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時計仕掛けの恋人
このミス海外編2位『そしてミランダを殺す』の ピーター・スワンソン、幻のデビュー作! 行きつけのバーに現れたのは、 大学時代に“死んだ”はずの恋人だった―― 彼女に心奪われた者には、悪夢が待っている。 出版社に勤める中年男性ジョージは会社帰りの金曜日、バーで魅惑的な女に 目を奪われる。 それは学生時代に“死んだ”はずの恋人リアナだった。 「ある男に狙われていて助けてほしい」――関わるべきでないと知りながら ジョージは否応なくリアナの言葉に引き込まれてゆくが、やがて周囲で殺人 事件が起き、自らが容疑者としてとんでもない悪夢の渦中にいると気づく…… 先読み不能の極上ミステリー! -
時計仕掛けの歪んだ罠
スウェーデン売上1位の傑作犯罪サスペンス。 15歳の少女3人の連続失踪事件を追うベリエル。目撃の通報を受けて急行するも、3度とも現場はもぬけの殻で、彼は苛立ちを募らせていた。事を荒立てたくない上司の警告をよそに、殺人事件だと確信し捜査に執念を見せるベリエルはやがて、それぞれの現場写真に映る不審な女に目をつける。緊迫の攻防、息を呑む逆転劇、衝撃の真相……。ここまで目を見張る取り調べシーンがかつてあっただろうか。ページをめくる手が止まらない、スウェーデンNo.1ベストセラーの傑作犯罪サスペンス!(2020年7月発行作品) -
時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2
日本推理作家協会賞 短編部門 受賞作! 同時刻に、異なる場所で、 ふたりの女性が殺された。 しかし、容疑者は男性ひとり…… シリーズ累計17万部突破! テレビドラマ化、大人気シリーズ最新作 トリックメーカーが贈る 本格ミステリの傑作! 難事件に頭を悩ませる新米刑事は、 美谷時計店の店主・時乃に アリバイ崩しを依頼する。 湖に沈められた車の謎。 パーティ出席者500人が証人となった政治家のアリバイ。 異なる場所でふたりの女性が同時刻に殺された結果、 生まれた鉄壁のアリバイ。 時乃の推理はいかに? 第75回日本推理作家協会賞受賞作 「時計屋探偵と二律背反のアリバイ」収録。 解説/有栖川有栖 【目次】 第1話 時計屋探偵と沈める車のアリバイ 第2話 時計屋探偵と多すぎる証人のアリバイ 第3話 時計屋探偵と一族のアリバイ 第4話 時計屋探偵と二律背反のアリバイ 第5話 時計屋探偵と夏休みのアリバイ 解説 アリバイ崩しの傑作 有栖川有栖 -
溶けたらしぼんだ。
きもちいいよ、痛い、きもちいい、好き、わかんない、ゆりどうしてる、ゆり……セックスしている最中、あたしのあたまの中では、いろんなことが渦巻いている――。あたしはゆりが好きだ。毎晩、二人でアイスクリームを食べて、ドライアイスが白煙をだしながらしぼんでいくのを見ている。あたしは一日の終わりを、ゆりとそうやって過ごすために生きてきた。それなのに。今日、あたしは知った。あの絵を見たときから。木山透とセックスがしたい。木山透のすべてがあたしの中に入ってきてほしい。もう、寝るまえのアイスクリームもどうでもいい――第9回R-18文学賞優秀賞受賞作。 -
溶ける女
警視庁捜査一課の倉原真樹は、内房線上り特急さざなみ20号のグリーン車で緊張していた。隣席の長谷部警部補が夫役で話しかける。車中の乗客は十三人、そのうち刑事は六人。新宿にある老舗デパートに毒薬と脅迫状が届き、現金二千万円と美術品売場にある青磁の壺を要求してきた。奇妙なことにその壺は無銘で、十五万円であったが、それより高価な品は幾らでもある。受け渡しの場所が、この車中の指定席であった。犯人らしい不審な男を捕まえたが、結局、誤認逮捕として釈放されてしまった。だがどうやらこの男、事件とは全く無関係とは思えないのだ……。 警視庁捜査一課の女性刑事、倉原真樹が活躍する長篇推理小説。 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。 -
溶ける街 透ける路
――わたしの旅は言葉の旅でもある。多言語の中を通過しながら、日本語の中をも旅する―― 「エッセイの元祖」モンテーニュ縁のサンテミリオン、神田神保町を彷彿させる「本の町」ヴュンスドルフ、腕利きのすりが集まるバーゼル、ヘルダーリンがこもったチュービンゲン、エミリー・ディキンソンが生涯過ごしたアマスト、重い記憶を残すアウシュヴィッツ。ブダペストからリガ、アンマンまで、自作の朗読と読者との対話をしながら世界四十八の町を巡り、「旅する作家」が見て、食べて、出逢って、話して、考えた。心と身体を静かに揺さぶる、五十一の断章。 -
刺のある樹
植物学者・仁木雄太郎は、シャボテン・マニアの貴金属商がヨーロッパ旅行中、その邸に住まわせてもらっている。そこへ警視庁の砧警部補の紹介で製菓会社の重役が、警察ではとりあってくれないからと捜査を依頼にくる。自動車に轢かれかけたり、川へ突き落されたりして、死の恐怖におびえる男の出現。この「刺のある樹」は、その妻の死にはじまる。複雑な家庭の、絞殺、青酸カリ殺人の謎と、死の恐怖。電気ミシンのソケットの秘密に挑む、お馴染み雄太郎・悦子兄妹が、密室殺人事件のトリックを論理的に解明してゆく過程を、明るい清新なスタイルで描いた長篇。 -
とことんじまんで自己紹介
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 児童詩の世界 子どもはことばあそびの天才だ・・・教室から生まれることばに著者はうなるばかり。 日本語のもつ独特の美しい響き、力強い響きに気づいてほしいと、詩作のなかに条件をつけた実践。 「たったの三行詩」・・・おやすみなさい ふとんの中に入ったら/まるで/ゆめのせかいに入ったようだ 「たったの一行詩」・・・チャイム はじめとおわりの神さま そのほか「名前をつかって」「かぞえうた」「しりとり」「ないないづくし」「わすれているもの」など テーマにそってことばあそび。 -
常夏荘物語
遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。10歳の時にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても周囲の人々の優しさに支えられて子ども時代を生き抜いてきた。 時を経て38歳になった耀子は、ある日、夫の龍治から突然離婚を切り出される。その思いもよらない理由に耀子は驚くが、それを機に自分にとって本当に大事な人が誰だったのか、思いを巡らし始める―。 耀子の葛藤、娘・瀬里の巣立ち、義母・照子の愛。 激動の時代に遠藤家の三代の女たちが守り抜いた家と暮らしは、峰生に暮らす人々にとってもかけがえのない居場所になっていく。 伊吹有喜デビュー15周年記念作品。 -
常世桜 地神盲僧、妖ヲ謡フ
どこにでも異界はひっそりと口を開け、いつでも世界はどこかしら汚濁にまみれている。桜の古木の傍らに小さな庵を営んで、十六夜清玄は訪れるものを静かに待っている。笹琵琶を掻き鳴らし、経文を唱え、世界の律呂をととのえようと…。三宝荒神の力を頼み、姿無き神霊・精霊と交感する清玄が“見た”ものは。怪奇幻想連作小説。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。 -
年下カレシと記念日カノジョ。10分で読める恋人をもっと好きになる物語。彼女の秘密と彼氏の秘密。
「最近、倦怠期かな」「もう付き合って2年も経つけど、これから二人はどうなるんだろう?」「年下の彼氏がかわいくて仕方ない」「年上の彼女が好きすぎる」本書は、そんな恋人たちがもっとお互いを好きになれる物語です。 作品冒頭より 江藤由梨(えとうゆり)──二十四歳。大卒の社会人。IT関係のベンチャー企業に勤めている。 「あ……この色いいかも」 仕事帰り、同僚の買い物に付き合った手芸屋で気になるものを見つけた。 「由梨、お待たせー……って、どうしたん?」 高校からの友人でもある加奈子が会計を済ませて戻ってくると、由梨は一点をじっと見つめるばかり。 「この色、あっくんが好きそうだから気になって」 由梨が釘付けになっていたのは、濃いブラウンにグレーの差し色が入った毛糸玉であった。加奈子が買い物を済ませたと気づき、由梨もそれを幾つか手に取った。 「あぁ、由梨の年下カレシくんかぁ……。何か編むの?」 「うん。今思いついたから忙しくなりそうだけど。頑張ってみる」 「忙しい?」 「そういえば、編み物は何年ぶりだろ……。実家に編み棒あったはずだけど、取りに行く時間を編むほうに当てたいなぁ」 仕事、忙しかったっけ……という加奈子の疑問符には気づかず、由梨はその毛糸玉と編み棒を購入したのだった。 -
としまあず
30代の女の盛りを楽しもうという、としまのぐるうぷの名誉会員・その子は、富士大学教授夫人の美女である。愛の充たされぬ夫との生活を過して来たその子にとって、熱烈なファンである新進オペラ歌手・柳瀬俊吉の愛の告白は、青春が再び甦り、女としての充実した時を予感させる快いできごとであったが……。虚構の物語の中に女性心理を追究した力作長編小説。 -
としみつ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おかあさんと「としみつ」チャン。せんせいと「としみつ」くん。「まり子」と「としみつ」……「ねむの木学園」のとしみつチャンが、7年間の間に、宮城まり子さんと交わした、「手紙」と「絵」と「作文」を、1300通をこす中から選び、まり子さんの返事とともに、に小さな画文集にして、あなたの、やさしさに、おくります。「絵」64点&「手紙と文」55編の小さな画集――愛と祈りのデュエット! -
図書室の怪 四編の奇怪な物語
中世史学者のジャック・トレガーデンは、オクスフォード大学時代の友人サイモンから、久々に連絡を受けた。サイモンが住むアシュコーム・アビーの図書室の蔵書目録の改訂を任せたいというのだ。稀覯本に目がないジャックはふたつ返事で引き受ける。だが、アシュコームに到着したジャックを迎えたのは、人が変わったようにやつれ、衰えた友人の姿だった。そこで彼に見せられた、彼の亡き妻の手記には騎士の幽霊を見た体験が書かれていた。表題作「図書室の怪」を始め4編を収録。ポオの研究家でもある著者が描く、クラシックな香り高い英国怪奇幻想譚。/【収録作】「図書室の怪」/「六月二十四日」/「グリーンマン」/「ゴルゴタの丘」 -
図書室のはこぶね
10年ぶりに返却された本の謎―― 「はこぶね」のような図書室がつなぐ〈本と人〉の物語 10年前に貸し出されたままだったケストナーの『飛ぶ教室』は、なぜいま野亜高校の図書室に戻ってきたのか。 体育祭を控え校内が沸き立つなか、1冊の本に秘められたドラマが動き出す。 未来はまだ見えなくても歩みを進める高校生たちと、それぞれの人生を歩んできた卒業生たち――海を見渡せる図書室を舞台に描く、感動の青春小説! 第71回「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書『銀河の図書室』の原点の物語 解説/松井ゆかり 装画/カシワイ -
閉じた海 社会派推理レアコレクション
ジャンルの始祖・清張にとって、「社会派推理」とは何だったのか? 『或る「小倉日記」伝』(1952)で芥川賞を受賞し、『点と線』(1958)でブレイク、『小説帝銀事件』(1959)で現実の事件に取り組み、『日本の黒い霧』(1960)でノンフィクションへ――と、松本清張はデビュー以来、瞬く間に新たな領域を開拓し、のちに「社会派推理の祖」と称された。 1950~60年代の日本を背景に、本格派/社会派、純文学/エンターテインメント、フィクション/ノンフィクション……といった複数のジャンルの枠を超えて成立した「社会派推理」の実像は、清張没後30年を経てなお、いまだ広く知られていない。 本書では、その「社会派推理」をテーマに、初書籍化となる中篇(表題作)はじめ、これまで単著・全集未収録だった貴重な小説・トーク・エッセイを中心にセレクトした。 本人およびその同時代作家たちによる証言を通して、「社会派推理」が求められた原点、そしてその展開の軌跡と可能性の中心をさぐる。 【目次】 [小説] 閉じた海(1973) よごれた虹(1962) 雨(1966) [対談・座談] 私小説と本格小説――対談・平野謙(1962) 推理小説の作者と読者――座談・高木彬光/水沢周(1962) 作家と批評家――対談・権田萬治(1973) [エッセイ・インタビュー] 広津和郎(1968) 石川達三(1985) 白の謀略(1977) 世界が激動しても、人間は変わらないんだよ――生前最後のインタビュー(1992) 解説・藤井淑禎