国内小説 - 講談社の検索結果

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  • 野球部ひとり
    値引きあり

    野球部ひとり

    小説・文芸
    4.4
    1巻429円 (税込)
    不良高校野球部にエリート進学校の「ひとり」が加わった。とてつもないことがおきる新次元青春小説登場!部員数が足りないヤンキー高校の野球部が、進学校と合同チームを組むことになる。相手は、たった一人の部員、通称「ひとりが丘」さん。偏差値70超えの頭脳と、ありあまる体力がガチンコでぶつかりあい、前代未聞の異次元チームが近くて遠い一勝を目指す。"弱くても勝てる"秘策とは? 落涙必至の青春小説
  • 役者の青春

    役者の青春

    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    歌舞伎界のス-パ-スタ-の熱き青春――親父がよく言ってました。お前、俺の真似しろよ、って。勘九郎さん、新解釈は僕が死んでからにして下さい、とも。役者は親子でも結局ライバルなんです。……3才で勘九郎を襲名、勘三郎亡き後、中村屋を率い、祖父・六世菊五郎の芸に迫ろうという歌舞伎界のスーパースターが語る、恋、旅、酒、芸……。目の離せぬ一冊です。人気役者が語る熱きこころ!
  • 約束の土地
    値引きあり

    約束の土地

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    5年前に在日朝鮮人の組織を離れ、文筆活動に入った作家・重吉。南北に分断された祖国をもち、二重言語生活者として創作に従事する重吉の苦悩。日本という異国での生活を余儀なくされている困難な状況――。「約束された土地」を求め、祖国統一の日に向かって生きる在日朝鮮人のたぎる想いを描く、入魂の力作長編。
  • 役に立つ日本史物語 歴史巷談

    役に立つ日本史物語 歴史巷談

    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    歴史は人間の生き方を教えてくれる。人間が生き返る歴史巷談――歴史を知ることは、人間の生き方をよく知ることなり。どんなに時代が変転しようとも、そこにいるのは「人間」である。背景となる時代や社会が違うだけで、一人の人間の暮らし方は、昔も今もたいして変わりがないというのが、気配斎(けはいさい)けんじの歴史観なのである。わかりやすく、面白く、読みやすい鈴木日本史。
  • 夜光貝岬
    値引きあり

    夜光貝岬

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    ずっと考えて来ていたことは……誇らかに花咲かせたい……咲く君のそばにいたい……。芭蕉布を勉強するために沖縄に来ていた緋紗代の前に現れた、事業家・武富とホテルの支配人・伊集院。珊瑚礁の美しい徳之島を舞台に、愛人と夫の二人の間を揺れ動く女ごころを肌理細かに描く「夜光貝岬」、ほかに「沖ノ蔵千畳敷」「薩摩ずべい釣り」を収録。海に生きる男と女の愛の形を描く、珠玉の短編恋愛小説集。
  • 優しい人々

    優しい人々

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    兄夫婦の交通事故という天災のような事態が、一族の人間関係の中にひき起した大きな波紋。父が母が妻が妹が、ベッドの上の兄と死んだ義姉をめぐって、時にはかくされていた心理をあらわにしながら、ぶつかり合う。不意に緊張状態に置かれてしまった家庭を見つめて、現代における真の愛の可能性を探る、問題の長編小説。
  • 夜獣

    夜獣

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ふと魅かれた女のせいで殺人事件に巻き込まれたゴルフ練習場の食堂のボーイ、彼を容疑者として追う警察、新聞記者が、それぞれ事件を追う! 天下の名宝である30カラットのダイヤを巡る連続殺人と、深まる謎。本格ミステリー。
  • 靖国への帰還

    靖国への帰還

    小説・文芸
    4.1
    1巻712円 (税込)
    「靖国で会おう」――。本土攻撃が激化する中、夜間戦闘機「月光」に乗り込んだ若き海軍中尉・武者滋(むしゃしげる)は、決死の覚悟でB29の大編隊に突入する。被弾して薄れていく意識の下「月光」が舞い降りたのは、なんと現代の厚木基地だった。時空を超えて飛来した“英霊”が、私たちの心に問いかける靖国神社の存在とは。(講談社文庫)
  • やすらかに今はねむり給え/道

    やすらかに今はねむり給え/道

    小説・文芸
    -
    1巻891円 (税込)
    昭和20年5月から原爆投下の8月9日までの日々――長崎の兵器工場に動員された女学生たちの苛酷な青春。一瞬の光にのまれ、理不尽に消えてしまった〈生〉記録をたずね事実を基に、綿密に綴った被爆体験。谷崎潤一郎賞受賞作「やすらかに今はねむり給え」のほか恩師・友人たちの最期を鮮烈に描いた「道」を収録。鎮魂の思いをこめた林京子の原点。
  • 奴の小万と呼ばれた女

    奴の小万と呼ばれた女

    小説・文芸
    4.0
    1巻764円 (税込)
    身の丈六尺近い、雪のように肌の白い〈奴の小万〉は、愛しい男を守るためなら、角材を手にしてでも大立ち回りに走る。大阪屈指の豪商の娘でありながら、「せっかくこの世に生まれたからには、くわっと熱くなる思いがしてみたい」と、型破りの生き方を貫く。歌舞伎にも登場する痛快な女侠客の実像を初めて描く!
  • 八ケ嶽の魔神
    値引きあり

    八ケ嶽の魔神

    小説・文芸
    4.0
    1巻357円 (税込)
    秘峰八ケ嶽を舞台に、姫をめぐる兄と弟の愛の確執と惨酷な結末が、果てもなく続く一族の血塗られた歴史の発端だった。憎悪は憎悪を呼び、復讐は復讐を生む。山窩族と水狐族に分かれて争う末裔たちの呪詛と怨嗟の叫びは、時空を越え、いま大江戸の夜に凄然と谺する! 近代劇作の手法もとりこんだ卓抜な構想力と無類の空想力で妖美幻想の世界を拓き、国枝三大伝奇長編の一つと評される豊饒な成果。
  • やどかりの詩
    値引きあり

    やどかりの詩

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    人工授精に使用する精子を提供するアルバイトをする神立晋の精子で、性交なしに妊娠する、看護師のレン。自分の産んだ子が神立晋の子と分かった、名門家庭の妻・三鈴。そして、レンを愛するようになる晋の友人で路上でヤドカリを売る佐治、三鈴の夫・加瀬、医師・四宮……。彼ら彼女らが織りなす愛憎のドラマと、それを横目で見ている小説家・信夫倫太郎は……。力作感あふれる長篇小説。
  • 宿屋めぐり

    宿屋めぐり

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,152円 (税込)
    「主よ。主よ。教えてください。俺は正しい航路を進んでいるのですか」主の命で大刀奉納の旅道中の鋤名彦名は、謎のくにゅくにゅの皮に飲み込まれ贋の世界にはまりこむ。真実を求めながらも嘘にまみれ、あらぬ濡れ衣の数々を着せられ凶状持ちとなった彦名。その壮絶な道中の果ては。(講談社文庫)
  • 柳田國男 計画する先祖たちの神話

    柳田國男 計画する先祖たちの神話

    小説・文芸
    -
    1巻2,365円 (税込)
    柳田國男は「先祖」を通して何を問うたのか? 群像新人評論賞受賞の気鋭が「先祖」「家」「信仰」を軸にその思想の展開と帰結をたどる試論。近代化の進む明治から昭和の戦前・戦中・戦後へ……時代と共に生きた思想家の本質に迫る。 〈目次〉  計画する先祖たち/家と国家/農政学から歴史へ/神輿に生きる人々/新しい国学/聖人の民俗学/尊王と地侍/村から都市へ/新しい女へ/明治大正史 世相篇/日本の祭/先祖の話/敗戦と忘却/再出発/ご先祖になる/エピローグ 神話から歴史へ
  • 屋根屋
    値引きあり

    屋根屋

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,232円 (税込)
    雨漏りのする屋根の修繕にやってきた工務店の男は永瀬といった。木訥な大男で、仕事ぶりは堅実。彼は妻の死から神経を病み、その治療として夢日記を付けている。永瀬屋根屋によれば、トレーニングによって、誰でも自在に夢を見ることができるという。「奥さんが上手に夢を見ることが出来るごとなったら、私がそのうち素晴らしか所に案内ばしましょう」。以来、二人は夢の中で、法隆寺やフランスの大聖堂へと出かけるのだった。
  • やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女

    やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女

    小説・文芸
    4.0
    1巻759円 (税込)
    私の誕生日の前日、おじいちゃんは危篤に陥った。肌身離さず持っていた写真は、私の生まれた日に撮影された心霊写真めいたものだった。しかも「五色の雨の降る朝に」という謎の書き込みが。かわいがられた記憶はないけれど、写真に込められたおじいちゃんの想いを知りたくて、雨の日にしか登校していない雨月先輩に相談を持ちかける。これは私が雨を好きになるまでの物語。
  • ヤバ市ヤバ町雀鬼伝1
    値引きあり

    ヤバ市ヤバ町雀鬼伝

    小説・文芸
    -
    1~2巻275~277円 (税込)
    バクチ打ちの血が騒ぐ。レートは一晩数億円、勝負のアヤで命も賭ける。不動産屋やソープランド経営者たち今風成り金の集まる街に吸い寄せられた雀プロ、警官、ヤクザの群れ。ギャンブル・サバイバルの種目もどんどん広がって、いったい生き残るのは誰か!? トボケた雀鬼の奇策、秘技が満載の長編小説。
  • 敗れざる教師

    敗れざる教師

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    校内暴力を内側から描く衝撃の人間ドラマ! アフロヘアーの頭に深く剃りを入れた、暴力中学生の群れ。何が彼らを暴力に駆りたてるのか。それは愛なき教師への反逆なのか。綿密な取材をもとに描く長編力作。
  • 山田ババアに花束を

    山田ババアに花束を

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ●STORY:神崎瑠奈は、校則の厳しさが「ハンパない」私立名門女子高の「超フマジメ」2年生。常に風紀指導担当教諭の「山田ババア」こと山田正子に追いかけ回されている。瑠奈は、ブッ飛びすぎの遊び人。正子はガチダサのオールドミス。そんなふたりが、ある朝、出会い頭に全力激突!! はずみで意識が入れかわっちまったのだ。うろたえる正子に対して、瑠奈は状況を面白がる。正子の外見をイケイケにチェンジしてディスコに繰りだしたりして、バカ騒ぎ。という中、瑠奈は正子の若き日の秘密を知ってしまう。成就しなかった恋に、いまだ捉われている正子。瑠奈は山田ババアを幸せにすべく一計を案じたのだが。その結末は!? 体と心は元に戻れただろうか。 ●作品MEMO:昭和62(1987)年5月、講談社X文庫ティーンズハートでの、花井愛子作品第2弾。そもそもは、某テレビ局のプロデューサーの依頼で若手シナリオライターコンテストにエントリーするために書き上げていたものなのだが、いろいろワケありで一端お蔵入り。脚本形式だった物語をティーンズハート用の小説文体にセルフリメイクしてのリリースだった。もとが映像向けの作品だったからか、平成に入ってすぐに舞台ミュージカル化、続いて東宝で映画化された。イラストレーションの折原みとは、こののちほどなくティーンズハート作家デビュー、画と小説の両方を自身で手がけベストセラーを連発して、大スターに。花井愛子とのコンビは、これ1作限りである。 ●WELCOMEBACK:講談社X文庫ティーンズハート電子版では「WELCOMEBACK」をキーワードに昭和平成のヒット作品を順次収録、展開予定。その第1弾配信が、花井愛子の10作『1週間のオリーブ』『山田ババアに花束を』『またたびハウスSTORY』『ジュリエット宣言』『恋電話』『星の恋人たち』『10月のパイナップル』『恋曜日』『淡雪ロマンス』『銀色のボーイ』の同時配信。各作品への感想コメントや今後のラインアップ希望など大歓迎!! ぜひぜひお寄せください。 ●関連アイテム:『ときめきイチゴ時代〈ティーンズハートの1987-1997〉』『ムダな金はつかうな!』『ハナイ式ちょびっとダイエット〈50歳でもラクラクまにあう〉』
  • 山と川のある町(1)
    値引きあり

    山と川のある町

    小説・文芸
    -
    1~2巻330円 (税込)
    生徒がつくった親睦団体マウマウ団のパーティに招待された教師・八木敬助は、東高校のヴィーナス、早川のぶ子に心を奪われた。聖女とも妖婦ともつかぬ謎めいた魅力に教師という立場も忘れて……。東宝で映画化も。全2巻。
  • ヤマネコ・ドーム

    ヤマネコ・ドーム

    小説・文芸
    3.7
    1巻2,090円 (税込)
    アメリカ兵と日本人女性との間に生まれたミッチとカズは、ママに引き取られて暮らすことに。また、ママのいとこの子であるヨン子とも幼馴染みであった。ある日、オレンジ色のスカートをはいたミキちゃんという子が池で溺死する事件が起こる。彼らは成長し、それぞれの人生を歩み始めるが、数年に一度、オレンジ色の衣服を身につけた若い女性が殺害される事件が起こり、彼らは過去の記憶に苛まれるのだった……。
  • 山猫の夏 【新装版】

    山猫の夏 【新装版】

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,037円 (税込)
    船戸冒険小説の原点(ブラジル篇)。ブラジル東北部の町エクルウは、アンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されている。両家はことごとに対立反目し、殺し合いが絶えない。そんな怨念の町に、<山猫(オセロット)>こと弓削一徳(ゆげいっとく)がふらりと現れた。山猫の動く所、たちまち血しぶきがあがる。謎の山猫の恐るべき正体はいつ明かされる? 南米3部作第1弾。 (講談社文庫)
  • 山のかなたに(1)
    値引きあり

    山のかなたに

    小説・文芸
    -
    1~2巻330円 (税込)
    学校に巣食っている暴力組織「血桜団」に生徒はおびえ、教師・上島健太郎も案山子(かかし)同然手をこまねいているばかりだった。……が、やがて2年生が一致団結し、蟻の群れのように「血桜団」を包囲した――。さわやかな青春の息吹が弾ける痛快小説。<全2巻>
  • 山は大きい

    山は大きい

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    大阪・心斎橋で、田舎から出てきた少年がスリを働き、地元のワルどもに因縁を付けられていたところ、一人の青年が助けに入った。お金持ちのその青年は、少年を自宅のある東京に連れてこようと上京すると、一人の女性が……。そして、ある事件に巻き込まれ……。少年と青年の交流を描いた感動の名作。
  • 山本昌邦備忘録

    山本昌邦備忘録

    小説・文芸
    3.6
    1巻691円 (税込)
    「日本のために残しておきたい」。2002年ワールドカップの「トルシエ・ジャパン」のコーチとして、トルシエの采配、毀誉褒貶(きよほうへん)、朝令暮改ぶり、そして選手・スタッフたちの言動を冷静に分析した貴重な提言。なぜ、どうしての試合の謎がいま明かされる。アテネ五輪サッカー日本代表監督としての手腕が評価された著者の2006年W杯をも目指す革新の書!
  • 山を走る女

    山を走る女

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    21歳の多喜子は誰にも祝福されない子を産み、全身全霊で慈しむ。罵声を浴びせる両親に背を向け、子を保育園に預けて働きながら1人で育てる決心をする。そしてある男への心身ともに燃え上がる片恋――。保育園の育児日誌を随所に挿入する日常に即したリアリズムと、山を疾走する太古の女を幻視する奔放な詩的イメージが谺し合う中に、野性的で自由な女性像が呈示される著者の初期野心作。
  • 山ん中の獅見朋成雄
    値引きあり

    山ん中の獅見朋成雄

    小説・文芸
    3.6
    1巻246円 (税込)
    中学生の獅見朋成雄(しみともなるお)はオリンピックを目指せるほどの駿足だった。だが、肩から背中にかけて鬣(たてがみ)のような毛が生えていた成雄は世間の注目を嫌い、より人間的であることを目指して一人の書家に弟子入りをする。人里離れた山奥で連日墨を磨り続けるうちに、次第に日常を逸脱していく、成雄の青春、ライドオン! (講談社文庫)
  • 闇に咲く花

    闇に咲く花

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    昭和庶民伝第二部。笑いと涙の、傑作戯曲。敗戦後、復員してきたプロ野球選手を巡って神田の愛敬稲荷神社で起こる珍騒動。戦争と神道という重いテ-マを野球で明るく解き明かす名作。(講談社文庫)
  • 闇の金魚

    闇の金魚

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    日本への留学を終えて帰国した童承庭は、政商・永源昌の店で働きながら、反体制運動のレポ役も果していた。が突如、妻が何者かに拉致された……。陰謀錯綜の歴史の裏を暴く長編ミステリ――妻が拉致された。その報をもたらした男が示す紙片には、「とらわれたが拷問には屈しない」とある。確かに妻の筆蹟だ。反体制運動のレポ役・童承庭は、ふるえた。誰が何のために仕組んだ罠なのか? 清朝が倒れ、孫文らの革命勢力が勃興する中国、多様な主義思想の錯綜する歴史のヒダに、推理のメスを鋭く入れる長編。
  • 闇の太守

    闇の太守

    小説・文芸
    3.5
    1~2巻550円 (税込)
    おれはいったい何者? 出雲黄泉の国を司る闇の太守か。はたまた須佐之男命の末と……。贄塔九郎は己れの<宿星>を求め、幻術師や乱波に導かれ、八岐の大蛇の首から生まれた物怪退治に旅立つ……魑魅魍魎、異形のものが塔九郎を待っていた。戦国の根の国に飛翔する、剣と魔法の物語。出色の伝奇時代ロマン。
  • 闇の旅人 ブルー・マン3

    闇の旅人 ブルー・マン3

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    美しき殺人鬼が悟った宿命! 災いを起こす神を内に宿した、美男殺人鬼・八千草飛鳥。出雲と並ぶ古代の聖地・熊野で、妖しい色香漂う尼僧・秋芳尼に出会う。ヤクザと争う尼僧を助けるうち、飛鳥は体内に、神の指命が浮かび出るのを悟った。天津神の使い・八咫烏(ヤタガラス)が不吉に舞い、武闘家・竜宮が妨害するが、すべての謎を解きあかすため、東を目指す! ハイパー伝奇巨編。
  • やむにやまれず

    やむにやまれず

    小説・文芸
    3.6
    1巻586円 (税込)
    時は、過ぎてゆく。何かを成し遂げても何ひとつなさなくても。青春を遠く離れ、その間に何かを得、多くを失った。そんな記憶の断片からなる18の物語は、いまだ胸に残る希望の欠片(かけら)と諦観の間で揺れている。豊かなユーモアとペーソス、やせ我慢と自嘲、感情と論考、それらに昭和の匂いが織り込まれた上質の短編集。(講談社文庫)
  • 由比家の姉妹

    由比家の姉妹

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    異国で迎えた祖国敗戦の日から幾多の辛酸と闘って生きていく二人の健気な姉妹。満州・大連からの引き揚げ者の女3人の家族が、周囲に何度もだまされながらも、けなげに生きる様を描いた傑作。焼け野原となった東京で、父親を待ちながら……。巨匠の麗筆が全女性に訴える敗戦の哀歌。
  • 憂鬱なハスビーン
    値引きあり

    憂鬱なハスビーン

    小説・文芸
    3.5
    1巻220円 (税込)
    東大卒、有名企業に就職し、弁護士の夫を持つ29歳の私。結婚して仕事は辞めたけれど、優しい夫と安定した生活がある。なのになぜこんなに腹が立つんだろう? ある日再会した、かつて神童と呼ばれた同級生。その話に動揺した私は、まだ自分に何かを期待しているのだろうか。(講談社文庫)
  • 誘拐劇場

    誘拐劇場

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    近畿地方のベッドタウン・水倉地区で起きた薬物事件。バニッシュと呼ばれるペーパーアシッド、最初の被害者は小学生だった。  県では薬物撲滅キャンペーンが展開され、イメージキャラクターとして俳優・師道一正が選ばれた。クリーンなイメージで俳優としても超一流、人を魅了することに長けた彼は、探偵としての能力も発揮。県警の義永誠刑事に協力して、事件の恐るべき真相を看破した。  事件解決の名声も手伝って師道は国会議員となり、水倉を地元として帰ってくる。そして囁かれはじめる黒い噂。  事件解決の熱狂の最中にも師道に違和感を持っていた支倉彼方と義永刑事の娘・真理子は、師道の真実に迫ろうと仲間を集め、位置情報アプリ「MK2」を使って水倉丘陵に隠されているはずの秘密を調べ始める。  そして誘拐事件は起こった。  二転三転する物語と手に汗握る知的攻防。善とは悪とは? 『スイッチ 悪意の実験』『伯爵と三つの棺』の潮谷験が贈る、傑作ジェットコースターミステリー!
  • 幽界森娘異聞

    幽界森娘異聞

    小説・文芸
    3.0
    1巻691円 (税込)
    彼女、彼女、この故人のこの活字の世界での名をいきなり「森娘」と命名する。本名森茉莉をそのまま使わないのは、私の描いているこの故人が、どう考えても本物の森茉莉とはずれた人物だから。鴎外と志けの娘、では決してないから。私が知っている森娘は、……「贅沢貧乏」という1冊の本の中に住まった1体の妖怪だ。私という作家の雑念と思い違いがそこにこごった、活字の怪でしかない。「作家は死んだ時その本の中に転生する」
  • 勇気凜々
    値引きあり

    勇気凜々

    小説・文芸
    3.7
    1巻434円 (税込)
    雇われの身で終わるつもりはない――武田光司は「10年にひとりの逸材」といわれた放送局を退職、妻子とも別居した。台湾との取引には失敗したが、持ち前の粘りと人脈を活かし自転車業界で独立。イトーヨーカ堂での販路を開拓し、経営者として人間として成長していく。働く人すべてにエールを送る実名企業小説。
  • 遊戯の報酬

    遊戯の報酬

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    耐性皮革研究所という名の奇怪な洋館には、ときどき上流階級とおぼしき数人の客がやってきた。館の主人は、美貌の女性である。が、ある日、欧風のサロンにも見えたこの邸で、殺人事件がおきる。しかも、被害者は志村千恵――女主人であった。千恵の弟・達夫は、姉の死に不審を抱く。彼は、自分の学資を出すためにコールガールまでしていた、姉の過去を知っていたのだ。何かが隠されている! 達夫の調査は、次々に洋館の正体を暴いてゆく。耐性皮革研究所は、実は皮具を用いて、サディストやマゾヒストが快楽をむさぼる隠れみのだった。そして、姉の本当の死因とは……。
  • 夕暮れ隧道(『霞町物語』講談社文庫所収)

    夕暮れ隧道(『霞町物語』講談社文庫所収)

    小説・文芸
    -
    1巻104円 (税込)
    その夏の僕には、うっとうしい油蝉の鳴声と「ドック・オブ・ザ・ベイ」と、真知子の匂いと、もうひとつ忘れ難い友人がいる。昼も夜も、いつもぼんやりと僕らの後ろにいた二〇歳の同級生鴇田君だ。補修が終わり、学年のマドンナ真知子をやっとの思いで誘い出した恋人岬で偶然に出会った鴇田君たちが、僕らの恋を成就させてくれたのだが……。
  • 夕暮れ 夜明日出夫の事件簿

    夕暮れ 夜明日出夫の事件簿

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ドジなヤクザ3人組が奪った車の荷物は、男の右腕。夜明が解いた真犯人の謎。3人組に泣きつかれた夜明の秘策は? ――男2人と女1人のドジなヤクザ3人組が、借金取立てのために車を強奪した。ところが、車のバッグの中から、切断された男の右腕が出てくる。3人組は警察に追われ、組織からも見放されて、自力解決あるのみ。リーダーの男は打開策を求めて、刑事時代のライバル・夜明日出夫を頼った。真犯人を暴く方法は何か?
  • 夕雨子
    値引きあり

    夕雨子

    小説・文芸
    -
    1巻302円 (税込)
    遠い、北の町の盛り場で、ステージに立ち、酔客相手に裸身をさらす、踊り子ひとり。地方のクラブやキャバレーをまわる、ヌード・ダンサーの夕雨子だ。踊り子だった母が、呉服屋の息子と恋をして、生んだ娘。彼女がどんな哀しみにみちた過去を抱いているのか、客はだれも気にしない。しょせん彼女は流浪の芸人であり、風でしかないのだ。そして月日が残酷に移ろってゆく。けなげな踊り子の人生哀歓を、美しい抒情性とリリシズムあふれる澄明な筆致で綴った、連作小説集。
  • 憂国者たち

    憂国者たち

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    ボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦で、大量虐殺の罪に問われたラドヴァン・カラジッチ。彼は三島由紀夫の愛読者だった。この事実を知った女子大生・橘アカネは三島をテーマに卒論を書くため虐殺の地へと赴いた。一方、アカネの元恋人・鷲見恭一郎はネトウヨに惹かれて三島へと接近する。それぞれのアプローチが交錯するとき、戦後日本の姿と三島文学の本質が浮かび上がる!没後45年、新たな三島由紀夫像に迫る力作長篇小説。
  • 憂国の文学者たちに 60年安保・全共闘論集

    憂国の文学者たちに 60年安保・全共闘論集

    小説・文芸
    -
    1巻2,200円 (税込)
    冒頭に置かれた「死の国の世代へ」は「闘争開始宣言」という副題を持つ詩である。そこでは誰の保護も受けずに生きた個人のイメージが描かれる。 60年安保闘争での敗北を経て書かれた「擬制の終焉」では社会党や共産党などの党派的な左翼運動や市民・民主主義的な啓蒙主義を完全に否定し、真の前衛運動ないし市民運動の成長に期待を寄せた。 1969年、東大安田講堂に籠もった学生が警察力によって排除された直後に書かれた「収拾の論理」において、丸山真男に代表される大学の知識人の欺瞞を批判し、徹底的に論争を続ける旨宣言して結ばれる。 日本がバブル景気で沸き立っていた1988年に書かれた「七〇年代のアメリカまで」では、その後の東西冷戦終結でアメリカ合衆国が唯一の超大国となる……というあまりに単純化された物言いとまったく異なるアメリカへの視線が浮かび上がっている。 本書に収録された13篇がモチーフとするのは60年安保闘争や全共闘運動といった過去の出来事だが、むしろ執筆当時の文脈から切り離されて現代において読まれてこそ、個人と権力の関係をより切実に感ずることができ、その真価を発揮するものと思われる。
  • 夕子ちゃんの近道
    値引きあり

    夕子ちゃんの近道

    小説・文芸
    3.9
    1巻330円 (税込)
    風呂の攪拌(かくはん)棒を人にあげたがる女、鋸(のこぎり)を上手に使う娘、北の湖を下の名前で呼ぶフランス人、そして空気の抜けるような相槌をうつ主人公……。自覚のない(少しだけの)変人たちがうろうろと、しかし優しく動き、語りあう不思議なユートピア。柔らかな題名とは裏腹の実験作でもある、第1回大江健三郎賞受賞作。(講談社文庫)
  • ゆう女始末 おまえの敵はおまえだ

    ゆう女始末 おまえの敵はおまえだ

    小説・文芸
    -
    1巻990円 (税込)
    九州の僻地の医院に嫁した古い箏歌を口ずさむ老女の話「越天楽」、黄金の鶏を求め竹林に分け入り片目片足を失った竹細工人の話「金鶏」、ロシヤ帝国皇太子ニコラスの負傷事件により自決した魚問屋に働く女の話「ゆう女始末」の奇談3篇と、理想の虚しさを鋭く風刺した著者初の戯曲・芸術祭主催公演「おまえの敵はおまえだ」、「一目見て憎め」の戯曲2篇を収録。
  • ゆうすず丸 認知症からの生還

    ゆうすず丸 認知症からの生還

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    認知症の老人が施設から脱出し、美しい瀬戸内海の離島に辿りつき幼子たちと出会った。人のこころと自然が奇跡を生む。
  • 遊太郎巷談(上)

    遊太郎巷談

    小説・文芸
    -
    1~2巻660円 (税込)
    総髪、無精髭、古着を着流した姿でも、その品位を隠せぬ謎の浪人。腰には香木刀を帯び、えもいわれぬ芳香をまとうその男、巷では遊太郎と呼ばれている。上州で女親分お葉を助けた縁で、一家に身を寄せた遊太郎。身の回りの世話をしてくれるお夕に思慕の念を抱くものの、心中からは病める剣鬼、平手造酒の妖気を帯びた気魄が消えず……。1959年市川雷蔵主演映画の原作、長編時代小説上下巻。
  • 夕凪姉妹と怨霊お祓い記

    夕凪姉妹と怨霊お祓い記

    小説・文芸
    4.3
    1巻825円 (税込)
    夕凪紫都子は13歳。祖母の代からの因縁で、大天狗・神野悪五郎から怨霊祓いを頼まれる!? 妹の妙子、従兄弟の祥とともに、お化け屋敷と名高い廃屋・黒間屋敷にいざなわれ……。 やがて露呈する日本全土を巻き込む怪異に、夕凪姉妹が立ち向かう!手に汗握るひと夏の冒険譚。
  • 夕べの雲

    夕べの雲

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    何もさえぎるものない丘の上の新しい家。主人公はまず"風よけの木"のことを考える。家の団欒を深く静かに支えようとする意志。季節季節の自然との交流を詩情豊に描く、読売文学賞受賞の名作。
  • 夕焼け小焼けで陽が昇る

    夕焼け小焼けで陽が昇る

    小説・文芸
    3.5
    1巻764円 (税込)
    西洋の美味に憧れ鶏で試みた和製フォアグラ、「馬抜き流鏑馬」「競鶏」ほか珍奇なゲーム開発競争、自然界の蛋白源を用いた保存食作り。寝食を忘れ、精魂を傾け、知恵を絞り尽くして次々にクリエイトする馬鹿馬鹿しくも真剣な遊びの数々。昭和30年代の福島・阿武隈山地を舞台に描く笑いと涙の自伝的小説。(講談社文庫)
  • 夕焼けの国

    夕焼けの国

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ふぶきの朝、脱獄した戦争孤児の少年が、めぐりあった白馬と運命をともにする「夕焼けの国」のほか、「あのこ」「黒い馬車」「どろんこ祭り」「二つの首まき」「ちょうちょぐるい」など、今江文学の出発点である「戦争もの」に、現代の少年少女の哀歓をユーモラスなタッチで活写した名品を加えた、珠玉の短編集。ほかに、幻想的な秀作「いってしまったこ」を収録。
  • 幽霊魚

    幽霊魚

    小説・文芸
    3.2
    1巻1,155円 (税込)
    小学6年生の知希は、父さんの転勤で、父さんと二人、都会から離島に引っ越してきた。4月に転校して、初めての夏休みを迎える。港で話しかけてきた柄の悪い二人の少年と最初は距離を置いていた知希だが、どこか通じ合うものを感じ、仲間として過ごすようになる。そのうちの一人は、巨大な「幽霊魚」の伝説を信じ、それを見つけて釣り上げることに情熱を傾けていた。「釣り上げれば、大事なものをぜんぶ取り返せる」と言って--。
  • 幽霊時代

    幽霊時代

    小説・文芸
    5.0
    1巻550円 (税込)
    「生きている心地がしないんです」と患者は精神科医に訴えた。生きながら幽霊と化す奇病「幽霊症候群」はまたたく間に全国に蔓延し……。表題作をはじめ、透明なポエジーにみちた「ケンタウロスの子守唄」、パロディSFの傑作「エンゼル・ゴーホーム」等、著者のみずみずしいSFへの初心が結晶した短編集。
  • 幽霊達の復活祭
    値引きあり

    幽霊達の復活祭

    小説・文芸
    -
    1巻275円 (税込)
    波の静かな月の美しい夜、粗末な礼拝堂の一室で復活祭を祝うパーティが開かれた。出席者は社会的存在感の薄い、さまざまな国の"幽霊"たちばかり。会話は機智にとみ諷刺にみちて、不思議な幻想の世界をかもしだす――みずみずしい感覚と大胆な手法から成った初期短篇集。ほかに、「火草」「桟橋にて」「首のない鹿」「あいびき」の4篇を収録。
  • 誘惑教室
    値引きあり

    誘惑教室

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    男女共学高校・青空学園の卒業式の日、英語教師の菊池は、卒業生の竹村順子を愛車に乗せ、ドライブに誘った。今日から順子は、教え子ではない。男と女としてつきあっても、かまわないのだ。セーラー服を脱いだ順子とは、もう男と女のつきあいができる。菊地は部屋へ誘った……。だが、密かに学園を蝕む、女子高生売春と大学不正入試。思春期の女子高生を相手に奮闘する青年教師……。思春期の欲望渦巻く学園を舞台に、若き独身教師の正義感と愛を描く。
  • 「優」をあげたくなる答案・レポートの作成術

    「優」をあげたくなる答案・レポートの作成術

    小説・文芸
    3.5
    1巻660円 (税込)
    大学は最小限の努力で卒業できる!! ――大学の授業は、最小限の努力で最大限の効果をあげる! 「可」を狙っても、「不可」になるだけ。教授が「優」をつけるポイントを知り、そこをおさえた答案を書いてこそ、楽勝で「優」がもらえるのだ。名前を書いただけで*点という噂や、「鬼仏表」を信じると泣きを見る。採点ポイントは何か?
  • 湯川秀樹歌文集

    湯川秀樹歌文集

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    日本人として初めてのノーベル賞(物理学賞)受賞者であり、反核平和運動にも積極的に関わった理論物理学者は、兄に東洋史家である貝塚茂樹、弟に中国文学者の小川環樹を持ち、自身も漢籍、古典、和歌に親しむ粋人でもあった。本書は、幼少青年期の記憶から、長年暮らした京都への愛惜、耽読した古典への思いを綴る随筆と、歌集「深山木」を収録。偉大な科学者とは別の、愛すべき横顔を伝える。
  • 歪んだ栄光

    歪んだ栄光

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    T省の屋上から墜落する人影を「私」は窓ごしに見たのだ。前庭の花壇を鮮血にそめて惨死したのは「私」の上司・小田課長補佐だった。新聞は「自殺」の原因に汚職の翳があるという……。その3日後、こんどは若い雇員の本石幸一郎が走る列車から転落した。報せをうけて豊橋に急行した「私」を見て、本石は「殺しに来たな!」とわめく。その両眼は空虚に鈍く光っていた。《この2つの事故が、どう関連しているのか?》。「私」は戦慄すべき真実に直面した。それは官僚機構にひそむ抑圧された青春の狂気である。表題作他5篇を収録。
  • ゆき

    ゆき

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    雪ん子のゆきは、天と地をまっ白な雪で清める、雪のじんじい・ばんばあの一人娘。ある日、じんじいのいいつけで下界に降りたゆきは、百姓の味方になって、野盗や地主・侍軍と戦い、最後に百姓たちの心の中に生きる魔神に挑戦する……。戦国時代の東北の農村を舞台に、立ち上がる農民を力強く描いた、幻想味豊かな力作
  • ゆきあかり

    ゆきあかり

    小説・文芸
    3.0
    1巻880円 (税込)
    季節は冬。しおりは、卒業以来3年ぶりに学生の頃暮らした町を訪れる。学生時代にひとつの家で同居していた同級生の明里は、弁護士の道を捨てて画家となり、明里の恋人の平良と別れてしまっていた。学生時代の回想を織り交ぜながら、雪が舞う白い町を舞台に、3人それぞれの人生模様を描く青春小説
  • 雪あかり 曽野綾子初期作品集

    雪あかり 曽野綾子初期作品集

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    新鮮清澄、才気迸る源流の光景。初期の代表作7篇収録――進駐軍の接収ホテルで働く19歳の波子の眼をとおし、敗戦直後の日本人従業員と米国軍人らとの平穏な日常が淡々と描かれた、吉行淳之介の「驟雨」と芥川賞を競い、清澄で新鮮な作風と高く評価された出世作「遠来の客たち」をはじめ、「鸚哥とクリスマス」「海の御墓」「身欠きにしん」「蒼ざめた日曜日」「冬の油虫」、表題作「雪あかり」を収録。才気溢れ、知的で軽妙な文体の、初期の作品7篇を精選。 ◎「ここに集められた作品はすべて、壁の手前の若書きの作品である。この頃以来半世紀間、私は書き続けて来た。平均して一年間に二千枚、それより多い年も少ない年もあるけれど、多分トータルで十万枚は書いたように思う。十万枚、絵でも書でも書けば、どんな凡人でも一つの世界は作るだろう。源流の光景を見て頂くのは、申しわけないが、光栄である。」<「著者から読者へ」より>
  • 雪嵐
    値引きあり

    雪嵐

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    北海道・大雪山麓。苛烈な自然と貧困に怯えつつ暮らす、両親と6人の子供。生活の辛さ、女教師への憧れ、淡い性の目覚め、そして何より、自然と人情の美しさの中で、少年は成長していき、人生に目覚めていく。その目は、重い真実と胸底の暗い澱みを見据えながら、爽やかな明るさを失なわない。少年の目に映じた自然と人情の素晴らしさ。まさに、著者が「ぼくの原風景」「文学の原風景」と呼ぶにふさわしい、感動的な長編小説である。
  • 雪子さんの足音

    雪子さんの足音

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    東京に出張した僕は、新聞記事で、大学時代を過ごした高円寺のアパートの大家の雪子さんが、熱中症でひとり亡くなったことを知った。20年ぶりにアパートを訪ねようと向かう道で、僕は、当時の日々を思い出していく。
  • 行きどまり
    値引きあり

    行きどまり

    小説・文芸
    3.0
    1巻303円 (税込)
    建築現場で働く法学部の学生新井安彦は、いかさまポーカーで愛車のバイクを奪われた親友敬二のために、嵌(は)めた久野に会う。蛇のようにしつこい連中は、刃向かった敬二を監禁し、癒しがたい傷を負わせた。暴力の連鎖を断とうとした安彦はついに久野を殺してしまう。2人には全てを捨てて逃げるしかなかった。
  • 雪に埋もれていた物語
    値引きあり

    雪に埋もれていた物語

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    夫婦・親子などの関係の中に、さりげなく気高い人間の生き方を探求する傑作短編の数々。さりげなく輝かしい生き方を探る名作集――金沢の旧家へ、子連れで後妻に入った雛子。「よく出来た奥さん」の評判を得ている彼女に、一夜、晩餐のもてなしを受けた「私」は、他日、意外にも彼女の隠された顔を、実の息子から知らされる、という表題作。他に、「音戸の瀬戸」「初めての旅」「泥川の杭」「藤」など、男と女、夫と妻、親と子などの、人間関係を描いた10編を収録。
  • 雪のコンチェルト

    雪のコンチェルト

    小説・文芸
    -
    1巻770円 (税込)
    雪を求めてゲレンデからゲレンデへと1年中放浪の旅を続けるタヌ公こと田沼義晴と白人のジムは、伊能御子と由香利という女子大生と、立山のスキー場で知り合う。由香利はジムに熱を上げ、放浪の旅に同行、御子は由香利の親から頼まれて彼女を東京へ連れ戻すが、自分が二人と旅に出てしまう。自由を求めて生きる青春群像を描い名作。風間トオルや石田純一らで映画化された、スキー場で燃え、スキー場で散ってゆく、切なくも美しい恋の物語。白いゲレンデにしか咲かない恋もある!
  • 雪の下の蟹/男たちの円居

    雪の下の蟹/男たちの円居

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    谷崎賞受賞作『槿』をはじめ、70年代以後の現代文学を先導する、古井由吉の、既にして大いなる才幹を予告する初期秀作群、「雪の下の蟹」「子供たちの道」「男たちの円居」を収録。
  • 雪のなか
    値引きあり

    雪のなか

    小説・文芸
    -
    1巻303円 (税込)
    雪深き東北の農村で、何百年も受け継がれている能。その世界に魅せられた男がいた。ところが、幽玄な舞台を見ているうちに、妻子を捨てることもできないが、愛人を捨てることもできないという現実が浮き彫りになっていく(表題作)。時代が移り変わっても変わることない男女の情念を、独自の美意識で描く傑作選。
  • 湯けむり食事処 ヒソップ亭

    湯けむり食事処 ヒソップ亭

    小説・文芸
    3.9
    1~3巻770~869円 (税込)
    老舗温泉旅館「猫柳苑」の食事処「ヒソップ亭」。勤め先を理不尽な理由で首になった腕のいい料理人・章は、幼なじみ夫婦のはからいで店の主となる。丹精込めた料理と旨い酒が、悩んだり傷ついたりしている人の癒やしになれば――。疲れて頑なになった心を柔らかくする、おいしくてあったかい新シリーズ! 疲れたら ちょっと寄りたい店がある 心づくしの料理と酒で、いらした方を癒やします。 『居酒屋ぼったくり』の著者の人気新シリーズ、待望の文庫化!
  • 湯煙りの密室
    値引きあり

    湯煙りの密室

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    文体トリックの名手が読者に仕掛けた罠とは? ――ニセの大学合格通知で、人生を狂わされた受験生が、温泉地・指宿で殺された。人の出入りの途絶えた露天風呂から消えた、犯人とおぼしき人物は、どこへ行ったのか? 事件の真相をさぐる受験生の姉に、真実を告げようとした友人も、殺害される。事件の謎は、深まるばかり。文体トリックの名手が、読者に仕掛けた罠とは?
  • ユニコーンの旅 【五木寛之ノベリスク】

    ユニコーンの旅 【五木寛之ノベリスク】

    小説・文芸
    4.0
    1巻89円 (税込)
    火野昌吾はテレビの紀行番組のディレクター。北海道ロケでのこと、病院のポプラ並木のところで撮影をしていると、患者のプライバシーの侵害だと女医から抗議を受ける。その女医に興味を持った火野は、撮影後に彼女の自宅を訪ねる。そこで火野が見たのは、彼女が受け持つうつ病患者の少年が描いた絵と、ノートに書き込まれた詩だった。詩のすべてに目を通していると、その少年が病院を脱け出たとの知らせ。女医は自殺を心配し……。
  • 湯葉・隅田川・丸の内八号館
    値引きあり

    湯葉・隅田川・丸の内八号館

    小説・文芸
    3.0
    1巻330円 (税込)
    徳川瓦解により禄を離れた幕臣の娘が、湯葉商の養父を助け奮闘する。その半生を細やかな筆で描く、女流文学者賞受賞作「湯葉」。浅草の高級呉服店を舞台に、大正期の趣味人を彷彿させる「隅田川」、ほかに「丸の内八号館」を収録。明治・大正・昭和三代の女の系譜、庶民の生活と時代を見事に描き上げた代表三部作。
  • 湯葉・青磁砧

    湯葉・青磁砧

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,254円 (税込)
    没落した幕臣の娘が、15歳で神田の湯葉商の養女となり、養父を助けその半生を捧げる名作「湯葉」。すぐれた陶器や陶芸家に魅せられる父と娘の、微妙な心の揺曳を抒情的に描く「青磁砧」(女流文学賞受賞作)。男に執着する娼婦上りの女の業に迫る「洲崎パラダイス」。「青果の市」で芥川賞を受賞した著者の、中期を代表する3篇を収録。
  • 由煕 ナビ・タリョン

    由煕 ナビ・タリョン

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,870円 (税込)
    在日朝鮮人として生れた著者の、37歳で夭逝した魂の記録。差別と偏見の苦しい青春時代を越えて、生国・日本と母国・韓国との狭間に、言葉を通してのアイデンティティを探し求めて、ひたすらに生きた短かい一生の鮮烈な作品群。芥川賞受賞の「由熙」、そして全作品を象徴するかのような処女作「ナビ・タリョン」(嘆きの蝶)、「かずきめ」「あにごぜ」を収録、人生の真実を表現。
  • 指を切る女
    値引きあり

    指を切る女

    小説・文芸
    3.3
    1巻303円 (税込)
    愛人宅で頓死した夫の遺骨を買い取れと迫られる女。夫がただ1つ望むおふくろの味を再現できない妻。息子の指が動かないのは、体が疼くあまり自分で指を切り落とした姿を見られたせいだと信じる母。むき出しの情念が燃えるとき人は刹那に生きる。切なくてかなしくて、いとおしい女と男を鮮烈に描く傑作集。(講談社文庫)
  • 弓の部屋

    弓の部屋

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    夏の夜の神戸を彩る生田神社の花火。それを、異人館のボウ・ルーム(弓の部屋)から眺める男女の間で、突如、殺人が……。被害者は、メイド・光子の夫の山中。彼は、電灯を消した一瞬にすり替えられたコップを口にして、毒殺された。捜査の進展につれ、居合わせた人々の過去が、次々にあばかれて……。神戸情緒あふれる、本格ミステリ。
  • 夢ざめの坂(上)

    夢ざめの坂

    小説・文芸
    -
    1~2巻660円 (税込)
    ある男の失踪。その軌跡の果てに浮かぶ謎は!? ――「文化教室」を営む浦上隆志を訪れた初対面の女性・杉坂房子は、こともあろうに、失踪した夫を探してくれと、隆志に頼む。その夫・伊庭潤は、1年前、水墨画教室に在籍したのだという。隆志の奇妙な失踪人探しが始った……。いつかおちいる房子との恋。その語らいの中に浮びあがる隆志の生いたち。滋味溢れる推理長編。<上下巻>
  • 夢二の小徑

    夢二の小徑

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    男は泣くもんじゃない、淋しいだとか、悲しいだとか、そんな感傷を歌ったり、描いたりするのは、女女しいことであり、男として恥ずかしいことだ、という男性原理がつくりだした根強い意識のなかで、夢二は死ぬまで感傷を正直に吐露し、悲哀をそのまま描きあげた。勇気なくして、激しい情熱なくして、だれがそれをよくなしえようか。……竹久夢二の魅力に迫る!
  • 夢に罪あり

    夢に罪あり

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    江上医院の美人三姉妹が、それぞれに辿る愛の軌跡。長女に一夜の契りを残して出征していった男、世界を放浪の末に巨額の宝石を手に帰国した男、妻を亡くして愛娘と暮らす美貌の仏文学者などが辿る、それぞれの人生の軌跡。三姉妹と男たちの軌跡が交わる時、愛と憎しみ、希望と絶望とが交差する。
  • 夢のあと
    値引きあり

    夢のあと

    小説・文芸
    -
    1巻357円 (税込)
    〈死〉と、死への鎮魂として〈愛慾〉を対置し、男女の愛憎を、渇望を、あるいは寂寥を、審美的境地に昇華し、独自の美の世界をみせる短編集。恵まれた妻の座にありながら、激しい情念に身を灼く、女の愛のうつろいを描く〈夢のあと〉。父と娘の近親相姦を扱い、娘が父を殺すにいたる精神の流れを描く〈野づら〉。ほか7編の傑作短編集。
  • 夢の菓子をたべて

    夢の菓子をたべて

    小説・文芸
    -
    1巻448円 (税込)
    愛と幸せの体験、宝塚歌劇を語るエッセイ。愛の理想、愛の美しさを謳い上げて七十余年、清々しく展開する宝塚歌劇の魅力の秘密を、はじめて説き明かした愛の教科書。 本作品は、1987年12月、小社より講談社文庫として刊行されたものを電子書籍化したものです。電子書籍化にあたり、刊行時本書に掲載されていた写真とイラストは割愛させていただきました。
  • 夢の島

    夢の島

    小説・文芸
    4.3
    1巻979円 (税込)
    巨大な都市のゴミの捨て場所――夢の島。バイクを疾駆させ、主人公を惹きつける若い女。ゴミの集積地が、"魅惑の場所"に鮮やかに逆転する――時代の最尖端での光芒を放つ、日野文学の最高傑作。芸術選奨受賞作。
  • 夢の10分間 ショートショート
    値引きあり

    夢の10分間 ショートショート

    小説・文芸
    3.0
    1巻330円 (税込)
    夢料理人が心をこめて贈る傑作ショートショート25編――これは夢のレストラン。料理長・豊田有恒が心をこめ、腕によりをかけ、睡眠時間を減らしまでして創り上げた25品。1品10分、一気に食べれば4時間10分のフルコース。もちろん砂をかむような味つけはしてありません。悪夢や奇夢や凶夢に怪夢……。全部食べても340円。さあ、バクと共に、この奇妙なレストランを訪ねよう!
  • 希望のまちの殺し屋たち

    希望のまちの殺し屋たち

    小説・文芸
    3.0
    1巻836円 (税込)
    デパートの呉服売り場に勤める佐恵子は、一人息子が起こした交通事故で、彼の就職内定が取り消されるのではないかと気が気でない。一方、建築士の郁夫は、不倫相手の魅力に心を奪われ、妻の目を盗んで密会ばかりをしている。そして、高校3年生の友也は、受験勉強もそっちのけで大好きな女子のことばかりを考えているが――。大宮に暮らす平凡な3人の日常を、非日常へと急転直下させる殺意の連鎖。その真相は!?
  • 夢見る沼
    値引きあり

    夢見る沼

    小説・文芸
    4.0
    1巻462円 (税込)
    結納まで取り交したカメラマンとの縁談を解消する使者となったのが縁で、その男性に心をひかれていく大瀬伊津子。彼女に求婚していた新聞記者は、彼女の心の中にいつしか他の男が入り込んでいるのを感じる。伊津子は、友人を裏切ってカメラマンとひそかに交際している自分自身を、恐ろしい女だと思いはじめる……。適齢期の女性の心の中に棲む、愛と悪魔の葛藤を描いた、傑作長編。
  • 夢を売る商人
    値引きあり

    夢を売る商人

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    自らの運命に慎ましく生きることの哀れさとぬくもり……人間の罪を主題にした傑作集。人間への懐疑と絶望、生の真実を描く連作――夢を与えて愚かな人間たちを操った詐欺師にも、ついに敗北の時がやって来る。人間の罪を主題にしたオムニバス小説「夢を売る商人」ほか、「蒼ざめた日曜日」「能面の家」「二つの昇天」を収録。人間への懐疑と絶望から出発し、みずからの運命に謙虚に生きることの難しさと美しさを描く、曽野文学の真髄を伝える、物語の魅力あふれる傑作集。
  • 夢を見ずにおやすみ
    値引きあり

    夢を見ずにおやすみ

    小説・文芸
    3.5
    1巻462円 (税込)
    失くしかけた愛を、やっと見つけた。どうしようもない心の隙間を、そっと包んで埋める、3つの愛の物語――自分より年下の愛人の世話を、父親から頼まれた息子。夫の元愛人に、結婚相談を持ちかけられた妻。共働きの多忙な日々に、ささくれ立つ心を危ういバランスで保つ若夫婦。3つの愛のかたちを描いて、どこかに忘れかけていた愛を、ふたたび見つけだしてくれる、珠玉の恋愛短編集。渇きを癒す優しさを探しているあなたに。
  • ゆらゆら

    ゆらゆら

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ねがいごとは ありませんか?」 ゆらゆらは ながれぼし。 なんだか ふにゃふにゃしているし のんびり のろまだけれど、 ねがいごとは ちゃんと かなえられる。 ゆらゆらは、だれかの願いごとをかなえてあげたいのに、 あんまりのんびりしているので、 だれも気づいてくれません。 いちにちじゅう、ながれているうちに ゆらゆらのひかりは、小さく弱々しくなって-- だれか、ゆらゆらに気づいてあげて! *5歳から大人まで ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 百合祭
    値引きあり

    百合祭

    小説・文芸
    3.0
    1巻462円 (税込)
    乳房を手で包むようにしながら、柔らかく吸った。また、ちゅうちゅうと音が立った。彼は乳首を舌でなぞりながら、腰巻の紐を解き始めた――。老女ばかりが住むアパートに八十を目前にした男性・三好さんが引っ越してきた。彼女たちは魅力的な三好さんに惹かれていく。老人だって男と女。恋と性は終わらない。愛の争奪戦の行方はいったい――。
  • 百合の心・黒髪 その他の短編
    値引きあり

    百合の心・黒髪 その他の短編

    小説・文芸
    -
    1巻385円 (税込)
    九州高速道路パーキングエリアに始まる、バラバラ死体遺棄事件。交友関係のもつれによる事件の経緯を私は「黒髪殺人事件」として書こうとしていたが、その企画は打ち切りとなってしまった。しばらくして届いた亡き友の講義録「黒髪考」をひもとくうちに……。というブッキッシュな作品「黒髪」を含む、初期傑作短編自選集。
  • ユリ迷宮

    ユリ迷宮

    小説・文芸
    3.6
    1巻660円 (税込)
    大胆な設定、意外な結末。名探偵・二階堂蘭子、颯爽と今日も登場! 豪壮な館が消える「ロシア館の謎」「密室のユリ」「劇薬」3篇。初短編集――バイカル湖近くの豪壮な館が吹雪の中で忽然と消えてしまうトリックの見事な「ロシア館の謎」。コントラクトブリッジのパーティーという衆人環視の中で殺人が行われる「劇薬」。誰も入れない密閉状態の新築高級マンションで殺人事件が起きる「密室のユリ」の計3篇。名探偵・二階堂蘭子の推理が冴える、初の短篇集。
  • 揺れる女

    揺れる女

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    深夜、私の部屋の電話が鳴った。「あたし、由香利です。死のうと思ってるの」……電話の主は、青江由香利・18歳。女流作家の私を慕ってくる、六本木のフーテンのひとりであった。その翌朝、由香利は、私の8年来の情人である国井と、心中しているのを発見された。私は愕然とした。なぜ、あのふたりが? 苦悩と懐疑が私を駆り立てた。由香利には、国井を《死》に誘うほどの魅力があったのだろうか。そして、私はついに、由香利の肉体の秘密を知った……。傷ついた心と肉体をもち、荒涼たる現代の夜をさすらう少女を描く「揺れる女」など、全7編。
  • ユーカラおとめ

    ユーカラおとめ

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,925円 (税込)
    「ユーカラを書き記すことは、私が生まれてきた使命なのだ」 絶滅の危機に瀕した口承文芸を詩情あふれる日本語に訳し、今も読み継がれる名著『アイヌ神謡集』。著者は19歳の女性だった。 民族の誇り。差別との戦い。ユーカラに賭ける情熱。短くも鮮烈な知里幸恵の生を描く、著者の新たな代表作! 「いつまでも寝込んでいるわけにもいきません。私には時間がないんです」 分厚く腫れた喉から流れ出した自分の言葉に、幸恵ははっとした。 私には時間がない。 そうなのか? 思わず胸に掌を当てた。満身創痍の身体の中心で、心臓は未来へ駆け出す足音のように勢いよくリズムを刻んでいた。 (本文より)
  • UFOはまだこない

    UFOはまだこない

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,265円 (税込)
    オレと公平は、小学校時代から無敵の存在だった。中学に進学してからもその「絶対的な力」を誇示したまま、二人でおもしろおかしくやっていけるはずだったんだ。それなのに――。あの空の向こうに、オレたちは何を見たのだろう。"肉食系"中学男子のリアルな青春!
  • ユーモア小説集

    ユーモア小説集

    小説・文芸
    3.5
    1~3巻660~671円 (税込)
    1990年。人体の1000分の1に縮小されたK大学の若い医師山里凡太郎は、3人の医師と、同じく縮小された潜水艇にのり込み、癌におかされた凡太郎の恋人の体内にもぐり込む。患部の手術を無事に終えた時、思わぬ出来事が彼らに襲いかかる……「初春夢の宝船」ほか11編を収めた抱腹絶倒の作品集。(講談社文庫)
  • ユーラシアの双子 上

    ユーラシアの双子

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻743円 (税込)
    50歳で会社を早期退職し、シベリア鉄道に乗りユーラシア大陸を横断する旅にでた男・石井。二人娘のうち長女は五年前自ら命を絶ち、三年前に妻とは離婚した。旅で石井は過去として過ぎ去ってしまった半生を振り返り、孤独と対峙していた。石井は偶然、自殺を決意し同じルートを先行して旅する若い女性・エリカの存在を知る。石井の西への旅は続く。
  • 夜明け

    夜明け

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    名探偵・夜明日出夫のアリバイ崩し! 美人OLを熱海へ車で送った夜明探偵。熱海にいた女が、同時刻に那須で殺人? ――元警視庁随一の敏腕刑事で現タクシードライバーの夜明日出夫は、ある晩、熱海まで美人OLを乗せた。だが彼女は、同時刻に起きた那須別荘殺人事件の容疑者であった。OLのアリバイを証言する最有力の証人である夜明自身が、皮肉にもアリバイ崩しに挑むハメに陥る。ニヒルでシャイな名探偵夜明の推理の答は!?
  • 夜明けの家

    夜明けの家

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    「老耄が人の自然なら、長年の死者が日々に生者となってもどるのも、老耄の自然ではないか。」――主人公の「私」が、未明の池の端での老人との出会いの記憶に、病、戦争、夢、近親者の死への想いを絡ませ、生死の境が緩む夜明けの幻想を語った表題作をはじめ、「祈りのように」「島の日」「不軽」「山の日」など「老い」を自覚した人間の脆さや哀しみと、深まる生への執着を「日常」の中に見据えた連作短篇集。
  • 酔いざめ日記

    酔いざめ日記

    小説・文芸
    -
    1巻2,750円 (税込)
    昭和七年(二七歳)から、亡くなる直前の昭和四三年(六四歳)までの木山捷平の日記、初文庫化。詩から始まり、昭和八年に太宰治たちと同人誌「海豹」創刊後、小説を発表し、様々な作家と交遊を深めた木山。生活は困窮をきわめ、体調をくずしながらも書き続けた日々。作家の心情、家庭生活、そして何よりも、自らの死までも、じっと作家の眼で冷静に描ききった生涯の記。
  • 酩酊船 森敦初期作品集

    酩酊船 森敦初期作品集

    小説・文芸
    -
    1巻1,254円 (税込)
    昭和9年、横光利一の推輓で新聞連載された、森敦22歳の文壇デビュー作「酩酊船」。小説を書きはじめようとする青年の思考を日記やノートで辿ることそれ自体が、その小説の実現を意味するという冒険的試みで、のちに独自の創作理論を打ち立てることとなる著者の資質がいかんなく発揮される。そのほか19歳の作「酉の日」から36歳の作「夏の朝」まで、貴重な初期作品5篇を精選。

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