【感想・ネタバレ】笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYEのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2021年02月27日

天才数学者が住む館で起こった殺人事件。
数学者の出題する問題と、殺人現場の謎を犀川先生が解決する。
今回の事件は犀川先生も結構積極的に動いていたし、萌絵はより大胆になっていってて面白かった。

消失トリックは簡単に思ったけれど、岡目八目かもなぁ。
もしその場にいてトリックを見せられたらきっと分からな...続きを読むかったんじゃないかなとも思う。
犯人も見当がつきやすい。
それでもやっぱり事件の謎を詳らかにしていく犀川先生は格好いいし面白い!
萌絵との仲もちょっとずつ進展してて、次ぎの巻も楽しみ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月12日

 N大工学部の犀川助教授と学生西之園萌絵のコンビが事件の謎を解く森博嗣のS&Mシリーズの3作目。舞台は山中にそびえるプラネタリウムを改築した三ツ星館。そこに住む天才数学者天王寺翔蔵博士が開いたクリスマス・パーティで起こったオリオン像消失と殺人事件の謎を解くというもの。
 オリオン像消失の謎はすぐ解け...続きを読むたが、それがどう殺人のトリックに結び付くかまで思いつかなかった。さらに最後の老人の正体もぼんやりと過去の天王寺翔蔵?と思ったが、読み解いていくと正体がわかるらしい。タイトルの『笑わない数学者』を条件と考えると、最後の老人の正体がわかるらしい。すごいな!
 トリックも面白いし、舞台設定もよく、今まで読んだS&Mシリーズの3作の中で一番面白いと思った。特に三ツ星館の設計がよかった。犀川が「建築が人に影響を与えるなんて幻想を、少しは信じても良いかなって思ってしまうなぁ」というように、オリオン座の三ツ星を模した建物が美しかった。

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Posted by ブクログ 2020年06月25日

S&Mシリーズ第3作品。犀川と西之園が天才数学者天王寺翔蔵の住む「三ツ星館」にて、殺人事件および消えたオリオン像の謎に挑む物語。

本書を読んで、オリオン像の謎自体はある程度予想していたものでしたが、それに関わる殺人トリックかつ天王寺家の複雑な人間関係は予想の斜め上をいくもので驚かされまし...続きを読むた。また、左右の定義が絶対的ではなく、上下、前後を定めることで初めて決定されるという犀川の話が印象的でした。

天王寺翔蔵をめぐる真相は、タイトルの「笑わない数学者」として著者が表してくれているように感じました。

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Posted by ブクログ 2020年01月23日

分かりやすい。天王寺博士と直接やり取りしてた場面、よく見ると絶妙に避けたがっている話題があることに気づく。そこまで計算されてのことだろうか。わからない、という動機を含め、人間のこころの有り様を描写することに心血を注いでいるように思える。
天才であれ、凡人であれ、人の心は所詮わからぬもの。しかしそれを...続きを読む考え続けることには意味がある。見えたものが例え錯覚であったとしても、そこに幸福のよすががある。

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Posted by ブクログ 2018年11月18日

<本全体、あるいは各章ごとの概要>

<個人的な知識・ターム>
* 覚えておきたい事(本全体の主張と関係なくともよい) + キーワードで興味のあるもの
* 短い説明とページを記入
<引用>

<自分の見解>
* 読後感・意見・反論・補足など...続きを読む書きたいと思ったこと

<読書回数>

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購入済み

面白い!

ぴよひな 2012年04月14日

ミステリーに哲学的要素がはいり、
本当に面白かったです。

謎がいくつも絡み合っているので、
あらためて読み直したくなる作品。

ミステリーですが、
横軸には淡い恋愛があり、
シリーズものなので
キャラクターたちの恋の行方も気になるところ。

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Posted by ブクログ 2020年04月20日

友人がこの人の本を読んで、小説家になると言い出したので、読んでみました。

理系ミステリーという感じ。数学が好きな僕はとても楽しめました。

定義するものが存在するものだ。

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Posted by ブクログ 2021年02月21日

1999年作品
トリックと犯人はわかりやすいかもしれない。(Mr.マリックの豪華トリック)
存在しない人を存在されるようにするのは難しい。
銃刀法で散弾銃は毎年、本人と散弾銃・球数・保管場所を警察が確認するので、10年前には没収されている。持っていなくなったら指名手配だしな。
(ふと、親父の散弾銃で...続きを読む思い出した。いちゃもんをつけるつもりはないが)

この物語の魅力的なところは犀川先生と萌絵のやりとりが笑える。
モテない犀川先生34歳の今後が楽しみです。

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Posted by ブクログ 2021年02月06日

S&Mシリーズ3作目。

テーマは「内と外が逆転」

お陰様で電車の乗車時間がとても短く感じました。


どこかで「文系ミステリーは東野圭吾、理系ミステリー(ミステリィ)は森博嗣」と聞いたことがありますが、相変わらず理系ワールド全開でした。

そこがいいんやけど。

理系の世界はよくわかりませんが、...続きを読むそんな私が読んでも面白いと思います。

ただ、読み始めてすぐに謎が半分ほど解けてしまいました。

嬉しいような残念なような。。。こんなこと初めてなので若干複雑でした。

とにもかくにもS&Mシリーズは制覇しようと思います。




本に『笑わない数学者』特製のしおりがついていて、森さんのメッセージが載っていたのですが。



「連続にして滑らかな曲線は任意の点によって分割され停留が可能な領域に見い出される特異な関数によって常に表現されたいと心から望んでいる」



………すみません、理解できません(笑)

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Posted by ブクログ 2020年12月10日

三星館、オリオン座、北極星、プラネタリウム、消えるオリオン像、天才数学者、天王寺翔蔵、犀川、萌絵が積極的。

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Posted by ブクログ 2020年12月08日

今回のミステリーは初めの段階でトリックを見破ってしまったのが若干残念だったけれど、それを置いといても、犀川と萌絵の掛け合いが好きなので最後まで読み通してしまった。最後に笑ったのは一体誰だったんだろうなぁ……。

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Posted by ブクログ 2020年11月27日

さすが理系ミステリー。物語を読むというより、問題を解いている気持ちになる。普段はやらない、ページを戻って読み返したり考えたりという行動をしてしまう。小説の世界に没頭できる。

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Posted by ブクログ 2020年08月19日

S&Mシリーズ3作目、最初の方でオリオン像の謎は分かったけど、ダイナミックなやり方はなかなか面白い。星に、数学に、と、もともと好きな分野だけに物語に引き込まれて、一気に読めた。ポケベルとか、時代の古さを感じるけど、伏線は回収されているし、すべての事象にきちんと説明がなされている。ストーリーに...続きを読む違和感ないのが、この作者の凄さ。西之園さんと先生のやりとりがやきもきする、これも魅力の一つ。次の作品も楽しみ。

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Posted by ブクログ 2020年08月10日

今回のトリックは、殺人か像の消失のどっちかが分かれば解けるから想像がつきやすいのかもしれないです。
しかし登場する人物たちの複雑な関係や謎を残すラストは読んで考察していて楽しい!
死んでたり生きてたり入れ替わってたり…特にここを考えてると頭がこんがらがってきますが…笑

森博嗣先生の本はページが多く...続きを読むお気に入りのブックカバーに収まりきらないから、新しいものを買おうか迷う!笑

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月17日

初読
2013.07.21

再読。オリオン像消失の謎はさえ分かればあとはスルスルと解明できるので、読みやすい作品。ただ、肝心な所はすべて「不定」。定義したものが答えになる。定義したものだけが存在する。数学って無責任でなんだか理不尽だなと思った。
2020.07.17

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年04月17日

ストーリーはとても面白かったがトリックがある程度予想できてしまった。
些末な部分である伏線回収が面白かった。

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Posted by ブクログ 2020年04月08日

24の問題を解いてみたが、今の自分にはもう無理かも。(笑)森さんの本は相変わらず読んでいて気持ちいいし、数学に関して視点も同意。でも動機については、やはり弱い気がします

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Posted by ブクログ 2020年03月29日

再読!面白かった…これも絶対一回目より面白かった…オリオン像の謎の解だけぼんやり覚えてて、犯人のが朧げだった…。
やっぱり犀川先生の推理ショーがたまらなく好き!!最近ミステリ読んでなかったから、こういう解答編みたいなのが新鮮で楽しい〜〜。二回目でもこんなに楽しいとは〜〜!!
左右の定義の話も面白かっ...続きを読むたし、サンドイッチのくだりも笑ってしまった!あと萌絵ちゃんの「あ、そういう台詞って、私も一度言ってみたいな」もめちゃくちゃ好き。

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Posted by ブクログ 2020年01月17日

ただのミステリィで終わらない哲学性と
シュレディンガーの猫な思考実験の実施が面白い一冊。
言葉のまま、不定が答え

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Posted by ブクログ 2019年12月13日

僕のライフワークでもあるこのS&Mシリーズをはじめとする森博嗣先生の各シリーズに登場する謎の天才女性科学者『真賀田四季(シキ・マガタ)』を追うというチャレンジ・シリーズ。まだS&Mシリーズの3作品目ですが、本書も理系ミステリーの魅力バクハツでした。本書には真賀田博士は出てこないけど・...続きを読む・・。

そう言えば、本書から小説の書きぶりが今の森博嗣先生の書きぶりになって読みやすくなっていますね。つまり、文章で改行が多用されたり、会話シーンが多くなっていたり、状況説明や環境説明が少なくなっているということです。森博嗣先生の処女作でS&Mシリーズの記念すべき第1作『すべてがFになる』や前作の『冷たい密室と博士たち』はページにびっしり字が書いてあって読むのに時間がかかりましたが、本作はサクサク読むことができます。

本書のあらすじですが・・・
希代の数学者である天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティーに天王寺博士の孫のつてで招待された本シリーズの主人公、犀川創平助教授と大学生の西之園萌絵。パーティーの席上、博士は庭に設置されている大きなオリオン像を消してみせる。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、パーティーに招待されていた天王寺博士の家族二人の遺体が発見される・・・
という感じです。

本書のオリオン像のトリックについては序盤の方で大体分かってしまい、ちょっと犀川先生が気づくの遅いかなと思いましたが、やはり、犀川先生が自分の空間の中に入って、完全に事件の謎を解き明かすところは格好いいです。
そして犀川先生が犯人を名指しした後で
  「動機?そんなものは知らない」
と言い放ち、関係者を唖然とさせるところが、このS&M理系ミステリーシリーズの醍醐味ですよね。
つまり『理系ミステリー』とは「ハウダニット(どうやったか?)」「フーダニット(誰がやったか?)」だけを追求し、ミステリー解明の三大要素の一つである「ホワイダニット(なぜやったか?)」を完全に無視するところにその本質があるのです(←適当)。

また本書での読みどころは、謎解きもさることながら、やはり、犀川先生と西之園萌絵との恋の行方でしょう。
今回は以前にも増して萌絵ちゃんの犀川先生に対する『好き好き攻撃』が激しい(笑)。
犀川先生も萌絵の気持ちを正確に理解しているところはちょっと驚き(笑)ですが、まあ、13歳も年下で小学生の頃から知っている女の子が自分に憧れてる気持ちって、解らんでもないですね。
ただ、萌絵ちゃんももう21歳だしね。いつまでも子供扱いするのもかわいそうな気もします。
さりとて34歳にもなる助教授が、二十歳そこそこの学生に手を出したなんていうと世間体も悪いしねぇ。犀川先生も悩みどころです(笑)。

森博嗣先生の作品には必ず素晴らしい名言がちりばめられていますが、今回も犀川先生、格好いいことをずばっと言ってくれています。
『教育~教育というものが概念として存在するとすれば~』についてです。
  『人間は自分の生き様をみせること以外に、他人に教えることなど、何もないのだ。
  一般に使われている教育という言葉は、ありもしない幻想でしかない。』
うん。格好いいですね。
しかも、これが実際、教育者(犀川先生も作者の森博嗣先生も)の言葉なのですから(笑)。

という訳で、話は戻って、ラストの萌絵ちゃんからの犀川先生への謎解きには、困ったもんです。
YESと答えてもNoと答えても、どちらにしても『萌絵得』ですもの(笑)。
まあ、僕だったらそうですね~。
「おでこにチュウ」くらいで勘弁しておくか。って、クラリスとルパンのラストシーンかっていうのっ←

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