KADOKAWAの検索結果

非表示の作品があります

  • まぼろしの怪人
    値引きあり
    3.0
    厳重な警戒態勢を潜り抜け、高価な宝石類を略奪して日本中を荒らしまわる、まぼろしの怪人。次々と姿を変えては行方をくらまし、正体も隠れ家も謎のままだった。そしてとうとう、警視庁の敏腕警部、等々力宛の犯行予告が届く。クリスマスの夜、警察の威信を賭けた闘いに、現場にあらわれたのは……? 神出鬼没、大胆不敵な大泥棒に、探偵小僧・御子柴進が等々力警部や敏腕記者の三津木俊助らとともに挑む、傑作ジュブナイル。
  • 怪獣男爵
    値引きあり
    -
    瀬戸内海の真ん中に浮かぶ奇妙な小島、男爵島。そこには、得体の知れない怪物が住んでいるという噂があった。史郎と二人の少年は、ヨットで島の沖合を走っているところを突然の嵐に襲われる。三人が島へ逃げ込んだそのとき、彼らのヨットを奪って何者かが逃げ出した。それこそが噂の怪物だったのだ! 島の所有者・怪獣男爵は何を隠しているのか。等々力警部と小山田博士がタッグを組み謎に迫る、サスペンス溢れる傑作長編。
  • ドクター・ホワイト 千里眼のカルテ
    値引きあり
    3.5
    1~3巻418~440円 (税込)
    早朝の公園に、白衣一枚で現れた謎の美少女・白夜。彼女にはどんな病気も見抜く、天才的な「診察」能力が備わっていた。「症状」の影に大病の予兆! 神の診断力をもつ少女が、医師も救えぬ命に挑む!
  • D・N・ANGEL 1巻
    完結
    4.0
    14歳の誕生日、丹羽大助の身に異変が起きた。好きな女の子のことを強く意識すると、“伝説の大怪盗”ダークに変身してしまうのだ!! フツーの恋愛がしたいのに…どうなる大助の人生!? NON-STOPアクション・ラブコメ第1弾。
  • 憑かれた女
    値引きあり
    3.3
    自称探偵小説作家の井手江南に伴われ、エマ子は恐る恐る不気味な洋館の中へ入った。そして問題のドアが開かれた瞬間、彼女は恐怖の悲鳴を上げた。部屋の隅に燃えさかる暖炉の中には、黒煙をあげてくすぶり続ける一本の女の腕が! ここ数カ月間、日夜恐ろしい悪夢に悩み続けてきたエマ子は、それが実際の事件として眼前にくり広げられたと知って戦慄した……。名探偵由利先生と敏腕事件記者三津木俊助が、鮮やかな推理を展開する傑作長編、ほか首吊り船/幽霊騎手の2篇を収録。
  • 猫には推理がよく似合う
    値引きあり
    3.7
    とある弁護士事務所に勤める花織は、先生に寄せられる依頼を盗み聞きしては、“おしゃべりする猫”のスコティと噂話に花を咲かせていた。ある日、愛らしく気高くちょっと生意気なスコティが、推理合戦を仕掛けてくる。「もしいま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」。金庫に入っているのは、5カラットのダイヤ、資産家の遺言書、失踪人の詫び状、12通の不渡り手形。怪しい依頼人たちを容疑者に、あれこれと妄想を膨らますふたり(1人と1匹)だったが、なぜか事件が本当に起きてしまい―。現実の事件と、謎解きに興じる“しゃべる猫”の真実は?ミステリ界注目の気鋭による、猫愛あふれる本格推理。 解説 我孫子武丸  帯推薦文 有栖川有栖
  • 冤罪犯
    値引きあり
    3.4
    幼女の遺体が休耕地で発見された。船橋署刑事課主任・香山亮介は、ブルーシートをかけられた遺体の様子が、7年前の田宮事件と酷似していることに疑念を抱く。事件は、犯人とされた男が無実を訴えたまま拘置支所内で自殺して終わったはずだった。香山は模倣犯を疑うが、真犯人による再犯の可能性を示す“あるもの”により、事態が急展開し……。刑事の執念が過去に隠された思いもよらぬ真相を暴く、圧巻の誘拐ミステリー!
  • 鏡地獄
    値引きあり
    3.7
    少年時代から、鏡やレンズ、ガラスに異常な嗜好を持ち、それが高じてついには自宅の庭にガラス工場まで作ってしまった男がたどる運命は……(「鏡地獄」)。表題作のほか、 「人間椅子」「人でなしの恋」「芋虫」「白昼夢」「踊る一寸法師」「パノラマ島奇談」「陰獣」という、乱歩の怪奇・幻想ものの傑作・代表作を選りすぐって収録。編/解説・日下三蔵
  • 別れの後の静かな午後
    -
    それは僕に必要な静かな午後だった。風も波もない、まったく平静な宇宙空間にいるような時間が―恋人との別れから三年後、一本の電話が僕を直撃した。胸の痛みを抱えながらも、やがて心の奥底が暖かくなる時間が訪れる(表題作)。別れとはじまり、生きることの希望を描いた珠玉の短篇集。
  • 十字の記憶
    値引きあり
    3.6
    新聞社の支局長として20年ぶりに地元に戻ってきた記者の福良孝嗣は、着任早々、殺人事件を取材することになる。被害者は前市長の息子・野本で後頭部を2発、銃で撃たれるという残酷な手口で殺されていた。一方、高校の陸上部で福良とリレーのメンバーを組んでいた県警捜査一課の芹沢拓も同じ事件を追っていた。捜査が難航するなか、今度は市職員OBの諸岡が同じ手口で殺される。やがて福良と芹沢の同級生だった小関早紀の父親が、20年前に市長の特命で地元大学の移転引き止め役を務め、その後自殺していたことがわかる。早紀は地元を逃げるように去り、行方不明になっていた……。
  • XY
    値引きあり

    XY

    3.5
    専門商社に勤める宗谷聡子は、仕方なく受けた健診で卵巣に腫瘍が見つかり自暴自棄に陥っていた。そんな中、弁理士の堂島との出会いが彼女を変えていく。付き合いを重ねるごとに想いが募るが、聡子は堂島の隠していた過去を知ってしまう。湧き上がる嫉妬と焦り。この人の子供を産みたい。やがて彼から突然の別れを告げられ、絶望に沈んだ聡子は禁断の行為に出る――。一途に追い求める女性の執念を描いた、偏愛サスペンス長編。
  • 敗者の告白
    値引きあり
    3.7
    とある山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。しかし、関係者の発言が食い違い、事件は思いも寄らない顔を見せはじめる。遺された妻の手記と息子の救援メール。事件前夜に食事をともにした友人夫妻や、生前に妻と関係のあった男たちの証言。容疑者の弁護人・睦木怜が最後に辿り着く、衝撃の真相とは!? 関係者の“告白”だけで構成された、衝撃の大逆転ミステリ。
  • 獄の棘
    値引きあり
    3.6
    「赤落ちを始める。みんなドンドン賭けてくれ」 有罪判決を受けた被告人が控訴するか否かを賭けの対象にするギャンブル“赤落ち”。腐敗した刑務官たちの姿に戸惑う新米刑務官の良太だったが、賭けに勝つために解き明かされた予想を裏切る真実に心動かされ――(「赤落ち」)。 受刑者との結婚を望む女性、刑務官を挑発するような脱獄計画。不可思議な出来事を解き明かすうち、良太は刑務所の闇に迫っていく。傑作社会派ミステリ。
  • 碁打秀行 私の履歴書
    5.0
    昭和9年、9歳で碁界に足を踏み入れて以来、棋聖戦6連覇、史上最高齢となる66歳でのタイトル(王座)獲得をはじめ、無類の強さを誇った著者は、また自由奔放な人柄でも多くのファンを魅了した。ギャンブル好きが高じて抱えた莫大な借金の話、数知れぬ酒での失敗、二度に亘る癌との闘病など、自らが体験したスケールの大きなエピソードを明かしながら、戦前戦後の囲碁界の歴史と、碁の魅力を縦横に語った痛快無比の傑作一代記!
  • 離愁
    -
    作者自身である「私」が、異郷パリで胸の病を得てスイスに療養生活したときの闘病の体験記。異国人の間で、ことごとに日本人であることを意識させられる孤独と、妻との愛情のもつれの寂寥の中で重病と闘いつつ深い生命感を体得してゆく過程が、誠実鮮明な筆致で綴られている。1946年刊。
  • 離愁
    3.5
    昔の美貌を残しながらも無表情、徹底して人とのかかわりを好まなかった藍子叔母。謎に満ちた叔母の人生に、わたしは物書きとしての興味をかきたてられた。叔母に届いた手紙と、ある男の手記。調べていくうちに、若き日の叔母の恋人は、ゾルゲ事件で投獄されていたことを知る。戦中から戦後、そして現在へと、脈々と続く連鎖の不思議。昭和という時代に翻弄されながらも、気丈に愛を貫き通した藍子――。『症例A』の多島斗志之が描き切った、渾身の純愛小説。
  • 石田波郷句集
    -
    波郷俳句が万人から愛されるのはその詩精神の高さに基く。リリシズムと浪漫主義が美しい階調を奏でる「鶴の眼」の青春性。格調高き「風切」の古典性、大陸の戦野に一兵卒の哀歓を描く「病雁」、焦土諷詠に徹した「雨覆」、死を超克した「惜命」と高邁な詩人が、一切を放下して俳句に生涯を託した姿が見られる。
  • 王子様、いただきっ!
    5.0
    「眠れる森の美女」「シンデレラ」「白雪姫」…世にある数々のおとぎ話で、お姫様は王子様と末永く仲良く暮らすけど、そんなステキな現実はどこを探してもありゃしない! 失恋、裏切りに傷ついて、その辺の男で手を打ちゃ、ついてくるのはローン地獄に姑との戦い。「そんな人生はイヤ」というあなたに、古今東西の物語を元に理想の王子様を手に入れる方法をお教えします。シビアな現実にへこたれず、最高の王子様を探し出せ! 前向きなお姫様たちの爆笑恋愛エッセイ。
  • 父の贈りもの
    3.5
    「君の名は」「喜びも悲しみも幾歳月」等の名作映画で一世を風靡しながら昭和39年、東京オリンピックの年に不慮の事故により37歳の若さで逝去した俳優・佐田啓二。以来、伝説の二枚目銀幕スターとして人々の心に深く焼きつけられてきた父の秘話を、当時6歳であった愛娘・貴惠が、一緒に過ごした短い年月、残された秘蔵の写真やフィルムの中からひもといてゆく…。眠っていた記憶の中から掘り起こされる父・中井寛一(本名)の人間臭い素顔と、彼が貴惠や弟・貴一に与えてくれた素晴しい心の贈りものとは? 感動あふれる家族の歴史。
  • 中村汀女句集
    -
    豊かな感性と、すぐれた才能を充分に駆使して、日常のこまごました題材から見事な表現にまで高める芸術性。明るい色彩、美と情をないまぜて生命の心情を養う旺盛な作句力、家庭俳句の開拓者として多くの婦人を指導した包容力。単に現代女流俳人の第一人者にとどまらず、わが国の代表的文化人として活躍する著者の自選句集。
  • F 落第生
    4.0
    1巻418円 (税込)
    ポジティヴに生きることだけが、決して正しい生き方じゃない。後悔したって、前向きじゃなくたって、少しずつでも歩くことさえ止めなければ、大丈夫。恋において、友情において、仕事において――。人生のなかで何かに「落第」してしまった女の子たちへ贈る、短編集。「シコちゃんの夏休み」「 最後の一枚」「 忘れられなくて」「 ショートカット」「 家並みのむこうにある空」「 岸辺の駅」「 重たい色のコートを脱いで」の7篇を収める。
  • 八王子のレッド・ツェッペリン
    -
    都会でも田舎でもない、どっちつかずのとても宙ぶらりんな街が八王子だ。その街の片隅で今日も僕は宙ぶらりんな気持ちのまま、4月の空をながめている。僕は進学も就職もしなかったわけで、家業の工務店を真剣に手伝うわけでもなく、長い春休みをすごしているような毎日を送っている。なぜなら、自分の中で決めていたからである。プロのミュージシャンになることを……。木根尚登が自らの青春の彷徨を描く、TMネットワーク結成前の伝説の物語。
  • 山と渓谷 紀行編
    -
    日本アルプスと秩父の紀行文29篇をあつめた。時代は、明治の末から大正初期にかけて。登山があまり行われなかった、日本山岳界黎明期の牧歌的な登山、山岳風景が美しく展開する。富山市の近くで生れ、幼時から朝に夕に日本アルプスを眺めて山にあこがれ思慕を燃やし続けた著者の心象風景でもある。山岳文学の名著として知られる。
  • チューサン階級の冒険
    -
    嵐山光三郎とは何モノかというと、にわかには答えられない。いろいろなことをやってきた。だから、友だちが多いヒトだ。今も、かぞえきれないほどたくさんのことをやっている。それで、ますます友だちがふえている、らしい。昔から忙しかったのに、メゲずに書くことが好きであった。その結果としての、これが、じつは処女作。――男ゴコロとか女ごころとか、スジコとかイクラとか、孤独だとか、いろいろなことがわかるようになる。愉しいうえに、読めば効くという、たぐい稀れなる本。著者の性格からも、タイトルからも、これはもうNHKと同じ、世の中に初登場の「皆さまの本」なのであります。
  • 嫉妬
    -
    1巻418円 (税込)
    「僕に、他に、女がいる……」。夫の突然の告白に激しく動揺し、失望にとらわれる麻衣。妻への告白によってさらに心を苦しめられる夫・壮一郎。不倫によって亀裂の入った夫婦の心理、灼けつくような葛藤を、緊密な文章で鮮烈に描きだした表題作ほか「凪の光景」「彼女の問題」「海豚」を収録。恋愛小説の名手・森瑤子の代表的作品集。
  • 風ふたたび
    2.0
    作者はみずみずしい文体を駆使してユーモアとペーソスに富んだ珠玉の掌篇をものとする文壇の鬼才。これは、朝日新聞に小説執筆中急逝した林芙美子のあと起用され、構想三日にしてその任を全うしたいわくつきの新聞小説。仙台から学会出席のため上京した大学教授に盗みの疑いがかかる。教授は東京駅で倒れ、昔の教え子の下宿へ。駆けつけた娘は、父親に盗みの疑いがあることを知り、被害者の元を訪ねる……。「荒々しい風音の中で、あくまで明るい表情を捨てぬ数個の人物」は読者の胸に涼風を呼ぶ。
  • 言葉の虫めがね
    3.0
    たとえば万葉集をひもとけば、千年以上前の言葉が、そこにはある。私が口ずさめば、千年の時空を超えて、鮮度を落とすことなく言葉は蘇る。言葉は、永遠なのだ。けれどたとえば、今日私が恋人に言った「好き」という言葉は、今日の二人のあいだで成立している、たった一度きりのもの。言葉は一瞬のものでもあるのだ―。読むこと、詠むこと、口ずさむこと。言葉を観察し、発見するエッセイ集。
  • 池辺の棲家
    4.0
    多彩な渡り鳥が飛来する池のほとりで暮らす千亜子。夫は老母の介護で実家に帰ったままだ。子供たちも出て行った。カラスのクロウと語り、林の生き物たちと交流し、牛飼い少女の物語の翻訳に打ち込む日々は、悪くはない。人道という偽善に付き合うよりも、生物としての死に場所を探したいからだ。美しくも激しい自然の中で、生と死に深い独自の眼差しを向けた新たなる感動小説。
  • 天皇家の人々 皇室のすべてがわかる本
    -
    天皇と皇族は、毎日どんな生活を送っているのか。仕事は何をしているのか。冠婚葬祭や宮中祭祀にはどんなものがあり、それにはどんな人たちが関わっているのか。そして出産、子育てはどのようにされるのか――。戦後、象徴天皇制の下、皇室はわれわれ国民にとって身近な存在になっていったが、その詳しい実態に関してはまだまだ知られていない点が多い。本書は、菊のカーテンの内側をわかりやすくコンパクトに解説。21世紀の国際社会で活躍する、新しい皇室の姿を紹介する。
  • 嘘なら優しく
    3.0
    孤独な夜の谷底で、誰かが不意に心の襞に手を差し入れてくる。ひやりとした感触を残酷に感じながら、味わわずにはいられない。そんな恋の始まりがある(あとがきより)。そんな恋はきっと初恋ではなく、せつなく苦しい、いくつかの恋を経て、それでもやっぱりその手を取らざるを得ない、心の事情がある。終わらせなければならなかったそんな恋を、一つ一つ心の襞に刻み込むように書かれた恋愛小説集。表題作ほか、「父の恋人」「魂の音符」「手のひらのプライド」「あなたを抱いた夜」「孤独の夜の夢」。
  • ラストチャンス
    -
    横浜で現金輸送車を襲い、警備員ふたりを殺して、4億もの大金を奪って逃げた男たちが無人の別荘に逃げ込んだ。しかし仲間に裏切られ、まだ金は手にしていない。一方、石川夫妻は車で別荘に向かっていた。2日後には娘のあゆみもくる。自らの目の前で妻子が凌辱される!! いま命をかけた最後のチャンスに男は挑む。激しく凄まじい官能バイオレンスの世界。
  • かわいい子には旅をさせるな
    3.5
    鷺沢さんの旅はどこへ行ってもトラブルばかり。事前に目的地の正確な位置を調べなかったために、10メートル先も見えない霧の峠道で「はとバス」を反対車線から無理に追い抜くことになってしまったり、安いチケットを追求したために複雑な経由の便になってしまい、ロスト・バゲージのためシカゴの空港で6時間もひたすら待つことになったり――。だけど、やっぱり、旅立たずにはいられないのでした。笑って泣ける珠玉のエッセイ集。
  • 恋をするには遅すぎない
    -
    愚かで、考えなしで、向こう見ず。そして一途で、恐ろしいほどのパワーがあって――。恋はいつでも自己中心主義。たとえ周りに面倒かけても不幸にしても、そういう常識にかまっていては走りだせない。いくつになっても、結婚してても、子供がいても。病気であっても、異国にいても、貧しくても。恋をするのに、決して遅すぎるということはないのだから。恋の疾走に、幸多かれ! 全国の恋する女の子たちへ贈る、応援恋愛論! ※本書は一九九三年、大和書房より刊行され『ティア・ドロップ・プラネット』を改題、加筆・訂正したものが底本です。
  • スタジアムで会おう
    3.5
    西武ライオンズの四番打者〈清原和博〉。神になったチャンプ〈ジョージ・フォアマン〉。天才ジョッキー〈武 豊〉。劇場(スタジアム)では、様々なドラマが生まれ、去っていく。感動と興奮に満ちた物語。珠玉のスポーツ・ノンフィクション集。
  • 空が見ていた
    4.0
    9回裏、二死満塁。そこでフォアボールを与えてしまったピッチャーは、何を考えればいいのだろうか。数万の観衆に見つめられている男たちには、もうひとつのサイコ・ドラマがある。そこまで見透すことができるのは、おそらく〈空〉だけだ。空が見ていた――その視点は、異次元へと僕らを導いてくれる。エッセイ風に綴ったドラマチック・ストーリー。
  • 夏の終りにオフサイド
    4.0
    夏――青い空、入道雲、照りつける太陽。夏の始まりには、さまざまなドラマが生まれる。ドラマが幕を閉じる頃、夏は静かに終りをつげてゆく……夏とは、そんな季節である。夏が見ていた、スポーツ・シーンをさわやかに描く〈スポーツスケッチ〉。貴方も夏と一緒にこのドラマを御覧ください。
  • 美味読書 ~愛も学べる読書術~
    3.0
    恋愛の達人・サイモンさんは読書のしかたも一味違う。事件が起これば『FBI心理分析官』のプロファイリングを超える名推理を冴えわたらせ、科学書を読めば自著『あすなろ白書』の登場人物を明快に解説。恋愛文学はもちろんミステリ、心理ノンフィクションまであらゆるジャンルの本から男と女の心の機微や、作家の心理を読み解き明かす。サイモンさんの読んだ本も、書いた本音もおいしい。笑えて学べる美味なエッセイ、まずはご賞味あれ!
  • 休息の山
    4.5
    小学6年の夏、まるで冒険旅行か探検のように胸を躍らせ、兄について初めて登った川苔山。頂上で雄大な景色が待っていた、息子と登った槍が岳。岩と雪の殿堂、剣岳で雲間から見えた日本海。山には浮き立つような感動と心を軽くするやすらぎが待っている。都会の生活に疲れた心へ届く山からのたより。温泉、雪渓、岩場と日本の山のエッセンスと奥深さを、好感あふれる温かい文章で綴った山のエッセイ。
  • 影の鎖
    3.0
    祝福すべきひとり娘の小学校の入学式の日に起こった悲劇!久子は、一瞬にして最愛の夫と娘を、トラックによる“ひき逃げ”で失ってしまう。怒りと悲しみにふるえる彼女は「私の手で犯人を殺してやりたい」と、憎しみをつのらせていった。一方、絹織物メーカーの社長が自宅で青酸カリにより中毒死した。その妻絹枝は、夫の死んだ日、若い愛人と密会していた――。境遇の全くちがう二人の女性たちの遭遇した事件は、やがて一本の糸につながっていった……。表題作ほか、過去に秘密をもつ人妻がまきこまれた殺人事件の罠などを収めた傑作短編集。
  • 必要のない人
    3.5
    五十五歳の誕生日を迎えて間もなく、野末稔は『毎朝タイムス』の印刷現場セクションから、子会社の『毎朝文化セミナー』へ出向を命じられた。稔は一日も休むことなく、新しい職場に通っていたが、二週間を過ぎた頃から、ひどくみじめな思いに悩むことがふえていた。具体的な原因は何もなかったが、以前のような「俺は必要とされている人間」だという昂揚感がどうしても持てなくなっていたのだ……(「必要のない人」)。恋、性、老い、そして死――。人生の大きな流れのなかで、揺れ、惑う、男と女を描く、著者初の本格短編小説集。
  • 十津川警部捜査行 北陸事件簿
    値引きあり
    4.0
    とき403号が終点の新潟駅に到着したとき、車内から刺殺体が発見される。持参していた履歴書は60代の男性だったが、30代のフリーライターだと判明。何のために変装したのか……。他、4篇を収録。
  • トワイライトエクスプレスの惨劇
    値引きあり
    -
    大阪─札幌間を走る豪華寝台特急トワイライトエクスプレス─その最後尾に設けられた夢の特別スイートは『動くホテル』とも称され、チケットの入手は絶対不可能との伝説さえある。その切符を孫娘との旅行のため入手した老人が何者かに殺され、1号車スイートの切符も消えた。数日後、老人そっくりの『首』が俳優・藤城清秀の自宅に届き、彼が仲人を務める超人気女優・稲垣景子は婚約者と共に問題の1号車スイートに乗って札幌へ旅立つ。そして同じ列車に乗り合わせた朝比奈耕作に凄まじいまでの連続殺人が襲いかかる!
  • 家族の絆
    3.0
    「キレる」子供が増えて生徒が教師を刺してももはや誰も驚かない現代日本。その原因は、母性一色に染まった日本人のキャラクターにあるのではないか。結婚後、作家修行のために子育て、主夫業に挑まざるをえなくなった著者が必死に築いた“家族の絆”、そして体感した父性の確かな手応え。家父長制とは正反対の鈴木流“父性”こそが、家族を、日本の社会を希望ある未来に導くのでは? すべて子育てパパ、ママに贈る勇気のでるエッセイ集。
  • 悪魔岬
    5.0
    不倫の恋の清算のための心中で生き残ってしまった女――。自殺関与、死体遺棄の罪で懲役三年執行猶与二年。三条雄介と群馬・浅間隠山で心中をはかった小此木美紗に科せられた罰だ。美紗に捨てられた元婚約者の松平は、この心中事件に疑問をもち、三条の妻・八千代とともにその真相を追う。だが、美紗もまた三条の命日に十和田湖で「海で死ぬ」との手紙を遺し不審な死をとげた……。大人気、長編官能推理の大作。
  • 悪魔の誘惑
    -
    「ニシノソノシニコクハクタノミマス」。写真の裏に書かれていた謎の文章、そして現場に残された「ヨ人」の二字……。これこそ暴漢に襲われ、失明の末に自殺した夫による、犯人告発のメッセージではないのか? 麻衣子は、事件の鍵を握る西ノ園誉人に接近、二人きりで一カ月間のヨット航海にでる機会を掴んだ。めくるめく性の快楽に陶酔させられる麻衣子! そして、男はある重大な秘密を打ち明けようとするのだが……。愛憎渦巻く官能サスペンス小説の超大作。
  • 悪魔の沈黙
    -
    夜道で暴漢に襲われた絵理子は、持っていたゴルフクラブを夢中で振った。衝撃と絶叫の中、必死で逃げる絵理子は通りかかった男の車に拾われるが、男は別れ際に謎の言葉を残して去っていく。ところが数日後、名乗りもせずに別れたはずの男が絵理子の前に現われた。何を知っているのだろうか……。男は次第に悪魔の本性を現わし、絵理子の肉体を要求し始めるのだが……。魔性を秘めた男と女を、精緻な官能描写で描く、迫真の長編サスペンス。
  • 宵待歩行
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 どこまでも進むと、咲きこぼれる静かな花々が自由気ままにあらわれる。かわかない涙はどこへいくのだろう。四季の移ろいを背景に「はかなさ」を独自のスタイルで詩に詠い上げた、銀色版純情詩集。
  • いやいやプリン
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人が楽しそうなのがいやだから、ついいじめてしまうプリンくん。だけど、ひとりぼっちになっちゃって、ブルーにもなる。そんなある日、海で溺れたところをタコくんに救われて「悟り」を開いた気分になるのだが……。
  • 門

    3.9
    ひとりの人間の犠牲において成立した宗助とお米の愛の勝利は、やがて罪の苦しみにおそわれる。「人間の心の奥底には結核性の恐ろしいものがひそんでいる」という。ついに宗助は禅寺の山門をたたくが、安心と悟りは容易に得られない。そこに真の意味の求道者としての人間漱石の面目があった。明治43年の作品。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 彼岸過迄
    4.0
    「行人」「こゝろ」とつづく後期三部作の序曲。このあたりからの作品は漱石自身の問題に密着してくる。人間ゆえのエゴイズムの悲劇は、自意識をもてあます須永と千代子に……。1912年の作品。
  • ワンナイトミステリー 「香港の魔宮」殺人事件
    5.0
    日本の会社でOLをやっていては、女に未来はない。そう決断した沢村麻季は、人生の成功を賭けて香港へ旅立つ。だが、野心の陰で麻季は、友人のキャッシュカードを何度も盗んでは金を引き出すという犯罪に味をしめ、その罪を隠すため委託殺人まで犯していた。麻季の婚約者西条雄一は、その黒い行為に薄々気づくが、まったく任意に決めた暗証番号がなぜ解読できたのか、銀行員の彼にも推理ができない。そして解決は精神分析医・氷室想介の手に委ねられた!
  • ワンナイトミステリー 「カリブの海賊」殺人事件
    3.0
    『カリブの海賊』と呼ばれ海外で大活躍中のボクサー・カルロス山東と創刊誌上で対談するため、カリブの島バハマへ飛んだ推理作家の朝比奈耕作。が、対談開始直前に相手が殺された! いつも右の目に髑髏マークの眼帯をして海賊ムードを演出していたボクサーが、なぜか反対側の左目に眼帯を掛け、しかも真正面から襲われ、何の抵抗もできずに金づちで撲殺されたのだ。あれは『コロンブスの卵』だったと朝比奈が志垣警部に語る意表のトリックとは何なのか?
  • ワンナイトミステリー 「巴里の恋人」殺人事件
    5.0
    地味な性格で友人もおらず、寂しいひとり暮らしのOL山添亜希子の留守番電話には、伝言が入っていた例しがない。メッセージ有りを示す赤いランプの点滅が見たくて、亜希子は自分の留守TELに自分で伝言を吹き込む、むなしい一人二役の行為を繰り返していた。ところがある日、亜希子をデートに誘う謎の男の声がテープに録音されていた。不安と期待で胸が高鳴る。が、甘い夜を夢みてホテルに向かった彼女を待ち受けていたのは上司の物言わぬ死体だった!
  • 京都の祭に人が死ぬ
    4.0
    都大路をねり歩く華麗な時代祭の行列。先頭の馬車に仕掛けられた爆弾によって市長が死亡、さらに再開した行列の中で静御前に扮した女性が青酸死した――。テレビ中継のゲストとして祭を見ていた推理作家矢村麻沙子は、馬車の入っていた倉庫の数字錠から事件の真相に迫ってゆく……。(時代祭に人が死ぬ) 歴史と伝統を誇る京都の祭を舞台に、トリック・メーカーの女王が贈る傑作推理短編集!
  • 子どもの隣り
    3.9
    「わたしはどうせ死ぬんだから」――四度目の心臓手術を拒否し、いつもそう言っては母親を泣かせている少女・千佳。その千佳が、隣の病室の患者との触れ合いの中で、次第に心を開いていく様子を描いた「燕の駅」。四歳の男の子・タアくんの日常と、その瞳に映る様々な大人たち、そしてタアくんが心の中に秘めている痛いほどの孤独と不安を描き出す表題作「子どもの隣り」など、全四編を収録。現代に生きる子どもたちの傷つきやすい心を繊細に描き出した、珠玉の作品集。
  • 死体は告発する 毒物殺人検証
    3.0
    「毒殺が病死として葬られるのは、もうたくさんだ!」変死体解剖34年の経験を持つ“死体の権威”上野正彦が、途絶えることのない毒殺事件に怒りの筆をとった。砒素、青酸、農薬、睡眠剤、一酸化炭素、トリカブト、覚醒剤、アルコール、猫いらず、クレゾール、シンナー……。古今東西のありとあらゆる毒物殺人の謎を解き明かしながら、監察医制度の未整備な“毒殺天国日本”の現状を告発する。
  • ワンナイトミステリー 「ナイルの甲虫」殺人事件
    -
    自主映画の大ヒットを夢見て、海外ロケに出発した5人の大学生。舞台に選んだのは古代エジプトのファラオたちが眠る「王家の谷」。その地で主役を演じる岡崎拓哉が、全身に包帯を巻かれた格好で謎の突然死を遂げる。3年後、撮影に加わっていた女子大生から事件の解明を乞われた推理作家の朝比奈耕作は、現地へ飛んだ。雄大なる古代遺跡の地で、彼が導いた結論は他殺。犯人を示す鍵はナイルの甲虫をかたどった「心臓スカラベ」の置物。だが死の瞬間を撮ったビデオに意外な真相が……!
  • ママの恋人
    -
    1巻418円 (税込)
    ママの三年来の愛人は、ママの男として、彼以外考えられないほど完璧だった。両親の結婚の破綻を知らずに、私は二十三歳、婚約者がいる。今、サヨナラを言おう。ママの女としての幸福のために、ママに。私の幸福のために、婚約者に。そして、旅に出よう――。心にひりつき、滲みとおる。ほろ苦い、大人の恋の掌篇集。
  • 致死家庭
    4.0
    少年時代、虫でも殺すように幼女を川に突き落とし、溺死させた波多野と的場。共に社会人となった二人の共犯者が三十数年後、偶然街で出合った。互いに近況を語り合ううちに、的場がとてつもないことを告白した。時折、無性に人を殺したくなるというのだ。波多野は、家族も本人も死を望んでいる末期癌患者を教えてやった。的場は自殺に偽装し、その患者を殺した。やがて波多野は、限度を超えて家庭内暴力を振るう息子正介を的場の標的に供したのだが……。異色の社会派長編推理。
  • 創神 織田信長
    3.0
    「儂はのん、この世でこのうえなき神だで。今生で儂より偉き神はあらぬゆえ、後生にてもまた、儂はこのうえなき神になるのだわ」。天正7(1579)年、織田信長は天下統一の拠点として安土城天主閣を完成させた。 この幻の名城の内部には巨大な「吹き抜け空間」があり、その中心に宝塔が安置されていた。この宗教的演出は何を意味したのか。『下天は夢か』で爆発的ブームを起こした著者が、信長の実像に鋭く迫る!
  • 聖アントニオの舌
    4.0
    時は中世イタリア。当時パドヴァに暮らした修道士アントニオは、人智を超えた不思議な力で数多くの奇蹟を起こし、人々を病苦・死から救い出したという。彼の死後700年以上経った今も、その聖性は人々の心に脈々と生き続け、その証として崇められているのは、彼の干からびた舌であった……。表題作の地パドヴァ、魔女伝説が残るトリオラ、鞭打ち苦行の儀式が行われるチェリアーナ、魔都と呼ばれるトリノ等、直木賞作家の著者が、イタリア中世の奇蹟と神秘の地を訪ね歩き、彼らの魂と深層を探りあてた、知的好奇心溢れるエッセイ。
  • 人類への胃散
    -
    「ゲルマン民族の大移動」に潜む驚くべき事実。エルサレムを目指した「十字軍」の真の目的、等々。偉大なる歴史学者“野田秀樹”が勇気をもって真実を語る驚愕の一冊。
  • じゃじゃ馬ならし
    -
    所はイタリアのパデュア。その町にかくれもないじゃじゃ馬娘キャタリーナは家中の悩みの種。そこへあらわれたのは彼女を上廻るような癇癪持ちのヴェローナの紳士ペトルーチオ。彼との否を言わせぬ結婚にキャタリーナは息も絶え絶えな目にあう。結局、荒馬は調教され、めでたく里帰りには貞淑,従順な婦人に生まれ変わるという喜劇。
  • 白いページ I
    -
    1~3巻418~506円 (税込)
    たとえば、作者が新潟県の山奥で暮したときに初めて飲んだ岩清水の話。「ピリピリひきしまり、鋭く輝き、磨きに磨かれ、一滴の暗い芯に澄明さがたたえられている。のどから腹へ急転直下、はらわたのすみずみまでしみこむ。脂肪のよどみや、蛋白の濁りが一瞬に全身から霧消し、一滴の光に化したような気がしてくる。……」そんな超一流品と呼べるような水が味蕾にしみこんでくるような歓びを、作者のまさしく超一級の文章によってあなたは存分に味わうことができる。飲む・食べる・困る・驚く・狂う・弔(いた)む・流れる・学ぶ・遊ぶ・余枝る…21の動詞形の章からなるこの一冊は、あなたを快い酩酊と、ときにはラブレイふうの哄笑やユーモアへと誘う。作者の“裸の味覚”と豊饒な表現の中に詩人の資質が光る。極上のエッセイ。
  • 反骨の思想
    -
    現代は言葉が氾濫している。新聞、テレビ、雑誌、チラシ、いたるところに文字が溢れている。サラリーマンとてその洪水とは無縁ではない。むしろ、言葉の本当の意味を理解し、有効に利用する者こそが、熾烈な企業内競争に打ち克ち、生き残っていける。サラリーマン経験十年の著者が、上役、昇給、ゴマスリ、名刺、忘年会等、サラリーマン生活と関係の深い事項を選び、ユニークな解釈、解説をほどこした。新しい発想を生み出すビジネス事典としてサラリーマン必携の書!
  • 小さな郵便車
    -
    恋愛、嫉妬、嫁姑、病気――悩みや不安に出会った時、身近な人より遠くの人の冷静な助言が、解決への「鍵」となることは多い。聖書の導きのまま、清らかにかつ厳しく「生」を見つめる三浦綾子が、迷うあなたへ、真摯なメッセージをおくる。「悩み」体験によって成長し、生きる勇気と希望を持ち得るように、「空しさ」を超えた生きがいを実感できるように、人生への愛と祈りをこめた、明日への道しるべである。
  • 花失せては面白からず 山田教授の生き方・考え方
    3.8
    『この三年ほどの正月、わたしは不思議な、そして精神的にはとても贅沢な過ごし方をしている。学生時代の教授と二人だけのゼミナールで元日の午後を過ごす、のである。教授は今年九十三歳、わたしは六十八歳。』忠君愛国以外に生き甲斐なしと信じ、海軍の少年兵に志願入隊した著書は、敗戦によって価値観の根本的な考え直しを迫られ、東京商大に入学。そこで出会った理論経済学の山田雄三教授こそ、著者の生涯を決めた人物であった。出会いから四十余年。探究心で結ばれた、心洗われる“人間の絆”を通して著者自身の精神形成史を綴った感動の一冊。
  • 東京少女歳時記
    -
    “特別”にあこがれながら、“普通”を抜け出せなかった少女・酒井。そんな普通の女子高生が、突如「東京女子高分類」なるものを書き出した。友達はとても面白がって読んでくれる。よし、雑誌に送ってみよう! そうしたら、なんと泉麻人氏から連絡が入ったのだ。――「マーガレット酒井」の誕生である。コラムニストとして活躍しだした女子高時代から、社会人になるまでの多感な頃の心の内を日々の出来事とともに、一枚一枚綴っていく、自伝的エッセイ集。
  • 太陽の世界 1 聖双生児
    5.0
    かつて、南太平洋には巨大な大陸が存在していた。それはムーと呼ばれていた。そこには、想像を絶するほど高度に完成された一大文明が栄えていた。だがある日、広大で肥沃な土地に住み、完成された国家を持ち、平和な日日を送るムーの人々を、突然の災厄がおそった。大地震、大洪水、そして火山の爆発があいつぎ、そこに栄えたあらゆるものを、跡かたもなく海中に没し去ってしまったのだ――。失われた大陸・ムーの誕生から滅亡に至る2000年の歴史を描く大河ロマン。
  • 真贋の森
    5.0
    美術史家としてすぐれた才能をもちながら、学閥から追放され敗残の生活を送る宅田老人。贋画の天才酒匂鳳岳の発見によって開始される学閥への復讐は、まず、鳳岳の描いた「秋山束薪図」が、未発見の浦上玉堂の作と評価されて成功するかにみえたが…。表題作ほか「上申書」「剥袋」「愛と空白の共謀」「装飾評伝」を収める。
  • 女の旅じまん
    3.0
    財力、人数、そして持ち前の自己中心性にものを言わせ、世界各地の重要拠点を破竹の勢いで次々と制覇しているOLたち。言葉の通じない国でもオドオドすることなく、「だって日本人なんだもーん!」とばかりに郷に入っても郷に従わずマイペースで行動し、体当たりのボディランゲージでコミュニケーションをとってしまう…。成田出発から税関での攻防、旅先での友情決裂、土産話の苦痛まで、“緊張しない”“躊躇しない”“遠慮しない”と海外で快進撃を続けるOLたちの旅姿を詳細にレポートした爆笑エッセイ!
  • 男たちの経営
    4.0
    石鹸は、「たかだか石鹸…」と軽視されがちだが、明治時代には「文明開化を象徴」するような工業製品の一つだった。“日本の夜明けをになう新しい人間像”のモデルとして、島崎藤村の未完の大作『東方の門』にも登場する花王石鹸の長瀬富郎。そのころ混乱の場にあったこの業界に〈高級新石鹸〉として、アイデアを駆使して挑戦した花王石鹸の創立と発展の歴史。一企業が単なる「職場」以上の意味をもって、そこで働いたことのある人たちの「心の故郷(ふるさと)」たり得るかを問いかけ、男たちの経営に賭けた人生を描いた、感動の長編小説!
  • 頭は帽子のためじゃない
    3.0
    脳細胞っていう奴は、元来怠け者なんです。少しでも暇があると、すぐ休もうとするんです。それでなければ、「頭は使えば使うほど、よくなる」と言われる訳がありません。とくに最近は、面白い頭の使い方をする人が少なくなってきました。それでこの本のタイトルの登場です。独自の発想と着想をする著者が、頭の使い方を考えてみました。御一読を!!
  • 丸の内の空腹 OLお食事物語
    3.0
    外食・ストレス・おつき合い…ダイエットの敵と共存するには?中華料理の円卓におけるベスト・ポジション。彼の家でご馳走になる夜、「親の顔が見たいわ」と言われないために。コンビニ・リフレッシュの快楽。ご馳走してくれる上司の「可愛がりたい欲」を満足させる秘訣。――おいしいものを、幸せに食べるための努力は尽きない…。OLの〈食〉をめぐる生態を鋭く描いたコラム24編+書き下ろし。
  • まごつき一家
    4.0
    私は市立高校の二年生。父と弟と三人で団地住まい。母は五年前に亡くなった。母のいない寂しさはちょっぴりあるものの楽しく暮らしている。「どうや、道子に健、明日の朝、ひとつ散歩にいってみるか」――土曜日の晩、父は珍しいことを言った。酔うと理想主義者になる父である。酔っぱらったのかと思ったが、これは、なかなかに意味深長な、意外な伏線であった……。思春期の少女と父の再婚話を、明るく、ほのぼのと描くジュブナイル長篇。
  • 不可触領域
    -
    一組の婚約者が、祭りでにぎわう町をあとに、自動車で東京へ旅立った。だが、山越えの途中、目をふさがれたような深い霧に出合い、動けなくなってしまった。その時、突然、一匹の豹が襲いかかってきたのだ。しかも助けを求めに二人が飛び込んだ家の中には、無惨な集団自殺者の死体が点々ところがっていた。いったい何が起こっているのか。 この事件を発端にして、一つの町を得体の知れぬ恐怖がおおいはじめた。
  • グリム、アンデルセンの罪深い姫の物語
    3.0
    女はマスターベーションをしてはならない、という性教育の寓話「眠り姫」。死体愛好者の変態王子が服と食べ物にしか興味のない頭の軽い白雪姫を見初めた話「白雪姫」。初体験に憧れる乙女と欲求不満のおばあさんに中年オオカミが殺される恐怖のストーリー「赤ずきん」。階級闘争のマルクス主義者たちが女性差別には寛容だったために死んだ悲劇の女の子「マッチ売りの少女」。独自の視点とユニークな解釈で描く7編を収録。
  • カンタベリー物語
    4.5
    僧侶、商人、舟乗り、医者、機織り女等、当時イギリスでのあらゆる職業、階級の人々が一団となってカンタベリーへ巡礼に出る。その途上、各人が物語を語るという構成をとる。14世紀のイギリスに於ける国民的叙事詩であり、チョーサーの最大傑作であるばかりでなく、イギリス文学史上は勿論、世界文学史上まれにみる傑作。
  • 会社員で行こう!
    3.0
    ダサくて、いつも疲れた顔で、たいてい酔っ払っている会社員。外からは、そんな風に見えるけど、実際会社に入ってみると、彼らが最も格好いいのは、会社にいるときの姿だった!もてる名刺、もてない名刺。キャリアと美意識のせめぎ合い、会社員ファッション。挨拶の微妙な距離感。会議必修用語集。〈噂〉の流通ルート…など。全ての女性部下を持つ上司と、若きビジネスマン、そして男社会に働くOLに捧げる会社生活必勝エッセイ。
  • お年頃 乙女の開花前線
    3.0
    問題は、自意識!――男の子に好い印象を与えたか? 友達は、本当は私の事をどう思っているのだろう? ひと一倍それに悩んでいた私は、はたと気づいたのです。みんな思っていることは同じなんだって。おしゃれや雑貨にこだわるのも、男の子に恋するのも自意識があるからこそ。 せっかく女の子に生まれたんだから、楽しまなくては損ってものだわ。肩の力を抜いて、平凡さに胸をはりましょ。人気上昇中、女の子たちの代弁者、酒井順子が放つ、新感覚エッセイ。
  • アナタとわたしは違う人
    3.3
    子供にお受験させる女vsさせない女、内股の女vs外股の女、パンツをはく女vsパンティーをはく女、和式便所を使う女vs洋式便所を使う女…。「この人って私と別の人種だわ」と内心思いながらも、なぜか器用に共存してしまう女たち。ならば二種類に分類してみようではありませんか。すると、その嗜好や態度の裏に隠された、女の本音が垣間みえてきて…。斬新な角度から現代女性を二通りに分類し、その素顔を浮び上がらせてゆく、痛快エッセイ!
  • ラスト・ワルツ
    3.5
    12年前。18歳で上京したぼくは、10歳年上の花菜子さんと出会った。三つになる息子と二人住まいの彼女と、ぼくは少しのあいだだけ一緒に暮らしていた。そんなある晩、花菜子さんは犬の首輪をつけて帰ってきた。それはある男と他人のままつながっている証だった。そして12年ぶりの再会。ぼくと、花菜子さんは、他人のままつながることができるのか。人を愛することの苦しみと悲しみを描いた、恋愛小説の傑作!
  • 紫色の場所
    4.0
    このささやかな成功がいつまでも続いて欲しい。自分だけがいつも他人からちやほやされ、一流の仕事を山のように持っていたい――。不安と野心が交錯する売れっ子スタイリスト・見村ヒロミは初めて体験した「浄霊」に興味をもち、除々に新興宗教「久慈尊光教」に深入りしていく。心の平安、生活の安泰を求める私たちにとって、神の役割りとはなんなのだろう。「宗教」と現代人の心の接点を細やかに描き、新境地を切り開いた傑作長編小説。
  • ココナッツ
    3.5
    実乃に中学二年の夏休みがやって来た。特に変わったこともない静かな町で、便利屋の父親を手伝っていたそんな時、実乃が密かに心を寄せる永春さんの同級生、ロック歌手の黒木洋介のコンサートが開かれることになるが……。何かすばらしいことがあるかも知れない。そんな少女の季節を描いた、清々しくほろ苦い青春物語。
  • 金曜日にきみは行かない
    3.5
    天才ロックシンガー白石ありすの記事を依頼された音楽ライターの〈きみ〉。だが、インタビューは散々だった。ありすが全く口を開こうとしなかったからだ。それでも〈きみ〉は十個の質問に対する、ありすの十通りの沈黙を書き分け、編集部にファックスする。そこに、ありすから「助けて」と電話が入る。東京湾岸のスタジオを抜け出し、紅葉の足尾へ、新宿歌舞伎町の街路へ、ふたりの逃避行が始まる。境界線を失踪する、ありすと有子。時間の迷路を旅する、きみとぼく。〈分身〉をめぐるネバーエンディング・ストーリー。
  • 満月の夜 古池で
    3.0
    「満月の夜、古池で、俺たちは黒鳥になる」小学生の透は古池公園で人間の言葉を話すカラスに出会うが、その直後から数々の危険に見舞われる。透を助けてくれた老人は、カラスが人間に変身できる不思議な池の存在を教えてくれた。しかし老人は、人間支配を目論む闇組織「黒鳥親切会」に殺され、透もカラスに変身させられてしまい……。直木賞作家の原点ともいえる呪術性あふれた幻想ファンタジー。
  • ラストファミリー
    -
    80歳に近い高齢で、死を待つだけになった老婆・横尾こう。こうには先に死んでしまった息子と娘の、嫁と夫に財産を残したくないという憎悪があった。こうの死の床に立ったのは、あろうことか死へのお迎えでなく、家に忍び込んだ泥棒だった。泥棒に再び怨念の火をつけられたこうは、復讐のために死の床から蘇える……。表題作をはじめ、不思議な出来事が奇妙な世界へと誘う「異次元の夜」、いつもついてない男を描いた「無責任な恐怖」を収録した傑作集。
  • 主婦でスミマセン
    4.1
    私の夫は転勤族。二年に一度は引っ越しだ。引っ越しとくれば大掃除。最後にまとめてキレイにするから、普段は掃除なんていいや、と思うのは、ごく当然のことだろう。しかしある日ある時、うちの後に入った人から、猛烈な抗議の電話が。「汚くて汚くて、住んでられません!」「畳から虫が!」。そうだろうなあ、私も見た。畳の目から極小の、何だかよくわからん虫が這い出てくるのを。「ま、いっか」と放っておいたが。また出たか……。史上最弱?の主婦が日頃の悩みを赤裸々に!大爆笑書き下ろしエッセイ。
  • 海の短篇集
    4.1
    空港からホテルまで乗ったタクシーの運転手は“黒魔術に気をつけろ”と言った。なんでもこの島には黒魔術を使う魔術師が大勢いるらしい。彼らから、恨みはもちろん大金を見せたりして妬みもかってはいけないという。そして、彼らは左手の掌に不思議な模様の入墨をしているらしい。島から悪い思い出を持ち帰ってほしくないという、郷土愛に満ちた運転手の忠告を、わたしは話半分で聞いていたのだが…。(『黒魔術』より)美しい南国の海に秘められた、幻想的で不可思議な掌編小説集。
  • カラー版 百人一首
    3.5
    百人一首をオールカラーで手軽に楽しむ! 尾形光琳が描いた二百点のカルタ絵と和歌の意味やポイントを一首一頁で紹介。人気作品には歌の背景や作者の境遇などの解説を付し、索引等も完備した実用的入門書。
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻
    3.8
    連続殺人事件の死体遺棄現場に佇む男。内なる衝動を抑えられず懊悩する彼は、そこで自分を死体に見たてて写真を撮ってくれと頼む不思議な少女と出会う。GOTH少女・森野夜の、知られざるもう1つの事件。 「GOTH」シリーズ シリーズ1冊目:「GOTH 夜の章」 シリーズ2冊目:「GOTH 僕の章」 シリーズ3冊目:「GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻」 ※「GOTH 夜の章」と「GOTH 僕の章」は、「GOTH リストカット事件」を改題した書籍です ※「GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻」は、「GOTH モリノヨル」を改題した書籍です
  • たった10秒で日本語の常識が身につく本
    -
    「板につく」「青二才」など普段使っている言葉の語源やカタカナ語の知識、さらには「ヤバイ」「リア充」などの若者言葉やネット用語まで、いまさら他人に聞けない日本語の常識が1ネタ10秒でスッキリわかる!※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 逸脱 捜査一課・澤村慶司
    値引きあり
    3.6
    10年前の未解決事件を模倣した連続殺人。立て続けに3人の惨殺体が見つかった。県警捜査一課・澤村は、コンビを組む初美とプロファイリング担当の橋詰と犯人を追うが、上司と激しく衝突し孤立を深める。澤村は過去に自分が犯した失態により心に大きな傷を抱えていた。トラウマを払拭すべく澤村が捜査に邁進する中、さらに4人目の犠牲が出てしまう。被害者の共通点を洗うと、浮かび上がってきたのは意外な人物だった――。
  • 宇宙の声
    3.4
    この広い宇宙には、想像もできないような怪事件が待ちうけている。宇宙基地に連れてこられたミノルとハルコは、奇妙な“電波幽霊”の正体をつきとめるため、広大な宇宙空間へ旅立った。ものすごく攻撃的な鳥が支配していたテリラ星、動物だけを食べつくす恐ろしい植物に占領されたオロ星、かぶと虫のような怪虫に滅ぼされてしまった無人の星など、果てしない宇宙で彼らは大活躍! すばらしい空想の世界に読者をさそいこむ傑作宇宙冒険小説、表題作ほか「まぼろしの星」収録。
  • 乙女怪獣キャラメリゼ 1
    無料あり
    4.9
    謎の症状に悩まされてきた女子高生「クロエ」。人と関わらず過ごしてきた彼女が、学園一のモテ男「新汰」と接触するとき、真の力が解き放たれる――。
  • 不揃いの連理(1)
    無料あり
    4.5
    振られても仕事。OL・田中伊織は失恋を癒やすため、行きつけのお店でやけ酒中。そして、酔った勢いで見た目がちょっと怖い顔見知りの店員・船頭 南と寝てしまう。失敗したと悔やむ伊織。でも南から「忘れたくない」と告げられて…?だらしないけど世話やきな伊織と、優しいけど色々と事情が複雑な南。年齢も事情も環境もまったく違う2人に訪れた過ちスタートの女の子同士の恋愛模様。
  • 欺瞞の殺意
    値引きあり
    3.4
    昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。親族しかいない法要が屋敷で執り行われるがそこで殺人事件が起こる。長女と孫(早死にした長男の子)がヒ素で死んだのだ。調査を進めると、殺された長女の婿養子の弁護士のポケットから、ヒ素をいれたチョコレートの紙片が発見された。 「わたしは犯人ではありません。あなたはそれを知っているはずです――。」 無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となったその弁護士は、事件関係者と「往復書簡」を交わすことに。「毒入りチョコレート」の真犯人をめぐる推理合戦は往復書簡の中で繰り広げられ――、やがて思わぬ方向へ「真相」が導いていく――。「このミステリーがすごい!」2021年版 国内編(宝島社)と「2021年本格ミステリベスト10」国内ランキング(原書房)で堂々7位のW受賞作品。A.バークリーの『毒入りチョコレート事件』をオマージュとした本格ミステリ長編。
  • 田舎の美少年
    値引きあり
    4.8
    親の都合でド田舎に引っ越してきた今倉一成。そこで絶世の美少年・伊田くんと出会ってしまう。彼を見守るうちに、ついにある想いが目覚める。「美少年をプロデュースしたい!」今倉のクソデカ感情、大爆発!
  • 女心@男子高校生
    値引きあり
    5.0
    夜野蓮は小説を書くのが趣味の男子高校生。しかし恋愛経験の薄さから「女心」がわかってないと酷評にさらされていた。ある日、夜野は飲むだけで女心がわかる、という怪しげなネット商品に手を出してしまい…!
  • 震える天秤
    値引きあり
    3.8
    高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。 アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。 事故を取材するライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村を訪ねるが……。 「この村はおかしい。皆で何かを隠している」。 関係者や村の過去を探る取材の末に、律は衝撃の真相に辿り着く――。 横溝賞出身作家が放つ迫真の社会派ミステリ!

最近チェックした作品からのおすすめ