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Posted by ブクログ
何を、どのように定義するかによって、見えているものの認識が一変し、真実が解き明かされていくのが面白かった
犀川先生が探偵や警察ではなく、あくまでも理系の先生だからこそ、動機を一切考慮せず、論理的思考によって事実のみを明らかにしていき、講義のようにトリックの解説がされる構図も好き!犀川先生の講義を実際に受けてみたい
あるひとつの事柄から断片的な情報が全て繋がるのも気持ちよすぎたし、“糸口”についての説明も印象に残った
「どこを考えたら良いのか、というのが、一番の考えどころなんです。それは、どんな問題でも同じです」「それを、糸口、と言っているんです」
Posted by ブクログ
ものすごく久しぶりに読み返しました。
十代の頃はわからなかったけれど、オバチャンになってから読むと萌絵ってかわいいなあと感じました。癖のあるところがまた魅力的な良いキャラクターです。
犀川先生も不器用で可愛らしいところがありますね。
トリックをほとんど忘れていたので楽しく読めました。館モノとしてもトリックがとてもよく出来ていると思います。
もちろん小説としても面白いのですが、大胆な仕掛けにもわくわくします。
作者の森博嗣先生が建築を学んでいる人なので、たぶん本当にできるのだろうと思わせてくれるところがいいです。
『封印再度』のトリックはファンの方たちが実際にミニチュアで実験したそうなので、そういった点も面白いと感じています。
面白い!
ミステリーに哲学的要素がはいり、
本当に面白かったです。
謎がいくつも絡み合っているので、
あらためて読み直したくなる作品。
ミステリーですが、
横軸には淡い恋愛があり、
シリーズものなので
キャラクターたちの恋の行方も気になるところ。
Posted by ブクログ
森博嗣という人は天才を描く天才なのではないかと思う。
隠遁生活に入った天才数学者とのやりとり。
ある意味頭は良いのだろうけど、なんか真理をついているというより、はぐらかされているだけではないだろうかなんて思ってしまい、
そうか自分が年取ってしまったからそう見えてしまうのか、と思っていたら、
そうか、そういうことだよね。
トリックについては、再読だからか、途中でこうだったのではないだろうか、と思い出してしまったが、
やはり途中の会話の切れ味が最高。
小説の楽しさとさ、最後のオチ一発勝負も良いのだけれど、
想像もしない角度から切れ味鋭い視座を得られることだと思っていて、まさにこれ。
S&Mシリーズ再読3冊目。
25年前に感じれなかった、天才の視座を少しでも近づけてたらなんで思ってましたが、1ミリも寄れていませんでした。すごい。
Posted by ブクログ
その存在は何により「定義」され、何者によって「観測」されるのか
S &Mシリーズを2→5→3という順番で読んでいる私は作者にとっては想定された展開では読んでいない厄介者かも知れないが、今作品もまた他作品にはない、「どうやって」の面白さが存在した。
今回はどちらかというと「消失トリック」について、皆が「観測」している「事実」と反する出来事が起きてしまったことに対する謎解きがメインであった。
ミステリー小説をいくつか読むと「困難の分割」であったり「誤認識」であったりといった手段で
「事実」としてはあることを「認識」の歪ませや、時間、条件、複数人といった仕掛けにより可能とすることが多いため、どうしてもその視点で読んでしまうと今回の一番のトリックは分かりやすい、、それは筋道立てた思考ではなく、様々なミステリー小説を読んできた経験知による当てはめといったところがあり、それもまた作者のあまり期待してない読み手の姿なのかも知れないと反省、、
順序をめちゃくちゃに読んでいるため、主役二人の距離感や人となり、関わりには色々とここからこうなるのか、このときにはこうだったのかといった膨らませがとてもいいところに感じる。
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