ドッグテールズ

ドッグテールズ

770円 (税込)

3pt

4.0

半年前、ぼくたち夫婦は愛犬を事故で喪(な)くした。それ以来、関係は冷え切り、家庭内別居の状態だ。そんなある晩、ぼくは一頭の仔犬と出合った(「グッドバイ」)。災害救助犬の指導手(ハンドラー)・高津弥生(たかつやよい)。彼女はある凄惨な事故で心に疵(きず)を負い、活動できなくなっていた。遭難した幼い姉妹の捜索に出動を要請されるのだが…(「向かい風」)。犬と人の絆を温かな眼差しで描く5つの物語。

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ドッグテールズ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年06月11日

    犬と人間の心の交流を描く五編の短編集。
    「グッドバイ」
    「バックパッカー」
    「疾風」
    「遠吼え」
    「向かい風」
    うち後半の三篇が印象的でしたが、最後の一篇のみストーリーを途中まで紹介。

    「向かい風」
    高津弥生は2008年、国際緊急救助隊として、今までの職を辞して、牝のボーダーコリーのエマとともにN...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年01月31日

    犬と人の絆を描く五つの物語。樋口明雄作品の初読み。
    最初の2編はファンタジー色の強い作品で、生き方を迷う人間と不思議な犬との出逢いを描く。後半の3編は職業で犬に関わる人を描くストーリーで、私としてはこちらのほうが好み。特に、「疾風」には熱いものがこみ上げてきた。20年程前に読んだ今野保さんの「アラシ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月19日

    犬と人間を題材とした短編集。
    何の先入観もなしに電車の中で読み始めたのがいけなかったです。
    最初の短編「グッドバイ」を読んでたら泣けてきて。そのまま進むと完全に泣いてしまうので、うるうる来るたびに休みつつ読みました。
    他の短編も含め、いずれもラストに余韻を残します。
    改めて犬の温もりに触れたくなる本...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月06日

    物語も良かったですが、一番最初のどこかの国の犬に関する諺が胸に沁みました。不思議な話だったり、心温まる話だったり、楽しく読めました。ただ、「バックパッカー」結局何が言いたいのか汲み取れず。ちょっと肩透かしをくらった感じでした。

    0

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