韓国語の会話や単語を楽しく学ぶための語学読本。実戦的な韓国語レッスンのために韓国ドラマによく出てくるフレーズなどの例文をたくさん掲載。韓国語の解説に加えて、韓国ドラマの見どころなども多数紹介し、「学べる本」であると同時に、「読んで楽しく韓国語の勉強にもなる役立つ本」です。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
監獄に生きる君たちへ
廃屋に閉じ込められた六人の高校生たち。あるのは僅かな食糧と、一通の手紙――。【私を殺した犯人を暴け】 差出人は真鶴茜。七年前の花火の夜、ここで死んだ恩人だった。 謎の残る不審な事故。だが今更、誰が何のために? 恐怖の中、脱出のため彼らはあの夜の証言を重ねていく。 児童福祉司だった茜に救われた過去。みんなと見た花火の感動。その裏側の誰かの不審な行動。見え隠れする嘘と秘密……この中に犯人がいる? 全ての証言が終わる時、衝撃の真実が暴かれる。 一気読み必至。慟哭と感動が心に突き刺さる――! 発売から大重版が続く『15歳のテロリスト』『僕が僕をやめる日』松村涼哉の、慟哭の衝撃ミステリーシリーズ、待望の最新作。 -
監察医 朝顔
法医学者の娘と刑事の父が、遺体の謎から”生きた証”を探す――。 フジテレビ系、2019年夏の月9人気ドラマを完全ノベライズ化! 死者が残した最期の想いに思わず涙する感動作! 【あらすじ】ある日、新米法医学者・万木朝顔が勤務する興雲大学法医解剖室に、管轄エリア内の野毛山署に異動したばかりの刑事である父、平が女性の遺体解剖依頼に訪れた。発見されたのは倉庫だったが、溺死と思わしき結果が出る。朝顔は真摯に遺体と向き合い、平は女性が殺された現場を突き止め遺留品を捜査を徹底することで、事件解決へと近づいていく――。そして、遺体から見えてくる真実を追求する日々を送りながらも、二人は2011年に起こった東日本大震災で行方不明になった母を忘れられないでいた……。家族の愛、事件の真相、さまざまな物語が交錯する法医学ドラマ。 -
監察医 朝顔2
遺体の“生きた証”を探す異色父娘の かけがえのない日々を描く法医学ドラマを完全ノベライズ フジテレビ系月曜夜9時から放送の「法医学ドラマ」をノベライズ。 法医学者と刑事の家族。死の真相を探し出し、命に寄り添うあたたかな物語を、ふたたび。 【あらすじ】 法医学者として働く万木朝顔は、優しい夫と一人娘に恵まれ、忙しくも充実した日々を過ごしている。 一方、ベテラン刑事である父の平は、時間があれば東北へ向かい、東日本大震災で被災し行方不明となった妻の遺体を捜していた。 遺体から見えてくる真実を追求する日々を送りながらも、母を喪った悲しみを抱える朝顔だが、あることがきっかけで平の代わりに母の遺体を探すため東北の地を訪れることになり――。 -
監察医 朝顔 -はじまりの物語-
新米法医時代、桑原との出会い、結婚、出産、そして母に……。 朝顔の過去から現在までを軸に、さまざまな物語を織り込んだ「もうひとつの『監察医 朝顔』 2021年1月に放送された上野樹里主演の法医学ドラマ『監察医 朝顔』の新春スペシャルドラマを完全ノベライズ! 2017年、万木朝顔は興雲大学法医学教室の新米法医としてのキャリアを順調に歩んでいた。当時、「交番のお巡りさん」だった桑原真也は朝顔にほのかな想いを寄せて何度もアプローチを試みるも、振られつづけていた。そんな日々を送るなか、朝顔は初めて執刀助手として解剖に携わることになるが、その遺体には砂糖が振りかけられていた--。現在に至るまでの朝顔と、彼女をとりまく人々の姿を描いたもうひとつの『監察医 朝顔』。 -
カンザキさん
「わしのこと以外、書くことなんてないやろ」 カンザキさんは、悪魔だったのか、それとも――。 大学卒業後、引きこもりを経て、僕が働くことになったのは、離職者続出、いつでも求人中の超絶ブラックの配送会社。 そこで先輩として出会ったのが、誰にでも優しい人格者のミドリカワさんと、「殺すぞぼけ」と人を罵り、蹴りを入れる悪魔のようなカンザキさんだった。 ナンバーワンの配送員になって幹部を目指す!と豪語した同期は、カンザキさんと組んで入社2週間で辞めた。要領の悪い同期はカンザキさんに殴られ続け、走るトラックの助手席から飛び降り、入院してしまう。そしてカンザキさんと組まされた僕は、カッター片手の彼に、荷台の上へ引きずり込まれ「服を脱げ」と命じられて――。 圧倒的な暴力と不条理の果てに、見えてくる戦慄の光景。 注目の劇作家による初小説! 第47回野間文芸新人賞受賞作。 【著者略歴】 ピンク地底人3号(ぴんくちていじんさんごう) 1982年生まれ。同志社大学文学部文化学科美学芸術学専攻卒業。劇作家・演出家。2019年「鎖骨に天使が眠っている」で第24回劇作家協会新人戯曲賞受賞。2022年「華指1832」で第66回岸田國士戯曲賞最終候補。初の小説である本作で第47回野間文芸新人賞受賞。 -
神崎食堂のしあわせ揚げ出し豆腐
ふわふわの揚げ豆腐に、とろとろのあんと生姜。口に含めば優しく甘い……日替わり定食はしあわせの味。 出来立て、ほかほかの美味しい揚げ出し豆腐をどうぞ。 レトロな丘の山商店街にある神崎食堂の人気NO.1メニューは揚げ出し豆腐。三軒隣の豆腐屋から仕入れたふわふわの豆腐に、とろとろのあん。口に含めば優しい甘さがしあわせを運ぶ絶品だ。看板娘の神崎花は、今日も店に立つが、ある日、会計中に見知らぬ男に突然プロポーズされる。彼は大企業の社長で、揚げ出し豆腐が好きだと言うが…? 以来、毎日店にやってくる彼はいったい何者―!? 豆腐屋×定食屋の美味しい料理に舌鼓!ネットで話題のグルメ小説。 -
鑑識課警察犬係
『正義の天秤』(亀梨和也主演)『婚活探偵』(向井理主演)『不協和音』(田中圭主演)など原作が数多く映像化されている大門剛明氏、文春文庫初登場の警察犬小説です。 主人公は鑑識課警察犬係に配属されたばかりの岡本都花沙。念願かなって警察犬係に配属となった岡本は、ベテランの警察犬アクセル号とコンビを組んで、捜査をすることに。岡本の「バディ」となるのは、通称「第二」と呼ばれている民間警察犬訓練施設の訓練士・野見山。野見山は元警察官で、名警察犬レニーとコンビを組んでいました。しかし、あることがきっかけになって辞職。いまは民間の立場から捜査の協力をしています。 本書は五章構成になっています。第一章は、岡本が赴任する前日譚で、主人公は野見山です。レニーに向けられた疑惑の真相と、野見山の決断を描きます。第二章から第五章は、岡本を主人公にして、野見山や先輩刑事の桐谷(第一章では新人犬係として出てきます)など魅力的な脇役を配置しつつ、日々の捜査を描きます。全て読切の短編として読めますが、全体を通じて大きな謎が隠されています。 実際、警察犬の出動依頼が多いのは、行方不明者の捜査で、近年は認知症高齢者の失踪に駆り出されることが多いそうです。当然、そこには認知症を抱える家族の辛さなどもあり、そういう「日常レベル」の捜査を扱うことで、他の警察小説とは違った人間ドラマを描けていると思います。そして捜査官と警察犬が苦労の末に「心を通わせる」ことができた瞬間のなんと愛おしいことでしょうか。 第一章「手綱を引く」は第75回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補作になりました。 今後シリーズ化も予定しています。 -
看守の信念
シリーズ累計12万部突破 人生が交差する驚愕の傑作・刑務所ミステリー ミステリー的な息詰まる葛藤劇が並ぶが、その一方で、心温まる着地があり、感涙にむせぶ人生賛歌もある。読者は体を熱くして読み進めることになるだろう。 池上冬樹(文芸評論家) 河北新報 ほか/時事通信 2022・3・8配信 骨太にして珠玉。前作を超えるサプライズと感動を、たっぷり味わっていただきたい。 大矢博子(書評家) (あらすじ) 釈放前の更生プログラムに参加した模範囚が、外出先で姿を消した。発見されるまでの「空白の30分」でいったい何が起きたのか(「しゃくぜん」)。刑務所内で行なわれた運動会の翌日、集団食中毒が発生。これは故意の犯行なのか。炊事係の受刑者が容疑者に浮上するが……(「甘シャリ」)。自身の信念を問われるような事件の数々に奔走する刑務官たち。一方そのような中、敏腕刑務官・火石には不審な動きが――。 (著者プロフィール) 城山真一 1972年、石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で第14回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞。他の著書に『仕掛ける』『看守の流儀』(以上、宝島社)、『相続レストラン』(KADOKAWA)、『ダブルバインド』(双葉社)など。 ※本書は2022年2月に刊行した単行本『看守の信念』を文庫化したものです。 -
看守の流儀
「いやぁ、これは久しぶりのドストライクだった」――横山秀夫 「読んで損することは絶対にない。必読である」――池上冬樹(解説より) 刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。 石川県の加賀刑務所を舞台に、刑務官と受刑者たちの織り成す五つの事件。 仮出所した模範囚の失踪(「ヨンピン」)、暴力団から足を洗う“Gとれ”中に起きた入試問題流出事件(「Gとれ」)、受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムの消失(「レッドゾーン」)など、刑務官たちの矜持と葛藤がぶつかり合う連作ミステリー。 (著者プロフィール) 城山真一 1972年石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』(宝島社、文庫化に際して『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』に改題)で、第14回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞。他の著書に『仕掛ける』(宝島社)、『相続レストラン』(KADOKAWA)、『ダブルバインド』(双葉社)など。 -
環司先生の謎とき辞典
あるトラウマから文字では気持ちを伝えられないと感じ、文章を書くこととSNSが大嫌いな高校生、知華。彼女の学校には国語教師の環司がおりイケメンだと騒がれているが、知華は彼が驚くべき漢字マニア――愛読書は漢和辞典、特技は一発で目的の漢字を引くこと、ワイシャツの下は必ず漢字T――だと知ってしまう。そんな折、学校である事件が起き、先生が「漢字が僕を呼んでいる」と言い放ち、漢字で解決するのを見てしまい? -
環蛇銭
ボロアパートの窓に寄りついて、老人は木枯らしに似た声を放った。「オサム、修。開けてくれ」バカな。裕一であるはずはない。親友だったあいつは、ひと月前に死んだはずだ。しかし、俺は老人の言に従い、裕一の研究日誌を探し当ててしまう。そして、古銭に触れてしまった。呪われた古銭に。次に魂を蝕まれるのは俺なのか…。八百比丘尼(やおびくに)伝説の迷路に迷い込む青年が得た、恐るべき真実とは…? 長篇ホラーサスペンス。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。 -
感情増幅類語辞典
小説、脚本、マンガ、演技、二次創作、TRPG…… すべての創作者必携の大ヒット類語辞典 第8弾 キャラクターを窮地に追い込み、その感情を揺さぶれば、必ず読者は共感する── 創作者のバイブル『感情類語辞典[増補改訂版]』と併用してさらに感情の表現を豊かにできる、頼もしい副読本が登場! 心を揺さぶる物語を紡ぎたいあなたへ── 「強い感情」を伴う言動をどのように描くか悩んだとき、 本書が編集者のようにアイデアを生む手助けをしてくれるでしょう。 ──林士平(マンガ編集者/『SPY×FAMILY』『ダンダダン』担当編集) あらゆるストーリーテリングにおいて、感情は重要な要素のひとつです。しかし、現実味のあるキャラクターを描こうとすればするほど、その表現は難しくなるもの。なぜなら彼らは生身の人間と同じように、しばしば本当の感情を押し殺し、めったに自分をさらけ出そうとはしないからです。かたくななキャラクターを前に、感情の描写に行き詰まり、ストーリーの展開の次の一手に困ったとき、役に立つのが本書『感情増幅類語辞典』です。 本書では、キャラクターの感情そのものではなく、感情を大きく《増幅》させるシチュエーションに注目。つまり、キャラクターがなんらかの窮地に立たされ、それまで抑圧していた感情を大爆発させるきっかけとなるような、具体的な状況や条件を紹介しています。そのような感情増幅器=〈感情ブースター〉を投入すれば、キャラクターは自ずと心のバランスを崩し、物語を大きく前進させてくれるでしょう。普段は理性的なキャラクターが突然わっと泣き出してしまうようなとき、読者は感情移入し、共感してくれるはず。本書があれば、ギャップを抱えたリアルなキャラクターを生み出し、説得力あるストーリーを作ることができます。 しかし、キャラクターの感情が増幅するシチュエーションと言っても様々。「空腹」「寒さ」「二日酔い」など内的な感覚もあれば、「洗脳」「拘束」「催眠状態」といった日常生活では体験できない(できればしたくない)外的な要因による状況、あるいは「認知の衰え」「パニック発作」「感覚過負荷」など、特定の精神的・身体的なコンディションから生まれる状態などが、心のバランスを崩壊させる最後のブロックとなり得ます。 本書では多種多様な52の〈感情ブースター〉を収録し、それが生み出す「外的なシグナル」や「内的な感覚」、その影響を隠すための「努力」、「引き起こされるネガティブな状況」、「対立・葛藤や緊張を高めるシナリオ」まで、細かく具体的に解説しています。 また、各見出し語では「このブースターにより生まれる感情」として、『感情類語辞典[増補改訂版]』に掲載されている感情をリストアップ。2冊をあわせて使えば、描きたい感情に対してどのブースターが一番効果的かを知り、キャラクターの心の揺れ動きをリアルに表現することができるでしょう。 さらに、シリーズを通して好評の前半パートでは、〈感情ブースター〉がいかにキャラクターを自らの内面と向き合わせ成長を促すのか、ストーリーの構造の中でどのような効果を発揮するのか、ブースターを用いる適切なタイミングや、むしろ避けたほうがよいタイミング、心身の健康状態を描くときの留意点などを解説。感情を増幅させるブースターを多用するのではなく、ここぞという効果的なタイミングで使うための助けとなります。 『感情類語辞典』の読者から寄せられた、より具体的に感情(を引き出す状況や条件)を描きたい!という要望に応える形で書かれた本書。まさにクリエイターの声から生まれた、クリエイターのための辞典! ぜひシリーズと合わせて、創作にお役立てください。 【『類語辞典』シリーズについて】 フィルムアート社の『類語辞典』シリーズはSNSを中心に爆発的に広まり、これまでの累計刷部数は35万部(紙+電子)を超える大ヒットを記録しています。人間の喜怒哀楽を項目化し、それぞれの感情に由来する行動や反応を集めた『感情類語辞典[増補改訂版]』。あらゆるキャラクターの明るい面、暗い面から人物描写を深めたい方におすすめの『性格類語辞典 ポジティブ編』 『性格類語辞典 ネガティブ編』。255もの「場面」を通して物語の舞台・世界観をつくりあげるための『場面設定類語辞典』。読者の共感を呼ぶ多面性のある豊かなキャラクターや、リアリティのある状況設定を描くための『トラウマ類語辞典』。キャラクターの人生にとって欠かせない要素=職業を適切に設定するための『職業設定類語辞典』。ストーリー全体を通して緊張感が高まっていくような対立や葛藤を適切に組み込むための『対立・葛藤類語辞典 上巻/同下巻』。 そしてこれらの中に収録されている、創作に役立つ様々なツールをダウンロードできる特設サイトも併せてご活用ください。
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