切ない作品一覧
-
3.7老いた親の姿は、将来のあなたの姿です! ・同じ話を何度もくり返す ・些細なことで突然怒りだす ・口数が減って無愛想になった ・約束したことを忘れてしまう ・モノを捨てずに溜め込む ・デイサービスに行きたがらない ・「疲れてるから…」と外出したがらない ・車の運転をなかなかやめてくれない ・同居を嫌がり、一人暮らしにこだわり続ける ・味付けが濃くなった、甘い物ばかり好む ・聞こえたふりをするほど補聴器をつけたがらない など……。 老化現象による親の困った行動・言動の理由と対処法について、1万人以上の老人を診察した高齢者医療の専門医が解説。高齢者とうまく付き合うためのコツをアドバイスします。 老化のしくみを知ることで、老いた親の気持ちがわかり、イラッとせずにやさしく接することができるようになります。 <本書はこんな人におすすめです> ●老化現象による親の衰えが気になる家族 ●定年を迎え、自分の老化に不安を感じる方 ●仕事などで高齢者とかかわることが多い方 <本書を読むメリット> ●老いた親とうまく付き合うコツがわかります ●親子関係がうまくいき、お互いに幸せに暮らせます ●老いのしくみがわかり、自分の老化対策にも役立ちます
-
4.0この命が、尽きる前に。 最強の殺し屋、〈熊(オルソ)〉。 組織に背を向けた男の、最後の仕事とは―― マリアーノ・ロミーティ文学賞デビュー作部門受賞 イタリアン・ノワールの傑作 還暦をとうに過ぎながらも組織一の殺し屋として名を轟かすオルソ。ある日心臓発作に見舞われて生死の境を彷徨った彼は、40年前に生き別れた恋人と娘に一目会いたいと願うように。オルソは忠実に仕えてきた〈組織〉に楯突き、二人が暮らすというイタリア中部の小さな町へ向かうが、道中の列車内で男に襲われる。その男の連れにはどこか見覚えがあり――。イタリア映画界の旗手が放つ慟哭の傑作ノワール。
-
3.7トリティカーナ王国の英雄、ムーンオルト家の末弟であるアレクは、紫の髪と瞳の持ち主。人が生まれ持つことのないその色を両親に気味悪がられ、ある日、ついに家から追放されてしまった。途方に暮れていたアレクは、偶然二人の冒険者風の少女に出会う。彼女達の勧めで髪と瞳の色を変え、素性を伏せて英雄学園に通うことになったアレクは、桁外れの魔法の才能と身体能力を発揮して一躍人気者に。賑やかな学園生活を送るアレクだが、彼の髪と瞳の色には、本人も知らない秘密の伝承があり―― 電子版には「とあるEクラスの少女」のショートストーリー付き!
-
4.0
-
3.0
-
4.2
-
4.0
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いま日本は超高齢化社会とも人生百年時代ともいわれる。アンチエイジング、脳トレ、健康食、サプリメント。書店には数々の健康指南書に加えて、老化研究の解説書も多い。中には「老化は病気である」とするものもある。しかし、老化は病気ではない。老化が病気であれば、すべての老人が病人になってしまう。決してそうではない。サーチュインやラパマイシンだけで老化を克服できるわけではないし、それだけで老化のすべてが見通せるわけでもない。いかに長寿化サプリを追いかけても、老いの幸せは別のところにある。 健康長寿を願うのはいい。しかし、目先のアンチエイジングに翻弄されずに、人生を大きくとらえて、身体の健康だけでなく、意識や脳の健康も含めて、人生百年時代の老いの幸せを「自分の頭で」考えてみよう。本書には、こうすれば老いは防げるとか、こうすれば長寿になるとか、ある意味では短絡的な結論はない。しかし、最新の老化研究をベースにしながらも、その詳細には立ち入らず、健康を身体面だけでなく、脳を含めた精神性や人生を俯瞰した大きな捉え方をする中で、脳内思考を一歩深める、自分で自分の脳を活性化する、そんな「考えるヒント」は満載である。 著者はすでに定年を迎え、古希も近い。若い時から老化研究者だったが、それがいつのまにか真の老化研究者になった。そして、老化脳研究を続けてきた脳が、いま完全に老化脳になっている。これは人生百年の健やかを探る、老化脳による老化脳のための至極のエッセイ集である。 (※本書は2023/05/30に日本橋出版株式会社より刊行された書籍を電子化したものです。)
-
3.8住み慣れた田舎を離れ、上京した霊感体質の彗太。だが、入居予定のマンションは妖でいっぱいだった! 襲われそうになったとき助けてくれたのは、幼馴染で密かに想いを寄せていたお稲荷さまの那智。御神木から東京に行き人間界を学んで来いと言われたらしく、なんと彗太は那智と、その弟分の稲荷・葵と同居をすることに! 楽しい日々を過ごす彗太だったが、ある日、那智が隠していた秘密を知って…。 クールで優しいお稲荷さまとラブラブ同居ライフ! 【電子特別版】雨月夜道先生書き下ろしのあまあまショートストーリー&三池ろむこ先生が描く未公開キャラクターラフを電子版だけに特別収録!
-
4.3
-
4.7神上愛のもとに突然現れた少女。なんと、彼女は愛が幼い頃に助けた子狐らしい! いなりと名乗った彼女は、どうやら、愛のことを溺愛する彼の姉・立のはからいで、愛がほかの女性とくっつかないようにするためやってきた模様。そして愛は、いなりや立以外の女性と話すと、"おいなりさん"に激痛が走る呪いをかけられてしまう。それを解くには、あと七人の女性たちに"おいなりさん"を握ってもらう必要があるらしく……!?
-
4.8
-
4.0《まえがきより》 近年の日本人は、世の中が理想通り動くのが当たり前、と思うようになった。ところが、戦前の日本の現実を知っている世代の私などは、いつの時代だって現世は思い通りにならなくて当たり前、と思って来たのである。これが大きな違いだ。 思い通りにならない世界だから、文学も絵画も映画も生れるのだ。(中略)絵画も映画も、皆作品にこの悲しみの世の一部を必ず切り取って埋め込んで来たのだ。 その悲しみや不運をどう処理してきたかが、個人の歴史そのものなのだ。(後略) 悲しみや苦悶を抱えながら、人はどうすれば清らかに生きていけるのか。真面目な人生のための道標となる貴重な一冊。
-
3.7
-
3.3
-
4.2
-
3.5
-
3.3
-
1.7秘密の“遊郭”に囚われた乙女を襲う欲望の牙! 絡みつく情念!女子大生の陽葵(ひまり)が、幼い頃に離ればなれになった従兄弟のお兄ちゃん・櫂斗(かいと)を訪ねていくと……。そこは、吉原遊郭のような妖しげな館だった!! 陽葵は、理由もわからぬまま、そこに囚われてしまう。やさしかったはずの櫂斗の様子もおかしい。すると、和服姿の妖艶な女主人が現れて「私の母は、かつて吉原の花魁だったのよ」と告げられ……。響いて重なる吐息、絡みつく情念……恐るべき愛憎と官能の物語が蠢き始める――!! ※この作品は『蜜恋ティアラMania Vol.1』に収録されています。重複購入にご注意ください。
-
4.0借金のカタとして双子の弟と現代の遊廓である「新宿遊廓」へ売られた花(はな)は、いつか絶対に弟と苦界を抜け出すことを誓う。しかし、「神楽屋」の楼主である鷹匠(たかじょう)と交流する内にお互い魅かれ合ってしまい…異なる立場の二人は職場恋愛は禁止と知りつつも、自分の気持ちに嘘を付く事ができない…!花の運命は、かつて叶わぬ想いに身を焦がした遊女たちと同じく悲劇を繰り返してしまうのか…?現代に蘇った遊廓を舞台にした切ない恋の物語ーーー
-
3.9
-
4.7
-
3.7
-
4.5
-
4.4ファミーユ王国と言う国に、マルティネスと言う名の子爵家があった。領地もなく、末端貴族の子爵家には、三姉妹の娘がいる。 次女として生まれたファビオラ・マルティネスは、ランプの炎の様な色の瞳、ありふれたクルミの色の茶色の髪。一人でいたならば、可愛らしいお嬢様。 しかし、一度姉妹三人で佇むと平凡な貴族のお嬢様となる。二歳上の姉は、お色気担当のスタイル抜群な美女。ルビーの様な透き通る鮮やかな赤の瞳。真っ直ぐで艶やかな黒髪。誰もが一目見ると釘付けになる容貌。二歳年下の妹は、儚く自分が守らなくてはと心を擽る庇護欲担当。ピンク色に赤が混じったような萩色の明るい瞳。柔らかくウェーブのかかった茶色を薄くした淡香色の髪。 人を引き付けてやまない姉妹に挟まれた、真ん中っ子が自分の幸せを見つける話。 ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
-
4.4
-
3.5
-
3.3
-
4.0明治時代――。夕霧は江戸の面影を残す色街唯一の男娼の大見世「白影楼」で、一、二を争う売れっ子の男娼。体を売る身でありながら気品に満ちた彼には、元華族との噂があった。そんな彼の上客が、『実桜の誓い』という小説で人気となった作家・佐橋馨を連れてくる。佐橋の顔を見た夕霧は、かつて満開の桜の下で見た、決して忘れることのできないある人物を思い出していた。「もしや佐橋は…」――。過酷な運命に翻弄され、別々の道を歩いてきた双子の兄弟、良馨と瑞樹が再び巡り会う。これは偶然なのか、それとも運命か? 美しくも残酷な色街を舞台にした、切ない兄弟の物語。
-
4.7「正妃たるお前とは離縁し、そこの傷持ちの衛兵に下賜する」――異世界召喚の上に形ばかりの正妃に据えられ、挙句に城を追い出されてしまった宝冠(てぃあら)。傷ついた宝冠ことティアを引き受けたのは、この世界では忌み嫌われる“名無し”の衛兵。けれどその彼は、あまりにも美しく、そして不思議な力を持つ存在だった。不器用に、しかし優しくティアに恋心を向ける衛兵サクヤに、ティアは迷う。自分は、愛した相手に“王”の運命を与える力の持ち主。もしサクヤを愛してしまったらどうなるのか、そしてサクヤがこの力のことを知ったら!?揺れる心を隠し、彼と偽装結婚生活を送るティアに、黒く禍々しい気配が近づいていて――。※電子限定描き下ろしイラスト&著者直筆サインページが含まれております。通常版との重複購入にご注意ください。
-
4.4
-
3.0犬伏ユージが学校にも秘密にしていること。それはクラスメイトの井上ククルと結婚し、同棲までしているということだ。だがユージは、自分がロリコンだったらこんな状況も喜べるけど……と冷めている。この春から共学になった秋島学園で、どんな素敵な彼女ができちゃったりするだろうと思いを馳せていたのに、ククルは小学生のような未発育ぶりなのだ。そもそもなぜククルと結婚なんてするハメになったのかというと……?
-
3.6私は王位継承者! 恋愛なんかに興味ないわ! 責任感たっぷりでプライド高い王女クリスの悩みの種。 それは幼なじみで積極的すぎる性格の侯爵フレデリク。 「意地っ張りで、ひどく強情なところも、全部愛してる」 子どもの時からずっと私に一途すぎて、うっとうしい! 「あなたの、油断ならないところっ、…好きじゃないっ」 どんなに冷たくあしらっても、求愛攻勢が止まらない! 実は策士!? 気づけばすっかり彼のペースに。 逃れられない状況で、身体を許さざるをえなくなり……。 蕩けるようなキス、優しく繊細な愛撫に濡れてしまい── 「わかったよ、心の底では僕のことが大好きなんだね」 ★電子書籍特典は『執務と情欲のあいだ』。結ばれた後もけんかっぷりは健在です!★
-
4.4「貴方はこのたび私と結婚しました」「何の話!?」超貧乏貴族の娘セーラは超美形(だけど変人)な宮廷騎士に拉致同然にさらわれて、いつの間にか彼と結婚したことに!? 1500万PV突破のweb超人気作!
-
4.0きっと幸せになれると信じていたのに。ラニは母の故国ラヒリの王の求婚を受け、王妃となった。貧しい村娘に訪れた幸運を、周囲の誰もが羨んだが、冷酷な王がラニを愛する日はこなかった。ラニは孤独に耐え、王妃の役割を演じ続けた……。5年後、国王が急死し、葬儀のため王の弟アルン・ジャヒールが帰国した。ラヒリの法律に従い、世界的に有名なこの魅惑のプレイーボーイと、ラニは結婚することになる。アルン・ジャヒールに見つめられた瞬間、ラニの体を今まで感じたこともない熱い渇望が駆け巡った。■ジェニファー・ルイスのロイヤル3部作〈王宮のスキャンダル〉――3人のプリンスたちが波瀾を乗り越え、真実の愛をつかみとる情熱の物語です。
-
3.3「夫婦なら、なすべきことをしようというだけの話だ――」ヴィオレーヌは身を翻して逃げようとしたが、すぐにつかまり荒々しく唇を奪われた。いつもとは違う彼の様子に驚くも、身体は愛撫を求めて疼き……陰謀渦巻く王宮で、愛に翻弄されるヒロインを描くエロティックロマンス♪ ラロック王国の王女ヴィオレーヌは、国同士の取り決めにより、ファーレイン帝国の皇太子妃となるべく幼い頃から厳しい教育を受けた。心の支えになったのは、何年もの間文通してきた皇太子リュファスへの想いだけ。しかし待ちに待った婚約の儀で、ヴィオレーヌは言葉を失った。「リュファスは来ない。今日、あなたは俺と婚約する」そう告げた視線の鋭い男は、リュファスの代わりに皇太子となったユベールだった。戸惑いながらも予定通り帝国に輿入れするヴィオレーヌに、ユベールは優しく微笑み愛を囁く。彼の情熱で身も心も蕩けていく日々。しかしある事件を境に彼の態度が豹変して……
-
4.0
-
4.7たまを 十四歳。廓に生まれた少女が残した季節の記憶。 慶応二(1866)年、日本の花鳥風月と異国の文化が交錯する長崎・出島―― 早逝する宿命を背負い、美しくも残酷な季節を生きたある少女の物語。 第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞!! 高浜寛最新作 『ニュクスの角灯』『蝶のみちゆき』に連なる「長崎三部作」最終節 (あらすじ) 長崎・丸山遊郭の「たまを」は姉女郎・咲ノ介の禿(かむろ)として出島のオランダ商人邸に入る。炊事、洗濯、お使い……日々の労働に四季折々の風物を見つけ、医師のトーンやコックの岩次、フランス人貿易商の息子・ヴィクトール、混血児の小浦百年など個性豊かな人々との出会いに「廓の外」を垣間みる。 「お前は大人にならんでええ…」かつての姉女郎・几帳の言葉の意味を測りかねたまま、たまをはいつか来る「その時」を静かに待つ――
-
3.6私と結婚する者が次の王ですって!? 候補者たちに奪いあわれることになった王女アイーシャ。いつか愛する人と結婚することを夢みていたのに…。道具として扱われる悲しい運命にふるえる。あわや純潔を奪われるところを救ってくれたのは隣国の若きシーク・ゾルタン。粗野で横柄だが、その腕はあたたかくやさしかった。安堵したのもつかの間、彼の目的もまた王位だった。彼の宮殿に囚われ、無理矢理結婚式を挙げられてしまう。初夜のベッドで荒々しく唇を奪われて…!?
-
3.0どんなに彼を愛しても、結ばれる日はこない。 5年もの片想いを実らせ、ようやくブルックは仕事一筋のニコラスを振り向かせることができた。だが、めまいがするほど幸せな日々を過ごしていたある日、突然ニコラスは別れを告げ、彼女の前から消えてしまった。ひと月が経ち、ブルックは自分の体の変化に気づく。二人をつなぐ絆が体内で息づいていると伝えたくて、ブルックはニコラスを捜し出し、はるばるギリシアまで会いに行った。けれど、彼は少しも喜ぶ様子を見せない。実は彼は地中海の王国の王子で、世継ぎをもうけるため結婚しなければならないというのだ。これが身分違いの恋と知って、ブルックは妊娠を言いだせなくなり……。■RITA賞新人賞を受賞したキャット・シールドのD-1722『プリンスの望まれぬ花嫁』に続く関連作です。ニコラスの弟クリスティアンに秘密のまま彼の子を産み育ててきたヒロインの物語を描く、関連最終話へと続きます。どうぞご期待ください。
-
4.6手にしたものは全世界の王になれるという「王国の鍵」。王位継承のため「王国の鍵」を探しに出たアーシャは、正反対の性格のバドとケンカしながらも秘宝の謎に迫ってゆく…。
-
3.0わたしはどこにも行き場のない人間だ――そう思い悩む女子高校生の莉世は、帰宅途中に大きな帽子をかぶったひ弱そうな少年・丈と出会う。家からほど近い、蕪坂という大金持ちが築いた王国に招かれた丈に同行することになった莉世。ところが中世欧州風に造られたリッフェントローフ城内で、不可解な殺人事件に巻き込まれてしまう。パーティの晩、王が何者かに殺害されたというのだ! 王位を巡る権力争いなのか? 容疑者はなんと、吸血鬼、狼男、ミイラ男、ゾンビと怪人だらけ。彼らを地下牢に閉じこめたはずなのに、第二、第三の殺人が発生して……。鮎川賞作家・アマン先生が満を持して放つ、“超変”ミステリ!
-
4.0
-
4.3ある年の春、どこからともなく金製の仮面をつけた怪人物の風評が起こり、東京市民の間で大評判になってしまった。金色燦爛たる怪人は上野公園で開かれていた大博覧会の会場から大真珠を、はたまた日光の鷲尾侯爵邸から国宝級の如来像をまんまと盗み出してしまう。その怪盗にあろうことか娘の不二子が恋情を寄せてしまい、困りはてた富豪大鳥氏は明智小五郎に出馬を要請する。貴重な美術品ばかりを狙う謎の怪盗黄金仮面、その美しくも不気味な仮面に隠された素顔を、名探偵は暴くことができるだろうか? 真に驚嘆すべき傑作に、発表時の雰囲気を伝える吉邨二郎の挿絵を再録した。
-
4.3ルウム王国の第三王子であるユーニスが人質として強大な帝国・ロマニアに召し出されてから三年の月日が経ったある日、皇族に連れ出されてやってきた闘技場で幼い頃より密かに片思いしていた祖国の将軍グイードがなぜか剣闘奴隷として帝国の闘技場で戦っているのを発見する。戦いによって傷だらけとなってしまったグイードの身請けを咄嗟に申し出て、彼の正体がバレないように自分の閨に匿って手当しようとするも、グイードには記憶がなく、さらには自身が性奴隷として買われたと誤解した彼の手によってユーニスは快楽を与えられ、乱されてしまう。一方、グイードは侵略されてしまった祖国の愛する王子をこの帝国から救い出そうと画策していて――! 思惑が渦巻くなかで、積年の恋と快楽のあいだで葛藤する二人の両片思いがじれったい身分差BL! 【電子特別版】伊藤クロエ先生の書き下ろしショートストーリー「ユーニスの初恋、グイードの乱心」を電子版だけに特別収録!
-
-
-
3.0ストラッチェン公爵ブラントは洒落者として知られ、事業にも成功し、満ち足りた日々を送っていた。ただ1つの不安は、ある秘密をあばかれること。それは兄弟にも打ち明けられない致命的な欠陥だった。この秘密を持つかぎり、愛する女性を見つけたり、結婚したりすることはないだろう。散歩に出かけたその日も、いつもと変わらぬ朝だった。林に美女が倒れていたことを除いては。彼女はブラントの顔を見ると、さもしおらしげな様子で囁いた。「わたし……自分の名前がわからないわ」と。■幼くして両親を失い、自らの力で富と名声を手に入れたクレアモント3兄弟。たくましく誠実な彼らを描く3部作の最後を飾るのは、長男のブラントです。彼の人生は、突然現れたジェニーに翻弄され……。
-
3.7「お前はもう俺のものだ。勝手な真似は許さない」――平和で穏やかだったシーン国は、冷酷非道な王・バラク率いるウラール国に襲われ、滅ぼされてしまう。勝利の証として、敗国の王女・ユアンを略奪したバラクは、無理やり自分の妃とし、妻としての務めを求めるが…。ユアンは母国を滅ぼした悪魔のような男を憎むも、凛とした強さとその裏に隠された深い愛に次第に魅せられいく。ところがある日、バラクの首を狙う何者かに、人質としてユアンがさらわれてしまい…。
-
4.3復活した悲運の作家の青春小説集 泳いで、酔っ払って、泳いで、酔っ払って…。夏の大学町を舞台に、若い男女たちが織りなす青春劇。プール、ジャズ、ビール、ジン、ラム、恋愛、セックス、諍い、そして暴力。蒸し暑い季節の中で、「僕」とアキ、文子、道雄、慎の4人は、プールで泳ぎ、ジャズバーで酒を飲み、愛し合い、諍いを起こし、他の男たちと暴力沙汰になり、無為でやるせなく、しかし切実な日々を過ごす。タイトルの出典であるガルシア・ロルカの詩の一節「僕らは共に黄金の服を着た」は、「若い人間が、ひとつの希望や目的を共有する」ことの隠喩。僕たちは「黄金の服」を共に着ることができるのだろうか? 他に、職業訓練校での野球の試合をモチーフとした「オーバー・フェンス」、腎臓を患って入院している青年の日々を描く「撃つ夏」を収録。青春の閉塞感と行き場のない欲望や破壊衝動を鮮烈に描いた短篇集。「黄金の服」と「オーバー・フェンス」は芥川賞候補作品。
-
3.9
-
3.5
-
3.6――おまえはもう二度と飛び立つことはできない。 終わりの見えない快楽に、リーナは淫らに声を上げながら涙を零した。 眉目秀麗な若き国王フェネクスに捕らわれてから、どれほどの時が流れただろう。 彼は誰の言葉も聞こうとはしない。 リーナが王宮に招待された夜から、 その華奢な身体を組み敷き、欲望のままに貪るだけだった。 「今さら後戻りなどできると思わないことだ」 フェネクスの真意がわからぬまま、ただいたずらに時が過ぎていく。 だがフェネクスの正体が、リーナの大切な文通相手だと知り――!? 愛を知らない寡黙な王×悪意を知らない箱入り令嬢、重すぎる執着愛に囚われて――!? 【目次】 序章 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 終章 あとがき
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今までになかった星座の本 「もっと自由に、もっと自分らしく生きるための星座の本」 ★牡牛座の心の風景をあらわした、幻想的な写真の数々。 ★牡牛座の人へ、鏡リュウジからのメッセージ&アドバイス。 ・「夢に向かって動き出したい時」「自分に自信を持ちたい時」 「やりたいことが見つからない時」「壁にぶつかって、落ち込んでしまった時」・・・ あなたが、より自分らしく生きるために、その星座に合った31の方法を教えてくれます。 ●牡牛座へのアドバイス ・夢より気持ちのいい楽園を探そう ・やりたくないことを捨てる ・身近で小さな目標をつくる ・自分にごほうびをあげる ・五感を刺激し続けろ ・保険をかけながら冒険しよう ・小さな楽園から始めればいい ・手で触れられるもの、目に見えるもの ・あなたのセンスをお金に変える ・安定は自分のなかに作り出せ ・何を選んでも大丈夫 ・あれこれ考えずに自分の感覚を信じて ・全体のバランスを忘れないで ・あえて選ばずに両立の方法を考えてみる ・ときには手放す決断を など、31のメッセージ・アドバイスをお届けします。
-
4.3
-
4.5穏やかな国民性で日本人に人気のタイ。だが、そんな明るいイメージの裏に、想像を絶するタブーがある。それは「王室」だ。 ごく一般の人が、SNSに投稿した何気ないひと言によって「不敬罪」に問われ、30年近い懲役を科せられることもある。 現在のタイの発展の最大の功労者は、2016年に死去したプミポン国王である。プミポン国王は第二次大戦後、王制の下でのタイ式民主主義を推し進め、数々の政治危機から国を救った。タイを繁栄と安定に導いた王室は、次第に絶対的な存在と目されるようになった。 だが、1990年代以降、そんな王室に“対抗”する勢力が台頭してきた。タクシン元首相である。タクシンは地方農村への援助や公共投資によって貧しい人々の心を掴んだ。王室周辺は、そんなタクシンに警戒感を強めてゆく。結局、2006年にクーデターによってタクシンは国を追われた。 しかしタクシン追放後、王室の権威はますます権力闘争に利用されるようになった。 政治家、軍部、司法の重鎮たちが、政敵を追い落とすために「反王室」のレッテル貼り争いに興じる。経済格差が進行し、国民も分断の度合いを深めている。 だが、不敬罪は海外メディアにも適用されるため、そんなタイの情勢は抑制的にしか伝えられてこなかった。タイに関する報道は核心に触れられず、読者に理解しづらいものだった。 本書は、不敬罪で投獄された人の肉声やクーデターを実行した軍部関係者のインタビューなど、深い取材によって得られた貴重な情報が豊富に盛り込まれている。 タイにおける王室とは何なのか? このテーマは、皇室を戴く日本人にとっても無関心ではありえない。
-
5.0
-
3.6第15回角川春樹小説賞受賞作 「狼との闘いの描出に秀でたものがある」北方謙三 「一種の『チームもの』『バディもの』としてもよく出来ている」今野敏 「時代小説の持つべき要諦を完璧に押さえている」今村翔吾 「『狼狩奉行』という役職に着目した点が鋭く、ミステリータッチの部分も効果的」角川春樹 選考委員、満場一致!静謐なるデビュー作。時代小説の本流を継ぐ、新人誕生。 江戸時代、馬産が盛んな地域にとって、狼害は由々しき問題だった。そのため、奥州には狼を狩る役――狼狩奉行が存在した。狼狩奉行に就くよう藩から申し渡された、岩泉亮介。父が三年前に非業の死を遂げ、家督を継いだ兄も病で臥せっている。家のため、命を受けた亮介だったが、今、狼の群れは「黒絞り」という見たこともない大きな頭目に率いられ、かつてないほどの狼害を引き起こしていた。だが「黒絞り」を追う内に、父の死の真相、藩の不正問題にまで繋がり……。狼狩を通じて描かれる、自然と人。時代小説に新風を吹き込む静謐な世界。
-
3.8
-
3.7私の婚約者だった王子は、隣国の王女と結婚するため、みんなの前で私に婚約破棄を突きつけた。私情を押さえ込み、私は、婚約破棄を受け入れると返事をした。そのとき。 「ハイ、じゃあ、オレ、平民ですけど新しい婚約者に立候補します!!」 という声が。乱入してきたのは、物語から抜け出してきたかと思うほどめちゃくちゃ好みの男子だった…!
-
4.0
-
3.5クリスマスイブ前夜、フェリシアは10年前に別れたきりだったギデオンと思いがけず再会した。ふたりは高校時代、学校の演劇公演でロミオとジュリエットを演じ、実生活でも恋人同士だったのだ。お互い、クリスマスの予定のなかったふたりは、一緒に休暇を過ごすことに。まるで恋人同士のような時間を過ごすうち、彼女の心に昔の恋心がよみがえりはじめていた。そして、熱いキスを交わすが、彼はそっけなく離れていってしまう。彼は、私のことをどう思っているの…?
-
3.0公爵令嬢ベルナディートが亡き両親の遺産を相続するためには、成人するまでに婚約者を見つけなければならない。しかし、苦手な社交界での努力が実を結ばぬまま、期日は刻々と迫りつつあった。そんな折、ベルナディートは幼い頃に憧れていた王子ステファンと思い出の庭で偶然再会する。「俺の愛撫で少しずつ大人になっていけ」会うたびに甘い言葉と巧みな指技で身も心も蕩かされ、戸惑いながらも恋心を募らせてゆくベルナディート。厄介な相続問題を抱えた自分はステファンの花嫁候補にふさわしくないと知りつつも、想いは止められず――。
-
4.0
-
4.0
-
1.0ピアは3年前、宮殿に招かれたことがある。それは、親友のジェニファーがサンリミニの皇太子と結婚した披露宴。ドレスアップした人々も建物も、すべてはまばゆく夢のようだった。“プリンス・パーフェクト”と呼ばれる皇太子の弟、フェデリコ王子も美しかった。でもまさか彼が平民の私のことを、覚えているなんて!? 今、妊娠中の親友を訪ねて再び王宮を訪れたピアを出迎え、王子はにっこり微笑んで言ったのだ。「礼儀知らずの貴女のことは、覚えていますよ」と!?
-
3.0
-
3.4ステイシー・ベックフォードは傾いた家のために年の離れた侯爵との結婚を余儀なくされ、絶望していた。だが婚儀のために馬車で侯爵家へと向かう途中、野盗らしき男たちに襲われ、ステイシーは仮面をつけた金髪の男に攫われてしまう。「君を迎えに来たんだ」と意味深に告げる男に、ステイシーは心にしまったはずの初恋を思い出す。訳のわからぬまま王宮に連れていかれ、王子の傍付きメイドとして奉仕するよう迫られるが……!?
-
4.2王子様の包囲網からは逃げられない? 「俺に触れられて嬉しいんだろう? もっと感じて」意地悪な指と唇の激しい愛撫に、身も心も虜になって――。幼馴染みの婚約者に浮気され、破談になってしまった伯爵令嬢エヴェリーナ。失意の彼女は出席したパーティーで第二王子ヴィルヘルムと問題ある相手の逢い引きを目撃。翌日、訪ねてきた王子に突然、唇を奪われ、そのまま王宮に監禁されてしまう! 監視されているはずなのに、ヴィルヘルムはまるで恋人にするように優しく触れてくる。戸惑いながらも、ヴィルヘルムに惹かれていくエヴェリーナ。でも彼には想い人がいるはずなのに…!?
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。